今日もHealth attitude blogにご訪問ありがとうございます。医療と臨床検査の在り方を考える・メンタパートナーのかたよし純子です♪ 今週は「喜怒哀楽」の感情を考えていきたいと思います。前回は「喜怒」怒りの感情、今日は怒りの感情と中庸にある「喜び」です。喜びの感情はどうして起こるのか、さらに人は喜びを感じることによってどのような変化が起こるのでしょうか。幸せホルモンといわれるセロトニン効果もまとめておきましょう。そして、雑学的な情報もプラスしてみました。

 

1.心の成長に「喜」を再認識することからの気づき

1-1 「喜」の持つ意味、そして「喜ぶ」という感情

1-2 喜びを感じることの幸せ

1-3 喜びに作用するホルモン「セロトニン」の機能

今日のプラスα

2.さまざまな「よろこび」その違い

3.雑学おまけ情報『喜寿』と『嬉しい』

生理検査アティテュード®からのメッセージ

・記憶のワンシーンとなっている「喜」~編集後記~

 

1.心の成長に「喜」を再認識することからの気づき

自分の中にある感情、ポジティブな意味の感情にアクセスすることでも自己対話ができると私は思っています。

1-1 「喜」の持つ意味、そして「喜ぶ」という感情

「喜ぶ」というワードを検索してみました。

❍「喜」の意味を調べる

『 喜・き・よろこぶ 』

  • 「よろこぶ」うれしがるこころ、楽しく感じる気持ち 祝う
  • 「よろこび」うれしい気持ち、おめでたいこと、幸い
  • 「このむ」可愛がる、愛する

このような意味があるようです。

私は言葉の持つ意味、感情的な意味も含めてイメージしやすいので、漢字の成り立ちをよく調べます。「喜」という漢字の成り立ちをまとめてみました。

❍「喜」という漢字の成り立ちをみると

漢字が作られた成り立ちを知ることで、その漢字の持つ意味が理解出ます。「喜」は会意文字とのことです。

『壴』+『口』=『喜』

●「壴」の意味

「壴」は「シュ」「チュ」、または「コ」と読むようで、壁にかけた打楽器・太鼓を意味した象形文字だとのことです。喜、嬉、樹、廚、鼓、などの構成文字となっています。

●「口」の意味

口は人が言葉として自己表現するために用いられる器官です。コミュニケーションツールとしての役割とともに、命に関わる栄養接種という役割をもつ大切な器官でもあります。言い換えると、「言葉を飲み込む」というような表現がなされることもありますが、伝えようと思ったことをためらう、呼吸を置くなど、その人の感情の出し入れにも使われます。

この「壴」と「口」の象形を合わせて「喜」という文字が成り立っているとのことです。この2つの文字から連想されるのが、打楽器を打ち鳴らしながら神を楽しませること、喜ばせるということを意味している文字とされています。

❍私の「喜」の解釈

「壴」はこの「壴」と「口」との意味を持ちます。太鼓を打ち鳴らし、歌い踊る、歓喜する笑顔がイメージされます。古代、神様を喜ばせるために自らの歓喜する感情表現が「喜」の意味と解釈できます。

楽しくなるために好きな曲に合わせて踊る

自分の好きな曲に合わせて歌い、踊る、コンサート会場で歓喜するようなイメージも良いのではないでしょうか。

前回のブログの中のアドラー心理学です。楽しみたい「喜」の感情を喚起させるための行動が、歌い踊るという行動につながります。気持ちが落ち込みやすいときに、大声で好きな曲、勝負曲を歌うのも良いのではないでしょうか。

●ラグビーに見るにわかファン

ワールドカップラグビーに私も惹かれます。ドラマが先行していたこともあるのかも知れませんが、ノーサイドの精神が多くの日本人に共感されるのではないでしょうか。試合を見ていても気持ちの良いシーンばかりです。懸命に戦いに挑むラガーマンたちの心に共感し、さらに勝利に続くトライに喜びを感じるのです。他者の行動を称賛し、称える喜びの感情です。

私も何気ににわかファンです(笑)

喜

 

1-2 喜びを感じることが幸せなのか?

