JunchanのHealth attitude blogにご訪問ありがとうございます。医療スタッフのメンタルパートナー かたよし純子です♪  9月に入り、ちょっと意識の変化と閃きから、「Health attitude blog」と呼称することにしました。さて、今週は「乳幼児の発達」を取り上げます。NLPを学び、心理学の基本が知りたくて2014年から自分の興味関心を今まだ習得中ですが、今年前期の講座で、発達心理学、特に乳幼児の心と身体を中心に履修しました。私自身の復習と知識のまとめてとして、共有できたらと思います。私自身が自分の子育て時代に知っていたらと思うことばかりです。子育て真っ最中のママたち、これからママになる女性たちに知って欲しい、育児に必要な内容です。ぜひお読みください

1.人の心の発達の基盤、アタッチメントを知るための3ステップ

1-1 心の発達の基盤「アタッチメント」とは

1-2 心の形成からみたアタッチメントの重要性

1-3 アタッチメントの発達段階

今日のプラスα

2.人の発達の特殊性から見た、人に与えられた可能性

3.エリクソンの心理社会的発達理論(ライフサイクル理論)

生理検査アティテュード®からのメッセージ

・母親になる女性に知っていて欲しい

 

1.人の心の発達の基盤、アタッチメントを知るための3ステップ

人の発達にはさまざまな領域での発達がみられます。その中で「アタッチメント:愛着」をご存知でしょうか。

1-1 心の発達の基盤「アタッチメント」とは

人は誕生してからさまざまな発達があります。その発達には、身体、認知、言語、社会性の発達、そして心の発達もあります。心理的な発達には、愛着・アタッチメント理論が大切だとされています。このアタッチメントを小さなお子さん、子育て真っ最中のお母さまおひとりおひとりにお伝えしたい、このアタッチメントの説明から初めていきましょう。

◯『アタッチメント・愛着理論』とは

アタッチメントとは、愛着理論は、心理学者であり精神分析学者のジョン・ボウルビィによって確立されました。

愛着理論:アタッチメントとは?

人と人との親密さを表現しようとする愛着行動についての理論とされます

「子どもの発達過程において、社会的・精神的発達を正常に発育するために、1人以上の養育者との親密な関係を維持しなければならない。その関係性がなければ、子どもは心理的・社会的な問題を抱えるようになる」

※引用サイト「愛着理論」Wikipediaより

 

乳児は強い不安や恐れを感じると、特定の人に近づき、

そしてそれを維持しようとする行動をとる。

ボウルビィは、この乳児の行動を第二次世界大戦後に乳児院などの子どもを観察することで、二次的な感情ではなく、人の独立した欲求であることを見出したとされています。

アタッチメントとは、危機や不安が喚起される状況の中で、特定の対象に近づくことで不安を和らげることができる、保護してもらえると信じることができるという感覚です。

◯アタッチメント行動の対象者

アタッチメント行動とは、おもに養育者(母親)に対して向けられるものとされますが、生まれ、成長していく過程の中で対象が徐々に明確になっていくと考えられています。

乳児は生まれた直後から、周囲の人の関心を引きつけようとする行動を行います。

  • じっと人の顔を見る
  • 人の声のする方へ顔を向ける
  • 手を伸ばす

など、このような行動を向けられた人は思わずその子どもに声をかけたり、手を差し伸べたり、頬をちょっとなでたりなど笑顔を向けているのではないでしょうか。子どもは、お腹が空いたり、オムツが濡れたりなど、不快な感覚を泣くことで周囲の人の関心を引きつけようとする行動です。

●月齢とともに変化するアタッチメントの対象者

生まれたばかりの頃は、人を選ばずに誰にでも行っていた行動が、限定された対象者へと移行されてきます。6ヶ月くらいから自分の母親(養育者)に対して限定されるように行われます。母親の顔を見たり、声を聞き微笑んだり、声を発したり、手を伸ばすなどの行動を示すようになります。さらに、自分でハイハイをして移動できるようになる7、8ヶ月頃からは、自分の意志で母親に近づくことや、後を追うなどの行動を行うようになります。

