JunchanのHealth attitude blogにご訪問ありがとうございます。医療スタッフのメンタルパートナー かたよし純子です♪ 今週は、メンタルヘルス関連をまとめています。最近私の意識にインプットされるものをまとめていきます。前回は、何を指してあたりまえ、ふつう、常識というワードを用いられるが、このことばに傷ついているという検証、今回は、それら通常少数派とされる人たちを意識し、マイノリティとマジョリティ、発達障害、SDGsなどの社会の中のさまざまな人たちの立場をみていきます。人はみな役割を持ちながら生活しています。どのように自分の在り方を認識し、周囲とのコミュニケーションをとるのか、必要になるのかそんな視点でまとめていきたいと思います

 

1. どうして生きにくいのかを見ていく3項目

1-1 少数派とされるマイノリティとその反対語マジョリティ

1-2 発達障害は、ハンディキャップなのか?!

1-3 国連の開発目標とされる「SDGs」とは?

今日のプラスα

2.ドラマに見た個性の生き方「僕らは奇跡でできている」         

3.自由人と称する私も少数派?! 自由は意外に窮屈?! 

生理検査アティテュード®からのメッセージ

・気になることを考え、追求すること

 

1.どうして生きにくいのかを見ていく3項目 

はじめに…

SDGs エスディージーズとは?

SDGs:Sustainable Development Goalsとは、持続可能な開発目標

持続可能な開発のための17のグローバル目標と169の達成基準:ターゲットからなる国連の開発目標だとされています。この内容の詳細は、最後にまとめていきたいと思います。

1-1 少数派とされるマイノリティとその反対語マジョリティ

始めに、私の思考が向いている「マイノリティ」という言葉を考えていきましょう。

マイノリティ(minority)とは?

社会的少数者または社会的少数集団。社会的少数派とは、社会の権力関係において、そのものが位置する属性が少数とされる部分に所属する者の立場、その集団のことを言います。欧米の「マイノリティグループ: minority group」の考えとされています。日本では単に「マイノリティ」と呼ばれることもあることばです。

❍マイノリティとは?

この他に少数ではない状態、数以外で、差別や社会的に立場の弱い集団をマイノリティとするという意味での定義もあるとされるようです。

●数だけではないマイノリティの意味・解釈

例として挙げられていたのが、人口では多数派である南アフリカの黒人や20世紀初頭のアメリカ合衆国南部の黒人など、人口では多くの人数となる集団でも、社会の中での著しく制限された人々をマイノリティとすることもあるとされます。

多くの場合、そのグループの一員であることによって社会的な偏見や差別の対象になったり、少数者の事情を考慮していない社会制度の不備から損失を被ることを前提とした呼称でもあるとされますが、例外も多い。「社会的弱者」にも近い概念であるといえるが、つねに一致するわけではない。

※情報サイト 「マイノリティ」Wikipedia

❍マイノリティの対義語とされるマジョリティ(majority)

対義語としてあげられるのが、社会的多数派、マジョリティです。多数派とされるために強い立場にいる集団を意味していますが、世論を形成して、人を動かしやすいという集団とも言えます。

●マジョリティの意味

マジョリティとは、英語のmajor:大きいという意味の形容詞とされ、立場的に大きい、その様子という意味とされます。人が集まりと集団を作る時、その時の最大の集合となるグループがマジョリティといわれます。

マイノリティのところであげたように、単に多数という意味だけではなく、さまざまな状況において強い立場や発言力と優位な位置にいる人やグループもマジョリティという場合もあるとされ、日本では、かつての大和民族がマジョリティとされ、アイヌ民族などはマイノリティと意味づけされます。

人数は少数でも強い発言力を持ち、優位な立場にある場合は、マイノリティと位置づけされないこともあり、このマジョリティだとされます。私は、苦手な分野ですが、この例としてあげられているものとしては、ほんの少数の富裕層、ラテンアメリカにおける白人層、アパルトヘイト時代の南アフリカ共和国における白人層などがあるということです。

