Health attitude blogに今日もご訪問ありがとうございます。今、メタ知識ということを再考しています。あることばからの連想です。知識のみでは説明することは困難な場合がよくあります。友人の技師が新しい職場で言われたこと「私、教える事できないから」と。何とも悲しむべきことです。
知っているけど説明出来ない
そんなを過去のブログ5本の「持っていたい説明力」の中でまとめています。その内容を今週は、再編集しながら再掲していきたいと思います。説明できる能力が欲しいと思うなら、説明する力とは何か?
1.「説明力」が欲しいと思うときに知っていたいこと
1-1 説明するということ、説明力とは?
1-2 説明される内容、それはどのフィルターを用いるの?
1-3 知ったかぶりでは説明できない
今日のプラスα
2.聴く力を養うことの必要性
3.自分目線で話しても伝わらない
生理検査アティテュード®からのメッセージ
・アウトプット出来る情報に昇格させよう!
~超音波学びの奮闘記~
1.「説明力」が欲しいと思うときに知っていたいこと
日常の中でさまざまな説明をきくことはや、説明を求められることがあるのではないでしょうか。
よく分かる説明と
まったく分からない説明…その違いは何か
1-1 説明するということ、説明力とは?
「説明」とは、言葉で解き明かすという意味があるということを過去のブログでもまとめています。
❍改めて「説明」とは何か?
いつものように言葉の定義から、説明を検索すると…
『説明とは?』
事柄の内容や意味を、よく分かるように解き明かす
ある事柄について、よく分かるように述べること
※情報サイト「説明」Wikipediaより引用
❍そして、心理学上での説明の解釈としての説明力
心理学では伝える相手に対して「理解」するということも関わってきます。一方的に伝えても相手が説明された内容に対して「分かった」「理解できた」、すなわちプラスの知識としての情報が増えたという感覚が必要とされます。
<説明力とは?>
❍説明を説明していますが…伝わっていますか?
過去のブログでにこんなことを書いています。要約すると…
今まさに、ここで「説明」を説明しようとしている。
説明力とは、説明する力、何でも分かりやすく説明することが誰に対しても、分かりやすく理解してもらえる説明、これができることが説明力だと私は思う。
相手が話を聞いてくれて、理解してくれて、その人なりに新たな説明ができる状態にまで理解することが出来て、説明した人の「説明力」が有る、といえる、説明される側の理解力は説明する側の能力にも大きく作用され、理解できないとしたら説明する側にも責任があると思う。
相手によって伝え方を変えることも必要であり、良い説明とは臨機応変にそれが出来ることだと考えます。説明されている内容が、理解できる道筋が整い段階を経て知識が積み重ねられて行く…というようにです。すなわち聞く相手に合わせた実例を選ぶこと、そして内容であることが前提となるということです。聞いて戴く側の「知りたい」という興味関心を引き出し、理解度に合わせた内容構成にすることが大切であり、必須事項だと考えます。
そのためには、自分の知識・情報の整理と更新も日常から意識的に行うこと、適材適所、臨機応変することが出来るような柔軟性まで求められるのが「説明力」なのだと考えます。
1-2 説明される内容、それはどのフィルターを用いるの?
先日の価値観のブログの中で個人の持つ価値観の形成は個々のものであり、「価値観」すなわち「フィルター」が異なるということを書いています。
※関連ブログ「価値観はどうやって形成されているのか? 」「今さらながら、自分の価値とは?価値観とは何?
