元気&HealthのJunchanのblogにご訪問ありがとうございます。医療スタッフのメンタルパートナー かたよし純子です♪ 今週は、身体をつくるための基本となる栄養素のお話です。口から入れた栄養素で身体は作られます。前回のフログでは、栄養素から身体の維持、エネルギーの大切さをお伝えしました。今日は、その栄養素を体外に取り込む食欲を中心にまとめていきます。今週末には、食欲の秋・9月に入ります。また、体重が…と、気になるところでしょうか。そんな食欲と脳との関係性も絡めてまとめていきたいと思います。最後に、私の別の顔でもあるカラー・デザインで学んだこと、フードカラーと食欲の関係性もプレゼンいたします。

 

1.エネルギーを取り入れる「食欲」を知る3つのポイント

1-1 食べるということ 空腹感と満腹感

1-2 食欲中枢が感じる、生理的刺激と心理的刺激  

1-3 食欲不振に関係する、さまざまな要因

私たちは、基本、口からエネルギーを身体に取り込み、活動のためのエネルギー変換を体内でおこなっています。そして、食欲とは人間の基本的生理的欲求です。「マズロー心理学」マズローの5段階欲求のいちばん底辺の欲求になります。生命を維持するための本能的な欲求で、食事・睡眠・排泄この3つが生理的欲求となります。その中に含まれる生命維持のためのエネルギー源の確保「食欲」を今日は、まとめていきましょう。

1-1 食べるということ 空腹感と満腹感 

【食欲とは?】

食欲とは、「お腹が空いた」として感じられる「食べたい」という欲求です。

食欲は、すべての高等生物に存在する生理的欲求です。生命活動を維持するためには充分なエネルギーを取り入れなければなりません。消化管と脂肪組織と脳との相互作用で維持調節(ホメオスタシス)されています。この欲求が低下したり、消失したりすると食欲不振、拒食症となり、逆に食欲亢進すると過食症や肥満に繋がります。

【食欲中枢とは、空腹感と満腹感のバランス】

私たちの食欲は、大脳の視床下部外側野にある食欲を起こさせる食欲中枢、摂食中枢満腹中枢でコントロールされています。摂食中枢が刺激されると食欲がわき、満腹中枢が刺激されると食欲は無くなります。

〔空腹感とは?〕

空腹感とは、私たちが食後、数時間経過したのち、脳が身体の中の栄養素が不足しているという刺激を受けている状態、食べ物が欲しくなる感覚をいいます。栄養素無くなったと感じる感覚で、空腹感は、生物があたり前に生じる生理的欲求、身体からの栄養素の要求となります。

〔満腹感とは〕

満腹感とは、お腹がいっぱいになり、もうこれ以上食べ必要はない、食べる行動をやめさせる機能です。空腹感で不快さを感じた脳は、満足感を得て食欲は抑制されます。

食欲は、このように生理的に起こる食欲、すなわち生命維持に関わる欲求です。長く食物を摂取せずにいると飢餓感を感じます。

もう一つが、心理的・感覚的に起こる食欲、「わぁ~~美味しそう!」この感情を伴う食欲で五感を刺激されて心理的に起こる欲求です。五感とは、味覚(大好きなスイーツの味など)、視覚(食材の見た目、美味しそう)、嗅覚(かおり、甘いかおり、スパイシーな刺激)、聴覚(シャキシャキ、バリバリ)、身体感覚(アツアツな出来たて感、キンキンに冷えた喉越し)などの五感もさらに食欲に関わってきます。

人は、食事をするときにさまざまな五感を感じています。この中には、会食、会話を楽しみながらの食も、身体感覚として五感をさらに効果的に刺激しています。

人の食欲を左右する因子として「血糖値」「自律神経」「ホルモン」「五感」の4つがあげられると言われています。そのあたりを今日は、まとめていきましょう。

 

1-2 食欲中枢が感じる、生理的刺激と心理的刺激   

上記の食欲中枢をもう少し詳しく見ていきますね。脳は、どこから食欲中枢への刺激を受けているのでしょうか?