※情報サイト「マジョリティ」Wikipedia

●マジョリティが作り出している、マイノリティに不利益な環境

マジョリティは、多数派とされるために、意識されることもなく、マイノリティにとっては、とても不利な環境を創り出していることもあるということを知っておく必要があります。

引用サイトで挙げられいた例としては、国内の駅の自動改札機は、マジョリティとされる「右利き」の人が使いやすい右側に作られマイノリティと思われる「左利き」には不便な環境とも言えます。

さらに、先日私がメディア見たニュースでは、エスカレーターの右側歩行があります。本来エスカレーターは歩くために作られてはいません。しかしながら、暗黙のルールのように、「左側の人は歩かない人」そして「右側の人は歩く人」となっているのではないでしょうか。このことに対して、マイノリティと考えられる方々の願いが訴えられていました。左側の人が歩かない場合、ベルトに捕まる時の手は左手になりますが、そのことが困難な人がいるということをご存知でしょうか?非常に危険な状態で、エスカレーターを利用しなければならない状況になっているとのことなのです。

海外では、エスカレーター上は、歩かないということが一般的だということであり、歩くために作られたものではなく、本来の使用方法「止まって乗る」方が輸送能力が上がるとされています。

❍マイノリティが出来る可能性

多様化する社会、自己表現が比較的自由に、情報発信できる時代性、情報の多様化とともにさまざまな個性を表現できる場所が増えたように感じます。自分の素性を隠しながら、ペンネームなどを用いることにより、自己表現出来る手段を持つことが可能な時代にもなってきたと思っています。

そしてそのことを受け入れてくれる器も探すことが出来るようになってきたとも言えるのではないでしょうか。1人の人間の中にはさまざまな顔、役割があり、嗜好があり、個性があります。そしてそのことが人間力を形成し、その人の魅力につながっているのではないでしょうか。

マジョリティとマイノリティ

<マジョリティとマイノリティ>

1-2 発達障害は、ハンディキャップなのか?!

発達障害ということばを聞くと何となく違うのではないだろうかという感覚をつねに持っているように思っています。その理由とされることが明確化出来ると良いといつも感じています。

❍最近よく聞く発達障害とは?

発達障害は、以前のブログ「小児期、心の発達と人格形成」の中でもまとめていますが、ここでまとめ直しておきましょう。

発達障害( DD:Developmental disability)とは?

発達障害者支援法として、2005年に「発達障害とは、自閉症、アスペルガー症候群、そのほかの広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥・多動障害そのほか、これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令でさだめるものをいう」このように発達障害が定義されています。

発達障害は、身体や、学習、言語、行動において一連の症状を持つ状態で、症状は発達中に発見され、通常は生涯にわたって持続する障害の総称だとされます。日本の行政上の定義では、発達障害者支援法が定めるように上記となります。

発達障害の分類には、ICD-10とDSM-5とがあげられます。

●国際疾病分類 ICD-10 (ICD:International Classification of Disease)
  • 世界保健機関 (WHO) が死因や疾病の国際的な統計基準として公表している分類
  • 日本の障害福祉関連で用いられている公式診断名とされます。
●DSM-5(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders)
  • アメリカ精神医学会の診断基準、国際的に広く用いられている診断基準とされます。
  • 原因ではなく症状に基づいた診断基準
《神経発達障害群》DSM-5による分類

DSM-5 (2015年)で改定された発達障害の診断基準により、発達期に発症する一連の疾患は、神経発達障害群という診断カテゴリーによってまとめられました。

このことにより、同一診断概念として「自閉症スペクトラム障害」「注意欠陥・多動性障害」「学習障害」がまとめられらとされています。

DSM-5 神経発達障害の診断分類

<DSM-5 神経発達障害の診断分類>

❍発達障害の原因とされるものとは

発達障害の原因とされる因子には、さまざまなものがあるとされ、いまだに不明な点が多くあるとされています。複数の要素が関連し、遺伝的、胎児期の発達状態、出生時の環境、感染症、環境要因などが今のところあげられているようです。自閉症スペクトラムとADHD(注意欠陥多動性障害)に関しては、遺伝要因の影響が大きいということが分かっているとされています。

