元気&HealthのJunchanのblogにご訪問ありがとうございます。医療スタッフのメンタルパートナー かたよし純子です♪ 検査技師目線で簡単理解ができる健康情報を多くの人に届けたい。そんな目的で週3回発信しています。今週のテーマは、「摂食嚥下障害」です。前回は、摂食嚥下機能のメカニズムおもに扱いましたが、今日は早期発見につなげるための自分で出来る発見法をまとめていきたいと思います。人は加齢現象で嚥下機能が低下することもお伝えしました。誰でも、食事中にむせたりすることがあるかともいます。自分自身でも家族でも機能低下の徴候を見つける方法を学んできましたのでシェアしていきましょう。(※今回も横浜市民公開講座の資料を一部引用させていただいています)

 

1.摂食嚥下障害の早期発見と誤嚥を知るための3ポイント

1-1 自宅で出来る摂食嚥下障害の発見方法   

1-2 誤嚥を疑う症状の確認方法 摂食嚥下機能検査

1-3 「食べる」ことへの意欲が大切 

今日のプラスα

2.高齢者の誤嚥性肺炎を防ぐためのチェックポイント 

3.今さらながらできなかったことを反芻します

 

誤嚥とは?

食べ物や異物を気管内に飲み込んでしまうこと。また異物を消化管内に飲み込んでしまうこと、とあります。窒息死することがあり、適切な方法ですみやかに除去する必要があります。

Wikipediaより引用)

 

1.摂食嚥下障害の早期発見につなげるための3つのポイント

喉周囲の筋肉や嚥下中枢の機能が衰えた高齢者に多くみられます。誤嚥が原因となる疾患でよく聞くのが誤嚥性肺炎です。日本でも高齢化が進んでいることから、健康寿命を伸ばすためにも、しっかりと予防したい誤嚥です。嚥下しやすい機能性食品の開発も進められているようですが、個々の意識改善がいちばん求められと思います。

 

1-1 自宅で出来る摂食嚥下障害の発見方法   

家族で食事中、近頃よくむせるなぁとか、かぜでもないのに痰がからむのかよく咳払いしているなどの様子を見ることや、私自身が自分の唾液でむせることも、我ながら年だなぁと感じることも実際にあります。簡単な機能障害の見つけかたをまとめておきましょう。

 

【摂食嚥下障害の発見方法】

  • 誤嚥、窒息があった
  • 肺炎や発熱を繰り返す
  • 脱水や低栄養状態、体重が徐々に減ってきた
  • 拒食や食欲低下がある → 食べるとすぐ疲れるようで、全部食べられない
  • 食事時間が1時間以上かかる
  • 食事の好みが変わった 柔らかいものを好むようになる、咀嚼力低下や歯科の問題がある
  • 食事中によくむせる  →とくに水分でむせる、唾液でもむせる
  • 食事中や食後、むせることや、咳込むことが多い →喉に食物が残っている
  • 食後、嗄声(させい) →がらがら声になる
  • 毎日飲んでいた薬を飲みたがらない
  • 水分をとりたがらない(尿量が減っている、トイレの回数など)
  • 発熱を繰り返す →誤嚥性肺炎の疑いがあります
  • 夜間、咳き込む →就寝中でも人は唾液を飲み込んでいて、唾液を誤嚥している可能性があります。
  • 咽頭違和感や食物残渣感がある。

これらの症状は、病気で身体が弱っている方、高齢者、また脳卒中などの後遺症などで見られることがあり、摂食嚥下障害の可能性が考えられます。家族や介護者はこれらの症状を見逃さないよう注意が必要です。

 

1-2 誤嚥を疑う症状の確認方法 摂食嚥下機能検査

上記のような日常の食事を中心とした症状を観察することがまず大切です。その他、チェックシートやアンケートを行なうこともできます。気になるときには保健所や診療機関に相談してみましょう。

 

【 RSST 反復唾液嚥下テスト】 

誤嚥の有無のスクリーニングテストです。自分自身でも簡単にチェックできます。ぜひ、ご家族にもやってみてください。

〔方 法〕
  1. 人差し指と中指で甲状軟骨を軽く押さえます。

甲状軟骨:ノドボトケと呼ばれる喉の喉頭隆起です。

  1. 30秒間で唾液を連続何回飲み込めるかを確認します。

甲状軟骨が、中指をしっかりと乗り越えることが出来た時の回数を数えます。

〔評 価〕

3回以上であれば正常です。 3回未満の場合は、嚥下機能障害が疑われますので、精査が必要となります。次回のブログでまとめる、喉まわりの筋肉を鍛える「予防法」をやってみた結果を評価するためにも使えます。

