Health attitude blogに今日もご訪問ありがとうございます。「目標」をもつこと必要なのでしょうか?私自身、心理学と関わりを持つ以前は、目標なんて考えたこともなく過ごしていました。「目標は何ですか?」「目標を決めてください」このことばに戸惑いを感じたことは言うまでもありません。「実践心理学」という学びに大枚を投資したその日から、バンバンそんな言葉が私の意識に飛び込んできたのです
「変わりたい」それが目標なの?
そして、定年まで働こうと思っていた職場を退職するほどに変容した今があります。そう考えると、目標は達成できたとも言えるのですが…笑
今日は「目標」について、目標を持つこととは?そんなことをまとめていきましょう。
1.ゴール設定・目標設定の必要性を考える
1-1 目標とは何か?ゴールとは何か?
1-2 目標の必要性とは?
1-3 目標設定とはギャップを埋める作業、すなわち…
今日のプラスα
2.目標設定は問題解決のプロセス
3.人生の目標を持つこと
生理検査アティテュード®からのメッセージ
・明確な目的を産出する力
1.ゴール・目標設定の必要性を考える
1-1 目標とは何か?ゴールとは何か?
自分の目標は何だろう?
そんなことを自分に問うと思いの外答えが出ないこともあるのではないでしょうか?
❍目標を考えると?
ドラマが好きな私は1年前のドラマ「同期のサクラ」の中のセリフ
「私には夢がある」
ということばが好きでした。そして、
「夢は叶えるもの」
私はそう思ってますと、よく言います。とすると、目標とは夢とも言えます。明確な夢・目標に向かって努力することで大きなエネルギーを得ることができます。
❍突然、聞かれたとき…「霧の中にいる自分」
冒頭で書いたこと、
「目標は何ですか?」「目標を決めてください」
このことばを心理学学びの初日に「目標」に関するワードを何度もインプットされていました。質問されて初めて意識されることがあります。考えていないわけではないけれども、「明確な質問」としての「自分の未来」という意味での質問です。
<与えられた質問>
意識的に考えていなかったことに対する質問をされたとき、無意識の深い暗闇にパッとスポットライトを当てられた…そんな感覚だったように思い出されます。
❍ぼんやりとした目標はそのまま、ぼんやりで終わる
こんなことが出来たらなぁと思うこと、やってみたいこと、出来たらいいなぁ…
そんなことを誰でも多少なりとも考えることや、思ったこともあるのではないでしょうか。
目標が無いわけでなない…
でも、それは…
無意識の深みに沈み込んでいるような曖昧で、不明瞭なもの
どうにも自分には引き上げることも困難な状態となって
あたかも泥沼のような無意識の闇に沈んでいる…
そんな「目標・ゴール」
将来、あんなこと出来たら良いなぁというふんわりとした希望的イメージでは、その夢は、ふんわりと消えて無くなってしまう、儚い夢に終わります。何となく思い描いてもそれだけでは行き着けないゴールで終わります。
<目標とは?>
ゴール・目的に行き着くように、
またそこから外れないように目印とするもの
射撃・攻撃などの対象、まと(的)
行動を進めるにあたって、実現・達成をめざす水準
<ゴールとは?>
目標の到達点となるのが「ゴール」
❍明確な目的と修正可能な「目標設定」
目標はゴールまでの道標となります。そのため、ゴールイメージをしっかりと明確にした上で、到達しやすい小さな目標を道標として丁寧に設定していくことが望まれます。そして、その過程で微妙な修正を加えつつ、コツコツと山道を登るかのように方向に誤りは無いのか、確実に前進できるための目標を設定していくことが、目標実現につながる方法となります。
<目標とゴール設定>
途中、キリがかかり見えなくても、その先に自分の目指すゴールを描くことも大切です(^_-)-☆
1-2 目標はどうして必要なのか?
そもそも…
目標を作ったら努力しないとならない?
そんなことは、面倒だ…
だから目標なんて自分には必要ない…
そのように思う方もきっといるのでしょう。
❍どうして目標が必要なのか?
「将来なりたい自分」その未来の姿が描けなければ、
目標は必要ないのかも知れません
目標達成するということは、現状と未来の「あるべき自分の姿・状態」とのギャップを埋める作業でもあります。
<ゴールとは>
どうして目標が必要なのか?