ほとんどの発達障害は、出産前の段階で形成されるといわれていますが、一部、出生後の外傷や感染症、その他の要因に起因することもあるとされています。未熟児出産や、遺伝子や染色体の異常による ダウン症候群、レット症候群、妊娠中のアルコールによる胎児性アルコール・スペクトラム障害などがあげられているようです。

※引用サイト「DCM-5」コトバンク

「自閉症スペクトラム障害」「注意欠陥・多動性障害」「学習障害」の3項目をまとめていきたいと思います

❍自閉症スペクトラム障害症 ASD:Autistic Spectrum Disorder

自閉症とは、3歳くらいまでに現れ、中枢神経系に何らかの機能不全があるといわれ、次の3つの行動的な特徴があります。

  1. 他人との社会的関係の形成の困難さ
  2. 言葉の発達の遅れ
  3. 興味や関心が狭く、特定のものにこだわること
1.他人との社会的関係形成が困難

人への対応が乏しい。視線が合わせられない、表情や身振りが乏しく情緒的な交流が困難。人との共感性がなく、周囲の気持ちにそぐわない振る舞いをしてしまう。いわゆる空気が読めない人とされる。

2.言葉の発達障害

言葉の発達が遅れる、言葉がなかったり、オウム返しであったりと会話が成立しない。一方的に際限なく話しかけるなど、言葉の使い方が奇妙な状態になる。「ごっこ遊び」などの発達遅延がみられる。

3.興味関心が狭く、特定のものにこだわる

活動、興味が極端に狭い、手をヒラヒラさせるような同じような行動、姿勢(常同行動)に没頭するなど、飽きること無く繰り返す。自身の行動にパターンに対してこだわりが強く、周囲の人や様子のわずかな変化にも恐れや苦痛を感じてしまう。

●アスペルガー症候群

アスペルガー症候群とは、知的障害を伴わないものので、興味・コミュニケーションについて特異性が認められる発達における障害です。特定の分野への強いこだわりを示し、運動機能の軽度な障害が見られたりすることもあるようです。しかし、古典的自閉症に見られるような知的障害および言語障害はなく、発生原因は不明とのことです。効果的な治療法はありません。放っておくとうつ病や強迫性障害といった二次障害になることがあるとの指摘もあるようです。

●広汎性発達障害

広汎性発達障害とは、社会性の獲得やコミュニケーション能力の獲得といった人間の基本的な機能の発達遅滞を特徴とします。自閉症、アスペルガー症候群、レット症候群、小児期崩壊性障害 (CDD)特定不能の広汎性発達障害などを含まれるようです。

❍注意欠陥・多動性障害 ADHD Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder

ADHDとは、年齢あるいは発達に不釣り合いな注意力、及び/又は衝動性、多動性を特徴とする行動の障害で、社会的な活動や学業機能に支障をきたすものとされます。12歳になる前に出現し、その状態が継続し中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定されています。下記の3つの症状が特徴とされます

〔不注意〕
  • 学習する中で、細かいところに注意を払わない、不注意な間違いをする
  • 課題や遊びに集中することが難しい
  • 面と向かって話しかけても、聞いていないように見える
  • 指示に従えない、課題を最後までできない
  • 順序立てて学習や課題を行うことが難しい
  • 気持ちを集中させて努力しなければならない課題を避ける
  • 学習などの課題や活動に必要な物をなくしてしまう
  • 気が散りやすい
  • 日々の活動で忘れっぽい
〔多動性〕
  • じっと着席していることができない。座っていても身体を動かしている
  • 授業中など座っているべき時に席を離れてしまう
  • きちんとしていなければならないときに、過度な行動をする
  • 遊びや余暇活動におとなしく参加することが難しい
  • 何かに駆り立てられたように活動することがある
  • 過度にしゃべる
〔衝動性〕
  • 質問が終わらないうちに出し抜けに答える
  • 順番を待つのが難しい
  • 他の人の行動を遮ったり、邪魔をしたりする

❍限局性学習障害 SLD Specific Learning Disabilities

学習障害とは、基本的には全般的な知的発達に遅れはないとされ、学業、学業的技能の困難とされ、何らかの介入がある状態でも、6ヶ月間症状が持続していることが診断基準とされています。

