Health attitude blogに今日もご訪問ありがとうございます。前回は糖尿病を再編集しましたが、プラスαの中で炭水化物・食物繊維に触れています。今日はその食物繊維ですが、これも過去に一度まとめており、その再編集です。近年、食物繊維のさまざまな効果が知られるようになり、健康維持には必要不可欠とされ「第6の栄養素」といわれています。今回いちばん伝えたいことは、

ムダの意味

改めて食物繊維を考えてみること、ムダ・不要・除かれるものとして邪魔者にされていた食物繊維ですが、今、脚光を浴びています。「ムダにも意味がある」そんなことを伝えたくなり、今日の「生理検査アティテュード®」でつぶやいています。

1.栄養素ではないのに、第6の栄養素といわれる食物繊維

1-1 消化されない「難消化性」に意味がある⁉食物繊維

1-2 ムダな食材?「食物繊維」栄養無いけど何が期待できるのか?

1-3 食物繊維を多く含む食品

今日のプラスα

2.食物繊維を摂れば便秘が改善できる⁉

3.食物繊維、栄養豊富な「キクラゲ」食べていますか?

生理検査アティテュード®からのメッセージ

・ムダなことの意味「ムダは幸せにつながる心の余白」

 

1.栄養素ではないのに、第6の栄養素といわれる食物繊維

食物繊維は、その効果は確かだとされていますが、まだまだ研究段階とされている分野です。食物繊維の定義として現在共通に受け入れているものとして、

食物繊維とは

とされています。

1-1 消化されない「難消化性」に意味がある⁉食物繊維

国内では上記に示したように植物性食品のみならず、動物性食品を起源とするものも含めて食物繊維とすることが、一般的に受け入れられています。

❍消化されないことに意味がある食物繊維

食べても排泄されてしまうだけで、栄養にならない不要なものから、一転してその有用性が認められ脚光を浴びているのが食物繊維のようです。植物性の食物繊維とされるセルロースやリグニン、ペクチンは、人の消化酵素で分解されません。また、動物性のカニ・エビなどの甲殻類に含まれるキチン、キトサンなども人の消化酵素では分解されず、食物繊維に含まれています。デンプンの一部とされる消化されないレジスタントスターチなども食物繊維に含まれます。

❍排泄されるカス、ムダにも意味がある

栄養成分が無いから食べてもムダ、役に立たないものとして不要なものと考えられ、過去には取り除いたほうが美味しく食べられる、不要どころか食感を損なうものとして扱われてきた過去があります。

しかし、その効果に注目される今では、食事摂取基準で目標量が決められるまでになってきました。しかし定義から明らかなように栄養素ではありません。

成人18~69歳の食物繊維「摂取目標量」

1日あたり

男性:20 g以上 女性:18 g以上

※厚生労働省策定「日本人の食事摂取基準(2015年版)」より

●減少?している食物繊維

1950年頃の1人あたりの 1 日の食物繊維の摂取量は、20 g を超えていたといわれていますが、穀類・いも類・豆類の摂取量の減少傾向とされ、そのため、食物繊維の摂取量は低下し、1日あたり 14 g 前後と推定されています。

日本人の食事摂取基準(2020 年版)「日本人の食事摂取基準」策定検討会報告書の中では、

食物繊維は、摂取量不足が生活習慣病の発症率又は死亡率に関連していることから、3 歳以上で目標量(下限のみ)を設定した。食物繊維の理想的な目標量は成人では、24 g / 日以上と考えられるが、現在の日本人の摂取実態を鑑み、その実行可能性を考慮して、これよりも低く設定した点に留意すべきである。

日本人の食事摂取基準(2020 年版)「日本人の食事摂取基準」策定検討会報告書より抜粋

最近食物繊維のことをよくメディアでも取り扱いますので、摂取への意識は高まっているのでしょう。便秘の改善は大腸がんの予防にもつながります。コレステロールの低下は、動脈硬化の予防にもなります。目標必要量は、年齢、男女差、体型によっても異なります。詳細は、日本人の食事摂取基準「炭水化物」厚労省リンクPDFでご確認ください。

