元気&HealthのJunchanのblogにご訪問ありがとうございます。医療スタッフのメンタルパートナー かたよし純子です♪ 先月末から、少し長めにhealth attitude blogをお休みさせて戴きましての再開です。今年は、インフルエンザの流行や、風疹なども懸念されていますが、インフルエンザ以外に、かぜの罹患者も目立ちます。今日は、1年前のブログでかぜの症状をまとめたものを、抜粋しまとめていきます。感染症への再確認していただけたらと思います。私は、感染性へのいちばんの対策は、睡眠だと思っています。そんなあれやこれやまとめていきます。今日のプラス情報は、厚労省の風疹情報、インフルエンザ情報をまとめいきます。

1. かぜの症状へのアプローチ、そのポイント3つ

1-1 どうして熱が出るのか? 発熱の定義とは?

1-2 免疫機能の最前線「鼻水」の役割

1-3 咳そして痰は、肺への侵入を防ぐ

今日のプラスα

2.今季のインフルエンザ最新状況

3.厚労省の「風しん情報」

 生理検査アティテュード®からのメッセージ

・かぜもインフルエンザもそして、花粉症も免疫力が関係します

 

1. かぜの症状へのアプローチ、そのポイント3つ

かぜは、ウイルス感染による、のどや鼻の粘膜の炎症を伴い、熱、咳やくしゃみを伴う疾患です。

1-1 風邪とは?熱はどうしてでるのか?発熱の定義とは?

かぜは、風邪:ふうじゃと書かれ、邪気を含んだ風という意味があり、古来その風(空気)が通過する部分、すなわち、呼吸器系疾患の総称として使われてきたとされていい、感冒ともいわれます。

○インフルエンザではなく、かぜ症候群だったけど...

喉や鼻にかぜの原因ウイルスが侵入すると、鼻粘膜からは熱で痛みが生じることや、大量の鼻水が分泌されます。のどや鼻の粘膜が熱で痛み、咳やくしゃみを伴うことが多いのはご存知のとおりです。

●かぜ・かぜ症候群とは?

かぜ症候群とは、鼻、のど、気管支などの呼吸器粘膜の急性炎症性疾患の総括をいいます。炎症はいろいろな病因から起こるとされ、いくつかの病型を一括して、「かぜ症候群」として扱われます。通常1週間くらいで自然治癒、かぜのような症状が2週間以上継続する場合は、かぜ以外の疾患を考える必要があります。ような症状でも異なるウイルスに罹患し、再感染により思いの外、長引くこともあります。病原ウイルスの確定診断は、簡単ではないため、通常行われることはありません。そして、かぜを引いても抗ウイルス剤はありませんので、カゼ症候群への対応は、症状に対する支持療法となります。

○かぜのおもな症状

かぜのおもな症状として、多く見られるが、呼吸器症状とされる、くしゃみ、鼻汁、鼻閉(鼻づまり)、咽頭痛、嗄声(かれ声)、咳、痰などとなります。その他にも全身に症状が出現することもあり、発熱、頭痛、腰痛、倦怠感など、さらにウイルスが消化器におよぶと、食欲不振、悪心、嘔吐、腹痛、下痢などの症状を伴うこともあります。

原因となるウイルスが異なってもかぜ症候群の症状には共通点が多く、ウイルスに特徴的な症状もありません。ウイルスによる炎症を起こしている組織・器官の症状が出現するされます。かぜの合併症としては、肺炎、中耳炎、副鼻腔炎などがありこれらを併発すると長引くこともあります。

 

かぜの症状

 

○発熱の定義

成人の正常体温は、約36~37℃となるように恒常性を保っています。発熱(fever)とは、病気や疾患に伴う症状の一つで、熱発ともいわれます。

《発熱の定義》

体力や基礎体温などの個人差がありますが、 37.5℃以上の状態を発熱といいます。

●微熱 :〜37.4℃

通常の生活活動、仕事は、ほとんどこなせる状態ですが、多少の熱っぽさ、だるさを感じる。

●中程度の発熱:37.5℃〜38.4℃

歩行、外出などはなんとか活動出来る状態ですが、頭痛や寒気を感じることや、身体のふらつきなど不安定

●高熱 :38.5℃〜

歩行、立ち上がり困難、急激な体温上昇により強い寒気に襲われることがある

※関連ブログ「発熱の理由

熱の分類

<人の体温の分類>

○発熱は、身体を守る免疫機能

人の体温は通常、脳の体温調節中枢によりコントロールされ、一定の温度・体温に保たれています。発熱は、この体温調節機能より、さまざまな要因によって、体温が上昇している状態、設定される温度が高くなっているということになります。感染症などによる免疫機能の活性が関与し、熱中症とは異なります。

●熱がでる理由は、病原体の活動抑制

発熱は、身体の防衛機能となり、体内に侵入したウイルスや細菌類の増殖を抑えることを目的として、身体の防御機能から体温上昇の指示が出されます。病原体の増殖至適温度よりも、体温を上げることで、病原体の活動を抑えることが目的です。つまり、