聞く、話す、読む、書く、計算する、または、推論する能力のうち特定のものの習得と使用に、著しい困難を示すようなさまざまな状態を指すものとされます。その原因として、中枢神経系に何らかの機能障害があると推定されるとありますが、視覚障害、聴覚障害、知的障害、情緒障害などの障害や、環境的な要因が直接の原因となるものではないとのことです。代表的な障害を3つまとめておきます

〔読字障害〕

言葉の認識能力の障害、読むのが遅い、精度の低下、言葉の認識、理解力が低いなど

〔書字表出障害〕

漢字が覚えににくく、鏡文字(鏡に映したような逆の文字)になる、ヘンとつくりが左右逆転するなど

〔算数障害〕

算数用語の理解が困難、数字や記号の認識や理解に障害が生じる。計算力、数字を並べる能力に障害が見られる

※引用サイト「おもな発達障害の定義」文部科学省

※関連ブログ「小児期、心の発達と人格形成

 

1-3 国連の開発目標とされる「SDGs」とは?

SDGsの定義は、トップにもあげたように、持続可能な開発目標とされます。

❍持続可能な開発目標(SDGs)とは?

SDGs、持続可能な開発目標とは、持続可能な開発のための17のグローバル目標と、169の達成基準、ターゲットからなる、国連の開発目標であると明記されています。

SDGsとは、2015年9月の国連サミットで「持続可能な開発のための2030アジェンダ」として採択された、2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成、地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ということをことを誓っています。

SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組む普遍的なものとされ、日本でも積極的に取り組む目標とされています。

※関連サイト「SDGsとは」「日本の取組:PDF)」外務省

❍SDGsの導入

2016年に、SDGの導入が世界的に始まっています。
SDGの導入はに世界的に始まった。このプロセスは「SDGのローカライズ」とも呼ばれる。地球上のすべてにおいて, あらゆる種類の人々、大学、政府、機関、組織は、ともにいくつかの目標にとりくむ。各国政府は、目標を国の法律に落とし込み、行動計画を立て、予算を設定すると同時に、パートナーを積極的に募らなければならない。貧しい国は豊かな国の支援を必要とし、国際的な調整が重要である。

❍17のグローバル目標

17の分野別の目標と、169項目のターゲット(達成基準)が盛り込まれています

●17の目標SDGs 持続可能な開発目標
  1. 貧困をなくす : いかなるところでも全ての形態の貧困を終わらせる
  2. 飢餓をゼロに :飢餓を終わらせ、食料安全保障と栄養改善を達成し、持続可能な農業を推進する
  3. 人々に保健と福祉を :健康な生活を保証し, 全ての年齢層の全ての人々の良い暮らしを推進する
  4. 質の高い教育をみんなに :全ての人々に、包括的で公平な 良質な教育を保証し、生涯にわたる教育機会を促進する
  5. ジェンダーの平等
  6. 安全な水とトイレを世界中に
  7. エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
  8. 働きがいも経済成長も
  9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
  10. 人や国の不平等をなくそう
  11. 住み続けられるまちづくり
  12. つくる責任、つかう責任
  13. 気候変動に具体的な対策を
  14. 海の豊かさを守ろう
  15. 陸の豊かさも守ろう
  16. 平和と公正をすべての人に
  17. パートナーシップで目標を達成しよう

17の国際目標の特徴をまとめると

  • 普遍性:先進国を含め、全ての国が行動
  • 包括性:人間の安全保障の理念を反映し「誰一人取り残さない」
  • 参画性:全てのステークホルダーが役割を
  • 統合性:社会・経済・環境に統合的に取り組む
  • 透明性:定期的にフォローアップ
SDGs 17の国際目標の特徴

<SDGs 17の国際目標の特徴>

❍外務省で掲げる日本での取り組み

日本では、「企業が経営に導入するなど、多様な主体による取り組みがおこなわれている」とあります。

全国務大臣を構成員とした「持続可能な開発目標(SDGs)推進本部」を設置、2016年12月22日に「持続可能な開発目標(SDGs)実施指針」を決定したとあります。

