元気&HealthのJunchanのblogにご訪問ありがとうございます。医療スタッフのメンタルパートナー かたよし純子です♪かたよし純子です♪ 今週のテーマは、「脂肪肝」。歓送迎会シーズン、何かとお酒を飲む機会も多く、肝臓が頑張る季節です。初回は、肝臓の機能を中心に、脂肪肝とはどのような状態なのかも合わせてまとめていきたいと思います。脂肪肝の原因は、アルコールだけではありません。お酒を一滴も飲まれない方でも脂肪肝のことがあります。また、肥満体型が脂肪肝というわけでもありません。痩せていても脂肪肝となることもあります。脂肪肝に関係した内容で今週も3回に分けてまとめていきたいと思います。ほんのちょっとの肝臓への気配りを♡

1. 脂肪肝を手放すために肝臓を理解する、そのポイント3つ

1-1 肝臓のしくみの理解、いちばん大きく、再生力の高い臓器 

1-2 肝臓の機能を理解(代謝・解毒・胆汁の生成と分泌)

1-3 脂肪肝を理解、中性脂肪が30%以上  

今日のプラスα

2.肝臓の機能をみる検査

3.認識することから、脂肪肝は疾患です。

生理検査アティテュード®からのメッセージ

・超音波検査での脂肪肝

 

1.脂肪肝を手放すために肝臓を理解する、そのポイント3つ

肝臓は、身体の中でいちばん重く、大きな臓器です。その位置と名称、機能からまとめていきたいと思います。

1-1 肝臓のしくみの理解、いちばん大きく、再生力の高い臓器  

以前のブログでも取り上げましたが、肝臓のしくみは脂肪肝を理解のために、肝臓の位置とおもな名称からまとめていきたいと思います。

【肝臓の位置と各名称】

人の肝臓は身体の中でいちばん重い臓器で成人では体重の約50分の1の重さ、1~1.5Kg でもっとも大きな臓器になります。

〔肝臓の位置〕

右胸の肋骨の下あたりに、腹部の右上に位置して、右肋骨の下に収まり、頭側には横隔膜があります。右葉と左葉に分けられ、左側の左葉部分は、みぞおちの辺りから左側に位置し、胃と接しています。肝臓は、1~2cmの大きさの肝小葉からできていて、肝小葉は、数十万個の肝細胞が集まっています。肝細胞の間には、毛細血管が通り、肝小葉の周囲には、肝動脈、門脈があります。

〔多くの血管走行がみられる〕

肝臓には、多くの血管が走行しています。肝臓の栄養血管は、肝動脈です。そして、消化管(腸、胃、膵臓、脾臓)から集まった静脈が門脈という血管を通って、肝臓へ流入します。肝臓はこれらの血管から集められた血液中の成分を代謝、解毒、合成、分解という重要な役割をしています。肝臓は、このように非常に血液に富む臓器で、そのため暗褐色をしています。

[肝臓の血液循環:肝動脈と門脈]

肝臓は、他の臓器と異なる血液循環となり、肝臓に流入する血管には、酸素を運ぶ肝動脈と栄養素を運ぶ門脈の2つの血管系があります。肝臓は、この酸素や栄養素を使い、代謝、解毒、排泄などうぃ行っています。肝臓への血液は、約70~80%が門脈から、残りは肝動脈からとなります。心臓から拍出される血液量の約4分の1に相当する多くの血液の循環調節を行なっています。門脈は、胃、小腸、大腸、膵臓および脾臓からの静脈が集まった血管となります。

[3本が並走、門脈、肝動脈、胆管]

肝門部を出入りする血管には、門脈、肝動脈が伴走し、これらの血管に並行して胆管も伴走し3本はともに並行して肝内を走行しています。胆管の内部は、肝臓で生成された胆汁が流れ、胆汁は総胆管に流れ、十二指腸に排泄され消化を助けます。総胆管の途中には、胆のう管が分岐して、胆のうにつながります。胆のうは、袋状でナスのような形状、右肋骨の下、肝臓の下面にぶら下がるような位置関係で、一時的に胆汁をたくわえる役割をしています。胃に食物が入ると胆のうは収縮し、胆汁が総胆管を経て、十二指腸に流れ込みます。

[門脈の役割]

小腸で吸収されたブドウ糖やアミノ酸は、この門脈を通って肝臓に運びこまれます。消化器系(胃、小腸、大腸、膵臓、脾臓)からの静脈血を集めて肝臓に運ぶ役割を担っています。肝臓で行なわれているさまざまな科学処理を行うための栄養素を吸収した消化管からの血液を肝臓に運び入れる役割を担っています。脾臓で破壊された赤血球の分解物を肝臓に送る道でもある。門脈は枝分かれした後、毛細血管に相当するもっとも細い類洞という血管になり、類洞を流れた血液は、肝静脈から下大静脈に入り、心臓に送られます。

[門脈圧亢進症とは?]

