今日もHealth attitude blogにご訪問ありがとうございます。医療&臨床検査の在り方を考える・メンタルパートナーのかたよし純子です♪ 先週は乳幼児の感染が注意喚起される呼吸器感染症でしたが、今週は感染性胃腸炎のおもな原因とされる「ロタウイルス」です。先日の報道で「ロタウイルスワクチンの無償化」という報道を聞きました。2020年10月からの定期接種対象ワクチンが決まったとのことですが、ロタウイルスをご存知でしょうか?ノロウイルスは近頃よく聞くけれども、ロタ?という方も少なくないのではと思い、まとめることに致しました。ロタウイルスは感染性胃腸炎を発症するウイルスです。今回はその詳細をまとめていきましょう。

 

1.感染性胃腸炎を発症する「ロタウイルス」知識のまとめ

1-1 乳幼児の胃腸炎の主要原因とされるロタウイルスとは?

1-2 ロタウイルス胃腸炎に感染、その症状とは?

1-3 ロタウイルス予防

今日のプラスα

2.ロタウイルスワクチン接種に対して気をつけたいこと

3.ロタウイルスワクチン 定期接種化へ

生理検査アティテュード®からのメッセージ

・刻々と変わる医療制度

 

1.感染性胃腸炎を発症する「ロタウイルス」知識のまとめ

ロタウイルスを電子顕微鏡見た時に「車輪」のような形状をしているとのことです。ラテン語で車輪を「ロタ」ということから命名されたとのことです。

1-1 乳幼児の胃腸炎の主要原因とされるロタウイルスとは?

先週は今回どうしてこのテーマを扱うのか...

ロタウイルスはおもに乳幼児は発症する急性胃腸炎の原因となる代表的なウイルスとされています。先進国・発展途上国など問わずに、世界中に広く分布するウイルスとされています。

《 ロタウイルス 》

 

乳幼児の急性胃腸炎の

主要原因となる重要なウイルス

❍急性感染性胃腸炎の原因となるロタウイルス

日本のみならず世界中での小児の急性感染性胃腸炎は罹患者が多い疾患ですが、もっとも多い原因がロタウイルス胃腸炎だとされています。

●重症急性胃腸炎の主要病原体とされるロタウイルス

感染性胃腸炎の中でも重症急性胃腸炎の原因病原体として主要なものにロタウイルス感染症があげられます。約50万人の小児がロタウイルス感染性で命を落としているとのことです。その80%以上が発展途上国だとのことです。

❍乳幼児の感染に注意して欲しいロタウイルス胃腸炎

ロタウイルス胃腸炎はロタウイルスに感染することによって発症する胃腸炎です。そして、乳幼児の急性重症胃腸炎の主な原因のひとつとしてあげられています。このロタウイルス胃腸炎の合併症として注意して欲しいのが脳炎・脳症の原因となることです。

❍ロタウイルスは非常に感染力が強い

ロタウイルスの感染力は非常に強く、衛生状態に大きく左右されるとのことです。

中でも発展途上国などでの感染拡大が著しいとのことですが、先進国においても感染予防がきわめて難しいウイルスとだとされています。その感染力の強さは乳幼児、とくに6ヶ月から2歳をピークとして、およそ5歳までには世界中の子どものほぼすべて、ロタウイルスに感染して胃腸炎を発症しているともいわれ、初回感染に重症化することが知られています。そのため

日本国内でのロタウイルス感染症による死亡例はまれだとのことですが、ロタウイルスは胃腸炎の中でも感染者数が非常に多くみられる原因ウイルスの1つだとされています。

❍ロタウイルスとは

ロタウイルスはRNAウイルスの1種とされ、 嘔吐や下痢の症状を有する人の検体から1973年オーストラリアで発見されたウイルスです。ロタウイルスの感染は乳児で多くみられます。嘔吐と下痢がおもな症状とされ、脱水症状や白色の便がみられることもあります。

❍ワクチン接種が推奨される理由

日本国内でのこのロタウイルス性腸炎での乳幼児の感染者数は80万人/年、死亡者数として、平成12~23年の厚生労働省人口動態統計での数字では、年間2~18人と報告されています。

世界的に見ても発症者数が非常に多く、多くの子どもの命を奪うこともあるロタウイルス胃腸炎、命を落とさないまでも重症化し、脳炎・脳症などの合併症の発症も懸念されます。その疾患がワクチン接種で軽減することが出来るということを知って欲しい、ロタウイルスの存在とその予防方法を知って戴ければと思います。

ロタウイルス胃腸炎

<ロタウイルス胃腸炎>

 

1-2 ロタウイルス胃腸炎に感染、その症状とは?