もし、将来漠然とでもやりたいことや、
こんな自分になっていたいなぁ…
そう思うことがあるのならば、目標明確にして、現状となりたい自分とのギャップを埋めることが必要となります。上記のイラストに示したように、現状と目標達成した状態との違いを明確にし、到達することに対する現状の問題点を明確にし、問題解決をすることが必要になります。
すなわち
<明確な目的と目標設定・ゴール設定>
ということになります。
❍目標は自分の価値観⁉
ということを過去のブログで書いています。
自分の目標は自分の価値判断基準・すなわち価値観に基づいて、意識しても、しなくても決められていることになります。
※関連ブログ「目標達成へつながる記憶の使い方」
「目標が自分の価値観と一致している」ということです。自分の目的のために目標を決めます。当然、目的がなければ目標も考えられないということは納得できます。
日常の中で何となく選んでいるようでも、そこには必ず自分ルールという基準が、意識されなくてもあります。価値観は選択や判の断基準となります。毎日さまざまなものを、何となく選んでいるようでもです。例えば、お祝いの食卓には、家族の好みの料理を作ろうと考え、すこし奮発して材料を選ぶことや、サプライズとなる料理にしようなど、ふだんの食材選びと比べて、選択基準が変わることもあるのではないでしょうか。
その変えるという変更の基準も、自分の中のルールで考えて決めているのではないでしょうか。大切なのは、そのときにどんな気持ちで準備をしているかということです。食べて貰いたい相手の喜ぶ顔を思い描くことや、楽しい時間となることをイメージしているのではないでしょうか?
行動には感情が伴う、そして、
その行動の自分の選択基準を意識してみると…
そこには基準があります。その基準を意識すると、毎日の行動が変わるのではないでしょうか。
❍目標には明確な目的が絶対に必要
作ろうと思う食材を準備するために、
⇨ 店を決める ⇨ 売り場に行く ⇨ 食材を選ぶ ⇨ 買う ⇨ 作る
*もし、選択した店舗に自分の意図する食材がなければ…
⇨ 店舗を変更する or メニューを一部変更する
というような行動変更が生じるのかも知れません。すなわち、目標達成には柔軟な行動変更も必要だということです。
目標は自分の目的達成のために立てるものです。「決める」「行く」「選ぶ」「購入」「作る」これら1つ1つが、小さな目標であり、この目標を達成していくことで「ゴール・料理完成」というストーリーが出来上がるのです。
明確な目標が無いと
目標は達成できない
ということになります。
何となく目標を毎年掲げても途中で自然消滅、数ヶ月たって「目標?何だっけ?」そんなことになっていませんか。
<目的とは?>
実現に向けてめざす事柄、行動のねらい、目あて
理性ないし意志が、
行為に先だって規定し、方向付けるもの
「目標」設定には、目指す地点、数値、数量などを具体的に、さらに詳細に設定することがとても重要です。目的は目標の先にあるものであり、目標には無い抽象的であり、なおかつ感情を伴うものとなります。
目標を達成することにより、自分のこの先の人生にどのような効果を得ることが出来るか?ということが目的になります。
※関連ブログ「実現できる目標設定に必要なものとは?」「2018年 新年の目標設定のポイント&落とし穴!? 」
●目標が無いと目的地に行くことができない
どこかに出かける時には、行く場所が決まっているのでは無いでしょうか。そして、目的の場所に到達するために交通手段を調べ、選択すること、知らない場所ならば事前準備としてその他にもいろいろ調べるのではないでしょうか。調べるという行動も、「交通手段を知る」ということが目標です。
脳も同様です。目的がゴール・目的地となりますので、ゴールが決まっていないと目標を決めることが出来ないということになります。
1-3 目標設定とはギャップを埋める作業、すなわち…
自分の人生を生きていく中で自分の未来に目的があり、その目的を達成するために必要な目標が段階を追って、決められていきます。
子どもによくする質問、
「将来、何に成りたい?」
「どんな大人になりたい?」
「二十歳になったら…」
子どもの頃にこんな質問をされることや「10年後の自分に」など未来カプセルを校庭に埋めるというイベントを行ったことがある人もいるのではないでしょうか。
❍現状との未来イメージとのギャップとは何か?