肝硬変など、肝細胞が障害されると、血流がうっ滞し、門脈圧が上昇します。門脈圧亢進症となると、側副血行路や食道静脈瘤など異常な血管走行が出現することとなります。通常見られない、異常血管が門脈と大静脈との間に出現することとなります。

[肝細胞の再生能力]

肝臓は人の臓器の中でも機能の分化が少なく、最も再生力が高い臓器とされています。生体肝移植にて、ドナーから最大70%の肝臓切除を行っても、約1カ月で80~90%くらいまで容積も機能もほぼ回復するとされています。一部に損傷があっても症状に現れにくい臓器で、肝臓疾患では、ほとんど症状が出ることが少なく「沈黙の臓器」とも言われます。

 

肝臓 Liver

<肝臓 Liver>

【肝細胞のしくみ:肝臓の最小単位 肝小葉】

肝細胞は、中心静脈を真ん中に肝細胞は索条、放射状に配列し、この周囲には、門脈、肝動脈、細胆管が見られるグリソン鞘と呼ばれる部位があります。門脈から類洞、終末肝静脈までを、肝臓最小単位肝小葉となります。この肝小葉が集まり、肝臓を構成しています。肝細胞は、肝機能を担う細胞となります。タンパク質の合成と貯蔵、炭水化物の変換、コレステロール、胆汁酸、リン脂質の合成、解毒、変性、排出に関与し、胆汁の生成と分泌を促進しています。肝細胞で作られた胆汁は、肝細胞索の内側にある毛細胆管を通って総胆管へ送られています。

肝小葉の間には、グリソン鞘という結合組織が存在し、上記でお伝えしたように、門脈、肝管、肝動脈のそれぞれの末梢が3本いっしょに走行しています。肝小葉は、アルコールや薬剤により引き起こされる肝臓障害をはじめ、多くの肝臓におこる疾患のしくみを考える基本です。

1-2 肝臓の機能を理解(代謝・解毒・胆汁の生成と分泌)

肝臓は、代謝、解毒、合成、分解など多くの機能を果たしています。以前のブログでも肝臓の働きをまとめていますが、その肝臓代謝機能を中心にまとめていきましょう。

【肝臓の働き】

肝臓はよく身体の中の化学工場、貯蔵庫にたとえられます。身体に必要なさまざまな栄養素の分解と合成をする中心的な臓器です。腸で吸収されたさまざまな栄養素を代謝、貯蔵するほか、胆汁の生成や分泌、および解毒や排泄などの、生命の維持に必要な多くのはたらきを行なっています。肝臓が元気であることは、すべての臓器にとっても、とても大切なことです。肝臓には約2000種以上の酵素があるといわれ、これらの酵素のはたらきによって、肝臓はさまざまな代謝機能を持ちます。

【肝臓の代謝とは?】

人は、食物からの栄養素をそのままの状態では利用することはできません。摂取した栄養素を分解し、貯蔵し必要に応じてエネルギー産生をしています。肝臓でつくられた栄養素は、血液を介して、全身の器官や臓器に供給されています。この機能を代謝といいます。

〔糖質代謝〕

糖質はブドウ糖に分解され、小腸で吸収、さらに門脈を通って肝臓に運ばれます。ブドウ糖は、肝臓でグリコーゲンとされて貯蔵されます。貯蔵されたブドウ糖は、必要に応じ、グリコーゲンから再びブドウ糖に生成され、身体中の組織のエネルギー源として供給されます。グリコーゲンは、血糖値の調節にも関与しています。

肝臓は、炭水化物から脂肪酸を生成し、さらに脂肪酸とグリセリンからトリアシルグリセロールを合成しています。また、肝細胞は、脂質と結合して作られるリポタンパクとなる、アポタンパク質を合成しています。肝臓は、糖新生の場でもあります。

