元気&HealthのJunchanのblogにご訪問ありがとうございます。医療スタッフのメンタルパートナー かたよし純子です♪ 検査技師目線で簡単理解ができる健康情報を多くの人に届けたい。そんな目的で週3回発信しています。今週も、先週水曜日からお伝えしています「自然治癒力」です。自然治癒力を高めるために私たちは4つの力を持って生まれてきています。初回は、「防御力」、2回目「免疫力」そして3回目の今日は、「再生力」です。人の身体は、損傷しても自分でちゃんと元に戻そうとする治す力「再生する力」を持っています。そして、今日のプラスαは、組織の再生には欠かせない、血管新生も関わり合いを持っています。

 

1. 自己再生能力が分かるためのポイント3つ

1-1 人の再生する力、組織幹細胞とは?

1-2 髪の毛が伸びるわけ、アカが出るわけ、生理的再生を知る

1-3 組織の損傷、失われたときの身体反応、病理的再生

今日のプラスα

2.臓器の自然治癒力に大きく関わる血管新生     

3.自然治癒力、「整形は日にち薬」その再生力を感じた時

 

1. 自己再生能力、理解のためのポイント3つ

身体はさまざまな組織からできています。その組織の細胞は、破壊と再生を繰り返し、再生能力も異なります。身体全身に酸素を運んでいる赤血球は、約120日で破壊されていますが、健康な身体では、一定の量が保たれるように常に新しい赤血球も造られています。

 

1-1 人の再生する力、組織幹細胞とは? 

再生力とは、細胞の集合体としての完成度を維持し、再生できるかという身体自身が持つ能力です。

 

【連携しあう防御力と再生力】

再生力は、自然治癒力の機能の1つです。自然治癒力は、自己再生機能自己防衛機能があるとされ、

自己再生機能とは、身体がケガをした時、すり傷などでは、放っておいても、自然に治り、もとのきれいな皮膚に再生される機能のことをいいます。

自己防御機能とは、身体の外部からの浸入、細菌やウイルスに対抗し戦う機能のこと、前回お伝えした免疫力のことです。

すり傷は、身体を外部から守る働きをしている皮膚が損傷している状態です。身体の中に浸入しようとする細菌などの格好の攻撃場所となります。その細菌に対して、常に戦いながら、新たな皮膚再生を行っています。このようにこの2つの機能、自己防衛機能と自己再生機能を同時に働かせている、ともに連携して機能することもあります。

そして、古くなった細胞を破壊して、新しい細胞を造る再生力も常に同時に身体の中で行っています。

 

【人の再生力、それはより高度な機能性】

再生力と聞くと、トカゲの尻尾切りを思い出す方もいるのでしょうか。トカゲは尻尾を切られても、元通りに戻れます。イモリは足を切られても足をまるごと再生できます。人間も、失った足が生えて来ることができたら...SFの世界にはありそうですが、人間の身体は高度な機能を有しています。そのためにトカゲやイモリのようなわけにはいきません。でも、ちゃんと再生する能力は持ち合わせています。

生物は、細胞でできています。心臓や脳、皮膚などすべての臓器は、細胞の集合体です。人間の場合、この集合体の機能連携がより高度に進化し、複雑に関連しあっています。そのままのトカゲやイモリのようにシンプルな再生ではいかないからです。

人の再生力は、生理的再生と病理的再生の2つに分けられます。

  • 生理的再生:皮膚、毛髪、爪、消化管などの粘膜上皮など全身の多くの割合で生まれ変わるもの。

細胞は、生涯、分裂再生を一定の割合で繰り返し、細胞の更新と維持が保たれている生理的現象。骨髄では造血細胞が絶えず分裂を繰り返し、血液循環で消費された血球は、消失と同じ速度で再生補充されています。

  • 病理的再生:ケガや病気で失われた組織の修復

損傷部位で起こる生体反応で、受傷の直後から修復は始まります。皮膚や粘膜また、神経、骨折などの骨の再生、肝臓などの限定された組織では、同じ機能を持つ組織細胞で修復されます。

 