 

【次のような9項目をチェックしてみてください】

①食事中にむせることがある 

食物や水分にむせるという症状は、喉頭や気管内に侵入しそうになる、誤嚥を防ごうとする身体反応です。むせたり咳き込んだりは、摂食嚥下障害の重要なサインとなります。

とくに水分は、口の中で保持することが難しいため、最も誤嚥の危険があります。その他パサパサしたもの、パラパラしたものなどもむせやすい食品です。

②唾液が口の中にたまる

唾液は会話中や食事をしているときに多く分泌され、1日に平均1~1.5Lくらい分泌されています。食事以外にも唾液は分泌され、口腔内にある程度の量になると飲み込まれます。しかし、この唾液の嚥下反応がうまくできない場合、口腔内に唾液がたまっていきます。唾液の分泌が多くなったと思うかたもいるのではないかと思いますが、唾液を上手に飲めていないと考えたほうがよいようです。同時に痰も増えてくることがあり、さらに飲みにくくなります。

③飲み込むのに苦労することがある

ふだん問題なく飲み込めていたものが、飲み込みにくくなったという状況です。

繊維質な食品や、固くて噛みにくいものは、通常でも飲みこみにくいものですが、以前は飲み込めていたものが、かなり意識をして頑張らないと飲み込めなくなった場合は、摂食嚥下障害を疑います。嚥下に必要な筋肉が低下しことがあります。また、腫瘍などによる通過障害の場合もあります。

④固いものが噛みにくくなった

固いものが噛みにくくなる場合、入れ歯が合わなくなった場合と、噛むための筋力の低下で噛みにくくなることもあります。

⑤舌に白い苔のようなものがついている

舌の上に白く苔のように見えるものを舌苔(ぜったい)といいます。舌苔は、口腔内の汚れや微生物が原因です。食物を咀嚼するとき、嚥下するときに舌の機能が不十分だと付着してきます。唾液の分泌量が極端に減少した場合にもみられます。

⑥声が変わった(ガラガラ声や鼻に抜けるような声)

声は声帯から発せられ、咽頭を経由して口や鼻に抜けていきます。声帯は、気管の入り口にあり、声を出す時と食べる時とは、ほぼ同じ器官を使っています。痰が絡んだようなガラガラ声になった場合、食物や唾液が喉にたまっていることがあります。鼻にかかったような声、息が漏れるようなかすれ声、思った声が出せないような場合には、口や喉の動きが悪くなっていることが疑われます。

⑦よく咳をする

食事中や、食後しばらくたってから咳がでる時は、喉に残っていた食物が、しばらくしてから気管の方に落ち込むことがあるからです。食後に身体を動かした時、横になるタイミングで咳き込む場合などみられます。また口腔内にたまった唾液をうまく飲みこめずに咳き込むこともあります。

⑧食事を残すことが多い(食べる量が減った)

うまく食べることができなくなり、食事時間が長くなっていることが原因で、食事を残しがちになるなど、食べられるものが制限されたりしている。必要なエネルギーや栄養不足になります。食事に集中していても30分以上かかるときは問題とされます。

⑨体重の減少(1ヵ月で5%以上、半年で10%以上)

体重の変化を見ることが大切です。摂食嚥下障害が疑われる場合には、体重減少に注意が必要です。

しっかり食べることができているかをチェックする方法です。1ヵ月に体重の5%以上、半年で10%以上の変化は、栄養状態にとっても問題となります。

 

嚥下機能障害チェック 9項目

<嚥下機能障害チェック9項目>

 

【その他の検査】

自宅でもできる検査と講座中は、説明を受けました。飲み込みに対する検査です。父の入院中は、言語聴覚士の方がベッドサイドで行っていました。高齢者に対しては、誤嚥の危険性もあるので注意は必要です。方法の概略のみまとめておきます。

〔MWST(改定水のみテスト3ml)〕
  • 冷水3mlを口腔内に入れて嚥下してもらう。
  • 嚥下反射誘発の有無、むせ、呼吸の変化を評価します。
  • 冷水3mlの嚥下が可能な場合には、更に2回の嚥下運動を追加して評価する。
  • 評点が4点以上の場合は、最大3回まで施行し、最も悪い評点を記載する。
〔水のみテスト〕