<肝臓の大切な機能、糖新生とは?>

摂取される栄養素が糖質不足となり、タンパク質と脂肪に偏りが生じると身体はエネルギー不足となります。同じく三大栄養素のひとつである脂質やアミノ酸など糖質以外の物質からグルコースを合成する代謝経路で、低血糖の場合などに起こる肝臓の機能の一つです。ごはんやパンなどの炭水化物に含まれる糖質は、身体のエネルギー源としてとても大切な栄養素となります。

〔タンパク質の代謝〕

食物から摂取されたタンパク質は、小腸でアミノ酸まで分解され吸収され、門脈から肝臓へ運ばれます。肝臓では身体を構成するタンパク質(アルブミン)に組み替えられます。血液に必要なアルブミンとフィブリノゲン〈線維素〉、プロトロンビンなどを作り、血液中に送り出します。この代謝作用が肝臓機能の中でも最も重要なものとなります。フィブリノゲン、プロトロンビンは、止血に重要な働きをする血液凝固因子です。肝機能が低下すると出血傾向が起きるのはこのためです。

[肝臓で利用できるアミノ酸を生成]

人の身体に重要な成分となるタンパク質は、アミノ酸からできています。食事で摂取される肉や魚に含まれるタンパク質は、小腸でアミノ酸に分解されてから吸収され、門脈を経て肝臓に運ばれています。食品から得られるアミノ酸は約20種類ありますが、人の身体では合成できないアミノ酸もあります。それらのアミノ酸は、食物から摂取しなければならないアミノ酸を必須アミノ酸といいます。

※関連 ブログ「細胞には必須!タンパク質

<必須アミノ酸 9種>

イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニン、トリプトファン、バリン、ヒスチジン

必須アミノ酸

<必須アミノ酸>

肝臓では、このアミノ酸からさまざまなタンパク質が毎日合成されています。そして、使われなかったアミノ酸は、ブドウ糖に作り変えられエネルギー源として利用される他、アンモニアに分解され尿素となり、尿を介して体外に排泄されます。

【脂質の代謝】

脂質は、炭水化物(糖質)、タンパク質などとともに、3大栄養素としてもっとも大きなエネルギー源です。

〔脂質は、過剰摂取も欠乏も問題です〕

増えすぎると動脈硬化の原因となりさまざまな生活習慣病に関わる問題されますが、不足もとても大きな問題を引き起こします。脂質は、細胞膜や核酸、神経細胞などの主要構成成分であり、主要なエネルギー源です。1gあたり、9kcalのエネルギーを生み出します。さらに、脂溶性ビタミン、ビタミンA・D・K・Eやカロチノイドの吸収を助けます。細胞膜・血液・ホルモンなどの原料となり肌や頭皮の健康にもかかわっています。

〔脂質代謝とは〕

脂肪は、胆汁と膵臓から分泌される膵酵素によって遊離脂肪酸とグリセロールに分解されたのち、小腸粘膜で再び中性脂肪に合成され肝臓へ送られます。肝臓で、脂肪酸の合成、分解、コレステロールやリン脂質の合成などが行なわれています。血中の脂質は、リポタンパクとして存在していますが、このリポタンパクも肝臓でつくられています。アルコール多飲や糖尿病、肥満などが原因となる脂肪肝は、肝臓に多くの中性脂肪が蓄積した状態となります。

肝臓では、コレステロールから、胆汁が生合成され、胆管を経て、十二指腸に流れ消化を助ける役割を担っています。その他、肝臓では、ビタミンやホルモンの貯蔵や放出なども行っています。

【有害物質の解毒作用】

身体の中の老廃物や体外から取り込まれた有害物質の分解や、無毒化をして、尿や胆汁とともに体外に排出します。肝臓では、酸化、還元、加水分解、抱合などの科学反応が行われ、体内に取り込まれたさまざまな物資を毒性の少ない水溶性物質に変え、尿中や胆汁中に排泄しています。

〔アルコールの分解〕

アルコールは、90%以上が肝臓で代謝されます。アセトアルデヒドに分解され、その後、酢酸、炭酸ガスと水にまで分解され、体外に排出されます。飲み過ぎや、体調などにより、アセトアルデヒドが体内に蓄積すると、二日酔いや肝障害などの原因となります。

〔体内に摂取される有害物質のから身体を守る機能、分解と排除〕

人が口から摂取する、食物や飲み物の中には、栄養素となるもの以外に有毒な食品添加物や薬物、細菌なども含まれていることがあります。これらの有害物質の多くは、腸から吸収され肝臓の門脈を通して集まってきます。肝臓では、これらの物質を無毒化して体外に排出してくれています。

