Health attitude blogに今日もご訪問ありがとうございます。先日、朝ウォーキングの時のこと、アメブロでつぶやきましたが、メガネにマスク、高湿度の状態でメガネがくもり視界不良、明瞭な視野が確保できないジレンマをすごく感じた瞬間です。認知機能の中で視覚は、の中で約55%(メラビアンの法則)といわれています。「視覚」は加齢に伴い誰でも低下していきますが、気づいていないことも…?
眼の老化は40代から始まっている
人間ドックでの視力・眼圧・眼底検査では見えない所見もあり、特定健診では眼科領域は含まれません。昨年、加齢に伴う眼の疾患として「白内障」をまとめていますが、今日は加筆・再編集です。
※関連ブログ「よく聞くけど、人の感覚機能 知覚とは?認知とは? 2020.11.9」
1.視覚情報を中心に、加齢を考える…
1-1 自覚がなくても身体機能は歳をとる
1-2 誰にでも起こる眼の老化は、すでに10代で…
1-3 加齢とともに発症する『白内障』
今日のプラスα
2.白内障の濁り方による症状の違い、リスクとできる予防
3.眼のレンズ、水晶体の役割を再確認
生理検査アティテュード®からのメッセージ
・視界不良で体験された不安感
1.人の視覚に見る加齢性変化『白内障』
今週は、眼の疾患のお話なのですが、はじめに「加齢・老化」ということを考えていきたいと思います。
1-1 自覚がなくても身体機能は歳をとる
人は毎日、平等に歳を重ねています。加齢とともにさまざまな身体機能も徐々に低下していきます。
❍身体機能の上限は、日々変化している
先日視聴した心機能メカニズムの講座の中で印象深いこと…「運動時の循環応答」の中で、運動時の最高心拍数は上げることができない、とありました。余談ですが、「最高心拍数=220ー年齢」これで、おおよそ計算できます。心臓負荷試験で行われるトレッドミル運動負荷試験など、運動検査時にこの心拍数が最高負荷の目安にもなっています。
生活の中で
何となく「歳だよなぁ…」
そう感じるのはどのようなときでしょうか。昨日と今日と比べても、そう思うことはなくても、ある時、突然に体力の低下を感じることが誰にでもあるのではないでしょうか。
エイジングに抗うのではなく、現状をより長期間持続していくためにも運動が必要なのだと私は考えます。使わない機能は失われる、だから継続的に「使っているよ~」と脳に司令を与えなければならないのです。
❍運動前から準備している心機能
脳血流を調べると運動する前からその準備として、心臓から心血管系中枢へ、セントラルコマンドが送られていることが知られています。意識しなくても、身体の機能は生まれたときから働き続けているのです。最近の科学は日々、情報が書き換えられることが常識となっている、そんなことを実感しています。その情報の更新には常に学びが必須だということを実感しています。
セントラルコマンドとは?