水30ml を飲んでもらう。嚥下の回数やむせの有無などを観察し、5段階のプロフィールとエピソードに照らし合わせることで判定おこなう。

5段階プロフィール

① 1回でむせることなく飲むことができる。

② 2回以上に分けるが、むせることなく飲むことができる。

③ 1回で飲むことができるが、むせることがある。

④ 2回以上に分けて飲むにもかかわらず、むせることがある。

⑤ むせることがしばしばで、全量飲むことが困難である。

〔食物テスト:FT〕

プリンや粥(米粒があるもの※)を茶さじ使って、1杯(4g)を舌背前部に置き食べてもらう。嚥下反射の有無やむせ、呼吸の変化などを観察し評価する方法です。

口腔内への取り込み、嚥下の有無、むせの有無、呼吸の変化、湿声嗄声の有無、追加嚥下の有無、追加嚥下後の口腔内残留の有無などの項目で構成される5段階の判定基準で1から5までのスコアをつけ評価する方法。 ※高齢者用食品として厚生労働省の規格基準を満たしているレトルトパックを用いる

 

【医療機関で行なう検査】

〔嚥下造影検査(VF)〕

嚥下造影検査とは、レントゲン室でレントゲン照射しながら、口腔内へ食物を入れ、取り込まれた食物の流れや残り具合を観察する検査です。被爆によるリスクはありますが、直接、誤嚥の有無や、飲み込みの状況を観察することができ、実際に問題がある部位を確認できます。

〔嚥下内視鏡検査(VE)〕

鼻腔から細い内視鏡を咽頭に挿入し、食物の嚥下の様子を直接内視鏡カメラで観察する検査です。その他に、唾液や痰の貯留の有無、食物を飲み込んだ後の咽頭内への食物の残留の有無や嚥下に影響を与えることのある声帯の動きも評価することができるとの説明です。

その他、MRI、エコー、筋電図、シンチグラムなども行われます。

 

1-3 「食べる」ことへの意欲が大切

「食べる」生命が生きるための最低限の行動です。

人間の生命維持のための生理的欲求「食欲」に対する行動が「食べる」です。

 

【誤嚥リスク回避のための処置行動】

栄養が不足している、十分な栄養素を確保できていないと血管から点滴剤で栄養補給をします。人の身体は、休むこと無く心臓を動かし、呼吸し、生命維持のためにエネルギーを必要としています。そのためにエネルギーが必要とされます。

食べるという行動は、エネルギー確保のための生理的欲求です。言い換えると、生きることへの意欲だと思います。

誤嚥の危険性があるとされるとき診療機関では、食事を止めます。飲水も止めてしまいます。

 

【経口摂取開始への準備】

講座の中で、嚥下訓練、経口摂取の開始準備の説明がありました。

  • 食べる意欲がある
  • 表情がしっかりしてきた
  • 唾液が飲み込める
  • 坐位が保持でき、持久性がある
  • 会話が可能である

人間が持つ食に対する意識が問われます。これらの臨床徴候が見られないと専門家は、経口摂食の開始をすすめません。

 

【食欲は、生きることへの意欲】

食への意欲は、生きることへの意欲です。フッと笑顔になれる瞬間を大切にすることからではないでしょうか。

笑うことは、生きることへのエネルギー源になると思っています。

脳梗塞を克服した父の元気の元は、笑っていたことです。本を読むことが好きだった父は、入院中、冊子(何だか忘れましたが)を見ながら笑っていたのです。高次機能障害と言われていたので、文字を読むことも怪しかったのですが、おそらくイラストと読める文字を見て笑っていたのだと推測しています。笑っている様子に私は安心しました。父は大丈夫だと。

その後。脳梗塞以前の状態まで完璧に回復し、母をしっかり看取った父でした。

Pure Medical attitudeの関連ブログ 基礎代謝「身体の原動力 エネルギー発生栄養学

 

2.高齢者の誤嚥性肺炎を防ぐためのチェックポイント 

肺炎の70%が誤嚥性肺炎だといわれるとお伝えしました。高齢者の背景には、誤嚥に関していろいろな要因がみられます。その高齢者の背景をここで改めてまとめておきたいと思います。

 