〔アンモニアの代謝〕

上記のタンパク質、アミノ酸の分解でアンモニアが発生します。アンモニアは、身体に有害な物質となります。体内で作られたアンモニアは、門脈を通って肝臓へ運ばれ、尿素に変えられて尿中に排泄されます。肝硬変などにより、肝機能が低下することで、血中アンモニア濃度が上昇し、肝性脳症といわれる意識障害を引き起こすことがあります。

このように、肝細胞は、薬物や殺虫剤などの外生物質と、ステロイドなどの内生物質の代謝、解毒、不活性化の機能を持っています。身体の恒常性維持と、摂取した毒物から人の身体を守るために、肝臓は腸から流れてくる静脈血の中に含まれるさまざまな物質を効率的に解毒するという働きを担っています。

【胆汁の産生】

肝臓で生成される胆汁は、黄褐色でアルカリ性の液体となります。胆汁の成分は、胆汁酸、コレステロール、リン脂質、ビリルビンなどです。古くなった赤血球を材料として、消化液となる胆汁を作っています。肝細胞で絶えず生成される胆汁は、肝内胆管から胆のうに一時的に蓄えられ、濃縮しています。十二指腸に食物が送られると、脂肪の消化を助け、吸収を促進するために、胆のうが収縮して胆汁が総胆管へ流れ出し、十二指腸へ排泄されていきます。胆汁は、1日に約0.5~1L作られています。

〔赤血球の分解〕

古くなった赤血球をヘモグロビン(血色素)に分解し、鉄が作られます。鉄は、新しい赤血球の材料となり、胆汁のもとになるビリルビンも生成されます。ビリルビンは肝臓で処理され胆汁の材料となり、鉄分は新しい赤血球の材料になります。骨髄で必要な赤血球をつくるための葉酸や、ビタミンB12を貯えておき、必要な時に送り出されます。

 

肝臓のおもな役割

<肝臓のおもな役割>

【肝機能が低下すると】

肝機能障害となっていても、すぐに症状がでないことが多いとされます。そのためよく「沈黙の臓器」とも言われるのが肝臓です。気づくとかなり病状が進行していることもあるようです。

〔全身倦怠感〕

個人差がありますが、疲れやすい、だるいなどの症状がみられます。急性肝炎の場合、食欲不振、吐き気などとともに、強い倦怠感がみられます。
脂肪肝、慢性肝炎、肝硬変などの慢性肝疾患の場合は、倦怠感を訴えることが」多いとされています。

〔黄疸〕

肝臓の赤血球代謝によりビリルビンが作られます。

[ビリルビン代謝の阻害]

赤血球は、寿命約120日で新しくつくられます。古くなった赤血球は、脾臓で壊され、赤血球中のヘモグロビンは、肝臓に運ばれ、ビリルビンがつくられます。さらに水に溶けやすくするためにグルクロン酸などと結合し、胆汁とされ消化を助けるために必要に応じて、十二指腸へ排せつされます。※途中で胆のうに一時蓄えられ濃縮されます。肝障害のために、このビリルビン代謝が阻害されることで、血液中のビリルビン濃度が上昇し黄疸が発症します。全身のビリルビン色素が増加し、皮膚や白目(眼球結膜)が黄染して黄疸となります。

[黄疸の症状]

皮膚、眼球の白目、尿のなどの黄染、便が白っぽくなる、全身倦怠感、食欲不振などの症状が見られます。発熱や風邪のような症状も現れることもあります。ビリルビンの皮膚沈着により、かゆみを感じることもあります。

〔その他の症状〕
  • 手掌紅斑  :慢性肝障害の際に、手のひらや親指の付け根など膨らんだ部分が赤くなる
  • クモ状血管腫:前胸部や頸部、肩、腕などに隆起した斑点が見られる
  • 女性化乳房 :男性の乳房が発達した状態、女性ホルモン分解力低下による、その他、ヒゲや陰毛が薄くなる、睾丸の萎縮などの症状も見られることがあります
  • 腹水・浮腫 :門脈圧亢進による、水分の排泄障害、尿がでにくくなり四肢の浮腫を生じる
  • 吐血    :食道静脈瘤などの破裂による
  • 肝性脳症  :血中のアンモニア上昇による意識障害

また、肝硬変になると、肝臓のタンパク合成機能が低下し、低アルブミン血症や凝固因子の低下による出血傾向がみられるようになります。

※関連ブログ 「肥満が招く肝臓病、脂肪肝

 

