今日もHealth attitude blogにご訪問ありがとうございます。医療スタッフのメンタルパートナー かたよし純子です♪ これまでのブログのなかで健康寿命延伸というテーマでかなりの回数まとめ、その方法をさまざまな方向性からまとめてきました。そして「ご自分に合う方法で」ということばでお伝えして来たかと思います。その通りなのですが、
「健康寿命の延伸を実行する以前に考える必要があること」
ということも今回考えて欲しい、その理由はどうやって自分に合う方法を見つけるのか、ということにつながると考えます。そして、今回、いちばんお伝えしたいこととして、
「医療行為を受けるときに私がいちばん必要だと考えること」
をアティテュードのメッセージで伝えます。
1.自分の健康寿命を何歳にデザインしますか?
1-1 「人生100年時代」といわれる現代社会のからくり
1-2 伸びる平均寿命、そして健康寿命も延伸している
1-3 社会との関わり方 どう生きるか
今日のプラスα
2.目標を明確にすること
3.死生学を学ぶことは生き方そして、活き方を学ぶ
生理検査アティテュード®からのメッセージ
・自分がいちばんの担当医
1.自分の健康寿命を何歳にデザインしますか?
かつて『織田信長は人生50年』と言っていたとか…
それが今では…
人生100年といわれている現代に生きること
どう受けとめていますか?
1-1 「人生100年時代」といわれる現代社会のからくり
人生100年ということをWikipediaで検索してみると、
『人生100年時代』とは、ロンドン・ビジネス・スクール教授のリンダ・グラットンとアンドリュー・スコットが『LIFE SHIFT100年時代の人生戦略』(東洋経済新報社)で提唱した言葉。
※引用サイト「人生100年時代」Wikipedia
❍長寿化した時代を生きる現代人
私が数年前に「フレイル」の講座を聞きに言ったとき、
「人生100年時代に生きる我々は、死にたくても死ねない」
そう言われたことをよく覚えています。では、どう生きるのか、ということで健康寿命、フレイルという状態からの回避方法を力説されていました。
現代社会は世界的に長寿化が進んでいる、そして日本は超長寿国とされています。先進国においては2007年生まれの2人に1人が100歳を超えて生きる「人生100年時代」となることが予測されているとのことです。
●慌てたのは政治家・政府?!
日本国内での浸透は、本の発売と同時期に小泉進次郎氏を介して拡散され、2017年9月に首相官邸に「人生100年時代構想会議」が設置されたとあります。平均寿命は年々伸びるなかで日本の高齢化に対するさまざまな問題が喫緊の課題となったようです。
❍近年の健康ブームの背景
私は政治・経済にあまり関心が無く、情報にも疎く、知識が皆無ともいえます。個人的な関心ごとは大人から子どもまですべの社会人の医療・福祉関連のみです。大人から子どもまで、この社会に生きる人々の心と身体の健康、前回のブログでお伝えした健康と言う意味で、
個人の「心と身体の健康の維持」が
社会を健全に機能させる
と考えています。
政治・経済には疎いその私ですら考えることは、支える年代層が減少し、支えなければならない高齢者が急増している、雇用問題を初め、医療・介護の費用増加に対する対応策が急務となっているのでしょう。
一般向けのよくいわれる「認知症予防効果」「〇〇の健康によい健康食品」「腸内フローラを整える〇〇」「中性脂肪を減らす〇〇」などなどに関連するものが溢れ、突然死の確率〇〇%、寝たきりになると〇〇かかる、さまざまな脅し文句に載せられているようにも思えてくるのです。
❍誰でも健康で過ごしたい
個人的には良いと思う、そしてすごくあたりまえの気持ちであり、行動です。しかし、100人いたら、100通りの方法があるということを理解して欲しい。
●五感で選択するという正眼を持つこと
しかし、ごく一般的に儲け主義に近い目的で行われている商品などの謳い文句に、細心の注意をする必要があるということをいちばんお伝えしたいのです。
だから、科学的に裏付けされたエビデンスのしっかりとして情報選択とために、
自分やまたは家族や大切な人に必要な
正しい知識を自ら学び、学習すること
その上での
さぁ運動しよう!内臓脂肪を減らそう!