【食欲中枢:生理的刺激とは】

食物を数時間摂取せずにいると何か食べたいという欲求を感じます。

〔胃壁の収縮は、空腹のサイン〕

日常お腹が空いた時、お腹がグーっとなる時がありますよね。思いの外大きな音で、恥ずかしい思いをされたかことがあるかたもいるのではないでしょうか。

胃は自分の意識で動かすことは出来ません。胃の筋肉は、自律的な収縮を、ゆったりと休みなく繰り返しています。お腹が鳴る状態、このとき胃は最も強い収縮をしています。食後数時間で、食物(栄養素)が、消化され、空になった状態の胃は、最も強い収縮をしています。この収縮は交感神経を刺激し、摂食中枢に伝えら、私たちは空腹感を感じます。

ブドウ糖は、インスリンの働きにより細胞内に取り込まれ、エネルギーとして利用されますが、エネルギーが消化され血糖値が下がることにより、血中の遊離脂肪酸が増加することでも摂食中枢が刺激され食欲を感じます。

逆に食物を摂取し、胃に食物が入ることで、胃壁は伸張されます。この刺激は、副交感神経を通して満腹中枢に伝えられます。さらに血糖値が上がることでも満腹中枢は、刺激され食欲は抑制されます。

食欲は、胃の収縮と、血糖値のみに支配されるものではなく,心理的因子も大きく関係しています。それが、前項でもお伝えした心理的・感覚的食欲中枢の刺激です。

 

【人は、五感で食欲を感じている】

目の前に自分の大好きな食べものを置かれたらどのような気持ちになりますか?

食欲は、食べものに対するその人の嗜好にも大きく影響しています。人は、今までの体験や経験を五感で記憶しています。過去の食材にたいする経験やその時の感情を五感で記憶しています。おふくろの味や、大切な人との想い出の食事、その食事、食材の味を懐かしい、楽しいなど最高の想い出として記憶されているのではないでしょうか?

たとえ、何十年も前の出来事でも、ありありと思い出すことが出来るのではないでしょうか。一週間前の夕食を思い出すことが出来なくても、記憶に残る想い出の味や匂いをしっかりと今でも五感で感じることができるのではありませんか。

〔食に対する情動反応も扁桃体がかかわっている〕

これらの五感の情報は、大脳皮質へ伝わり、扁桃体で知識や経験として統合されます。この情報の蓄積には、その人の感性、好みとしてフィルターを作っています。言い換えると、好き嫌いとなり、好き嫌いは、五感で判断されているのです。

扁桃体は、人の情動反応を処理しています。受け取られた食に対する五感反応は、視床下部の摂食中枢、すなわち摂食中枢と満腹中枢を刺激しています。

  • 視覚:

    美味しそうに見える、好きなものを目の前にして食べたいと思う。食器も含めた、盛り付けなどの見た目、色彩、色味も大きく影響しています。

  • 味覚:

    自分な好きな食物を思い出し、味わう、美味しい、もっと食べたい、初めての食材に対する味を想像し、味わってみたい、レモンや梅干しを見て酸っぱさを感じるのもこの感覚です。

  • 触覚:

    舌触りや、触感がなめらかで快い、歯ざわり、舌触りなど、のど越し

  • 嗅覚:

    匂い、かおり、刺激的なにおい、カレーやスパイス、甘いかおり、レモンや柑橘系、お醤油を焦がす香り、

  • 聴覚:

    シャキシャキ噛み砕く音、つるつるなめらかな啜る音、調理をする包丁とまな板の音、炒めるジュッという音、炭火で焼くときのパチパチ音など

 

【夏の食欲減退の理由は気温】

また、人は冷気にさらされると、寒いという情報も摂食中枢を刺激します。食べることでエネルギーを補給し、体温を上げる必要性を脳が感じるからです。逆に夏の暑さは、人の食欲を低下さることになるのは、このような理由からです。見た目に涼しくなるものを好んで食べたいという食欲中枢が刺激されるからです。

【空腹と過剰に分泌される胃酸過多の原因】

食物の消化に分泌される胃酸、過剰に分泌されると、空腹時でも胃酸が分泌され、胃酸過多の状態になり、胸やけや胃もたれという症状があらわれます。ストレスによって自律神経のバランスが崩れることにより胃酸過多となるようです。

