今日もHealth attitude blogにご訪問ありがとうございます。メンタルも語る 臨床検査技師・超音波検査士かたよし純子です♪ ウイルスと細菌の違いは、以前にも食中毒などをまとめた時に触れています。ウイルスも細菌も、人の肉眼では直接見ることが出来ない微生物です。細菌は適した環境下ならば

細菌は自身の力で成長も、増殖も可能だが、ウイルスは…

その違いを知ることで、ウイルスの複製、増殖を理解することで、今ある疑問が多少なりとも理解できることもあるのではないでしょうか。そんなことを考え、今日はまとめていきます。

1.ウイルスと細菌との違いを理解 ~自分を守るために~

1-1 ウイルス(virus)は寄生して生きながらえている

1-2 細菌(bacterium 複数形:bacteria )の定義とは?

1-3 ウイルスと細菌の違い、ウイルスには抗生物質は効かない

今日のプラスα

2.偏性細胞内寄生性を持つ「ウイルスの増殖」

3.ウイルス感染による影響

生理検査アティテュード®からのメッセージ

・根拠は何も無いけど…

 

1.ウイルスの細菌との違いを理解 ~自分を守るために~

ウイルスは何らかの生物の細胞に寄生しないと死滅してしまいます。

1-1 ウイルス(virus)は寄生して生きながらえている

今、人類を悩ましているウイルスも細菌も直接眼に見ることが出来ません。その違いを知ると一般的なウイルスの傾向が分かる部分もあります。

❍ウイルス(virus)の語源は?

ウイルスの語源は、ラテン語のvirus に由来して命名されています。virusには、毒液、粘液という意味があるようです。

❍ウイルスのための特徴を知る

ウイルスは非生物の特徴と生物の特徴、その両方を持っています。

ウイルスは自己増殖ができない!

他の生物に寄生して増える

ウイルスの大きな特徴はとしては、遺伝子を持つが、自己増殖が出来ない、その位置づけとしては、非細胞生成物とされ「生物学的存在」ともいわれるとのことです。

ウイルスはエネルギー産生・ATP産生もタンパク質を合成することも出来ません。

●寄り添わないと生き続けることができないウイルス

自己増殖ができないウイルスは、いわゆる「宿主」といわれる他の生物に寄生して、その寄生先に安住の地を得て、その生物の細胞の中に侵入し、利用して自己複製を行っています。

今回の問題とされる対象ウイルス、すなわち、COVID-19 新型コロナウイルスはおもに人の下気道に寄生して生きながらえているようです。

❍ウイルスの大きさ

ウイルスの大きさは、数十nm~数百nmまで大小ありますが、通常の生物の細胞の100~1000分の1というサイズ、非常にミクロの世界です。

❍ウイルスの基本構造

ウイルスは細胞膜を持ちません。そして構造は「ウイルス核酸」と「カプシド(capsid)」というウイルス核酸を取り囲むタンパク質の外殻で構成された粒子とされる非常にシンプルな構造です。

ウイルス核酸とカプシドをあわせてヌクレオカプシドといいますが、これ以外にウイルスの種類によってカプシドを覆う膜成分としてエンベロープ (envelope) と呼ばれるものを持つウイルスもあります。

ヌクレオカプシド
  • ウイルス核酸  :ウイルス遺伝子
  • カプシド capsid:ウイルス核酸を囲むタンパク質の外殻
    • カプソマー:カプシドを構成する最小単位のタンパク質
ヌクレオカプシド以外の膜成分 *ウイルスの種類により持たないものもある
  • エンベロープ envelope:カプシドを覆う膜成分

宿主に対して感染することが出来ることが可能な「完全なウイルス粒子」をビリオンといいます。ウイルスにとって必要な構造がすべて整っている状態となります。

●ウイルス核酸:ウイルス遺伝子

ウイルスの遺伝子情報、ウイルス核酸は、通常、DNAかRNAのどちらか一方となります。通常他の生物は、1つの細胞質内に遺伝子としてのDNAとRNA(mRNA、rRNA、tRNAなど)両方を持ちますが、ウイルスの1つの粒子は、例外を除き、そのどちらかのみしか含まれません。

