今日もHealth attitude blogにご訪問ありがとうございます。「あれ?風邪引いたかな…」そんなことを思うとき、喉の違和感とともに、咳が出ることあるのではないでしょうか。咳にもさまざまな咳があります。咳は過去のブログでも「特徴的な咳」としてまとめた疾患がいくつかあります。そして、誤嚥しそうになっても、気管へ食物が入り込むことへの予防のために、咳き込むことで身体を守っています。咳は身体を外敵から守るための反応であり、身体からのヘルプサインでもあります。特に長引く咳には注意することは必要です。ウイルス感染に対する反応として過去のブログでもまとめていますが、

その咳…身体のどんなヘルプサイン?

1.咳は身体からのメッセージ、咳から分かるからだの状態

1-1 咳の定義、メカニズムを再確認

1-2 咳と痰の関係

1-3 痰による咳の分類 湿性咳嗽と乾性咳嗽

今日のプラスα

2.咳の継続期間による分類 3週間と8週間が目安です

3.こころもかぜをひく~ストレスによる咳~ 咳を緩和するために

生理検査アティテュード®からのメッセージ

・激しく咳き込むその人に… 咳エチケットを考える

 

1.咳は身体からのメッセージ、咳から分かる身体の状態

❍咳が起こる原因はさまざま

咳はかぜやウイルスなどの侵入が原因で起こることもありますが、咳だけではかぜとは断定できません。から咳が長く続くような場合は「咳喘息」の場合もあり、その他の原因もさまざまあります。数ヶ月続くような咳は専門医の診察をお勧めいたします。

咳は思っている以上に辛いもの...たかが咳、されど咳

1-1 咳の定義、メカニズムを再確認

咳・咳嗽・がいそう(cough)の定義

生体防御のため、症状としての反応の1種

❍咳は身体を守るための生体防御反応

通常は「咳」といわれ、肺や気道に流入する空気中に含まれる異物を感知して、その空気を強制的に排出させるための生体防御反応です。繰り返される気管・喉頭・呼吸筋の反射的な収縮運動とされます。そして、咳が続くことは著しくエネルギーを消耗します。

❍日本呼吸器学会咳嗽ガイドラインの定義

  • 咳嗽とは気道の内部に貯留した分泌物や、異物を気道の外に排除するための生態防御反応
  • 気道の壁表層の咳受容体が刺激され、その信号が延髄の咳中枢に伝達され咳嗽が発生
  • この刺激経路は2つある
    • 気道の壁の表層の咳受容体感受性が亢進される経路
    • 気道の平滑筋収縮されることによる、平滑筋内の知覚神経が刺激される経路

※引用サイト「咳嗽」Wikipedia

❍身体が持つ生体防御反応「咳」の役割 

人の身体は「咳」によって、身体への異物侵入を阻止しています。

●咳が出るメカニズム①:身体を守る自己免疫反応の最前線 異物排泄機能

咳は体内に入った異物を排除する防御反応の1つです。以前のブログ「自然治癒力」のところでもまとめていますが、異物を体内に侵入させないために、私たちの身体はほとんど意識すること無く、絶え間なく行っています。全身の細胞、組織、器官などが持つ防御力です。

肺や気管などの呼吸器を守るために、外から入ってきたほこりや煙、細菌、ウイルスなどの異物を気道から体外へ排出する役割を担う、生体防御反応が咳です。人は呼吸により酸素を得ていますが、気道はその酸素を確保するための空気の通り道です。そして、気道や横隔膜、呼吸機能を行う肺を覆う胸膜に何らかの刺激が加わると、脳の咳中枢にその刺激が伝えられます。

※関連ブログ「生まれながらに持つ力

咳反射

呼吸器系の粘膜表面の異物センサー・咳受容体が刺激をキャッチ

「異物を排泄せよ」

呼吸筋は指示を受け咳反射運動が起こる

〔咳反射のメカニズム〕

気道に異物が入り込むと、まず咽頭や気管、気管支など気道の粘膜表面にある咳受容体といわれる異物センサーが刺激を反応します。その刺激は咽頭や気管、気管支など気道からの情報を脳の咳中枢に伝えられ、横隔膜や肋間膜などの呼吸をおこなうという筋肉呼吸筋に指令が送られ咳が起こります。この一連の反応を咳反射といい、咳という症状としてあらわれます。