発熱による高体温=身体の戦闘状態 

ということになります。

●解熱剤の使用は、過度の発熱時に

体温を上昇させることで免疫系の活性化を促していると考えられています。そのため、発熱時すぐに解熱剤を使用して熱を下げることは、身体がもつ防御機能、自然治癒力を妨げ、弱めることにつながると考えられます。発熱は、自分の免疫機能が働いている証拠です。

汗をかくと1℃の熱が下がるとされています。解熱剤を使用しないで漢方薬の使用がお勧めです。熱の出始めならば、白湯におろし生姜と葛根湯を溶かして飲むのもお勧めです。

しかし、過度に高温の発熱の場合は、脳への障害を防ぐために解熱剤を用いることが勧められます。

○発熱時の身体の反応

発熱している状態、すなわち体温上昇している状態とは、身体の中で何らかの異常が起きている、身体がサイン・生体防御反応です。

●発熱している、身体は震え、寒気がする

熱発するときのゾクゾクする寒気、悪寒は、筋肉の緊張を促し、震わせることで体温上昇を促しています。体内で産生された熱は、体温を上昇させるため熱、その熱の放出抑制のために、皮膚の血管を収縮させることで、放熱を防ぎます。これが「悪寒がする」のときの発熱のメカニズムです。

人の体温は、ホメオスタシスにより脳内の体温調節中枢の機能で、37℃前後に維持されています。しかし、ウイルスなどの侵入時は、それらの病原体を排除するために、活性化された白血球から発熱物質が放出され、体温が高温に保たれるように体温調節されます。病原体の侵入に際して、すぐに身体はこれらの反応しめします。体力消耗はもちろんのこと、心臓への負担もあり、身体にはかなりのストレス状態となります。

○発熱時の対応、熱の下げ方

発熱段階それぞれでの対応の再掲です。

●発熱しそうな寒気があるとき

寒気・悪寒のとき、熱が出そうなときの身体のゾクゾクする感覚です。体温を逃さないように身体の保湿性を高めること、暖かい服装で部屋の温度と湿度を確保し身体を休めるようにしましょう。

●発熱のピーク時期

発熱時は、免疫細胞が病原体に対して攻撃をしている時期とされ、激しい体力消耗を伴います。上記でお伝えしたように、身体がウイルスなどの外敵と戦っている時期のため、解熱剤の服用は、できるだけ避け、大切なのは、熱を出し切ることを優先させることです。

ただし、39℃を超える高熱持続時、体力消耗が著しい時期は、医療機関への受診をお勧めいたします。高熱のときは、通常の5倍と言われているほど激しくビタミンCを消耗します。そのためビタミンCの補給もしっかりとおこないましょう。

●解熱時期

熱を出すと、大量の発汗を伴います。汗を拭き、こまめに着替えをすること、さらに、失われた水分を補給することは必須です。高齢者は特に脱水を起こしやすいために意識的に水分補給をするようにしましょう。このときの保水はミネラル成分を含む、経口補水液がお勧めです。

●その他

発熱後は、かなりの体力を消耗しています。そのため十分な休養をとるようにしましょう。頸部や腋窩(腋の下)、鼠径部(足の付け根)などを冷却すると解熱が促進されます。

5日間以上の発熱が続く場合は、風邪以外の疾患の可能性も考えられるために医療機関への受診をしてください。

 

1-2 鼻水の役割と対応

鼻水・鼻汁とは、以前のブログのから抜粋ですが、、鼻腔内の鼻腺、胚細胞などから分泌された粘液と、血管からの浸出液などの混合物となります。鼻と口は気道でつながっているために、鼻水をすすると痰となって喉から出てくることもあります。泣いた時に鼻水が出るのは、涙が鼻涙管を経て鼻に流れ込むためです。

○免疫機能の最前線「鼻」鼻腔・鼻粘膜のおもな役割

人は鼻を介して外界から空気を吸い込み呼吸をしています。鼻は、身体の内外への空気の通り道となっています。

吸い込んだ空気の加温、加湿、細菌や有毒物質などから防御、においを感じる感覚器官としての役割さらに共鳴器として発声のときに音を響かせる役割を果たしています。

●鼻の構造 鼻の構造(外鼻)

鼻は、「外鼻」「鼻腔」「副鼻腔」の3つの部分に分けられます。

  • 外鼻 :鼻の外観にあたる顔の外に張り出している部分
  • 鼻腔 :鼻の穴
  • 副鼻腔:鼻腔と交通する、顔面の骨の中にある空洞部分
●鼻腔のしくみ:異物防御への最前線鼻の構造(内部・正面)

鼻腔の中央は、鼻中隔といわれる骨と軟骨で、左右に分かれます。鼻腔の入り口部分を、外鼻孔といい、鼻腔内部を鼻前庭といい、鼻毛が生えていて吸い込んだ空気中のゴミの侵入を防いでいます。鼻前庭から奥は、鼻粘膜で覆われています。鼻腔は、免疫機能の一部として、最前線でウイルスや異物の体内侵入を防御する最前線となっています。

さらに、鼻腔の構造は、3つの鼻甲介と呼ばれる骨の隆起がカーテンのうように張り出し、鼻腔の表面積を大きくしています。鼻粘膜表面は、線毛というごく短い毛で覆われ、鼻粘膜の中の鼻腺からは絶えず微量の粘液が分泌されています。鼻腺からは約1~2L/日の粘液が分泌され、粘液は、線毛の動きにより鼻腔の前から後ろへ約1cm/分の速さで動いています。

このような構造を持つことで、鼻粘膜の表面で空気は湿気をおび、粘膜に流れる血液により温められ、適度な湿度と温度をえて、鼻毛により異物を除去され、クリーンな空気となって、肺に送られ体内へ酸素供給されています。このように身体にとって大切な役割をもっています。鼻水は、このような機能を守るために分泌してくれています。

●1日に作られる鼻水の量とは?