このウイルス核酸にはDNAかRNAか、また核酸の数が、一本鎖、二本鎖か、mRNAとしての活性の有無によってプラス鎖RNAか、環状か線状かなどによって詳細に分類されています。

ウイルスは増殖のために寄生しますが、その理由はタンパク質の合成、ウイルス核酸の複製を行うために必要な材料の調達、そしてエネルギーの産生を宿主から得るためです。ウイルス遺伝子は自分の遺伝子を複製するための酵素や、宿主の免疫から逃れるための酵素などが必要となり、そのために宿主の細胞に吸着し、侵入しなければなりません。

●カプシド:capsid

カプシドとは、ウイルスの核酸を覆うタンパク質です。ウイルス内部の核酸をさまざまな障害から守る「外殻」の役割をしています。このカプシドは、カプソマーといわれる同じ構造を持つ小さなタンパク質が多数組み合わさって構成されています。

宿主細胞にウイルスが侵入すると、このカプシドからウイルス核酸が脱殻(外殻が壊れる)することで、ウイルスの複製が始まります。

ウイルスの構造

<ウイルスの構造>

❍エンベロープの有無によるウイルス予防の違い

以前、ノロウイルスのところでまとめていますが、ノロウイルスはエンベロープを持たないウイルスです。細胞膜と同様の意味を持つ、このエンベロープのほとんどが脂肪で構成されています。そのためこの脂肪を融解できれば、エンベロープは細胞膜に相当しますので、ウイルスは死滅します。

コロナウイルスはこのエンベロープを持RNAウイルスです。アルコールが無くても、石鹸で死滅します。

●非エンベロープウイルスは次亜塩素酸

エンベロープを持たない、非エンベロープウイルスとして知っていて欲しいのが、「ノロウイルス」です。冬場の感染性胃腸炎の原因としてよく聞くことがあるウイルスです。

エンベロープがありませんので、アルコールでは死滅できないために、次亜塩素酸での対応となります。

●新型コロナウイルスへの対応が手洗いという理由

今回のコロナウイルスに対しては、アルコール、次亜塩素酸ともに有効とされるのは、このような理由からです。また、マスクよりも、手指の手洗いが重要となること、ウイルスが入り込みやすい指先や指の間の洗い残しに注意して欲しいという理由です。

※関連ブログ「冬になると増えるノロウイルス、食中毒・感染性胃腸炎

【エンベロープの有無によるウイルス感染予防】

エンベロープのほとんどは脂肪

『エタノール』『有機溶剤』『石鹸』

エンベロープが破壊される

ウイルスは死滅

※引用サイト「エンベロープ」Wikipedia

❍ウイルスが他の生物と異なる部分

  • 細胞質を持たない粒子:基本形がタンパク質と核酸からなる
  • ウイルス核酸は、粒子内に、DNAかRNAの基本的にどちらか片方のみ
  • ウイルスは一段階増殖で大量に増殖する
  • ウイルス粒子が見かけ上、消失したかのようにみえる「暗黒期」が存在する
  • 代謝系を持たないため、ウイルス単独での増殖ができない
  • エネルギー産生できないため、宿主細胞が作るものを利用する

 

1-2 細菌(bacterium 複数形:bacteria )の定義とは?

細菌の定義とは…

細菌の定義

細胞膜を持つが核を持たない原核生物

※引用サイト「原核生物」Wikipedia

私たちの身体、生物は細胞から作られています。その細胞は2分されますが

  • 真核生物:細胞核を持つ
  • 原核生物:細胞核を持たない

すなわち細菌は細胞の中に核を持たない原核生物ということになります。

❍細菌は原核生物に分類されるが「原核生物」とは?