喜びを検索すると、

喜び・よろこび・joy

情動のひとつの形式

一般的に悲しみの対象とされる状態

高度な「快」の状態

そして、満足感を表す表情の表出や動作の発現を伴うとあります。

❍喜びの感情とは

コトバンクの「日本大百科全書(ニッポニカ)の解説」 の解説を要約すると、

  • 喜びは情動の中でも基本的な感情体験だとされて、悲しみと対比される感情
  • さまざまな自分や自分のいる環境での他者の成功や幸福、喜びにつながる体験・経験への予期・回顧に伴う心地よい情動
  • 喜びの情動を引き起こす原因や性質は一定ではなく、さまざまなものがある
  • 日常的に喜びの情動はより多くみられることがあり、その発生原因は個々によってその感情の欲求レベルと満足度とが関係している

この「喜び」の欲求が充足される時には、肯定的な情動を喚起し、

人の欲求が充たされた場合には肯定的な情動を、充たされない状態では否定的な情動を得ることになると説明され、肯定的な情動の代表として「喜び」の感情が説明されています。

●喜びは悲しみと対比される感情

このブログを書こうと思ったきっかけとなる「喜怒哀楽」では、「喜怒」と「哀楽」が中庸とされています。悲しみは哀しみと連動する感情です。「哀しみ」次回考えようかと思っているのですが、確かに、「喜」と「怒」と考えるよりも、喜びと悲しみとしたほうが思考的に落ち着きます。この感覚は日本人的なのでしょう。

●どんなときに喜びを感じますか

ひとりひとり、個人で欲しい感情、欲求の種類やその強さは異なります。形にすることが出来ない、眼に見えないものだからです。いわゆる幸福の度合いとなるのでしょう。測ることが出来なので、絶対に同じものはないとも言えると私は思っています。

そして、その達成したい、欲しいという欲求に拮抗するネガティブなものがあるとしたら、その相反するネガティブなものの性質、強さとの関連して、喜びが得られたときにその喜びの強さが決められてきます。

そのように考えると、大きな悲しみや苦しみ、辛い体験、逆境などのネガティブな経験に耐え抜いて、得た喜びは最高の喜びにつながると考えられます。

コトバンクの情報の中にはこんな内容の一文もありました。

現時点では自己の欲求が充たされず、不快な情動体験ばかりが多い場合においても、近い未来は必ずこの欲しい欲求が充足されるという予期を比較的明確に得ることができること、そして過去の成功したポジティブなイメージを想起することによって、その成功イメージとその時の幸福感につながる喜びの感情を味わうことが出来る。

現時点ではたとえネガティブな状況、不幸だと感じる境遇であっても、イメージの中ではしっかりと未来に手にすることが出来る喜びを現時点でも味わうことが必ずできます。

❍喜びを連想するイメージを強く持つこと

脳には時間がありません。

過去・現在・未来は無い

今、この瞬間どんな感情を持っているのか

脳は過去に体験したことをあたかも今この瞬間に起こったかのように感じること、そして人はその感情をリアルに表現することもできます。

最近良く小学校時代に友人に会うことがあります。そのような時の感覚は、まるで小学生に戻ったかのような錯覚を起こすこともあります。学生時代の同窓会などで一瞬のうちにその時代の感覚に戻るかのような体験です。

●未来イメージも自由自在

過去と同様に、過去は自分が体験してきた時間ですけれども、まだ体験していない、起こっていない未来に対しても「あたかも今起こっているかのような感覚」を持つことができます。

今週末、関東地方再度直撃すると言われている台風19号の予報に関する情報を聞くときに、先月の15号の時の体験と重ね合わせることが多いのではないでしょうか。その時の不安や恐怖、風雨の音や吹き付ける強い雨、飛ばされそうになった感覚を思い出す方、長い時間の停電や断水など被災された方は特に強い衝撃となっていることと想像されます。

マイナスのイメージの想起を例に出しましたが、人は成功イメージを強く持つこともできます。

❍目標達成につながる喜び

欲しい未来への目標・目的達成には必須の感情です。強い感情はプラスの作用として脳にイメージされ、強いエネルギー、原動力につながり、へこたれない、負けない心を育むことができます。