1-3 脂肪肝を理解、中性脂肪が30%を越えた状態とは

肝臓は脂肪酸から中性脂肪をつくり、肝細胞の中に蓄えています。エネルギーのもととして必要な時に、必要とされる分を放出しています。使うエネルギーよりもつくられた 中性脂肪のほうが多いと、肝細胞内に中性脂肪がどんどん蓄積されていきます。正常の肝臓は、約2~4%の脂肪を含んでいますが、この中世脂肪が30%を超えた状態が脂肪肝となります。

【どうしてなるの 脂肪肝、その原因】

原因は、生活習慣の影響がもっとも大きく、飲酒や過食による肥満、運動不足、糖尿病などが原因となることが多い疾患です。肝臓は、摂取した炭水化物や脂質、アルコールなどの成分の脂肪酸から中性脂肪を合成しています。身体に必要なものはエネルギーとして消費されますが、摂りすぎた脂肪酸は肝臓にそのまま蓄積され脂肪肝となります。

〔アルコール性脂肪肝〕 アルコール多飲による脂肪肝

お酒に含まれるアルコールは、肝臓で無毒化されていますが、大量のアルコールは肝臓に大きな負担となります。アルコールは、水に溶け、脂肪を溶かします。タンパク質を変性させる働きをもつために、肝細胞を直接害する結果となります。アルコール代謝により発生するアセトアルデヒドは、毒性が強く、肝細胞の障害を促進させます。肝細胞の線維化を招き、アルコール性肝線維症が引き起こされることとなります。

〔非アルコール性脂肪肝〕 肥満、糖尿病、薬物 など

アルコール以外の原因で引き起こされる脂肪肝も注目され、メタボリックシンドロームとの関係が指摘されています。 過食や肥満、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣が原因となる脂肪肝が問題視されています。この非アルコール性脂肪肝から、肝炎へと移行することもあるとされています。肥満や糖尿病の人は、インスリン機能が低下するために、肝臓に脂肪が蓄積しやすくなります。肥満体型ではない場合でも、運動不足や不規則な食生活により、肝臓への中性脂肪の蓄積が高まる可能性があります。

このように肥満ではない場合でも、栄養バランスの乱れから、脂肪肝となることも多くみられます。大した症状も無いという状態です。何となく体調がすぐれない、身体がだるい、疲れやすい、右脇腹が張るなどの漠然とした症状のみのためのことも。そのため、そのまま放置され、しだいに、食欲不振、全身倦怠感、上腹部痛などの症状となって現れることがあるようです。

その他、薬物や妊娠、循環障害などが原因で脂肪肝になることも指摘されています。脂肪肝を放置すると、慢性肝炎、肝硬変さらには肝がんを発症することも否定できません。

【脂肪肝の症状】

脂肪肝は、ほとんど症状がなく、自覚されることがありません。しかしながら、脂肪肝をしてきされたら、肝臓には、30%以上の脂肪は蓄積されている状態です。慢性炎症への経過となる前に、肝臓の脂肪を改善させておきましょう。
次回から順次、詳しく脂肪肝をまとめていきたいと思います。ぜひお付き合いください。

2.肝臓の機能をみる検査  

以前のブログでもまとめていますが、

【肝機能検査:血液でわかる検査】

肝臓の機能を調べる血液検査にもさまざまあります。しかし、いわゆる沈黙の臓器ともいわれる肝臓、異常な値を示していても、自分自身で症状を感じることはほとんどありません。詳しくは、以前のブログでまとめてありますので、ぜひ合わせてお読みください。 ※関連ブログ 「肥満が招く肝臓病、脂肪肝

〔AST(GOT)/ALT(GPT)〕 基準値 30 IU/l 以下
  • AST アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ
  • GOT グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミラーゼ
  • ALT アラニンアミノトランスフェラーゼ
  • GPT グルタミン酸ピルビン酸トランスアミラーゼ

AST、ALTは、肝細胞に多く含まれ、肝障害により細胞が破壊され、に血中放出される酵素。アミノ酸を生成に大切な働きをしています。ASTは、肝臓、心筋、骨格筋の細胞に多く含まれ、ALTは、肝臓により多く含まれ、これらが上昇すると肝障害を疑います。どちらがより高いか(AST/ALT比)も評価されます。ASTのみが上昇している場合は、心筋障害などの可能性もあります。