子どもの頃の夢は忘れてしまっていても、今、自分の未来をどう描くのかということを考えることが必要なのではないでしょうか。
目標達成させるためには、現状となりたい自分とのギャップを埋めて行くことが必要であることを前項でまとめています。そこには、目標達成させるためには、何らかの課題が必要となります。
❍社会が求める人材とは
現在の教育現場、2020年から実施されている学習要項の中では
「感性を豊かに働かせながら、どのような未来を創っていくのか、どのように社会や人生をよりよいものにしていくのかということを考え、主体的に学び続けて自らの能力を引き出し、自分なりに試行錯誤することや、多様な他者と協働することで、新たな価値を見出していくことが出来る」
このようなことがいわれているとのことです。すなわち、自ら、自己研鑽を行うことで自分の人生や、地域社会に対して自己の能力を活かし、貢献しながら関わることができる、そんな人材が求められているということです。
主体的に学び、多様な人と協働することによって新しい問題に取り組み解決しようとする力が求められているということです。そこには、人生の課題があり、その課題をクリアにしていくための問題があるということではないでしょうか。現状の障害となっている問題を意識させることから、現状とのギャップが見えてくるのではないでしょうか。
将来は「こんな自分でいたいなぁ!」
そう思うなら…
今ある問題に気づいたのなら、その問題を解決するための「課題探し」をすることが大切です。
2.目標設定は問題解決のプロセス
目標されるゴールに至るためには、現状とのギャップを見出すことが必要です。すなわち、
❍問題は何も無い⁉それ、ほんとうですか?
今ある問題は何ですか?この質問に
「問題なんてありません」
そう答える方にも時折お目にかかります。現状を把握されていないか、未来イメージが描けていないのかと考えます。課題や問題を見出すことも、先ほどまとめたように能力だと私は考えます。より現状を良くしたいと思う気持ちがあるならば、自ずと問題も課題も見えてくると思うからです。問題が無いと切り捨てるような言動は、成長する意志がないとも言えるのではないでしょうか。
人は毎日何がかの課題をクリアにしながら、たとえ体力的には下降期となる年齢であっても心は成長し続けます。今日は何を学べたのか、今までの学びをどう活かすことが出来たのか?自分自身に、社会に対して…そんな課題を毎日クリアしていくことが生きるということではないかと私は考えます。
❍問題とは何か?
問題とは現状を変えていくために必要な力、エネルギーとなるものだと私は思っています。
問題とは?
現状を改善するための課題
その課題をクリアにするエネルギーとなる
私はこのように考えています。今ある課題をクリアにすることで、その問題であった課題は、未来につながる自分自身のスキルであり、新たなリソースとなります。
❍問題から見える課題をもっと意識しよう!
課題とは何かを見い出すための力として「社会人基礎力」には、課題を発見する力や問題解決力が問われます。目的と課題を明らかにして、チームで動ける力やリーダーシップ力なども関わってきます。
成し遂げようとする目指すところはどこか、意図している事柄は何かなど、自分の意思によってその実現が欲求され、行動目標として自ら定め、方向づけることが出来る力です。
今の時代はこのような人材が求められているとも言えるのではないでしょうか。
リーダーシップ、リーダーなんて無理…そう思う方は、下記のブログもぜひお読み戴ければと思います。
※関連ブログ「リーダーなんて無理~~! ほんとうに無理ですか?」「自分の強み・才能」
3.生きがいにつながる人生の目標を持つこと
待っていても幸運は訪れない
❍毎日をどんな心持ちで過ごしたのか…
そんなことを考えたことありますか?