【就寝時は、空腹がよい】

お腹が空いて眠れないということも聞きます。

しかし、寝る間際に何かを食べると、胃の強収縮が起きません。浅い睡眠となり、疲れも取れないなどの症状をまねきます。睡眠中は消化作用も進みませんので胃が空になりません。朝から目覚めても胃がもたれる、食欲が無くなりホルモンバランスも崩れる原因です。胃の消化と睡眠は、密接につながっています。胃を空にして寝ることも大切です。人は体内時計を持っています。夜22時以降の食事は肥満にもつながります。

肝硬変の方は、睡眠時は飢餓状態になりやすいので例外です。関連ブログご参照ください

 

食欲中枢

<食欲中枢>

 

1-3 食欲不振に関係する、さまざまな要因 

みなさんは、どんなときに食欲が無くなりますか?何となく食べたくないなぁ…そんな時、誰でもありますよね?

【どうして食べられないの?】

胃の調子が悪くて気分がすぐれない、お腹が痛い、胸やけがするなど体調がすぐれない時、また、疲れ切ってとにかく休みたいとき、気分が落ち込み食べる気がしないなど…さまざまな原因があります。

体調不良の時、一般的には、食欲は低下します。身体が食べ物を受け付けない理由は、気分的な原因でなければ、病気や歯の痛みで食べるのが辛いことも食欲不振につながります。忙しくて食べる時間がないなど、食習慣そのものが原因になっていることもありますが、 仕事が忙しく寝る時間もない、疲労やストレスが昂じて食欲不振に陥ることもあります。 食は、生命維持に欠かせない栄養素の確保のために必須です。

食欲不振の原因が、生活習慣、ストレス、環境問題、 病気などどのような要因でも、食欲不振の原因を知り、改善して食べられるようになることがここからのテーマ、目的です。

食欲が無い=ダイエットできる!は、不健康な痩せ方です。サルコペニア、つまりは筋肉を失ってしまう状態になってしまいます。食欲を取り戻し、筋肉を鍛えながらもダイエットはあくまでも健康的なダイエットを目指してください。

【疾患からくる食欲不振】

食欲不振となる疾患にもさまざまありますが、消化器疾患はとくに食欲を減退させます。よくある原因は、胃腸や肝臓、胆のう、膵臓などの消化器に炎症や潰瘍、腫瘍などの疾患が起きたときや、胃下垂・胃腸虚弱により機能が低下したときに食欲が低下しやすくなります。

その他、消化器以外でもさまざまな臓器の悪性腫瘍、心不全、腎障害、甲状腺機能低下症、 脳出血などの脳の疾患、風邪やインフルエンザなどの感染症でも食欲を失います。

〔口の中の障害からの食欲不振〕

歯や口の中の問題も重要です。若い人でも、口の中の健康がすぐれないと食欲が無くなります。よく噛めない、噛むと痛みがある、口内炎で塩分がしみるなど経験がある方も多いのではないでしょうか。入れ歯が合わないという噛みづらさや、亜鉛不足が原因となる味覚障害も食欲不振を招きます。

【ストレスや精神疾患が理由の食欲不振】

ストレスや悩み、不安や緊張など、心に負荷がかかるときも食欲は低下します。うつ病などの精神疾患など多くの疾患が食欲不振の原因となります。恐怖・苦悩・悲哀・憤怒などといった感情も大きな心へのストレスとなり、身体にも大きな同じように負荷となり消耗します。活動の源である食欲さえも負の感情は、抑えこんでしまうことがよくあります。精神的なことも食欲の低下の原因となります。

【生活習慣から考えられる原因】

人は、身体のエネルギーが不足すると、食事をとってエネルギーを補給の指示が、脳の視床下部、食欲中枢が刺激され食欲が出てきます。運動量が低下すれば当然、エネルギーは消費されないので、補給の必要性も低下します。 身体には使われていないエネルギーがあるので食欲がわかなくなります。

また、睡眠不足や昼夜逆転などによる不規則な生活を続けていると、自律神経のバランスが崩れ、胃腸の不調や食欲不振を引き起こします。こうした生活習慣の悪循環からも食欲不振は起こります。

