元気&HealthのJunchanのblogにご訪問ありがとうございます。医療スタッフのメンタルパートナー かたよし純子です♪ 検査技師目線で簡単理解ができる健康情報を多くの人に届けたい。そんな目的で週3回発信しています。今週は、未病と漢方をテーマにお伝えしています。前回は、エイジングに関係知る腎虚ということでお伝えしましたが、今日は、漢方は、心身一元論(心身一如)の医学とも言われています。この漢方医学の特徴を示す、ストレスによる心身症への漢方の適応をまとめていきたいと思います。ストレスは人の身体にさまざまな影響を与えます。抑うつ気分や、更年期障害もスッキリと改善させましょう。

 

1.漢方でストレスも改善、心身一如を知るためのポイント3つ

1-1 ストレスの時相を知って早期対応  

1-2 こころと身体のつながり、漢方医学の心身相関理論 

1-3 気血水理論、ストレスは、「気」の失調?!  

今日のプラスα  

2.漢方治療と西洋薬の特徴    

3.症状ごとの漢方薬の実際     

 

1.漢方でストレスも改善、心身一如を知るためのポイント3つ

心身一如とは

心の働きと身体の働きが一体という考えです。このことばの基礎には,東洋の宗教の修行法や東洋医学の考え方があります。禅やヨーガや道教などの瞑想法や修行法は,〈心身一如〉の境地を理想として追求しています。東洋医学の考え方は宗教と関係が深いとされています。 コトバンクより引用


1-1 ストレスの時相を知って早期対応  

ストレスに関しては、Pure Medical attitudeのブログでも何度も扱っています。改めてここでストレスの定義をここで再掲していきましょう。

ストレスとは

『身体に何らかの刺激が加わった時の生体反応。外傷・中毒・寒冷・感染・誹謗中傷など精神的なダメージ、身体の緊張状態』心身に対する、外的な刺激への反応と捉えられます。この外的な刺激をストレッサーといいます。

【セリエのストレス理論】

医学の分野にストレス理論を提唱したのが、生理学者ハンス・セリエ(Hans Selye 1907~1982)です

生体に加えられる力をストレッサー、そして生体が歪められた状態をストレス反応(ストレス状態)と区別して説明しています。つまり、ストレスとは、生体と外部環境との全体関係を表したものと定義されます。

 

セリエのストレス理論

<セリエのストレス理論>

 

【ストレスとは】

よく例えられるのが、イラストのように、弾力性のあるゴムボール(心)に外部からの力(ストレッサー)を加えるとゴムボールがへこみます。このへこんだ状態がストレス状態と説明されます。

セリエは、3種類のストレスに分けています。

〔物理的・科学的ストレス〕

暑さ、寒さなどの寒暖の変化、騒音、高低音など刺激

〔生理的ストレス〕

過労、不眠、疾患による身体状況

〔社会的・心理的ストレス〕

職場や学校などの人間関係、社会情勢などの変化、さまざまな失敗、挫折、緊張、不安

 

【ストレスの感じ方は人それぞれ】

同じストレスを受けても身体の反応の仕方には個人差があります。セリエのストレスによる抵抗力の変化をみていきましょう。

セリエはストレッサーを受けてからその反応には3つの時期があるとしています。

〔警告反応期〕

何らかのストレッサーを受け、身体からサインが出ている時期

ショック相 :いきなり受けたストレッサーにショックを受けている状態、受身的反応

体温の低下、低血圧、低血糖など、交感神経が抑制されます

反ショック相:受け続けたストレッサーに対して、生体防御が働き始める。

呼吸、心拍の上昇、血圧上昇など、交感神経亢進

〔抵抗相〕

ストレッサーに対して抵抗し続ける時期、副腎皮質量が上昇し、ストレッサーへの抵抗が最高となる。抵抗力が最も安定した状態となします。

〔疲弊期〕

ストレッサーが長期に加わり続け、身体の抵抗力が使い果たされてしまった時期。心身の機能が衰え、さまざまな障害が現れ、ストレス抵抗反応が過剰に働く、もしくは一切の反応が起こらなくなってしまう。過剰なストレスは死を招きます。

