今年もHealth attitude blogにご訪問ありがとうございます。メンタルも語る 臨床検査技師・超音波検査士かたよし純子です♪ さまざまな行動制限がある今、今いちばん最優先することを考えることが必要だと感じています。誰もが罹りたくない…そう思うことが当然です。健康コミュニケーターとして伝えたいこと、最優先することは何だと考えますか?

刻々と変わる状況に振り回されない高次の視点

ウイルスは人に寄生して、増殖・生き延びながら移動します。以前にも免疫のことをまとめていますがその内容を踏まえてまとめ直したいと考えます。

1.身体と心を最高の状態に保つために、今こそ免疫力!

1-0 エピローグ はじめに…

1-1 生まれたときから持つ自然治癒力

1-2 今、いちばん意識してほしい機能「自然免疫」

1-3 自然免疫によって得られる獲得免疫

今日のプラスα

2.免疫力と協調する「防衛力」と「再生力」

3.踊らされない「心の安定」精神力・しなやかなメンタル力

生理検査アティテュード®からのメッセージ

・手のケアは免疫力にも大切です。

~メディアであまり取り上げない、手洗い時の注意とポイント~

1.今こそ免疫力「自分」と向き合う時だと私は考える

1-0 エピローグ はじめに…

人との繋がりをいちばん大切にしたいと考える私は、ほとんどすべての予定がキャンセルになったといっても過言ではありません。

人との関わりを最小限に…

それは、悲しいけれど、とても大切なことだと私も思います。

メディアから流れてくる情報は「不安」「恐れ」そんな感情でしかない。確かに危機管理・リスクマネジメントから考えれば、しっかりと認知することが必要で、とても大切なことです。予防方法も「マスク」「アルコール」…でも、買えない、買い求める列、奪い合い争う狂気…そんな情報が先行している。不安感を煽るばかりだと感じる。

そのような危機的な局面であることを報道することも大切なのでしょう。だけどいちばん大切なことが欠落しているように感じてならない。それ以上にもっと伝えて欲しいことが抜け落ちている。

今回は、以前2017年にまとめている「Health attitude blog」の再編集を致します。

◎守る力と治す力自然治癒力 2017年11月1日~11月10日

半世紀以上、社会に出てから医療という場で、

多くの人々の健康と関わって者の1人として

「COVID-19」の出現…

それは、

人類への新たな試練のように、私には感じられる

人間を正しい方向に導くために出現した最強のウイルス

そんな存在のように思われる…

1-1 生まれたときから持つ自然治癒力

市中感染となる…そんなことを春節の人の移動時期から感じていました。武漢からの帰国者への対応、クルーズ船での対応…市中感染は時間の問題だと…

❍ウイルスは人とともに移動する

冒頭でつぶやいたように、人とともにウイルスは移動します。昨年のインフルエンザの発症が早期に始まったのは、さまざまな国際イベントが日本で開催され、不顕性感染者が持つウイルスが拡散されたと昨年のインフルエンザ講座での講師の医師が言われていました。国内の毎年作られるインフルエンザのワクチンは、地球の裏側の流行型を参考に決められています。その地球の裏側からの来訪者を介してウイルスがいつもより早く、多くやってきたことがインフルエンザの早期発症だと言われていました。

既に自分は持っている、かも知れないという考え方

何の症状もない状態で人は、そう考えることなどないのかも知れません。

私の個人的な意見ですが、市中感染ではその意識が大切だと思っています。咳エチケットの基本的な考え方です。もらわない以前に、人の咳やくしゃみ、手指には何らかの細菌・ウイルスの類が存在しているという意味でです。発症しないのは、自分の身体が持つ「防衛力」「免疫力」のおかげだと思っています。

❍マスクはあくまでも防衛力のサポート

マスクで守るのではなく、自己免疫力が頑張っているということ考えること、そのために意識的に免疫力を上げるための行動選択をする必要があると私は考えています。ウイルスを持っているという、不顕性感染という立ち位置で物事を考えると、体内での増殖されてしまう結果、さまざまな発症症状が出現します。その症状に至らないように体内では侵入してきたウイルスに対してさまざまな免疫システムが機能しているということをもっと意識すること、そのことが今、私たちが優先的に行うことは、

免疫力を意識的にUPさせること!!

だと私は考えます。

❍自然治癒力・自己防衛力

以前のブログでまとめた内容ですが、自然治癒力とは4つの力に分けて考えることが出来ます。

自然治癒力・自己治癒力とは?