運動不足や睡眠不足からおこる不規則な生活習慣は、自律神経の乱れ、胃腸の不調や食欲不振を引き起

その他に、身体がストレスを感じる状態は、毎日の生活の中にはさまざまあります。仕事に追われ、プレッシャーを感じることや、複雑な人間関係、こうした心身への負担が続けば、自律神経の交感神経が過剰に刺激されて、 消化吸収を促進する副交感神経の働きが抑えられてしまいます。その結果、食欲が起こりにくくなるわけですが、 心がリラックスできないため、食事を受け付けない状態に追い込まれているわけです。

〔便秘が招く食欲不振〕

便秘はさまざまな影響を身体に与えます。以前のブログでも、大腸がんのリスクとして便秘の影響をお伝えしたことがありましたが、体外に排泄される添加物などが便秘により、腸管壁と接する時間が長くなることで大腸がんのリスクとなります。また慢性的な便秘は、食欲不振の原因にもなります。便秘は食欲不振以外にも、さまざまな体調不良の原因になります。

腸管に便が停滞すると当然、腸に食べ物を送ることができなくなり、胃の中に残り食欲も低下します。便秘により便が腸内にたまると、便秘によりお腹にガスが充満し血液中に浸透します。その結果、吐き気や体のだるさを引き起こし食欲不振となります。

[便秘の原因は?]

便秘の原因として運動不足や筋力の低下があげられます。また、姿勢も便秘の原因になります。姿勢の悪さは、内臓の働きにも影響しています。さらに食生活も便秘に関係しています。外食やファーストフードばかりの食事は食物繊維の不足を招き、便秘につながります。便秘の解消は、健康的な食欲につながります。適度な運動と規則正しい生活習慣、栄養バランスのとれた食事を心がけることでも効果があります。

【生活環境のからの食欲不振】

場所や雰囲気、さらには音や光、温度なども食欲に影響を与えます。高温多湿の環境が続くと身体は対応できなくなり、体温調整できなくなります。過剰な発汗

特に今年の夏は、天候が不順でした。梅雨時には、酷暑日の連続で梅雨明け後には低温と日照不足、に悩まされました。気温が体温以上にまで上昇し、最悪の状態は熱中症を引き起こします。酷暑は、私たちの身体に大きなストレスを与え、私たちから食欲を奪います。夏バテと言われる状態は、自律神経のバランスが崩れ、消化器機能が低下し、体調不良を招き食欲も落ちます。消化器の機能が低下して、食欲不振に陥ることがよくあります。

〔季節の変わり目〕

季節の変化や、気温の変化は、身体の不調にもつながります。天候の変化など気圧の変化に対して、敏感に身体が反応してしまい、自律神経のバランスを崩す方も多く見受けます。頭痛や肩こり、胃腸の調子を乱したり、空腹感がなくなったりします 。

意識的に1日3食の食事を少しでも規則的にするように心がける、軽い運動をして身体を動かす、趣味など気分を変える行動をする、睡眠をしっかりとるといったことから意識的に自律神経のバランス整えることがら改善するようにしてみることをおすすめいたします。

【精神的なストレスからの食欲不振】

人間関係や仕事のといった、心の悩みや不安からも当然食欲は、減退します。大人はもちろん、子どもでも、両親の不仲やなどの家庭環境が悪い状態、学校での友人関係なども大きなストレスになります。

ストレスの持続は、ホルモンバランスを崩します。胃腸の機能を低下させます。当然、正常な消化が行われなくなることも原因となります。

何も食べていなくても食べたいという感覚なくなり、何となく胃が重く感じられ食欲が失われます。

〔ストレス解消の飲みすぎも要注意〕

アルコールでストレス解消をしている場合も要注意です。アルコールが体内に入ると、肝臓で代謝され解毒されます。ストレス解消を理由として頻回にアルコールを飲みすぎる生活を続けていると、肝機能障害を招きます。肝障害は、吐き気や全身倦怠感としてあらわれ、食欲不振に繋がります。さらにアルコールの多飲は、胃や膵臓などの消化管にも多くの負担を掛け、アルコール依存症にも注意が必要です。