反ショック相の時相でストレスに気づき対応することが、早期の回復が可能となります。

 

全身適応症候群 3つの時相

<全身適応症候群 3つの時相>

 

1-2 こころと身体のつながり、漢方医学の心身相関理論

漢方医学の特徴をあらわす言葉として心身一如があります。ストレスとストレッサーの関係がわかったところで、心身一如ということをみていきましょう。

 

【心身相関理論とは】

「心身相関理論」とは、心理と生理との作用や活動が相関関係にあるということを表し、心理とは感情、は生理とは身体、双方に適応する形であらわれ、身体の疲労は心理的意識となって反映され、常に密接不可分な相関関係にあるということを示しています。

漢方医学の考え方は、心と身体は、この心身相関理論に基づき、お互いに強く影響し合うという「心身一元論」考え方に基づいています。漢方医学では、五臓の機能として物質的な側面だけでなく、精神的な部分の機能もそれぞれの五臓がコントロールしているという考えのもとに成り立っています。ゆえに、心と身体といっしょに治すという治療となっています。

一方、西洋医学では、デカルト以来、心と身体は、別の物体であるという、心身二元論考え方に基づき発達してきました。

 

【脳腸相関:Brain-gut interaction】

腸は、よく第2の脳ともよく言われていることをご存知の方も多くいることと思います。感情を示す言葉によく、「腹」が出てきます。激怒している人を見て「ご立腹」、「腸(はらわた)が煮えくり返る」「断腸の思い」、悪徳代官を見て、「腹黒い」などなど使われるのではないでしょうか。

実際、極度の緊張やストレスを感じたときに、下痢をするなどお腹の症状を訴える方も少なくありません。以前、この症状は、神経でつながっていると考えられていましたが、今ではホルモンが関係しているとされます。腸は、脳からの指令が無くても独立して活動することが出来ます。脳腸相関とは、生物にとって重要な器官である脳と腸がお互いに密接に影響を及ぼしあうことを示す言葉です。

脳は、自律神経を介して腸にストレスの刺激を伝え、腸が細菌感染した場合は、脳では不安感が増すといわれているようです。脳で食欲を感じたときは、消化管から出されるホルモンが関与することが分かっています。このように腸の情報は、脳の機能にも影響しています。

 

【笑いと免疫力】

笑いの免疫力を上げるという効果については、先日もブログで取り上げていますが、笑いは、NK細胞を上げ活性化させます。血糖値を下げ、ストレスを解消し免疫力を上げます。

笑うことにより脳内のエンドルフィン、ドーパミン、セロトニンなどの神経伝達物質を増やす効果があります。ストレスを解消し、プラス思考を促します。うつ病は、セロトニンの欠乏が一因とされ、抗うつ剤として効果を得ています。

パニック障害、社会不安障害などの強迫性障害や、統合失調症、双極性障害などでもセロトニンの異常が関係しているといわれているようです。セロトニンは、こころの病気と深く関係しています。

心に笑いを♡

 

【五臓六腑の考え方】

「五臓六腑」とは、聞いたことがある方も多いかと思いますが、東洋医学における内臓の総称です。中医学では陰陽五行説により自然哲学的にその機能が解釈されているようです。

  • 五臓:肝、心、脾(胃腸)、肺、腎
  • 六腑:胆、小腸、胃、大腸、膀胱、三焦

三焦(上焦、中焦、下焦)とは、

  • 上焦:みぞおちより上方、頭、手を含む
  • 中焦:上焦と下焦の中間
  • 下焦:へその下、足を含む

近代医学では、内分泌系臓器の総称とされ、リンパ管、ホルモン、酵素、体腔などを総括したものが三焦であるとされているようです。また、中国最古の医学書「黄帝内経」のなかに三焦という臓器が記載されているそうです。現代の解剖学上で内臓器官と関連させると、膵臓と考えられるそうです。