[AST異常値]
  • 上昇:肝障害、心疾患(急性心筋梗塞)、筋疾患、溶血性疾患 ※溶血など
  • 低値:ビタミンB6欠乏

※AST偽陽性:赤血球中に多く含まれるため、採血時に、赤血球が壊されてしまった場合高値となる

[ALT異常値]
  • 上昇:肝障害、胆道系疾患など
  • 低値:ビタミンB6欠乏
〔γ-GTP〕  異常値 50 IU/l 以下

肝臓や腎臓などでつくられる酵素で、タンパク質の分解・合成に関与。肝細胞や胆管細胞に存在し、胆汁中にも存在しています。γ-GTPは、アルコール多飲や肝臓障害の際に高値となります。胆道系の酵素でもあり、胆汁の流れが悪いときにも上昇します。肝臓でつくられた胆汁は、胆管を通って十二指腸へ排出され消化を助けています。胆汁が流れる胆管に障害が起こると胆汁がうっ滞し、γ-GTPは上昇します。

[γ-GTP上昇]

アルコール多飲、肥満、薬物、胆汁うっ滞(胆石、胆管がんなど)胆管障害

〔ALP アルカリホスファターゼ〕 基準値 339 IU/l 以下

肝臓、骨に多く含まれ、肝臓と骨の異常により血液中で上昇します。これらの臓器の壊死や破壊に対して、細胞の再生が行われALPの合成が亢進されます。肝機能の指標の一つとして測定される検査で、血清中に存在するALPのほとんどは肝臓型または骨型のALPとなります。肝臓の胆管膜に多く、胆汁中にも存在し、γ-GTP同様に、胆道系の閉塞や狭窄の時に血液中で高値となります。消化を助けるために胆汁とともに、十二指腸で乳製品、レバーなどに多く含まれる物質(リン酸化合物)を分解する働きがあります。肝臓をはじめ、腎臓などの身体のさまざまな細胞でつくられる酵素です。

[ALT上昇]

肝障害、胆汁うっ滞、ALPは骨でもつくられているため、成長期の子どもや骨の病気などでも数上昇、原発性胆汁性肝硬変を見つける手がかりになります。

〔LDH 乳酸脱水素酵素〕 基準値 229 IU/l 以下

肝臓にもっとも多く存在し、この値が上昇すると肝機能障害が疑われます。その他、筋肉、肺、赤血球などにも多くある酵素です。これらの臓器の細胞が壊死により、細胞中のLDHが血液の中へ大量に流れ出します。身体の中で糖質がエネルギーに変わるときに必要な酵素です。

[LDH上昇]

急性肝炎や肝臓がんで特に上昇、心筋梗塞のときにも著しく上昇。その他慢性肝炎、肝硬変などの肝臓病、腎不全、血液疾患、骨格筋疾患、間質性肺炎、さまざまな臓器のがんなど、多くの疾患で異常値を示します。他の項目とともに判断する必要性があり、健診ではふるいわけ検査として用いられています。LDHは、肝臓、心臓、肺、腎臓、血液、骨格筋などの病気や、悪性腫瘍で増加しますので、異常値が出たら、次の段階では、どの臓器由来のLDHかを調べるアイソザイム検査が行なわることもあります。

〔総タンパク〕 基準値 6.5~8.0g/dl

血液中の総タンパク量を示します。肝機能障害、腎機能障害などで、数値が変化します。総タンパクは、栄養を維持するアルブミンと免疫防御に働くグロブリンを合わせた数値を示しています。食事で摂取されたタンパク質は、十二指腸でアミノ酸に分解され小腸で吸収されます。そのアミノ酸は肝臓に運ばれ、アルブミンとグロブリンというタンパク質に再合成されます。

[総タンパク低値]

栄養不足、肝臓疾患(肝炎や肝硬変など)、低タンパク血症、ネフローゼ症候群、悪性腫瘍など、肝臓の異常は、総タンパク値の低下につながります。
高値 体調による影響、脱水症、高タンパク血症、多発性骨髄腫

〔アルブミン〕 基準値 4.0 g/dl 以上

前述したように、アルブミンは主に肝臓において作られるタンパク質です。正常値よりも低い時は、肝臓、腎臓などの疾患の可能性があることを示しています。

〔A/G比 アルブミン/グロブリン比〕 基準値 1.3~2.0

A/G比とは、血清中のアルブミンとグロブリンの比率を示す数値 。アルブミンは肝臓のみでつくられているため、肝臓に何らかの障害があると、アルブミンは著しく低下を示します。グロブリンは、肝臓のほかにリンパ節、腸管、骨髄などのリンパ器官でもつくられています。総タンパクが基準範囲でも、アルブミンが減少し、グロブリンが増加している場合もあります。健診のふるいわけ検査などで、A/G比に異常がみられたら、次の段階で血清タンパク分画を調べることもあります。