【組織細胞の生みの細胞:幹細胞】

元の組織と同じ機能を持つ細胞の再生に欠かせないのが「組織細胞を生むための細胞」が必要です。この役割を果たしているのが、幹細胞です。

幹細胞は、傷ついた細胞や、古くなり役割を終えた細胞を入れ替えるために新しい細胞をつくり、失われた細胞を新しく再生する働きをしています。臓器損傷により修復が必要となった時に、損傷部位の近くの幹細胞自身が、複製し肝細胞の枯渇を防ぎながら、なおかつ、損傷部分を確認しつつ新たな細胞となります。

幹細胞は、このように際限なく増殖できる細胞と定義され、2つの能力を持ち合わせます。

  • 自己複製能力:分裂して自分と同じ細胞をつくる能力
  • 分化能力  :身体をつくるさまざまな細胞をつくり出す、分化する能力

 

【組織幹細胞による再生力】

人の身体の中の幹細胞を組織幹細胞といいます。造血作用や皮膚の再生などの上皮組織の細胞は日々生まれ変わり、組織の維持や、不測の事態に備えて再生の能力を持っています。

例えば、骨髄は、赤血球、白血球など、血液細胞をつくるための造血幹細胞があります。出血などで血液が失われる事体に際しても元のレベルに戻す力があります。内臓の中でも特に再生能力が高い肝臓では、外科的な手術で3分の2程度まで切除しても元の大きさまで戻ることができます。余談ですが、TVドラマの「私、失敗しないので!」で有名なドクターX医師も先日の放送では、この肝臓の再生能力を利用して肝切除を行っていたようです(^^)消化管の胃や腸の粘膜組織も非常に高い再生能力を有しています。

それぞれの組織でその組織に必要な再生能力を有する組織幹細胞が機能しているということです。生理的再生と病理的再生、この2つの再生力をそれぞれ見ていきましょう。

 

1-2 髪の毛が伸びるわけ、アカが出るわけ、生理的再生を知る

生理的再生とは、毛や皮膚、爪などの一定の割合で細胞が生まれ変わっていく再生をいいます。

何もしなくても髪の毛は伸びます。その生理的再生をみていきましょう。

【毛の再生】

人の身体には、毛が生えています。この毛の再生にも幹細胞が関わっています。人の毛は、毛を産生する毛包を主体にして表皮から上の部分を「毛幹 もうかん」といいます。表皮よりも下の部分が「毛根 もうこん」といいます。

毛包は、毛を包み込むように表皮の中に存在しています。この毛包の下の部分に毛母細胞、毛乳頭があります。

〔毛根細胞と毛包幹細胞〕

毛根部分のいちばん下部の膨らんだ部分を「毛球」、この部分に毛乳頭と毛母細胞があります。(毛球は、毛包の下の部分となります)この毛乳頭は、周囲の毛細血管を通じて毛の成長に必要な栄養素や酸素を受け取り、毛根細胞に行き渡ることで細胞分裂し、毛は成長していきます。この毛根細胞がある限り毛が抜け落ちても次々と再生していきます。この毛根細胞を生み出しているのが毛包幹細胞です。

〔発毛に関わる2種類の幹細胞〕

毛根部には、発毛の司令塔となるバルジ領域部分があるそうで、この、バルジ領域には、色素幹細胞と毛包幹細胞という2種類の幹細胞が存在し、毛の生成において重要な細胞をつくり出す働きをしているとされます。

◯毛包幹細胞

元になる細胞とされ、毛の構造の大部分をつくる役割をしている。

色素幹細胞

毛の色供給する色素細胞を生み出し、色素幹細胞には、際限なく繰り返し増殖する機能があります。

この2種類の幹細胞が同時に活性化することにより、色の付いた毛が繰り返し再生するとされています。しっかりと双方が機能することで発毛が促進されます。

〔毛の再生 サイクルスピード〕

毛の生え変わりのサイクル毛周期があります。毛細血管からの栄養補給により、毛母細胞は分裂を繰り返し、皮膚の深層で新しい毛が再生され、太く伸びた毛は、表皮の上へと出てきます。伸びて出てきた時期が成長期となります。その後、毛母細胞の分裂が止まり、毛が脱毛の準備をする退行期に入ります。毛乳頭と毛のとの結合が緩み、毛が上に押し上げられます。その後休止期に入ると毛と毛乳頭が完全に離れて自然に抜け落ちます。

毛は、成長期→退行期→休止期のサイクルを一定周期で繰り返し、再生していきます。毛包幹細胞が成長期、退行期、休止期の過程で細胞分裂を繰り返すことで毛を再生しています。この細胞分裂の活性が低下すると毛の再生、サイクルスピードが遅きなり毛周期の異常が起こります。