※「五臓六腑」一部コトバンクより引用

 

【五臓と五行説】

五行説とは、古代中国に端を発する自然哲学の思想、「木・火・土・金・水」の5種類の元素からなるという説です。この5種類の元素は、互いに影響を与え合い、その生滅盛衰によって天地万物が変化して循環するという考えが根底に存在するとのことです。

 

五行配当表

<五行配当表>

 

〔五志と五臓の相関〕

五臓「肝、心、脾、肺、腎」は、上記の表の五志「怒、喜(笑)、思(慮)、悲(憂)、恐」の5つの感情をあらわしています。

肝 ⇔ 怒 

怒りやイライラは肝の気を頭に上昇させ、気も血も上がってしまい筋肉や内臓はエネルギー不足、血行不良となります。そのため身体症状として、肩こり、慢性頭痛、目の疲れ、筋肉の痙攣、のぼせ、足の冷え、生理痛などが現れます。

心 ⇔ 喜(笑)

喜びすぎ、はしゃぎすぎは気(陽気)を消耗させて、心の症状があらわれます。喜怒哀楽の激しい人、は、心疾患に罹りやすい傾向があるとされます。

脾 ⇔ 思(慮)

考え過ぎ、こだわりすぎ、思い過ぎは、脾(胃腸)が病みます。物事に執着して過ぎるとストレスにつながります。甘いものや炭水化物を好んでよく食べる傾向があるかもしれません。過食に注意が必要です。脾の機能、消化にエネルギーを使うことで、ますます思考が働かなくなります。

肺 ⇔ 悲(憂)

憂い悲しみより、肺を病みます。クヨクヨ根気がなく少々愚痴っぽく何かにつけ、くよくよと根気がない、ネガティブで弱々しい印象です。じっと動かずにいたいが、余計に気の循環が悪くなし、悪循環となす。

腎 ⇔ 恐

恐れは、腎を衰弱させます。恐れとは、恐怖以外にプレッシャーや人間関係での精神的ストレス、驚きなど一時的なショックなども含みます。恐れが続くことで腎虚となります。物事に対して消極的になり、腰痛や足腰の冷えの症状、スタミナ不足、性欲の減退やEDなども出現します。腎虚も甘い物の過食には注意が必要です。

 

五志と五臓

<五志と五臓>

 

1-3 気血水理論、ストレスは、「気」の失調?!

第2回目のプラスαでお伝えした、伝統医学の「気血水理論」をもう一度ここで取り上げておきましょう。

【気血水の考え方】

伝統医学では、身体の中にある気、血、水という3つの要素のバランスにより、臓器や各組織が正常に働き心身の活動が営まれていると考えられています。

人の健康とは、気血水の循環で身体は維持されるため、この気血水が滞ることなく循環していること大切で、不足や停滞することで不調をきたし、疾病になるという考え方が気血水論です。

〔気〕生命活動を支える根源的エネルギーで働きのみで形がない
  • 気虚 :無気力
  • 気うつ:抑うつ気分
  • 気逆 :発作性の怒り
〔血〕血液のみでなく、その機能や感情までも含みます
  • 瘀血:月経前のイライラ、不安感、頭痛、肩こり、冷えのぼせ、貧血も血の異常
〔水〕体液だけでなく、その機能や感情までも含みます
  • 水毒:雨の前日の頭痛、頭重感、手や顔の浮腫、下肢浮腫、水様の鼻汁や喀痰、口渇、めまい、頭痛など

 

【気の失調のまとめ】

気は、身体エネルギーの源です。気の乱れはさまざまな症状を招くことになります。

気の失調

<気の失調>

 