感染性胃腸炎はこれから冬場に向かう時期から毎年年末年始に感染者数のピークがみられます。

❍ロタウイルスに注意したい流行期

その中でも、ロタウイルスの流行のピークは例年、冬から春、2~5月となります。年末に流行するノロウイルスよりも遅れて出現する傾向があります。

❍ロタウイルスの症状

ロタウイルスの感染によって引き起こされるロタウイルス胃腸炎の症状をまとめていきましょう。

感染性胃腸炎の流行曲線を描くと、毎年、年末年始にピークがあり、秋口にかけて減少をたどるが、ここからロタウイルスだけを抽出すると患者は年末から報告されるようになり、ピークは春先に認められる

〔ロタウイルス胃腸炎の症状〕

激しい 嘔吐や下痢

それに伴う脱水

●潜伏期間
  • 1~4日の潜伏期間、通常2日間で発症
●主症状
  • おもな発症者:乳幼児
  • 下痢:水のような下痢 ※血便、粘液便は伴わない
  • 嘔吐・吐き気
  • 発熱:1/3の小児が39℃以上の発熱
  • 腹痛、腹部の不快感

通常、発熱と嘔吐から発症するとされ、その後24~48時間後に頻繁な水様便となる下痢症状を認めます。通常1~2週間で自然治癒することがほとんどとされますが、まれに脱水が重症化し、痙攣やショック状態を引き起こすとされています。

ロタウイルス胃腸炎・症状

<ロタウイルス胃腸炎・症状>

❍初回感染に強い症状

複数回、何度も繰り返し感染する可能性がありますが、初回感染が最も強く症状が出現し、とくに周囲が必要とされる乳幼児は、激しい嘔吐や下痢などのために脱水を起こすことがあり、重症化することがあります。脱水の程度に応じて、点滴や入院などでの対応が必要となることもあります。

●ロタウイルスの下痢症状の原因は小腸に感染

ロタウイルスは小腸の腸管上皮細胞に感染します。感染した小腸の微絨毛の組織に影響を及ぼし、腸からの水分吸収が阻害され下痢の症状がみられるとのことです。

❍複数感染によって症状が軽減されるロタウイルス

ロタウイルスは感染を繰り返すことごとに症状は軽くなっていきます。初感染によって症状の有無に関わらず、不顕性感染でも感染を繰り返すごとに症状は軽くなっていくとされます。

●再感染を繰り返すロタウイルス

新生児の場合は母体由来の免疫が関与しているとされ、不顕性感染が多いともいわれています。発症するか否かは体内に入り込んだウイルス量や個人の免疫力にもよると思われます。

ロタウイルス胃腸炎の症状は初回感染時がもっとも強く出現し、2回目以降の感染は症状が軽くなっていきます。ロタウイルスは1回の感染では十分な免疫が得られません。そのため乳幼児以降、成人しても何度も再感染し、繰り返すことによって重症化が防げるといわれています。

この性質から、ロタウイルスワクチンが作られています。ロタウイルスワクチンはロタウイルス胃腸炎による重症化を少しでも予防できればとのことです。

❍重症脱水症による合併症に注意!

下痢・嘔吐による脱水症には特に注意が必要です。ショック状態となり、電解質異常を引き起こし、命の危険もあります。

●他のウイルス性胃腸炎よりロタウイルス胃腸炎は重症化

ロタウイルス胃腸炎は他のウイルス性胃腸炎より重症化することが多いともいわれています。脱水の程度にが注意が必要です。特に4~23ヶ月の乳幼児に重度の脱水が多いとされています。

《ロタウイルス胃腸炎重症脱水症による合併症》
  • 脳炎・脳症
  • 難治性のけいれん
  • 肝機能異常
  • HUS(溶血性尿毒症症候群)
  • 腎炎
  • 急性腎不全
  • 高尿酸血症
  • 尿酸結石
  • 心筋炎
  • DIC(播種性血管内凝固症候群)
  • 腸重積 など
●ロタウイルス脳炎・脳症

ロタウイルス脳炎・脳症の特徴として、後遺症が残るような予後不良の難治性のけいれんが多く報告されているとのことです。乳幼児期は水分管理に注意し、重症脱水には特に注意が必要とされます。