  • アルブミン減少による低値 肝臓疾患(肝炎、肝硬変、肝がんなど)ネフローゼ症候群、糖尿病、栄養不良な
  • グロブリン増加による低値 多発性骨髄腫、悪性腫瘍、関節リウマチ、マクログロブリン血症など
〔総ビリルビン〕 基準値 1.1mg/dl 以下

ビリルビンとは、胆汁に含まれる色素で、古くなった赤血球が破壊されるときにつくられる黄色い色素、肝臓に運ばれ、胆汁中排出されます。肝臓で処理される前のビリルビンを間接ビリルビン、処理された後のビリルビンを直接ビリルビンといい、両方で総ビリルビンといわれています。総ビリルビン(間接型・直接型ビリルビン)ほぼ肝臓の働きに影響されます。

高値の原因は、本来体外に排出されなければならない総ビリルビンが、何らかの原因でとどまってしまっていることを意味し、総ビリルビンが体内にとどまると、皮膚の黄染などの症状が表れることもあります。

<間接型ビリルビンが高値の場合>

間接ビリルビンは、赤血球の寿命(約180日)がきたときに破壊され生成される物質です。間接型ビリルビンは肝臓で分解される前の物質のため、総ビリルビンが高値の場合は、赤血球が正常の時より多く壊されているということになります。

[溶血性貧血]

溶血性貧血とは、何らかの原因によって赤血球が正常時よりも多く破壊されてしまう疾患です。先天的な赤血球の異常、薬物過敏症、自己免疫疾患、Rh不適合(新生児)異なる血液型を輸血された場合などに起きます。溶血性黄疸を併発することもあります。

<直接型ビリルビンが高値の場合>

直接型ビリルビンは、間接型ビリルビンが肝臓内で処理された後に生成される物質です。通常、胆汁とともに十二指腸を経て体外へ排出されますが、ここの過程で何らかの通過障害があると、直接型ビリルビンが排出されないまま体内に残ります。

[肝細胞性黄疸]

肝細胞性黄疸は、肝臓機能の低下により生じる黄疸です。肝臓で分解処理されるはずのビリルビンが分解されなくなる状態です。また、胆嚢の障害によっても肝細胞性黄疸を発症します。胆汁を蓄えている胆嚢が何らかの原因によって胆汁の排出が滞ったりすると、直接型ビリルビンが高くなります。

〔コリンエステラーゼ〕基準値 男性250~500 IU/l 以下、女性200~450 IU/l 以下

コリンエステラーゼはアルブミンと同様に肝臓だけ産生されているので、両者の値はほぼ平行して変動、神経伝達物質の一種を分解する働きをします。ほかの肝機能検査に比べていち早く異常値を示すので、これらの検査値とあわせてみることによって、肝臓の障害されている程度がわかります。

測定法により基準値が異なり、薬剤使用時に低値となるために結果を判断するときには、医師に申告してください。 ※睡眠薬、緑内障治療薬(降眼圧薬)、抗血栓剤など。

低値 肝炎(急性肝炎、劇症肝炎、慢性肝炎)、肝硬変、悪性腫瘍など、低値を示したときが重要です
高値 ネフローゼ症候群、脂肪肝、甲状腺機能亢進症、糖尿病、

〔肝炎ウィルス〕

これらの血液検査以外に、肝炎ウィルスの検査も血液で実施されます。ウィルスに関連した抗原や抗体が血液中に出現しそれを調べます。

  • B型肝炎ウィルス(HBV)  HBs抗原 HBs抗体 を調べる
  • C型肝炎ウィルス(HCV)  HCV抗体 を調べる

 

肝機能検査 生化学検査

<肝機能検査 生化学検査>

 

【その他の肝機能検査】

〔画像診断〕
  • 超音波検査(エコー)

肝臓の状態を超音波画像で見ていきます。脂肪肝の状態(脂肪のつき方)、慢性肝炎~肝硬変へ以降の状況をみていきます。肝臓内部の腫瘍なども探していきます。脂肪肝、慢性肝炎、肝硬変のそれぞれの特徴的な超音波所見があり、その所見に準じて病期の診断つけていきます

  • CT・MRI

コンピューターを用いたX線診断装置です。身体を輪切りにした状態の画像が得られます。

  • 肝生検

肝臓に針を刺し肝臓組織を採取し組織診断をおこないます。

 

3.認識することから、脂肪肝は疾患です

脂肪肝を指摘されていながら認識されていない方、私はその数の多さを危惧しています。検査結果の前回値が無い方には、超音波検査の経験の有無をよく確認します。

  • 超音波の経験の有無
  • 健診で指摘されていることの有無
  • 今までの疾患など
  • 気になっていることの有無
  • 健診で何か言われていますか?