ということを個々に合った方法で選択することをお伝えしたい。
万人に合う方法は無い
同じ遺伝子をもつクローンでも私はそう考えます。その理由は、環境要因も生育に対して、大きく遺伝子に影響することが分かってきているからです。一卵性双生児でもその後の生育環境によって、その後の性格を初め、身体の組成が代わり、病歴その他にも大きく影響します。
右から左の受け売りの知識ではなく、必要なことを学び、自分に合う方法を見出して欲しいのです。
1-2 伸びる平均寿命、そして健康寿命も延伸している
毎年、さまざまな国民白書として、出生率、平均寿命、死亡原因などなどさまざまな統計が発表されています。
❍平均寿命と健康寿命
はじめに一応言葉をまとめると
平均寿命
0歳時における平均余命
平均余命
ある年齢で、その後何年間生存できるか
という統計的期待値(推定値)
健康寿命
自立した生活ができる状態での生存期間
となり、国内の平均的な、健康寿命を計算するには、平均寿命と平均余命が必要です。
●健康寿命
WHOが2000年にこの健康寿命の概念を提唱したとあります。日常生活に置いて継続的に医療や介護に依存して生きる期間を平均寿命から除いた期間が健康寿命とされます。
そして、年々健康寿命も伸びてきて、厚労省の計画に即して、日々健康情報がメディアを介して普及しています。おかげで、無料の一般向けの医療講座も各地で開催され、かなり専門的なことまで説明されていますがその効果だともいえるのだと考えます。
❍長生きできればよいという訳ではない
ただ生きているだけでは意味が無い、健康でなければ苦痛なだけだと私は考えます。自分の足で歩き、感性豊かな時間を過ごすことができて、生きているという実感が持てると思っています。
●「人生100年」このことにどう考えるか
現代は「人生100年時代」といわれる時代ということを聞うたときに、「100歳まで生きたいですか」この質問にどう思うのか。それは個人差があると思います。
病院で仕事をしていると、もう十分生きたからいいよという方も、いつまでも元気でいたいと思う人もそれぞれです。これまで生きてきた年月もあるのでしょう。ここで考えたいのが健康寿命です。
内閣府のHPに記載された内容です。
平均寿命と健康寿命との格差
2016年(平成28年)
男性:平均寿命 80.98歳 健康寿命(72.14歳)
格差 8.84年
女性:平均寿命 87.14 歳健康寿命(74.79歳)
格差 12.35年
平均寿命は寿命の長さを表しています。そして、健康寿命は日常的に医療・介護に依存することなく、自立した日常生活を行い、自分の心身で生命維持することが出来る生存期間を示しています。格差として算出された年数が、何らかの他者の介護を必要とする年数、いわゆる「寝たきり状態」や「認知症」それに近い状態で生きている年数だということです。この格差が少ないほど、寿命の質が高いと評価されます。
その結果として医療費や介護費の削減につながるという厚労省の考えだと個人的には理解しています。下記に内閣府HPから引用した図を示します。年々、平均寿命も健康寿命も伸びているのは一目瞭然です。この2本の線が等しくなることが日本の課題となっているようです。
※引用サイト「内閣府 高齢化の状況」
1-3 社会との関わり方 どう生きるか
日本ではこの「健康寿命の格差」の年数、つまり寝たきりの期間が欧米各国と比較して、6年以上長期にわたるとされています。厚生労働省の提唱している「健康日本21」でもこの健康寿命の延伸が目的とされています。
世界的に長寿国といわれる日本でありながら健康寿命は高くも無い
❍社会は高齢者に優しいのか
日本の性格があらわれているのかも知れません。高齢者を敬い、健康保険で救済?してきた。その結果、まかないきれなくなり金銭的に破綻寸前、追い打ちをかけるように、2,000万円必要となる試算をつぶやく(笑)
人で不足に対して、定年以降40年間もの国で養えない的な危機感をもったのか、もっと働け…といいますが、しかし、現状問題として60歳を過ぎた人材を「はい、大歓迎!」とはいきません。
高齢者に雇用の場をさまざまなイベントを活動は開催されています。どれだけの知識や経験を有していても、新しいことを覚え、習熟する能力、対応力はやはり若い人にはかないません。そして、大企業では定年近くになった人々にさまざまなライフプランを行うための研修が行われているのが現状です。
❍健康寿命の延伸のために私がいちばんお勧めしたいこと
働こうと思うと、社会は高齢者に優しくないのかも知れない、そう個人的には感じます。
でも、厚労省の考えは元気で活動的な高齢者を望んでいるわけですから「健康寿命延伸」というテーマに関することに対してのみは優しい社会かも知れません。
本日前項で提示した内容、健康寿命延伸のための方法として自分に合った方法「さぁ運動しよう!」「内臓脂肪を減らそう!」ということよりも
積極的に社会、人との関わりを持つ
ということです。人との関わりをもつことで、その場にはさまざまな感情・エネルギーのやりとりが発生します。そのことがいちばんの脳を刺激することになります。
この前提があって、どのような関わり方をしていくのか、自分のライフスタイルに合った方法を見出すことです。友人たちとおしゃべりをすることだけでもよいのです。家の外に出向いて、買い物へ行き、そこで二言三言でも会話をすることが必要なのではないでしょうか。
❍便利な社会は心に優しくない
近頃、セルフレジを導入しているスーパーも増えてきました。ユニクロでは商品タグからでしょうか、自動認識しキャッシュレスで支払い自分で袋にいれる。。。確かに早くて便利な方法です。でも何か味気ないと思う自分がいます。「またこのお店で買いたいなぁ」そんなことを感じることが出来る、人と人のやりとりは皆無です。
寂しいですね。お勧めの一品を聞くことも、知ることも無い、心が無い世界だなぁと私には思えてなりません。
❍売れる、人気があるその理由「こころ」
メディアで紹介される売れ筋商品、高額なのにどうして売れるの?