欲しいイメージをより明確に、リアルにイメージすることそして、その達成感・ゴールイメージを身体感覚として持つことが目標・目的への喜びにつながります。

※関連ブログ「目標達成へつながる記憶の使い方

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1-3 喜びに作用するホルモン「セロトニン」の機能

「幸せホルモンセロトニン」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。

以前のブログの再編成ですが、別名、喜びの感情とともに分泌される脳内神経伝達物質とされるセロトニンをしっかりとチェックして戴けたらと思います。

❍セロトニン(serotonin)とは

セロトニンは必須アミノ酸のトリプトファンから生合成されるホルモンで、脳内の神経伝達物質のひとつです。

●ホルモンバランスをコントロールしているセロトニン

セロトニンはドパミンとノルアドレナリンなどの交感神経に関与するホルモンバランスをコントロールしています。

2つの拮抗するホルモン「喜び・快楽」の関与するドパミンと「恐怖・驚愕」の関与するノルアドレナリンの情報コントロールに機能し、心の安定・バランスを司っています。人は交感神経優位な興奮状態となるなど情動のコントロールに対して、セロトニンが作用することによって心のバランスを保つ機能が働いています。セロトニンは視床下部や大脳基底核・延髄の縫線核などに多く分泌され、心の安定に関わっています。

❍セロトニンが欠乏するとどうなの?

このセロトニンが低下することによって、ドパミンとノルアドレナリンのコントロールが不安定な状態になり、ホルモンバランスが崩れることになります。そして、攻撃的な行動を引き起こすことや不安やうつ、パニック障害などの症状につながることが知られています。

女性の更年期障害によって、女性ホルモンの低下が、このセロトニン低下の原因に関与していることも分かっています。

●キレる情動を抑制しているセロトニン

ノルアドレナリンは興奮物質とされ、人の突発的な感情の変動に関与しています。セロトニンが欠乏すると、このノルアドレナリンの作用が強まりますので、キレやすく、攻撃的な性格になりやすいと考えられます。
何らかのストレスに接した時の不快な状態や興奮した状態などの攻撃性に対して、脳の前頭前野のセロトニン受容体の働きにより、過度の興奮状態に陥ることを抑制しています。セロトニンはこの「キレる」状態を抑制しているといわれています。

●過食や依存行動をまねく

セロトニンの欠乏は衝動を抑えられなくなり、過食による肥満やギャンブル、アルコールやタバコなどさまざま依存症になりやすいと考えられています。依存行動はセロトニンの欠乏を助長し、さらに依存性の高い行為を続けることにつながり悪循環をまねくことにつながります。

セロトニンは快感と報酬を司る神経伝達物質ドパミンの衝動的な欲求を抑制し、食欲や性欲も抑制しています。セロトニンは、感情コントロールし、衝動的な行動や過食を抑え、さまざまな依存を抑制する効果があります。

●交感神経を刺激するセロトニン

セロトニンは交感神経を刺激し、血管の収縮や拡張をコントロールし、血圧や心拍数を上昇させ、体温調節など覚醒状態を維持しています。セロトニンの分泌異常は当然脳血管にも作用しますので、脳の血管拡張、収縮によって、偏頭痛の原因にもなるといわれます。セロトニンが不足すると痛みを感じやすくなることも分かっています。

●睡眠ホルモンメラトニンに関与するセロトニン

セロトニンは交感神経に作用しますので夜間 睡眠中はほとんど作用していません。睡眠時は睡眠ホルモン、メラトニンが分泌され眠くなりますが、メラトニンは、セロトニンを材料としてつくられます。つまり、セロトニンが欠乏するとメラトニンにも影響を及ぼします。セロトニンは太陽光で作用し、脳と身体を覚醒させる作用を持ちます。

●痛みへの関与

セロトニンは痛みを感じにくくする働きがあります。セロトニンによる痛覚の抑制機能が衰えることで疼痛や線維筋痛症など、原因不明の痛みを感じるようになることがあると推測されます。