身体の部位により、毛周期は異なり、頭髪で、0.3~0.4mm/日、約4ヶ月で生え変わります。まつ毛や眉毛で、約0.18mm/日、生え変わりのスピードは約2ヶ月、わき毛で約0.3mm/日、生え変わるのは約4ヶ月、手や脚は、0.2~0.4mm/日、約3~5ヶ月のサイクルです。脱毛は成長期に行うのが最も効果的なので、脱毛する際は毛周期を把握しておくことが大切です。

〔体毛の役割〕

身体には、ムダ毛といわれている毛があります。子どもの頃、手や足が毛深くコンプレックスだった記憶があります...すべすべした肌に憧れていました。

一般的に腕や足、脇や背中などに生えてくる毛をムダ毛といっています。身体には、ほぼ全身に毛が生えていて、実は重要な役割があると言われます。体毛にも役割があります。

  • 体内の毒素毛根から、毛を介して排出する働き
  • 外部刺激から皮膚を守る、クッションのような役割
  • 外部からの異物の侵入から身体を守るフィルター機能
  • 皮膚よりも先に毛に触れることで、外部刺激を察知する感覚器官
  • 体温保持、保温や断熱効果
  • 紫外線から皮膚を守る

いかがでしょうか。人の身体にあるものには、意味がある、でも女性には美しくありたいという優先させたい意味もありますよね。上記の肌サイクルに合ったムダ毛処理をお勧めいたします。

 

毛の構造

<毛の構造>

 

【皮膚の再生】

皮膚の構造の概略は、初回のブログでもまとめていますが、ここで改めてまとめておきましょう。の肌の構造とターンオーバーのメカニズムからです。

〔表皮の構造〕

皮膚は複数の層が重なった構造となっています。皮膚は「表皮」「真皮」「皮下組織」に分かれ、さらに表皮は、内側部分から4層に分かれます。前回のブログでは防御力として見ましたので、今回は、再生力なのいちばん深い部分、基底層からの順番としています。

表皮の層構造 1. 基底層   2. 有棘層   3. 顆粒層   4. 角質層

この4層に深層部分から分かれます。

〔肌再生、ターンオーバーのメカニズム〕

ターンオーバーとは、肌の新陳代謝、肌の生まれ変わりのことをいいます。

表皮のもっとも深い基底層でつくられた細胞が、細胞分裂を繰り返して、変化しながら.上部の有棘層、顆粒層、角質層へと押し上げられるようにして肌表面に上がってきます。古くなった細胞は、無核となり死んだ状態で角化細胞となり、肌の表面から垢などで剥がれ落ち、上がってきた新しい細胞が表面へと出てきます。この繰り返しの肌再生をターンオーバーといいます。

このターンオーバーは、だいたい28日間ほどで生まれ変わるといわれていますが、一般的には加齢とともに新陳代謝が低下し、年齢による差は非常に大きく、10代では約20日、30代~40代で約45日、しかし60代となると約100日といわれています。。。若いということは、すばらしいと再認識する反面、肌をもっと労らねば。。。笑

〔真皮の線維芽細胞〕

年齢により新陳代謝のサイクル期間に差はありますが、このターンオーバーのおかげで人の表皮は生まれ変わっています。

しかしながら、表皮の奥の真皮の真皮線維芽細胞は、細胞分裂に乏しいとされます。加齢によるコラーゲンの減少で肌のハリは失われます。紫外線を浴び続けることで、肌の弾力は低下してしまいますのでUVケアは大切なのです。

そして、真皮まで深い傷が出来てしまうと、元通りの修復は難しく、傷あとが残りやすくなります。ケガをした時は早めの手当てをすることが大切です。

 

1-3 組織の損傷、失われたときの身体反応、病理的再生

病理的再生とは、上記で説明したように、失われた組織の再生です。骨と肝臓の再生を見ていきましょう。人が骨折した時の再生は、自然治癒の最たるものとされます。

 

【骨の病理的再生】

以前のブログでも骨の構造をお伝えしたことがありますが、さまざまな細胞が関わり、新陳代謝が行なわれています。骨組織には、血管、神経があり骨を支える筋肉が付随し、関節に接する骨端は、関節軟骨によって覆われています。