死に至る場合もあるために、意識が低下している場合や、けいれんなどの症状がある場合には、速やかに医療機関への受診をすることが重要です。

ロタウイルス胃腸炎の合併症

<ロタウイルス胃腸炎 重症脱水症による合併症>

❍ロタウイルスの大人への感染

ロタウイルスは1度の感染では終生免疫を得ることが出来ません。そして感染力の強いロタウイルスは大人にも当然感染を引き起こします。その感染ピークは20~30歳代、50~60歳代に認められるという報告もあります。近年、成人でのロタウイルスを原因とする集団感染や食中毒なども報告されているとのことです。

ロタウイルスの感染している子どもに接触した大人のうち30~50%の大人も感染するといわれますが、再感染のためにほとんどの場合が、軽症もしくはあきらかな症状として発症しないことも多くあります。しかしウイルスは保有しているために注意が必要です。

❍ロタウイルスどうやって感染するのか?

ロタウイルスは非常に感染力が強く、ヒトからヒトへの感染となります。

ロタウイルスの感染経路

ヒト ⇨ ヒト

糞口感染

●ヒト⇨ヒトの糞口感染

ロタウイルスのおもな感染経路は糞口感染だとされています。

よく知られているノロウイルスは便の中に含まれるウイルスが多いことをご存知の方も多いのではないでしょうか。

ロタウイルスはノロウイルスの100万倍

多量のウイルスが便の中にふくまれる

ロタウイルスに感染している人の、糞便1gあたりに含まれるロタウイルスは約1,000億~1兆個も排出されているとのことです。子どものオムツ処理などには細心の注意をすることが求められます。オムツの適切な処理、作業後の手洗いを徹底し、汚染した衣類の適切な消毒方法が必要となります。

❍感染は不十分な手洗いから

感染患者の糞便や吐物には多くのウイルスが含まれていると思ってください。ウイルスは目視することが出来ません。

便・吐瀉物=ウイルス

と見ることが必要です。処理後は十分に手洗いを行うように心がけることが必要です。

ロタウイルスの感染力

<ロタウイルスの感染力>

●ロタウイルスは感染予防が難しい

ロタウイルス粒子10~100個で感染が成立するとされ、環境にも極めて強く死滅することがなく、汚染された水や食物に触れた人の手を介して感染していきます。手に付着したウイルスが口から侵入して感染成立することもあり、衛生状態に配慮されている環境下でもこのロタウイルスの感染予防は極めて難しいとされている感染症です。

 

1-3 ロタウイルスへの感染予防法

ロタウイルスは5類感染症のうちの「感染性胃腸炎」に含まれます。

❍ロタウイルスは報告が必要な感染性胃腸炎の原因ウイルス

前回のブログでも「5類感染症」ということをお伝えしています。ロタウイルス胃腸炎も感染法に基づき、医師は報告が義務付けられている感染症です。

上記でまとめたように、ごく少量のウイルス数10~100個でも感染すると考えられています。

❍感染者の糞便中のウイルスに細心の注意

家族が感染した場合、とくに乳幼児の発症に対して、オムツ交換のときの手指からの接触感染に注意が必要です。適切な処理を行い、終わったあとの手洗いなど、正しい手指消毒を知る必要があります。

とくに家族内、身近な人、子どもが発症したときには手指からの接触感染にも注意が必要です。生活環境の中で便を排泄するトイレ環境はもちろんのこと、よく手に触れる部分となるドアノブや手すり、テーブルなどからも当然感染することがあります。

調理前の手洗いや排便後の手指の手洗い・消毒を正しく知ることも必要です。子どもへの排泄後の手洗いをしっかりと指導することも大切です。

❍ロタウイルスの抵抗性

ロタウイルスはさまざまな消毒剤に対して比較的高い抵抗力を持つウイルスだとされます。

●ロタウイルスに有効な消毒剤

ロタウイルスには次亜塩素酸ナトリウム(0.02%)が有効です。

●感染源とされる糞便の適切な処理

感染拡大を防ぐためには、オムツ処理する際には、使い捨て手袋を使用し、使用後のものはポリ袋へ入れ廃棄、終了後の手洗いを徹底させるなど吐物や便に対して注意が求められます。