炭水化物の分類・食物繊維

<炭水化物の分類・食物繊維>

❍食物繊維の分類

食物繊維は大きく2種類に分類されます。

  • 不溶性食物繊維(SDF : soluble dietary fiber)  :水に溶けない
  • 水溶性食物繊維(IDF : insoluble dietary fiber):水に溶ける

これ以外に、粘性や発酵性で分類する場合もあります。

❍水に溶けない「不溶性食物繊維」

不溶性食物繊維は、水に溶けないために、ほとんど消化されない食物繊維です。小麦ふすまに含まれるセルロースに代表されます。体内入ると腸を刺激し、蠕動運動を促進する性質があります。そのため便秘の解消、有害物質を吸着して食べ過ぎた余分な脂肪分を絡めとって排出するという非常にありがたい、デトックス効果が期待できます。そのためダイエットにもよく用いられます。満腹感を促すために食欲を抑える効果にも期待できます。成熟した野菜などに含まれ、糸状のもの、多孔質のものがあり、食感としてはボソボソ、ザラザラとした舌触りを特徴とします。

❍水に溶ける「水溶性食物繊維」

❍水に溶ける「水溶性食物繊維」
水溶性食物繊維は、水に溶ける性質を持った食物繊維です。フコイダンやペクチンなどいろいろな種類があり、ゲル状になりネバネバが多いというのが特徴です。食欲を抑えることや、便秘の解消、血糖値の上昇を抑えるなどの効果があります。ネバネバ系のほかにサラサラ系があります。

 

1-2 ムダな食材?「食物繊維」栄養無いけど何が期待できるのか?

食物繊維は消化・吸収されずに小腸からそのまま大腸まで到達する成分です。

日本人の若い人を中心に多くの人が不足しているといわれるのが食物繊維とのことです。積極的に摂取することが勧められている第6の栄養素です。その栄養価を不溶性・水溶性の種類ごとに過去のブログを中心に再編集していきます。

❍食物繊維は必要なことを示す効果とは

食物繊維の効果として欧米では、1日あたり24 g 以上の摂取することで、心筋梗塞の発症リスクが低下するという研究報告がるとのことです。

生活習慣病の重症化予防への期待

●脂質異常症への効果

総コレステロール・LDL-コレステロール・中性脂肪の有意な改善

体内で産生される胆汁酸の便への排泄そ促進させる効果があるります。胆汁酸はコレステロールから産生されるため、コレステロール値の低下を促すことが期待できます。

●収縮期血圧の改善、空腹時血糖値の改善

さらに、食後の血糖値の急激な上昇を抑制することも知られています。このように多くの食物繊維は、糖尿病や心疾患など生活習慣病に対しての予防効果があることが知られています。

●腸内環境の改善

そして、消化されない食物繊維は、そのまま大腸まで届けられ、便の量を増加させることによって、腸内のビフィズス菌や乳酸菌など善玉菌と呼ばれる腸内細菌を増加させ、腸内フローラを整える役割を持ちます。

❍不溶性食物繊維の効果

水に溶けない性質は、水分を含んで胃や腸で膨張するという特徴があります。

●食欲抑制:膨張する性質が与える満腹感

不溶性食物繊維は水分を含みますので、胃や腸で膨張するため容量増し、そのため満腹感を得やすくなります。さらに、硬い食材が多いことから、噛んで食べることが必要とされるために咀嚼回数が増加します。その結果、食べすぎを防ぎ、咀嚼は満腹中枢を刺激するため食欲を抑える効果が得られます。また発育期の子どもは、顎の発育促進となり歯並びをよくする効果も期待できます。

●大腸癌の予防効果:便とともに有害物質の排泄を促進

不溶性食物繊維は、体内に蓄積される有害物質の重金属やダイオキシンなど、発癌性物質を吸着して便とともに体外に排泄してくれます。

便秘改善:蠕動運動促進

食物繊維は胃や腸で膨張することで、腸を刺激し、蠕動運動を促進させ排便を促す効果をもつ

※関連ブログ「便が出なくて…慢性便秘症

●整腸効果:腸内菌叢のバランス改善

大腸内で発酵・分解され、善玉菌などビフィズス菌などが増え、腸内環境が改善される。(水溶性食物繊維より発酵性は少ない)

❍不溶性食物繊維を食べすぎると…

良いものならどんどん食べよう!ということではありません。腹八分目という言葉もあるように、過剰摂取は水を吸い過ぎてしまうことになるために逆効果となる場合もあります。

不溶性食物繊維は、筋っぽく、ザラザラしている性質のため便秘の時に大量に摂取する便が詰まってしまうこともあります。さらに、腸の蠕動運動が活発になりすぎることが原因となる便秘・痙攣性便秘になることもあります。食べる量と水分摂取、水溶性食物繊維とのバランスも心がけることが必要です。

痙攣性便秘とは?