すなわち、気道内にウイルスや細菌の増殖がみられると咳が出るということになります。

咳反射のメカニズム

●咳が出るメカニズム②:痰の排泄機能

咳には排泄機能もあります。

気道にたまった痰を外に排出する役割です。気道の粘膜には繊毛という細かい毛と、その表面を覆う粘液が分泌され粘膜の表面を常に潤して保護しています。この粘液がウイルスや細菌などの病原体やほこりなどの異物をからめ取ったものが痰です。気道に炎症があると痰が増え、粘り気が強くなります。痰は外にむかって異物を追い出そうとする繊毛運動と咳反射によって外に排泄されます。

 ※関連ブログ「咳のメカニズム 

❍咳によって守られいること

咳が続くと激しく体力消耗します。夜中に咳き込んで眠れなくなることもあります。早く咳を止めたいと誰でも思う症状のひとつです。

咳には異物侵入から防御反応や排泄機能として身体を守る機能でもあるために、薬剤により無理やり止めてしまうこと逆効果となり、長引かせてしまうこともあるということです。

●咳がでる原因

咳が出る原因にはさまざまです。炎症、腫瘍、アレルギー、化学的物質(唐辛子、薬剤など)などが刺激となって咳という反射になっていることもあります。化学物質が否定されるときは、気道の疾患を考える必要があります。

咳の出る季節、温度、時間帯など、痰やその他、鼻水、咽頭痛などの他のかぜ症状を伴うか否か、アレルギーの有無の咳の原因を判断するためのポイントとなります。

 

1-2 咳と痰の関係

咳を分類すると痰を伴うものと、伴わないものとに分類されます。

❍咳と痰がいっしょに出る理由

人の免疫機能として、鼻腔経由の鼻汁は除かれ、呼吸器系で作られた粘液に限って、咳によって痰として体外へ排出されます。咳と一緒に痰が出る理由は上記にまとめたように、異物の排泄機能の一環として、気道で分泌された粘液が異物を絡め取った不要な異物のために体外への排泄機能です。

健康な状態では痰がほとんど出ることはありません。もし出てもごくわずかだと思いますが、かぜをひくと咳に痰が絡むことがよくあります。気道に何らかの炎症ある場合に痰が出ることが多く、痰が出るときは炎症がもっとも疑われます。そして、その原因疾患により特徴的な色を伴うこともあります。

●痰の原因は多種多様

呼吸器から分泌された、異物を絡めとって体外に排出するための粘液となります。排出のための粘液が、疾患などにより、異常に多く分泌される状態となり、咽頭から塊となって排出されることにより痰として排泄されます。かぜ、ハウスダスト、気管支炎、気管支喘息、過度の喫煙、肺がんなどさまざまな異物が痰の原因としてあげられます。

痰・喀痰・かくたん とは?

気道の粘膜から分泌される粘液の総称

透明色~黄色のネバネバした流体

※気道とは呼吸のための空気の通路、呼吸器系、すなわち口腔、鼻腔、咽喉頭腔、気管、気管支、肺胞など

●痰の色調

痰の成分は気候にも影響しますが、遺伝子、免疫系などの状況によってさまざま異なります。基本的には水が主成分のゲル状で、糖蛋白、免疫グロブリンや脂質を含みます。咽喉、気管の粘膜に重度の炎症がある場合には、痰に組織片を含む場合があり、喀痰細胞診検査の検体とされます。

「喀痰」身体のSOSメッセージ

喀痰を検体として行われる

「喀痰細胞診」「細菌培養」など

これらの検査によって、肺や気道、気管などの細胞や細菌などが示されることがあります。

これらの検査から、肺がんが疑われることももちろんありますが、その他、身体の異物としての排泄機能ですから、細胞診以外、細菌培養なども行われます。排泄される「痰」は、身体のSOSのシグナルとしても機能しているということです。貴重な身体からのメッセージです。