飲みながら会話をすること、私も大好きです。話すだけで心の開放感を感じ、ストレス解消に繫がります。飲む量や質を考えることは大切です。ついつい飲みすぎてしまう方、自分自身の健康寿命延伸のために、ノンアルコールを選択する方法もぜひ考えていただけたらと思います。

〔高齢化や個食などの要因〕

加齢とともに運動量が低下する、動かないので筋力が低下する、運動機能の低下は、食欲の低下にもつながります。こうなると悪循環で、ますます動けなくなります。また、伴侶を亡くされ、ひとり暮らしという方も多く見受けますが、ひとりだから食事の準備も億劫になり、食欲も無くなり何でもよくなる、何を食べても美味しくない。このような個食も食欲が無くなる一因です。ひとり暮らしの高齢者のうつ、孤独感も食欲不振となり、健康障害の原因となります。

 

食欲不振

<食欲不振>

 

2. 女性の食欲不振:月経前症候群や生理痛、更年期、妊娠

女性のメンタルには、ホルモンバランスが大きく関係します。更年期の体調不良はよく聞きかれる方も多いのではないでしょうか。

【ホルモンバランスの影響と食欲】

最近では、男性の更年期も増えていると言われますが、女性の身体は、男性以上にホルモンの影響を受けやすく、男性よりも急激にその症状が現れます。

更年期のエストロゲンの減少によって、自律神経のバランスの乱れが食欲不振を招きます。ホットフラッシュや気分の落ち込みやイライラ、焦燥感などさまざまな更年期障害の症状が、食欲不振につながります。更年期障害かなぁと感じたら、一度婦人科医への相談をお勧めします。ホルモンバランスの症状が隠されている場合も少なくありません。

若い人の中では、最近月経前症候群(PMS)、による、体調不良や、生理に伴う、生理痛や嘔気などの症状を伴うことから、食欲も低下します。温かく胃腸の負担になりにくい消化の良いものを、少量ずつとるようにするとよいでしょう。

こちらのブログで女性ホルモンとの関係をまとめています。『女性ホルモンと更年期障害』、ぜひ合わせてお読みください。

【妊娠中の食欲】

妊娠初期のつわりによる嘔気、1日中気分がすぐれない、ある特定の匂いが気になる、何とも言えない気分の悪さです。つわりは個人差があり、子どもによっても異なり、妊娠中の過ごし方にも大きく影響するかと思いますが、実際に嘔吐してしまう場合もよくあります。妊娠初期はよく聞きますが、私自身は、出産まで気分の悪さを感じていました。その時の身体状況やホルモンバランスも影響するようです。

妊娠後期、子宮は筋肉でできた袋で、妊娠前の子宮は50gほど、その子宮が赤ちゃんの成長とともに約800~1,000gにまで大きくなります。縦横にも大きくなり周囲の臓器を圧排します。胃も押し上げられて、腹部膨満感や圧迫感を感じることも有るかと思います。周囲の臓器、膀胱や大腸、直腸を圧排し、頻尿や便秘にも悩まれる方も多いのではないでしょうか。当然食欲も低下します。

お母さんが摂取する栄養素が赤ちゃんの栄養素になります。お腹が大きくなることは、赤ちゃんが成長しているあかしです。栄養のバランスを考えて食事をとる必要があります。妊娠高血圧症候群予防のためにも、食塩を控えて、不足しがちな鉄分、ミネラルやビタミンを十分に摂取する必要性があります。においが気にならない物、食べやすいもの、味付けを工夫して、1日3食バランスよく食べることが大切です。

【お腹の中の赤ちゃんの栄養源】

お腹の中で成長する赤ちゃんにとっての唯一の栄養源は、お母さんが口にする食事です。

たばこやアルコールは、もちろん赤ちゃんに大きな影響を与えます。たばこに含まれるニコチンは、血管を収縮させます。

赤ちゃんは栄養素を臍帯の血液から得ています。お母さんの子宮動脈から絨毛管腔→栄養膜→絨毛→臍静脈を経て赤ちゃんは栄養補給してもらっているのです。ニコチンは、当然子宮動脈も収縮させるということを知っておいて欲しいと思います。胎内で赤ちゃんは、身体の基礎を作っています。その栄養は、お母さんの胎盤と臍帯でつながり、命をつないでいるのです。胎内での成長過程は、生まれてからの赤ちゃんの生育にも影響するということを考えてあげてくださいね。