『防衛力』『免疫力』

『再生力』『精神力』

心と身体が生まれながら持っている

ケガや病気を治す力・機能

人は生まれながらに病気や環境へ対抗する力を備えて生まれてきています。

❍母乳に含まれる免疫力の意味

新生児に母乳を与えることでお母さんからの免疫力をもらうことが出来るということをご存知かと思います。人のもつ免疫力をまとめながら、

誕生後の赤ちゃんに初乳与えることの意味

お母さんからのギフト

胎児は無菌状態だとされ、出産時に産道を通過する際に、母親から腸内細菌を受け継ぎ、母乳から免疫を受け取っています。そして、人は誰でも雑菌にまみれた世界に誕生してきます。

雑菌にまみれた世界へ踏み出すための免疫力

人の自然治癒力は、脳や免疫系、また心の作用による免疫システムもふくまれ、『自己防衛機能』と『自己再生機能』とに大きく分けられ、それぞれの機能が相互に良い状態でバランスを保ちながら自然治癒力が保たれています。

●敵の侵入を阻止する力『自己防衛機能』

自己防衛機能とは、一般的に生体外部から浸入してくるウイルスや細菌などと戦う機能の免疫のことですが、その前に、外敵から体内への侵入を防ぐために、皮膚で守られ、目や鼻、口、気管や咽頭も粘膜で守られ、身体全体は皮膚に覆われた状態で守られています。

そして、自己再生機能とは、身体が外傷などにより傷ついた場合の機能、前回の血液疾患「血小板機能」のところでまとめたように、速やかに元に戻そうとする再生力が機能しています。この2つの機能が連携し、協調しあうことで人の生命は守られています。

このような人の身体が生まれながらにもつ機能が自然治癒力です。この「免疫力」はいわば個性であり、その人のさまざまな身体能力、情報に関係するさまざまな要因が関係しています。

※関連ブログ「生まれながらに持つ力 」「どうして血液は固まるのか?血小板が持つ機能

自然治癒力の力

<自然治癒力の力>

 

1-2 今、いちばん意識してほしい機能「自然免疫」

ブレない心・意識持つ

自分を守る力「ホメオスタシス」

❍免疫とは

体内に侵入した異物・侵入者を排除する身体の防御システムです。咳やくしゃみ、痰も涙もすべて異物の侵入を防ぐための身体の反射的な瞬時に起こる行動ですが、実際に体内に侵入してきた、病原体となるウイルスや細菌、毒素、外来の異物、自己とは異なる物質・不要成分を「非自己と識別」して排除する生体防御機構です。

ある特定のウイルスや細菌に一度感染したのち、回復すること2回目以降は、抵抗性・抗体を持つようになり、2度目の発症を防ぐことや、罹患しなくなることをいいます。

❍自然免疫と獲得免疫

免疫機能は自然免疫(先天性免疫、基本免疫)と獲得免疫(後天性免疫、適応免疫)とに分けられます。

体内に侵入した病原体となるウイルスや細菌などに対して、二度目以降、過去にその記憶がある場合は記憶していた細胞がそのウイルスや細菌に対して特定して反応する抗体をたくさん作り、撃退することも可能です。この場合が後者の獲得免疫になります。

また、免疫機構としては、細胞性免疫と液性免疫の2つが作用しています。

❍自然免疫:基本的な免疫、先天的に持つ機能

人の身体のほとんどは皮膚で覆われ外敵から守られています。鼻にも粘液や涙、唾液なども身体への侵入を防ぐ防護のために機能しています。その機能を突破して体内に侵入したときの初めに対応するのが「自然免疫」です。

●すべての外敵に対して瞬時に応答する

自然免疫とは、身体の各器官、眼や鼻、咽頭、気管、皮膚などから侵入してきた細菌やウイルスなどの病原体や自分の中に作られた異常細胞をいち早く感知し、排除する反応、仕組みのことをいいます。生体防御の最前線に位置するシステムともいえます。侵入物が人に対して深刻な被害をもたらす前に、敵をすばやく発見し、排除、増殖を始める前に適切に対処するための機能です。

自然免疫による防御機能は非特異的な働きをします。そのため病原体などの異物に対してどのような種類のものであっても、包括的な対応が行われることになります。別個に応答するものではなく、どんな状態でも汎用性のある方法での対応のため、すばやく効力を発揮させるために身体を臨戦態勢としている防護機能のための最前線となります。