原核生物は真核生物よりも、サイズが非常に小さいと(多くの場合 1~5μm)いうことがあげられます。細胞を構成するミトコンドリアや細胞内小器官がほとんど見られないという違いがあげられます。

その他、微小管を持たないなど構造的な違いがあります。細胞膜に付着して移動し、有糸分裂を行うことが無く、非常に早い増殖が可能とのこと、そのため無駄を省いたシステムを獲得して生物と考えることも出来と書かれています。ます。

❍細菌の形状

形状は球菌か桿菌、ラセン菌が一般的ですが、大きさは、通常 1~10 μmほどの微小な生物です。そして、細菌はウイルスとは異なり、糖と栄養と水、適切な温度・湿度などの環境下であれば、細菌自身の力で成長することも、増殖することも可能です。

細菌は、通常光学顕微鏡でのぞくと眼にすることができます。そして、培地で培養することができますが、肉眼では見ることはできません。ウイルスはその細菌よりもさらに小さく、細菌の100分の1~1000分の1の大きさです。電子顕微鏡でないとその姿は見えません。

手が感染源と言われても、ウイルスや細菌がついていても見えないしねぇ…涙

細菌は光学顕微鏡で見える

<細菌は光学顕微鏡で見える>

1-3 ウイルスと細菌の違い、ウイルスには抗生物質は効かない

ウイルスは、他生物の細胞を利用して自己を複製させる、極微小な感染性の構造体で、タンパク質の殻とその内部に入っている核酸からなる。生命の最小単位である細胞やその生体膜である細胞膜も持たないので、小器官がなく、自己増殖することがないので、非生物とされることもあります。

❍ウイルスの特徴のまとめ

ウイルスと細菌の違いを下記にまとめると…

〔ウイルスの大きさ〕
  • 大きさ0.1μm、細菌よりもかなりに小さい
  • 電子顕微鏡でなら見ることが可能
〔ウイルスの構造〕
  • カプシドというタンパク質の外殻と内部に遺伝子(DNA、RNAどちらか)のみの単純構造
〔ウイルスの増殖方法〕
  • 単独では増殖出来ない、細胞を宿主にする
  • 他の生物を宿主にして自己を複製することで増殖
  • 他の生物の細胞中でのみ増殖可能
  • 人の腸管の中で増殖し、食中毒を起こす

❍細菌の特徴

〔大きさ〕
  • 細菌の大きさは、約1μm前後
  • 1つの細胞しか無い単細胞生物の細菌は、光学顕微鏡で見える
〔細菌の構造〕
  • 外側に鞭毛を持ち細胞膜を有する
  • 細胞内部には遺伝子情DNAとRNA両方の核酸が存在する
  • 自己生活可能で、自己分裂も可能
  • エネルギーを生産する生命活動はない
〔細菌の増殖方法〕
  • 細胞を持ち、自己複製能力を持つ微生物
  • 糖と栄養と水、適切な環境下(温度・湿度)で増殖可能
  • 生きた細胞がなくても自己増殖が可能
  • 食物中で増殖し、その食物から食中毒を発症
  • 自己分解能を有する

ウイルスと細菌の違い

<ウイルスと細菌の違い>

❍抗生物質と対ウイルス薬、ウイルスに抗生物質は効かない

抗生物質を服用すれば何でも治る…そんなことを思っている方いませんか?

抗生物質の定義

「微生物が産生し、ほかの微生物の発育を阻害する物質」

※引用サイト「抗生物質」Wikipedia

抗生物質は抗生剤と呼ばれることがあるかとおもいます。一般的には、抗菌剤・抗菌薬とも言われていますが、抗菌薬・抗菌剤とは、いろいろな物質を化合的に合成させて作られてたものをいいます。

それに対して、抗生物質は天然の生物から作られたもの、自然界にあるものが他の微生物などの発育を阻害する物質のことをいいます。

よく知られている抗生物質にペニシリンが上げられるかと思いますが、このペニシリンは青カビから発見されています。

●抗生物質は細胞壁を壊す作用

抗生物質は細菌を殺すことを目的としています。細胞の持つ「細胞壁」を破壊する作用を持っています。細菌は細胞壁を破壊されることで死滅します。

そして、抗生物質のこの細胞壁破壊作用は、細菌の特有な構造に対して作用しますので、人の細胞を破壊することは基本ありません。医療で用いられている抗生物質は認可されていますので、副作用として記載されていることは可能性としてまれに生じても、あきらかに有害なものは認可されていないと考えられます。