●優先課題として

優先課題としては、2030年のアジェンダに掲げられている5つのとは

  1. People   :人間
  2. Prosperity  :繁栄
  3. Planet    :地球
  4. Peace    :平和
  5. Partnership:パートナーシップ

この5つに、17項目の内容が込められて、対応した8項目が示されている。

1.People:人間

1. あらゆる人々の活躍の推進:1(貧困)4(教育) 5(ジェンダー) 8(経済成長と雇用) 10(格差) 12(持続可能な生産と消費)

2. 健康・長寿の達成 :3(保健)

2.Prosperity:繁栄

3. 成長市場の創出、地域活性化、科学技術イノベーション:2(食料) 6(水と衛生) 9(インフラ、産業化、イノベーション)

4. 持続可能で強靱な国土と質の高いインフラの整備:11(持続可能な都市、人間居住)

3.Planet:地球

5. 省・再生可能エネルギー、気候変動対策、循環型社会 :7(エネルギー) 12(持続可能な生産と消費)13(気候変動)

6. (生物多様性)、森林、15(海洋)等の環境の保全:2(食料) 3(保健) 14(海洋) 15(生物多様性)

4.Peace:平和

7. 平和と安全・安心社会の実現:16(平和)

5.Partnership:パートナーシップ

8. SDGs実施推進の体制と手段 :17(実施手段)

※関連サイト 「SDGs」Wikipedia ※「SDGs」外務省

いかがでしょうか、SDGs、内容まですべて把握されている方、いらっしゃるでしょうか。

今回、偶然のように見知った「SDGs」ということば、私が知らなすぎたのか、とも思いますが、改めて人の意識の違いを感じるのは私だけでしょうか。今回、SDGsを検索していて、外務省のHPにリンクするさまざまな情報をみながら、人としての基本的人権に基づいた内容だと思います。

私見として思うことは、あたりまえのことのように感じるし、それだからこそ、2030年に向けての達成目標としているけれど、今すぐにでも実現されるべき課題でありまた、ある意味考え方として、永遠の課題のようにも感じます。

「誰一人取り残さない」、格差を無くすこと、それは今すぐにでも必要な課題であるのと同時に、いつまでも掲げられる目標なのかもしれません。

 

2.ドラマに見た個性の生き方「僕らは奇跡でできている」   

物語、ストーリーが好きな私は、何気にドラマ好きでTVerなどを用いてよく見ます。

❍ドラマに見るテーマ性

医療系のドラマは、やはりよく見るのですが、今季の秋ドラマの中で、高橋一生さんが主演している「僕らは奇跡でできている」といういわゆる発達障害を持つとされる大学の生物学教授が描かれています。その大学教授の生き方、考え方がドラマのひとつのテーマとされているようで、描いていると思われます。そして、その一見自由奔放にも思える教授の話に今どきを演じている学生たちが次第に興味関心を示していくというストーリー。同じような発達障害の小学生も絡み、母親とその子どもの葛藤も描かれている。

現実問題としてドラマをみると、すごくうまく言っているケースとしてストーリーが組み立てられているが、それぞれのセリフは、なかなか深い意味もあり、聞きごたえがある内容だなぁと私は思っています。

実際に自分の子どもが、周囲の子どもと異なる言動や行動を取る時、親の立場となると簡単とは思えないことも多々ある内容ではあります。でも、もし現在そのような問題を持つ親世代の人たちが見た時に何らかのヒントになればとは思うこともあります。10年前にも、「エジソンの母」というタイトルのドラマがあり、ここに描かれているのもいわば、マイノリティともいわれそうな、変わった少年、奇想天外な発送する天才的という、エジソンに例えられた少年の物語でした。この中に、痛く共感する場面があったと記憶しています。