【気が滞るのが気うつ(気滞)】

〔健康な人〕

量的に過不足なく、滞ることなく身体を流れる

〔気うつ〕

気(気力・気分という意味での気:こころ・精神)の流れが滞る

〔気うつの症状〕

不眠、不安感、抑うつ気分、喉の異物感、呼吸困難、息苦しさ、食欲不振、胃もたれ、腹部膨満感

〔気うつの漢方〕

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)、香蘇散(こうそさん)

 

【五臓と七情】

中医学では、喜、怒、思、憂、悲、恐、驚(内因)の7つの情緒変化を「七情」とよびます。この七情が乱れると五臓:肝、心、脾、肺、腎に影響を与えて病気を引き起こします。

七情の起伏が激しく、感情のバランスを崩す状態が長時間続くことにより、体調のバランスも崩れ、さまざまな病気を引き起こしてしまいます。ストレスとは、この七情の感情バランスを崩れた状態です。

また、五臓のトラブル発生は、感情に変化を及ぼします。特に心は、精神活動の中枢ですべての感情に対して影響を与えます。

〔七情と内臓の関係〕

強い怒りや悲しみなどの感情の種類によって、症状が現れる部位(五臓)が変わります。反対に

また五臓の中でも、肝や脾精神的なストレスの影響を受けやすいために注意が必要です。

喜-心 

気の緩み、過剰な喜びは集中力を低下させ、不眠や動悸、失神などを呼び起こす。

おもな症状:動悸、不眠、無気力、不安感

怒-肝 

気を消耗する、過度な怒りは興奮招き、肝の気を頭部に上昇させてしまう。

おもな症状:頭痛、肋骨の下張り、頭痛や目の赤み

思-脾 

気の停滞する、思慮による精神的疲労が過度な状態、食欲不振、軟便、腹部の張り、不眠、多夢

おもな症状:みぞおちのつかえ、食欲不振、腹部の張り

悲・憂-肺

気が不足する、過度の悲しみや憂いは肺の気を消耗、意気、消沈、咳や息切れなど

おもな症状:咳、息切れ、ため息

恐・驚-腎

気の緩み、乱れる、過度の恐れや驚き、腎気を緩め下降、大小便の失禁や、精液の漏れ

おもな症状:大小便の失禁、白髪

 

五臓と七情

<五臓と七情>

 

2.漢方治療と西洋薬の特徴

漢方薬と西洋薬の双方の効果を用いることが望まれます。それぞれのポイントを知っておきましょう。

【漢方治療の特徴】

① 漢方治療は、現れた症状に基づき処方される。そのため、ストレス以外と思われる症状も改善、西洋医学は病名(抑うつ状態、心身症など)に対しての処方となる

② 漢方は、心身一如の医学のため、精神状態と身体症状と同時に治療する。心身症に対応しやすい治療体系です

③ 服用に手間がかかる(煎じ薬)分、病気に対して前向きに考えるようになる

④ 家族全体を治療すると効果的な場合があり、家族相互の人間関係まで含め、改善できる事がある

⑤ 一般的に副作用は少ない

⑥ 漢方は、具合の悪さに意識を向け、自分の身体に意識を向けるようになる。

 

【漢方治療上のポイント】

① ストレスと環境の改善のために、西洋薬と漢方薬、心理療法など合わせておこなうと効果的

② 心身一如に基づき、身体全体のバランスを正すという観点に立って治療していることを理解

③ ストレス症状は、必ず軽快憎悪の波があることを理解する。治療に有無にかかわらないため、長期的な視点で取り組むことが求められます。漢方治療の目標は、アップダウンの波を小さくして、レベルを下げること、一番悪い時と比較することが大切。波を見つけることでストレスの原因が見つかることもある。

④ 漢方薬は西洋薬の代用品ではない。西洋薬の減量はすぐに行わない

⑤ 場合により、家族も同時に治療すると効果的なこともある。

 