【高齢者の摂食嚥下の背景】

健康な高齢者では口腔と咽頭の機能低下が見られますが、無症状が多いとされています。

肺炎による死亡率は、高齢になるほど上昇し、その背景として摂食嚥下障害による誤嚥性肺炎が多いと考えられています。一見、食欲不振と考えられる症状の背景には、誤嚥もしくは誤嚥性肺炎が潜在性に見られることもあります。嚥下障害のために食事がとれない場合がありますので、摂食嚥下障害の評価が常に必要となります。

神経学的嚥下障害は、高齢者で生じる割合が高いといわれ、このあたりからも嚥下障害の頻度が高いのは、関連疾患の併発のためとも考えられます。

◯日常の中で、前項のチェック項目を確認して見てください。変化が大切だと講座の中でも説明されていました。「先月はできていたのに」「先週より回数」など、前回、前々回、いつと比較してなど、比較することが大切です。変化に気づくように、メモを取るなど続けられる方法をお勧めします。

 

【加齢による摂食嚥下機能への影響】

加齢により身体には、さまざまな変化が現れます。嚥下機能への加齢の影響は、個人差がみられ、高齢になっても嚥下障害がみられないこともあります。

咀嚼のための歯の欠損により咀嚼力の低下、舌の運動機能の低下、唾液の分泌量の減少、口腔感覚の鈍化、味覚の低下などさまざまな変化がみられます。その結果、咽頭への食塊の送り込みが遅れるという口腔内での問題が生じます。

◯歯科検診も大切です。

咽頭では、筋力の低下により、位置が下がってしまい、嚥下時の喉頭挙上が不十分となり、上部食道括約筋の機能不全が起きやすくなります。喉頭の閉鎖が不十分となり誤嚥しやすくなります。さらに咽頭収縮筋の機能低下により、食道への送り込みが不十分となり、食塊や唾液が残留しやすく、誤嚥の原因となります。

◯反復唾液嚥下テスト(RSST)をやってみてください。「ごっくん」して、きちんと上下運動を確認できますか?

 

【嚥下機能に影響する薬物】

高齢者は、多くの疾患を伴う場合が多く、治療目的の内服薬が嚥下障害をもたらしている場合もあり、注意が必要です。上記でまとめたように多くの薬剤が影響します。とくに、脳機能を抑制する薬剤に注意が必要です。覚醒レベルの低下により、誤嚥誘発する抗精神病薬及び精神安定剤や、抗けいれん剤です。その他に口腔内乾燥をきたすものとされます。口腔内の乾燥は、食べものの味覚を悪化させ、咀嚼機能を低下させ、咀嚼回数が増加し、嚥下までの時間が延長してしまいます。利尿剤、抗うつ剤、交感神経遮断剤、抗ヒスタミン剤、抗精神病薬などの影響です。

 

【嚥下障害をきたす疾患】

高齢者によくみられる疾患の中で、症状として摂食嚥下障害がみられる疾患が多くあります。

脳血管障害(脳梗塞、脳出血など)、神経・筋疾患(パーキンソン病、重症筋無力症)、炎症、腫瘍、中毒、外傷などがあり、嚥下機能が抑制され、食物が飲み込めなくなり、誤嚥がみられます。高齢になるほど合併することが多く、とくに認知症との合併が多く、認知症状の進行とともに嚥下障害がみられることがあります。

 

【誤嚥性肺炎の症状】

誤嚥性肺炎の症状をまとめておきましょう

  • むせる
  • 咳や痰が増える、激しい咳と膿性痰(黄色の痰)が出る
  • 嗄声 痰が絡んだような声になる
  • 食べたい欲求はあるが食べられない、食欲が低下する
  • 発熱
  • 呼吸状態が悪くなる、呼吸が苦しい、苦しそう
  • 元気がない
  • 意識が朦朧としている

食事中にむせなくても誤嚥している場合もありますので、注意が必要です。風邪と間違えやすい症状ですが、高齢者の場合、誤嚥性肺炎の可能性を考える必要があります。前述の「9つのチェック項目」を確認してみてください。

 

3.今さらながらできなかったことを反芻します

 

「孝行のしたい時分に親はなし」

こんなことわざが頭の中をよぎっています。

何となく理解しているようなことを改めて学び始めている最近、そうなんだぁと、再認識していることが多々あります。

昨年、一昨年と続けて両親を見送りました。見送るまでの数年間、自分の親が年老いて何もしなくなってしまった状態を見て嘆かない子どもはいないと思います。どうしてという疑問を投げながらも、認めたくない事実がそこにあったことは否めません。自分の親だから育ててくれた親だからそんなはずはないという感情かもしれません。

