Health attitude blogに今日もご訪問ありがとうございます。今週は「比べるこころ」について考えながらまとめています。人は自分の価値観と「比べる・比較する」ということを無意識にも行っているということ、その理由を前回のブログで書いています。今回はその比べるという行動を通して得た結果や、比べられて言われたことのあることばによって、

人はどうして比べて、比べられて落ち込むのか?

比較することを活かすその方法

このようなことを中心にまとめてみたいと思います。さらにプラスαでは、自分の外見に対するコンプレックスにも触れていきます。

1.比べられること、比べることを活用するために

1-1 自分にないものを求める心は誰にでもある

1-2 否定的なことを言われたら誰でも落ち込みますが…

1-3 比べることを自己成長につなげよう!

今日のプラスα

2.外見にコンプレックスを持つ時は

3.比較心理学という分野もあります

生理検査アティテュード®からのメッセージ

・臨床検査は比較して解釈する ~サインということの重さ~

 

1.比べられること、比べることを活用するために

他の人と自分を比べて「いつも落ち込む」というメッセージから今回のテーマ「比べられること」を考えています。

1-1 自分にないものを求める心

人には自分と他を比べる心があります。そして、自分には無いもを他の人に見出したとき、羨ましいという感情やあこがれのような感情や、妬ましいというような嫉妬心という感情もあります。

❍自分には無いものがよく見える

自分よりも優れた能力を持つ人や、金銭的に恵まれているなどさまざまな物を比較して、さまざまな感情を持つことも少なくないのではないでしょうか。

しかし、心のバランスを保つことが出来ている状態であるなら、そのような感情に惑わされることなく、自分は自分と割り切ることで自己を取り戻し、平常心を保つことができます。

心に空きがあるような状態、不平等な扱いや誹謗中傷など日常生活でのイライラ、過度なストレス状態では、心の余裕が無くなることもあり悪循環の思考サイクルに陥ることもが…

こんなはずでは無い…

「もっと〇〇ならば…」

そんな感情が激化して…

  • こんなことにはならなかった
  • 自分ばかりいつも割が合わない
  • いつも自分ばかり損をしている
  • 世の中不公平なことばかり、
  • 自分は悪くない、悪いのは〇〇だ
  • どうせ自分には何もできない

などなど、ネガティブな「負のサイクル」が回り始めることありませんか?

隣の芝生

ほんとうに「隣の芝生は青い」ですか?

❍メンタルレベルが低下している時の思考

他と自分とを比較してみては自分以外の周りの物や人が、とてつもなくキラキラと輝いて見える、無い物ねだりの心、他人の物は、自分の物よりもよく見えてしまう心を表すことわざ「隣の芝生は青い」です。

そんなときに他からの誹謗中傷を受けたときにどのような感情を持つのかによって、その後の行動が大きく変わります。

メンタルレベルが下がっているときは要注意です。自分にとって喜ばしくないこと、大切な人や物を失った時、などの大きな喪失感を生じるイベントには、特に注意が必要と考え、敗北感や自己否定感などのネガティブな感情に引き寄せられやすくなります。

他者と比較しないこと、自分に否定的な人に合わないことも必要です。十分な睡眠と食事、身体を動かすなど、身体の緊張を解きほぐすことが出来ることに意識を向けることをお勧めします。

❍比べて生じる闘争心?敗北感?