このようなことを簡単にヒアリングしていきます。これらの質問に「何も言われていません」と言われる方に脂肪肝といわれたことは無いのかなぁと思うのです。ちゃんと指摘されているのにも関わらず、認識していないのです。脂肪肝も疾患だということを認識して欲しいとよく思うのです。まだ血液検査は正常だから大丈夫だとの認識でしょうか。さらには、肝機能に現れているのにも関わらず認識されていない方もみうけます。

脂肪肝から、慢性肝炎 ⇨ 肝硬変 ⇨ 肝がん への移行は、長い経過となりますが、放置するとさまざまな部分に影響が現れます。どこかで正常な状態を取り戻すことが大切なのです。

健診は、大丈夫なことを確認するのではなく、どの状態に自分の身体があるのか?ということを認識することが大切なのでは無いでしょうか。前回値と比較し、変化が無ければ無いなりに、現状維持する努力が必要です。なぜならば、毎年の経年変化は必ずあります。歳は誰でも平等に重ねていくものです。人は、産まれたその時から誰でも平等に老化していく生物、寿命があります。人の細胞の増殖には限界があることが分かっています。 ※関連ブログ 「漢方とアンチエイジング

 

【超音波検査での脂肪肝】

生理検査アティテュード®からのメッセージ

何人の方の肝臓を見てきただろうか。。。
30年ちかくになる超音波経験年数の中で、多くの肝臓を見てきている。正確な件数は定かではないが、数万件以上の肝臓を見てきている…健診でもかなりの件数を、数施設で検査させて戴く機会をえています。

〔五感でおこなうエコー〕

やはり、多いと感じるのは、脂肪肝の件数です。多く見てきているとその原因が何となく分かる。事前に血液検査の結果を確認することが困難な健診の場合でも、何となく分かるのです。微妙な感覚として、頭に中で分類されている。炭水化物の過剰摂取、脂質の過剰摂取、そしてアルコール多飲などなど。ほんのちょっとの微妙な変化の識別を私の右脳はキャッチしてくれます。プラス肝臓以外にどこを入念に確認することが必要になるかということも含めて。

プローブ(探触子)を腹部にあてた瞬間、肝臓が何かを訴えてくるような印象を受けます。身体の中の細胞は一瞬たりとも休むことは無いわけですから、人が眠っているときも当然機能しています。検査をしている間も当然、肝細胞はその機能を遂行しています。

〔ことばに表現できないメッセージがある〕

感覚的なものとして、プローブをあてた時、いちばん始めに得られる画像の、ほんとうに瞬間だけの印象として感じることがあります。肝細胞から何かの伝言を言われているかのように感じるメッセージです。肝細胞からの何かしらのエネルギーを受け取っているのかも知れません。私は、その感覚をすごく大切にします。そんなときには、ものすごく描出し難い部分に腫瘤性の病変を見つけることや、肝臓以外でも、すごく見つけにくい場所や、えっと思うような所見に出会うこともあります。心をオープンにして臓器の細胞ひとつ、ひとつからのメッセージを受け取るような感覚で検査をさせて戴くようにしています。

 

今日のまとめ

  • 肝臓は身体の中でもっとも大きく、重たく、そして再生力の高い臓器
  • 栄養血管肝動脈、門脈そして胆管が3本伴走するように肝臓の中を血液と胆汁が流れている。
  • 肝臓は、身体の化学工場として、さまざまな栄養素の代謝、解毒、胆汁の生成と分泌を行っている
  • 脂肪肝とは、中性脂肪の蓄積が30%以上となった状態

 

 

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Pure Medical attitude 

生理検査アティテュード®

代表 かたよし純子 Junchan♪  ※自己紹介はこちらから

臨床検査技師/超音波検査士/健康管理士一般指導員/健康管理能力検定1級

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共同代表 Junko Katayoshi

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