指輪や時計などは処理前に外しておくこと、手洗いはせっけんで30秒以上もみ洗いをする。

また吐物が付着した衣類などの消毒には次亜塩素酸ナトリウム(家庭用塩素系漂白剤)でつけ置き洗いをする。他の衣類と分けて洗濯することをお勧めいたします。ロタウイルスにはアルコールなどの消毒薬はあまり有効ではありません。

※関連ブログ「予防を知ってシャットアウト!」※ノロウイルス「今年は、手足口病が大流行 」 ※手洗い方法

●生活環境への対応

感染者の周囲環境の清拭も接触感染予防に必要となります。便が排泄されるトイレの便座やドアノブ、手すりなどの環境表面は、できるだけ頻繁に次亜塩素酸ナトリウム(0.02%)や消毒用エタノールを用いてこまめに拭くようにすることが大切です。

ここまでやっても予防しきれないほど、

ロタウイルスは強い感染力を持つ

1gの便に含まれるロタウイルスの数、1,000億~1兆個含まれ、100個以下のロタウイルスで感染するのです。念入りに便の処理や手洗いを行っても、手や爪などに数億個のウイルスが存在することもあるのです。予防しきれないということも否定できない事実のようです。

そのため、乳児へのロタウイルスワクチンによるロタウイルス胃腸炎の重症化や合併症の予防が大切です。わが国では2種類のロタウイルスワクチンが承認されています。なお、世界保健機関(WHO)は、このワクチンの定期接種化を推奨していますが、現時点で日本では任意接種となっています。

❍ロタウイルスは対処療法です

現時点ではロタウイルスに対する抗ウイルス薬はありません。治療法は症状に対する対処療法となります。ロタウイルス胃腸炎の症状とされる下痢、嘔吐、脱水、発熱に対する対症療法を行ないます。特に、脱水にはとくに注意が必要となります。脱水を防ぐための水分補給として経口補液や点滴などが治療の中心になります。症状が重篤な場合は入院によって静脈からの輸液と経口補液を併用していきます。

下痢止め薬は基本使用しません。体外に早くウイルスを排泄することが最も大切です。止瀉薬は回復を遅らせるこにつながるために使用しないことが望まれます。

❍感染予防、発症前のワクチン接種

このウイルス感染に対するワクチンが2011年から接種可能とされています。ロタウイルス胃腸炎への効果的な対策方法として2013年からは有料とされ、接種可能な任意接種対象とされているワクチンです。しかしながら、現在、接種するための費用は約30,000円となる予防接種です。

ロタウイルスの予防にはワクチン接種での予防がもっとも効果的だとされていて、WHO(世界保健機関)が接種を推奨するワクチンの1つとされています。

❍ロタウイルスワクチン

ロタウイルスワクチンは胃腸炎の重症化を予防することを目的として作られたワクチンです。

 

2.ロタウイルスワクチン接種に対して気をつけたいこと

来年2020年8月以降に生まれる子どもが定期接種の対象者となります。ワクチン接種に対してしっかりと理解して欲しいと思います。

国立感染症研究所の情報サイトにワクチン接種禁忌者ほ情報がありましたので、下記にまとめおきます。

❍ロタウイルスワクチン接種禁忌とする場合

  • あきらかな発熱がある場合
  • 重篤な急性疾患にかかっている場合
  • 過去のロタウイルスワクチン接種によって、過敏症や過敏症が疑われた場合
  • 腸重積症の既往がある場合
  • 腸重積症の発症を促すと考えられる先天性消化器障害がある場合
  • 重症複合型免疫不全(SCID)を有する場合
  • その他 予防接種接種が不適当な状態だとされた場合

❍ロタウイルスワクチン接種に対して要注意者とされる場合

  • 下記のような基礎疾患がある場合
    • 心臓血管系疾患
    • 腎臓疾患
    • 肝臓疾患
    • 血液疾患
    • 発育障害 など
  • 過去の予防接種で、接種後2日以内の発熱やアレルギーを疑う副反応があった場合
  • けいれん発作の既往
  • 免疫機能に異常がある場合、その疾患を有する場合、疑いがある場合
  • 免疫抑制を起こす可能性がある治療中
  • 先天性免疫不全症の近親者がいる
  • 活動誠意腸疾患や慢性下痢などの胃腸障害がある場合 など

❍ワクチン接種後の注意

ワクチン接種後、1週間くらい糞便中にワクチンウイルスが排泄され、この便より周囲への感染の可能性は低いとされます。しかしオムツ交換など、を扱うときには手洗いなどの注意が必要とされます。