学校教育の中で、テストの成績何点で、学年で何位という評価、偏差値という「数字」で多くの子どもが順位づけされ育ってきたような競争社会も影響していた。

深く考えることなく表面的な知識のみで、比較されてきた心がそこには多くあります。

今ほど、発達障害が知られていなかった時代、枠からはみ出る行動、周囲と異なる行動を指摘され、他と比べられて心のない言葉を投げかけられ続けていた心です。

それらの言葉はすべてインプットされ続けています。

学力で評価されて大人になった今、どう育ってきたのかによって、今の自分があるのだと思うことがあります。数字では割り切れない、比較しきれないにも関わらずにです。

比べられない個性もその一般的なスケールに無理やり「順位づけ」されてきていました。押し込められ、縛られた結果での評価のみで、周囲からどのような言葉や感情を与えられ続けそのことを「記憶」してきたのかが大きく影響していると考えます。

❍比べて褒めると…

とくにお子さんに対して「比べないで褒めること」をお勧めしたいです。

褒められることなく、出来ない子ども、もっと頑張りやりなさい、落ちこぼれになってしまう、どうして出来ないのか、努力していない、怠けてばかりいるから…このような否定されるような言葉を「〇〇ちゃんと比べて」と言われていたらどのような心の歪みが生じているのか?ということになります。

比べない褒め方

<比べない褒め方のススメ>

そして、褒めるときもどうぞお子さんに対して、比べて褒めることはせずに子どもの努力・行動など人格に関わることばで褒めてあげてください。きょうだいや他の子どもと比べられて大きくなった子たちは、大人になっても無意識に、他と比べることで自分の存在価値を判断するようになるのではないでしょうか。

褒められる基準が「比べられた物や人、比較対象物や人」につねに基準が置かれてしまうからです。

褒めるときは、その人の思考や価値観など行動を促している個人の本質を褒めることが非常に大切です。

❍誰にでもある「褒められたい」心

小さなことでも褒められることで「良い気分」を得ることができます。私も当然嬉しいです…自慢になりそうですが…

『後ろ姿、歩き方が美しくて惚れ惚れした』

そんな声を同年輩の女性ですが、初対面の方にいきなり言われて心をくすぐられました。自分の姿勢を良くしたいということを目標のひとつとしていますので、我が意を得たような言葉に「チョー嬉しい!」という気分で、その日のモチベーションは雨にも関わらず急上昇でした。

 

1-2 否定的なことを言われたら誰でも落ち込みますが…

人は自分の持つスケール・価値判断基準、すなわち価値観でものことを意識的にも無意識的にも評価しています。

あの人はあまり好きではない

と感じる心も無意識に自分の価値観で判断しています。

❍価値観は個性の表れ

比較することで価値観は形成されているということを、前回のブログでも書いていますが、価値観は人によって大きく異なるものであり、そのスケールで評価されても、それは、その人の考え方であり意見です。

『あの人かっこいいわぁ~~♡』

という人を見て

私の好みでは無い!むしろ嫌いなタイプ‼

ということもあるのではないでしょうか。

❍他者評価をどう解釈するか?

他者から自分のことをあれこれ言われても、それはその人の「個人の意見」にしか過ぎないことであり、自分がわからない部分を、むしろ客観的に評価してくれている、そう思えばよいのです。

でももし、非難されるされるような言葉を言われたら誰でも落ち込むことはあるでしょう。そんなときは感情を切り離して、言われた言葉の意味を考えて見ることです。

「言葉は刃物になる」

言っている人のことばを制することは困難ですよね。刃物のような危険な人の心に突き刺さるような言葉を連呼している人からは、抗おうとしてもムダな労力を費やすだけだと私は考えます。

そっと離れて距離をおきます。そして、

100%認められている人はいない

そう考えています。世間的に認められている人でも、否定的な意見、悪口を言う人は必ずいます。それがマイノリティとされる少数派であっても、真逆の意見として持つ人は必ずいます。自分に対して否定的なことを言っている人に出会っても、それはその人の意見・考え方・行動志向であるというだけに過ぎません。

※関連ブログ「弱者・少数派が生きやすい社会

そのまま聞き続けるのが辛く感じたときは、聞き流してその場を離れることです。そして、この人は自分に対して否定的な意見を持っていると解釈するだけでよいのです。そして、時間を置いてその意見を自分に活かす方法を考えることができれば「貴重な意見をありがとう」と言えるのです。その方法は後述いたします。

