JunchanのHealth attitude blogにご訪問ありがとうございます。医療スタッフのメンタルパートナー かたよし純子です♪  先週は、肝疾患と認識して欲しいということをお伝えしたかった脂肪肝をまとめていきました。その脂肪肝からのつながりで今週は肝疾患です。脂肪肝の状態が持続されることによる炎症の継続が原因となるのが慢性肝炎です。慢性肝炎として、思いつくのはウイルス性肝炎かとおもいます。ウイルス性肝炎は治癒出来る肝炎となってきている一方、脂肪肝からの肝炎は、最近問題視されますが、この非アルコール性脂肪肝炎を中心にまとめます。プラスαでは、以前もまとめているアルコール性脂肪肝からの慢性肝炎を再掲していきます。

 

1. 肝疾患、肝臓の炎症が持続する慢性肝炎とは?3つの理解

1-1 肝臓の疾患「肝炎」の理解

1-2 慢性肝炎の状態とは?その定義

1-3 慢性肝炎の原因「非アルコール性脂肪肝炎:NASH」とは?

今日のプラスα

2.アルコール性脂肪肝炎からの慢性肝炎

3.慢性肝炎になると...症状と糖尿病リスク

生理検査アティテュード®からのメッセージ

・誘惑の多い時代に生きる私たち

 

1. 肝疾患、肝臓の炎症が持続する慢性肝炎とは?3つの理解

1-1 肝臓の疾患「肝炎」とは?

 肝炎:Hepatitisとは?

肝臓に炎症が起こり発熱、黄疸、全身倦怠感などの症状を来す状態の総称

 ○肝炎の原因

肝炎の原因はさまざまなものがあります。よく知られているのは、以前のブログでもまとめたことがある、ウイルス性肝炎でしょうか。

肝臓の機能障害には、生活習慣病としての「脂肪肝」「アルコール性肝炎」薬物による「薬物性肝炎」そしてウイルス性肝炎として「B型肝炎」「C型肝炎」「A型肝炎」さらに自己免疫性肝炎などがあります。肝炎から肝硬変、肝癌という過程を経過します。前回のイラストを修正して再掲いたします。日常の検査でよくみる疾患を下記に図示しました。

肝疾患 Liver disease

<肝疾患 Liver disease>

《肝炎のおもな原因》
  • ウイルス性肝炎
    • A型肝炎 – 経口感染
    • B型肝炎
    • C型肝炎
    • D型肝炎
    • E型肝炎
    • G型肝炎
  • その他のウイルス感染症
    • EBウイルス
    • サイトメガロウイルス
    • ヘルペスウイルス など
  • アルコール性肝炎
  • 非アルコール性脂肪性肝炎
  • 薬剤性肝炎:漢方薬、総合感冒薬、解熱鎮痛薬 など
  • 自己免疫性肝炎
  • 原発性胆汁性胆管炎

肝臓は、よく沈黙の臓器と称されます。症状がほとんど無い状態で気がつかない内に肝臓の線維化が進み肝機能障害となっていることもあります。

●ウイルス性以外の肝炎

上記に示したような原因がありますが、その多くはウイルス性肝炎です。ウイルス性肝炎は、治癒可能な疾患となってきています。

現在注目され、注意喚起が促されているのが、健康寿命にも関連する「非アルコール性脂肪肝炎:NASH」です。

○改善されない軽度の肝障害・脂肪肝 その原因とは?肝臓と周囲臓器との位置関係

肝臓は、体内の代謝を行う「化学工場」といわれる臓器です。不要になったものや、有害物質を解毒・排泄するために欠かせない重要な臓器です。肝臓は成人で1Kg以上となる大きな臓器であることを前回もお伝えしました。

炎症が起こり始め、機能が低下し始めてもなかなか症状して現れにくく、そのために沈黙の臓器といわれますが、疾患により切除してももとに戻ろうとする力「再生能力」も非常に高い臓器です。肝障害や、脂肪肝の原因はさまざまで、複数重なっていることも少なくありません。

●健康に配慮しても、思わぬところに肝障害の原因も

このような原因が否定的、肝機能障害も異常値を示すほどでは無いけれど、いつも超音波検査で指摘される。食生活も気をつけ、それなりに運動もしているし、お酒もほどほどに付き合い程度、でも脂肪肝がなかなか改善されない。このような場合、サプリメントが原因のこともあります。もし、サプリメントを常用している場合、含有成分の詳細を確認してみてください。

 

1-2 慢性肝炎の状態とは?定義

慢性肝炎とはどのような状態なのでしょうか。

慢性肝炎の定義とは...

