今日もHealth attitude blogにご訪問ありがとうございます。メンタルも語る臨床検査技師のかたよし 純子です。おうち生活が長くなってきましたが、イライラしてされている方、さまざまな試行錯誤を試みている方も多いのでしょうか。ストレス解消法を何とかしようとさまざまなことをSNSにUPされている方も多いようです。

趣味・習慣と依存の境界線

そんなことを考えたこと、ありませんか?自粛生活が長く、今までにない行動への依存はありませんか?私が気になるのが、県境を超えてパチンコ店行く行動、ゲーム時間が長くなっているなどに見る行動心理です。

1.趣味と依存の境界線を保つには

1-1 越境して…営業している店に向かう心

1-2 ゲームしたい心のコントロール、管理できていますか?

1-3 依存したい心「物質使用障害」になると

今日のプラスα

2.依存症の困るところ

3.だから、依存しないために

生理検査アティテュード®からのメッセージ

・みんなが同じ方向を向くのはムリだよね

1.趣味と依存する心との境界線を保つには

ステイホームウィークといわれる今年の連休ですが、持て余す時間をどう過ごそうか悩んでいる方も多いのでしょうか。

ヒマだなぁ…何をしようかなぁ…

そんなことを考え新しい趣味を始めた方や、趣味がこうじてはまっている…などなど、今、いろんなことが「変革の時」なのではないでしょうか。多くの人の行動が変わり、大きな変化が起こっているそんな2020年なのかも知れません、

1-1 越境して…営業している店に向かう心

はじめにお伝えしますが、自粛されないパチンコ店への誹謗中傷では決してありません。県境を超えてまで営業している店に行きたいと思うその心理にフォーカスしていきたいと思います。

❍行きたい心と会話してみませんか

近所のパチンコ店舗が営業しているから行くということも、感染・発症のリスクという現状を考えると、自粛しませんか?と聞きたくなります。

●ハイリスクな環境を選択してしまう心

パチンコ店が営業自粛となった背景は、新型コロナウイルスへの感染に対してハイリスクとなることが想定されるからです。閉鎖的空間に多くの人が集まる空間、手を用いて操作をするパチンコ台は多くの人が触れる。手袋をするか、アルコール消毒するかなどをするから大丈夫、ということでしょうか。しゃべるわけでもないし、隣と間隔開けるから心配ないなども考えているのかも知れません。

しかし、他県にまで車で向かうというその「行動の意図」をご自身で考えてみたことがあるのでしょうか。

  • 頑張って店営業しているのだから、売上に貢献してあげよう
  • 隣の県まで行けばパチンコ出来るのか…
  • ドライブにはちょうどよい、ちょっと行ってこようか
  • 暇だし気晴らしに出かけよう
  • 収入無くなってしまったしなぁパチンコで稼ごうか
  • 自分はコロナなんか怖くない、罹るわけがない
  • 大騒ぎしすぎ、自分だけなら大丈夫だろう
  • 家に居ても邪魔扱いされるだけだし… などなどでしょうか???

私はパチンコしませんし、このような自己対話があったのかどうかも、どんな自己対話があったのかも私にはわかりませんが、人が行動選択するとき、その行動に対して周囲からさまざまなこと、誹謗中傷に近いような否定的なことを言われることが分かっている場合には、さまざま「その場に都合のよい理由」を考えるのではないでしょうか。

❍非難や怒りではない、心痛む感情

今のような現状、あらゆる場面でステイホームと言われ、その行動を強調され続け、不要不急の外出を控えること、他県へ行くことに対しても、強い自粛が求められ続けているにも関わらず、パチンコ店に並ぶという報道を見るたびに心痛みます。

そこにあるのは、依存症特有の「否認」という行動心理だよなぁと思うのです。自分に都合のよい理由づけ解釈なのですが、決して心が弱いからではないのです。否認することで自分を守ろうとする行動であって、心の病だとも考えられるからです。

県境を超える

私の願うことは、休業して戴くこと

徒歩圏内での生活

そして1日も早い、終息の日を迎えること

 

1-2 ゲームしたい心のコントロール、管理できていますか?