●記憶の形成

セロトニンは記憶の形成に関与し、記憶された情報の取捨選択を行い、管理をしています。集中しているときと、レム睡眠中に働きが弱くなるとされ、睡眠中はセロトニンの働きがほとんど無くなります。この睡眠中に、脳内で記憶の整理、長期記憶が定着されています。

●消化に関与

セロトニンは体内でおもに小腸の蠕動亢進に機能しています。そのため、消化管のセロトニンが過剰分泌すると下痢をおこし、分泌が少ないと便秘になります。また消化管で生成されたセロトニンの一部は血小板中に取り込まれ、血液凝固・血管収縮、疼痛閾値の調節、脳血管の収縮活動の調節などに働きます。

❍喜びを感じて分泌されるセロトニンがイライラを抑える

セロトニンはこのように、人の感情バランスを安定させることに対して作用しています。ノルアドレナリンやドパミンの働きを適度に保ち、不安やイライラを抑えています。

このように喜びの感情がセロトニンの分泌を促し、正常に機能することで心の安定も得られることにつながります。

セロトニンの欠乏

<セロトニンの欠乏>

❍セロトニンを増やすには

セロトニンは、脳幹で合成されます。

●バランスの良い食事で必須アミノ酸の摂取

脳内セロトニンを増やすためには栄養学的にはトリプトファンの摂取が重要となり、トリプトファンは必須アミノ酸の1つです。体内では合成できないタンパク質のため、食事からの摂取が必須となります。

●リズム運動機能

セロトニンを増やす にはリズム運動をするのが効果的であるといわれています。セロトニンは反復性のあるリズム運動機能に作用するし、咀嚼、呼吸、歩行などの反復運動をスムーズに行うために働きます。表情を豊かにする表情筋にも作用するとされます。

●呼吸運動

リズムを意識して呼吸をすることで、セロトニン神経を活性化させることが出来ると考えられます。ゆったりとした状態で、特に吐く息をゆっくりと保ちながら、意識して深呼吸してみてください。効果的に呼吸運動を促すことができます。

脳内セロトニンを生成する部位は、大脳皮質、大脳辺縁系、視床下部、脳幹、脊髄など広範囲に関連するため、脳内セロトニンが関与する生理機能は多岐にわたり、さまざまな働きをしています。何らかの原因でセロトニン不足や働きが抑制されると、このようないろいろな影響が心のみならず、身体にもさまざまな影響を及ぼします。

※関連ブログ「女性こそは、ホルモンと体内時計」「 運動に必要な栄養素を考える」(必須アミノ酸)

セロトニンを増やす方法

<セロトニンを増やす方法>

○セロトニンは、呼吸との関わりが深い

人の臓器の中で、意識的に唯一自分でコントロールできるのが呼吸です。

人の生理作用に対して、理にかなったことばとして、よく緊張したときに「深呼吸して、落ち着こうね」といわれるのは、この作用を意味しています。

依存症に関する過去のブログの抜粋

 

依存症のブログで「セロトニン」の関与をまとめています。

心のバランスを崩すと依存症は誰にでも発症します

●興奮を抑制する「セロトニン」

興奮を抑制する回路がセロトニン系とされ関与する物質がGABA神経系となります。セロトニンは、ドパミンの過剰を抑え、冷静な判断を委ねます。

●ドパミンとセロトニンのコントロール

バランスが崩壊し、依存状態となると、不安やイライラなどのストレスを感じ、興奮を引き起こす回路が強まると、依存対象(アルコールや薬物など)と直結して思い出されることになります。

●脳は学習される、そして、依存症へ嵌まり込む回路形成

脳は、学習します。ストレス状態に耐えられなくなり、その苦痛状態から逃れるために、アルコールやニコチン(タバコ)、甘いものを食べるなどという行為で報酬が得られる、心地よい「快の状態」になれるのだと学習します。学習により脳内に報酬を求める回路が作られてしまうことになります。アルコールや薬物が体内に取り込むことが習慣化されることで、快楽物質が強制的に分泌される状態が繰り返されることになります。