慢性肝炎とは?

肝臓の炎症「肝炎」の6ヶ月以上の持続

○持続的な炎症が起きている「慢性肝炎」が進行すると...

慢性肝炎とは、肝臓の慢性的な炎症が持続している状態・疾患です。炎症が持続する状態とはどのような状態なのでしょうか?慢性肝炎は、肝硬変そして肝癌という重篤な状態へと進行することもあるために、早期に肝臓を元の状態に戻してあげることが必要です。そのために早期発見、早期治療が非常に重要とされる疾患だとされています。

○慢性肝炎の病態を理解しよう

●ウイルス感染としての慢性肝炎

慢性肝炎の原因としてそのほとんどが、肝炎ウイルスだとされています。肝細胞がウイルス感染することによる免疫反応が炎症を招くことにより肝炎を発症。肝臓に集まった血液中の免疫細胞リンパ球がウイルス感染している肝細胞を攻撃します。そして、肝細胞の破壊が起こり続けている状態だとされます。

●脂肪肝による慢性肝炎

過度のアルコール多飲、肥満、糖尿病などが原因となる肝炎の場合、肝細胞に脂肪が蓄積されることにより、肝臓に炎症が起こりることになります。この状態が「脂肪性肝炎」とされ、ウイルス性慢性肝炎と同様に肝線維化が進行すると考えられます。肝線維化が進むことにより、肝硬変へと移行し、肝癌を併発することもあります。

○「肝線維化」していく慢性肝炎

肝臓が炎症を起こしている状態でも、特有の症状としてあらわれないことがほとんどです。慢性肝炎の組織学的な所見としては、門脈域にリンパ球を主とした細胞浸潤と線維化が認められます。そして、肝実質内にはさまざまな段階の肝細胞の変性や壊死した所見が見られる状態です。

慢性肝炎は、肝細胞の線維化が進行している状態だということです。

慢性肝炎が発見される契機とされるのは、血液検査の異常値としてみられることがほとんどです。この慢性肝炎の状態、破壊された肝細胞は線維化していきます。この「肝線維化」がさらに進行することで肝臓が硬くなる状態「肝硬変」へ移行していきます。

そして、肝硬変が進行することにより、浮腫、腹水、黄疸などの症状として初めて自覚されるということも少なくありません。食道胃静脈瘤を形成し、その結果吐血(血を吐く)することもあります。肝線維化は、肝癌を併発することもあります。

 

1-3 慢性肝炎の原因「非アルコール性脂肪肝炎」とは?

非アルコール性脂肪肝炎は、増加しているといわれています

ここまで慢性肝炎の原因と病態をまとめてきました。ウイルス性肝炎に関しては、いぜんお伝えしていますので、それ以外の慢性肝炎として増加しているとされる「非アルコール性脂肪性肝疾患:NAFLD」「非アルコール性脂肪肝炎:NASH」に関してまとめていきましょう。このNAFLDとNASHの意味の違いに関しては、前回のブログでもまとめていますが、ちょっとおさらいです。

○非アルコール性脂肪肝:NAFLの定義

飲酒の習慣がない脂肪肝を「非アルコール性脂肪肝:NAFL」といいます。米国肝臓学会ガイドラインでは、

  • 肝臓に脂肪がたまっている
  • 目立った飲酒の習慣がない
  • 他の脂肪肝発症の原因がない
  • B・C型肝炎ではない

と定められています。

内臓肥満、ストレス、昼夜逆転の勤務などの不規則な生活習慣が原因とされる脂肪肝です。脂肪肝の初期状態では、肝細胞の中に、脂肪の粒がバンクしそうな状態で溜まっているのが確認されます。

