2021年がスタートして1週間、どのような新しい年を迎えていらっしゃいまか?
例年、新年初回の投稿は「目標設定」が多いのですが、今年は医療利用者としての視点を持つことの必要性をお伝えしたいと思い、新年のブログ始めとしてまとめていきます。ご存知でしょうか?
医療は準委任契約
ということや、「医療者」と「患者」との関係性、私は医療者と利用する者と、双方向が正しい理解を持つことが大切だと考えます。そして、今、コロナ禍だからこそ考えることが必要なのだと考えます。医療サービスという言葉もありますが、医療はサービス業ではありません。サービス業とは?ホスピタリティとは?医療に何を求めるのか?
1.医療消費者という考え方もあるけれど…
1-1 医療行為を消費するものという視点でとらえると
1-2 医療は特殊サービスの提供
1-3 診療機関に完治すさせる義務は無い
今日のプラスα
2.医療を受けることのリスクを理解していますか?
3.サービスとは何か?ホスピタリティとは何か?
生理検査アティテュード®からのメッセージ
・医療に対する価値観
1.医療消費者という考え方もあるけれど…
健康とは?医療とは?ということを、医療の最前線から退いた今、さまざまな視点から考えることも多くなりました。
1-1 医療行為を消費するものという視点でとらえると
私がさまざまなことを学ぶ中で出会った言葉に「医療消費者」という言葉がありました。
❍「医療消費者」ということばへの感情
人は「金銭」を支払う時に、何らかの対価。商品やサービスなどを受け取ります。病院に行くと診療費として保険診療で賄われる以外の金銭を支払います。
医療行為を受けることを「消費」の対象としてみること、そして消費としては特殊性があることもしっかりと理解することも必要なのではないでしょうか。医療を提供する側も受ける側も、双方向からの立ち位置での理解としてです。
医療ということの特殊性を伝えるためのことばか?
医療消費者とは、ヘルスケア・コンシューマともいうとのことですが、このことばを聞いた時「そうなんだなぁ」と思いましたか?私には、すごい違和感となったことばです。
医療消費者
『ヘルスケア・コンシューマ』
医療という消費をする消費者
❍医療サービスとも言われが、医療も消費と考えると
日常的に病院という場所を「医療サービスを買う場所」として意識している人は少ないのではないでしょうか。
慢性疾患を持つ方は自分の体調に対して意識が高い方が多いと考えますが、多くの人は、自分や身近な人の体調が思わしくなくどうにも我慢できないような状態、病気ではないのか?と思う時になってやっと、病院という場所「治療を受ける場所」として意識するのではないでしょうか。
このように人は社会の中で、自分の体調に対して、不安がない時は医療とは無縁な位置にいますが、一旦自分や身近な人の体調に対して不安を感じた瞬間から「病院・医療」ということに対して意識が向くことになるのではないでしょうか。
❍試すことが出来ない医療という消費
日本では、医療保障制度がありますので医療消費に対して、保険診療に対しては健康保険証の提示で一部の負担金のみになります。そして、保険証を受付で提示した時点から、これから行われる「治療行為」に対して、一部負担金に対して支払い義務が生じます。
病院に行き、受付をして診療を申し込んだ時点で、診察前で有りながらもその後、どのような医療行為が生じてもその負担金を負わなければならなくなります。
❍医療とは何か?
身体の具合がどうも良くない…と思う時、医師への受診を考え、診療機関へ行くのではないでしょうか。そして、医師の診察や、体調不良の原因を調べるために検査などを受け、診断され、投薬やときに手術などの治療行為を受けます。
人間は自然治癒力を持っています。風邪を引いても安静のみで自然に治ることもあるのでは無いでしょうか、それは自然治癒力があるからです。同じ疾患に罹って、同じ治療をおこなっても治る人と、なかなか治らない人がいるのは、自然治癒力による差であり、医療者の対応が異なるためではないと考えています。治療とは自然治癒力を助けるために行われる行為です。治療は完治するまでの過程において、本人が持つ治癒力を補っているに過ぎません。
医師・医療者は治すために最善の治療約束し、そのための治療を行うのみです。患者自身が治すのです。患者と医師・医療者は、常に対等な関係性であり、患者の持つ病気を治すために恊働して治療を行う関係性にあります。
そして、最終的に疾病を完治させるのは、病気持つ本人でしかありえません。
1-2 医療は特殊サービスの提供
よく、医療サービスということを言われますが、サービスという言葉の意味を考えてみたことがありますか。
❍医療は医療業
医療はサービス業には分類されていません。医療は日本標準産業分類では「医療業」とされ、すなわちサービス業ではありません。医療業は、日本標準産業分類の分類で「大分類 P-医療,福祉」の中の「中分類83」に医療業が分けられています。
※関連情報サイト「日本標準産業分類」総務省
❍医療業とは?
