JunchanのHealth attitude blogにご訪問ありがとうございます。医療スタッフのメンタルパートナー かたよし純子です♪ 肝疾患の最終回です。脂肪肝から始まり、慢性肝炎、肝硬変、そして肝癌までまとめてきました。切りの良いところで、今日も肝臓関連をと考え、脂肪肝につながらない生活習慣、「肝臓にやさしい生活」と題して、まとめておきたいと思います。肝臓にやさしいとはすなわち、生活習慣の改善につながる生活です。食生活や睡眠まで、プラスαでは子どものメタボリックシンドロームの基準をまとめています。今日も最後までお付き合い戴けましたら嬉しいです。

 

1.肝臓にやさしい生活習慣改善への3つのポイント

1-1 生活習慣の改善へGo!

1-2 生活習慣 嗜好品を考える「飲酒習慣」「喫煙習慣」

1-3 食習慣の見直し、運動量との関係性

今日のプラスα

2.生活習慣における睡眠の役割

3.子どもの脂肪肝・メタボリックシンドローム

生理検査アティテュード®からのメッセージ

・子どもの生活習慣にも意識を向けて

 

1.肝臓にやさしい生活習慣改善への3つのポイント

生活習慣病とは?

生活習慣が原因で起こる疾患の総称

重篤な疾患のリスク要因となる

 

1-1 生活習慣の改善へGo!

この生活習慣病の誘引となる、生活習慣とは、肥満を招くような因子の過食、高脂肪食、運動不足、さらにメンタルに影響を及ぼすストレス、さらにあらゆる疾患のリスクとして必ずのようにあげられる喫煙などです。

 

生活習慣改善のポイント

<生活習慣改善のポイント>

○生活習慣病への再認識

生活習慣とは、人が生きていくために必要とされる毎日欠かせない行動を基本として、行われる行動です。

身体のエネルギー源となる、食生活、生活の基本となる活動量・運動があげられます。さらに、心のバランスを整える手段として、ストレス緩和にも関与するとされる嗜好品、すなわち飲酒や喫煙、そしてストレス解消に行われる趣味の分野としての行動などです。

これらを総称して日常的に行われる”個人が選択している行動”が生活習慣となります。

そして、この生活習慣のバランスが崩れることや、過剰選択が生活習慣病を招くことになります。

生活習慣病は、日常行動の過剰選択など

バランス崩壊により生じる

私はそのように考えます。

特に、嗜好品とされる、飲酒や喫煙は選択しなくても身体の機能は保たれます。アルコールやタバコに含まれる物質は、体外に排除されるべき「有害な物質」として肝臓での解毒対象物だからです。とくにアルコールの過剰な状態は脳機能へ影響します。

○生活習慣病は大人だけではない

1996年以前は、「成人病」と呼ばれていましたが、生活習慣病は、過剰な栄養摂取や運動不足により子どもでも起こり得る疾患です。小学生の脂肪肝も何例もみています。

○栄養過多と運動不足、嗜好品摂取から肝臓を守ること

肝臓は身体の「化学工場」といわれている臓器です。肝臓がその機能を十分に発揮できる状態でいることが健康生活の基本です。好きなものを、好きなだけ食べることや、飲むことは心の充足にはよいのかも知れませんが、肝臓が悲鳴をあげているのかも知れないということも考えてみてはいかがでしょうか。

肝臓のおもな役割

※関連ブログ「脂肪肝を知るための肝機能」「肥満が招く肝臓病、脂肪肝

 

1-2 生活習慣 嗜好品を考える「飲酒習慣」「喫煙習慣」

嗜好品は個人の好みです。身体には無くても困るものではありません。その最たるものが「アルコール」と「タバコ」ではないでしょうか。このアルコールとタバコの影響を以前のブログ基本に簡単にまとめていきましょう。

○アルコールの肝臓への影響

私自身、お酒は好きです。家でも時々飲みますが、夕食では夜仕事をしない時に限ります。集中力が無くなるということを実感するからです。そして、若いときよりもかなり弱くなったことも実感しています。いちばん大切なことは、アルコールは有害であることを理解することが必要です

●アルコールは肝臓で解毒と分解されています

アルコールは、

アルコールは、肝臓の解毒対象とする薬物

そして、アルコールは、依存症も引き起こすことがある物質であり、身体は有害物質だということを理解してください。飲んでも飲まれないという自覚です。自分自身で管理するということを常に意識することです。