健康な人の鼻は、1日1~2Lほどの鼻水が作られて、健康な鼻水は、水のようにサラサラで鼻の奥から喉~体内へ流れていき、通常鼻から鼻水が出ることはありません。

○鼻水の役割

鼻は、上記のような特徴的な構造もち、異物の身体への侵入を防ぐ役割をしています。鼻水のメカニズムを改めてまとめておきましょう。

●異物の殺菌と洗い流し

鼻粘膜や喉に付着したウイルスや異物を殺菌、身体に侵入させたくない異物、堆積された細菌やホコリなどを押し出し、洗い流すために分泌されます。

●湿度、温度管理

体温調節の一端として、鼻粘膜に潤いを与え、急激な温度変化を防ぐ役割を担っています。外気が鼻腔を通過するする時に、表面の鼻粘膜で血流で加湿し温めて、冷たい空気が肺に直接侵入することを防いでいます。

冬場、暖かい部屋から急激に冷たい場所に移動し身体が急激な温度変化にさらされた時に鼻水が出るのは、この身体の自己防衛機能のためです。呼吸のための空気を一定温度に保つ機能です。鼻水がバランスよくこのように体温調節してくれています。

●その他の鼻の大切な仕事:空気の安全を守る嗅覚

鼻は、五感のうちの「匂い」嗅ぐ仕事、嗅覚の感覚器官です。空気とともに、匂いの成分を嗅細胞でにおいの情報をキャッチし脳に伝えています。アロマなど自分の好きな香りや安らぐ香りに、人は、ホッとするのではないでしょうか。

また、空気の異常も「異臭」を感じることで身の危険から守ってくれています。空気に含まれる異臭の元、ガスや煙が鼻腔に入ると嗅上皮がその情報をキャッチします。ガスや煙は嗅細胞を刺激し、神経から脳に伝えられます。

○鼻のムズムズ感、くしゃみは鼻の異物の排除

花粉をキャッチすると、瞬時に鼻粘膜が反応するのではないでしょうか。それがくしゃみです。

●くしゃみは身体が異物をキャッチ

くしゃみは身体の防御反応です。コショウやホコリを吸い込むと瞬間的にくしゃみがでます。この反応も鼻粘膜がちゃんと異常をキャッチした際の防御反応です。くしゃみの反応は、1回から数回の痙攣的な吸気をし、その後強い呼気を発します。鼻粘膜に付着して刺激は、神経を介して呼吸筋に作用し、筋肉を緊張させます。筋肉の緊張は吸気を促進し、ピークに達することで一気に呼気として排出される「くしゃみ」という運動に変換されることになります。コショウの刺激やホコリっぽい空気に接すると、鼻がムズムズしてくしゃみがでます。

●苦しい鼻づまりを起こす

かぜを引くとウイルスを排出しようとするために、鼻水も大量にでます。粘稠度も高くなるために、鼻づまりをまねくこともしばしばあります。花粉症も炎症がひどくなると鼻づまりをおこします。鼻がつまると口が乾くし、非常に苦しい思いをします。鼻腔で炎症が起きている場合は、粘稠度の高いドロっとした鼻水が出てきます。過度のストレスや疲労が蓄積して免疫力が低下しても鼻粘膜の抵抗力が低下し、かぜや花粉症などの症状も重症化しやすくなります。休養と栄養は、欠かせないということになります。

○鼻水の種類

  • 水っぽくサラサラ透明 :鼻かぜ初期、アレルギー性鼻炎(ハウスダスト、ダニ、花粉など)
  • 粘りっぽい黄色    :かぜ(細菌増殖により黄色っぽく、粘稠度が増す)
  • ドロっとした黄色~緑色:慢性副鼻腔炎(蓄膿症)

○鼻水がでたら

鼻にかぜの原因ウイルスの侵入により、鼻粘膜から大量の鼻水が分泌されます。かぜの初期では、比較的サラッとした透明な鼻水ですが、数日すると粘稠度の高いドロっとした鼻水に変わってきます。通常は、1週間くらいで治まるのが一般的です。