抑制回路は、弱められることになり、セロトニン系はドパミン系の暴走を止めることが出来なくなってしまいます。結果、不安状態が継続されてしまうことになり、暴力的な行動を引き起こすことになります。次第に喜びを感じる中枢神経の機能が低下していきます。快感・よろこびが感じにくくなるにしたがい、以前のような強い快感や喜びを得ようと、ますますアルコールや薬物量、頻度が増すことになります。
さらに快感・喜びは感じにくくなり、焦燥感や不安、物足りなさばかりが増していく…という悪循環に陥っていきます。エスカレートするのは、このような脳のメカニズムが原因、自己の意志に反して、「脳が乗っ取られた状態」依存症です。

報酬系の刺激は、アルコールやニコチン以外にも多くの状況でもたらされます。ギャンブル依存、ゲーム依存、インターネット依存、買い物依存など多くの状況で脳は同じ様な作用を招き、使用障害が発症します。

※関連ブログ「ゲーム症(障害)は病気です 依存症その2

依存症は脳の病気です

 

2.さまざまな「よろこび」その違い

「よろこび」とことばで言うと、どの喜びを思い浮かべますか?

❍「喜び」「歓び」「慶び」「悦び」

単に「よろこび」に関する漢字でもさまざまあり、その語源にはそれぞれ意味が異なり使い分けていけたらと思います。

●喜び:最も一般的な「喜」
  • 太鼓を打って、歌い踊ることで表現し、神の機嫌を良くさせるという意味
  • 他者から「与えられてよろこぶ」という、外発的な感情表現として持ちいる
  • 何かを「いただいた」という前提がある
●歓び:願いが叶った時の感情、古代中国の鳥占いが関与している
  • 前提として願望が必要となり、その願望が叶ったと言う意味
●慶び:お祝いの品持参するときの明朗な感情表現
  • 古代中国、鹿の角を祝の品と届けようと歩いている時の心を「慶び」と表現
  • お祝いに限り用いる、祝賀の気持ちを強く表現したいとき
  • 意味として「祝う」「さいわい」「縁起がよい」「賜う」などの意味を持つ
●悦び:神がかり的に、恍惚となる意味が語源
  • 心の中でのよろこびの感情「悦に入る」
  • 何の前提も無く、自分の中から湧き上がるよろこびを表現
  • 子どもの頃の理由もなく楽しい感覚

「よろこび」の違い

<よろこびの違い>

3.雑学おまけ情報『喜寿』と『嬉しい』

「喜」にまつわるおまけ雑学情報として、「喜寿」と「嬉しい」が閃きました。

❍喜寿「77歳」の由来

喜寿「㐂寿」は77歳のお祝いとされています。喜寿は61歳(満60歳)の還暦、70歳の古稀、88歳の米寿など同様に、長寿のお祝いの一種です。

七が3つで「㐂」という漢字は成り立っていますが、「喜」の字を崩し文字の草書体で書くと、「七」が3つ重なって、七十七と見えることに由来するとのことです。

ちなみに還暦のお祝いは「赤」、喜寿は古希と同じく「紫」が長寿祝いの色とのことです。

❍今回「よろこぶ」というワードからの記憶の連鎖...

女が喜ぶと書いて嬉しい

 

うれしいという漢字をご存知かと思いますが、私がNLP(神経言語プログラミング)を学び始めたころ、ある人が言ったことなのですが、なるほど~でした(笑)
この連想から私の知りたいモードが作動してきたので、さっそくググリます。

❍「嬉しい」の意味をまとめると

  • たのしむ :楽、よろこぶ:喜
  • たわむれる:戯
  • あそぶ  :遊
  • うつくしい:美
●日本語の意味として
  • うれしい
    • 望みが叶い喜ばしい、満足な状態
    • 他者から受けた行為に対して感謝する、ありがたいと思う感情
    • かわいいと思う気持ち

❍「嬉」の字の成り立ち

この感情は、嬉しさなのか、喜びなのか この使い分けできますか?感情表現のワークでこの2種を区別して表現すると意外に難しいのかもしてません。

「女」+「喜」=「嬉」

 

こんな説明がありました...