運動時の循環調節を行っている命令、高位中枢からの制御に対する重要な役割を担っている
❍老化に抗わず受け入れる
身体は老化していきます。そして知能全体も運動能力の低下とともに、記憶力の低下し、動作が緩慢となるなどさまざまなパフォーマンスの低下として受け入れ難くても事実としてさまざまな局面で実感することになります。ちなみにこれらは「流動性知能」といいます。
このように誰にでも生じる現実です。生まれたときから、死に向かっているということも時に聞く言葉ですが、それも真実です。だからどのように今を生きるのか?そのことのほうが大切なのだと私は思うのです。
高齢化とともに上記の「流動性知能」は低下していきますが、学習によって得た、結晶性知能は生涯ずっと進化させることが出来るのです。
学んだ知識は『結晶性知能』
結晶性知能とは、過去の経験や教育により、蓄積される能力です。学びによって習得した知識、判断力、語彙の豊かさなどを反映する能力とされます。学習することによって身につく能ですが、この結晶性知能は年齢を重ねても、成長し続けることができる知能です。
※関連ブログ「目標の先に何を描くのか?メタアウトカムを描こう」
常に自分の中にある「知識・情報」の更新を意識的に行うことも必要です。さまざまな情報が錯綜する時代だからこそ、少し前の情報が、真逆のこともよくあるのだと思うからです。他人に頼らず、真偽を見極める目を持つこと、自分を守れるのは自分自身です。そのためには小さな努力の積み重ねが基盤となる、私はそう思っています。
<結晶性知能>
1-2 誰にでも起こる眼の老化は、すでに10代で…
眼の疾患の多くも初期症状が現れにくいといわれますが、避けられない眼の変化とは…老眼を思い浮かべるのでしょうか。
❍個人差が大きい眼の老化
眼の老化は、10代、20代…とすでに始まっています。視力の変化としての自覚には、個人差があるとされていますが、一般的に40歳代頃からだといわれます。
老眼のことを「老視」といいます。過去のブログでもまとめていますが、この老視は、水晶体の弾性力の低下によって、焦点を合わせる力が低下することによって生じます。
いいかえると、筋肉の衰え、低下が原因で生じる症状です。老視は、近くのものが見にくい、物がぼやける、にじんで見えるなどの症状として、おおよそ40歳前後から自覚される「誰にでも生じるエイジング問題」いわゆる老化現象です。
40歳半ばくらいから、老視の前段階として近くを見る時に、徐々に眼の疲れ、物が見にくいなどの不快感として感じられます。老視のこのような症状は個人差が大きく、65歳くらいまで進行するとされ、その後の症状は緩やかになっていきます。その間は、視力が変化することがあるということになります。
※関連ブログ「視覚の老化「老視」」
●眼の機能:水晶体と毛様体で焦点を合わせる
焦点を合わせるために、水晶体の厚さを変えています。加齢によって、この水晶体も弾性力が低下することによって、焦点が合わせにくくなった状態が老視です。
近くを見るときに、毛様体筋が収縮することによって、水晶体が厚くなり焦点を合わせようとしています。
この水晶体の調節に毛様体筋が水晶体の厚さを調節しています。老視は毛様体筋の機能の衰えも関連しています。
<眼の構造 水晶体・毛様体>
1-3 加齢とともに発症する『白内障』
白内障の中で最も多いのが、加齢性白内障です。
加齢性白内障は…老化が原因
❍水晶体の濁る白内障とは?
眼の中の水晶体は本来、無色透明でカメラのレンズの役割と同じような機能を持っています。
この水晶体は、おもに水分とタンパク質で構成されていますが、その中のタンパク質が変性してしまうことによって、黄白色または灰白色に濁ることにより発症します。
白内障とは?
水晶体が濁り、透明ではなくなった状態
眼が見えにくくなる病気
人が対象物を見るときに、水晶体の厚みをまわりの筋肉(毛様体筋)によって変化させることでピントを合わせています。眼のレンズの役割を果たしている水晶体が濁ってしまうと、当然、対象物がよく見えなくなってしまいます。
❍加齢がおもな原因とされる白内障