副交感神経の過度の興奮によって腸管が緊張し大腸の過緊張によって起こる。便をうまく運ぶことが出来なくなり、コロコロとした便になります。

不溶性食物繊維の効果

<不溶性食物繊維の効果>

❍水溶性食物繊維の効果

水に溶ける水溶性食物繊維には便秘の改善効果が、不溶性食物繊維よりも期待できます。

●食欲抑制:空腹感抑制

粘着性が高く、胃腸の内部をゆっくりと移動するためにお腹が空きにくいため食べすぎを防ぐ。

●血糖値の上昇を抑える

糖質を吸収するために、急激な血糖値の上昇抑制、高血糖を予防するなどの効果がある

●コレステロールの排泄

コレステロールを吸着し体外に排泄する効果がある。そのためコレステロールの上昇抑制し、高血圧、動脈硬化、癌などのリスクを低減させる。肥満の予防につながりダイエット効果が期待できる。

●便秘改善

ゲル状で粘稠性をもつ性質が、腸の中を便が移動しやすくさせ排便を促進させます。高い保水性のため、便の水分量を増加させるため便通の改善にも役立っている。

便秘を改善させたい時に摂取する食物繊維は、この水溶性食物繊維です。腸内細菌に分解されやすく、不溶性食物繊維に比べ、腸内の善玉菌を増やす効果も期待できます。腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整え、便秘を改善する働きがあります。

❍水溶性食物繊維の過剰摂取

水溶性食物繊維は過剰摂取をすると下痢を引き起こし、健康食品などによる過剰摂取は、ビタミン、ミネラルなどの吸収を阻害し、必要な栄養素も排泄してしまうので注意が必要です。

水溶性食物繊維の効果

<水溶性食物繊維の効果>

1-3 食物繊維を多く含む食品

ここまでまとめたように、食物繊維は、排泄されるものであるがゆえに、便と関わりを持つこと、身体の排便サインから見た食物繊維の必要量を考えることが出来るとされています。

❍1日の排便量に関係する食物繊維

排便は「1日に1回、規則的に排便がある」ことが理想とされ、目安となります。このことから考えられた人の排便量は、

「1日の排便量」約 150 g

Mサイズの殻なし鶏卵にすると、約3個分とあり、この便量を作り出すために必要な食物繊維を食事から摂取することが目安とされています。この量の食物繊維を摂るには、主食の穀類がよいとされています。動物性食品とされる魚介類や肉類などには、ほとんど食物繊維は含まれません。1日のうち1食の主食を玄米や麦、胚芽米などにおきかえることで効率的に食物繊維が摂取することができます。

さらに、豆類・野菜類・果実類・きのこ類・藻類などにも多く食物繊維が含まれています。特にそば・ライ麦パン・しらたき・さつまいも・切り干し大根・かぼちゃ・ごぼう・たけのこ・ブロッコリー・モロヘイヤ・納豆・いんげん豆・あずき・おから・しいたけ・ひじきなどがに多く含まれています。

❍不溶性食物繊維が多い食品

穀類、野菜、豆類、キノコ類、果実、海藻、エビやカニの甲殻類の殻にも含まれます。

〔不溶性食物繊維の特性〕
  • 高い保水性
    • 胃や腸で水分を吸収し大きく膨張、
    • 腸を刺激して蠕動運動を活発化し、便通を促進する
  • 咀嚼を促す形状
    • 繊維状、蜂の巣状、へちま状という形状から咀嚼回数を増加させ、満腹中枢に作用、食べすぎ予防
    • 咀嚼を増やすことから、顎の発育を促し、歯並びをよくする
  • 大腸内での発酵性
    • 大腸内で発酵・分解されることでビフィズス菌などを増加させ、腸内環境を整える
    • 水溶性食物繊維より発酵性は低いことに注意