【漢方の効果が得られるまでの時間】

  • 使用する処方や目標によりさまざま異なる。

・上気道炎での葛根湯を用いた場合、1服か2服で効果が現れる。

・不眠などの場合、6ヶ月以上かかることもある

  • 主目標以外の症状が先に改善することがあるため、症状ごとの評価をするとよい
  • 愁訴が多く、その中でも何らかの症状改善がある場合、主訴が十分に改善されていなくてもしばらくは投薬を続けることがよいとされます

 

3.症状ごとの漢方薬の実際      

  • 症状には必ず波があります。
  • 抑うつや不安は、特徴的な症状から便宜的に分類していく

【抑うつ不安】

〔交感神経緊張タイプ〕

・竜骨(りゅうこつ)と牡蛎(ぼれい)とを含む処方

動悸、心悸亢進、驚きやすい、興奮、不眠、高血圧(緊張やストレスが原因)などの神経過敏症状

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

第1選択薬、動悸、不眠、音に過敏、イライラ、抑うつ、抗ストレス作用

ストレスによる神経過敏症状に頻用される、抑うつ状態にも用いる

桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)

虚弱体質、のぼせ。多夢(性的な夢)、性機能低下、めまい、脱毛

柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)

虚弱、頚から上の発汗、乾燥傾向

〔呼吸困難タイプ〕

・漢方的病態を気うつと考える。厚朴(こうぼく)と蘇陽(そよう)を含む処方

・息苦しさ、呼吸困難感、胸部うっ塞感、咽喉頭異物感、抑うつ気分、腹部膨満など

半夏厚朴湯(はんげこうんぼくとう)

気うつの代表的処方、吐き気にには生姜汁を加える

柴朴湯(さいぼくとう)

柴胡湯と半夏厚朴湯の合方、半夏厚朴湯で遷延化、抗ストレス作用、

〔更年期障害タイプ〕

・ホットフラッシュ、多愁訴、イライラなど

加味逍遥散(かみしょうようさん)

中年女性、自律神経失調症、更年期障害、ホットフラッシュ、ストレス

末梢性には循環改善剤、中枢性には安定剤

女神散(にょしんさん)

がっしりした体格、のぼせ、頭痛、めまい

 

〔興奮のぼせタイプ〕

・興奮、のぼせ、不安焦燥感、イライラ、不眠など

黄連解毒湯(おうれんげどくそう)

酒に酔っているような真っ赤で充血した顔色、潅頂な体格

三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)

黄連解毒湯タイプ、便秘

 

桃核承気湯(とうかくじょうきとう)

月経周期と一致した精神症状、便秘、過食症

 

抑肝散(よくかんさん)

攻撃的な性格(怒りっぽい)、焦燥感、顔面痙攣(チック)、不眠、歯ぎしり、

母子同服(子どもの夜泣きなど親子でいっしょ飲む)

 

〔がっしり便秘タイプ〕

・便秘、腹部膨満など、大黄(向精神作用を含む)が入った処方、

大柴胡湯(だいさいことう)

頑丈な体格、抑うつ傾向、便秘傾向、右上腹部の圧迫感と張り

 

〔疲労困憊タイプ〕

・疲れやすい、だるい、意欲がない(心身ともに疲弊)など

加味帰脾湯(かみきひとう)

胃腸虚弱、不眠、健忘、抑うつ(老人性うつ)、耳閉感、

香蘇散(こうそさん)

高齢者の抑うつ

 

【不眠】

  • 不眠を生じる原因として精神疾患や内科疾患がないことを検索する
  • 漢方では、強制的に眠らせるのではなく、睡眠障害の要因を排除するという考えでおこなう

パターンを変えて眠りにつくようにする。(西洋薬は強制的に眠らせる)

  • 入眠障害と中途覚醒(熟睡障害)にわけて考える
  • 治療が困難な場合は、西洋薬を一時的に併用し、その後西洋薬を減量するとよい
〔入眠障害〕
黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