※関連ブログ「誰が決めたの?その「常識」

❍自分に対する異なる対応

グループで活動するときなど、このような経験したことありませんか。

「自分にだけ、いつも異なる対応をする人がいる」

このような差別されているのかな?というような感情を持つことも、ときに有るのではないでしょうか。自分に対する話し方や、話の内容など以外に表情や視線の送り方などですが、とくに「人の眼」には感情が表れます。目は口ほどにも物をいう と言われるように唯一「眼」は、感覚神経が外部と接する器官となります。

自分に対して言葉少なく、うやむやな表現で対応している場合などは「眼」から受ける印象を感じてみてください。そこから、その相手の価値観が自分と大きく異なることがあるのではないでしょうか。そんなところにも学びのヒントを見出すことも出来るのかも知れません。

いろんな人と自分の思考・行動を比べることから、自己成長の方向を見出すことも出来るのではないでしょうか。

 

1-3 比べることを自己成長につなげよう!

比べることで「自分のものさしメンテナンス」を行っている

そんなことを思いました。

比べてみて

<比べてみてわかる>

❍技術は教えてもらわないと取得出来ない⁉

先日TVでの情報…

人の技術を必要とする職種では、

離職率が高く技術者が育たない

そんなことを言っていました。昔ながらの見て覚えろというやり方では多くの人が辞めてしまうということのようです。教えることで離職率を下げているとのことでした。

それも確かに必要だと私も思っています。先を行くものは、後継者を育成することも仕事だと考えています。そして、そのときにありがちなのは、教え方によって大きな差が生じているということを、教える側も知っていることが必要だということです。その理由は話しが外れるますので機会を改めて行いますが、学ぶ側の姿勢としては

『門前の小僧習わぬ経を読む』

という考え方です。言葉のサポートも大切ですが、さらなるスキルUPのためには、「五感で学ぶ」ということをお勧めしたいのです。

❍自分の動きと比べてみること

言われていることは聴覚情報としてインプットされます。聴覚プラス、視覚情報でもインプットすること、さらに身体感覚も用いて、VAK(Visual:視覚、Auditory:聴覚、Kinesthetic:身体感覚)すべてを用いて情報収集しながら学習して欲しいのです。

視覚は手本を見て覚えるということだと理解できますが、では、身体感覚とは?と思うのかも知れませんが、手本となる指導者の動作・一挙手一投足を視覚で取り入れ、指導者が

指導者の行動を頭の中でイメージとして構築し、

あたかも自分が行っているかのように

身体感覚として感じイメージしてみる

ということです。

理想とする人を一挙手一投足観察することから、自分の動作と「うまくいく動作」との違いを観察すること、そしてその動作を何度も何度もイメージしながら自分の動作として取り入れてみる。何度やっても納得感がなければ他のモデルを観察してみることも必要です。そして、そこから自分に合う、オリジナルの動作として繰り返し行うことで自分のオリジナルの動き・技術として習得していくことにつなげるのです。

❍モデリングという行動

NLP(神経言語プログラミング)の中ではこの行動を「モデリング」と言っています。自分の得たいゴールに対してうまくいっている方法をうまくいっている人から学習することです。

うまくいっている人の一挙手一投足はもちろんのこと、日常の習慣行動、思考、信念、価値観などから言葉の使い方や、趣味、嗜好などまでありとあらゆる体験をしてみてそのモデルになりきることを継続的に行うことで、五感で良いところを自分にインプットする方法です。

行動してみて自分に馴染む方法のみ取り入れること、さらに他のモデルからも同じようにモデリングを行い、良いところを積極的に取り込み、自分独自のオリジナルの技術として新しい手法を創り出すのです。意識から無意識で出来るようになるまでしっかりと習熟することです。