※情報引用サイト「非アルコール性脂肪性肝疾患」国立国際医療センター

●非アルコール性脂肪肝(NAFL)から非アルコール性脂肪肝炎(NASH)へ

この非アルコール性脂肪肝(NAFL)の状態を放置すると、肝臓の状態が悪化し、細胞破壊が起こります。肝細胞の風船化といわれる状態で、腫れて弱った肝細胞は破壊されていきます。この破壊状態のために肝臓で炎症が起こるこの状態が持続することにより肝細胞の肝線維化を引き起こすことがあります。これが、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)となります。そのNAFLとNASHを合せて非アルコール性脂肪性肝疾患:NAFLDとしています。

 

非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の病期

<非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の病期>

○潜在的な非アルコール性脂肪肝の人数

国内で推測されている非アルコール性脂肪肝の人数は、ドック受診者の30~40%脂肪肝の指摘があることから、1,000~2,000人の罹患が予測されています。このうち、非アルコール性脂肪肝炎への進行予想人数は、100~200万人と考えられているとのことです。

○非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の原因

NAFLDの原因は、生活習慣との関連性が指摘されています。生活習慣の乱れ、ストレス、運動不足など、メタボリックシンドドロームの原因と同じとされ、メタボの肝臓における表現形ともいわれています。

●アディポサイトカイン(アディポカイン)の分泌異常

内蔵脂肪組織では、体内の余分な栄養を脂肪として蓄えています。この内蔵脂肪組織は、内分泌臓器といわれ、善玉ホルモンといわれているアディポネクチンなどや、悪玉ホルモンの悪玉アディポカインを分泌します。

悪玉ホルモンが過剰に肝臓に入り込むことにより、炎症や不要物質の処理を仕切れない状態となり、その処理のために酸化ストレスが発生しさらに炎症が強くなる悪循環に陥るとされています。

アディポサイトカイン(adipocytokine )とは?

「アディポ」は脂肪、「サイトカイン」は生理活性物質の意味

脂肪細胞から産生・分泌される生理活性タンパク質の総称をアディポサイトカイン(アディポカイン)といいます。内臓脂肪が蓄積されるとその分泌調節不全をきたすとされます。身体の機能調節に重要な生理活性物質を活発に産生・分泌しているといわれ、人体最大の内分泌臓器であることがあきらかにされています。

●アディポサイトカインの悪玉物質と善玉物質

悪玉には血栓をつくりやすくするPAI-1、インスリン抵抗性を起こすTNF-α、レジスチン、血圧を上げるアンジオテンシノーゲンなどがあり、逆に善玉にはインスリン抵抗性を改善し、動脈硬化を防ぐアディポネクチンがあります。内臓脂肪の蓄積は、これらのアディポサイトカインの産生・分泌に異常をきたすとされ、血液中の悪玉物質を増加させ、善玉物質の血中濃度を低下させます。その結果、動脈硬化を直接的に促進することになり、糖尿病など生活習慣病のリスクとなります。

※引用サイト「アディポカイン」e-ヘルスネット

●遺伝要素・腸内細菌の影響

遺伝的素因、腸内細菌が肝臓に影響を与えているという考え方もあるようです。非アルコール性脂肪肝は、肝臓の脂肪組織、遺伝的な素因、酸化ストレス、腸内細菌などさまざまな要因が複合的に関係し、発症すると考えられています。

●非アルコール性脂肪肝疾患の性差

男性では40歳代に有病率のピークがあるとされ、その40%以上が非アルコール性脂肪性肝疾患を発症しているといわれています。

女性では、閉経による女性ホルモンの影響を受け、40歳代での有病率は10%前後とされていますが、60歳代では30%に増加するということが報告されています。

非アルコール性脂肪性肝疾患は、アルコール性脂肪肝炎と鑑別することが重要だとされています。

●非アルコール性脂肪肝から肝癌への進行

非アルコール性脂肪肝から非アルコール性脂肪肝炎を発症、さらに進行することにより、肝細胞が長期間、破壊し続けることになります。前述したように、肝細胞は線維化していき、肝臓は徐々に硬くなっていき肝硬変の状態になります。そのままの放置で、10年という経過となりますが、1~2割くらいの人が肝硬変に移行してくことになります。

肝硬変の状態からは、数%ですが肝癌を発症するとされています。成人の約30%が脂肪肝だといわれるような飽食の時代です。脂肪肝の状態は、努力次第で改善することができます。

○脂肪肝の発見には腹部エコーを!