個人差はありますが、水晶体が濁ることで生じる白内障は、老化現象だといえます。水晶体が濁ること自体は年齢を重ねることによって多くの人に起こることから、一種の老化現象ともいえます。
水晶体は、本来の形状は、丸く強い屈折率を持って生まれてきます。その状態から20歳を過ぎる頃から、歳を重ねるととともに、柔軟性や焦点を合わせる調節力が低下し、透明に近い水晶体の色調が変色することによって生じる眼の疾患です。誰でも高齢化によって生じる変化であり、加齢性白内障はおもな白内障としてあげられます。
❍加齢以外の原因もある
その他には眼の外傷やステロイドなどの薬剤が原因となるものやアトピー性皮膚炎に伴うもの、糖尿病の合併症、眼の疾患に併発するものなどさまざまな原因があげられます。この場合は年齢に関係なく若い人にも白内障は発症します。
●先天性風疹症候群
2018~19年に増加がみられた風疹の母体感染によって、発症する「先天性風疹症候群」によって白内障が発症することがあります。2018年から2019年の「Health attitude blog」でもこの先天性風疹症候群を何度かまとめています。
※関連ブログ 「出産を考える前に知って欲しい「先天性風疹症候群」とは」「視覚をになう、眼の構造と視力低下」「誰にでもおこる白内障 」
❍白内障の症状
白内障でよくある自覚症状として①見えにくい、かすんで見える、②視野が二重・三重にぼやける、③メガネやコンタクトレンズのどが変わる、④まぶしい、⑤眼が疲れる、頭痛などがあげられます。このように、見え方の変化が感じられたら、眼科受診が勧められます。
白内障は、水晶体が濁ることに発症しますが、この水晶体の中心が濁る場合「核白内障」さらに周囲が濁る「皮質白内障」などさまざまな種類があります。この水晶体の混濁の種類や程度によって自覚される症状もさまざまとなります。
〔白内障のおもな症状〕
- 収差:光が1点に集まらない、見えにくい・かすんで見える
- 複視:ものが二重・三重に見える
- 矯正視力の変化:メガネやコンタクトレンズが合わなくなる
- 散乱:光がまぶしいと感じる
- 眼精疲労
1.見えにくい・かすんで見える:収差(しゅうさ)の増加
収差とは、焦点が定まらない状態をいいます。水晶体が濁ることによって眼に入ってきた光が焦点を結びにくく、収差が増加することによる症状です。収差は種類・状態によっては、メガネやコンタクトレンズでは屈折矯正できません。そのため、視野がぼやける、明暗差がわかりにくくかすんで見えることがあります。
2.ものが二重・三重に見える:複視(ふくし)
ものが二重・三重に見えるという複視という収差も生じます。通常、単眼で生じ白内障で乱視が増えることがあります。
3.メガネやコンタクトレンズが合わなくなる
水晶体の変化は、光の屈折状態を変化させます。そのため、メガネやコンタクトレンズの度数が合わなくなることや、裸眼の方の場合にはものを見るときの距離の変化として感じることがあります。
4.光がまぶしいと感じる:混濁により散乱光を生じる
白内障による水晶体の混濁は、光が屈折しやすく散乱が生じやすなります。この散乱光は網膜のさまざまな領域への刺激となるために「まぶしさ」として感じるとされています。
5.眼の疲労感、頭痛:眼精疲労
上記のような見えにくい状態は、眼精疲労の原因となります。見えにくい状態で、さまざまな作業を行うことによって、眼の疲労感から、肩こりや頭痛のような症状につながることも少なく有りません。
色の見え方に違和感がある、メガネやコンタクトレンズの度数などに変化が生じたというようなことがあるときには、核白内障を疑って眼科を受診することをお勧めいたします。
<白内障の症状>
2.白内障の濁り方による症状の違い、リスクとできる予防
水晶体の濁る部位による分類は、過去のブログでも簡単にまとめています。
❍水晶体の濁り方の違い、症状の違いによる分類
水晶体が濁ることによって発症する白内障ですがどのように水晶体が濁るのか、水晶体の濁る部位によって、症状も、進行も異なります。
水晶体の混濁はいくつかの部位で発生することがあり、白内障は濁っている部位、状態によって分類されています。皮質白内障、核白内障、後嚢下白内障、前嚢下白内障などに分けられます。上記でまとめたように、もっとも多いのが加齢性白内障ですが、この白内障はおもに、皮質が混濁する「皮質白内障」や核の硬化による「核白内障」です。