このアタッチメントの行動が対象者に向けて行われるようになるプロセスには、日常的な母親や養育者の乳児への養育行動が関わり、大きな意味を持っています。乳児は、周囲からの日常的な養育がなければ、生理的欲求が満たされなければ生きていくことが出来ません。

◯乳児のアタッチメント行動

乳児のアタッチメント行動は、生理的欲求に基づいています。人は、母親の胎内から生命体としては、人間の保護がなければ生きていかれない、生存することができない不十分な状態で誕生してきます。自分が生きていくための必要な行動、「人間の関心を引きつける」ような行動を取ることで、人の手をかけてもらうことにより、不快さや、不安な感情が減り、快い感覚や安心感が増すことができます。

この繰り返し行動が多い対象者がアタッチメントの対象者となります。何らかの事情で、母親に養育してもらうこと出来ない場合は、父親や別の養育者が対象者となります。

マズローの5段階欲求 「アブラハブ・マズロー心理学」

高次の欲求から

  • 自己実現の欲求                  :Self-actualization
  • 承認(尊重)の欲求     : Esteem
  • 社会的欲求 / 所属と愛の欲求 :Social needs / Love and belonging
  • 安全の欲求                        :Safety needs
  • 生理的欲求         :Physiological needs

生理的欲求がとは、人間の基本的欲求で、生命維持ためには必ず必要とされる「睡眠」「食欲」「排泄」がこれにあたります。

アブラハブ・マズロー」心理学 Wikipedia

 

●生理的欲求が満たされれば良い?!

この乳児の「快ー不快」という感情が満たされればよいのでしょうか?

人の発達とは、身体の発達だけに限局してるわけではありません。心も当然、健やかな発達を求める行動を行っています。生後間もない乳児も人の顔をジッと見ることや、声のする方向に顔を向けるというような行動を起こします。人は、本質的に周囲の人に対して希求性があり、誰かとの相互作用を求め、楽しむという、生まれながらの性質を持っているとされています。周囲の人とのコミュニケーションを求める行動として、無意識的に人の顔を見たり、向けたりという行動を行うとされています。希求性とは、願い求める欲求です。

アタッチメント:愛着理論

 

1-2 心の形成からみたアタッチメントの重要性

親ならば誰でも我が子に対して、さまざまな面で健やかな発達をして欲しいと願うところです。私の年代ですと、孫の発達と言い換えられるのかもですけれども、

◯アタッチメントが支える乳児の好奇心

では望まれる人の発達において、このアタッチメント行動はどのような働きを持っているのでしょうか。

乳児の心理的特徴として、好奇心や探究心が強いということがあげられます。

●母親は安心の基地

乳児にとっては見るものすべてが新奇なものであろうとなかろうと、それらのことはまったく分からないという状況です。近づいてきても安全なのかどうなのかも事前にわかるという知識も経験もまったくありません。そのために新たなものや状況に出くわしたとき、そのための備えが必要になります。母親の表情を見たり、側に戻ったりという問い合わせ行動を起こします。母親に対するアタッチメント機能につながる行動となります。

●乳児の心理的特徴 模倣

子どもは、周囲の動作や行動を真似てものを覚えていきます。この模倣行動も母親や養育者といっしょのほうが起こしやすいとされています。口や舌が動くおもちゃを見せた時に、母親といっしょのときが、見知らぬ人といっしょの時よりも多く模倣行動を行うということを示した実験結果があります。

●微笑み返し

生後1ヶ月では、誰といっしょでもあまり笑うという感情の表出はありませんが、生後3ヶ月になると誰に対しても微笑み返し、笑うようになります。7ヶ月では、母親といっしょの時にもっともよく笑うようになります。この学ぶ行為、「まねぶ」が語源とされますが、この模倣行為は、アタッチメントにより形成されているとされます。

電車の中で出会う赤ちゃんに思わずかわいい~♡ と、微笑むと、ケタケタと笑いを返してくれる赤ちゃんの出会う時、幸せのおすそ分けをしてもらったような気分にしてくれます。私のプチハッピーの瞬間です(^^)

 

微笑み返し

 