休校が続くお子さんがいらっしゃるご家庭、ゲームに没頭する時間が日増しに長くなる…

❍自粛でゲーム時間が増えた?

何となく時間を持て余し、暇つぶしにやりはじめたゲームに夢中になって、気づいたら1日中ゲームをしていた…

こんなことを過去の依存症のブログでまとめています。

報酬系メカニズムの条件が作用した時

依存症を発症する

❍依存症は、誰でもあり得る疾患、脳の報酬系メカニズム

ゲーム依存のことを過去のブログでも何度かまとめています。

ゲームを行う時間を自己コントロールすることを意識して行うことが必要です。

依存症は意志の弱さ、性格の問題も関与しない

誰でも依存症を発症する可能性がある

9月新学期案が浮上していますが、休校要請はすでに2ヶ月に及んでいます。子どもやそのご家族にも不安やストレスが精算されずに積み重なっているのではないでしょうか。

重篤なストレスなど、複数の要因が加わるなどの条件がそろえば、誰でも依存症になる可能性があります。依存症・物質使用障害は、特別な人だけが発症するわけではありません。そこには脳の報酬系が関与しています。

ゲームが面白くて、ついつい辞められなくなり、生活リズムが崩れていませんか?夜中までやっていることなどあるのではないでしょうか?

※関連ブログ「さまざまな依存する心

ゲーム障害とは

ゲームを持続的に行う・反復し続けることが特徴

自己コントロール不能・制御できない状態

ゲームの開始、頻度、強度、持続時間、終了などの行動を自己コントロール出来ない状態です。

次で最後にしよう…

あぁ…惜しい!次は絶対うまくいくからもう一度

今日はうまく行ったからご褒美に1回おまけだ…

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などなど、言い訳や自分にとって都合のよい理由付けで、「終了」することが出来ない状態をゲーム障害、依存症・物質使用障害といいます。

※関連ブログ「ゲーム症(障害)は病気です 依存症その2

 

 

1-3 依存したい心「物質使用障害」になると

過去のブログの再編集です。

人は心の安定を欲するときに、不安な状況から逃れたい、安心を得たい、自分自身を取り戻したいなどなど、さまざまな理由から何かに依存することがあります。

❍物質使用障害・依存症によって、どんなことが生じるのか?

依存する対象によってさまざまなことが起こります。常にその対象を得ていることで得られる「自己への報酬」を求め続けるという行動に陥ります。

これが「物質使用障害」です。

❍依存症は心の病です

●依存症は、「孤独の病気」ともいわれています

人と関わることが苦手で、周囲との適切な関係性が維持できない、負担になり、常に生きづらさを感じている、自分に自信が持てない、こんな不安や焦りから一時的に逃れるために、アルコールや薬物、ギャンブルなどに頼るようになってしまうことから依存症に至ることも少なくありません。

●依存症は、「否認の病気」ともいわれています

自分自身の現実を認めない、抱えている問題を認めない、病気だということを否認することが特徴です。周囲の家族を巻き込み、疲弊させていることに対しても否認し続ける。

❍依存症の症状とは

依存症の症状は精神症状・依存と身体依存との大きく分けられます。

《精神症状:精神依存

あらゆる物質や行為に対して使用の抑制、コントロール不能となる。依存する行動を中止すると、精神的離脱症状として強い不快感を生じるために依存対象を探すなどの行動がみられる。

《身体的離脱症状:身体依存》

身体依存はすべての依存に必ずしも見られるわけでは無く、今回上げたパチンコやゲームへの依存は、プロセス・行為依存となります。

プロセス依存・行為依存とは

特定の行為やプロセスに対して必要以上に熱中してしまうこと、のめりこんでしまう状態です。何度も繰り返し、より強い刺激を求めるような行動を、度が過ぎると思われるような状態となってもやめようとしても、やめることが出来ないじょうたいです。常にその行動を行っている自分がいちばん望ましく、頭から離れない状態。