医療業の説明の内容をみると…
医師または、歯科医師などが患者に対して、医業や医業類似行為を行う事業所およびこれらに直接的に関連するサービスを提供する事業所
※情報引用サイト「大分類 P-医療,福祉」総説 総務省より
医療はサービス業ではありませんが、医療というサービスを提供するところとなります。
福祉も同様の考え方で、福祉サービスもサービス業ではなく、「社会保険・社会福祉・介護事業」というように分類されています。
❍医療はサービスだけれども特殊なサービス
私たちは、商品を購入する前に、その商品を確認すること、場合によっては、試食してみることや、試着など試してみることができます。店舗でもネットでも商品を購入してその商品が不良品であったならば、返品するということも出来ます。
医療はどうでしょうか?自分で診療機関を調べることは出来ます。病院やクリニックの口コミなどを事前にネット検索をするなどの手段をとることも可能ですが、救急搬送された場合には、そうもいきません。さらに行われてしまった治療行為に対して、クレームを言うことは出来るかもしれませんが、もとの状態に戻すことは、不可能に近いのではないでしょうか。
医療をうけることは、命に関わることも少なからず生じる「特殊サービス」だともいえます。すなわち患者という立場で、診療機関を受診した場合、特殊サービスの消費者ということになるのです。
これが、私が学んだ「医療消費者」という内容でした。
❍医療の特性を理解することの大切さ
医療消費者という立ち位置で、考えると次のような特徴があるとされます。
- 消費行動として損をすることもあり得る
- 自分が特別な体質のための結果なのか?的確な治療が施されなかったのか?結果がよくない
- 他の診療機関を再受診して誤診と分かったが、多くの治療費を支払うことになった
- 医療機関の施設較差や、地域較差やがある
- どの診療機関でも受診することは可能だが、実際には居住地域に限定されてしまうことが多い
- 医療情報の複雑化
- 情報の信頼性に対して、なかなか理解しにくい専門的知識が必要
- 診療機関の実績など公開されてきてはいるが、必要な知識がないと理解できない
- 受ける予定の治療に対して試してみることは不可能に近い
- 診療機関というよりも、医師・医療者と患者との個人的な信頼関係に大きく影響を受ける
この内容をどう考えますか?
私はより医療に対して、身体のしくみや疾患の特性などの医療情報を学ぶ必要性があることを感じました。そして、医療は正に日進月歩です。日々情報が更新されているといっても過言ではありません。昨年1月から感染拡大が始まった、コロナウイルスに関する情報をみても、刻々と情報内容が変わって来ているのではないでしょうか。
夏には、湿度と温度の上昇によって減少した感染者数は、冬の低温と乾燥加担し、一気に増加しています。ウイルスの生存期間が夏よりも冬のほうが長いことも影響しています。関東地方は連日のように、乾燥注意報が発令されていることをご存知でしょうか。
1-3 診療機関に完治させる義務は無い
上記の医療とは?のところでお伝えしたように、医療者は診察して最善の治療を行う義務はありますが、完治させる義務はありません。
❍診療契約の内容とは?準委任契約という関係性
医療行為を消費と考えると、医療行為を行う医療者と医療行為を消費する患者との関係性はどのような事のなるのでしょうか。
すなわち…
治すことは目的とされいるわけではなく、治すことを意図して治療するが、完治させることに対して義務はありません。医療者は、患者に対しての治療を行う努力義務のみとなります。治すのは、病気をもつ患者本人であり、医療行為とは、完治までのストーリーを示し、有効な手段の提供を促し、そのためのサポートをしているということになります。
❍病気やケガを完治させることができるのは本人のみ
医師が適切な投薬指示をしても、服用しなければ薬は効きません。実際に服用するのは患者自身です。外科的手術を医師が行って、障害の原因となる腫瘍を取り除くことはできます。しかし、術後の傷を癒やしもとの機能を取り戻すための修復は、本人のリハビリや身体の治癒力に委ねられるということからも、理解できるのではないでしょうか。
具合が悪くなり、診療機関を訪れ、診察を受けるために、部屋に入った時点で、医療という準委任契約は成立していることになり、保険診療以外に発生する自己負担金を支払う義務が生じます。
これらはすべて、医療サービスの特殊性を示しています。
だからこそ、自分の身体の状態のいちばんの理解者は自分自身であり、自分の健康・身体に興味をもつこと、正しく、最新の知識を持つことが、疾患に打ち勝つために必要なのではないでしょうか。
❍コロナの収束が見えない
さまざまなことをメディアでは言っています。早く終わって欲しいという声もです。誰にもわかりません。終わらないのは政府の政策が、良いとも悪いとも私は考えません。