モデリングから取捨選択して生み出される

独自の世界観・オリジナリティ

ちょうど先週のブログで書いている「知識を習得し続けて、メタ知識」とする過程です。まだ読まれていない方は、ぜひご参考にして戴ければ幸いです。

※関連ブログ「それ、説明出来ますか?説明力を得るために」

❍過去の自分と今の自分を比べることで

自分の成長をしるために、過去の自分と比べてみることも必要です。

柱の傷として子どもの頃に刻んだ「せいくらべ」のように過去の自分を振り返り、その時の心の在り方と今とを比べてみることで、自分の今がわかることもよくあります。過去の辛かった時の経験や体験を乗り越えてきて、今の自分があるからです。その時の経験が気づくと今に活かされていることも少なくないのではないでしょうか。

個人的なことをいうならば、辛い経験から心を学ぶことを知り今の自分がいます。

❍不定することを言う人から学べること

私が個人的に尊敬する人に対して否定的なことを言っている人がいました。そのことを尊敬する人に伝えたときに言われたことは、「自分を否定する人は必ずいる。だから気にしても仕方ない」2割は少なくてもいると言っていたかと、世の中そんなものかも知れません。

だからこそ、その否定的な意見を真摯にうけとめ、自己成長の糧にするのです。否定されている部分は自分に欠けている部分かもしれません。その意味を考え、先の自分の人生へのヒントに繋がることもあるのです。否定的意見を知っていることに意味があると考えることで、何らかのきっかけになることもあるのだと考えます。

 

2.外見にコンプレックスを持つ時は

鏡を見て思うことよくあるのでは…

もう少し、背が高かったら…

もう少し、足が長かったら…

もう少し、眼が大きかったら…

もう少し、鼻が高かったら…

もう少し、かわいかったら…

行動や性格などは、意識的な努力によって、

それなりに変化をもたらすことも出来るかもね…

けれどもね…容姿や外見などはどうすることも出来ない

そんなことを思われた方もいることでしょう。

❍ボディイメージに対するコンプレックス

簡単には変えられないさまざまなコンプレックスがある人も…背が低い、足が短い、顔や容姿、学歴、地位、名誉、などなどさまざまなものがあります。容姿や外見など身体的なことに対しても人は多くのコンプレックスを持つことも少なくありません。

加齢とともに白髪が目立つようになることもまぁ、1つのコンプレックスとなる原因ですから、白髪染めが売れるのでしょう。個人的には視力や歯にもややコンプレックスがあります。でもそれらはある程度の対応することも可能です。視力は矯正できますし、歯も定期的に健診に行けばよいことです。白髪も美容院に行くことで改善されます。

対応可能なコンプレックスは大きな問題にはならないと考えます。

❍簡単に変えることが出来ないコンプレックス

しかし、ボディイメージは簡単には変えられません。顔かたちを変えたいということに対して、プチ整形をして、コンプレックスを解消して人生を変えたということも近ごろは珍しくなくなりました。

美容整形まで考えることを個人的には否定も肯定もしませんが、身体にメスを入れるということに対してのコンプレックスを生じることも否定できないのでは無いでしょうか。

1つ言えるのは、

容姿の評価は、個人評価に過ぎない

ということです。自分の外見、太っていると思い、体重をすごく気にしてダブダブのTシャツを着ている人をよく見かけます。自分の体型を隠したいからという理由のようですが、逆効果となっていることに気づいていないようです。

容姿・骨格を変えること簡単では無く、親やきょうだいを変えることは出来ません。このような簡単にはどうすることも出来ないことや、現実問題に対するコンプレックスとどのように付き合ったらよいのでしょうか。

外見力を上げる!