過剰なアルコール摂取が持続されると脂肪肝となること、そして慢性肝炎から肝硬変へ進行し、肝細胞癌のリスク向上というプロセスを先月末からお伝えしています。

※関連ブログ「『脂肪肝』は、肝臓の疾患です 」「非アルコール性脂肪肝からの慢性肝炎」「 肝硬変、その身体の声を聴いて欲しい」「 肝臓に発症する癌

体内にアルコールが入ると、

肝臓は体内のアルコールが「0」になるまで代謝・分解する

○アルコールの代謝 解毒と分解肝臓のアルコールの解毒・分解

アルコールは、胃、十二指腸、小腸などで吸収され、肝臓に送られその大部分が肝臓で処理されます。

肝臓内では、まず有害となるアセトアルデヒドになり、このアセトアルデヒドが、悪酔いや頭痛、動悸の原因にもなります。アセトアルデヒドは、さらにアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)により、無害な酢酸へと分解され、酢酸は、血液中へ送られ筋肉などに運ばれた結果、最終的には尿や汗、呼気から体外に排泄されます。

 

 ○アルコール多飲、その持続性が生み出す弊害

肝細胞でアルコールが代謝、分解される際に、栄養素を代謝するときとは異なる変化が起こります。大量のアルコール代謝、そしてその代謝が持続的に行われることが肝細胞への異常をもたらします。

アルコールの代謝●肝臓働きを正常に戻すことの必要性

アルコール代謝を行うときの変化は、体内のアルコール成分が0になるまで行われます。アルコール代謝が無くなることで変化した肝細胞が戻る機能を人の身体は備えています。しかし、毎日持続的に多量のアルコールを飲み続けるとこの細胞の変化も持続されることになります。

継続的な大量のアルコール摂取は、アルコール脱水素酵素の働きを活性化させ、大量のアルコールを飲めるようになります。しかしながら肝細胞の変化はやがて肝細胞の変性、壊死、肝線維化を招き、慢性肝炎、肝硬変へと肝機能は低下への道をたどることになります。

●急性アルコール中毒

肝臓が一定時間に処理できるアルコール量は決まっています。そのため、一気飲みなどにより急激にアルコールが体内に入ってくることで血中のアルコール濃度は急上昇することになります。その結果、急性アルコール中毒を引き起こしてしまうこともありますので注意することが必要です。

 

○タバコの肝臓への影響

タバコ、喫煙のリスクは、health attitude blogでも度々取り上げています。

●タバコで発症する癌

さまざまな癌疾患の中でも毎回登場します。肝臓癌に関しても同様ですが、生活習慣病のリスクとしては避けられないファクターです。以前のブログ「死因の第1位「がん」を知る」でもお伝えしていますが、やはり喫煙はトップにあげられます。

依存症のところでも扱いましたが喫煙は、タバコに含まれる発癌物質により、「頭頸部癌」「肺癌」「食道癌」「胃癌」「大腸癌」「肝癌」「膵癌」「膀胱癌」「子宮頸癌」「乳癌」そして受動喫煙が原因とされる癌には「肺癌」「乳癌」などがあげられています。

●喫煙と癌罹患リスクの関係性

男性の場合、喫煙者の発癌リスクは1.6倍、女性の場合でも喫煙者では1.3倍といわれています。

●タバコに含まれる発がん物質

タバコの煙には、約4,000種類以上の化学物質が含まれるといわれています。この中の200種類以上が有害物質、60種類以上が発癌物質そして発癌促進物質といわれています。

●タバコに含まれる3大有害物質

有害物質の代表として「ニコチン」「一酸化炭素」「タール」があげられます。

  • ニコチン :依存症の原因物質、血管収縮をさせるために血流量が減少し、血圧上昇、頻脈など心臓への負担を増加させ、血管の老化を促進する
  • 一酸化炭素:酸素欠乏となり、動脈硬化を促進させ、虚血性心疾患を引き起こす
  • タール  :タールには、発癌物質とされるベンゾピレンや発癌促進物資を多く含む
●受動喫煙の影響

よく街中で歩きタバコをされている方を見かけます。私の自宅から最寄り駅周辺も、禁煙区域されています。それでも喫煙しながら歩く方を見かけます。飲食店などでも減少傾向ではありますが、まだまだ禁煙とされていないところも多くあります。