ゆえに、

細胞壁を持たないウイルスには

抗生物質は効かない

ということです。

細菌の種類によってこの抗生物質も異なります。そして、ウイルスに対して効く薬剤は抗ウイルス薬といいます。

〔ウイルスの抗生物質への効果はない〕
  • 細胞膜を持たないため抗生物質は効かない
  • ウイルスに対しては、無毒化したウイルス・ワクチンを用いて予防
  • 無毒化したウイルスを体内に入れて免疫力を高める
  • ワクチンは、感染した時に、急激なウイルスが増殖することを抑える
〔細菌への抗生物質の効果〕
  • 抗生物質により細胞膜を破壊することが可能
  • そのため、一般的に抗生物質は有効とされる(ペニシリンなど)

 

2.偏性細胞内寄生性を持つ「ウイルスの増殖」

ウイルスの増殖方法を改めて考えてみました。

❍ウイルスはどうやって増えるのか?増殖方法

「偏性細胞内寄生性」と言われる方法で増殖するとありました。

偏性細胞内寄生性とは?

他の生物の細胞内に感染することで増殖が可能

1つのウイルス粒子は感染することが出来た宿主細胞内で、一気に数を増やし、感染細胞から放出されるとのことです。

ウイルス増殖のプロセス

① 細胞表面への吸着 → ② 細胞内への侵入 → ③ 脱殻→

④ 部品の合成 → ⑤ 部品の集合 → ⑥ 細胞からの放出

また感染したウイルスは細胞内で一度分解されるため、見かけ上ウイルス粒子の存在しない期間(暗黒期)がある。

1.細胞表面への吸着

ウイルスの増殖は細胞の表面への吸着から始まります。宿主細胞にウイルスは接触すると、ウイルス表面のタンパク質が宿主とする細胞の標的分子(レセプター)に吸着します。

2.細胞内への侵入

宿主細胞表面に吸着したウイルス粒子は、増殖の場とされる細胞内部に侵入します。侵入方法はウイルスの種類によって異なるとされています。

3.脱殻:暗黒期

細胞内に侵入後、カプシドが分解され、ウイルス核酸が遊離されます。この過程が脱殻といわれます。感染性を持つ完全なウイルス粒子が存在しないために、この時期を暗黒期と呼ぶこともあります。

4.ウイルス構成部品の合成

遊離されたウイルス核酸は大量に複製されます。それと同時にそのウイルスが必要とする独自のタンパク質が大量に合成され、その後、細胞質内で集合され組み立てられます。

5.ウイルス粒子の放出

組み立てられたウイルス核酸がカプソマーによって作られたカプシドによって包まれ、ヌクレオカプシドが形成されウイルス粒子が作られます。この構成はウイルスによって個々に異なります。このウイルス粒子は完成すると。細胞から出芽することや、宿主細胞が死滅することによって放出されます。

この時点で、エンベロープを持つウイルス種の一部は、出芽する際に、宿主の細胞膜の一部を獲得することでエンベロープとするとのことです。

ウイルス増殖のプロセス

<ウイルス増殖のプロセス>

 

3.ウイルス感染による影響

数百種類のウイルスが人に感染するとされていますが、ウイルス感染症は感染したウイルスの種類によって、影響も症状もさまざまで非常に多様であるされています。

❍ウイルスに感染すると

ウイルスは感染すると、その宿主となる生物に対してさまざまな影響を及ぼすことがあります。寄生された部位の組織の細胞レベルのみのものや、そのウイルスの影響が個体レベルとなることもあります。その多くが病原体として身体にさまざまなダメージを伴うことになります。