いつ、ウイルスが体内に侵入しているかはわからないのです。保有していても、単に発症していないだけかも知れません。いわゆる不顕性感染です。
その不顕性感染の状態で、たまたま何らかのストレスや、その他の原因で体調が思わしくな状態にコロナウイルスが侵入し、増殖してしまうことで発症してしまうだけだと考えています。だから、コロナが怖いのなら、不安なのなら、自己管理を怠らないことが最善の方法、乗り切る秘策だと思っています。
不安な感情を心の中で増殖させてしまうような過剰なストレスでも、免疫力は低下してしまいます。誰でも任意に行うことが出来るようになったPCR検査ですが、「陰性」だったから自分は感染していない、大丈夫ということが確約されるものではありません。「陰性」という結果は絶対ではないからです。ウイルスを絶対に保有していないという確証にはならないと考えた方がよいでしょう。その後、すぐにウイルスが侵入し、感染してしまう可能性も0ではありません。市中感染症とはそのようなものではないでしょうか。
過剰な情報に惑わせれない心、打ち勝つ心を育むことが見えない収束への心の在り方なのではないでしょうか。
2.医療を受けることのリスクを理解していますか?
具合が悪くなった時、どのような行動をとりますか。
❍診療機関に行くときの目的とは?病気を治すため?
体調が思わしくないときに多くの人は診療機関を訪れます。もしくは、健康診断などでしょうか。
病院に行くことで、病気やケガなどを治してもらえると考えて行くことが多いのかも知れません。しかし、ここまで今日まとめてきた内容をどのようにうけとめていますか?医療を受ける、何らかの治療を受ける、検査を受けるということのリスクを考えたことがありますか?
検査を受ける…
検診後は体調を戻す必要性が生じる
こんなことを感じたことありませんか?
検診に際して、空腹で来院するように指示が出されるのではないでしょうか。空腹も身体にはそれなりにストレスとまります。さらに胃カメラやバリウム検査など、かなりのストレスです。バリウムなど身体に異物を飲み込むのです。検査後、下剤必ず服用して体外に排泄させないと、大変なことになります。さらに大腸内視鏡など、大腸が空っぽになるまで、下剤を大量に服用し便を排泄、数日間便通が思わしくないということも生じます。
身体に対して、これほどのストレス「検診を受けると不健康になる」といつも思うことなのです。
❍医療行為のリスクを理解して受ける必要性
さまざまな治療は、治すために行われていますが、その行為にはリスクを伴うことが少なくないということを理解しているでしょうか。リスクに対する説明の責任は以前よりも明確だけれども…
インフォームド・コンセントが重視されるようになってきたものの、十分に成されていない面も感じられます。説明されてもよく理解出来ていないのが現実ではないでしょうか。
❍伝えるだけのインフォームド・コンセントとなっている⁉
私自身、患者家族として同席して医師の説明を聞くこともありますが、やはり上から目線で伝えられることも少なくないということもよく感じることです。朝の7時に来院するように伝えられ、出向いたところ病室で待つように言われ、呼ばれたのは8時前でした。遅れて理由も述べられず何とも無駄な時間の浪費となったことも、さらに医師からの説明中でも、施術前日にすでに入院した後に、告げられた施術に関するリスクもあり、知っていたらもう少し考えたと、本人も今更言われても、ということもありました。
❍リスクコミュニケーションということの必要性
同じ説明をしても、理解度には個人差があります。過去のブログで「説明力」で書いていますが、説明とは、相手が理解できて説明責任を果たしたことになります。本当に説明した内容が理解できたかどうか、医療提供側は、しっかりと確認することも必要なのではないでしょうか。
個人的なことをいうと、私が医師聞いて理解したことを、他の家族に確認します。すると、よく分からにけど私が分かっているのなら良いというありようなのです。それ以上説明されても難しいから質問もないのです…質問とは、理解出来来たことに対してのわからない部分が質問となると私は思うのです。だから、ある程度の理解できないと質問をすることも出来ないのではないでしょうか。
※関連ブログ「それ、説明出来ますか?説明力を考える」
❍正しい医療情報、最新の知識を持つこと
健康や医療情報は、命に関わることが少なくありません。よく分からないからと諦めずに、理解する努力をしてみませんか?賢く医療を消費できる、「医療消費者」となるためには、自らの学びが必要です。最新の医療情報を意識的に得ることがこれからの健康管理には不可欠となるのではないでしょうか。
3.サービスとは?ホスピタリティとは何か?