依存症はさまざまな心の症状、身体的症状をもたらします。詳細は過去のブログをご参照ください。

※関連ブログ「さまざまな依存する心

❍依存症の特徴

依存症の特徴を再掲しておきます。

●異常な執着

大量、長時間、長期間におよんで、依存する対象物に対して異常な執着を見ることがあります。

異常な執着による弊害とは?
  • さまざまな活動を放棄する、重要な社会的、職業的、娯楽的活動の放棄や減少
  • 精神的、肉体的、社会的問題が生じても、その異常なまでの執着を継続し続ける
●否認

自分が依存しているという認めない、病的な心理防衛機能の否認といいます。

依存行動を認めない否認による弊害
  • 自分は依存してはいない
  • 認めないために、さまざまな理由を考える
  • 今回の感染リスクを軽視しても行動をやめることが出来ない
●衝動性:セルフコントロール

非常に強い衝動性や、刺激追求を生じ、目前の欲求を満足させるために、手を出す行動特性、健康被害など有害となる結果をもたらす可能性があるにもかかわらずコントロール出来ない。

セルフコントロール不能による弊害
  • 依存行為を阻止されたることに対して、衝動的な暴力行為
  • 自己の健康被害などが分かっていてもコントロールできない
●行為の強化

自分に対する報酬による依存行為の強化には2種ある。

  • 定型的強化:「行為A」のあとに必ず「報酬B」が与えられる
  • 間欠的強化:「行為A」のあとに気まぐれに「報酬B」が与えられる

間欠的強化による弊害

間欠的強化のほうが「行為A」への執着が高まることが知られており、これはパチンコやゲームなどのギャンブル依存症発症の機序のひとつです

❍依存症は心の病です

●依存症は「孤独の病気」とも言われています

人と関わることが苦手です。周囲との適切な関係性を維持していくことができない、そのことが負担になり、常に生きづらさを感じていることが多く、自分に自信を持つことができない。このような不安や焦りから一時的に逃れるために、パチンコなどのギャンブルやアルコール、薬物、などに頼るようになることから物質使用障害・依存症に至ることも少なくありません。

●依存症は「否認の病気」とも言われています

自分の今の状態、現実を認めない、自己の抱えている問題を認めようとしない、病気であるということ認めずに、常に否認することが特徴です。周囲の人々、家族を巻き込み、その行動が疲弊させていることに対しても否認し続ける。

依存症は心の病

<依存症は心の病>

 

2.依存症の困るところ、それは「否認」です

県境を超えてまで向かってしまう行動に「否認の心」がそこにはあると私は考えます。わかりやすく言うと

「自分の脳にとっていちばん都合のよい理由がある」

自分にはいちばん必要な行動選択であり、そのことを行うことによって自分はよりよくなることが出来る。行わないと大変なことになる、これ以外に選択の予知は無いこんな思考でしょうか。

自分自身にとって、いちばん都合のよい自己都合を考え出し、実行することが最上の選択だと脳が判断にしているという状況に陥っているということです。そんな、自分の中の悪魔のささやきともいえるのかも知れません。

この否認の非常に強力な自己都合となる支えが、「自己制御不能な渇望」だとされています。

「自分への報酬」その魅力に対して
脳が執着している
それは…

見えないウイルス感染への恐怖より勝る報酬

❍「生体アラーム」に反しても、脳が欲する最高のご褒美

COVID-19・新型コロナウイルスへの感染の不安より勝る、安心したい、落ち着きたいという感情をパチンコやゲームに求める心があります。

●やめたくても、やめられないない...依存症

やめたいという気持ちがあるのにもかかわらず、やめられなくなったとき、それは「依存症」かも知れません。依存症は、やめられない習慣行動、自己コントロール不能となってしまう状態です。

趣味や習慣と依存症との境界

自己コントロール出来るか?否か?

●「意思が弱いのではない」という理解から

好ましくない行動をやめることが出来ない人、すなわち依存症は「意志が弱い人」と思われがちなですが、この依存症の発症メカニズムには、快楽物質とされる脳内物質の「ドーパミン」が関与しています。

依存症のことを「脳の乗っ取り」とよく表現されますが、どうしてコントロール出来なくなってしまうのでしょうか?