気道の粘膜には絨毛と呼ばれる細かい毛があり、粘膜の粘液産生細胞から分泌されている粘液で覆われ保護されています。粘膜にウイルスや細菌などの異物が付着すると繊毛の排出運動と咳反射により痰となって体外へ排出されます。粘膜の炎症が強いと痰も増加し、粘稠度も強くなります。咳は、かぜなどのウイルスによるものやほこりなどが絡まって起きるもの、さらに重い疾患が原因のものまでさまざまあります。

 

1-3 痰による咳の分類 湿性咳嗽と乾性咳嗽

咳とともに痰が排泄されることがあります。

❍痰の役割

痰の色調や性状は喉から気道の状態を反映しています。主なものを下記に示します。

  • 漿液性:サラサラで無色透明
    • 急性上気道炎 など
  • 粘液性:粘り気がある、白濁、緑、黄色など 白血球の色調で細菌感染を意味する
    • 急性気管支炎 細菌感染 など
  • 膿性 :強い粘りがある、黄色、緑色、血性の場合もある
    • 肺炎、慢性気管支炎の急性増悪、気管支拡張症 など
  • 血性 :分泌物中に点状、線状、 泡状の血液が混在する
    • 気道損傷、肺がん、肺結核、気管支拡張症 など

咳を分類としてこの痰を伴うものと、伴わないものとによって2分類されます。

❍痰の有無による咳の分類

咳には痰を伴う咳と、痰を伴わない咳とに大きく分けられます。痰や喀血を伴う湿った咳を湿性咳嗽(しっせいがいそう)といい、痰を伴わない乾いた咳を一般的には空咳(からせき)、乾性咳嗽(かんせいがいそう)といます。

  • ①湿性咳嗽   :痰や喀血を伴う
    • 気道の炎症性病変、肺水腫など
    • 主な疾患:かぜ、インフルエンザ、気管支炎、気管支拡張症、肺炎、肺水腫、副鼻腔炎 など
  • ②乾性咳嗽・空咳:痰を伴わない
    • 典型的な肺炎とは異なった肺炎、その他
    • 主な疾患:気管支喘息、間質性肺炎、異型肺炎、胸膜炎、過敏性肺炎、肺結核、気胸、肺がん、喫煙、心因性など

① 湿った咳・湿性咳嗽とは「痰を伴う咳」

湿性咳嗽は痰を排出するための咳です。生理的な反応で必要な咳です。喉に何らかの刺激が与えられると体内への侵入を防ぐために行われる身体の防御反応です。この状態は、気管支が何らかの炎症によって分泌物が増えていることが考えられます。

この湿った咳は喫煙が最大の原因とされるCOPD(慢性閉塞性肺疾患)、慢性気管支炎、肺気腫、そして気管支拡張症などの疾患が原因とされ、慢性的に痰が出る状態となっています。そして注意したいのが、高齢者に増えている肺結核です。

この咳に対して行われる治療は、咳を止めることではなく気道からの過分泌を押さえること、喀出困難な場合への対応が治療対象とされます。

② 乾いた咳・乾性咳嗽とは「空咳・痰を伴わない咳」

乾性咳嗽は痰を排出しない、空咳といわれる咳です。コンコンというかぜの場合によくある咳で、ときに間質性肺炎や肺がんのこともあります。レントゲンやCTなどの検査で診断されます。

その他、気管支炎の治癒後、百日咳やアトピー性咳嗽、夜中から朝方に多く症状がみられる咳喘息などがあげられます。

間質性肺炎

肺胞の壁、間質組織での炎症、組織が肥厚し肺が小さく硬くなる疾患

肺が膨らまなくなり、ガス交換が困難となる

●間質性肺炎の原因となるもの〕

膠原病、薬剤、じん肺、アレルギー性などの感染症があげられます。原因が分からないものもあり、原因不明のものを特発性肺線維症と分けています。

空咳以外のその他の症状として、息切れ、呼吸困難など、肺活量の低下も見られます。かぜなどの急性憎悪につながり、死に至る場合もあります

※関連ブログ「「肺」唯一意識で調節出来る臓器

❍乾性咳嗽・空咳のメカニズム

空咳は気道の粘膜表面に分布している知覚神経が刺激される事によって誘発されます。

健康な状態でも、異物によって起こる咳です。急激に煙を吸いこんだ時、刺激性の気体や液体によっても生じます。誤嚥によって気道に食物が入り込むとむせることがあるかと思いますが、この時の咳も空咳です。