鼻水が出ると、鼻をすすりがちになりますが、ウイルスを体外に排出しようとする反応です。出来る限り鼻をかんで、体外にウイルスを除去することが正しい対象方法です。

○その他の疾患による鼻水

●副鼻腔炎

かぜの延長で、合併症として、副鼻腔炎になることがあります。粘り気のある鼻水が長引くときは、副鼻腔の細菌感染が疑われます。細菌感染による膿が副鼻腔にたまり、悪臭を伴う粘稠度の高い鼻水が排出されます。副鼻腔に炎症が起き、膿がたまり粘稠度が高く、悪臭を持つ黄色の膿性鼻水が持続します。頭痛、顔面痛、痰の絡んだ咳などの症状や嗅覚障害なども見られることがあります。2~3ヶ月以上続くような場合は、慢性化することもあるので、耳鼻咽喉科などの専門医の適切な診断が求められます。

●アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎は、水のような透明な鼻水が止まらなくなります。日本人の5人に1人がアレルギー性鼻炎を持つとも言われています。これからの季節にみられる花粉症がアレルギー反応です。スギ花粉以外にも、続けてヒノキやハウスダスト、ダニ、ペットの毛、羊毛、ブタクサ、ヨモギなどがよく知られています。アレルゲンが鼻から侵入すると、鼻のムズムズ感、くしゃみや鼻水などのアレルギー反応を示します。スギ花粉に代表される季節性アレルギー性鼻炎とハウスダストなどによる通年性アレルギー性鼻炎があります。

●寒暖差アレルギー

寒暖差アレルギーとは、鼻粘膜が腫れることで起きる鼻炎とされています。多くは、秋~冬、1日7℃以上の温度変化大きい時期、冷房による急激な温度変化が原因となり発症、寒暖差アレルギーも鼻水の原因となります。血管は、寒いと体温を下げないように収縮し、暑いと熱を拡散しようと拡張します。寒暖差が激しいと、血管の収縮が環境に追いつけなくなり、自律神経が誤作動を起こし、体に不調をもたらしてしまうのです。この体温調節機能は、自律神経が関係しています。

透明な鼻水、鼻づまり、くしゃみ、鼻水以外にも、咳、頭痛、不眠、イライラ、食欲不振などの症状が見られるようです。 ※関連ブログ 「自律神経と疲労との関係性

●ストレス

鼻水やくしゃみは、自律神経で調節されています。そのため長期に過度なストレスがかかることにより、自律神経のバランスを失い、疾患とともに鼻水やくしゃみが止まらなくなることもあるようです。

 

1-3 咳、そして痰は肺への侵入を防ぐ

咳は、肺や気道から空気を強制的に排出させるため、繰り返し起こる気管、咽頭、呼吸筋の反射的収縮運動、生体防御反応です。1回の咳で2kcalのエネルギーを消費するといわれ、咳が続くことは、著しくエネルギー消耗することになります。

○身体が持つ機能「咳」と「痰」は生体防御反応

突然、黒煙に覆われると人は、瞬時に身体への侵入を防ぐために、咳き込みますが、これが正常な反応です。

人は、呼吸により酸素を必要としますが、気道は、その酸素を確保するための空気の通り道です。気道や横隔膜や呼吸をおこなう肺を覆う胸膜に何らかの刺激が加わると、脳の咳中枢にその刺激は伝えられます。咳は体内に入った異物を排除する防御反応の1つです。咳により、気道に付着した異物、ほこり、煙、ウイルスや細菌、痰などを体外へ排出する役割を持ちます。この機能は、人が反射的に無意識に行っています。全身の細胞、組織、器官などが持つ防御力です。

●咳のメカニズム咳反射のメカニズム

気道に異物が入り込むと、呼吸器系の粘膜表面にある異物センサー(咳受容体)が刺激をキャッチし、咽頭や気管、気管支など気道からの情報を、脳の咳中枢に伝え、そこから呼吸筋に指示が出され、「異物を排泄せよ」という反射運動が起こります。

この反射を「咳反射」といい咳としての症状となります。

すなわち、気道内へのウイルスや細菌の増殖がみられ、炎症へのサインということになります。

○痰の原因

痰は、口腔、鼻腔、咽喉頭腔、気管、気管支、肺胞など呼吸器系の粘膜からの分泌物です。

●痰が生じる原因

呼吸器から分泌された、異物を絡めとって体外に排出するための粘液です。排出される粘液が、疾患などにより、異常に多く分泌される状態となり順調に出されず、咽頭から塊となって排出されることにより痰が生じます。かぜ、ハウスダスト、気管支炎、気管支喘息、過度の喫煙、肺がんなどさまざまな異物が痰の原因としてあげられます。

●咳が出る原因

咳は、風邪やウイルスなどの侵入が原因で起こりますが、ほこりや痰などの場合のでも当然みられ、咳だけでかぜとは断定できません。から咳が長く続くような場合は、「咳喘息」の場合もあります。長く続くような場合は、専門医の診察をお勧めいたします。

●異物・痰の排泄反応としての咳

さらに咳には、痰を排出する働きもあります。痰とは、粘膜から分泌される透明色~黄色のねばねばした粘液の一種です。呼吸器系で作られた粘液に限り、咳によって体外へ排出されます。気候や、遺伝子、免疫系などの状況によって成分は異なります。咽喉、気管の粘膜に重度の炎症の際には、痰に組織片を含む場合があり、細胞診検査の喀痰検体の対象とされます。