❍依存症のメカニズム

ドーパミンは、食行動、性行動などの本能的行動の快感をもたらし、行動を持続し、種の保存を図ろうとする回路とされています。いわば本能的な「快」を求める行動につながってしまっている「脳疾患」が依存症です。

言い換えると、誰にでも発症する可能性がある「心の疾患」

脳に与えられる報酬

「ドーパミン」

脳が欲しているための行動

ドーパミンが関与する、脳内報酬系が作用しています。

❍依存に陥るか?否か?その違いは?

過去のブログ「ゲーム症(障害)は病気です 依存症その2」を簡単にまとめると…

●やる気を出す「ドーパミン」

報酬系に刺激が加わると、ドーパミンが放出され、不安やイライラが解消され、この回路をドーパミン系とされます。ドーパミンは、「やる気を出す」脳内物質とされ、血圧上昇、血糖値上昇などの戦闘準備をします。

●興奮抑制する「セロトニン」

これに対して、興奮を抑制する回路がセロトニン系とされ関与する物質がGABA神経系となります。セロトニンは、ドーパミンの過剰を抑え、冷静な判断を委ねます。

●この2つのバランス関係で自己コントロール

バランスが崩壊し、依存症の状態となると、不安やイライラなどのストレスを感じ、興奮を引き起こす回路が強まると、依存対象と直結して思い出されることになります。

❍学習される脳が依存症へ嵌まり込む回路形成する

脳は常にさまざまな学習をしています。

ストレス状態に耐えられなくなり、よく依存症の例に例えられるのが、アルコール依存症やニコチン(喫煙)依存症ですが、その苦痛状態から逃れるために、アルコールやニコチン(タバコ)、甘いものを食べるなどという行為で報酬が得られることにより、心地よい「快の状態」になれるのだと学習します。この学習により脳内に報酬を求める回路が作られてしまうことになります。

ギャンブル・パチンコ依存、ゲーム依存、インターネット依存、買い物依存など多くの状況で脳は同じ様な作用を招き、依存症が発症します。

今回の長引く自粛「おうち生活」では、アルコールもコントロールしていきたい物のひとつです。

●依存症はドーパミンの暴走

依存症への回路が形成されると逆に、抑制回路は、弱められることになり、セロトニン系は、ドーパミン系の暴走を止めることが出来なくなってしまいます。そのためさらに、不安状態が継続されてしまうことになり、暴力的な行動を引き起こすなどに至ることも生じます。

次第に喜びを感じる中枢神経の機能が低下していきます。快感・よろこびが感じにくくなるにしたがい、以前のような強い快感や喜びを得ようと、ますます依存頻度が増すことになります。

さらに快感・よろこびは感じにくくなり、焦燥感や不安、物足りなさばかりが増していく…という悪循環に陥っていきます。エスカレートするのは、このような脳のメカニズムが原因、自己の意志に反して、「脳が乗っ取られた状態」依存症です。

❍依存症は誰でも発症…だから今、気をつけて欲しい

依存症は、このように意志の弱さや性格などの関与はありません。

報酬系メカニズムの条件が作用した時に、だれでも依存症を発症する可能性があるということです。

  • ゲームが面白くて、夜中まで行ってしまっていること、あるのではないでしょうか。
  • 嫌なことが続き、やめようと思っても、やめられない心があるのではないでしょうか?