◯アタッチメントが支える子どもの発達

きちんとアタッチメントが成長し、アタッチメントの対象が決められると、子どもの中で形成されるものが2つあります。

●子どもの発達を支えるリソース、アタッチメントで形成されるもの
  1. ソーシャル・コンピテンス

    他者へ効果的に働きかける主体としての自分自身への自信。言い換えると自分から他の人へのアプローチを行うための能力や適性、積極的態度などのことをいいます。乳児は、自分の養育者から自分に対する適切な対応を受けたいと思い、応答を引き出そうとします。お腹が空いている、オムツが濡れて気持ちが悪いなど、自分がして欲しているという状況を知って貰うための行動です。自分が行った行動に対して、自分が望んでいる適切な方向に向かっているという感覚が持てないと行動を起こさなくなります。

  2. 母親との関係で形成される、他者に対する基本的信頼感

    養育者との信頼関係を形成することです。上記のコンピテンスが自信であることに対して、自分が働きかければ、養育者は自分のために自分の望みを叶えてくれる方向にと事態を動かしてくれるという養育者への信頼感です。

●アタッチメント理論の重要性

この「ソーシャル・コンピテンス」「基本的信頼感」の2点が、母親(養育者)以外の人間関係を形成していくための基盤となります。アタッチメントの発達段階と個人差があきらかにされています。乳児期に形成されたアタッチメント表象は、その先の生涯に影響し、自己理解や他者との人間関係の形成に重要な役割を果たすことが知られています。

◯アタッチメント形成の必要性

乳児の不快や不安な状況にみられるこの愛着行動は、成長とともに2、3歳の幼児期になるとに減少してくるといわれています。

幼児期に入ると母親と離れる時間も増えてきます。子ども自身の自立心が芽生え、周囲からの期待にも答えようという認識も出てきます。表象能力(イメージする力)も発達し、不安状況にも、頭に中のやり取りで耐えられる力がついてきます。母親が目前にいなくても、母親とのやり取りを頭の中でおこなうことで、情緒的安定が得られるようになります。

●内的ワーキングモデル(Internal Working Model IWM:by Bowlby)

このようにアタッチメントに基づいた行動は内在化され、心の中に取り込まれます。この取り込まれたアタッチメント行動は、内面化され人間関係に関与する認知的な枠組みとして形成されます。アタッチメントに基づく行動は心の中に取り込まれます。幼児期以降のアタッチメントに基づく行動傾向として見られることになり、個性の違い、個人差として、この内的ワーキングモデルの違いとしてみられることになります。

●アタッチメントの移行対象、安心できる対象物

アタッチメント行動が内面化される過程で、いつも同じぬいぐるみやタオルをいつも、どこにいくにも持ち歩くという行動です。アタッチメントの対象としてのぬいぐるみやタオルを「移行対象」と言います。その対象物が無いと落ちつかないという行動です。あたかもそのぬいぐるみやタオルがアタッチメントの対象となっているかの行動です。

子どもの頃の思い出として、お気に入りのぬいぐるみやタオル、毛布などあるのではないでしょうか。

 

1-3 アタッチメントの発達段階

アタッチメントの発達段階を見ていきましょう。ボウルビィにより4段階に分けられています。

◯アタッチメントの発達段階

●第1段階 誕生から8~12週

特定の人を認識ぜずに、誰にでも、働きかける人に微笑むことや、声を発するというような行動を示します。

●第2段階 3ヶ月~6ヶ月頃

いつも関わりを持ってくれる母親や父親、祖父母など、特定の養育者を対象として、アタッチメント行動が示されます。母親にはよく微笑み、声にも反応しますが、見知らぬ人に対してはあまり反応を示さなくなる時期です。

●第3段階 6ヶ月~2、3歳頃

特定の対象と、そうでは無い対象の区別が明確化されてきます。人見知り反応として、見知らぬ人への恐怖や警戒心を抱く行為や、関わりを避けるような行動が表れます。アタッチメント行動が具体的され、不安な状況になると母親に接近して身体接触を求める行動や、後追い行動がみられます。このような行動を8ヶ月不安と呼ぶことがあります。アタッチメントの対象者が安全地帯として形成されていることが確認されます。