そん商品の紹介記事をみると
「この商品の良さをどうしても伝えたい!知って欲しい」
という、売り手の感情が満載、そして、意図が伝わりそこには「こころ」があります。話が大分それてしまったような感じですが、
これが、健康寿命の延伸には絶対に欠かすことが出来ないリソースだと私は考えます。
※関連ブログ「自分の健康寿命を考える必要性」「社会に関われない…それは「ひきこもり」です」
2.目標を明確にすること
自分のこれからの人生、
その最後の瞬間をそう迎えたいのか?
先月末のブログで書いたこと「夢を夢で終わらせないために」の中で、目標と目的のことを書いています。
❍未来へのタイムラインを明確する
私の周囲にも「認知症」関連のメディアの情報に恐れている人によく出会います。そうはなりたくないと思う人も少なくないのでしょう。実際問題、私もそのひとりかなぁと。自分の親を客観的に判断すると、うつの要素よりも認知症かと考えていますが、私は健康寿命格差0を目標とします。
自分の目的を明確持ち、そのためにやりたいことを目標とします。
私には夢がある。そして、「可能性を拡大させる自信」の中で示したことです。
自分の「夢」未来イメージをしっかりと描いてください。なんでも良いのです。大好きな人たちと笑って過ごすこと、旅行にいったり、食事をしたり、できれば活動的なこと、新たな趣味を持つこともお勧めいたします。農家ボランティアというのが、ブームだということも聞きました。そこで知り合った人と、違った活動をすることで新たな活動範囲が拡がる、ネット検査してみてください。
自分の脳が楽しむことができる行動を探してください
3.死生学を学ぶことは生き方そして、活き方を学ぶ
死生学については、これまでにも何度かまとめています。
❍死生学とは
ネットで検索をかけると「死との向き合い方」ということにフォーカスされているように感じます。
個人的には「死」を考えること、それは自分自身の「死」でもあるが、親しい人の「死」でもあり、一般的な「死」でもあります。親しい人の死をどのように受けとめ、受け入れるかというようなことと真摯に向き合うことになり、非常に受け入れがたく辛い作業でもあるかと思います。
それらの死と向き合いながらも、自分はどのように死を迎えるその時まで生きて行くのかということを考えなければなりません。そして、具体的に行動を起こさなければなりません。
死生学とは生きるための活動
個人的にもやはり人生後半になり、考えざるをえない問題です。
❍死生学から健康寿命を考える
健康寿命の延伸ということを意識して今回書き始めました。プラスαで何を伝えたいのか?を考えたときに、自分に合う方法を見出すには、明確な人生目標を持って貰うこととして書いた前項の明確な目標です。
そして、この死生学なのですが、
どうしたらやり切った感を持って、
人生最後を迎えられるか?
このことを考えて欲しいからです。
人生の最後のその瞬間に笑顔でいるために、今、この瞬間にやりたいことは何なのか?その理由は何なのか?その目標が達成した時に何が得られるのか?