❍空咳の原因となる疾患

空咳をもたらす原因の多くはウイルス感染によるかぜです。

●短期間で改善する空咳:感染症

この場合は通常3日以内でピークを越え、症状は改善されます。そして空咳以外にも、鼻汁、喉の痛み、痰、微熱などの症状を伴うために容易にかぜだと分かるかと思います。

●3週間以上続く空咳:かぜ以外の感染症

かぜ以外の感染症として、マイコプラズマ、クラミジア、百日咳菌などによる気管支炎などが疑われます。その他に肺結核が原因となることもありますので、持続性の咳には注意が必要です。

●3週間以上続く空咳:感染症以外の原因

感染症以外として、喘息、アレルギー性鼻炎、胃食道逆流症、間質性肺炎、肺がん、一部薬剤の副作用などが原因となっていることもあります。

気管支喘息による咳は、就寝中に夜に布団の中や日中運動時に増加することや、春や秋に悪化することなど、咳の出現が、状況によって変動することが特徴とされます。このようなパターンに当てはまらない場合は、精神的なストレスが関係する心因性の咳のこともあります。

気管支喘息、咳喘息は過去のブログでまとめています。合わせてぜひお読みください。

※関連ブログ「気管支喘息と咳喘息、食物アレルギー

痰による咳の分類

<痰による咳の分類>

 

2.咳の継続期間による分類 3週間と8週間が目安です

痰を伴う湿性咳嗽の場合、咳の反射が低下するような基礎疾患がない限り咳を伴います。そのため、初期判断として、咳の期間である程度原因を予想します。

❍その咳、どれくらい続いていますか?

通常炎症による咳は、3週間以内で治まることが多く「急性咳嗽」といいます。逆に8週間以上継続する「慢性咳嗽」の場合は、長期間、咳喘息やアレルギー性、喫煙に伴う気管支炎などが多く、ほとんどが乾性咳嗽が多くみられます。その中間が、遷延性咳嗽となります。以下に分類とおもな疾患を上げます。

  • 急性咳嗽   :3週間以内のもの
    • かぜやインフルエンザなど、ほとんどが感染症、湿性咳嗽が多い
  • 遷延性咳嗽:3週間以上継続する
    • 多くが感染後の症状
    • 必要に応じて、X線検査や喀痰の検査で細菌や悪性細胞の有無をみる検査を行う
    • 投薬によって改善されない場合は、アレルギーや胃食道逆流症などを考える
  • 慢性咳嗽 :8週間以上継続するもの
    • 咳喘息、アレルギー性咳嗽、副鼻腔気管支症候群、胃食道逆流症、COPD、喫煙による気管支炎など
    • 感染症以外の原因を考え、その他の症状の詳細なヒアリングなど
    • 高齢者の場合など肺結核によるものも少なくない、喀痰採取による遺伝子検査や培養検査、血液検査など

咳の継続期間による分類

❍長引く咳には要注意!医療機関へ受診して

ここまでまとめたように、咳は身体からのSOSサインです。

咳の放置はNGです!

咳はさまざまな身体の異常を示唆するサインです。鼻が原因となる、後鼻漏による咳もあります。後鼻漏とは副鼻腔炎に伴う過剰な鼻水が喉にまわり刺激されることによって、咳が出ることもあります。

また、胃液が食道に逆流する胃食道逆流症によって、食道から気管へ入り込みその刺激によって咳が出ることもあります。

胃食道逆流症とは?

特徴的な症状として胸焼け、呑酸などの症状

口や喉に胃酸の酸っぱさや苦味などを感じる

食道粘膜のびらんや潰瘍形成などをおこす

※関連ブログ「胃潰瘍と胃の炎症性疾患

 

3.ストレス社会の咳~心因性咳嗽~ 咳を緩和するために

心因性咳嗽という言葉をご存知ですか?