●第4段階 3歳以降

アタッチメントの対象が自分にとって、不安になった時には保護し守ってくれる存在であるという表象が形成されています。そのため、心の中の存在として母親のことを思い浮かべることができるようになることで、安定をえることができます。上記で説明した、内的ワーキングモデルの形成です。母親が見えなくなり、すぐ近くにいなくても、自分のところに「帰ってきてくれる」と思えるようになり、理解し、イメージすることができるために安定していることができます。

◯アタッチメントの個人差

アタッチメントは、母親(養育者)の対応に大きく影響します。乳児の不安や危機的状況に、母親がどのように対応するかにより、乳児の内的表象に大きな違いが生じることがあります。その方法は。ストレンジ・シチュエーション法がありますが、4つのタイプに分類されます。

このストレンジ・シチュエーション法の詳細は、次回まとめていきたいとおもいます。どうぞ、お楽しみにしてください。

 

2.人の発達の特殊性から見た、人に与えられた可能性

人との発達の特性として、出生時に未熟な状態で生まれくるということがあげられます。

◯未熟で生まれてくる、人の発達の特殊性

発達ということから動物と人間の発達を考えてみると、その人間の特殊性が見えてきます。動物は、学習することはわずかで、捕食や生殖などは本能によりおこなわれています。しかし人は本能にだけ縛られるということはなく、自ら学習することで能力を得て、多様にその開花させる力を持ちます。この人間の持つ力を生理的早産といいいます。

●離巣性と留巣性ということ

哺乳類は、出生時の状態で、離巣性と留巣性に分けられると言われています。鳥などの鳥類は、誕生して間もなく移動し、自力でエサを食べることができる力を離巣性と言います。逆に留巣性というのは、親がエサを運んで来るのを待つタイプに分けられるそうです。

留巣性は小型の哺乳類(ネズミ、イタチ、リス、ウサギなど)など、離巣性の哺乳類は大型の哺乳類(ウシ、ウマ、クジラ、類人猿など)があげられます。離巣性の哺乳類は、留巣性に比べて身体や脳の発達が進化していますが、妊娠期間が長く、1回の出産で生まれてくる数が少ないという特徴があります。

この分類で人間を考えてみると、身体や脳の発達、妊娠期間、子の数という面からは離巣性となりますが、出生時の状態は、留巣性に分類されます。人が出生後、言語や二足歩行が行えるようになるまでには生後1年が必要となります。その間は、養育者の保護のもとでなければ生存することができません。

●生理的早産と子宮外胎児期という考え方

比較行動学者のポルトマン(Portmann1951)によって示されていますが、人間の進化の過程で大脳の肥大化が影響し、二足歩行により産道が垂直化したために妊娠期間が短くなり、未熟な状態での早産の状態が常態化したと考えられています。このことから、人は生理的早産となり、本来胎内で過ごすべき1年間を子宮外で過ごす、子宮外胎児期と言っています。

◯子宮の外で過ごす胎児期

私はこのこの言葉を学んだときになるほどと思いました。胎内で過ごすことが望まれる1年間が人に与えた可能性とも捉えることができるのではないでしょうか。養育者と密接な関係性を保ちながらも、それ以外の多くの環境的刺激を受けることの重大性、大きな付加価値を得ることも出来ます。いかなることにも対応できる能力の基盤形成の時期にすることができるのです。胎内よりも自由な保護的な環境下で、より多くの方向に発展させることができる環境下にあるということです。

さらに、大人という哺乳類の成体になるまでに、20年という年月がかかるということも、これこそ人間の発達の特殊性です。胎内では親という単独の状況での1年間ですが、出産後の環境にはさまざまな多様性があるということです。

◯人のおおよその発達段階

1.胎生期 約38週
  • 卵体期(0~2週 着床)
  • 胎芽期(3~8週 各器官が作られる)器官形成期
  • 胎児期(9週~出生)
2.乳児期  誕生から1歳半頃まで  基本的信頼の獲得 言語の獲得
3.幼児期  1歳半ごろ~6歳
4.児童期  6歳ごろ~12歳 小学校 社会的ルール
5.青年期  12歳ごろ~20歳(30歳) 第二次性徴期、身体の変化、思春期
6.前成人期 20歳~30歳代
7.成人期  30代半ば~60代半ば 責任が増す、育成、ライフサイクルの変更
8.老年期  喪失ばかりではなく獲得(結晶化知能)もある