飲食店などでの分煙対策として、ガラスドアなどの仕切りで密閉した喫煙室を設置されているところを見かけます。さらに、出入口にエアカーテンを設置してはいますがその状態でも、煙を完全にシャットアウトすることは困難だと聞きます。

「タバコが臭う」

その瞬間、受動喫煙の被害にあっています。

検査に来室された方から「タバコの臭い」を感じることがあります。タバコは服や髪に臭い成分は吸着されています。壁やカーテンにももちろん臭いが付着します。その部分には、煙とともに目には見えない有害物質があるということになります。その臭いを感じたときには、その臭いに含まれる有害物質が体内の嗅覚センサーに届いていることになります。すなわち、有害物質に対するリスクを吸引したということになります。

パートナーからの受動喫煙による発癌リスクは、約1.3倍という数字が得られていると以前にもお伝えしています。自分の配偶者や家族に与える影響、リスクファクターをどう受けとめますか?

 

タバコの3大有害物質の影響

<タバコの3大有害物質の影響>

※関連ブログ「科学的ながん予防法」「死因の第1位「がん」を知る

○タバコと肝臓癌の関連性

2004年の国際がん研究機構(IARC)の評価で、タバコが肝癌の関連性が位置づけられた報告されています。ただし、肝炎ウイルスや飲酒のリスクがない人に対して、タバコが原因で肝炎や肝癌になるということではありません。その多くの場合、ウイルス感染のリスクがあり、最終的に肝癌の発生にいたるまでの間の環境要因の一つとして位置づけられているのがタバコだということです。

言い換えるとあくまでの環境要因としてのリスクの1つであるということではあります。この結論は、コホート研究であきらかにされているとのことですが、喫煙量との関連性はまだはっきりとはしていないようです。

●タバコに含まれる多くの発癌性物質の影響

タバコの煙には数多くの発癌物質が含まれているといわれています。予防すべき癌は、肝臓のみではありません。さまざまな影響があることが理解できれば、すぐにタバコはやめるべき対象だと私は思っています。

 

1-3 食習慣の見直し、運動量との関係性

社会にはさまざまな食材が溢れています。「食欲」は人間にとって生きていくために必要な生理的欲求です。多くの人が美味しいものをお腹いっぱい食べたいと思うことも多いのではないでしょうか。

○脳が欲しがる「美食」の誘惑

「食欲」が、ストレス解消の脳への報酬となると依存傾向になることにと繋がります。タバコに含まれるニコチンやアルコール依存、すなわち「使用障害・依存症」ということにも繋がります。食に対しても節度を持ってバランスを考えて食べることも必要とされる時代だとも言えます。実際にチョコレートなどの甘いものや脂質になどにも脳に依存物質を促すリスクがあるといわれています。

※関連ブログ「生理的欲求「食欲」とは?」「さまざまな依存する心

○肥満の改善の必要性

食生活の変化や運動不足から現代では、肥満の増加が懸念されています。肥満とは荷重体重のみならず、体内に体脂肪が過剰に蓄積した状態のことをいいます。

●摂取と消費のバランス改善

肥満の予防、改善には「エネルギー摂取と消費のバランス改善」が必須です。消費エネルギーが大きいな体格と運動量の人は、摂取エネルギーも食べる量もたくさん必要となりますが、過剰な摂取は、脂肪として蓄えられてしまいます。食べる量と内容大きく関係してきます。この、摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスが崩れると、肥満や痩せの状態となります。

運動量の多い人と少ない人では必要量が異なり、当然個々の基礎代謝も関係してきます。自分の1日の必要を把握することも大切です。食べていないと思っていても、思いがけないところで過剰なエネルギー摂取をしていることも少なくありません。加工食品に書かれている「食品成分表」を意識的に確認することも必要です。

※関連ブログ「健康づくりの運動を知る

●食事時間を意識する

間食にも気をつけ、アルコール思っている以上にカロリーが高いということも関係していますが、食事時間も関係しています。就寝前の3時間以内の食事や過食、夜遅く22時以降の食事は肥満細胞を増やす(BMAL1という時計遺伝子)といわれています。食事時間を意識すること、欠食をさけることを見直すことも大切です。食事は3食バランスよく食べる工夫が必要です。

※関連ブログ「身体の原動力 エネルギー発生栄養学」「女性こそは、ホルモンと体内時計

○運動量を意識する

運動を継続的に行うことが最も重要です。日常の行動にプラスして、意識的に余暇時間に運動をすることが必要です。以前よりも便利になり過ぎた生活環境が、現代人を運動不足にしています。意識的に身体を動かすことが重要です。最低限食べた分以上に動かないと脂肪肝となっている場合には絶対に改善されません。