❍自然免疫の特徴、記憶を持たない免疫機能

しかし、この自然免疫には免疫記憶(病原体にさらされた過去の記憶)を持たないために、長期にわたって防御する力はありません。カゼを何度もひくのはこのためです。

●ひとつの細胞分子に反応する自然免疫

すなわち、この自然免疫は、ひとつの細胞分子で、多種の異物や病原体の分子に反応することができますが、繰り返しの感染などに対して、自然治癒力は増強することはなく、好中球やマクロファージ、樹状細胞といった貪食細胞が機能するシステムです。

この自然免疫は、体液的・化学的・細胞的な障壁による防御機能のひとつです。血液細胞機能のところで説明した、白血球やリンパ球などの細胞が持つ機能であり、通常 さまざまな炎症反応が生じるために、白血球の増加、発熱や痛みなどの症状を伴います。

❍免疫記憶が人類に無い「コロナウイルス」への対応は自然免疫力

コロナウイルスは人類が免疫記憶を持っていないウイルスです。そのため、対応の仕方が未知のために世界的な流行となってしまっているのです。頼れるのは、個人の免疫力の強さだけです。

大切なのはいかに見えないウイルスとの闘うのか…

  1. ウイルスを防御「つけない」ようにするか?
  2. 自分の近辺にウイルスを「持ち込まない」?
  3. 侵入させてしまったウイルスを「増やさない」か?

そのためのマスクであり、手指の手洗い、アルコール類での対応、その予防策が危ぶまれる今、自然免疫を上げるこコロナウイルスはカゼの原因とです。

ちなみに、コロナウイルスは元々「カゼの原因ウイルス」でもあります。今回のは、新型となったコロナウイルスです。

●インフルエンザウイルスの特徴

ちなみにインフルエンザウイルスはウイルス型が複数あり、またその亜型が存在するからです。毎年変異することや流行株が異なるためもあり終生免疫を得ることが出きません。毎年、ワクチン接種をしなければならないのも、このことが理由です。

インフルエンザはその年の流行の傾向を地球の裏側で判断しています。シーズン前の夏の時期、地球の裏側は冬期となりインフルエンザの流行期でもあるためです。その年の傾向パターンを地球の裏側での傾向分析してその年のワクチン株を決めて製造しています。

※関連ブログ「インフルエンザの季節、今年はすでに流行期

 

1-3 身体の免疫システムが協力しあう獲得免疫

自然免疫は生まれながら持つ免疫ですが、獲得免疫は出生後に、身体が病原体などに接触した「記憶」によって2度目の感染に対して、発症しないようにするための機能です。

❍身体の免疫機能が学習によって得た「獲得免疫」

人は生まれた時に、わずかな経験によって誕生してきます。身体に侵入してくる病原体への免疫機能も、接触したことを「免疫機能」が学習して得た記憶によって獲得した免疫力です。

獲得免疫は「敵」を特異的にやっつける

獲得免疫とは、後天性免疫や適応免疫とも呼ばれ、感染した病原体を特異的に見分け、免疫記憶を作り出すことによって得られる免疫機能です。ある特定の病原体に身体が2度目に遭遇した際に、その病原体に有意に増強された対応が行われ、排除する仕組みです。記憶細胞という特殊な機能を持つ細胞に変化することで過去にどのような敵と戦ったかということを記憶する役割を持ちます。自然免疫をおもに行なうのが、好中球のマクロファージであるのに対し、獲得免疫は、リンパ球のT細胞やB細胞などで行われています。

❍獲得免疫の主な特徴

獲得免疫はの特徴をまとめると…

  • 特異性 :病原体は無数に存在する病原体に対し、個々に特異的に反応できる分子を持つ
  • 多様性 :どのような病原体、異物にも反応できるが、自分自身には反応しない
  • 免疫記憶:一度感染した病原体を記憶、同じ病原体の再侵入に対し、感染、発症を防ぐ。もし発症した場合も比較的軽度で済む、迅速でかつ効果的な免疫反応示す

❍獲得免疫のプロセスから作られるワクチン

この獲得免疫のこのプロセスがワクチン接種の基本とされます。自然免疫に比べると、免疫機能が反応するまでにかかる時間が長く数日間要します。風疹や麻疹、水ぼうそうなどの予防注射に利用される免疫機能です。ここで活動している免疫細胞は、白血球の中のリンパ球です。