一部は慢性疾患の原因となるものや、今回のコロナウイルスのような深刻なダメージを与える場合もあります。

●細胞レベルでの影響ウイルス増殖のプロセス

ウイルス感染が生じると、自分の生命活動のために産生したエネルギーや栄養源を、寄生したウイルスの複製・増殖にそのエネルギーや栄養素を使われてしまいますので、ウイルスに乗っ取られた状態になります。

そして、上記にまとめたウイルスの複製・増殖作業がその細胞内で行われているのです。これが、ウイルス感染の時に体内で起こっていることになります。

このウイルスの増殖は、寄生した細胞機能に対しても制御しようとする機能が働きます。ウイルスの大量合成は、宿主細胞のストレスにもなります。さらに、合成が終わったウイルス粒子を細胞外に放出する際には、細胞壁を破壊することもあり、感染した細胞では生理的、形態的、破壊的な変化が生じることになります。この変化は、ウイルス感染を生じた宿主の個体差が大きく、生命の危機的な状況となることもあります。

❍持続感染するウイルス

多くのウイルス感染症は、身体の持つ生体防御反応によって、排除されますが一部のウイルスはそのまま体内に住み着くものもあります。通常、感染後は、潜伏期間も短くその後急性疾患を引き起こすことが一般的ですが、一部のウイルス感染は、症状がないことやごく軽度の症状のみということもあります。

感染した際のウイルスの作用は、その種類によってもさまざまです。宿主へのダメージを最小限とするようなウイルスも存在します。ウイルスの増殖速度が遅いものや、ほとんど複製が起こっていないウイルス感染もあり、宿主ウイルスの増殖速度と、ウイルス複製のバランスが取れている状態、持続感染や潜伏感染となっているウイルスも存在します。潜伏感染とは、ほとんどウイルスの増殖が行われていないものをいいます。

潜伏感染の状態では、ウイルス核酸が宿主細胞内にとどまりながらも、長期間、場合によっては何年もの間、そのまま複製をすることなく寄生し続けることもあります。そのような状態では有意な疾患を引き起こすこともありません。

この状態でのウイルス感染でも、伝染させる力をもつことがあり、人⇨人感染を招くことがあります。

❍腫瘍ウイルス・癌ウイルス

感染症をまねくウイルスには、腫瘍ウイルス・癌ウイルスといわれるものもあります。ウイルスの中でも腫瘍形成に関わっている、癌ウイルスともいわれます。ウイルスが宿主となる人の細胞を癌化させるメカニズムはさまざまだとされていますが、細胞周期を進行させることや、DNA癌ウイルスや細胞の増床句を活性化させることや、癌抑制遺伝子が潰されることが起こり、癌化することなどが知られているとのことです。

❍ウイルス感染方法

人に感染するウイルスは主に呼吸器や腸管からの排泄物を介して伝播されます。その他、性行為、輸血や粘膜接触、汚染された注射針の針刺しなどのよる血液感染、組織移植などのよって伝染されます。

ウイルスは世界中の至るところに存在します。いつ感染してもおかしくない状況ともいえます。生まれ持った免疫力、過去の感染やワクチン接種による免疫によって、感染から発症を免れることもあります。日常からの衛生対策や公衆衛生に配慮し、見えない敵に対峙しなければなりません。

恐れること無く、冷静に対応していきたいと思います。

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生理検査アティテュード®からのメッセージ

根拠は何も無いけど…
『カゼをひかないことにしている』

 

カゼをひいても休めない…だから以前からそんなことをよく言っていました(笑)

❍寄生先の宿主に影響を及ぼす

ウイルスは、宿主とした感染にされた人に対してさまざまな影響を及ぼすために厄介な存在と言えます。すなわちさまざまな疾患の原因となる病原体になることがあるからです。コロナウイルスでいえば、もともとカゼの原因菌としての既知のさまざまな種類のコロナウイルスが存在します。そのコロナウイルスが新型となったために誰も抗体を持たないことが問題となっているのです。

