今日もHealth attitude blogにご訪問ありがとうございます。今週は「錯覚」をまとめていますが、今日は「認知的錯覚」です。自分に対する自己認知や人間関係のさまざまな問題となる他者認知への錯覚、となるのが認知的錯覚です。これを伝えたくて錯覚を書こうと思ったのです。
「きっと失敗するに違いない…」そんなとき、
心の健康のために利用したいポジティブ・イリュージョン
思い込みに過ぎない、錯覚にもかかわらず…人は無意識に錯覚・認知バイアスを作り上げているということを考えてみたいと思います。人生は錯覚で創られている、どうせ錯覚すのならその認知バイアスを理解して「ポジティブ・イリュージョン」をうまく利用するためにはどうするのか?
1.人は学習された情報で錯覚している?
1-1 その記憶は真実ですか?記憶の錯覚
1-2 因果関係が作り出す認知バイアス「錯誤相関」
1-3 認知バイアスを強化させる「確証バイアス」
今日のプラスα
2.自己認知の錯覚「ポジティブ・イリュージョン」の理解
3.どうせ錯覚するならば、ポジティブが良いじゃん♪
生理検査アティテュード®からのメッセージ
・思い込みと方向音痴
1.思い込みによる心理的錯覚で損をしていませんか
人な日常的に前回まとめた「知覚的錯覚」以外にも、さまざまな思い違いや錯覚とともに毎日生活をしています。
1-1 その記憶は真実ですか?記憶の錯覚、記憶も創られる
記憶や思考、さまざまな問題に対しての推論や、意識決定などの場面でも、その過程において思い込み・錯覚という「認知的錯覚」が生じていると考えたことがありますか。
❍想い出を振り返る時
記憶・想い出ということを考えながらこのようなことを思いました。
人は生きてきた「時」を記憶している
そのこと忘れていても情報は
記憶の断片として積み重ねられている
人は過去の出来事を思い出す時、さまざまな錯覚をしていることも少なくない。
記憶はすべてが正確では無いこともある
通常強い感情ともに思い出される記憶は、視覚的なイメージがより鮮明だとされます。鮮明であるがゆえに何度も、想い出として、記憶の貯蔵庫から出し入れされ、さらに強い記憶となって思い出されているとされます。
❍記憶のメカニズム
人の記憶に関して過去にも何度かブログでまとめています。
記憶のプロセスは3段階にとされます
- 記銘:情報の符号化
- 保持:情報の貯蔵
- 想起:情報を取り出し、思い出す
<記憶の3段階>
※関連ブログ「目標達成のための記憶の理解 」
❍記憶の植え付け「記憶インプランテーション」
記憶も「偽りの記憶・フォールスメモリ」を植えるけることも出来るといわれます。記憶を植え付けることを「記憶インプランテーション」といいます。
ある出来事を「幼少期に体験した」という作られた、偽りの記憶・フォールスメモリを大人に植え付けることが出来るというものです。偽りの記憶をよりリアルに鮮明なイメージとして繰り返し想像を増幅させながら何度も行うことで、実際に体験していない出来事でも、あたかも実際に有ったこととして記憶されることがります。これが記憶のインプランテーション、いわば記憶の改ざんであり、他者からもしくは自分自身で思い込んでしまうことによって、記憶も創られてしまうということです。
❍曖昧な記憶の変容
また、偽りの記憶・フォールスメモリは、価値観によって変容されることもあります。
ある事件における「目撃証言」として促されたとき、思い込みや偏見、また他者からの言葉によって誘導され、実際の記憶が変容することや歪められてしまうことも起こりえます。
曖昧な記憶に対して
- 「事故を起こした車は何色でしたか?」と聞かれた場合
- 「事故を起こした車はグレーではなかったですか?」と聞かれた場合
記憶が曖昧だと、色を言われた時「そうだったかも知れません」と曖昧な答え方をしてしまうこともよくあると言われています。
また、いっしょにいた人など、他の目撃者の話しが上乗せされて、その情報に引きずられるように、自分も同じ色のものを見たと思いこんでしまうこともよくあります。特に自分に実害のない場合にあるのではないでしょうか。
❍フォールスメモリ(偽りの記憶)は簡単につくられる
自分が尊敬するあの人が言っているのだからその話は間違いはない、自分が見ていないことに対しても見たと思いこむことや、いとも簡単に自己の持つ判断基準で歪められることも少なくありません。このようのフォールスメモリの厄介なことは、自分の価値観と関係してくるために、本当だと信じ込むことでなかなか錯覚だと気づかないことだともいえます。
もし、自分が信じている人が、自分の目の前で「過ちとされる社会的行動」を目撃するという場面に遭遇した時、自分の認知はどのように反応するのでしょうか?