❍不溶性食物繊維を多く含む食品例

  • 穀類  :ライ麦粉、コーン、オートミール、玄米、ポップコーン
  • 野菜類 :ゴボウ、菜の花、たけのこ、トウモロコシ、アボカド、春菊、カボチャ、モロヘイヤ、ほうれん草、大根
  • 豆類  :いんげん豆、ひよこ豆、えんどう豆、大豆、ささげ、あずき、納豆
  • いも類 :さつまいも、こんにゃく、しらたき、フライドポテト
  • きのこ類:干しきくらげ、エノキ茸、干ししいたけ、しめじ、なめこ

その他、唐辛子などのいくつか例外があります。豆類以上に不溶性食物繊維がたくさん含まれている食べ物があるにはありますが、とうがらし、かんぴょう、切り干し大根など。乾燥して水分が抜けているため多めに計算されます。とうがらしは、多く摂取出来ないため、あまり意味がないようですが、とうがらしの主成分のカプサイシンは腸を刺激し、便秘解消に効果あります。

❍水溶性食物繊維が多い食品

昆布、わかめ、こんにゃく、果物、里いも、大麦、オーツ麦などに含まれる

〔水溶性食物繊維の特性〕
  • 粘 性:ゆるやかにして、食後血糖値の急激な上昇を抑制
  • 吸着性:胆汁酸やコレステロールを吸着し、体外に排泄
  • 発酵性:大腸内で発酵、分解され、ビフィズス菌などの善玉菌を増加させ、腸内環境を整える

❍水溶性食物繊維を多く含む食品例

  • 穀類 :大麦には水溶性食物繊維が多く含まれ、不溶性食物繊維が少ないため、便秘には効果的
  • 海藻類:寒天、ひじき、めかぶ、わかめ、もずく、昆布
  • 果物類:キウイ、バナナ、りんご、レモン、かき、もも、いちご、干し柿 など
    • ドライフルーツなら手軽に水溶性食物繊維が補給できます。杏やプルーン・イチジクなど
  • 野菜類:ゴボウ、アボカド、オクラ、モロヘイヤ、春菊 など
    • ゴボウは水溶性食物繊維の割合が高い根菜、便秘解消には非常に効果的です
  • 豆類 :納豆、きなこ
    • 納豆、きなこは不溶性食物繊維が豊富な食材ですが、水溶性食物繊維も豊富に含まれています。

通常摂取される食物繊維は、おもに植物性食品由来です。海藻類、果物類に多く含まれ、腸内でビフィズス菌などの善玉菌のエサとなり腸内環境を整える働きがあります。

 

2.食物繊維を摂れば便秘が改善できる⁉

役に立たないものとされていましたが、血糖値の抑制、血中のコレステロール濃度抑制など、さまざまな効果が示されています。これらの効果のみならず、

便秘の予防・改善させる食物繊維

このようなイメージが、一般的に定着しているようです。

❍食物繊維と腸内環境

食物繊維は、便の体積を増やすための食材となっているとともに、腸内環境に影響する腸内細菌に利用されます。腸内フローラを整えるためにも役立っていることがわかっています。

実際に不溶性食物繊維も、水溶性食物繊維も便秘を解消する効果がありますが、その摂り方は、「過ぎたるは及ばざるが如し」で、バランスが必要です。どちらか一方だけ摂取しても、下痢や便秘がひどくなる可能性もあります。大事なのは、“バランス”です。

よく見る「特定保健用食品」の中で「おなかの調子を整える食品」として含まれている成分をみると、その多くが食物繊維です。サプリメントを含め、加工食品を買い求める時、摂る時には、その成分表示を必ず確認することも大切です。

水溶性食物繊維:不溶性食物繊維=1:2

この割合が推奨されています。

※関連ブログ「消化されない食物繊維」「便が出なくて…慢性便秘症」「自己免疫を上げるために心がけたいゆるゆるの時

❍腸内細菌叢・腸内フローラはバランスが大切

人の免疫力にも関係するのがこの腸内環境によっても大きく左右されます。腸内環境は当然毎日の食事で何を食べるかによって大きく影響し、さらに生活習慣も関係しています。

言い換えると食べたものによって、腸内環境は日々変化をしていることになります。腸内環境が悪化すると当然、便秘や下痢だけでなく、今、いちばん意識したい免疫力ももちろん低下することになります。免疫力は感染症のみならず、少量の細菌で食中毒を発症することや、さまざま体調不良につながります。