❍心的要因による心因性咳嗽

心的な原因、ストレスによっても咳が出現することがあります。おもに小児や学童期に多いとされる咳ですが、大人でももちろん多くみられるようになってきました。

心因性咳嗽は乾性咳嗽として挙げられていますが、心理生理的なメカニズムにより、発作的または連続的に起こる咳だとされています。呼吸・咳と感情とは相互に関連しているとされていますが、長期間におよぶ乾性咳嗽において器質的な所見が認められず、心理的な条件によって症状の変化がみられるのものとされています。

●医療機関にて除外診断を行う

心因性咳嗽の診断には除外診断が基本とされています。詳細な問診などを行うことより、早期に心因性咳嗽と診断することもできますが、原因となるような器質的疾患がないことを確認することも必要です。そのため肺癌や結核、気管支喘息などさまざまな疾患がないことを確認するために、多くの検査が必要となることもあります。

《心因性咳嗽の特徴》
  • 乾性咳嗽・空咳が3ヶ月以上慢性的に続く
  • 通常日中に起こることが多く、睡眠中や、何かに集中している時はまったく起こらない、季節性との関与が無い
  • 検査ではすべて正常となり、検査からは原因があきらかにできない
  • 咳止め、抗炎症剤、抗生物質などの薬剤にはまったく効果が無いが、抗不安剤、抗うつ剤、心理療法で効果がみられる
  • 上記よって咳発作の発症、経過に、何らかのストレスが関与していると考えられる
●心因性咳嗽への対応

一般的な咳止めや気管支拡張剤などの薬剤は無効とされます。はじめに、器質的疾患がないことを確認することが大切です。咳の症状に何らかの重篤な疾患が隠されていることが否定できないからです。

これは、すべての心因性疾患に関係することだと思います。日常的に症状が有って検査を受けに来院されても異常がなく、何もないことを確認されて安心したということもよくお聞きします。安心のための検査も必要なときがあると私は思っています。「きっと何もないから検査しない」ということは、大丈夫だということにはなりません。

心因性咳嗽の特徴

<心因性咳嗽の特徴>

❍咳・痰への喉ケア方法

咳は思っている以上に体力を消耗します。激しく咳き込むことで腹痛を起こすこともあります。実際に腹筋を痛めた方にもお目にかかっています。

●安静にする

休養をとることは必要です。身体に何らかの炎症があることが多く、十分な睡眠が必要となります。

●誘引を避ける

アレルギー体質の場合、ハウスダストとなるほこりやダニ、カビ、ペットの毛など、多くの咳の原因となるアレルゲンが存在します。こまめな清掃が必要です。

タバコの煙はもちろん、喫煙はNGです。COPDはもちろんのこと、喫煙はあらゆる疾患、がんの原因には必ず筆頭にあげられるリスクファクターです。禁煙をお勧めいたします。

冷たい風なども咳の原因となりため避けることをお勧めいたします。

●こまめなうがい

朝起床時、外出からの帰宅時など、こまめなうがいを習慣化することも効果があります。個人的には朝起床時、必ずお茶でうがいをしています。

●マスクの使用

マスクの効果は言うまでもないかと思います。感染症からの予防と拡散防止に効果があります。さらに鼻腔・口腔の湿度を保ち、加湿することができます。体内入る空気を温める効果もあります。外出時はもちろんのこと、夜就寝時も効果が期待できます。

●水分補給・部屋の加湿

これからの季節、冬は乾燥が気になる季節です。夏は意識に摂取していた水分も忘れがちになります。思っている以上に脱水を起こしていることがあります。気道の粘膜が乾燥すると、感染症を引き起こしやすくなります。こまめな水分摂取は必須で、部屋の乾燥にも加湿器などを用いて気をつけることが必要です。

●過度な刺激物の摂取を避ける

飲酒、辛いもの、熱すぎるものなどは、喉にとっては刺激物です。粘膜を傷つけることや、水分を奪いことに繋がります。咳が出る時、痰がからむ時など体調がすぐれないときには避けることが望ましいでしょう。

 

生理検査アティテュード®からのメッセージ

激しく咳き込むその人に…

咳エチケットを考える

日常のさまざまな場面で、激しく咳き込む人にどんなことを思いますか?