先々週の「高齢者が抱える問題」とともに、この摂食嚥下のテーマをまとめながら、自分の両親のことを思い返さないことはありませんでした。両親がまだ存命中のとき、週末になると時々実家の食事の準備していました。母の食に対する好みが大きく変わっていったことを思い返しています。食べるものと食べないものが極端に変わっていったのです。老人性のうつとされていましたが、そこには、パーキンソン様の症状があったと初期から認識し、そしてあきらかに嚥下障害もあったのです。

「見たこと感じたことを認識する」

今回この摂食嚥下障害の徴候をまとめていて、思い当たりことが多々あるのです。自分の親に限ってという思い込み、言い換えると親に対する「〇〇であってはならない」という思い、感情が無意識にあったようです。あれもこれも、チェックシートにまるが書き込める状態、あのときもっと勉強していたら、もう少し食事のことも、身の回りのことも対応の仕方が変わっていたかなと反芻しています。

「両親から学んだこと」

ことわざ「孝行のしたい時分に親はなし」とつぶやきますが、後悔はしません。母も父も私に気づかせてくれたのです。そしてひとりでも多くの人に知ってもらうことを目的としてこのブログを書き続けています。新たな最新の情報を、学んで来たことを自分なりに解釈し、伝えていくことを目的とするからです。最近よくいく、市民公開講座は、比較的最新の情報を提供していただいています。ただ、平日の昼間が多く、フルタイム勤務では参加は難しい、だから私なりの理解を加えてまとめています。いちばん知って欲しいのは、働きながら、子育てして、高齢の親を抱えている人たちです。社会の中でいちばん骨格となって若い人たちを支えながら働いている中年のみなさんです50代前後の方々が多くあてはまるのではないでしょうか。講座を受ける時間がとれない方々です。

今回の摂食嚥下機能の講座は、1年前の父が私に見せてくれた検査です。「嚥下造影検査」や「水飲みテスト」「食物テスト」などいろいろと医師やSTさんたちが行なう実際を見せてくれました。実際のリハビリや検査を見ているのでよく理解出来ました。

今日の「1-3「食べる」ことへの意欲が大切」この内容への思いを書くと、ちょっと過激になりそうなので、加筆を辞めた部分です。私自身が医療者だと思っていながら、人間としての在り方を語ろうとする時に、現在の医療や医療体制に対する疑問が大き過ぎることがあると感じるからです。そこで感じたこと、今も考え続けています。その思考や思いはまたいずれ。。。

「何かのヒントにつながれば」

フルタイムで中間管理職、子育てしながら当直をこなし、無我夢中で過ごした私の40代、一段落して今度は、父の脳梗塞、それが落ち着くと母のうつ状態そんな時がありました。そのときにここまで高齢者の抱える問題や、身体状況を理解出来ていたらという反芻です。過去の自分には戻れません。もしこのブログに今まさに高齢のご両親を抱えて、家族を抱えて、仕事を抱えている人が出会ってくれたらと思うだけです。知ることから、その人なりに何か出来ることが変われば嬉しいのです。状況は人それぞれ、投げ出したくなることも、辛くて苦しくて、でもどうにもできない無力感もあるかもしれません。そんな方たちへのやる気スイッチになれば嬉しいです。何かの気づきやきっかけになればと思います。

高齢者だからと一言で括ることはできません。すべてが同じは絶対にないから、個々で状況は異なります。だからこそ、そこにやりがいも見つけられたらと思うのです。

Pure Medical attitudeのこの健康に関するブログが、少しでもヒントになればと思うだけです。ほんのちょっと元気になって笑顔になれば、意識が変われば、私はそれが嬉しいです。気づきのヒントになり、元気の元になれば幸いです。

高齢者はもとより、40代、50代の人にももっと知ってもらいたい。私自身が高齢者目前です。唾液にむせる自分を認知してみてください(笑)

自分の心と身体の健康は自分自身でチェックして、自分自身で見直さなければならないからです。若くても怠ると身体は、それなりの反応をします。若さは武器にはなりません。

 

次回、摂食嚥下機能の最終回は、「誤嚥予防」です。またぜひお付き合いください。

 

 

10月 開講 Health workshop

健康寿命延伸に向けて、生活習慣改善プログラミング

自分自身の健康の方程式を作りませんか?そして、なりたい健康イメージをしっかりと意識します。脳は優秀なコンピュータです。自分の目標プログラミングをしっかり組み込まないと目標は達成できません。そして、ちゃんとそのゴールビジョンをみせてあげることが重要です。