腸内環境は、約100種類以上、約100兆個以上の数の腸内細菌により左右されています。

❍腸内細菌の種類

細菌TVのCMなどで、善玉菌悪玉菌ということばを聞いたことがあるのではないでしょうか。

●善玉菌:乳酸菌、ビフィズス菌

腸の蠕動運動を促進させ、消化吸収や便通の改善、免疫力を高める働き、花粉症などのアレルギー症状を和らげる効果がある

●悪玉菌:大腸菌、ウェルシュ菌

肌荒れの原因、便秘、肥満などの不調をひき起こすあまり、好ましくない腸内細菌

●日和見菌:バクテロイデス、腸内細菌の7割を占める

善玉菌と悪玉菌の優勢の方に作用し、どちらにもなりうる日和見的な腸内細菌

腸内細菌の約7割が日和見菌です。そのため、善玉菌のほうに加勢させるように善玉菌優位になるような食生活を心掛けることが望まれます。

このような3種の腸内細菌のバランスが大切だといわれています。黄金比と言われているのが

善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7

腸内細菌

<腸内細菌バランス>

❍食物繊維は善玉菌を増やしてくれる

食物繊維はこの腸内細菌叢を整えるために効果があります。食物繊維や発酵食品を多く摂ること、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維をバランスよく摂取することで腸内環境が改善されていきます。

食物繊維は、善玉菌のエサとなります。オリゴ糖(プレバイオティクス)をとることで、腸内環境の改善が期待でき、乳酸や酢酸が産生され、腸管壁を刺激するために、腸の蠕動運動を促進させ、便秘の改善につながります。さらに、腸内が産生された乳酸や酢酸により、腸内は酸性となるためにアルカリ性を好む悪玉菌を減少させることが出来るのです。

ただし、プロバイオティクスからとった生菌は、腸に定着しないとされているために、毎日摂らないと効果は無いようです。未来に繋がる腸内環境、腸は第二の脳とも言われます。腸管が喜ぶ腸内環境を整えること、そのために食物繊維も意識的に摂るように心がけてみませんか。

 

3.食物繊維、栄養豊富な「キクラゲ」食べていますか?

キクラゲは、キクラゲ目キクラゲ科キクラゲ属のキノコとのことです。キクラゲ=「木耳」と書きます。

キクラゲ=中華料理

色黒で、美しくない食材

コリコリ食感、美味???とは言えない

そんな連想ですが、しばらく前にTVだったかキクラゲの栄養効果なるもを見聞き、

キクラゲは…

低カロリー、食物繊維はゴボウの約3倍、

ビタミンDや鉄分、ミネラルも豊富

そうなんだぁ~!という情報が私の中にインプットされていたのです。その結果、最近スーパーで生キクラゲもよく見るようになり、見ると積極的に買い求める食材の1つです。

❍キクラゲ(木耳)とはキクラゲ

キクラゲは漢字で「木」の「耳」と書きますが、その外見は「耳」のような形状、そのためミミキノコ、キノミミとも呼ばれるとのことです。コリコリとした食感が食用クラゲに似ているため、木に生えるクラゲから「キクラゲ」と命名されたとあります。

触った感触はペロペロしている、こんにゃくのよう、クラゲ?海藻なの?とも思うのですがキノコです。春から秋にかけて温帯地域に広く分布、ブナやカエデ、ニレなどの広葉樹の倒木や切り株、枯れ木に径3~5 cm、多数群生し、互いに癒着して不規則な集団となって生えるとあります。

❍乾燥品から、最近は国産生キクラゲも

一般的には乾燥品が出回っているとのことですが、乾物売り場で意識的に探さないと気づかない食材なのではないでしょうか。最近は野菜売り場に生のキクラゲを見るようになりました。生と乾燥では食感が異なるとあり、私が買うのは生キクラゲです。始めて買った時には、中華料理のイメージがあったので、炒めればよいのだろう…そんな感じで料理方法などあまり考えずに買っています。