 

3.エリクソンの心理社会的発達理論(ライフサイクル理論)

発達心理学者E・H・エリクソンの「心理社会的発達理論:ライフサイクル理論」の概略をまとめて起きたいと思います。上記に示しましたが、以前、青年期の心理臨床で一度まとめていますが再掲していきたいと思います。

◯アメリカの発達心理学者 E・H・エリクソン

エリク・ホーンブルガー・エリクソン(Erik H.Erikson 1902 ~ 1994)は、ドイツ生まれのアメリカの発達心理学者、精神分析家です。「発達課題」や「アイデンティティ」の概念、「エリクソンの心理社会的発達理論」を提唱し、米国内でも最も影響力のあった精神分析家の1人とされます。人の発達を学ぶ中で、重要な理論の1つとされています。乳幼児から高齢者までの心理臨床を学ぶなかで、さまざまな場面で出てきます。それだけしっかりと知っておく必要性があるということになります。

●フロイトと異なる点

フロイトの弟子筋にあたり児童精神分析家として、フロイトの人格発達理論を発展させたものとされ、乳幼児期の影響を重視しています。

  1. 無意識よりも意識・自我に焦点をあてている
  2. 発達は生涯のものと捉える
  3. 環境との相互作用の中で発達し漸成説だといえる
漸成説とは:前段階での発達課題の経験が次の発達段階に統合されるという考え方

 

◯ライフサイクル論とは

エリクソンは、ネイティブ・アメリカンの文化人類学的研究や、ヒトラーやルター、ガンジーなどの伝記研究などから独自の理論を打ち立てています。

●心理社会的発達理論(ライフサイクル理論)の特徴

人のライフサイクルは、8段階に分けられ各段階には、異なる心理社会的危機と獲得するべき課題が各段階に設定されています。

乳児期を例にすると、乳児期の危機は「基本的信頼 対 基本的不信」です。1歳くらいまでの乳児期に一番優先される発達課題です。「与えられるものとしての自分自身」という確信を中心とした構造です。

《乳児の発達課題:基本的信頼感》

乳児は、自分の世話をしてくれる人、養育者(母親)からの継続的で一貫した世話を受けることで養育者に対して、信頼感を抱くことができます。一時的な不在に対しても耐えることができるようになります。自己が受容されているという確信を持ち、その確信を自分自身の中に取り込むことが発達課題とされます。

発達課題を獲得することで「希望」という力を得ることができます。

この初期段階での発達課題が何らかの事情で得られないとすると、他者を信頼して依存することが出来なくなります。この後の発育の中での人との関係性において緊張感が強くなり、生涯を通じて他者との関係に影響することもあるとされています。

●各段階の発達課題にそれぞれの意味がある

エリクソンのライフサイクル論では、各段階の課題が相互関連し、前段階での課題が達成されて、次の課題に移行できるとされています。このことを漸成説といっています。各段階は、発達課題を乗り越え獲得することで各段階の力が獲得できるとされています。乳児期では、発達課題をクリアすることで、「希望」という強い力が獲得できるとされています。

各段階の社会心理的危機とともに、克服することにより獲得する強い力が各段階示されています。この力は、次の段階での課題獲得のために強い力になります。

心理社会的発達理論・ライフサイクル理論の8つの「発達段階と発達課題・危機を下記にまとめておきます。表とともにご覧ください。

心理社会的発達理論 ~エリクソンのライフサイクル論~ ※[]内は得られる力
  • Ⅰ 乳児期  :0歳~1歳   基本的信頼感 対 基本的不信感 [希望]
  • Ⅱ 幼児期初期:1歳~3歳   自律性 対 恥・疑惑      「意志」
  • Ⅲ 遊戯機  :3歳~6歳    自主性 対 罪悪感     [目的意識]
  • Ⅳ 学童期  :小学生     勤勉性 対 劣等感   [コンピテンス]
  • Ⅴ 青年期  :中学生~20歳 アイデンティティ 対 アイデンティティ拡散 [忠誠]
  • Ⅵ 前成人期 :20歳~30歳  親密性 対 孤立  [愛]
  • Ⅶ 成人期  :30歳~60歳  生殖性 対 停滞性 [ケア]
  • Ⅷ 老年期  :60歳~80歳  統合 対 絶望   [知恵]
  • Ⅸ 老衰期  :80歳以上   老年的超越の獲得 ※新たにつけ加えられた理論
●晩年期、第9段階の追加