「エジソンの母」なので、母の立場を描いたドラマでしたが、当たり前のことをやってみるという発想、その当時のわが子の中に見た姿に似ていました。

❍人は、物語が好き

人は、ストーリーがあるものに心を動かされ、行動へと導かれます。物語の起承転結に心を動かされ、次の展開を思い描き、その成り行きを思い描くことや、描かれていない部分でもさまざまな想像をしているのではないでしょうか。ストーリーの成り行きに一喜一憂しながら見るときもあります。ハッピーエンドで終わるか、アンハッピーに終わるのか、ついつい先を知りたくなるのではないでしょうか。

人は、感情で動かされます。感動するストーリーに心を惹かれ、共感するのではないでしょうか。

私は、TV局の宣伝広告はしませんが、発達障害ということに興味がある方は「僕らは奇跡でできている」をご覧になってみてください。

 

3.自由人と称する私も少数派?! 自由は意外に窮屈?! 

前回のブログで取り上げた「基本的人権」に自由権的基本権 (思想・良心・学問・表現の自由など) の確立とあります。この「自由」ということばをどのように受け取っていますか?

私はよく自分のことを自由人と言っています。そして、人は社会の中でさまざまな「顔=役割」を持っています。

❍本当の自由人とは?拘束からの脱却?!

30年以上になる、常勤の仕事からの退職を決めた時に、

あぁ…これでもっと好きなことが出来る!自由になった!

そんなことを考えていました。さまざまな制限がかかり、いきたいセミナーやイベントが有っても、仕事があるから、当直で、休暇が取れなくて…などなど、何度も、何度も我慢していたことがこれで自由に出来る!自分で好きなようにスケジュールを組むことが出来る!そう思っていました。実際、その点は自由です。

●時間拘束からの自由

常勤職を辞するということは、収入の安定を捨て、時間の自由を手に入れるというこになりました。今から考えると、かなりの高収入、でもそれは、自分の時間の大半を費やし、身体の拘束と心の拘束も有ったのだと、退職後に気づいたことです。あのまま勤務を続けていたら、きっと、私は壊れていたと思います。ある日突然、辞めたいということばが、「辞めよう!」6月の当直中の深夜、救急車到着の音を聞きながら、そう思ったその瞬間を今でもはっきりと覚えています。今年いっぱいで辞めよう、9月になったら技師長に伝えようと。

何も知らないという、自分自身へのコンプレックスから知りたいという好奇心からの学び、その時間が欲しい、口癖は「時間が無い」その時の私は、時間がとにかく欲しかった時でした。

●身体疲労からの自由
  • 腱鞘炎による右肘痛
  • 撓骨神経麻痺による右手の脱力
  • 腰椎ヘルニアによる足の左足の痺れ
  • 潜在的ストレスによる潰瘍性大腸炎

これらはすべて退職前の私の持つ病名でした。右腕を酷使し、エコーを行ってきた、悪いスキャニング姿勢による腰椎ヘルニア、中間管理職としてのストレスなど、長年の臨床検査技師としての仕事から生じた症状です。これに加えて、睡眠不足。勤務後、週に2~3回は、セミナーなどへ、都内までダッシュで行き、参加。そして帰宅は12時過ぎ、睡眠時間約4時間という生活を3年以上行った結果です。この途中で、帯状疱疹も発症しています(笑)

私の無意識は、睡眠時間を確保したかったのかも知れません。そしてその叫びが「辞めよう!」という意識変化をもたらしたのかも知れません。

睡眠は大切です!

●役割が作り出す、心拘束 不自由さ

常勤退職後、パート職に3年弱就くこともありましたが、パートでの勤務は、常勤ほどのプレッシャーも、管理職としてのしがらみも、ストレスもありません。問題が発生すると、報告し、指示を仰げば良いからです。提案することはありましたが、直接的な責任を負うことが無いということはストレスフリーです。

私の常勤時代のマネージメントとしての顔(役割)は、思っている以上にストレスになっていたことを退職してからのほうが実感できました。常に周囲の状況に耳をすまし、会話を聞き、時に指示出しを行い、目視し、チェックし、五感は思っている以上にフル回転、入ってくる情報量や、種類も多種多様だからです。