ちなみに、引き合いに出されているSARSやMERSも、コロナウイルス科、コロナウイルス亜科、ベータコロナウイルス属に分類されています。

※引用サイト「ウイルスの分類」Wikipedia

❍カゼは万病の元

今回の新型コロナウイルス COVID-19 に対しては、罹患者以外、すべての人類が抗体を持っていないわけですから、容易にウイルスが生き延びる手段として拡がることが容易に想像できるのではないでしょうか。発症するか否かは、その人の免疫力しだいなのだと私は理解しています。そう考えると、発症しなくても、何の症状がなくても、ウイルスを保有していていても不思議ではないと考えるのです。

以前からカゼは万病の元と言われたように、さまざまなリスクを負います。いわば新型コロナウイルスは、最強のカゼウイルスと考えて個々が対応するべき目下の敵なのだと私は考えています。高齢者が罹患すると重篤な肺炎にまでいたることから問題となっているのです。そして、ウイルスから見れば誰にでも容易く侵入できるという、すごく都合のよい状況だと、もしかしたらウイルスたちは ほくそ笑んでいるのかも知れません(笑)

❍マスクは拡散防止策と考えて欲しい

マスクに関してもさまざまなことが報道されていますが、予防のためのマスクと考えるよりも、拡散防止のためのマスクであり、花粉を始めとする余分なウイルス、雑菌類を体内に入れないようにするためにマスクを使用したいと考えています。実際に早い時期から、イベント関連の参加を自主的に中止し、参加も見合わせています。

現時点で高齢者や基礎疾患のある人々がいちばん罹患時に深刻な症状に陥るリスクが上昇すると考えられています。免疫力が高ければ、通常カゼを引きにくい人ならば、保有していても発症を免れている可能性が高いと私は思っています。

恐れること無く、

既にウイルスを保有していると考え、対応

体内での増殖を押さえるために免疫力を上げる

拡散防止に、ひとりひとりがきちんと向き合う

今回の新型コロナウイルスの拡大は、ウイルスの立場からみると、人にうまく寄生することによって増殖し続けているともいえます。人の生体に都合よく生きながらえる方法を見いだしたことによって、ウイルスが生き続けている私はそう思っています。

❍「予約業務」突発的な休みは迷惑をかけてしまう

私が言い切っていた言葉…

『カゼをひかないことにしている』

その理由は、自己暗示でもあります。生理検査室のトップとして他のスタッフに余計な負担をかけたくないという、おごりかも知れませんがそう考えていました。予約以外にも緊急対応しなければならない検査もかなりの頻度で依頼を受けます。

休暇をとるときは、すべて予定のもとに休む…日常的に予約で検査を行っている場合、必然的にそんなことになっていきます。予め予約枠を閉めるということをしないと、代わりのスタッフを配置する余裕が無いからでした。プラスαの人を雇い入れる余裕がないという病院サイドの理由です。そのため、当直明けも帰れない…

ゆえに、自分自身の健康管理を優先しなければならない、無意識に自分の体調の変化に意識が向いていたところが常に合ったのだと思っています。

何となくいつもと身体の感覺が違う…⁉

今、最優先することでなないかと思っています。_20200310_102011

「いつも元気だよね~」

そう言われたいと思いませんか^^?

Pure Medical attitude

生理検査アティテュード®

 

Junko Katayoshi

 

今日のまとめ

  • ウイルスは他の生物の細胞に寄生しないと生きられない
  • ウイルスには細胞膜がないため抗生物質は効かない、
  • エンベロープを持たないウイルスはアルコール・石鹸は無効、次亜塩素酸が有効
  • エンベロープを持つコロナウイルスは、アルコール・石鹸・次亜塩素酸ともに有効

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生理検査アティテュード®

代表 かたよし純子 Junchan♪  ※自己紹介はこちらから

臨床検査技師/超音波検査士/健康管理士一般指導員/健康管理能力検定1級/介護予防運動指導員/米国NLP協会認定NLPトレーナー/臨床心理学 および 基礎エキスパート取得

今日も最後までありがとうございました。