馴染みのお店で買い物をして、「これ1つサービスしておくね」というようなことを言われたこともあるのではないでしょうか。サービスとはおまけのようなものなのでしょうか?
この『サービス』という言葉の意味を考えたことがありますか?
サービスとは?おもてなしとは?
このような質問を授業で受けたことがあり、簡単なレポート書いた記憶があります。
❍サービスの意味するものとは何か?
サービスを検索すると、
●サービスとは?
- 人のために力を尽くすこと、奉仕
- 客をもてなすこと、顧客のためになされる奉仕、アフターサービスなど
- 値引き、おまけをつけること「今なら、10%増量サービス」など
- 運輸・通信・商業など、物質的財貨を生産する過程以外で機能する労働、用役、役務
- 顧客満足のための生産される労働、用役、役務など、サービスが商品ということもある
サービスとは対価の対象となる商品や労務を提供すること
とあります。サービスを提供する側と、サービスをされる側とに対価が発生し、主従の関係性が生じます。サービスには無料やおまけのような意味合いを感じることが多く、プラスαのような感覚があるのではないでしょうか。
❍医療にみる、ホスピタリティとは
かなり以前、総合病院の勤務している時に「ホスピタリティとは」というような院内研修を受けたことがあります。以前、東京ディズニーリゾート・オリエンタルランドにいらした方が講師だったと記憶しています。その中で、おもてなしとは?ホスピタリティとは?ということの説明がありました。
おもてなしとはもてなす側と、受ける側とが対等な立場、信頼関係大切な要素となっています。医療サービスには、このおもてなし・ホスピタリティが望まれると考えます。
このホスピタリティこそが、医療業の中に求められる「サービス」の意味として用いられている、特殊サービスになるのではないでしょうか。
コロナ禍でさまざまな感情を持ちながら、日夜勤務されている医師・看護師・医療者がいることを考えてみてください。彼ら、彼女らも家族を持つ同じ日本国民です。
ウイルスから身を守ることが出来るのは、医療でも政府でもありません。自分自身のみだと私は考えます。
Pure Medical attitude
生理検査アティテュード®
Junko Katayoshi
生理検査アティテュード®からのメッセージ
・医療に対する価値観
今年はさらに本音をここで綴っていこうと考えます(^^)
社会は個人の持つ能力・個性を活かしながら共存し、恊働し、心を共鳴させながら創り上げていくもの、そう考えています。個人の持つ能力はそれぞれ異なるものであり、その個性がその人らしさであり、輝石です。その個性と個性から、得られた輝石を重ね合わせることで、新たな化学反応が生じ、素晴らしい社会を創造していくことが出来る。その努力によって、努力に見合う成果として生きていくための糧を得ることが出来るのではないでしょうか。
❍医療に対する価値観
定年まで待たずに退職したいちばんの理由は「医療に対する価値観」でした。
医療の最前線に今はいないけど
私の心は未だに医療者
医療を求めて来院されている方は、何かしらの傷を負っている、体調不良や痛み、それは身体のみならず、心にも傷を負っていることが少なくない。身体の傷は心にも影響し、不調を招いていることも、さらにその逆となる心の傷が原因となって身体への不調を招いていることも少なくない。
心と身体は1つのシステム
私がよく言うことばですが、システムとしてバランスを保っています。どちらかのパフォーマンスが低下すると、対側も低下して、低いレベルで均衡を保とうとするのがシステムです。
この前提を元に、医療者こそは元気でいることが必須だと思っています。心に負荷がある状態では、医療提供を受ける人々の心に寄り添うパワーを保てないと思っています。高いエネルギーを保っていなければ、病む人たちの心を温めることが出来ないと思っていますし、その状態で職務に望むことが、医療サービス提供者の在り方だと私は考えます。
月2~3回の当直を日勤後、翌日の昼までという、24時間以上継続される勤務を行わなければ、回らないような業務量となっていた状況に対して、最低の状態で勤務している自分が耐えられなかったということは退職理由の1つです。
❍さらに、あたりまえでは無いことを知ったときの悲しみ
さまざまな領域で超音波検査を行うと、依頼臓器以外の所見も見出すことが少なくありません。というよりも、関連部位は必ず大雑把ではありますが、ざっくりと評価、所見が見つかった場合には記載いたします。
偶然でも、たまたまでも見つけたものは報告する
これが検査を担当するものの義務と考え、当然そう在るべきと考え、ずっと実行してきました。