またまれに軽微な副反応とされる下痢などの症状の報告もあるとされますが、一過性で経過し、数日以内に回復がみられ、重篤なものはまれだとのことです。

※情報サイト「ロタウイルス感染性胃腸炎とは」国立感染症研究所

 

3.ロタウイルスワクチン 定期接種化へ

先日の報道で「ロタウイルスワクチンの無償化」という報道を聞きました。

❍ロタウイルスワクチン

重症胃腸炎を発症するというロタウイルスは、ここまでまとめたように、2回目以降の感染は比較的軽症となることが分かっています。そのため、その性質を用いてロタウイルス胃腸炎の重症化を防ぐために開発されたのが、ロタウイルスワクチンです。

重症化を防ぐための乳児向けのワクチンは8年前に国内で初めて承認され、現在承認されているワクチンは2種類あります。いずれのワクチンも対象者は乳児とされ、具体的な接種期間や詳細は医療機関へお問い合わせください。2回および3回の接種が必要となり、任意で接種できるようになりましたが現在費用が3万円ほどかかります。

❍2020年10月以降、定期接種となるロタウイルスワクチン

対象となる子どもは令和2年8月生まれ以降の乳児が対象とされ、2020年10月1日から定期接種に加えられるとのことです。

※関連情報サイト 

 

3日木曜日は「health attitude blog」はお休みいたします。次回は10月7日(月)といたします。

よろしくお願いいたします。

生理検査アティテュード®からのメッセージ

刻々と変わる医療制度

医療制度の変化には目まぐるしいものがあります。

医療現場にいても知らないことが多くあるのが実情ではないでしょうか。今回とりあげた「ロタウイルス」も発見されたのは、1973年とのこと、まだ半世紀経っていないのです。私が子どもの頃にもきっと存在していたのでしょう。乳幼児の死亡率は医療の進歩ともに大きく改善され、年々平均寿命は伸び続けています。

医療の進歩とともに医療制度も大きく変わってきています。先日、昨年度の医療費がさらに増加したこと、その中でも75歳以上の医療費が増大しているとのことです。超高齢化社会となった日本では、健康寿命延伸が喫緊の課題となっています。このままでは医療制度は破綻するのではないでしょうか。それでも病院に受診すると支払う方は安くないと思うのが現状、でも病院側、経営は決して楽ではないのです。

❍健康寿命延伸は、すべての人の意識を変えること

健康寿命延伸に関しては、75歳以上の高齢者はもちろんのこと、40~50代から意識を変えることも必須です。高齢者となる前に意識して欲しいことがたくさんあるからです。私自身が気づかずに過ごしてきてしまった年代でもあるからです。

さらに20~30代の世代にも同様です。若いときにどのように過ごしてきたのかということが後に大きく関与してきます。がんの問題も同様です。今回は、先週から引き続き乳幼児に関する医療情報をまとめています。ちょうど20~30代は乳幼児を持つことが多い世代です。子どものことを通して自らの健康のことにも意識を向けて欲しいと心から思うのです。

少しでも多くの人に知って欲しいとの願いからです。前回もお伝えいたしましたが、ワクチンに対する正しい知識得て戴き、考えて欲しいと思います。

今の時代、さまざまな医療知識が検索できます。少しでも分かりやすく、最新の情報を文言を変えて伝えたいと思うからです。

❍自己の学び、インプットからアウトプットへ

自らが学び、理解することで新たな意味付けや解釈でつけ加え自分のことばでまとめています。学習した知識をメタ知識としてお伝えすることを意識しています。

自分が理解しきれていない部分は敢えて除外することもありますこと、ご理解ください。

半分は医療者としての視点で、ある一面は患者家族、そして医療を受ける立場としての観点で多方向からを意識しています。今後ともピンときたテーマで続けていきたいと考えております。

今後ともどうぞよろしくお願い致します。DSC_0006

 

Pure Medical attitude

 

生理検査アティテュード®

Junko katayoshi

 

 

今日のプラスα

  • ロタウイルスは乳幼児の急性胃腸炎の主要原因となる重要なウイルス
  • ロタウイルスは非常に強い感染力を持つ、ノロウイルスの100万倍
  • 終生免疫を得ることはなく、頻回の感染で症状が軽減~消失、ワクチンが重症化を防ぐ

 

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Pure Medical attitude 

生理検査アティテュード®

代表 かたよし純子 Junchan♪  ※自己紹介はこちらから

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