そして、母親としての顔、妻としての顔はどんなだったか…反芻すると、あまり良い妻ではなかったように思います。そのうち伝えする機会がありました時にでも…

❍自由を楽しむための自分ルールを持つこと

今、私の起床時間は、5時半前後と決めています。いわば自分ルールです。

この状態を手放したことで、時間と身体と心の自由は手に入れることができました。平均睡眠時間、6時間前後でほど安定しています。もう少し眠りたいかもです。笑

常勤職の時代、仕事が休みの時は、寝だめと称して朝寝坊していたことが多々あります。退職後、それは辞めようということは思いました。朝は決められた時間に起きようと敢えて自分ルールを作ったのです。どうしてそうしたのかは、忘れてしまいましたが、そうすることが自分にとって大切だと思ったのです。

❍優先順位を明確化する

期限があるのもを明確化し、1週間、1ヶ月単位で優先順位を管理することを意識する。

週単位で、スケジュールを組み、日割にして予定を組むこともあります。言い換えると、この部分は結構自由です。気をつけていきたいのは、自由時間が無くなることです。フリータイムが無くなると、私の無意識がザワザワシ始め、集中力が欠落することもある。そんなときは、身体を動かすことがお勧めです。

心と身体をバランスよく使うことです。お喋りタイムもとても大切ですよ。

医療者向け、しかも臨床検査技師へのラブコールを行う私自身も、少数派だと自覚しています(笑)しかし、決してマイノリティとは言えない立ち位置かも知れません。

 

生理検査アティテュード®からのメッセージ

・気になることを考え、追求すること

 

意識が向くこととは、興味関心が向いている方向だということです。私がよく言う言葉のなかに

「やりたい」と思う時=意識が向いている

「やりたい」から…

「やろう!」と言葉が変わる瞬間=チョイスするタイミング

❍近頃気になるマイノリティ

先日、インスタグラムにも投稿しましたが、地元の曹洞宗大本山「総持寺」でのイベントの「仏教×SDGs」という内容のシンポジウムに参加してきました。「SDGs」(Sustainable Development Goals:エスディージーズ)ということばは、私にとって初めて聞くことばでした。「仏教」に興味があり、昨年からいくつか大学の講座を受講しています。SDGsとは、持続可能な開発目標と日本語に訳すとよくわからないことばです(笑)

●LGBTのテーマとされるドキュメンタリー映画

このSDGsがわからないままに、参加したシンポジウムでしたが、国内のSDGs市民社会ネットワークの代表の方の説明で、「誰一人取り残さない」という理念との説明、私もまだ完全には理解できていない部分が多いのですがこの考え方には共感できます。

そして、SDGsと考えられるということからの関連なのでしょうか、シンポジウムの特別ゲストとして登壇されていたのが、女優の東ちづるさんです。東さんがプロディースしたという「私はワタシ」というLGBTsのドキュメンタリー映画の宣伝のためでしょうか、ちょっと浮いたような違和感を覚えたのですが、東さんのさまざまな発言には、それなりに理解できることも多々ありました。今日現在、「私はワタシ」を検索をかけると賛否両論、でもどこかで機会があったら見てみたいと思っています。LGBTの方々が声を上げること対しては、可もなく不可もなくという意見を持っています。

SDGsを知らずに、仏教に興味を持って参加したシンポジウムでしたが、結果的には自分の意識がマイノリティ嗅ぎつけているということに、私自身がはっとしたことを自覚しています。

❍人はみんな少数派とされる部分を持っている

少なからずそんなこと、ありませんか?私はよく、知ったかぶりをして見栄を張っていたことがよくあります。みんなが知っているのに、自分が知らないということを言うのが恥ずかしと言う気持ちです。

でも「知らぬは一時の恥」といういうことなのです。でも、自分が仲間はずれにされることを恐れてウソを着いてしまうのです。みんなと同じが良いこと、そんな基準が自分の中にあったことがあります。そして、平均以上にいることもです。どうしてそのような価値観が生まれたのでしょうか?