女性は、妊娠した時からお母さんです。いえ、着床前から、卵子からかもしれませんね。将来、元気な赤ちゃんが欲しいと思ったときから、すでにお母さんでいてあげてください。赤ちゃんは、両親を選んで産まれてきてくれていると私は考えています。

 

3. フードカラー 食と色彩

今、インスタグラムなどSNSで食べものをUPされる方も多いのではないでしょうか。美味しそう、食べてみたいなどの感性を刺激される食や食材のアレンジがよく話題になります。

見た目も食欲に大きく影響しています。人は、どのような色に「食べたい!」と思う、食欲をそそられるのでしょうか?

【美味しいダイニング】

ご自宅のダイニングの照明の光源は、何色ですか?光源の違いにより食材や料理の見え方もことなります。「演色性」ということばをご存知でしょうか。照明の光源による料理や食材色の見え方の違いもあります。照明の光源にどのような色味が含まれるかによる見え方の違いです。

白熱電球のスペクトルは、青みがほとんど含まれず、赤みへの傾向が強くなります。赤~橙~黄系の色味が増すために肉や赤みの魚料理は鮮やかさを増しますが、緑色の野菜などはややくすんで見えます。

昼光色の蛍光灯は、赤や橙のスペクトルをほとんど含まないために、赤~橙系の食べ物がくすんで見えてしまいます。その色の見え方の違いで、空腹感を覚えず、消化も低下します。

【はじめに色で見極め、目で味わう】

買い物に行き、食材を買うときに何を見て決めていますか?真っ先に値段と答える方もいるかもしれません。バナナをちょっとイメージしてみてください。皮が黒ずんできているものと黄色く新鮮な色のものとどちらを買いますか?美味しそうに見える色のバナナやいちご、野菜なども色で判断することがあるのではないでしょうか。

人は、食材を選ぶときに、まずその色合いで味や鮮度を判断し、変色の状態でその原料や食材、製品の状態を推測し、見極めています。人は、今までの食習慣の経験や知識から、その食品の固有の色や特徴を記憶し、購入する時の価値判断基準としています。

〔スーパーのみせ方〕

赤いネットに入ったみかん、緑のネットに入ったオクラ、刺し身の盛り付けに使われるバランの緑や菊の黄色、これはすべてには、販売者の意図があります。人間の脳の持つ色彩感覚を用いています。赤のネットは、みかんを鮮やかなオレンジ色に見せ、オクラの緑のネットは、鮮やかに見せるためです。

配膳の時の、テーブルクロスや、盛り付けるお皿の色も食欲に関係してきます。

〔共感覚で味わう〕

色は、視覚で感じますが、人は色から味を感じることもあります。また、においから色を感じることもあるのではないでしょうか。真っ黒に焦げたトーストを見たら苦味を感じる、まだ若い緑色のみかんを見たら酸っぱさを感じませんか?このような他の五感で感じることを共感覚といいます。

人は、視覚から味をイメージして食欲を感じることもあるのです。家族や大切な人に美味しく料理を味わってもらいたいなぁと、特別な日のお料理は特に、フードカラー・色も考えて、食卓を演出し、盛り付けも意識してみてください。きっと想い出に残る食卓になりますよ。

色と食欲の関係性を具体的にまとめていきましょう。

【食欲をそそる色】

暖色系の色、つまり 赤~橙~黄から中性色の緑が食欲をそそるといわれています。中でも橙色がいちばん、自律神経を刺激し、消化作用を助けてくれます。逆に、食欲を減退させる色は、青緑、青、紫、グレーなどといわれます。

【五原食を知る:食のスーパーカラー食の三原色プラス二原色】

食物には、自然が作り出した色があります。肉や魚の「赤」は、私たちの血液や細胞を作るもとになります。炭水化物や油脂の色、「黄色」の食材は、おもにエネルギーになり、緑黄色野菜の「緑」は、体の調子を整えてくれます。