『見間違いだ、よく似た別人だ』
というような自分が認知した出来事に対して否定が生じることも少なく無いのではないでしょうか。
この思い込みという「フィルター」は、自分自身の信念・価値観が作用しています。
自分のアウトカムのための未来の記憶を植え込む
記憶を創ることができるのならば、
自分の欲しい未来の記憶も、
自分で描くこと創ることが出来る
1-2 因果関係が作り出す認知バイアス「錯誤相関」
人間は母親の胎内で感覚器官が発達します。そして、その胎内においても成長とともに発達してきている五感、視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚などの感覚器官はさまざまな情報をすでに受け取り学習されています。
バイアスとは「偏り」
❍因果関係でつくられる、認知バイアス
それらの認知情報は、知覚、記憶、思考という過程を経て学習された「認知された情報」として蓄積されています。
人は無意識に学習しているのですが、この学習は、因果関係のみで因果の誤謬とされる論理的誤りをすることもよくあります。日常生活の中で験担ぎ(げんかつぎ)とも言われますが、2つの出来事が連続して起こる時、「X」と「Y」を関連づけていることが有るのではないでしょうか。
X ⇨ Y
「X」を行うと「Y」が起こる
これは出来事の共変性(随伴性)といいますが、このような経験を何度も繰り返すことによって、その関連性に対して学習し、自分の知識を増やしていくための1つのプロセスとなることもあります。
「X」を行うと「Y」が起こると学習されたとき
- 出来事「Y」が自分にとってネガティブな出来事ならば ⇨「X」を避けようとする
- 出来事「Y」が自分にとってポジティブな出来事ならば ⇨「X」を行おうとする
新しい靴を初めて履いてでかけた時に、雨に降られると、その靴は「雨が降る靴」となってしまう。
だから、それ以降、その靴を履いて出かけると必ず雨に降られる。
このようなことを考えることありませんか?
雨に降られると今日は困るので、この靴は念の為やめて別の靴にしておこう、と行動を変えることもあるのではないでしょうか。「新しい靴」と「雨が降る靴」この2つに事柄がつながるという科学的根拠はまったくありません。だけれども何となくそう考えてしまい、行動を変えるということになります。
雨が降るということと、靴との因果関係は当然あるはずもなく、「この靴を履くと雨が降る」これは単なる錯覚なのですが…
因果関係とは?
- 2つ以上事象の間に「原因」と「結果」の関係がある
- ある事象Aは、事象Bを生起させる
- AをするとBが起こる
- この場合、Aを原因、Bを結果という
因果関係は、とんでもない不条理なことも信じ込んでしまうこともあるのかも知れません。
<論理的な誤り>
写真の上下が逆になっているような状態でも、いつもその状態で提示されれば、それが正しいのかも知れない…笑
❍錯誤相関でも人は錯覚することがある
関連性が無いにも関わらず、相関があると思いこんでしまう現象を「錯誤相関」といいます。
錯誤相関は、2つの事象間の関係性を過大評価する傾向があるときに生じてしまうことが多く、実際には何の相関も存在しません。よくあるのは、
「Yさんは雨男、Xさんは晴れ女」
これも錯誤相関の例としてよく上げられています。一般には少数のグループとネガティブでまれな行動や振る舞いを、間違って関連づけてしまうということが多くみられます。勝負事や、ジンクスなど大抵は無関連の事象に対して、あたかも関連性があるかのように感じ取ってしまう錯誤相関であり、一種の迷信的思考なのです。
❍錯誤相関とステレオタイプ
この錯誤相関は、「ステレオタイプ」的な思考を促してしまい、ステレオタイプが形成されてしまい持続させる一因ともされます。ステレオタイプは過去のブログでまとめています。
※関連ブログ「変容へのアプローチ」
ステレオタイプとは
多くの人に浸透している認識や固定観念、先入観、思い込み
大衆心理ともされるステレオタイプとは多数派の思考として一般的に多くの人々に浸透している先入観や思い込み、ものの見方や捉え方、認知されていることや固定観念です。少数派に対して、偏ったレッテルであることや、偏見、差別であり、類型化された思考タイプを指し示す言葉です。
人種差別や現代社会によくみられる性的少数者・LGBTに対する社会的偏見などに関する問題を深刻化させてしまう一員となっています。
錯誤相関は、思考が統一化されてしまうことによって、類型化されてしまうことでその思考を共有してしまい、深く考えること無く短絡的な思考パターンを創り上げ、そのまま無批判となりうる思考で、人種少数派・マイノリティーに対する偏見や差別を生じさせています。