❍相手に合わせた説明方法
言語はもちろん、相手が理解できるレベルの会話ということです。
フィルターとは価値観のことを言い表していますが、この人によって異なる判断基準によっても、頭の中に思い描いている説明内容が異なることが日常的に生じています。いかに、説明する側と説明を聞く側のもつとの両者間で共通フィルターを見出すか、見出すことが出来るのか?それが最重要課題となると私は思っています。
同じ物・事の説明でも、説明を聞く側のフィルター・価値観や信念に、自分自身(説明側)のフィルター合わせることが理解度を左右すると考えます。すなわち
フィルターによりキャッチされる「ワード」は違う
個人のフィルター、すなわち興味関心の方向性は異なります。そのため毎日発信される情報を優先的にキャッチされる内容も異なります。そのふるい分けを脳は瞬時に行っています。
そのフィルターは個人の中でも優先されているアンテナ・チャンネルが異なれば、インプットされる情報も異なってきます。同じ説明を聞いても、受け取られる話のポイントが異なることもあるということになります。
今回も自分の書いた過去のブログを振り返りながらテーマを決め、内容の筋道を考えながら書き始めていいますが、過去とはかなり異なる方向性、アプローチで書き始めることも少なくありません。
書くという作業を行いながら、思考の中ではさまざまな督責された知識の棚からいろんなワードが紐付けされて取り出されている…そんな感じでしょうか。インプットされている情報をつなぎ合わせ、DNAでいうとアミノ酸配列が異なる的なことでしょうか、こんな、突拍子もない例えを上げると、逆にわからなくなってしまった方もきっといることでしょう。これが相手に合わせた説明をしなければならないということの説明になります。
❍今の自分の興味関心で表現も変わる
1人の人間の思考の中でも「説明」の方法はさまざまなのです。そんな説明するということに対して、人が変わればまったく異なってしまうのだということも納得できるのではないでしょうか。
知っているだけで説明すると、必ずボロが出ます。ことばを聞いたことがあると以外にそれ知っている!と思いがちですが、正しい意味を理解できたいないことや、意外に他のことばに置き換えることができないなどあるのではないでしょうか。知らないわけではないけど、相手にわかりやすく理解してもらうためには、他のことばに置き換えることも必要となります。
例えば、人格とはと聞かれたときに、何となく分かるけど…人格心理学で定義を学ぶまでは、正しくは?でした。今でもまだ怪しいです。けっこうこんな事が、意識すると答えられるかどうか思い当たることが意外に多く自分自身も見受けられます。
よく聞く言葉、そして、何となく使っていることが日常的に思っている以上にあるのではないか?
1-3 知ったかぶりでは説明できない
毎年流行語大賞とやらも発表されていますが、新しい造語も相当数作られている、そんな時代に生活する日常は…
❍知っている振りをしていること…ありませんか?
流行りの言葉や、日常的に使っている言葉でも、よく意味を理解しないで使っていることも少なくないのではないでしょうか。
『知ったか振り』
新語のみならずさまざまな知識に対して、このワード、何気に私の心にも刺さります…苦笑
以前の私が会話の中で話を合わせるため、そして、知らないことは恥ずかしいという心理も働いているということも否めません。
「そんなことも知らないの?」
このワード、言った方は軽い気持ちで言っているのかも知れませんが「グサッ」と、見事に刺さります。あきらかにミスコミュニケーションワードです。そして、その言葉を聞きたくない、そう思われたくない無意識の感情がそこにあります。でも今の世の中は簡単に検索できますので、ひっそりとググって見ることで一件落着したりすることもあります。
さまざまな情報が氾濫しているそんな現代社会の中で知らないことや、言葉が溢れているように私には感じられます。今回のコロナに対しても同様で、あまり聞かなった言葉が毎日のようにメディアから流れてくる。そこから生まれる新たな造語も多数あるのではないでしょうか。
誰もがすべてのことを知っているとは限らない、むしろ知らないことが当たり前と考えることが必要なのではないのか、と最近よく思います。
❍説明は情報整理が出来てること
そして、知らないことは当然説明できません。すなわち、説明して相手が理解できなければ、知らないことと同じだと言われても仕方ないのかも知れないと、私はそう考えます。
理解出来ていないことは説明できない
理解とは道筋を立て、理論的に物事が分かるということです。説明とは記憶されている自分の知識が整理され、自分の言葉で、聞く側の受け皿に合わせて理路整然と説明できることが求められるのです。
その整理方法、物事の理解を深める方法は、個々に異なると私は思っています。自分に合った方法には個人差があるということです。