❍外見力を上げるには「自分らしいイメージ表現」似合うスタイリングの科学

このブログでも時々「外見力」のことを書きます。自分に似合ったスタイリングをすることで大きく印象は変わります。私がよく言うことば

「似合う」には法則がある

 

でも、外見力は自らの学びや努力によって、印象を大きく変えることができます。私はそのことを「イメージ」を学ぶことで知ることができました。その方法はここでは省きますが、過去のブログでもまとめています。

※関連ブログ 「自分の人生を彩る色

❍自分がコンプレックスを持つ部分は個性と受け止める

今年流行のデザインや色をいつも着こなせない…そう思う人もいるのでしょうか。

流行のスタイリングがすべての人に合うわけは無い

合わなくてあたりまえなのです。モデルとなっている人とまったく違う個体なのですから、身長も異なれば、体型も異なり、イメージも違う個性です。

自分に似合うものをその時の状況に合わせて着こなすほうが余程おしゃれで、センスの良い装いになります。

❍イメージコンサルは個性・イメージを引き出すご提案

自分の持つコンプレックスは、自分が苦手とする部分、弱点でもあります。その弱点を補い、本来もつその人らしさ良さを最高に引き出すことが目的です。着たい、着こなしたいをその人に合わせて見せ方を魅せるコンサルティングです。

似合わない色を着て損をしている人、もったいない着こなしをしている人、チャームポイントを隠して、欠点を強調してしまっている人…気になります。

自分のコンプレックスを知り、受け入れることからその苦手な部分、弱点を克服して行こうとする、強い行動意識に変換することも出来ます。

弱点は、自分の最高の成長点となります。新たな自己発展・可能性につながる部分となることもあります。コンプレックスがあるからこそ、成長できるのです。自分の弱点を生かし、成長につなげるための糧になります。

 

3.比較心理学という分野もあります

形では表せない、見えない心を表現していくのが心理学とも言えます。そのひとつに比較心理学という分野があります。

❍比較心理学とは?

比較心理学とは人と他の動物の行動を比較していくことで人間の心の動きを明らかにしようとする学問です。文化的比較、比較文化的な心理学を含むことがありその多くの場合、比較されるの対象は他の動物とされます。

比較心理学とは?

<比較心理学とは?>

❍比較心理学の2つの目的

●人間よりも扱いが容易な動物実験

動物実験によって、人間にも共通する心の動きの基本的な特徴を明らかにする

●人間と動物との相違点・類似点

人間と他の動物との類似点・共通性に着目すること、さらに相違点から人間の心の動きに見られる特長をあきらかにする

❍ダーウィンの進化論との関連性

ダーウィンの後継者として、比較心理学の基盤は、比較解剖学者のロマーニズですが、比較心理学を支えているのは、ダーウィンの「進化論」です。ダーウィンは「人間と動物における情動の表現(1872)」で、人間と動物との表情の似ている点から、共通する感情表現の表出の原理がまとめられています。

❍さまざまな分野で応用されている比較心理学

ウイルスや植物から人間にいたるまでさまざまな種類の生物の行動の相違点やと類似点などから比較研究する心理学です。現在では広義の意味合いとして、心理学以外にも応用され、比較認知科学とされています。

※情報参考サイト「比較心理学」コトバンク

 

生理検査アティテュード®からのメッセージ

臨床検査は比較して解釈する 

~サインということの重さ~

臨床検査技師は報告する検査結果に検査担当者・報告者として責任を持ってサインしています。

❍サイン・印鑑の重さを考えていますか

9月末に放送終了したTVドラマ「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」中で、主演の石原さとみさん演じる葵みどりさんが処方薬剤師欄に印鑑「葵」を押すシーンが私には印象的でした。

検査報告書にはサインをします。今政府では印鑑廃止という作業が行われていますが、臨床検査結果にはサインは必須です。臨床検査には人の命を左右することがある、それくらい重圧のある仕事だと思って今まで従事してきています。その形が「検査報告書」へのサイン・印鑑です。

『与えられた検体は分身』

身体からのメッセージを読み解く仕事

サインもしくは、シャチハタですが捺印しています。

検査対象とされる「検体」とは、被検者の方の分身だと私は受け取っています。検体からメッセージを正しく読み解きお返しすることが「臨床検査技師の仕事」だと心得ています。