●親の感情を受け取り、子どもは育つ

いちばん多いと考えられるのは、「母親をみながら」子どもは成長しています。そして、気づかないうちに、必然的に、価値観を刷り込まれています。そして、そのことに気づくこと無く、さまざまな葛藤が生じている。それは、誰にでもあることにも関わらず、意外に意識されていない。

私は、自分を客観視すること、自分は何者なのか?そんなことを考えるようになり少しづつ変化していきました。

その道程から、自分自身と会話をすることの大切さを痛切に感じています。

自分は、どこにいるのか?
自分は、何をする人なのか?
自分は、何が出来る人なのか?
自分は、何を大切にしているのか?
自分は、何者なのか?
そして、自分の成し遂げたいことは何だろうか?考えたことありますか?

自分は何者なのでしょうか?

自分は自分らしく今、存在できていますか?

行動することができていますか?どこかで無理をしていませんか?

こんな質問を自分自身にしてみてください。

❍私は、マイノリティを謳歌する

私は取得した資格・認定の中に「イメージコンサルタント」や「介護予防運動指導員」などというというディプロマがあります。あっ、あと風水インテリアアドバイザー、カラーデザインなども…笑
何の関連性も無いようですが、自分の中ではつながっています。

今年取得したものに、介護予防運動指導員がありますが、医療関連の国家資格を持つことが前提としてあります。でも、同時期に受講した方々は、みなさん介護施設での勤務や、リハ関連の方々です。臨床検査技師というのは、やはり珍しい職種のようです(笑)と考えると私自身は、かなり変わっている珍獣でしょうか(笑)いわば「マイノリティ」なのだと思っています。

これらすべての学びは、私は必要だと思ってすべて取得しました。昨年取得した、健康管理士はもちろんのこと、より疾患のメカニズムを知ることもできます。検査技師として、特に生理検査を行う検査技師ならばなおのことです。コミュニケーション力を意識し、メンタルサポートの上に成り立つ検査技術「生理検査アティテュード」の考え方の基本です。

●マイノリティのグレードアップを決める瞬間

まだまだ学びたいことは、今現在でも山のようあげることができます。自分の中で興味関心のセンサーに「ピン!」と、ヒットするものがあり、「やりたい」から「やろう」のビリーフチャンジされた瞬間をキャッチし、新たな目標設定を行います。

マイノリティは、少数派だからこそ、マイノリティ=希少価値、自分の中の自分らしさ、最高の宝物だと私は思っています。自分の興味関心を伸ばDSC_1537す可能性をもっとも秘めている部分なのではないでしょうか。

 

Pure Medical attitude

生理検査アティテュード®  Junko katayoshi

 

 

今日のまとめ

  • マイノリティとは、少数派であり、社会的弱者という意味がある
  • 発達障害は、脳機能の障害とされ、症状が通常低年齢において発現される。
  • 福祉上の公式診断名ICD-10と、症状での分類DSM-5とは呼称が異なる
  • SDGsは、持続可能な開発目標、17項目と169の達成基準から成る

 

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みなさまのお声をぜひお聞かせください!お待ちしております!

Pure Medical attitude 

生理検査アティテュード®

代表 かたよし純子 Junchan♪  ※自己紹介はこちらから

臨床検査技師/超音波検査士/健康管理士一般指導員/健康管理能力検定1級/介護予防運動指導員/米国NLP協会認定NLPトレーナー/臨床心理学 基礎エキスパート取得

THINK YOUR LIFE -ミドルエイジとともに-side by side-
共同代表 Junko Katayoshi

今日も最後までありがとうございました。

☆アンコモンセラピー読書会☆

セカンドバージョンスタート致しました!

ヒプノセラピーにご興味ある方、ご参加お待ちしております!

毎月、大崎ゲートシティ スターバックスコーヒーで開催しています。

8月に、5年3ヶ月かけて、1冊の本、名書 ミルトン・エリクソンの「アンコモンセラピー」を完読いたし、「アンコモンセラピー読書会Part2」が、10月よりスタート致しています。

催眠療法の大家「ミルトン・エリクソンの戦略的手法」を紹介されているこの本の読書会、次回は、12月17日(月)となります。心理療法にご興味ある方ぜひご参加お待ちしております。イベントサイトUP後、こちらからもご案内いたします。