 ※関連ブログ 「生まれながらに持つ力

○気道のメカニズム 咳の役割・排泄力

気道も同様です。気道は、気道に生じた痰を体外に排出する役割を担います。気道の粘膜には絨毛と呼ばれる細かい毛で、その粘膜表面は粘液で覆われ保護されています。粘膜にウイルスや細菌などの異物が付着すると繊毛の排出運動と咳反射により痰となって体外へ排出されます。

●咳と痰の役割とは

粘膜の炎症が強いと痰の粘稠度も強く、量も増加します。痰は、かぜなどのウイルスによるものやほこりなどが絡まって起きるもの、さらに重い疾患が原因のものまでさまざまあります。そして、咳は人の防御反応のひとつです。これらを薬剤によって、無理やり止めてしまうことはかえって長引かせてしまうこともあるということです。

かぜ以外にも、炎症、腫瘍、アレルギー、化学的物質(唐辛子、薬剤など)などが刺激となって咳という反射になっていることもあります。化学物質が否定されるときは、気道の疾患を考える必要があります。咳の出る季節、温度、時間帯など、痰やその他、鼻水、咽頭痛などの他のかぜ症状を伴うか否か、アレルギーも咳の原因を判断するためのポイントとなります。

●咳と痰がいっしょに出る理由

かぜをひくと咳に痰が絡むことがよくあります。健康な人には、喀痰はほとんど出ることはありません。もし出てもごくわずかでしょう。痰が出る場合は、気道の炎症が原因とされることが多く疑われ、疾患により特徴的な色を伴うこともあります。

●痰の見た目による違い
  • 性状   :漿液性、粘液性、膿性、泡沫性などに分類されそれぞれ特徴があります
    • 粘液性のものは分泌物の粘稠度(粘り気)が増加し、気道閉塞症状に関係しています
  • 血液の混在:腫瘍(肺がん)、肺結核、気管支拡張症、肺炎、肺化膿症、気道の炎症が強い場合
  • 黄色膿性 :細菌感染の場合にみられ、肺化膿症では腐敗菌の感染のため悪臭があります

○長引く咳には注意が必要

原因疾患にかかってからの期間で咳が分類されることを以前お伝えしています。

●急性の咳と長引く場合の違い咳の分類

かぜの場合は、通常1~2週間で症状が治まります。それ以外の呼吸器感染症の場合でも2~3週間、程度、咳が始まってから、3週間以内のものは、ほとんどがかぜなどの呼吸器感染症が原因として考えられます。

インフルエンザや急性気管支炎、かぜ、急性肺炎、気管支喘息などの呼吸器疾患や、うっ血性心不全、副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎などの疾患による咳とされます。

これ以外の感染症には、マイコプラズマや肺炎クラミジア、百日咳などがあり抗菌薬治療が必要になる場合もありますので長引く咳には、注意が必要です。

●遷延性3~8週間咳が続くときは

遷延性、慢性と咳が長期間になるほど、非感染性の疾患の場合が多くなります。8週間以上の咳が続くような状態、まったく改善の様子が見られない場合は、喘息などアレルギー性の咳、副鼻腔気管支症候群、肺がんや結核などが疑われます。

咳の原因が薬の副作用の場合もあり、例えばACE阻害薬(高血圧の薬)を服用している場合は、咳の症状がみられることもあるようです。必ず医療機関でご相談ください。

○疾患による咳の違い

痰が絡む咳と、絡まない「から咳」があります。から咳の場合は、アレルギー性疾患など非感染性の疾患の可能性が高くなります。痰が絡む咳は、多くの場合感染症による咳が疑われます。しかし、肺がんやCOPDなどは、非感染性疾患ですが、痰の症状が見られますので医師の診断が必要です。

 

<喀痰検査>

痰の検査は、喀痰検査といいます。喀痰には、細菌、塵埃などさまざまな細胞などが混入されていることが多く、気道や肺の疾患を反映しています。そのため、呼吸器疾患が疑われる場合、喀痰の検査は不可欠となります。

●細胞診

喀痰に混在する気管支、肺などの細胞成分の顕微鏡下で観察。悪性細胞(がん細胞など)の有無、そのがん細胞の種類(組織型)などを確認します。

●細菌培養

喀痰に混在する細菌を培養することで、肺炎や気管支炎などの原因菌を特定していきます。

●喀痰塗抹検査

採取した喀痰をスライドガラスに塗抹し、顕微鏡で細菌に有無を調べます。おもに結核菌の迅速検査でガフキー検査として行われます。

 

2.今季のインフルエンザ最新状況

過去最高の感染状況ともいわれているインフルエンザです。A型も2種類流行しているとの情報もあり、最悪3回罹患することもあるとか...