〔白内障の分類〕
- 皮質白内障 :水晶体の皮質、外側の部分から濁る、加齢白内障の中で最も多い
- 核白内障 :水晶体の中心にあるの核から濁る
- 後嚢下白内障:水晶体の後方から濁る
- 前嚢下白内障:水晶体の前方(瞳孔側)から濁る
●皮質白内障
- 水晶体の皮質の部分、外側の部分から濁りが生じる
- 加齢白内障の中で最も多いタイプ
- 中心視野に干渉することは通常なし
- 進行が遅い
- 近視が弱くなったように感じられる、遠視が強くなったように感じられる
●核白内障
- 水晶体の中心にある核から濁る
- 発症後、早急に対応する必要がある
- 放置すると手術困難、視力回復困難となることもある→早期発見・早期治療
- 核の硬化を伴い、黄色みを帯びる、そのため色彩感覚の変化、何を見てもくすんだ色に見える
- 核の硬化は光の屈折力に影響
- 近視が強くなったように感じる、老眼が改善されたように感じる
●後嚢下白内障
- 水晶体の後ろ側から濁る白内障
- 発症割合は少ないが、急速に悪化する
- 発症すると重篤化しやすく、短期間で急激な視力の低下、放置によって失明の危険性もある
- 加齢性白内障からのみではなく、アトピー性白内障でも発症する
●前嚢下白内障
- 水晶体の前側にある前嚢という膜から濁る
- アトピー性白内障に多い
<水晶体の構造と白内障の種類>
❍自覚がなくても多くの人にみられる白内障
水晶体の混濁が中央部分に広がるまで、視力には影響がないため、何年も症状に気づかないことがあります。光が通過しない部分混濁している場合ではほとんど自覚できる症状がありません。しかし、眼科で散瞳剤使用の眼底検査では、初期の混濁が早い人では、40歳くらいから白内障が見られるとのことです。50歳代で40~50%、60歳代では約70%、70歳代では80%以上、80歳代ではほぼ100%といわれています。
白内障の症状や進行具合にも個人差があります。片眼での発症も両眼同時もさまざまです。片眼が発症すると、もう一方もその後、発症します。
白内障の症状は、水晶体の濁り方によって異なり、モヤがかかったようにぼやけて見える症状や、光が拡散して眩しく見える症状などがあります。また、進行度合いには個人差があり、片目だけ白内障を発症した方もいれば、両目同時に発症する方もいます。ただし、片目だけ発症していれば、ほぼ確実にもう一方の目も、いずれ白内障を発症します。
核の部分まで混濁が拡がってくることによって、急激に光に対して敏感になることや、眩しさを強く感じるというような自覚症状として出現することがあります。進行が遅い白内障とは言え、早期に手術を決断した方が治療もスムーズだともいわれてます。
❍緊急性がある白内障もある
例えば加齢が原因とされる白内障の中でも、水晶体の濁り方の違いによって進行の度合いが異なり、場合によってはすぐに手術しないと手遅れになってしまうケースもあります。
上記にあげた、核白内障は緊急性があり、治療できなくなることもある白内障だとされています。見え方の変化や、色覚異常(色味の感じ方)を感じたら早めに眼科受診が勧められます。
❍白内障から緑内障へ
このような、白内障の症状が進行していくと、水晶体が肥厚していきます。そのため房水の流れにくくなり眼圧が上昇することもあり、頭痛や吐き気などの症状となることや、眼圧の上昇から緑内障を発症しやすくなります。
❍多くの手術がおこなわれている白内障
白内障の手術法は大きく進化し、安全で簡単な手術だとされています。しかしながら、発見が遅れることや、自覚しながらもそのまま放置されることで、手遅れとなることもあります。
もしも…
見え方がいつもと違うように感じる
そう思うことがあったら、眼科受診です。
※情報サイト 「白内障」日本眼科学会
❍白内障の危険因子
白内障を発症させるリスク因子のとして、喫煙、紫外線、活性酸素、アルコールなどがあげられます。白内障の予防はこれらの危険因子を除去することが勧められます。
●紫外線の予防