私は、幸福感を得ることにつながる生活をしていきたい、生きがいといえるものが欲しいかなぁと考えています。
幸せの感じ方は人それぞれです。歳を重ねるに従い、日常の中で何を優先させて行動するか?という思考がスライドしてきていることを感じます。
ウイルスが価値観を見直させた
そんなことも思います。今年もすでに10月に入り毎年流行するインフルエンザに対する注意喚起が促され、高齢者へのワクチン優先接種が始まっています。
しかし、今季は全国でも数人の発症のみとのことです。いかに今まで安易な感染予防をしていたのか?ということの現れではないでしょうか。
コロナ対策がふつうなった今では、帰宅するとそのまま、洗面所に直行して手洗い・うがいという一連の流れが定着し、習慣化しています。外出すると、1日に何度のアルコール消毒をしているのか?そんなことも考えます。数えたことも無いですが、近所の買い物とウォーキングという私ですら、おそらく10回以上行っているかと思います。
❍目標達成のための学びは尽きない
自分の健康は自分で守るという意識は、食を変え運動習慣が定着し今の優先課題となっています。手間がかかってもレトルトやお惣菜を買うことがなくなりました。
毎日自分の社会常識が変化し、人々の意識も変わってきていることが肌で感じられるほどに、時代の流れ、時の変化の速さを感じています。自分の知識を常に更新し続けることが、自己の幸福感につながる、現状でいちばんGoodと感じられる物を見抜く力を養うことが、自分の「今」が持つ問題解決につながると考えています。
問題から課題を見出すことは、個人の能力となります。
行動しなければ何も成せない
だからこそ今、何を目的とするかを考える時なのだと私は考えます。
生理検査アティテュード®からのメッセージ
・明確な目的を産出する力
❍そこにある意識は未知なる不安
東京都のGoToキャンペーンがスタートしたことも影響してか、人が動き始めた感が強まる社会、それでも不安が残ります。
自分自身が既に若くない年齢であることを思うと、感染したら厄介だよなぁ…そんなことを考えます。安く旅行に行かれるのならとも確かに魅力的、すごく惹かれます。でも外食ですら躊躇、店舗を選び、静かな空間で過ごせる場所を優先的に選択する…
何気に価値観の変化を意識させられることになります。安くても混雑する場所には近づかない、など自分の健康が優先されていることを意識します。多数集まるイベントには行かない、電車に乗る時もいつもの便利な車両よりも、空いている車両を選択している。何に自分の力や資産を投資するかも同様です。
❍距離が変わった人間関係
三密を避けて、ソーシャルディスタンスといわれる今、周囲の人との距離感が問われる毎日です。リアルで合うことがこれほどまでに大切なだということが、結果としてこの数週間で感じられることもありました。
遠方との方とは、オンラインでより近くにいる感覚で話すことも出来る、その逆に親しい人との距離感がすごく遠く寂しく感じられることもある。お互いを気づかってのことなのですが、会話しながらも心の距離としてすごく遠く感じられることも。
❍明確な目的を持つと見えてくる「〇〇するべきこと」
成りたい自分の「未来いメージ」があるのならば、努力の積み重ねは必要だと考えます。必要なのは明確な未来イメージとそのイメージに伴う強い感情です。
感情はエネルギーを産み出し、新たな課題を見つけその課題をクリアしていくアイデアを産出してくれます。そのリソースは既に自分の中にあるということを信じて学び続けるのが人生の課題なのだと私は思っています。
Pure Medical attitude
生理検査アティテュード®
Junko Katayoshi
今日のまとめ
- 目標とはゴール・目的に行き着くように行動を進めるための目印となるもの、ゴールは目標の到達点
- 現状の問題・課題解決のため、なりたい自分とのギャップを埋めるために目標設定とゴール設定は必須
- 現状に満足できない自分がいるなら、問題を見出し、明確なゴール設定をすること
『Pure Medical attitudeからのお知らせ』
『 オンライン』で パーソナルセッション
気になる…だけど…
話してみたい…けれどもすごく高いハードルがある
申し込めない…そんな時が私にもあった
コロナ下でのオンラインをやっと決断した。
きちんとクライアントの心と向き合いたいそう思う気持ちが、オンラインへの抵抗感が根強く、なかなか決断できませんでした。試行錯誤しながらも自分のことを振り返り、オンラインでやることを決断いたしました。
オンラインでの会話の経験を重ねたのち…
初めの一歩がものすごく分厚く、高い壁に阻まれて…
断崖絶壁の上に立たされている…そんな気分…
でも、今更ですが、思い出したのです自分自身もそうだった…
顔出ししなくてOKです。話せることだけでOKです。話すだけでどれだけ、どれほど心が救われるか…そのことを過去の自分が思い出させてくれたのです。声だけでもいいです。聴かせてくださいませんか?話したいその気持ちを
Pure Medical attitude
かたよし 純子
『Pure Medical attitude』過去のブログ
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- 記憶と目標 §2 目標達成へつながる記憶の使い方 2019.1.17
- 今さらながら、自分の価値とは?価値観とは何? 2020.8.17
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- 今更ですが…糖尿病の再まとめ 2020.9.7
Pure Medical attitude 生理検査アティテュード®
かたよし純子 Junchan♪ ※自己紹介はこちらから
臨床検査技師/超音波検査士/健康管理士一般指導員/健康管理能力検定1級/介護予防運動指導員/米国NLP協会認定NLPトレーナー/臨床心理学 および 基礎エキスパート取得
今日も最後までありがとうございました。