○さまざまな変化が多い季節です寒暖差にも注意喚起

立春が過ぎ、春に向かうこの季節は、季節などの環境の変化や、さらに、生活環境も変化に向かい季節となり、さまざまな多くの潜在的ストレスとなる変化が見られる時期でもあります。

●今週は寒暖差への注意喚起

今週は、寒暖差が激しいともいわれ、温度による自律神経バランスが崩れやすいことにも注意喚起が促されています。立春となる、今週月曜日2月4日は、全国で3~4月並みの暖かさとなり、春一番を観測したところも有ったとのことです、でも、その日の夜には急降下、この気温差は、身体にとってなすごいストレスです。さらに昨日の関東地方は、雨模様の寒空でしたが、今日はまた気温上昇、さらに週末は雨または雪の予報も、体調管理が難しい季節です。

衣服での調節は必須です。その急激な温度変化へのワンポイントとして、「くび」といわれる部分の調節が効果的です。女性の場合、朝晩の低温対策に薄手のものでもストール1枚でも効果があります。さらに、膝上までのソックスや今年私が試しに使って見たのが、リストバンドです。手首を温めるだけで体感温度が変わり、愛用しています。

○インフルエンザと花粉ダブル

急激な春のような暖かさは、花粉の飛散も促します

●今年の花粉は警戒レベルインフルエンザ流行マップ

インフルエンザを始め、春に向かうこの季節は、花粉もまた対応しなければならない方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。月曜日のような気温の上昇とともに、すぐに花粉が飛散し始めます。花粉への警戒も注意が促されます。

インフルエンザウイルスと花粉のダブルパンチへの警戒もよく聞きます。身体の免疫機能にとっては、危機的な状況となりやすいということです。自主的に予防でできることは必須です。マスクによる乾燥予防と花粉、ウイルスへの体内への侵入を防ぐための対策です。

よく顎にマスクをしている方見かけますが、マスクの表面は、汚染されているという認識をぜひ持ってほしいと思います。

○ストレスによる発熱もあります

熱に関連することの中に、精神的なストレスでも熱発することがあるということです。ストレスでの発熱は、高熱と微熱があり37℃を少し超える程度の軽い熱がずっと続くこともあり炎症を伴わない発熱とされます。

ストレスが原因として考えられるという発熱説は、当然、炎症を伴いませんので、さまざまな検査を行っても何の異常も得られないことになり、原因不明とされてしまっているとのことです。そのため、ストレス性による体温上昇は、解熱剤も効きません。

しかし、発熱は身体からの異常事態を知らせるシグナルです。

慢性的なストレスが続いている状況や、いくつかのストレスが重なった状況、メンタル的に過度に追い込まれた時に、熱発することがあります。それは、自己防衛のための熱発が考えられるとのことです。

○原因がはっきりしない、定期的、慢性的な痛み

調べても原因がはっきりしない、そんな慢性的な痛みを訴える方の検査もよく関わらせて戴くことがあります。自分自身の身体の弱い部分に身体症状として、ストレスからの痛みが出現することもあるのだと思います。そんな時の特効薬は「休養」だと自分に対して私は思っています。

心が萎縮してくると、身体の緊張度が増していることを感じます。そんなときは、歩きます。ひたすら風を感じ、空を見上げ、自然の空気感、季節感を感じるようにします。

○発熱は身体からの緊急シグナル

発熱をともなう疾患には、さまざまなものがあげられます。感染症、自己免疫疾患、悪性腫瘍などなど、すべて身体状況の異常を知らせるシグナルです。

ストレスによる発熱は、かぜなどによる炎症性の発熱とは起こりかたが違うとされています。

温度管理も自律神経バランスにより人の身体は守られています。そのため、身体への直接的な環境変化や、メンタル関連の環境変化も気づかないストレスを受けやすい季節なのではないでしょうか。これからの春先眠くなるというのも、ある意味身体の防衛反応、意識されなくても身体疲れている、「休息」を欲しているサインなのではないかと私は考えます。  ※関連ブログ「どうして起こるの?春の体調不良」「医療者のストレスを考える

○かぜとインフルエンザの違い

今年よく聞くこと、

高熱が出て、インフルエンザと思ったら、陰性だった

全国規模の流行期と言われている今、高熱が出ている人からよく聞くます。

インフルエンザは、突然の高熱を伴い急激に発症します。かぜの多くは、発症後の経過がゆるやかで、発熱も軽度であり、くしゃみやのどの痛み、鼻水・鼻づまりなどの症状が主にみられます。これに対し、インフルエンザは、急激な発熱を主訴として、強い全身倦怠感、食欲不振などの全身症状が強く現れることが特徴です。どうやら今年のかぜ症候群はかなり強力なようです。

以前にもまとめましたが、一応一般的に、かぜとインフルエンザとの違いは、下記の表に示したとおりです。

関節痛、筋肉痛、頭痛も現れます。頭痛は緊張性の頭痛で、筋肉の緊張から締め付けられるような痛みを伴います。インフルエンザは、ときに、肺炎やインフルエンザ脳炎などの合併症を併発し、重症化することがあります。

インフルエンザとかぜの違い

<インフルエンザとかぜの違い>

 

3.風しん情報「厚生労働省」

厚労省のメルマガからの感染症情報「風しん関連情報」をまとめておきます。先天性風疹症候群の発症を少しでも抑えられるようにとの情報発信です。  ※関連ブログ「今 話題の健康情報、感染急増中「風疹」を知ろう