※関連ブログ「肥満が招く肝臓病、脂肪肝健康づくりの運動を知る効率の良いワークアウト自分に合った運動を知る

○表示体重と肥満

肥満とは、正常な状態と比べて体重が多い状態、身体の中に脂肪が過剰に蓄積した状態のことをいいます。

標準体重とは

標準体重=身長(m)×身長(m)×22

※22は BMIの基準値:日本肥満学会

肥満度(%)=体重-標準体重/標準体重×100

 

で計算されます。

体脂肪率で示すと、男性20%、女性30%以上が肥満と考えられています。肥満は、肥満となった原因により「単純性肥満」「症候性肥満」とに大きく分類されます。症候性肥満は、「肥満症」と呼ばれることもあります。

BMIが同じでも、体内の脂肪量:体脂肪率によって意味が異なり、健康被害の度合いも異なります。

  • 内臓脂肪型肥満(リンゴ型肥満):筋肉の内側の腹腔内に脂肪が多く蓄積する
  • 皮下脂肪型肥満(洋ナシ型肥満):腰や太ももなど下半身を中心に皮下脂肪が多く蓄積する

内臓脂肪型肥満は、糖尿病・高血圧・脂質代謝異常などを発症する確率が高くなるといわれる危険な肥満です。

○「かくれ肥満」といわれる肥満

BMIで出された数値は、単純に身長・体重からのみだされます。そのため組成が脂肪なのか筋肉なのかまでは、BMIでは分かりません。若い女性に中で最近問題になっているのが、体重は標準でも体脂肪の多い人が増えていることです。メタボリックシンドロームのリスクとして、内臓脂肪型肥満が糖尿病・高血圧・脂質代謝異常のうち2つ以上を併発している状態を指します。

脂肪肝も内臓脂肪となります。

●体脂肪計にもさまざまあります

体脂肪計が普及してきていますが、体重とともに体脂肪も意識的に計測することが必要です。体脂肪計は機種により計測方法や誤差もさまざまあります。そのため、使用方法や測定誤差などを理解し、日常生活の中で目安として、測定値の増減の目安として使うことをお勧めします。

肥満により血圧は高くなります。原因となる過食を防ぐため、常に腹八分を心がけて食べるようにしましょう。また少なくとも週1回以上は体重を確認するようにしましょう。

○体重管理のための運動

身体活動によるエネルギー消費は、家事などの身体活動量と運動によるものと大きく分けられます。

●3種類のエネルギー代謝

1日に消費するエネルギー代謝には大きく分けて、基礎代謝、身体活動代謝、特異動的作用(DIT量:食事誘導性体熱産生量)の3つがあります。標準的な身体活動レベルのうち、身体活動によって消費するエネルギー量を占めます。

人の総エネルギー消費量(24時間相当)
  • 基礎代謝  :60~75%
  • 身体活動代謝:20~30%
  • 特異動的作用・食事誘発性熱産生:約10%
総エネルギー消費量(24時間相当)のうち、基礎代謝量は体格に依存し、食事誘発性熱産生は食事摂取量に依存します。そのため個人内であまり大きく割合が変動することはなく、総エネルギー消費量が多いか少ないかは、身体活動量によって決まります。
●身体活動量の内容とは

身体活動は体格、活動強度、活動時間によって消費されるエネルギー量は決まります。体格の大きい人が高い強度で長時間行なうほどエネルギー消費量は多くなる計算になります。そして、身体活動中にエネルギー源として使われる糖と脂肪の割合は強度によって変化するため、強度が高いほど脂肪を燃焼させる割り合いが増加します。

身体活動量の割合は、運動を習慣的に行なっているかどうかによります。運動を習慣的に行なっていない状態でも仕事量や内容がハードで身体活動が多い場合もあります。運動を意識的に習慣化して行っていても身体活動量が多いとはいいきれないということです。日常生活での座位活動を減らし、家事などの活動をこまめに積極的に行なうことも、消費エネルギーを増やすことができます。