今回買い求めたものは、群馬県妙義山麓とあります。ちょうど昨日買ったものがありますのでパチリ。外見はややグロテスク、キノコなので石付きがとうぜんあります。

ナスとシシトウ、さらにしいたけ、生姜を加えて辛子味噌と醤油少々で炒めて食べたらとても美味でした。見た目は真っ黒でインスタ映えはしないけど、また作ろう!と思う1品です。

❍よく見るのは黒、白は高級品

キクラゲには、黒と白の二種類があるとのことですが、白キクラゲは高級種として知られているとのことで、私は見たことはありません。黒キクラゲは、あらげキクラゲとも呼ばれ、中国では昔から不老長寿の妙薬として珍重されているとのことです。

❍キクラゲの栄養素

キクラゲに含まれる栄養素は、ビタミンB群、Eを多く含み、カルシウムや鉄、マグネシウムなどのミネラル類も豊富、体内でビタミンDにかわるエルゴステリンが多く、カルシウムの吸収を促進します。

❍キクラゲの効果

コレステロール低下作用が高く、便秘・動脈硬化に効果大、疲労回復、老化防止に有効とあり、骨粗鬆症の予防効果も期待できるとされています。

ブドウ糖や果糖などが多数つながってできた物質であるマンニトールやトレハロースといった糖質を約60%含み、そのため抗ウイルス作用も期待できると説明されています。

食物繊維の多いキノコ類とされていますが、その中でもコレステロール低下作用が高いといわれ、乾燥品の場合ですと、食物繊維がずば抜けて多いのが特徴だといわれています。その効果により、少量でも便秘改善、大腸がん予防期待でき、腸管でのコレステロールの吸収抑制、動脈硬化を改善する効果が期待できます。

●キクラゲの持つヌメリ成分

キクラゲ特有のヌルヌルとした成分は、膠質(にかわしつ)といわれ、滋養強壮、乾燥肌予防、老化防止作用があるとのことです。このヌメリ成分は白キクラゲのほうが強いといわれています。

●黒キクラゲは血液サラサラ効果

黒キクラゲは、鉄分も豊富に含み、血小板凝集を抑制する効果が期待できるともあります。そのため血液をサラサラにし、動脈硬化、高血圧、心疾患予防のほか、婦人科系の疾患の改善に役立つといわれています。

●白キクラゲは抗酸化作用

白キクラゲには抗酸化性もあるので、過酸化脂質の増加を抑え、動脈硬化、老化防止により一層、強力な働きをしてくれます。また、肺を潤し、せきを止める働きもあるので、カラせきがでるとき、老人性のぜんそくなどに有効です。

いかがですか?食物繊維が豊富、栄養抜群のキクラゲ、スーパーで見かけたらぜひ買って、食べてみてください。

※引用サイト「キクラゲ」コトバンク

 

生理検査アティテュード®からのメッセージ

ムダなことの意味「ムダは幸せにつながる心の余白」

❍食物繊維の歴史からみる「ムダはムダでは無い」

食物繊維の歴史は古代ギリシャだとされています。

小麦ふすま(小麦粒の表皮部分)の効果は便秘予防に効果があるということは以前から知られていたのですが、

食物繊維は悪評ばかり…

「エネルギーにならない不要なもの」

「必要な栄養素の消化・吸収を阻害する」

すなわち、食べ物のカスだ!

食物繊維が多いと食感が悪いと不評、多くの人の嗜好に合わせ、やわらかくさらに食感のよい食品にするために「排除される」という過去を持ちます。

そんな中でも、食物繊維の効果を見出した人々がいます。

1930年代になって米国の医学博士ケロッグは、小麦ふすまに関心を持ち、便秘や大腸炎に対して効果があることを確認、英国の医師のヒップスレーは「ダイエタリーファイバー:食物繊維」という言葉をはじめて使用しています。

ムダはムダではない、ムダにも意味がある

そのことが証明されたのです。

❍ムダに見出す意味の有用性

ムダなものはない、一見してムダと思うことでも、もし自分が選択したことならば、それは必要だと自分の心が思ったものなのだから…そう、私は思っている。

過去にもそんなことをブログでつぶやいています。

時間の管理術 §2 「時間管理に必要なこと」の中、「1-1 感情の落とし穴、ムダと感じる時間の捉え方」ここで「ムダ」に対する意味づけのことを書いています。時間に対するムダの意味づけとして書いています。以下抜粋、再編集。