これらの状態に、重篤なストレスなど、複数の要因が加わるなどの条件さえそろえば、誰でも依存症になる可能性があり、特別な人だけがなるわけではないのはこのような理由からです。周囲の人が早めに気づき、必要な治療や支援につなげることが重要です。

❍度を越した阻止行動や誹謗中傷

営業をやめない店舗に対する嫌がらせ、脅迫めいた誹謗中傷も、自分を守る、正しいことを行っているのだ、このような感情があると私は考えています。自分の考え、主張を誇示し、強制的に押し付けることによって、自分は正しいことをしているのだという感情です。他者が行わないから、自分が変わりに行っているのだというような強い正義感なのかもしれません。

ロックアウトしない「自粛勧告」でCOVID-19・新型コロナウイルスを封じ込めようという方法は、日本ならではの国民性が活かされた施策なのだと今は理解しています。言いたいことは先日のブログのなかに、本音で書き綴りましたが、このやさしいロックアウトでも日本人なら出来ると信じたいです。

依存する心・脳への影響

<依存する心・脳への影響> 2019.3.20

3.依存しないために

営業しているパチンコ店の列に並ぶ人へのインタビューのことば

『開いていれば、きっとそこまで行くでしょうね』

その言葉に私の心は、悲しみに包まれました。

行かざるを得ない心がそこにはある。

❍依存を止め続けること

家族や周囲の人が、依存症に対して、正しく理解を持って本人と接して欲しいと考えます。

本人は依存していということを認めていません。大丈夫だからという人に対して、やめることだけを強要すると、関係性が壊れてしまい、孤立させてしまうことになり、ますます行動することに嵌まり込んでいくことになります。

依存する行動から、うまく意識をそらせることも必要となります。そこには、周囲の力、家族の力が必要とされます。このような自粛生活の中、家の中に居場所をきちんと作ってあげることが非常に重要です。

家に居場所が無い…パチンコでも行こうか…

もしかしたら、そんな理由のことも…

❍依存からの脱出と離脱

脳の報酬系に作用し、回路が出来てしまうために、物質からの離脱はとても大変なことになります。

やめ続けることを維持することで、問題のない社会生活に戻ることも可能となります。あきらかに問題がある状態となっていても、自分はいつでもやめることが出来るから大丈夫、明日からちゃんと生活しよう…見つかってしまうと周囲に怒られるという感情が、隠れてまで行動する、そして、嘘をつくこともあるかも知れません。

●周囲の対応にも注意が必要

やめられないことを責めたてること、ウソをつくこと、約束を破ってことを問い詰めることで関係性が破綻してしまうことにもなりかねません。責められることで本人は、強いストレスを感じます。そして、そのストレスを解消するためにさらに依存行動へと嵌まり込むことにもつながります。

交わした約束を守ることが出来ないのが、依存症の典型的な症状だともえいます。このような、自分の意志ではどうすることも出来ない疾患が依存症であり、その状態になっていることを、認めない、自覚できないことも特徴なのです。

●やめ続けるためには

依存症からの離脱は非常に困難を極めます。だからこそ、やめ続けるためには、孤立しないことが大切なことだともいえます。依存症は隠したくなる疾患かも知れません。しかし、家族だけでは抱え込むには大きな負担となる心の病です。早期での専門の機関への相談が望まれる疾患でもあります。

途中で、また戻ったら、そこからまた始めることも非常に大切なことです。その状況では、本人も周囲の人も、さまざまな葛藤が生じることも当然あります。依存症は、家族の何らかの対応で止めさせられるものではなく、家族も共依存という状態に陥ることがあります。

❍再生への力となるレジリエンスがある

人は必ず再生できる力を持っている

物質使用障害・依存症の場合は、脳の報酬系が関与するためにかなりの困難さを有することは言うまでもありません。人は学習することができます。自己の中の再生力を信じて、骨が折れても再び骨折が修復されるように、心が折れても再生することは可能です。神経断裂が生じても1日1mmずつ伸びていき、やがては修復され、機能回復することが出来るのです。

人は、自らの内に『レジリエンス』を持つ

❍身体も心も同じ…私はそう考えます

私は、人の健康、人が生きて行くために必要なことは、心の身体のバランスだと常に考えています。折れる前の、折れそうな時にレジリエンスはもちろん活かされます。でも、折れそうな時、折れてしまった時どうしますか?