❍検査をするときに咳き込む方にかけることば

病院で検査を受けられる方は、当然さまざまいらっしゃいます。そして、激しく咳き込んでいるときにはやはり、検査も中断せざるをえません。中には「ごめんなさい」と、謝られる方もいらっしゃいます。そんな時は「大丈夫ですよ、我慢なさらないでください」とお伝えします。特に頸部エコーのときは、頸部にプローベを当てますので喉を刺激されますので咳を誘発することもあります。

さらに、呼吸機能検査のときは四苦八苦します…笑 呼吸苦がある方にほぼ無理やり的に呼吸をしていただくのですから、苦しいのは当然です。咳がでるのも自然な反応で、それを検査指示を行う技師側は申し訳ない気持ちになります。

●生理検査に呼吸指示はつきものです

どのような検査でも、いちばん苦しいのは検査受けている方ご自身です。検査を行う技師はマスクもしていますし、それなりに予防策も行って対応しています。咳は確かに飛沫感染のリスクとなりますが、今日お伝えしたようにさまざまな原因で起こる身体の防衛反応です。技師への気遣いは不要だと私は思っています。

❍公共の場での「咳」を考えたことありますか?

その私も電車や公共の場になると、受け取る印象が変わることも確かにあります(苦笑)ましてマスクをしていない人、そのまま咳エチケット行為をしていない人、無造作に咳やくしゃみをされる人には対しては、

あからさまに、迷惑顔で嫌だなぁ…

そう…感じます(笑)それが、ごく一般的な正直な反応だと私は思っています。

咳は「防御反応」ですから、異物に対して突然咳き込むこともあります。マスクをしていない時はそのまま、咳き込むのではなく、ハンカチで口元をおおう、自分の袖で隠すなどの対応をするだけで周囲の人の印象も変わります。

これからの季節は特に、咳エチケット

❍冬は乾燥予防にもマスクは有効

突然、咳が出るときもあります。この季節は混雑した電車の中などで咳がでると肩身の狭い思いをすることもあるのではないでしょうか。鼻腔、口腔の乾燥予防にもマスクが有効となります。睡眠時もマスクをすることで口腔内の乾燥を予防できます。

❍マスクをしていない時の咳エチケット対応

マスクを忘れてしまった時に突然咳き込んだ時、どうしていますか?咳をするときは「手で口を隠して」ということが一般的な常識とされていたのが日本です。

でも、今は異なります。

咳は飛沫感染の原因となるということを何度もお伝えしています。咳には多くの飛沫とともに、その飛沫には大量のウイルスや細菌が含まれています。咳をするときに手で覆うことによって、手は大量の飛沫が付着することになります。そして、その飛沫にはウイルスや細菌が…

手はさまざまなところを無意識に触ることがあります。そこからの感染拡大は少なく有りません。

咳エチケットでは、これらの飛沫感染、接触感染を防ぐために腕で口を覆うことを勧めています。

『咳エチケットは腕で行う』

今はこの方法が厚労省を中心に推奨されています。ぜひ覚えておいて戴けたらと思います。_20191112_160611

玄関先にラベンダーが咲いていたので、ベッドの脇の窓辺に

寒くなってきましたが、身体を動かしこの冬も乗り切りましょう!

Pure Medical attitude

生理検査アティテュード®

Junko katayoshi

 今日のまとめ

  • 咳・咳嗽は生体防御のために起こる症状の一つ、身体のサイン
  • 痰・喀痰は気道の粘膜から分泌される粘液の総称、通常は透明色~黄色のネバネバした流体
  • 痰が出るか出ないか、そして、咳の継続期間3週間、8週間が一つのめやす
  • 3週間未満は感染症が最も疑わしい、それ以上継続する咳は医療機関へ受診が望ましい

 

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生理検査アティテュード®

代表 かたよし純子 Junchan♪  ※自己紹介はこちらから

臨床検査技師/超音波検査士/健康管理士一般指導員/健康管理能力検定1級/介護予防運動指導員/米国NLP協会認定NLPトレーナー/臨床心理学 基礎エキスパート取得

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