エリクソンの妻ジョウンにより最晩年として、80代以降を老衰に向き合うと時期とし、「老年的超越」が加えられています。

 

エリクソンの心理社会的発達理論

<エリクソンの心理社会的発達理論>

 

生理検査アティテュード®からのメッセージ

・母親になる女性に知っていて欲しい

子どもの発達を知ること、そのプラス効果

◯人の発達は、この世の中に誕生する以前から

身体も心も、ともに胎内に生命体として、人間としての命を宿した時からだと私は考えます。

母親の胎内にいる時の栄養は、お母さんが口にする、手にするさまざまな物からの栄養や物質で、胎児・子どもの栄養となり成長しています。まさにに母親とは一心同体だということを意識して欲しいと心から願います。

栄養はもちろんのこと、心の安定的な発達も、胎内にいるときからだと、今ではそう考えています。心理的なエビデンスとなる裏付けをまだ調べてことはありませんが、母体の心の安定感が、胎児の安心感につながると私は思っています。胎内記憶として、生まれる前のことを子どもはいろいろと覚えている、ということが言われています。もし、覚えていないとしても、子どもの無意識には残っているとわたしは思っています。誕生後は、声をかけてもらっていた、両親や身近な人の声に懐かしさを感じているのではないでしょうか。

●人のコミュニケーションは本能

人は、生まれながらにして無意識にコミュニケーション行動を起こしている。

生まれた時の無意識の行動に対して、周囲の人がどのような対応を示したのか、受け入れ方をされてきたのかという繰り返しの本質的な行動評価が、その後の人の行動やコミュニケーション能力にも関わっているのではないでしょうか。

大人でも、何度も何度もアプローチして、振り向いて貰うことが出来ないと心が折れます。同じことが乳児の時に起こっていたとしたらどう思いますか?大人はそれまでの経験や体験からさまざまな成功体験を経験してていることもあります。誕生すぐの子どもにはその経験がありません。その状況でのアタッチメント行為が報われないものばかりだとしたら…

考えるだけで悲しくなってしまうのではないでしょうか。最後にまとめて「ライフサイクル理論」の乳児期の葛藤で「基本的信頼」を得られ、そして「希望」という力を育むことでその後の長い人生に大きく影響するのではないでしょうか。

◯私自身の子育てを振り返る時

だから伝えようと思いました。先週、子育て真っ最中のママたちとの「すくすくトーク」で感じたこと。

みんなすごく一生懸命なのです。でも分からないことがいっぱいで、情報過多のこの時代、私の子育て時代よりもいろんなことが複雑です。そんな私でも、今学んだこと、子どもの発達過程の生理学的なこと、心の発達がきちんと理解できたらすごく今真っ最中のママたちの安心材料になるのでは、そう思ったからです。

子どもはひとりひとり違ってあたりまえ、だから情報の1つとして知っていて欲しい。

成長してからでも、役に立ちます。なぜなら、アタッチメントは、世代間で繰り返すからです。そのことは次回まとめていきます。乳児には、生まれた瞬間から、いや、生まれる前から「ママの愛着」がとても大切なのです。両足でひとりでしっかりと歩けるまでは。

Pure Medical attitude

Junko Katayoshi

 

今日のまとめ

  • 乳児は生まれてすぐにアタッチメント行動行い周囲の人の関心を引く行動を行っている
  • アタッチメントの対象とは、養育者、世話をしてくれる、シグナルに答えてくれる人
  • 人の発達には、それどれのライフサイクルにおいて発達課題がある

 

もし「それ違うのでは?」などのご意見がありましたら、ぜひお知らせください(^^)

 

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共同代表 Junko Katayoshi

今日も最後までありがとうございました。

 

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