※関連ブログ「身体の原動力 エネルギー発生栄養学」「健康づくりの運動を知る」「効率の良いワークアウト」「自分に合った運動を知る

※関連サイト「身体活動とエネルギー代謝」e-ヘルスネット

身体活動レベル

2.生活習慣における睡眠の役割

睡眠の質は、生活習慣と深い関係性があります。

○生活習慣と睡眠との関係性

睡眠の習慣は、睡眠不足、体内時計バランスが崩れることなどによる睡眠の質の低下は、生活習慣病のリスクとなり、症状の悪化を促進させてしまうことが分かっています。

  • 睡眠習慣:睡眠不足やシフトワークなどによる不規則な体内時計
  • 睡眠障害:睡眠時無呼吸と不眠症

○睡眠習慣と生活習慣病の関係性

日本人の睡眠時間は、世界的に見ても非常に短く、平日、週末を問わず慢性的な寝不足状態にあるということをご存じでしょうか。慢性的な睡眠不足は、記憶力の低下を招き、日中の眠気、意欲低下の原因となり、精神機能の低下を引き起こします。さらにホルモン分泌量の低下、自律神経機能にも影響を及ぼします。自律神経は免疫機能にも影響します。

●睡眠不足は生活習慣病のリスク上昇

寝不足の状態では、食欲ホルモンにも影響し、食欲を抑えるレプチンの分泌が減少、食欲増進のグレリンに分泌が亢進されるために食欲が増大するという食生活にも影響を与えていることが知られています。すなわち寝不足は太りやすいということになり、慢性的な寝不足状態となると、生活習慣病のリスク向上し、糖尿病や心筋梗塞、狭心症などの循環器疾患のリスクとなります。

●シフト勤務の睡眠への影響

24時間眠らない社会構造が進み、私も行っていて当直勤務や交替勤務となるシフトワークなどによる体内時計と生活時間とのズレの影響も生活習慣病に影響を与えています。不規則な時間帯の食生活は、体内時計を狂わせる大きな要因です。夜間に体内時計を調節する時計遺伝子のひとつとされるBMAL1遺伝子とそのタンパク質が活性化されます。このタンパク質は、脂肪を蓄積し分解を抑える作用を持ちます。不適切な時間帯に食事を取ることでも、肥満との関連性があるのです。夜勤の場合でも、出来る限り、食事の時間を変えないような注意も必要だということです。

○睡眠障害と生活習慣病の関係性

睡眠時無呼吸症候群や不眠症ということを聞いたことも多いかと思います。睡眠時無呼吸症候群は以前にまとめています。この睡眠障害も生活習慣病の発症に関わっていると考えられています。

●呼吸停止と生活習慣病のリスク因子

例えば睡眠時無呼吸症候群では、夜間の頻回の呼吸停止によって低酸素血症と交感神経の緊張(血管収縮)や酸化ストレスによる炎症、レフチン抵抗性・インスリン抵抗性など代謝異常により、生活習慣病の準備状態が進むとされています。

●慢性不眠症の持つリスク

慢性的な不眠症は、交感神経の緊張、糖質コルチコイド(血糖を上昇させる)の過剰分泌、睡眠時間の短縮、うつ状態による活動性の低下など多くの生活習慣病に対するリスクを持つとされます。その他、入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒などの不眠症状がある場合、そのリスクがあがるとされています。

3.子どもの脂肪肝・メタボリックシンドローム

メタボリックシンドロームの予防は子どもにも及んでいます。

○肥満度の算定式

小児肥満を知る目安としては、肥満度を割り出す計算式があります。以下の計算式を用いて、年齢別の身長と体重のバランスで肥満度を算定します。

肥満度(%) = (実測体重 – 標準体重)÷ 標準体重 × 100

この計算式により、

  • 幼児の肥満度:15%以上が肥満児
  • 学童期以降
    • 軽度肥満 :20~30%
    • 中等度肥満:30~50%
    • 高度肥満 :50%以上

判定されます。

小児期でもこの肥満度が高い場合は、中性脂肪や血圧、血糖などが上昇し、またHDLコレステロール値の低下が見られ、いわゆる「メタボリックシンドローム」を発症している可能性が高くなるとされています。

○子どもの肥満も深刻化

小児肥満が深刻化しているということも注意を向けたいと思います。

小児期メタボリックシンドロームの診断基準も設けられています。

小児期メタボリックシンドロームの診断基準

<小児期のメタボリックシンドローム診断基準>

この基準をもとに現在では、子どものメタボリックシンドロームの早期発見・早期予防の取り組みが求められるようになっています。小児肥満の子どもは、その約70%が成人肥満に移行するといわれています。また高度の小児肥満は、高血圧・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病を合併する可能性が高くなるとされ、幼少期からの肥満予防が大切だとされています。