健康管理士で臨床検査のエキスパート臨床検査技師、そして脳科学のNLPトレーナーだから組めるプログラミングがあります。コーチングを駆使して、あなたにあったゴールイメージへのプログラミングです。

〔日 時〕両日、同じ内容です。ご希望日をお伝えください。

  • 1回目 9月18日(月・祭) 終了
  • 2回目 10月28日(日)

※イベント情報こちらから、詳細は折り返しご連絡します。

 

今日のまとめ 

  • 誤嚥のサインは、日常生活の観察から
  • 変化のチェック、気づくことがいちばん大切です
  • 食欲は、生きることへの意欲です。笑顔で生きがいを見つけましょう

 

<参考資料>

横浜市立大学市民公開講座資料(講師:千葉 由美教授)より一部引用

 

<Pure Medical attitude のblog>

『今週のblog』

「摂食嚥下障害」 2017.10.16~

・§1 最近、むせることがある!? 誤嚥のサイン  2017.10.16

 

『テーマ関連ブログ』

・食欲   「生理的欲求「食欲」とは?   2017.8.30

・摂食障害 「青年期 子どもから大人への変化 2017.7.8

 

『過去のブログ』

「人の不思議 体内時計」 2017.10.9~10.13

・§1 身体に大切なリズム調節「体内時計」 2017.10.9

・§2 朝食の大切さを知る体内時計      2017.10.11

・§3女性こそは、ホルモンと体内時計      2017.10.13

 

「高齢者が抱える問題」  2017.10.2~2017.10.6

・§1 理解のための問題を知る      2017.10.2

・§2 骨粗しょう症が引き起こす問題        2017.10.4

§3 高齢期物忘れ 認知症       2017.10.6

 

「呼吸を整える」    2017.9.25~2017.9.29

・§1「肺」唯一意識で調節出来る臓器     2017.9.25

・§2心の安定のための呼吸と脳の関係性    2017.9.27

・§3自分らしい呼吸リズムをつくる     2017.929

 

「食中毒を知る」 2017.9.18~2017.9.22

・§1食中毒から身を守る、予防を知ろう!     2017.9.18

・§2 気になるO-157とは?細菌性食中毒を知る! 2017.9.20

・§3シーズン間近のウイルス性食中毒         2017.9.22

 

「健康寿命につながる栄養素」 2017.9.4~2017.9.15

・§1 活力源となる炭水化物     2017.9.4

・§2  細胞には必須!タンパク質      2017.9.6

・§3 新陳代謝には欠かせない 脂質 2017.9.8

・§4 元気のもと ビタミン     2017.911

・§5  身体の5%でもすごいミネラル  2017.9.13

・§6 消化されない食物繊維     2017.9.15

 

「エネルギーと代謝」  2017.8.28~2017.9.1

・§1 身体の原動力 エネルギー発生とは? 2017.8.28

・§2 生理的欲求「食欲」とは?      2017.8.30

・§3  食物から栄養素取り込む消化と吸収  2017.9.1

 

<関連サイト>

誤嚥  Wikipedia

 

※ご意見・ご質問は、こちらからお気軽にどうぞ

みなさまのお声を楽しみにしております。

 

今日も最後までありがとうございました。

 

☆個人セッション特別料金(簡易ストレスチェック付き)でご提案☆

5,000円割引致します。コメント欄に「Blogを読んだ」とお申し出ください。当社オリジナルw-pメンタルチェック(簡易ストレスチェック)を組み合わせたパーソナルセッション。当社の簡易ストレスチェックは、仕事以外のストレス および パーソナル部分も加味した内容になっています。その場で診断からカウンセリングまで実施する内容です。健康相談や、成功する健康習慣ワークもいたします。お申込みこちらから ⇨ パーソナルセッション

 

Pure Medical attitude 

代表 かたよし純子 Junchan♪  ※自己紹介はこちらから

臨床検査技師/超音波検査士/健康管理士一般指導員/健康管理能力検定1級/

米国NLP協会(TM)認定NLPトレーナー

 

☆アンコモンセラピー読書会☆ 

毎月、大崎ゲートシティ スターバックスコーヒーで開催しています。ミルトン・エリクソンの戦略的手法を紹介されている名書「アンコモンセラピー」この読書会を毎月開催しています。次回は、10月30日を予定しております。Facebook、または、HP イベントよりご連絡ください。