今回の新型コロナウイルスへの対応策として、今後期待されることがワクチンとなります。そのプロセスには時間を要するということが、この獲得免疫のメカニズムによって、理解出来るかと思います。

❍獲得免疫のメカニズム

獲得免疫は抗体や補体などの血中タンパク質による体液性免疫の他に、リンパ球などの細胞による細胞性免疫によって成り立っています。リンパ球には分化成熟して免疫グロブリンを産生するこのB細胞のほかに、胸腺で分化成熟するT細胞などがあります。

その他、貪食作用によって抗原を取り込んで分解してT細胞に作用する樹状細胞なども免疫機能の発現に関与しています。これらの細胞は骨髄で産生され、胸腺やリンパ節、脾臓などのリンパ系組織での相互作用を経て、有効な機能を発揮するようになります。T細胞・B細胞の詳細は、過去のブログで「生まれながら持つ免疫力」ご確認ください。

❍「自然免疫」と「獲得免疫」の免疫細胞の違い

自然免疫と獲得免疫は免疫機能を持つ白血球ですが、それぞれ対応する細胞が異なります。

〔自然免疫細胞〕
  • 顆粒球    :異物を積極的に細胞内に取り込み殺菌する。
  • マクロファージ:白血球の中で最も大きい細胞、細菌やウイルスのみならず、老廃化した赤血球や白血球など体内で発生した物質も取り込み処理する
  • 樹状細胞   :獲得免疫を担うT細胞に異物の情報を伝達、異物を取り込む能力は弱い
  • NK(ナチュラルキラー)細胞:体内パトロールにて、癌細胞など体内で作られた異常細胞の除去を行うリンパ球の一種
 〔獲得免疫細胞〕
  • T細胞
    • ヘルパーT細胞:ほかの免疫細胞の働きを調整する司令塔役
    • キラーT細胞 :がん細胞やウイルスに感染した細胞を殺すなど
  • B細胞
    ヘルパーT細胞の指令で、特定の病原体排除のための抗体をつくり出す

●自然免疫と獲得免疫の相互作用

自然免疫において、末梢組織内に存在する樹状細胞は、病原体を貪食して取りこみ、それらをペプチドに分解します。そして、リンパ節や脾臓に移動して、獲得免疫で働くT細胞に抗原ペプチドを提示します(抗原提示)。樹状細胞から提示された抗原に対して反応することのできるT細胞のうち、ヘルパーT細胞は、自然免疫で病原体を貪食する食細胞に対して、その免疫反応を増強させるように働きかけています。

これらの免疫細胞の約70%が腸内に存在していると言われています。腸内の環境を健やかに保つことは、免疫細胞を健やかに保つことにつながると言えます。

自然免疫と獲得免疫

<自然免疫と獲得免疫>

 

2.免疫力と協調する「防衛力」と「再生力」

人の身体は安易に外敵を侵入させないためにさまざまな「防衛力」を持ち、その防衛力に不備が生じると、その不備を再生する力を持っています。過去のブログを簡潔にまとめておきましょう。

※関連ブログ「生まれながら持つ免疫力」「新陳代謝も正しく理解、再生力

❍外敵からの身体を守る「防御力」の最前線

人は瞬時に身体を守る力を持ち、絶え間なく行っていると言っても過言ではありません。

その機能は、全身の細胞、組織、器官などが持つ防御力です。異物が突然、自分に向かって飛んで来た時にどのような反応をするでしょうか。ボーっとそのままでいる人はほとんどいないと思います。気づくタイミングにもよりますがほとんどの場合、避ける動作を行うのではないでしょうか。

煙などの有害物質が含まれる気体に囲まれると、瞬時に咳がでるのではないでしょうか。まつげや頭髪も大切な目や頭部を守るためです。それらの機能を司るのは、脳の自己防衛反応です。この防衛力は体内の臓器でも行われています。タバコの煙や保存料に含まれる有害物質の排泄や、アルコールも優先的に分解され排泄される異物です。