前回もお伝えしました。脂肪肝は、腹部超音波検査で簡単に診断されます。私自身が、多くの人の脂肪肝を見ています。そして、多くの人が疾患と受け止めていないことを前回お伝えしています。

●数値にあらわれない段階での脂肪肝

肝機能検査が正常な非アルコール性脂肪肝炎の場合もあります。数値が上昇しても、進行していない場合もみられます。健診結果で肝機能が正常でも、非アルコール性脂肪肝炎の場合があるということを理解してください。現在ではまだ、血液検査で、非アルコール性脂肪肝と非アルコール性脂肪肝炎を確実に診断する検査項目が無いのが現状です。他の肝臓疾患と同様に、非アルコール性脂肪肝や非アルコール性脂肪肝炎もほとんど自覚症状がみられません。

肝臓に脂肪がたまっているか、否かの判断は、内蔵脂肪 腹囲測定

  • 腹部超音波検査(腹部エコー検査)
  • 腹囲測定:臍部周囲の腹囲メタボチェック 腹囲の測り方
    • 男性:85センチ以上
    • 女性:90センチ以上
  • 20歳の時の体重から10kg以上の増加
  • 糖尿病、脂質異常症、高血圧症の有無

 

○非アルコール性脂肪肝、非アルコール性脂肪肝炎の確定診断

最終的な確定診断は、組織診断となります。組織診断は、肝臓に針を穿刺して行う「肝生検」となります。その検査を行うか否かは、専門医による判断が必要です。

先日のTV放送の中で紹介していたフィブロスキャンは、まだ一般的には普及していませんが、番組中で紹介していた「FIB-4 index」を検索してみてください。年齢と検診結果で得られた肝機能のASTとALT、血小板の数値を入力すると計算されます。4型コラーゲン7sなどの「肝線維化マーカー」などの血液検査もあります。

○非アルコール性脂肪性肝疾患と生活習慣病との関連性

●血糖値、2型糖尿病と非アルコール性脂肪性肝疾患

非アルコール性脂肪性肝疾患、非アルコール性脂肪肝炎と糖尿病や2型糖尿病と強い関連性が示されています。空腹時血糖値の上昇とされる110mg/dl以上の約半数、126mg/dl以上の約70%が非アルコール性脂肪肝疾患があるという結果が得られています。

さらに、2型糖尿病での有病率は約半数とされ、肝線維化が進行した非アルコール性脂肪肝炎であるリスクは、2型糖尿病ではない人と比較し2.4倍の上昇が見られるとのことです。(肝生検による比較)

●脂質異常症と非アルコール性脂肪性肝疾患

非アルコール性脂肪性肝疾患における脂質異常症(高コレステロール血症、高LDLコレステロール血症、低HDLコレステロール血症、高中性脂肪血症)の合併は、約50%との報告があります。

●高血圧と非アルコール性脂肪性肝疾患

高血圧と非アルコール性脂肪性肝疾患には強い関連性があると考えられていますが、そのメカニズムははっきりしていないとのことです。しかしながら、非アルコール性脂肪性肝疾患は、動脈硬化や心臓病のリスクとなり、高血圧の合併が約30~50%にみられるとのことです。そして、その逆、高血圧が、非アルコール性脂肪性肝疾患発症のリスクになるとの報告があるとされます。

※関連ブログ「循環器疾患のリスクを知る

○脂肪肝・慢性肝炎の予防法

簡単に効果的に実践できるのが、食事療法、運動療法です。でも、実際問題として簡単ではないと思う人が多いのでしょう。

いちばん大切なことは、継続することです。月に1kgぐらいのペースでの減量で、半年から1年かけてゆっくり目標まで少しずつ落としていくようにします。運動などにより活動量を増やすとともに、食事の量やバランスを見直していきます。