  • 両手をしなやかに重ね、ひざまずく女性の象形「女」、祈りの意味
  • 壁に掛けた打楽器と口の象形で「喜」

『女+喜』の会意兼形声文字とされます。

楽器を打ち神を祭り、神を楽しませる。そして神が喜ぶから、女がよろこぶ、「うれしい」を意味するとあります。個人的に神が喜ぶと女性が喜ぶというのは、女性の身としてはよくわかりませんが、女性が喜んで嬉しいのは男性なのではないのかと...(笑)

先の「女が喜ぶと書いて嬉しい」と言っていたのは、男性でした。

笑顔になれる雑学も生活のエッセンスとして

 

「喜寿」も「喜ぶ」もどうでも良いことなのかとも思いますが、雑学として知って戴けたらと思います。

超高齢化社会とされる現代、77歳も若いと感じる医療の現場ですが、おじいちゃん、おばあちゃんの「喜寿」をお祝いしてあげると、きっと嬉しいと思います。そんな幸せホルモン満面の笑顔をみることで、お祝いする側も、きっと幸せホルモンのおすそわけをしてもらえますよ(^_-)-☆

 

生理検査アティテュード®からのメッセージ

記憶のワンシーンとなっている「喜」

今回の編集後記として...

自分の記憶の中で想起される「嬉しい~!」を思い巡らせてみた...

❍その記憶に伴う感情は?

いちばん始めに思いだされたのが、娘や息子の高校入試の合格です。子どもが初めて受験という経験をして頑張ったことへの結果として、自分が受けてきたさまざまな試験の合格のときよりも、明確に嬉しかった感情を思い起こせるのです。

人によってその記憶にある感情はさまざまです。私の場合は自分のことよりも、子どもが喜んでいるそのことのほうが優先されるようです。どうしてなのでしょうか?

そこには、子どもの嬉しい表情があります。頑張ってきた歳月を見守りながら、一喜一憂するような感情もあったかと記憶しています。頑張っているのは自分ではなく、子どもたちだからなのかも知れません、只々、合格が嬉しい、踊りだしたくなるような感情が湧き上がった来たことがリアルに思い出せるのです。

❍喜びよりも達成感

自分のさまざまな試験合格は、その結果に到達するまでにさまざまなプロセスがあります。時間を費やし、勉強し頑張ったという事実の末に、掴み取った結果だから、そこにはプロセスの記憶があり、自分が創りあげたゴール目標を得たという達成感となって記憶されているからなのだ との考えにいたりました。この感情は私個人のものですので、みなさまいかがでしょうか。

反対の意を唱える方、そうでないご意見の方も多くいらして当然なのです。お伝えしたことは、自分の中にどのような感情があるのか?その度合いを意識的に考える時間があること、そしてそのような時間をもつことも心の成長につながるのではないでしょうか?

❍漢字の成り立ちにつながる感情の想起

今回は「喜」という感情をどのようにまとめようかとかなり試行錯誤しました。

トップにまとめたことの意味が活きてきます。鼓を鳴らしながら踊り、祝福したくなるような喜び、そこに心から手放しで嬉しさを表したい、表現したいという子どもたちへの愛しい想いがあります。自分のことよりも嬉しく感じたことが懐かしく、リアルに想い出されるのです。

シンプルな私は「よろこび」に関してさまざまなことを検索し、考えて、まとめているだけで楽しくなってきましたよ(笑)

我が名前の様に、根っからの単純子 Simple is best です (^_-)-☆DSC_0070

Pure Medical attitude

生理検査アティテュード®

Junko katayoshi

 

今日のまとめ

  • 「喜」は打楽器を打ち鳴らし神を楽しませる、喜ばせることを意味する
  • 喜びは情動の中でも基本的な感情体験、悲しみと対比される感情
  • 喜びを感じることで幸せホルモンセロトニンが分泌される

 

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生理検査アティテュード®

代表 かたよし純子 Junchan♪  ※自己紹介はこちらから

臨床検査技師/超音波検査士/健康管理士一般指導員/健康管理能力検定1級/介護予防運動指導員/米国NLP協会認定NLPトレーナー/臨床心理学 基礎エキスパート取得

今日も最後までありがとうございました。

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次回は、11月15日(金)PM 19時~となります。

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