発症のリスク因子としてあげられるのが、紫外線です。紫外線は、水晶体のタンパク質にダメージを与えます。長時間、強い紫外線を浴びることで、白内障が進行することが分かっています。季節を問わず、屋外ではUVカットのサングラス、つばの広い帽子などの対策をお勧めいたします。
●酸化ストレス・糖化ストレスの産生を予防
まず必須なのは、禁煙、さらに糖尿病、高血圧、脂質異常症、心血管疾患の予防、白内障の原因とされるステロイドなどの薬物の摂取などを避けることで身体を酸化ストレスから守る
●抗酸化作用の高い食事
ビタミンを多く含む野菜や果物の摂取を心がける
●AGE(終末糖化産物)を多く含む食品を避ける
AGEは、炭酸飲料、揚げ物、スナック類、バターなどに多く含まれます
●外傷を避ける
眼の外傷も白内障の原因となります
●放射線、赤外線被爆を避ける
3.眼のレンズ「水晶体」の役割を再確認
今日の最後は、水晶体について再確認しておきましょう。
❍眼のレンズ機能をもつ水晶体
水晶体は、虹彩(瞳)の後方に位置し、厚さ約 4mm、直径約 9~11mm、重さ約0.2gの凸レンズです。神経も血管も持たない透明な器官となります。透明の膜に包まれ、この膜を水晶体嚢(のう)といいます。この膜の中はタンパク質を30%含み、水晶体上皮細胞が増殖し、そのため子どもの水晶体と比較し、高齢者の水晶体が重く厚くなっていくとのことです。この水晶体の変化が白内障の原因となります。
眼のレンズ機能の疾患のため「視覚」という人の認知機能に大きく影響することはいうまでもありません。
❍水晶体の役割は焦点を合わせること
眼のレンズ機能とされる水晶体は、カメラで例えるとレンズのピントを合わせる役割をしています。正常な水晶体は、透明で眼に入ってきた光を屈折し、網膜にしっかりとピントを合わせる機能をもっています。人の「見える」という機能は、眼から入ってきた光が角膜、水晶体を通過し、網膜面で結像した情報が視神経に送られ、脳が「視覚情報」として認識しています。
このレンズの役割をしている水晶体が濁ってしまうと、当然、光情報は正しく認識されないために「かすんでいる」という情報になります。
●レンズとしての水晶体の結像の機能
- レンズ機能(屈折) :ピントを合わせる機能
- オートフォーカス機能(調節):1度ピントを合わせることにより、遠近のピントを合わせることができる
- 有害光の除去 :紫外線などの有害な光から網膜を守る
- 網膜の保護 :眼の前半分と網膜とを隔てることで有害成分の交通を妨げる作用
●見る対象物の距離に合わせて変化
水晶体はその形状を変化させて、見るものに合わせています。近くを見るときは、水晶体が分厚くなり、逆に遠くを見るときには、水晶体は薄くなります。
水晶体は凸レンズです。厚みを大きくすることによって屈折率も大きくなり、近距離で焦点を結ぶことができます。逆に薄くすることによって屈折率は小さくなりますので、焦点を遠くに結像することになります。
このように厚みを変えていろいろなところにピントを合わせて、世界を映し出すのが私たちヒトの目の水晶体なのです。
生理検査アティテュード®からのメッセージ
・視界不良で体験された不安感
以前にも書いたかも知れませんが、「眼」も私が感じるコンプレックスの1つです。
❍視力矯正の人生、いちばん通院歴が長い「眼科」
小学生のときから視力低下があり、きょうだいの中でも私だけ「眼が悪い」とされ何となくなのですが、引け目を感じるという1種のコンプレックス感、家族の中では、父がメガネを使用していました。確認したわけではないのですが、近視だと思っています。自分も仮性近視を指摘され、小学生の頃、眼科に通院していました。その結果、いちばん後ろの席からでも黒板の文字を見ることが出来たのですが…
気づいたら、乱視と近視、左眼はかなりの乱視です。極度の乱視で、その当時にメガネを作ると、分厚く階段が湾曲して見えるようなレンズです。歩くのには怖さを感じたことも否めません。そのためにコンタクトレンズを長期にわたり使用しています。コンタクトレンズも慣れるまではかなり苦労したこともあり、レンズを落としたことも、そのためにいくら消費しているのか…計算したことありませんがかなりの金額でしょう(笑)