この食の三原色といわれる色彩、「赤・黄・緑の3食」に気を配り並べることで、見た目も魅力的な色彩となり、食欲をそそられる盛り付けとなります。さらに、栄養のバランスも良く、毎日の食事に意識的に取り入れて見てください。

さらに、プラスの二原色として、昆布、わかめ、黒豆などの「黒」と、大根、ネギなどの「白」をも大切です。カルシウムを多く含む豆腐や牛乳の白も大切です。この、「黒と白」の食材も必要不可欠なエキスカラーとなります。

【五目という考え方】

日本の食文化は、五目ということばがよく用いられています。五目ご飯、五目炒飯、五目そば、五目豆、五目寿司などさまざまなメニューがあります。偏食なくさまざまな食材を摂ることを伝統的に食文化に取り入れられています。

【五味・五色・五法を五感で味わう文化】

上記で示した食の三原色は、学校教育の家庭科の時間でも学んでいるかと思います。

  • 赤い食べ物は、おもに身体の血や肉を作る
  • 黄色い食べ物は、おもにエネルギーになる
  • 緑の食べ物は、おもに体の調子を整える

そして、身体に良い食事を取ろうという目的から、五味・五色・五法で味わうことが良いとされています。

〔五味・五色・五法とは?〕
  • 五味 甘味・旨味・塩味・酸味・苦味の基本となる味です。
  • 五色 赤・黄・緑・緑(青)・黒(紫)の5色で、黒塗りの盆やお椀、飾りの花
  • 五法 生(切る)・焼く・煮る・蒸す・揚げるという調理法のことです

会席料理は、この5つの調理が基本必ず並んでいるといわれます。日本の料理は、この五味・五色・五法を五感、視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚で感じながら、美しく、味や歯ごたえや喉越しなどの食感も含めて楽しむことは欠かせません。五色で料理に添えられる、葉や花は、四季を演出し、季節の旬の食材を五感で味わうことは、心の栄養にもなります。この日本料理の五味・五色・五法の特徴は、古代中国の陰陽五行思想に由来するものです。

今、日本食が改めて世界で注目を浴びています。私たち日本人が、いちばん大切にしていく必要があるのではないでしょうか。

 

次回は、消化と吸収です。また、ぜひPure Medical attitudeのHealthブログへのご訪問お待ちしています。

 

9月・10月 開講 Health workshop

【自分の健康寿命を意識する生活習慣改善プログラミング】

自分自身の健康の方程式を作りませんか?そして、なりたい健康イメージをしっかりと意識します。脳は優秀なコンピュータです。自分の目標プログラミングをしっかり組み込まないと目標は達成できません。そして、ちゃんとそのゴールビジョンをみせてあげることが重要なのです。

健康管理士で臨床検査のエキスパート臨床検査技師、そして脳科学のNLPトレーナーだから組めるプログラミングがあります。コーチングを駆使して、あなたにあったゴールイメージへのプログラミングです。

〔日 時〕両日、同じ内容です。ご希望日をお伝えください。

  • 1回目  9月18日(月・祭)
  • 2回目  10月28日(日)

※イベント情報 こちらから、折り返し詳細ご連絡します。

 

今日のまとめ 

  • 食欲不振の原因は? 原因を意識することがいちばん大切なことです。
  • 食欲不振は、ダイエットにはなりません。
  • 食欲不振の要因は、血糖値・自律神経バランス・ホルモンバランス・五感の4つです。

 

<Pure Medical attitudeの関連blog>  

今週のブログ

『エネルギーと代謝』2017.8.27~
『健康寿命延伸への運動』2017.8.218.25
『健康寿命を伸ばす』 2017.8.78.11
『身体がみえる臨床検査』 2017.7.178.4
『健康を考える』 2017.5.296.2
『身近な疾患 生活習慣病』 
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『夏の健康生活』

  

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今日も最後までありがとうございました。

 

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Pure Medical attitude 

代表 かたよし純子 Junchan♪  ※自己紹介はこちらから

臨床検査技師/超音波検査士/健康管理士一般指導員/健康管理能力検定1

 

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