❍身体のおもな防護機能

  • 眼の防衛力
    • まぶたのまばたき:異物や風、ほこり、虫、強い光などからの物理的な保護
    • 涙:表面をたえず涙で覆い、空気中の刺激物からの保護
    • 細菌やウイルスなど涙で洗い流す、侵入からの保護
    • 涙には多くの抗体が含まれ、感染予防を行っている
  • まつ毛の働き:まぶたの縁に生えている短く丈夫な毛
    • 下まつ毛は下向きに、上まつ毛は下まつ毛よりも長く上向きに生えている
    • 眼へ空気中の浮遊物や虫などの侵入を防止、障害物となっている
    • わずかな刺激に対しても反射的にまばたきをすることで防止している
  • 鼻の防衛力:くしゃみ、鼻水、鼻づまりは、身体を守るための大切な機能
    • 鼻から空気を取り込む際に、異物の侵入をキャッチしてくしゃみで侵入を防ぐ
    • 鼻水とともに異物を洗い流す
    • 鼻粘膜は、炎症で鼻を詰まらせ阻止する
  • 鼻の役割:呼吸のときの身体に取り込む空気の通り道
    • 空気の加温、加湿、細菌や有毒物質などに対する防御やにおいを感じる感覚器
    • 発声の際に音を響かせる共鳴器などの役割を持つ
    • 鼻毛が生え、吸い込んだ空気中のごみを取り除く
    • 鼻の構造は複雑で、鼻腔の表面積を拡大させて、機能をあげるしくみになっている
  • 鼻粘膜のはたらき:鼻粘膜は、線毛がびっしりと生えている
    • 鼻腺と呼ばれる部分からたえず微量の粘液が分泌されている
    • 空気中の小さなごみ、ほこり、細菌などの微生物を粘液でキャッチ
    • 線毛の運動機能によって鼻腔の奥からのどへ送られる
    • その後は痰となって排出、もしくは食道から胃に入る
    • 表面の粘液によって湿気が加えられる
    • 粘膜の血流によって、適度に加温され肺に送られる
  • 口の防御力:唾液
    • 唾液中には殺菌、抗菌作用を持つ物質が含まれる
    • 微生物の毒性物質の産生、微生物の増殖を抑制し、直接的、間接的に作用し抗菌している
    • 口から細菌やウイルスなど異物の侵入を唾液が対応している
  • 口腔粘膜の保護:唾液中には粘性タンパク質のムチンが含まれる
    • 粘膜や食べ物を覆う作用がある
    • 粘膜の乾燥抑制、保湿、食物などの外部刺激に対して、口腔内粘膜の保護作用
    • 口腔内の細菌も取り込み、口腔外へ排除させる機能
  • 気管・咽頭の防御力
    • 空気中の微細な異物の侵入を防ぐ
    • 気管、咽頭から分泌される粘液で絡み取り、痰として排泄
    • 異物の肺への侵入を阻止
    • 咳き込むことで大きな異物、煙などの有害物質を瞬間に排出、侵入防止
  • 咽頭、扁桃のしくみと働き:咽頭の粘膜の下には、リンパ組織が集合している
    • 扁桃によって病原微生物の感染に備えている
    • 喉頭粘膜は異物の侵入に敏感に反応する、異物が入ってくると、咳反射により異物を排出する
  • 皮膚の防御力:全身を覆う最も大きな体積と重量を有する組織
    • 表皮は、外界からの刺激、紫外線、細菌、ウイルスなどから身体を防護
    • 太陽光もほとんど表皮レベルで保護されている
    • 体温調節機能により、外気温からの刺激に対して、体温を一定に保つ
    • 暑い時は、毛細血管を拡張させ、発汗作用で皮膚温度を下げる
    • 寒い時は、立毛筋で体温の発散を防止している

※関連ブロク 「最近、むせることがある!? 誤嚥のサイン

 ❍連携しあう防御力と再生力

再生力は、自然治癒力の機能の1つです。自然治癒力には「自己再生機能」と「自己防衛機能」があります。、

〔自己防御機能〕

身体の外部からの浸入、細菌やウイルスに対抗し闘う機能のことで上記の免疫力です。

〔自己再生機能〕

身体がケガをした時やすり傷など生じた場合、放置しても自然に治り、もとのきれいな皮膚に再生される機能のことをいいます。

皮膚は身体を外部から守る機能をもちますが、すり傷を作ってしまうと、その部分の皮膚は、損傷し、そこから身体の中に浸入しようとする細菌などの格好の攻撃場所となります。その後、自然免疫によって、侵入しようとする細菌に対して常に戦いながらも、その部分では新たな皮膚再生を行っています。