説明された内容を自分なりに解釈し、既知の情報と紐付けしていくことで、自分の中の知識の幅が拡大していきます。自分の中で知識を整理し直すのです。ちょっと知っていること同士をつなぎ合わせていくような感覚でしょうか。その作業を行うことで、知識・理解の幅が拡大され、アウトプットすることが出来る知識として自己の中で格上げされていくのではないでしょうか。
繰り返し同じ「事象」に対して何度も、多角的に、さまざまな分野から情報収集し、自分の中で組み立て直すような感覚でしょうか。
自分で組み立てた知識が、自分の得意とする分野で応用され、活用できる、さらには相手に合わせて説明できるメタ知識となるのだと考えます。
<メタ知識>
2.聴く力を養うことの必要性
日常的に相手の話どのように聴いているかということも伝えるためには大切なことだと考えます。
話し上手は聞き上手といわれます
❍聴くことから始まるコミュニケーション
聴きながらコミュニケーションの相手をキャリブレーション・観察することが大切です。相手の話を聴きながら頭の中でイメージしていきます。そして、そのイメージから得られる情報を自分の情報とすり合わせをしてみるのです。
さらに分からない部分をヒヤリングしていきます。コミュニケーションの相手が知りたいことは何なのだろうか、この会話でどのようなことを伝えたいのか?また、自分からそのような情報を受け取りたいのだろうか?などなど、伝えられる情報をインプットしながら、さまざまな場面を描きながらもうなずき、情報収集しながら、こちらからどのようなことを情報提供できるだろうかなどなど、聴きながら関係性を構築していきます。
まずは相手の話をじっくりと聞くことからスタートしてください、その話の内容から相手の価値観が見えてくることも少なくありません、どのような言葉を用い、表現しているか何など、非言語情報からも多くのメッセージを発信していることが少なくありません。
❍得られた情報を骨格として説明を組み立てる
得られた情報とともに、相手から伝えられる「心」に耳を傾けることが大切です。
話に込められて感情を汲み取る
伝えたい話から伝わってくる「ステート・心」を読み取ってみてください。
伝えたいのは言葉では書く感情
だからです。そのステート・感情に対してどのような言葉を返すのか?知りたいことをどのように伝えるかということです。
説明とは自分の持つ情報として相手に理解できる説明を組み立てて、理論的に伝える術です。
説明することは、自分の科学的な知識のみならず、そこに必ず心を添えて、そして、そのための心の学びも必要だと私は考えます。
<心も添えたい説明力>
3.自分目線で話しても伝わらない
理解してもらえる説明とは、聞き手との信頼関係が必要だと考えます。
❍理解してもらえる説明とは
理論的に説明していくことは大切です。
しかし、いくらでも言葉を並べても、それだけでは伝わらないこともよくあります。自分の知識を誇示するように専門用語うを並べ立てても何を言っているのかまったく理解されないこともあるのではないでしょうか。聞き手の理解度に合わせた用語を用いることはもちろん、聞き手の心を受けとめながら話を進めることが大切です。
<受け入れられる伝え方>
❍状況に応じた情報の出し入れが出来る知識力をもつ
説明の骨格となる、情報が論理的に頭のなかで構造化されていることが必要なのです。基本情報が骨格としてきちんと整理され、相手の状況に対し、必要に応じて取り出し、さらに付加される情報まできちんと整理されていて初めて完璧な説明が出来るのだと考えます。
検査技師が検査に関する説明を、若い技師や医療関係の学生さん説明するときに使う専門用語をそのまま、一般的な医療知識と考えられる被検者に対して使うと、理解できないことが生じます。そのため、専門用語を噛み砕いて一般的な言葉に置き換えることや、言い回しにするなど比喩を用いて説明していると思います。
さらに相手が理解できているのかどうかも、そのときの非言語情報、つまり表情や態度から受ける空気感からも何らかの情報をキャッチして、確認しながら説明を重ねていくことも必要となります。その理由は、よく分からなくても「はい」と事務的に返事をしてしまうことも少なくないと考えるからです。
自由自在に情報の出し入れをすることが出来るのがメタ知識だと考えています。
人はことばでは動かない。
人は感情で動く
ことばに気持ちを込めてください。自分がどんなところに惹かれているのか、その過程を順序立てて、段階に応じて話すのです。「感情を込めた説明」をするのです。人は、感動して動かされるのです。「ちょっとやってみたくなったよ」そんなことばを聞いた瞬間を想像してみてください。もし、聞くことができたらどんな気持ちになれるのでしょうか。ほんのちょっと人生が変わりませんか。
生理検査のアティテュード®からのメッセージ
・アウトプット出来る情報に昇格させよう!