○風疹とは

風疹は、風疹ウイルスが原因とされる急性の発疹性感染症です。風疹ウイルスへの免疫がない集団の場合、1人の風しん罹患者から5~7人にうつすことがあると言われる、強い感染力があります。

風疹ウイルスの感染経路は、「ヒトからヒト」の飛沫感染だとされています。感染症状を示さない、気がつかない状態での感染とされる不顕性感染の場合や、重篤な合併症を伴うような場合までさまざまな症状を示す症例があります。特に成人で発症は、高熱や発疹が長期にわたり、関節痛を認めるなど、小児より重症化することがあるとされ、入院加療を要する場合もあります。

●妊娠中の女性に風疹ウイルス感染からの「先天性風疹症候群」

いちばん注意が必要なのが、妊婦の風疹感染により、臍帯を介して胎児の風疹ウイルス感染による発症、「先天性風疹症候群」です。風疹に対する免疫が不十分な妊娠20週頃までの妊婦が風疹ウイルスに感染すると、先天性風疹症候群の子どもが生まれてくる可能性が高くなるとされています。妊娠20週までは、胎児の発達に関わる大切な器官形成の時期となります。

胎生期の発達

●発生状況の歴史的背景

厚労省のHPでは、平成期の風疹発症状況が報告され、かつて、ほぼ5年ごとの周期で大流行があったが、平成6年以降の数年間は流行がなかったとのこと。その後平成14年から局地的な流行にとどまり、平成15~16年には流行地域の数が増加し、先天性風疹症候群の報告が10名とのことです。この先天性風疹症候群の増加を見て、予防接種の勧奨や、妊婦への注意勧告などの対応を行い、抑制されたとのことでした。

●風疹の再流行

しかし、平成23年から、海外での風疹感染者が帰国後発症するという輸入例が散見されることにより、平成25年より国内感染者が増加、この影響で、先天性風疹症候群の発症報告も増加しています。

その後平成26年から平成29年にかけての風疹感染者数は、各々年間319例、163例、129例、93例の報告、昨年平成30年には7月下旬頃から関東地方を中心に罹患者数の報告が増加しているとのことです。

厚生労働省は、風疹に関する特定感染症予防指針を改正し、(平成29年12月21日一部改正、平成30年1月1日適用)2020年度までに風しん排除の達成を目指しているとのことです。

●今年の発症状況

2019 年第 1~4 週の風疹累積患者報告数は 280 人となり、第 3 週の報告数 207 人から 73 人増加したとのことです。なお、第 4 週(1 月 21 日~1 月 27 日)に診断されていても、2019 年 1 月 31 日以降に遅れて届出のあった報告は含まれないため、直近の報告数の解釈には注意が必要であるとされていました。

インフルエンザの情報を耳にしがちですが、風疹にも妊娠の可能性がある女性やその周囲の人の風疹感染には、気をつけて欲しい、生まれてくる子どもたちの笑顔のためにも、心から願います。

※関連情報サイト 国立感染症研究所「風しんとは・風疹症候群」「風しん発生状況

 

生理検査アティテュード®からのメッセージ

かぜもインフルエンザもそして、花粉症も免疫力が関係します

 

「私はかぜを引かないことにしている」

そんなことをこの時期よく言っています。そして、最近は、

「花粉症やめました」

こんなことも豪語しています(笑)そんな私が、1年前にほんとうに久しぶりに寝込みました。今日のブログは、その久々のかぜを引いた後にまとめた、風邪症状をまとめたものから抜粋してみました。

○今年のインフルエンザは大流行

今年はインフルエンザの大流行、医療機関での集団感染も報道されています。残念なことに亡くなられた方もいる状況です。このインフルエンザ流行期に高熱を出すと、まずはインフルエンザを疑います。しかし、検査を行うと陰性との人によく出会います。しかし、いずれにせよ予防方法に差はありません。

●かぜを引いている人の飛沫からうつる直接感染

かぜのウイルスは飛沫感染、直接その飛沫に汚染されることによる感染です。咳や鼻水が出ているときは、周囲の人に移さないようにマスクをするのがエチケットです。逆に予防のためにもマスクは必須です。

●マスクをすることのいちばんの意味

ウイルスは、人の手を介して感染することはいちばんの多いとされます。そして、無意識に自分の顔にその汚染された手で頻回に触れることから感染することがいちばん多いとされています。マスクをすることで、自分の鼻や口腔からの感染を低減させることが出来るからです。

マスクをすることで、乾燥も防ぐことができます。人の粘膜は、十分な湿度が必要とされます。鼻粘膜や喉の粘膜が乾燥しているとウイルスが付着しやすくなります。かぜウイルスは、鼻や喉の粘膜に付着することが多く、感染、増殖します。

○免疫力の低下

免疫力は自律神経バランスが崩れることによっても起こります。ストレスや睡眠不足などによる疲労の蓄積、加齢による体力の低下さまざまなリスク要因により、身体の免疫力が低下することがあります。感染源となるウイルスや細菌に抵抗する力免疫機能が弱まり、容易に病原体が体内に侵入しやすくなります。