このように自己防衛機能と自己再生機能は同時に相互に働きかけながら連携して機能しています。そして、古くなった細胞を破壊して、新しい細胞を造る再生力も常に同時に身体の中で行っています。

 

3.踊らされない「心の安定」精神力・しなやかなメンタル力

○○が良い、△△が効くという…

そんな、チェーンメールもあるようですね…

出どころの不明確な情報はつぶやかない、エビデンス重視をスタンスとしていきたい。

❍常に意識して欲しい

私は『Health attitude blog』を書くために必要以上の時間を費やしています。

その理由は、自分の持つ知識でしっかりと理解できる範囲でまとめることが出来ることのみを伝える、そう思うからです。

分からなければ、自分で納得できるまで調べること

人は非常に多くの外敵から我が身を守るシステムを持っています。それが冒頭の自然治癒力ですが、今、いちばんの関心事が、未知なるウイルスとされる「COVID-19」でしょうか。外敵の全容が未だ推測の域を脱していないと判断されますが、見えない敵に必要以上の不安持ち、意図の見えない情報収集に増幅させるよりも今、個人として出来ることを行うことを意識していたいと私は考えます。

今、最も重視する問題は何か?

個人レベルでは、状況が異なるために抱える問題が異なります。かなり深刻で複雑な問題・課題を抱えている方も少なくないと考えます。

それでも、精神力をUPすることは誰にでも、意識のみでおこなうことができます。

  • 現状の「問題・課題」を明文化してみること
  • 個々にその「問題・課題」の詳細を熟考すること
  • 初めに、立ち位置・着眼点を変えること *他人事として社会全体でみることも大切
    • 解決できなければどうなるか?
    • 解決することで何が得られるのか?
    • 解決案として今出来ることは何か?
  • 「問題・課題」の優先順位を決める

納得できるまでこの手順を繰り返し、トップの「課題・問題」への対応が解決することで何を得ることができるのか?そのときの感情をイメージできますか?できればOKです。

現状を受け入れて、得られる効果に意識を向ける

メンタル力をUPすること、自分自身の身体としっかりと向き合い、会話することです。外敵はCOVID-19だけではありません。花粉もインフルエンザもその他のウイルスも細菌群もまた、体内に取り込まれる可能性のあるさまざまな「異物」が外敵です。

いろいろな事実は変わりません。事実に対して出来ることを最大限行うことで、心も安定してくると私は考えます。

❍方法はひとつではない、思考の多様性

マスクが買えないと悲嘆するのなら、簡易マスクで鼻と口を覆い、帰宅後そのまま手指を洗い、うがいをして、顔を洗えばよいのです。そして、今回の免疫力を上げる努力です。

マスクをしていても、手洗、うがいをしなければ本末転倒なのです。実際、陽性者の人の行動をメディアが伝えていましたが、その中で「マスクをしていました」ということも…予防にはあまり意味はありません。マスクなしよりは、ある方がよい。むしろ、咳をしている人、花粉症の人、医療者・介護者など、リスクの高い人や場所で従事することたちに最優先してそれこそ、行政が管理してもよい、指示するべきだとも私は考えます。

❍多様化する現代社会

現実問題、私自身も「人と会う」ということを優先していますので、完全にフリーの状態、干されています(苦笑)だから、見なくてもよいワイドショーの情報も耳に入り、TVのコメンテーターの発現に怒りまくることも多々…笑

今、得た時間を有効に、自分と向き合う

これが大切ですよね(^^)

人間には我が身に災難が降りかからないと、身近に迫る危機的な状況に気づかないこともよくあります。そして、他人の不幸も気になる厄介な生き物です。その危機が近づいたことを感じると、急激に不安が押し寄せ、負のスパイラルに落ち込む…

現代社会は、さまざまな人のニーズに合った職種が増え、個人状況も複雑化しています。一律にこの方法がよいという選択は困難な状況だと受け入れ、事実をどう捉えるのか、広い視野と視点で視ることが求められると私は考えます。

❍子どもを思う行動もさまざま

もし、私の子育て時代に…

同じような問題が生じたら、どうしただろうか?