無駄とは何なのか?「ムダ」と思う気持ちは、その行動を行なっている人、自身が決める心だと思う。周囲からムダに見えることも、その人に取ってはムダではないのだから。ムダだという行動の意味付け(解釈)の違い。「ムダな時間・行動」というラベルをつけるか、のんびりと脳のリセットする時間、気分転換出来たと考えるかの違い。

ムダに対して有効な意味づけに変えることで、事実は同じでも、脳に取っては全く異なる反応となる。事実に対する解釈を変える、意味付けを変えること、この出来事(事実)から自分は何を得て、学んだのかそう思うことでムダでは無くなる。

一見してムダだと思うような行動にも必ず意味がある、私はそう考えます。その行動も自分には必ず、必要な目的がある。その意味・目的を考えることにも自分には意味がある。

ムダは無い

「ムダは無い・価値のないものも無い」

私の信念に近い思いもあります。

食物繊維からの私の個人的な連想で、思わぬ方向につながっていますが…メンタルも語る臨床検査技師、健康管理士ならではの「生理検査アティテュード®」なので書かせて戴きました(笑)

ムダは心の余白

自分色に染めて楽しむこと

それは…自分らしいこと

きっとそれは、幸福感につながる

1日ボーっと過ごしてしまった時間を、ムダにしてしまったと思うか、それともゆっくりと思い巡らす時間を過ごすことが出来たとするかの違いです。自分の心にとっては有意義とすることが出来る時間なのではないでしょうか。ムダは自分へのご褒美、心を豊かに育むために必要な投資、大切な人と他愛のない会話をする時間をムダと感じますか?

食後のデザートをちょっと奮発しよう思う時、そのデザートに支払う対価をムダと考えますか?ムダがあるから人生が楽しくなる。

ムダに見える・思えることは、心の余白であり、その余白をどんな自分色に染めるのかが幸せ、幸福感を生み出すのではないでしょうか。

 かつて食物繊維は「ムダ・不要・除かれるもの」

そう強いられてきた過去がある

効果を見出してくれた人がいる

だから、脚光を浴びている今がある

今、ムダとされていた食物繊維が脚光を浴びています。ムダにも意味があるのです。

コツコツと自分が信じていることを続ける努力をすること、

その行動が必ず、こがね色に輝く実りを得る日が来る。

Pure Medical attitude

生理検査アティテュード®

Junko Katayoshi

今日のまとめ

  • 食物繊維とは、人の消化酵素で消化されない食物中の難消化性成分の総称をいう
  • かつて「余計なもの・カス・ムダ」と言われた食物繊維だが、無くてはならない、第6の栄養素
  • 不溶性食物繊維と水溶性食物繊維をともにバランスよく摂取することが大切

 

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『 オンライン』で パーソナルセッション

気になる…だけど…

話してみたい…けれどもすごく高いハードルがある

申し込めない…そんな時が私にもあった

コロナ下でのオンラインをやっと決断した。

きちんとクライアントの心と向き合いたいそう思う気持ちが、オンラインへの抵抗感が根強く、なかなか決断できませんでした。試行錯誤しながらも自分のことを振り返り、オンラインでやることを決断いたしました。

オンラインでの会話の経験を重ねたのち…

初めの一歩がものすごく分厚く、高い壁に阻まれて…

断崖絶壁の上に立たされている…そんな気分…

でも、今更ですが、思い出したのです自分自身もそうだった…

顔出ししなくてOKです。話せることだけでOKです。話すだけでどれだけ、どれほど心が救われるか…そのことを過去の自分が思い出させてくれたのです。声だけでもいいです。聴かせてくださいませんか?話したいその気持ちを

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Pure Medical attitude

かたよし 純子

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かたよし純子 Junchan♪  ※自己紹介はこちらから

臨床検査技師/超音波検査士/健康管理士一般指導員/健康管理能力検定1級/介護予防運動指導員/米国NLP協会認定NLPトレーナー/臨床心理学 および 基礎エキスパート取得

今日も最後までありがとうございました。