※関連ブログ「 誰が決めたの?その「常識」 」
1-3 認知バイアスを強化させる「確証バイアス」
❍確証バイアス
もうひとつの認知バイアスを強化するとされるものに「確証バイアス」があります。人は持っている信念、理論、仮設に対してそれを支持するような確証する情報ばかり収集するように機能し、反証する情報を無視することや集めようとしない傾向が基本的にあります。その結果、稀な事象の起こる確率を過大評価してしまうことになります。
❍確証バイアスは影響力が強い⁉
この確証バイアスは認知バイアスの中でも影響力が強いことで知られてます。確証的な証拠ばかりを好んで収集しているためにそのプロセスの中で、知覚・記憶・推論のようなさまざまな場面で出現するために、記憶の中でも情報量のインプットが強く、さらに強い信念として取り込まれているためです。
●確証バイアスは効率的な情報処理が出来る
確証バイアスは複雑な情報を効率的に処理するために、必要で欠かせないバイアス・偏りでもあります。前回示したこの図が良い例となります。
大人ならば通常、私たちは「A B C」という並びを知っていますので、既知の情報から「ABC」とふつうに読むのではないでしょうか。見た瞬間に即座に文字の並びを予測して読むことができます。
でもよく見ると、「B」と「C」が部分的に文字の一部が隠され途切れた状態となっています。
既知の情報では「A B C」ですが、もし隠されたものでないとしたら、「A 13 こ」と書かれていることになります。
もし、アルファベットを学び始めた子どもがみたら、そのまま「A 13 こ」と読むこともあるのではないでしょうか。
認知は感覚よりも、さらにより高度な情報処理となります。それまでに得た情報も加味され、感覚的経験の解釈や判断などの処理も含め情報として知覚されています。
❍蓄積段階で生じるバイアス
人は、知覚の段階、脳で情報が蓄積される過程で「思い違い」「勘違い」などの錯覚が生じます。この認知情報処理の歪みや偏りにより認知バイアスが生じています。そしてこの認知バイアス成立させているのがスキーマとも言われる信念や価値観です。
この成長期の環境で得られた情報から形成された知覚情報の多くは意識されることなく、無意識に存在していますが、誰でも自分のことに対して、意外に知らないことが多く、そして、気づいて欲しいことは、
誰でも何らかの偏見を持っている
私はそう考えています。錯覚とされる、偏見や固定観念といわれるものを持っていないことの方が、少ないとも思っています。今回の感染症新型コロナウイルスに対してもその傾向がよく現れているのではないでしょうか。これが正しいと思っていることの枠組みを変えて見ることが偏見、思い込み「思考の偏り」を知るきっかけにつながります。
※関連ブログ 変容へのアプローチ
❍錯誤相関と確証バイアスの相互作用
錯誤相関と確証バイアスは相互に関することによって、連携され、ポジティブ・フィードバックが生じます。そのためさらに誤った錯覚を生じていることになることに注意が必要です。
<信念の強化・予期の確証ループ>
2.自己認知の錯覚「ポジティブ・イリュージョン」の理解
自己認知の錯覚とは、自分自身の理解に対して生じている錯覚です。今週のテーマを「錯覚」としたことの目的として、いちばん伝えたかったことです。
❍自分に対しても人は錯覚している
前回から、今回個々までに人は日常的に、さまざまな錯覚を起こしていることをまとめてきました。そしていちばん大切なのが自分自身に対しても自己理解をし、自己評価する上でも錯覚が起こるということなのです。
人は自分自身を必要以上に歪めて
認知していることも少なくない
この自己認知の錯覚には、自分を歪めて認知していることになり、自己欺瞞や自信過剰といった好ましくないと思われる自己認知の錯覚とも考えられています。しかし、このポジティブ・イリュージョンは誰でも持つものとされ、自己の心の健康とも深く関係性を持つとされています。
『ポジティブ・イリュージョンとは?』
自分自身を実際以上に肯定的・ポジティブに
歪めて捉える傾向や解釈する能力
このポジティブ・イリュージョンは3つのパターンが指摘されています。
- 平均以上効果:自己を過大に肯定的に歪曲して知覚する
- 制御幻想 :周囲の状況に対して実際以上にコントロール力があると自己評価する
- 非現実的な楽観主義:現実以上に自己未来を楽観的に想像する
人はこの「ポジティブ・イリュージョン」を持つことによって、心や身体の健康を健全に保つことが出来るという仮設が提唱されています。
〔1.平均以上効果〕
自分は平均的な人よりも、良い特性を備えている。現実よりも自分を良い方に、過剰に肯定的に歪曲して過大評価してしまう現象です。