しかし、ある時、ある施設で「依頼以外の所見は不要、報告してはいけない、報告されては困る」といわれたのです。検診の対象とされる項目臓器(肝臓・胆嚢・膵臓・脾臓・腎臓など施設によって異なる)以外の所見を報告するという行為は、余計なことであり、その対応に困るというのです…
❍医師の指示のもとにおいて…
確かに、検査技師は医師の指示のもとにおいて、検査を実施することが出来るのですが…
この前提があるから、検査を行うことが出来、検査依頼がなければ、傷害罪として訴えられても仕方のない行為ということになるのです。
偶然見いだされた所見に対しても、報告する行為をしてはいけない、見たことに対しては口を噤む(つぐむ)ことが絶対だと言われたことがあるのです。しかし、もしも偶然に、悪性腫瘍などが限りなく疑われるような所見が発見された場合もなのだろうか…
私はそれらの言葉に唖然として、反論し、それに対する答えとして返ってきた言葉は「よく分かるけど、それが依頼側の意向だから従うしかない」といわれたでした。検査依頼を受ける側(医療提供者)は、検査実施に対する金銭が発生し、収入となります。その結果として検査を担当した私たちにも支払われます。
このようなことは、私の価値観と真逆のものであり、そんな仕事に対する成果は得たくない、
絶対に正当な成果ではあり得ない!
と、私は思うのです。お金・給与には変わりないじゃん!と割り切れない心がそこにはあります。
臨床検査は誰のために行われるものか?
受けて戴く被検者の人のために行われるものです。見いだされた所見が報告されずに、その検査対象となった方の健康を損なうことになるような行為は絶対に許させるものではありません。
私は日本という国の医療現場では、絶対に有ってはならない行為であると声を大にしていいたい。これは私が最近知り得た事実です。涙
※関連ブログ「臨床検査・臨床検査技師を知っていますか?」「臨床検査技師が伝える検査への解釈 」
みなさんは、この事実をどう思われますか?
Pure Medical attitude
生理検査アティテュード®
Junko Katayoshi
今日のまとめ
- 医療はサービス業ではない「医療業」であり、医療サービスで提供されるものは対等なホスピタリティ
- 医師・医療者は病気を完治させる義務は負わない、完治させるのは患者自身の責任
- 医療者と患者との関係性は準委任契約であり、結果や成果を保証する契約ではない
『Pure Medical attitudeからのお知らせ』
『 オンライン』で 未来を描く、パーソナルセッション
気になる…だけど…
話してみたい…けれどもタメライ
自分の心の内をためらい、爆発寸前にまで圧縮された感情…
涙がとまらない日々…
振り返ると我が身にもあったそんな過去…だから
オンラインでもつながることが出来ます
オンラインでの会話の経験を何度も重ねたのち…
画面の中からでも、感情を受けとることは出来る、
そう、確信できたから、
ディスプレイからいっしょに未来ビジョンを描きます
話せることだけで大丈夫…
言葉にも「ことだま」を宿すことが出来ます。
非言語にもこころ模様が描かれています…
そのことを私自身が実感したこともある…
Pure Medical attitude
かたよし 純子
●情報引用サイト
- 日本標準産業分類 総務省HP
『Pure Medical attitude』過去のブログ
●今日のテーマの関連ブログ
- 臨床検査・臨床検査技師を知っていますか? 2019.1.10
- 臨床検査技師が伝える検査への解釈 2019.4.22
- それ、説明出来ますか?説明力を考える 2020.10.12
●最近のブログ
- 今だからこそ!2021年に向けて「健康の在り方」を考える 2020.12.24
- 身体の加齢、高齢者のロービジョンへの理解 2020.12.17
- 身体の加齢、見え方で自覚される眼の加齢 2020.12.14
- 身体の加齢、視力に影響する黄斑機能の低下 2020.12.10
- 身体の加齢、眼は40歳すぎから要注意「白内障」 2020.12.7
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Pure Medical attitude 生理検査アティテュード®
かたよし純子 Junchan♪ ※自己紹介はこちらから
臨床検査技師/超音波検査士/健康管理士一般指導員/健康管理能力検定1級/介護予防運動指導員/米国NLP協会認定NLPトレーナー/臨床心理学 および 基礎エキスパート取得
今日も最後までありがとうございました。