●やらないよりは、少しでも「実行出来た」という在り方

運動は1週間に150分以上が望ましいとされていますが、そんなに出来ない、時間が取れないと思う人が多いと考えます。ほんの少しでも、やらないよりは、実行したほうがよいと私は考えます。出来なかったと思うのならば、目標の10%が実行できたという考え方です。1日5分でも、10分でもOKという気持ちと、明日は今日よりも頑張ろうという姿勢でいることも必要です。エスカレーターに乗るなら、階段をセレクトすることでも運動量は変わります。

●レジスタンストレーニングの必要性

レジスタンストレーニングとは、筋肉に負荷をかけたトレーニングのことを言います。

筋肉は第2の肝臓ともいわれていますが、筋肉量を増加させることにより、代謝を向上させることができます。糖質の約7割は、骨格筋で消費されると考えられています。そのため、運動により骨格筋を増加させることで、非アルコール性脂肪肝疾患の改善が期待されます。有酸素運動といっしょにおこなうことで効果が期待できます。

●効果的な食事の選択

食事は、過剰な糖質、脂肪の摂取を控えるように心がけることが必要です。ビタミンや緑黄色野菜、食物繊維を十分にとることも必要ですが、果物の食べ過ぎは、果糖の取り過ぎになることもあります。飲み物に含まれる糖質にも注意が必要です。運動するときのスポーツ飲料には、多量の糖質が含まれている商品も少なくありません。成分表示を確認することが必要です。

 

2.アルコール性脂肪肝炎からの慢性肝炎

アルコール依存症における肝障害は約80%とかなりの高頻度に見られます。そして、アルコールi依存症、最近では、「アルコール使用障害」と言われるようになりましたが、依存を引き起こす物質であるということになります。

※関連ブログ依存症は特別ではない、アルコール依存症とは? 

アルコール性肝障害とは?

肝障害の主な原因として、通常5年以上の長期間の過剰の飲酒が考えられる病態

以下の条件を満たすものをいいます。

  • 過剰の飲酒とは、1日に純エタノールに換算して60g以上の常習飲酒家をいう
    • 女性や遺伝的にアルコールに弱い人の場合、1日40g程度の飲酒でもアルコール性肝障害を起こすとされる
  • 禁酒により、血液検査(AST、ALTおよびγ−GTP値)があきらかに改善する
  • 肝炎ウイルス(B型・C型)、自己免疫性疾患を疑う検査が陰性であること

※引用サイト「アルコール性肝障害」肝炎情報センター

○アルコール性肝炎

アルコール性脂肪肝を指摘され、その状態でさらに大量の飲酒を継続することでアルコール性肝炎を発症します。腹痛、発熱、黄疸などの症状を伴うこととなり、重篤な状態となりに死にいたることもありえます。アルコール依存症の場合によくみられ、アルコール性肝炎の診断に際しては、断酒が絶対とされます。治療後、飲酒を再開するとやがて肝硬変へと進行します。

下記の表に示したように、アルコール性脂肪肝疾患の原因となる飲酒量は、1日のエタノール摂取量で男女別におおまかに決められています。1日の飲酒量の基準として、男性が30 g、女性が20 gとされています。

ビールならば、男性は大瓶1本、女性は中瓶1本以内であれば、非アルコール性です。1週間でのエタノール換算では男性210 g、女性140 gです。ビールを1日1.5L以上飲む場合は、アルコール性とみなされるようです。

酒類の1ドリンク量(アルコール=10g量)

<酒類の1ドリンク量:アルコール=10g量> ※引用サイト e-ヘルスネットより参考作成

○自分で重症化を防げるアルコール性脂肪肝

アルコール性肝疾患の場合は、ウイルス性肝炎とは異なり、自らの意思で重症疾患への過程を予防し、改善できるということにつきます。アルコールの摂取をやめれば肝臓は元に戻るということです。

アルコールは、依存症を引き起こすことや、身体に有害な状況をもたらすことがあることを理解して楽しみたいものです。

●アルコールは有害物質ですアルコールの代謝

アルコールは、肝臓が解毒対象とする薬物であるという認識を持って欲しいと思っています。

解毒対象ということは、身体には有害物質だということになります。アルコールは、アルコール使用障害(依存症)や、肝硬変、肝癌などの肝臓疾患の原因となるなどさまざまな健康障害を招くこともあります。

体内にアルコールが入ると、肝臓はアルコールがゼロになるまで代謝と分解を行います。

※関連ブログ依存症は特別ではない、アルコール依存症とは? 