だからもし今、お子さんが、ゲーム時間が長くなっていることが気になっているのならば、冷静に子どもの話を聴いてみてください。今のこの状況をどう思い、どんなことが不安で、どのようにすることがいちばん良いことだと考えるのか、きちんと話を聞き、意見交換をしてみてください。親の考えを押し付けるのではなく、その考えを伝えるだけです。そして、親の考えに対して子どもの意見を聴いてみてください。

※関連ブログ「レジリエンスとは?

支え合う心

 

生理検査アティテュード®からのメッセージ

みんなが同じ方向を向くのはムリだよね

❍個人的には静観だなぁ

毎日上げられる感染者数に振り回されるのも疲れる、さまざまな意見を聞くのも疲れる、周囲を見渡して自分には不満な行動に対して感情をいちいちあらわにするのも疲れる、怒りを覚えることがあっても、入って来る情報を自分なりに評価判断して、行動に移す。他人に行動を変えることは出来ない、自分が変わることがいちばん容易く、可能なのだから。

あたりを見回して、少しずつ自分にとってベストの方法を模索して、スライドさせながら変化していくことを選択する毎日。情報を分析して、自分好みになるように考える。以前まとめたT.O.T.Eモデルです。

※関連ブログ「2018年 新年の目標設定のポイント&落とし穴!?

❍諦めではなく、自分スタイル

ちょっと前にブログの中でも怒りまくっていた時期がありました。

でも、それは過去の私スタイル…そんなことを伝えたいのではないよね。そんな自分からのメッセージに気づくことができました。

これぞまさしく、自分にありがとうです。

怒りは二次感情だから

制限されている中で、出来る範囲で変えて行く。そんなことをひとりひとりが行うことが必要な時なのだと私は思っています。他から押しつけられたものではなく、自分に合う、「自分スタイル」です。

❍私が伝えたいこと

自粛出来ないパチンコへ赴く心、心痛みます。そして、その心に伝えたい。

新型コロナウイルスを発症しても、きっと熱が有っても、パチンコ台に向かいたい心なのではないでしょうか。

パチンコやっているうちにスッキリするから…

パチンコで勝ってお金を稼がないと…

そんなことも考えるのでしょうか。私にはわかりませんが、依存したい心は理解できます。それはすべての人の心の中にあるからです。

この不安な今、ともすれば、のみ込まれてしまいそうになるほどの不安、どこにやすらぎを求めるのか…

手

その行動を決めるのは自分自身、でもわからなくなったら、手を伸ばしてみてください。その手を掴み取ってくれる人は必ず側にいます。

Pure Medical attitude

生理検査アティテュード®

Junko Katayoshi

 

※関連ブログ「2018年 新年の目標設定のポイント&落とし穴!?

今日のまとめ

  • 嵌まり込む行動には、自己コントロール出来なくなっている心の病「依存」がある
  • 物質使用障害・依存症は否認することで行動を正当化し、自分を守っている
  • 周囲のサポート。孤立させないこと居場所を作ること、ともに行動すること

Pure Medical attitudeで「今」できること

【Pure Medical attitudeよりお知らせ】

『対、新型コロナウイルス・相談ボランティア』

各自治体でやっと「心の相談」が行われ始めまたようです。
しかし、なかなか電話がつながらない…

そんなときは、どうぞご連絡ください。

感染が心配、体調に関してもご不安な方、
保健所になかなか連絡がつかないなどでもどうぞ。

感染症に対する知識を持つメンタルサポーターであり、
臨床検査技師、健康管理士そして、
臨床心理学を履修している実親心理学NLPトレーナーです。

「オンラインでの対応」とさせて戴きます。おうちで過ごそう

とりあえずメッセージをどうぞ。

個人情報の保護遵守、勧誘などこの先を含めて
そのような行動は、絶対に致しません。
どうぞ、ご安心くださいm(_ _)m

話をするだけで心の整理ができることがきっとあります。

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代表 かたよし純子 Junchan♪  ※自己紹介はこちらから

臨床検査技師/超音波検査士/健康管理士一般指導員/健康管理能力検定1級/介護予防運動指導員/米国NLP協会認定NLPトレーナー/臨床心理学 および 基礎エキスパート取得

今日も最後までありがとうございました。