こぶとりな体格、のぼせ、顔面や頭部の熱感や充血感、興奮

半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)

心窩部つかえ感、腹鳴(ゴロゴロ、グウグウ)、下痢

抑肝散(よくかんさん)

攻撃的性格(怒りっぽい)、眠れないことへのこだわり感

竹茹温胆湯(ちくじょうんたんとう)

咳が多くて眠れない

 

〔中途覚醒、熟眠障害、早期覚醒〕
酸棗仁湯(さんそうにんとう)

疲労感が強くても中途覚醒する、睡眠の質が悪い、中途覚醒に頻用される

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

ストレスなどで交感神経の緊張が持続する場合

桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)

虚弱体質、交感神経緊張状態、性的な夢

加味逍遥散(かみしょうようさん)

中年女性、自律神経失調症、更年期障害、ホットフラッシュ

大柴胡湯(だいさいことう)

頑丈な体格、抑うつ傾向、便秘傾向

加味帰脾湯(かみきひとう)

胃腸虚弱、疲労倦怠、抑うつ気分、悲哀感、老人性うつ

香蘇散(こうそさん)

高齢者の抑うつ

 

最近TVでよく漢方がよく扱われているのをみます。うまく使っていきたいですね。気になる症状がある場合は、必ず漢方専門医に相談しましょう。

 

今日のまとめ 

  • ストレスにはストレッサーが加わってから3つの時相がある
  • 漢方医学の心身相関理論、五志と五臓はつながっている
  • 生命活動の根源「気」の不調を整えることで気うつもスッキリ改善へ

※参考資料 「漢方講座」東海大学医学部専門診療学系漢方医学 新井 信先生

お知らせ

先日、介護職のサポートサイトに「Pure Medical attitude」のブログをご紹介戴けました。こちらのブログで紹介ブログをUP致しました。介護される方のストレス解消法です。よろしければ、「きらッコノート」もぜひお読みください。

『今週のテーマblog』

「未病改善と漢方の力」

・§1 今、健康ですか?未病を知る 2017.11.15

・§2 漢方は、日本の伝統医学 2017.11.17

・§3 漢方とアンチエイジング 2017.11.20

 

『過去のブログ』

「守る力と治す力 自然治癒力」2017.11.1~11.10

・§1 生まれながらに持つ力  2017.11.1

・§2生まれながら持つ免疫力     2017.11.3

・§3 新陳代謝も正しく理解、再生力 2017.11.6

・§4 しなやかな精神力  2017.11.8

・§5 自然治癒力UPで健康力  2017.11.10

 

「疲労を考える」2017.10.23~2017.10.27

・§1 どうして疲れちゃうの?その原因とは?    2017.10.23

・§2自律神経と疲労との関係性                2017.10.25

・§3 疲労回復予防につながる食事、睡眠、姿勢 2017.10.17

 

「摂食嚥下障害」 2017.10.16~2017.10.20

・§1 最近、むせることがある!? 誤嚥のサイン  2017.10.16

・§2 自分でできる発見法                      2017.10.18

・§3 予防しよう!いつまでも食事を楽しむために 2019.10.20

 

「人の不思議 体内時計」 2017.10.9~

・§1 身体に大切なリズム調節「体内時計」 2017.10.9

・§2 朝食の大切さを知る体内時計      2017.10.11

・§3女性こそは、ホルモンと体内時計       2017.10.13

 

「高齢者が抱える問題」  2017.10.2~2017.10.6

・§1 理解のための問題を知る       2017.10.2

・§2 骨粗しょう症が引き起こす問題        2017.10.4

・§3 高齢期物忘れ 認知症        2017.10.6

 

 

<関連サイト>

心身一如 コトバンク

五臓六腑 コトバンク

 

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今日も最後までありがとうございました。

 

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