アルコール性肝障害の経過

<アルコール性肝障害の経過>

 

3.慢性肝炎になると...症状と糖尿病リスク

慢性肝炎の症状とリスクをまとめておきましょう。

○慢性肝炎の症状

慢性肝炎は徐々に発生するために、多くの場合、肝線維化が進行し、肝硬変になるまで症状がみられないことがほとんどです。

何となくという症状として、倦怠感などの体調不良、食欲不振、疲労感などがあげられるようです。まれに微熱や、上腹部不快感などの症状もみられるとされます。

●症状の出現は肝硬変への移行期

肝線維化が進行することにより、門脈圧亢進による秘蔵の腫大、クモ状血管腫(皮膚にみられる小さなクモのような血管)、手掌紅斑(手のひらが赤くなる)腹水の貯留などの肝硬変の症状です。

さらに肝機能の低下は、 肝性脳症という脳機能の異常、血小板減少による凝固障害(出血傾向)につながることがあります。肝臓は体内の有害物質を除去する機能を持ちます。肝機能低下により、血液中の有害物質の除去が出来なくなることで、不能肝性脳症がもたらされます。

肝臓からの胆汁の流れ遮断されることによりまれに黄疸が出現することがあります。黄疸は、皮膚への色素沈着によりかゆみをもたらすことや、色の薄い脂肪便がみられることもあります。これらの症状は、

○慢性肝炎と糖尿病

慢性肝炎になるとさまざまな糖尿病リスクを生じることになります。

●肝機能が低下すると、糖尿病発症リスクが高まる

肝疾患は、糖尿病リスクが増加します。肝機能検査のALTの値が上昇を示すと、肝細胞の破壊を示しています。そのため、ALTの数値には気をつける必要があるとされています。

●糖尿病からの肝疾患

糖尿病の人の死因の17.5%が肝疾患という報告があるとのことです。糖尿病の場合、肝疾患のリスクが上昇sルトのことです。肝硬変や肝癌への合併が多いとのことです。

○非アルコール性脂肪肝炎:NASHは無症状で進行している

非アルコール性脂肪肝炎は、糖尿病、高脂血症、高血圧といったメタボリックシンドロームベースに引き起こされると考えられています。生活習慣病が原因とされ、肝臓に脂肪が蓄積されることで肝臓の炎症が増幅されます。NASH の約半数は進行性だといわれ、肝硬変や肝癌になる危険性があるとされています。

そして、最後に再度お伝えします。

非アルコール性脂肪肝炎:NASHは、無症状です

 

生理検査アティテュード®からのメッセージ

『誘惑の多い時代に生きる私たち」

 

今日は、こんなタイトルで、生理検査アティテュードからのメッセージとして綴らせて戴きます。

その理由は、私自身のことでもあるからです。私自身が、シニアとなる世代に入ろうとしています。一昔前ならば、完全にシニアとされる年齢です。

○生活は、便利になったけれども...

生活が便利になり、食材も年々豊富になりさまざまな食品が並ぶようになっています。品種改良された野菜や加工食品などその種類や栄養価もさまざまです。さらには、医療分野でも多くのメカニズムが分かってきたことにより、身体に必要な栄養素もさまざまな物質が関わっていることが分かり、日本はその研究の最先端といっても過言ではありません。そして、少し前の常識が覆されていることも多くあります。

食が豊かになり、生活も快適さが求められ、便利で効率的な日常生活を手に入れることが可能なじだいになったといっても過言ではない時代です。女性の社会進出が促され、私自身も常勤勤務をこなしながら働き、結婚し、家事、育児と過ごす中で、如何に、家事時間を削減するか?ということに関して、その「便利さ」の恩恵に預かったひとりです。