今現在、定期的な医療といえば「眼科」のみです。そう考えると、眼科がいちばん通院している医療機関ということになるようです。
❍見えないという不安
冒頭でのつぶやき、メガネの結露による視界不良「白内障」はこんな感じなのかなぁ…そんなことを思ったのです。夜明け前の薄暗い空間でも、照明の光はにじんで美しくも、幻想的とも感じられるのですが、歩くにはかなり不安な状況となります。
白内障の手術をした母が言ったことばを思い出しました。
『こんなによく見えるんだ』
医師の術前の説明で不安になり、一旦躊躇して、止めたことをちょっと後悔したのかも知れません。片眼のみとしたのに、即刻、反対側も手術を行いました。
見えないジレンマからの「見える」を経験したものにしか分からないのかも知れません。
❍幻想的なイメージよりも明瞭な視野
朝、私がコンタクトレンズを挿入することで、視界明瞭となり「朝が来た」と感じることと、多少似ているのでしょうか。
強度の乱視であるために、ものの輪郭が重複して見える、何とも幻想的な光として感じられ、かつてこんなことを思いました。
メガネを外して見上げる夜空に、
月が二重、三重に見える、
光りの輪郭がダブってキラキラしている~♪
でもやはり視界は明瞭に、クッキリ、ハッキリ見たいものです。
そして、
混沌とした未来が読みにくい世相だからこそ、実際の視界は明瞭に、心の視野もよりクリアにしておきたいものです。
Pure Medical attitude
生理検査アティテュード®
Junko Katayoshi
今日のまとめ
- 身体の加齢性変化は誰にでも起こるが、結晶性知能は生涯成長できる
- 40歳を過ぎたら、眼の見え方にも意識をむける
- たかが白内障、混濁部位によっては、緊急性のある白内障もある
『Pure Medical attitudeからのお知らせ』
『 オンライン』で パーソナルセッション
気になる…だけど…
話してみたい…けれどもすごく高いハードルがある
申し込めない…そんなことが私にもあった
コロナですべてのイベントを閉じた状態での葛藤が続く…しかしながらオンラインをやっと決断した。
オンラインでもつながることが出来る?
オンラインでの会話の経験を重ねたのち…
初めの一歩がものすごく分厚い、高い壁に背後を阻まれて…
断崖絶壁の上に立たされている…そんな気分…
でも、今更ですが、思い出したのです自分自身もそうだった…
顔出ししなくてOKです。話せることだけでOKです。話すだけでどれだけ、どれほど心が救われるか…
電話の先の声が言ってくれた…「おかあさん 大変でしたね…」
涙が止まらなかった…そして、心が少し軽くなった、
そのことを過去の自分が思い出させてくれたのです。声だけでもいいです。聴かせてくださいませんか?話したいその気持ちを
Pure Medical attitude
かたよし 純子
●情報引用サイト
- 眼についての健康情報 公益社団法人 日本眼科医会
- 白内障 日本眼科学会
- 一般の方へ 日本白内障学会
- 白内障 厚労省 e-ヘルスネット
『Pure Medical attitude』過去のブログ
●今日のテーマの関連ブログ
- よく聞くけど、人の感覚機能 知覚とは?認知とは? 2020.11.9
- 目標の先に何を描くのか?メタアウトカムを描こう 2020.10.8
- 出産を考える前に知って欲しい「先天性風疹症候群」とは 2019.11.11
- 『眼の健康』いつまでも明瞭な視覚を §1 加齢黄斑変性 2019.8.5
- 『眼の健康』いつまでも明瞭な視覚を §2 眼圧が正常な緑内障 2019.8.8
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Pure Medical attitude 生理検査アティテュード®
かたよし純子 Junchan♪ ※自己紹介はこちらから
臨床検査技師/超音波検査士/健康管理士一般指導員/健康管理能力検定1級/介護予防運動指導員/米国NLP協会認定NLPトレーナー/臨床心理学 および 基礎エキスパート取得
今日も最後までありがとうございました。