○小児の肥満予防

子どものメタボリックシンドロームの予防には生活習慣の改善が必須となります。朝食の欠食や夕食時間、睡眠時間が遅くなることが大きく影響しています。夕食が遅くなることで、身近にあるスナック菓子を食べてしまうことや、ゲームの普及も大きく影響しています。

小児期の生活習慣は、成人してからも影響を受けています。生活のリズムや食習慣、運動習慣を幼少期から身につけることは必須です。

※情報サイト「子どものメタボリックシンドロームが増えている」e-ヘルスネット

 

生理検査アティテュード®からのメッセージ

・子どもの生活習慣にも意識を向けて欲しい

 

生活習慣病、メタボリックシンドロームは、当然子どもにもみられます。総合病院勤務時代には、小児科がありましたので、小児の肝機能障害で腹部超音波依頼を受けることも度々ありました。

○子どもの嗜好決めるのは日常生活

そこに得られたのは、りっぱな「脂肪肝」です。中高年の健康診断でよく見かけるのと大差のない画像です。底に至る原因は、甘い飲み物とスナック菓子です。さらに遊びが外遊びからゲームなどへ移行し、運動量が減少したという現状ではないでしょうか。

子どもの成長期にいっしょに生活するのが親です。毎日の食生活から、食材や味などの食への嗜好傾向が作られています。さらには、余暇の過ごし方です。家族で日常どのような過ごし方をするか社会生活への興味関心も大きく影響すると私は思っています。幼少期の家族との過ごし方です。子どもの頃から運動習慣を見につけさせることで日常化していきます。

小さい頃から、自然に触れさせること、思いっきり走らせることなど外遊びを行うことで、身体も刺激をい受けます。とくに骨密度を高めるためには、子どもの成長期にしっかりと20歳以下で、骨に刺激を与えること、運動習慣を身につけることが丈夫な骨を作ることになり将来の健康寿命につながります。

そしてそのためには栄養素もきちんと考えることも必要です。

※関連ブログ「まだ若い今だからこそ気にして欲しい

子どもの健康は、身近な大人が見守ることが大切だと私は考えます。

それは、社会で育てることも大切だと思っています。私自身が置かれている年齢は、若い人を育成することの重要性を感じています。うるさいと思われるのかも知れません。でも、教えてきた若者たちが、私の年齢になった時にそのことを感じてくれればそれよいと思っています。社会構造を作って行くためには必要なことで、誰もがその役割をその人が必要な部分で果たすことが「生きる意味」だと考えています。

その「生きる意味」いわば人生の意味です。それぞれ人によってその役割は異なります。その役割を見つけることが生きるという意味ではないのでしょうか。

○子どもを守れるのは親であり、身近な大人です

親になったら親としての役割そして、義務があります。子を持つこと、親になるということは、子どもをよりよい人生に導くために成人するまでに親が背負わなければならない義務です。

虐待など絶対にあってはならないことです。

虐待行為をしてしまう大人自身が、そのような不幸な記憶があることが原因とするならば、記憶に紐付けられら感情を変えていくことです。そして、必ず変えることが出来る、負の連鎖を断ち切ることが出来るとされるからこそ、人生で子どもを持つことを許されたのではないのかと私は考えます。

○悪習慣とも考える「虐待行動」

ちょっと、生活習慣とは話がズレましたが私の思いです。しかし、虐待という行動もある意味、子どもの頃からの潜在的な生活習慣かも知れません。

肝臓にまつわるお話は、今回はこのあたりで。。。m(_ _)m

Pure Medical attitudeDSC_2949

生理検査アティテュード®

 

Junko katayoshi

 

今日のまとめ

  • 生活習慣病は、日常行動の過剰選択などバランス崩壊により生じる
  • アルコールは、肝臓の解毒対象とする薬物、タバコには有害物質が大量に含有される
  • 体脂肪は、エネルギーの摂取と消費バランスに関係、余分なものは体脂肪として督責される

 


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代表 かたよし純子 Junchan♪  ※自己紹介はこちらから

臨床検査技師/超音波検査士/健康管理士一般指導員/健康管理能力検定1級/介護予防運動指導員/米国NLP協会認定NLPトレーナー/臨床心理学 基礎エキスパート取得

今日も最後までありがとうございました。

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