○伝えながら反省する、さまざまなこと

このHPを開設した2016年12月より、臨床検査技師・健康管理士、そしてメンタルのプロ NLPトレーナーとして、心と身体の健康情報を「health attitude Blog」としてさまざまなことを伝えてきました。わからないことは、出来る限り調べ、最新の情報を常に意識し、自分の見てきた「医療」をリンクさせて、私自身の言葉や思いを込めて書き綴っています。

新しい医療情報は、私個人に向けてという意味でもあり、自己の改善点や、反省点も含めてです。「お勧めします」という言葉の裏には「私こそ」気をつけなければならないことなのです。今回の肝臓疾患も同様です。私をよく知る人は「酒飲み」と誰もが思うのではないでしょうか(苦笑)必ずチェイサーとともに、適量を楽しく語らいながら戴いています。

○「古き良き不便な時代」に自然にあった健康法

こんな言葉が思い浮かびました。半世紀前の時代には、今のような便利さはほとんど無いことが普通。掃除も食器洗いも、洗濯も、乾燥も電化製品がすべて行ってくれます。今では、洗濯物をたたんでくれるものまで出てきています。食に関しても同様に、買い物行かなくてもネットで注文して自宅まで届けてくれます。調理をしなくても調理された食品をレンジで温めるだけで簡単で食べられる時代です。

あたりまえに行っていた「生きるための日常生活の中での行動」を行わなくても手に入る便利な時代。さらには、階段を上らなくてもエスカレーター、エレベーターで上階まで上がれるのがあたりまえの時代。歩く距離はドンドン削減され、食べるために必要な家事労働などの生活に必要な運動はなくなる。

このような生活の中での便利さを手に入れたことへの代償とは

意識的に運動しなければならない

敢えて「ねばならない」とお伝えします。

便利さという誘惑の中で生活をしているのではないでしょうか。我が家にもお掃除ロボがいますので、外出中にline_1537748093723健気な動きでお掃除してくれます。その時間をウォーキングに費やすこともあります。

その結果「運動」「食生活の改善」などわざわざ、「やらなくてはならない事」になっているのが現状なのではないでしょうか。加工食品に、どれくらいの保存料が含まれているのかということを、意識したことがありますか?体内に取り込まれた化学物質は、大腸から排泄されますが、適切な排便が出来ないために、大腸癌のリスクが上昇することになります。

便利さの中の貧しい健康

○通勤という行動を手離した代償

日常生活の中での通勤は、かなりのストレス、運動量だということを実感しています。私は、常勤職を手離したこと、通勤ストレスからの開放されたことへの代償として、意識的に日常運動を意識しています。駅など建物は、エスカレーター、エレベーターを避け、階段を歩き、スーパーでの買い物では、カートを使わずにカゴを持ち歩きます。そして、10Kgはあるリュックを背負い、30分歩いて持ち帰ります。

○コミュニケーションとしての飲み会

家から出なくても食材が簡単に手にる時代、孤食や個食が増え、認知症への拍車をかけているという現状を意識したことがあるでしょうか。

気を使いながら食事をするのが面倒だという考えの方も多いようです。「個」は、脳への刺激がなくなります。TVに話しかけても、返事をしてくれません。SNSへの投稿をあやまると、誹謗中傷されることもよくある話です。

リアルに会うコミュニケーションの良さに勝るものはないと私は思っています。

今一度、自分の生活習慣を見直すことも必要なのかも知れません。それが自己の健康寿命延伸につながるのではないでしょうか。

Pure Medical attitude

生理検査アティテュード® Junko Katayoshi

今日のまとめ

  • 肝炎とは、肝臓に炎症が起こり発熱、黄疸、全身倦怠感などの症状を来す状態の総称
  • 慢性肝炎とは、肝臓の炎症が6ヶ月以上継続した状態
  • 非アルコール性脂肪肝炎は、無症状で進行していることが多く、肝硬変、肝癌のリスクがある

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Pure Medical attitude 

生理検査アティテュード®

代表 かたよし純子 Junchan♪  ※自己紹介はこちらから

臨床検査技師/超音波検査士/健康管理士一般指導員/健康管理能力検定1級/介護予防運動指導員/米国NLP協会認定NLPトレーナー/臨床心理学 基礎エキスパート取得

今日も最後までありがとうございました。

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