若いから大丈夫と油断することも免疫力低下し、ウイルスの侵入に対抗できなくなり発症します。いちばん免疫力に関係するのは、良質な睡眠だと私は考えます。

○風邪をひきやすい人とは

以前のブログでもまとめていますが再掲しておきましょう。

  • 過度の疲労
  • ストレス、寝不足などによる免疫力の低下
  • 鼻や喉の粘膜の乾燥

これらは、免疫力の弱い小さい子どもや高齢者がよくあげられますが、ストレスの多い働き盛りの現代人にも共通してみられるリスク因子です。そして、その中でも、高齢者や子どもが重症化することもあるということで注意が必要です。抵抗力が弱く人。不眠、疲労、ストレスを抱えやすい人は免疫力が低下しがちだということです。

○かぜの予防のポイント

●規則的な生活習慣

ウイルスは、つけないことが基本です。外出のときには、マスクを着用、こまめな給水、うがいで喉を潤す、室内に入ったら手洗いとうがい薬で除菌がお勧めです。とくに、公共施設などのドアノブや電気のスイッチ、電車やバスなどのつり革、とくにお金は、手で触りますのでウイルスの付着のリスクは非常に高いといえます。触れたあとは、手洗いなど意識的に行うことが大切です。手がいちばんの感染源です。

●運動のすすめ

適度な運動は、ストレス解消にもなり、運動で筋力をUPすることで体内での熱効率を上げることができます。筋肉量が多いほど体温も上がり、免疫力のUPにもにつながり、かぜなどのへ抵抗力を高めることができます。

●バランスのとれた食事は免疫力をUP

人の身体は、食べたものの栄養素で作られ、偏った食事は体調にも影響します。ビタミンA、ビタミンC、ミネラルなどを積極的に摂取することで、身体の調子を整えてくれます。さらに、十分なエネルギーを確保するために、肉、魚、大豆製品などのタンパク質をしっかりと摂取するようにこころがけましょ

〔質の良い睡眠を十分にとる〕

疲労や睡眠不足は、免疫力の低下を招きます。良質の睡眠を十分にとることで、細胞の修復を促し、自律神経を整えストレスを軽減することができます。睡眠を十分にとり、疲労回復には日常から心がけることが大切です。

疲労の蓄積は、身体の抵抗力を奪い、かぜを引きやすくしてしまいます。

●部屋の保湿・身体の保温

今年は、特に頻回に乾燥注意報が出ています。加湿器を上手く利用し室内の湿度を60%くらいに保つことで、ウイルスの繁殖を防ぐことができます。鼻や喉へ潤いを与えることで免疫力のUPはにもつながります。温湿度計を利用して、こまめに部屋の状態を知ることもお勧め致します。

身体から体温を奪われない服装にも意識すると効果的です。身体から体温が奪われると、体力も奪われ、かぜへの抵抗力も低下します。頸部、手首、足首の「3つのくび」を温めるようにしましょう。

加湿器が無いときは、部屋に洗濯物を干す、濡れタオルをハンガーにかけておくだけでも効果があります。

●手洗いは必須

手洗いは、やはり基本とされ不可欠です。インフルエンザが猛威を奮っているこの時期は、帰宅後、食事前はしっかりとした手洗いを習慣化しましょう。

爪の間、指先、指の間、手の甲、親指の周囲、手首までしっかり洗い、手洗い後は、しっかりと水気を拭き取るようにします。かぜは、飛沫感染、接触感染です。感染者の咳やくしゃみなどから排出された分泌物がドアや手すり、家具などに触れて付着、自分の手などで触り、そこからウイルスが体内に侵入して感染することが多いとされています。 ※関連ブログ 手洗い「 冬の感染性胃腸炎、ノロウイルスを知る

●禁煙のお勧め

やはり、禁煙は必須です。タバコは、動脈硬化の原因とされ、喫煙により血管は収縮します。血流が滞るだけでなく、煙に含まれるニコチンなどの物質により肺や喉の細胞に負担がかかり、炎症を引き起こします。免疫機能を下げ、身体の抵抗力も下がります。喫煙者の白血球は、常に上昇している事をご存知でしょうか。

●水分補給も気をつけましょう

かぜのときは、いつもよりも水分補給が重要です。温めた飲み物をとるようにしましょう。消化機能も低下しているので、白湯に溶かした生姜湯などがお勧めです。

○睡眠の質をあげるには...実感しています

睡眠の質をあげることのポイントとして、夕食は、出来る限り20時頃までに済ませるようにする、そして食べ過ぎないことも大切です。さらに、アルコールも同様です。これだけでも眠りの質が大きく変わります。

必ずと言っていいほど、3時間おきに目覚ていたのが無くなり、朝までぐっすりと眠れるようになります。

眠りは大切にしたいものです。

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生理検査アティテュード®

Junko Katayoshi

 

 

 

今日のまとめ 

  • 発熱は、身体を守る生体防御反応、解熱剤の使用は最低限に
  • 鼻水は、鼻腔へ侵入した異物に対する反応
  • 咳は、肺、気管体内への異物を除去する防衛反応

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代表 かたよし純子 Junchan♪  ※自己紹介はこちらから

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