そんなことも考えます。

あえてあげませんが、いろんな声が聞こえてきます…

スーパーがいつもより混み合うのは、外食から、中食、内食へと家の戻る傾向が増えているのだと考えます。テレワークでは必然的に家で昼食を取ることになり、子どもが休校になれば、その食事も作らなければなりません。さらに、皮肉なこととも受け取れますが、10月以降のこの時期、外食よりもテイクアウトの方が、ささやかながらも消費税が安く、家計に優しいという結果になるのではないでしょうか。

そのようなことと合わせて考え、さらに食事の準備はいささか手間がかかるけど、子どもたちといっしょに料理をするきっかけにしてみることもいかがでしょうか、身体に良い「食」を子どもとともに考えることにもつながりませんか?きっと良い食育にもつながります。

❍ウイルスがもたらした現実問題から学ぶこと

今の状況を鑑みると、過去の日本の姿・生活へと戻さざるを得ないように、ウイルスに導かれているようにも感じます。社会を構成するいちばんちいさな集団としての「支え合う家族」です。

いつも忙しく働く両親を社会から家に戻してもらう、そんなきっかけにつながらないでしょうか?家族の集団にはかつて、もっと「団らんの笑顔」の毎日が有ったのではないでしょうか?

そして、「団らん」の機会に、食のこと、健康に関することや、将来のことなど家族と話し合う良い機会にしてみてはいかがでしょうか?

ピンチはチャンスです(^_-)-☆

心の声

ストレスを抱えるこころは、守る力『免疫力』を下げてしまいます♡

好きな人たちと語らいながら、

バランスの良い食事を戴く

そして、ゆっくりと入浴することで、

自律神経バランスが整い、免疫力のUPにも繋がります。

生理検査アティテュード®からのメッセージ

手のケアは免疫力にも大切です、忘れずに

手を頻繁に洗うことや、アルコール類も頻回に使用することが増えているのではないかと思います。

❍アルコールは手荒れを起こしやすい

病院勤務をしていた時、ハンドクリームが手放せませんでした。心電図検査を行うときや、何かにつけて頻回に手を洗います。特に冬の季節に心電図担当になると、何度もアルコールに触れるので、指先がボロボロだったことも…そんなことを思う出しています。

今回のアルコールの使用も手洗いも、手指の脂肪分を奪ってしまいますので、カサカサになり手荒れを起こしやすくなります。まめにクリームなどでケアすることをお勧めいたします。

手荒れを起こすと荒れた皮膚から感染症を招くことがあります。外敵から守る力を奪ってしまうことになりかねません。以前のブログ「アレルギーの原因と素因」のところでまとめていますが、手荒れから食物アレルギーが発症することもあります。

※関連ブログ「アレルギーの原因と素因

❍手を拭く時にこすらない

手を洗った後は、ペーパータオルが望ましいですが、押さえるように水分を吸収させるようにすることが大切です。タオルやペーパータオルでゴシゴシ擦ると、皮膚に負担がかかり、手荒れの原因になります。

❍水道栓・蛇口のレバーの開け閉めにも注意が必要です

石けんを十分に泡立ててと言われますが、そのために手を水で濡らすために水を出します。近頃、ほとんど公共施設でのトイレなどでは「自動センサー」で水がでますので問題ありませんが、家庭だと自動ではないことがほとんどだと思います。

洗う前の手でレバーを触る、その手にもしウイルスがいたら…

手で触ったその部分にもウイルスが付着してしまいます。そして閉めるときその場所を触ると…

手でレバーを直接触らないでください!

手首から上の部分や、肘など、使用後はペーパータオルを使ったときは、そのペーパータオルで閉めるようにするなど、細かいことですが注意したいポイントです。

・指輪やブレスレットも必ず外してください。

・できればこの時期は身に着けない方がよいと考えます

手洗い

Pure Medical attitude

生理検査アティテュード®

Junko Katayoshi

今日のまとめ

  • 自然治癒力「防衛力」「免疫力」「再生力」「精神力」は人生まれながらに持つ機能
  • 免疫機能には基本的に持つ自然免疫と後天的に得た「獲得免疫」がある
  • ウイルスへの対応は「つけない」「持ち込まない」「増やさない」

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必要なスイッチは個々に異なり、1つとして同じものはありません。

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そして必要なのは変化への望み・気持ちのみです。

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情報参考サイト

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関連ブログ
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生理検査アティテュード®

代表 かたよし純子 Junchan♪  ※自己紹介はこちらから

臨床検査技師/超音波検査士/健康管理士一般指導員/健康管理能力検定1級/介護予防運動指導員/米国NLP協会認定NLPトレーナー/臨床心理学 および 基礎エキスパート取得

今日も最後までありがとうございました。