自分はその平均的な人とは異なる存在、常に自分は平均以上の能力を持ち知能が高い、平均以上に公平で、平均以下の偏見しか持ち合わないという考えです。
〔2.制御幻想・コントロールの錯覚〕
外界に対する自己コントロール力を過剰に高く評価する。本来自分とはまったく無関係のことでも、対象となるものや結果に影響を与えることが出来ると考えることや行動すること、自分が成功する確率を客観的な成功確率以上に高く評価することです。
自分が応援しているから勝つことが出来た、自分がくじを引いたから当たった、などは制御幻想です。
〔3.非現実的な楽観主義〕
楽観主義とは、自分の将来に悪いことなど起こることはない、起こる確率を過剰に低く見積もるが、良いことが起こる確率を過大に高く見積もる傾向のことをいいます。
<ポジティブ・イリュージョン>
❍自己卑下的なネガティブ・イリュージョン
このポジティブ・イリュージョンの逆が、ネガティブ・イリュージョンとされ、抑うつ傾向のある人、現実以上に自己否定的に歪められた状態の自己認識を持つ傾向がある場合、自己卑下的で自分を過小評価する傾向があります。
日本人がよく口にする
「そんな事ありませんよ、私より…」
謙譲や謙遜といわれることば、褒められたことに対してその言葉を打ち返すように相手の言葉を否定的に返すことです。一種、美徳として評価されていますがこれが高じるとメンタルを病む一因にもなると最近では考えられています。自己を過小評価することが習慣化され、自己実現に向けて、無意識の中に存在する大きな障壁となっている事に気づかないこともあります。
3.どうせ錯覚するならば、ポジティブが良いじゃん♪
冒頭に書いたように、このポジティブ・イリュージョンは、誇大妄想であり、自信過剰、自己欺瞞といった鼻持ちならない人のように思うのではないでしょうか。
❍ポジティブ・イリュージョンは心の健康に作用する
しかし、このポジティブな傾向は、さまざまな精神的適応力や身体の健康と関連してえいるということが言われています。
自分で自分の評価を上げ、自分ならばこの問題を解決することが出来ると自分を信じる力であり、「❍❍さんのおかげで勝つことが出来たよ」など、言われることで、自己肯定感が増すことにもつながるだろう。さらに楽観的に自分の将来を考えることは、物事が計画どおりにうまくいかずに挫折感を感じる時、目の前の課題に対して自分は出来る能力を持つ、そんな選ばれた人間かも知れない、そう自分を信じこの先必ずうまく行く、多くの人に支持されるそう楽観的に考えることで、大きな推進力につながるのではないでしょうか。
人生は錯覚で創られている
❍錯覚が起こる背景を理解し自己実現につなげるには
人が大切にしなければならないことは、錯覚が生み出される背景にあるものを正しく理解するこで、正しい自己理解をすることだと考えます。
●錯覚が生じる背景にあるもの
- 生きるために、的確に素早く現状を認識する必要性、危険をキャッチし、避ける能力
- そのために素早く危険を判断することが求められ、整合性のある記憶の再構成が行われることが重要
- さまざまな環境適合のために認知的経済性、認知的節約
- 認知システムの活動のための処理資源の節約、短時間かつ最小の労力で認知を機能させること
- 記憶のトップダウン的な情報処理能力が必要とされ、そのための確証バイアスや認知的保守性がある
- 認知的保守性とは、人の認知はきわめて保守的な性格を持つということ
- 人は、単に情報処理をするのみではなく、自己概念と感情をもち、能動的に行動している
- 自己の持つネガティブな感情を排除し、自己を肯定的に捉えるバイアスをもつことに意味がある
- そのためにポジティブ・イリュージョンを持つ
このような錯覚を持つことd、ある意味「自分だまし」をすることは人にとって自然なことであり、自分自身でストレスを緩和出来る能力、ストレスコーピング(ストレスへの対処)として有効に機能しているのです。
❍錯覚に対するメタ認知大切さ
ポジティブ・イリュージョンを自分のために用いるには、バイアスや錯覚に対する知識を持ち、自分がそのことを認知している自分を認知しているという「メタ認知」をすることが必要とされます。
メタ認知
「メタ=高次の」という意味
自己の認知の在り方を客観的に認知している状態
錯覚している自分を認知している状態、錯覚だという自覚を持つことです。
この錯覚に対するメタ認知を持つことは、反省的な思考の基礎となります。錯覚にはリスクがあるいこと、そしてそのことを理解し、最小限のリスクに抑える機能となります。
このために必要な思考が、クリティカル・シンキングです。