臨床検査の結果が正しく出されているのか、そこに何らかの手技的エラーや機器的エラーは生じてはいないか?生理検査であるならば、見落とした身体からのメッセージは無いか?などなどを明文化して、そのデータ管理を行っています。

❍超音波検査士は「サイン」で生かされる個人商店

それくらいにまで私は思っています。超音波検査はプローブを持った人がどのような画像を構築するのか?ということにかかっているからです。本当に同じ方の身体なのか?同じ診断装置で記録されているのか?と思うほどにテクニックによる差があることが否めないからです。

自分が責任を持ってサインをするためには、自分の眼と技術で確かめた結果のみサインできるのです。

ふと思うこと…サインをすることは促されたことがあるが…そんなことを

サインの大切さということを

学校でも職場でも

教えられたことは無いかもなぁ…

❍前回値・過去との比較・比べることは必須

私が超音波検査診断方法を伝えるときに、事前に行うことを必ず言うことの1つに

  • 前回値が有る場合は必ず確認すること
  • ラボデーター:血液検査結果やその他の画像診断
  • 既往歴 など
  • 検査時の検査目的、臨床症状、必要な除外診断などの事前確認 など

これらをカルテ上から予習してから行うことです。

この中で重要なことは「比較」です。前回ばかりと「比べている」と見落とすことがあるからです。前回、誰が検査を担当していたかも私はチェックしています。超音波検査診断は主観が伴うことも否定できないからです。

❍比べるのは「経過」としての比較を!

毎回、経過観察で行われている被検者の方や、健康診断で毎年受診していただいている方には検査歴があります。初回時からの結果を確認することが必要です。例えばある腫瘍の経過観察として、サイズ変化のみチェックしていると性状が変わってきていることや、良性から悪性を疑わせるようなサインを見落とすこともあり得るからです。前回値とのサイズ変化が数mmでも、数年前の初回からだと倍になっていたということもあるからです。

実際に健診で良性から悪性を匂わすよう所見があり、指摘して手術適応とされた症例も経験しています。

前回値として「計測誤差範囲」で安心してしまい、「この人の検査終了」と無意識に決めてしまっていることで、他の新たな所見を見落とすことにつながることがあるのです。

いつでも初めて検査をする意識で、

毎回、端から端まで丁寧に

 若葉マークの検査技師さんにお伝えしたいですm(_ _)m

ゼラニウム

 Junko Katayoshi (^_-)-☆

 今日のまとめ

  • 自分には無いものを求める心は比べる心にある
  • 褒めるときは比べない
  • 比べてみることで自分に欠けているところをモデリングすることでオリジナリティを引き出す

 

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気になる…だけど…

話してみたい…けれどもすごく高いハードルがある

申し込めない…そんな時が私にもあった

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きちんとクライアントの心と向き合いたいそう思う気持ちが、オンラインへの抵抗感が根強く、なかなか決断できませんでした。試行錯誤しながらも自分のことを振り返り、オンラインでやることを決断いたしました。

オンラインでの会話の経験を重ねたのち…

初めの一歩がものすごく分厚く、高い壁に阻まれて…

断崖絶壁の上に立たされている…そんな気分…

でも、今更ですが、思い出したのです自分自身もそうだった…

顔出ししなくてOKです。話せることだけでOKです。話すだけでどれだけ、どれほど心が救われるか…そのことを過去の自分が思い出させてくれたのです。声だけでもいいです。聴かせてくださいませんか?話したいその気持ちを

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Pure Medical attitude

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情報引用サイト

  • 比較心理学 コトバンク
  • 心理学概論 「比較心理学」放送大学教材 森 津太子 放送大学教授著

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かたよし純子 Junchan♪  ※自己紹介はこちらから

臨床検査技師/超音波検査士/健康管理士一般指導員/健康管理能力検定1級/介護予防運動指導員/米国NLP協会認定NLPトレーナー/臨床心理学 および 基礎エキスパート取得

今日も最後までありがとうございました。