超音波学びの奮闘記
インプラントばかりしていてアウトプットすることに抵抗感があると思われる人にも出会います。
❍超音波を教えてくれたのは「本」
個人的なことですが、私の総合病院勤務時代の経験のお話です…
今から30年くらい前のこと…超音波診断装置がデシタル化される前の時代です。カラードプラーもまだ無い時代…歳バレしますよね(笑)
成り行きで、腹部エコーを日常的に行うことになったのです。腹部をはじめた頃…健診の腹部超音波検査を行うにあたって、その当時の直属の上司である主任から「肝・胆・膵」をしっかり見れば大丈夫よ」そう言われたことを今でも覚えています。さほど教えてもらったという記憶はまったく無く、当時は数少ない関係図書を読みあさり独学に近い状態で日々奮闘としていました。
でもまぁ健診数名、その他依頼される腹部エコーも数名程度という状況だったからできたのでしょう。今から30年以上前だからそれで済んでいたのかも知れません。私が教える側に至った現在では、そんなレベルでは絶対に1人では検査をさせることはありません。
生理検査室に有った唯一の腹部エコーの本を隅から隅までノートにまとめました。そして、そのノートにまとめたことを基本として、新たな情報を得たらその都度書き込むというように。骨格を作り、枝葉となる情報を付け加えていく。
❍ハングリーにアクティブに学ぶ
空き時間には新たな本を読み、情報を加えていく、勉強会や学会の症例報告、週1回医師の担当エコーに付き添い画像をガン見することなど、ハングリーに学びました。技師会で初めて行った超音波研修会にも参加しています。ハンズオンセミナーはもちろんのこと、学会に行くと朝から晩まで終日会場を飛び回っていました。
❍教えることからつながる学び
関連施設からの超音波実習の受け入れもかなりの人数担当させてもらいました。その状況下で私が得たことは、教えることの難しさです。自分が無意識に行っている動作を、言葉に変換しないと伝えることは出来ません。意識して考えないと言語化出来ないのです。そして、相手によって理解してもらえる時と、なかなか理解してもらうことが出来ないこともあるのです。
同じ様に説明しても伝わらないことがある
ということを経験したのです。
さらには、質問されてうまく説明しきれない?では…
自分はどうやって手を動かしているのか?
そんなことを思うこともよくあります。そのような時には、意識的に自分の動作を分析することや、質問に対して自分なりに調べることもよくします。教えようと意識することで、どのように伝えたら理解してもらえるかを模索しながら、新たな情報がさらに自分の知識に加えられます。知識と知識を自然につなぐことになり、自己のもつ知識はグレードアップされ、メタ知識と昇格されるのです。
学びに関してもゴール目標を設定することも同時に行います。ゴールを決め、そこに到達するまでの目標を決めること、学びには大切です。
Pure Medical attitude
生理検査アティテュード®
Junko Katayosh
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今日のまとめ
- 説明とは、事柄の内容や意味を分かるように解き明かすこと、述べること
- 説明力とは、受ける側の評価に関わり、受ける側の理解度が説明の良し悪しとなる
- 知っていると理解しているは異なり、理解出来ていないことは説明出来ない
『Pure Medical attitudeからのお知らせ』
『 オンライン』で パーソナルセッション
気になる…だけど…
話してみたい…けれどもすごく高いハードルがある
申し込めない…そんな時が私にもあった
コロナ下でのオンラインをやっと決断した。
きちんとクライアントの心と向き合いたいそう思う気持ちが、オンラインへの抵抗感が根強く、なかなか決断できませんでした。試行錯誤しながらも自分のことを振り返り、オンラインでやることを決断いたしました。
オンラインでの会話の経験を重ねたのち…
初めの一歩がものすごく分厚く、高い壁に阻まれて…
断崖絶壁の上に立たされている…そんな気分…
でも、今更ですが、思い出したのです自分自身もそうだった…
顔出ししなくてOKです。話せることだけでOKです。話すだけでどれだけ、どれほど心が救われるか…そのことを過去の自分が思い出させてくれたのです。声だけでもいいです。聴かせてくださいませんか?話したいその気持ちを
Pure Medical attitude
かたよし 純子
情報引用サイト
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Pure Medical attitude 生理検査アティテュード®
かたよし純子 Junchan♪ ※自己紹介はこちらから
臨床検査技師/超音波検査士/健康管理士一般指導員/健康管理能力検定1級/介護予防運動指導員/米国NLP協会認定NLPトレーナー/臨床心理学 および 基礎エキスパート取得
今日も最後までありがとうございました。