❍錯覚に必要なクリティカル・シンキング
クリティカル・シンキングとは、批判的思考のことです。対象を客観的に批評する思考で、物事に対して合理的に考え、適切な意思決定を行うための良質な思考の総称といわれています。
〔クリティカル・シンキングとは〕
- 論理的・合理的 規準に従う思考
- 自分の推論的プロセスを意識的に受け止め、内省的・熟慮的思考
- よりよい思考のために、目標や文脈に応じて実行される目標志向的な思考
自分自身を客観的に批判的することで、他者に視点で物事を考えることを習慣的に行えるようになります。常に自己の内面と会話し、自分にとってどのように考え、行動することが自己の人生の目的につながるのか。
自分のためによりよい錯覚を持つことがプラスに機能するということが理解できたでしょうか。
生理検査アティテュード®からのメッセージ
・思い込みと方向音痴
私は、私のことをよく知る方は誰もが認めるほどのかなりの方向音痴です。
今回、思い込みということを考えながら気づいたこと。
思い込みで何となく歩いている、記憶インプランテーションだなぁ…と
私が初めての場所に行き場合は、かなり慎重に準備し予習してから向かいます。しかし、そのように周到な準備をするようになったのにも理由があります。
どうして道に迷うのだろうか?
そう考えたことがあり、そのとき思ったことが、
地下鉄の出口で、出口案内で示されているところで地上に出ているのに、わざわざ道路を横断して反対側に向かっている…など、ゆえに自己分析すると
- 思い込みで、自分が創り上げたイメージで歩いている
- 何となく見たことがある
- 過去に来たことがあるように思う
- 雰囲気で左右を決めている
- 何も考えずに感覚で道を選択している
- GPSはよくわからない etc
その後は、Googleマップで画像を視覚的に確認し、曲がるポイントの建物名のメモをすることや、所要時間も要チェックしています。そのためか、7割くらいでしょうか、迷わず現着出来るようにはなりました。でもまだ迷います(笑)
❍どうして自己イメージで歩いてしまうのか?
方向音痴だと分かっていても、今でもまだ、何となくこっちが良いかなぁ…そんな思いで歩くこともあります。ただし、散歩など実害のないときです。
1度過去に訪れているということが災いしていることもよくあります。
何となく見たことがある景色だからこっち
今日お伝えした、フォールスメモリですね。デジャブ(既視感)
人はさまざまな錯覚をしながら生活しています。今回まとめた以外にも多くの錯覚が生じているということを知って、その事実を受け入れ、自分にとってプラスの解釈を持つこと、そのために常に客観的に自分自身を観察する習慣を持ちたいものです。
Pure Medical attitude
生理検査アティテュード®
Junko Katayoshi
今日のまとめ
- 記憶も錯覚していることがあり、フォールスメモリとして植え込むことも出来る
- 認知バイアスの錯誤相関と確証バイアスは相互に関係し、強化されていく
- ポジティブ・イリュージョンを理解し、自分を客観的に認知して自分に用いる
『Pure Medical attitudeからのお知らせ』
2020 年『 オンライン』で パーソナルセッション
2020年...
コロナ下でのオンラインをやっと決断した。
きちんとクライアントの心と向き合いたいそう思う気持ちが、オンラインへの抵抗感が根強く、なかなか決断できませんでした。試行錯誤しながらも自分のことを振り返り、オンラインでやることを決断いたしました。
オンラインでの会話の経験を重ねたのち…
初めの一歩がものすごく高いハードルなんだよなぁ…
でも、自分自身もそうだったじゃん!
そんなことを今更ですが、思い出したのです。顔出ししなくてOKです。話せることだけでOKです。話すだけでどれだけ、どれほど心が救われるか…そのことを過去の自分が思い出させてくれたのです。声だけでもいいです。聴かせてくださいませんか?こころの叫びを。
Pure Medical attitude
かたよし 純子
今日の情報サイト・資料
『Pure Medical attitude』過去のブログ
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Pure Medical attitude 生理検査アティテュード®
かたよし純子 Junchan♪ ※自己紹介はこちらから
臨床検査技師/超音波検査士/健康管理士一般指導員/健康管理能力検定1級/介護予防運動指導員/米国NLP協会認定NLPトレーナー/臨床心理学 および 基礎エキスパート取得
今日も最後までありがとうございました。