自分の夢に向い、そのすべての行動をするとき、自分の魂が喜ぶことを、輝くことを、日々積み重ねていくことです。
<人生最後の時に輝くための5つのハート>
※関連ブログ「在り方を考え、未来に生きる」
生理検査アティテュード®からのメッセージ
・自分がいちばんの担当医
近年の健康ブームは多くの医療講座開催という方向性にあります。
私的には非常に好ましい、出来る限り利用させて戴いています。その理由は、最新の情報をわかりやすく説明してくれる、そして、その場に参加される一般の人々の知識レベルが分かる。
❍自分がいちばんの「自分の専門家」
医療者には患者目線で考えて欲しい、ということを最近強く体験しました。そして、思うこと
自分がいちばんの「自分の担当医」になる
参加されているのは、ほとんどが高齢者です。ご自身や家族の健康情報が得たいということが理由なのでしょう。そして質問の内容を聞いていると、非常に専門的なことに関するものが多いことが理解できます。私の知人が「自分ごとには詳しくなる」と言っていました。その通りだよなぁと、健康講座の質問から垣間見ることもあります。検索すればさまざまな専門的な情報も得ることが出来る時代です。自分に合った情報を正しく得て欲しい。
❍疑問はきちんと確認し、理解する
そして、さまざまな医療行為に対して、まったく同じということは100%無いと考えます。さまざまな対応や処置をする場合でも、万人に対して同じ様に行うのに、どうして人によって異なるのか?ということを誰でも感じるものです。(個人的な意見として)
専門的な知識があればあるほど、
そこに隠された受ける側の疑問が見えない
そんなことを最近強く感じました。特に、医療行為は命に関わります。
医療者は毎日、日常的に行うことでも、受ける側は、初めてであることや、嫌な記憶があることや、直前に知らされて、さまざまな負の感情を持つこともあるということ。
そして、その負の感情を持ったとしても多くの人が、その感情をことばにすることが出来ずに飲み込んでいる。
分からないままに、受け入れている。そして、じっと自分の中の負の感情と対峙している…
そんなことを、最近考えることになりました。私の思考は、30年以上検査技師として医療施設で勤務し、どちらかというと医療者思考です。この数年で患者家族としてさまざまな感情と向き合いました。
負の感情を持つということは「心の未病」レベルをグッと引き上げることになります。自分の身体がどのような反応をしているのか、意識して欲しい。自分がいちばん自分の身体の状態をわかっているのです。数字は分からなくても、自分の身体と会話することは出来ます。
自分の中の疑問や違和感は必ず言葉にする
医療を受ける側は、自分のわからないこと、疑問や質問をことばにして伝えないと理解してもらえません。だって、医療者は最善を尽くす努力は怠りませんが、あくまでも他人ごとだからです。日常的な行動であり、仕事だからです。
ことばにしないと感情は伝わりません
Pure Medical attitude
生理検査アティテュード®
Junko katayoshi
今日のまとめ
- 平均寿命も健康寿命も毎年伸びている
- 人生100年の言葉に踊らされること無く、自分はどう生きたいのかを自分で決める
- 健康寿命延伸には、人との関わり、社会との関わりを大切にすることが最重要
『Pure Medical attitudeからのお知らせ』
『出会う人が元気になっていく』
張りつめた緊張がほぐれ、笑顔を見送る時間...
心と身体のトータルパーソナルセッション
health attitude session
心と身体をトータルサポート
『心の荷降ろし』
自己の行動を俯瞰、客観視することにより
自分で気づかないような、大きな荷物・負債を抱え込んでいる…
今まで大切だと思っていた価値観が行動へのブレーキであり
『無意識の偏見:アンコンシャス・バイアス』
その存在にも気づいていないこともあります。
変われない理由は何もない。
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『今日の関連情報サイト』
- 人生100年時代 Wikipedia
『Pure Medical attitude』過去のブログ
『関連ブログ』
- 健康寿命を伸ばす §1 自分の健康寿命を考える必要性 2017.8.7
- 健康寿命を伸ばす §3 個人の健康と社会 2017.8.11
- 知らない自分に出会う その2 可能性を拡大させる自信 2019.9.19
- 2018年へ繋がるメッセージ §3 在り方を考え、未来に生きる 2017.12.22
- 社会に関われない…それは「ひきこもり」です 2019.11.21
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『乳児の呼吸器感染症』
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「知らない自分に出会う」
- その1 自分の強み・才能 2019.9.16
- その2 可能性を拡大させる自信 2019.9.19
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代表 かたよし純子 Junchan♪ ※自己紹介はこちらから
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今日も最後までありがとうございました。
☆アンコモンセラピー「ワンコイン¥500」読書会☆
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毎月、大崎ゲートシティ スターバックスコーヒーで開催!今年度はすべて終了いたしました。
次回は2020年1月17日を予定しております。詳細が決まりましたらご案内致します。
米国の精神科医ミルトン・エリクソン博士は、発達障害だった?!
催眠療法の大家とされる、精神科医エリクソン博士は、変わった子どもと言われ、さまざまな感覚障害を持ち、読字障害、失読症ともいわれ、さらに色盲に音痴だとされています。そのエリクソン博士「ミルトン・エリクソンの戦略的手法」を紹介されているこの本の読書会です。心理療法にご興味ある方、ぜひ、ご参加お待ちしております。