骨の内部には骨髄があり、血液細胞をつくり出す造血幹細胞、間葉系幹細胞(筋肉細胞、線維芽細胞、骨芽細胞などのもと)があります。骨は、筋肉、血管、骨髄などから構成されていて、これらの組織を含み器官をつくるということも骨の再生に深く関わりを持つことになります。

 

骨髄の細胞

<骨髄の細胞>

 

〔骨折の再生は自然治癒力そのもの〕

骨には、2種類の細胞、破骨細胞と骨芽細胞があります。骨の新陳代謝には、この2つの細胞が常に協調しあい機能していることにより骨の機能が保たれています。この過程を骨のリモデリングといいます。

[骨のリモデリング]

骨吸収:骨を溶かす

骨形成:骨をつくる

〔骨のリモデリング 骨再生〕

骨吸収と骨形成が繰り返されることにより成立しています。骨芽細胞は、骨髄の間葉系幹細胞から分化した細胞、破骨細胞は、血球系の造血幹細胞から分化した細胞です。

骨は非常に再生能力が高く、些細な骨折では、骨芽細胞の働きにより元の形に近い状態に修復されます。この修復過程において、骨の血管からの出血による血腫の形成後、折れた部分の骨膜には骨芽細胞が集まり、増殖を始めます。骨芽細胞は、仮骨と呼ばれる網目状の繊維組織をつくり、そこにカルシウムが沈着することにより、骨は、硬く強度を増していきます。仮骨は、破骨細胞の働きにより、不要な部分は吸収され、多くの場合は元のような骨の形状に整えられていきます。このような過程で骨折によるケガの場合でも自然に骨は再生されます。

 

【肝臓の再生】

肝臓は他の臓器に比べて非常に高い再生力を持つことが知られています。正常な肝臓の場合、炎症により壊死した細胞や切除により失われた組織を修復させ、元通りに再生させ、肝臓の機能「代謝・解毒・貯蔵・胆汁の生成と分泌」を正常に戻すことができます。

肝臓は、内臓の中でも高い再生力をもつとされていますが、その具体的な理由として考えられていることは、他の内臓との肝細胞の染色体の違い、2核持ち、他より2~3倍の染色体を持つと言われ、その他の理由として、肝細胞の肥大化など、肝細胞独自の性質があげられているようです。

〔慢性疾患への対応〕

非常に高い自然治癒力をもつ肝臓ですが、その再生力にも限界があります。慢性疾患の肝硬変や肝不全では、そこに至るまでに、何度も肝細胞の再生が繰り返されています。その結果肝細胞のが線維化してしまっている状態となり、肝細胞の再生が困難になっている状態です。肝臓の再生力を現状で維持するためには、肝機能を悪化させないことは必須です。

私が思うに、肝臓の自然治癒力の高さは、人間の生命に関わる大切な臓器だということなのではないでしょうか。骨も身体、骨格の基本です。肝臓も骨もその自然治癒力の高さは、生命に関わる大切な臓器なのだと私は思います。

 

2.臓器の自然治癒力に大きく関わる血管新生 

ここまでお伝えしたようにその組織により再生の方法や機序はさまざまですが、その再生に大きく関わるのが血管です。身体の組織は、血管の中を流れる血液から栄養を確保しています。血管は、人の身体の隅々まで走行し、その中を血液が流れ、身体中の細胞に栄養と酸素を供給しています。

【血管の自然治癒力・再生への関与】

血管そのものは、血管自身の修復と、他の臓器、組織の自然治癒力にも大きく関与しています。身体の一部や臓器損傷により当然、血管も損傷されます。細胞は、常に栄養や酸素を必要としています。そのためケガなどに際しての血管の損傷は、すみやかに修復、再生する必要性があります。

 

【血管新生と脈管新生】

既存の血管が損傷した際に、新たに血管枝が分岐して血管網を構築することを血管新生といいます。

これに対して、生命の発生過程で個体の形成していく過程での既存の血管が存在しない部分に新たに血管網が形成されることを脈管形成といいます。脈管形成は、血管が内皮細胞から新たに形成されるプロセスとなります。

血管新生には、生理的な血管新生と、病的な血管新生があります。

  • 生理的血管新生:胎児の発育過程での血管形成や身体の成長のとき
  • 病的な血管新生:ケガによる組織修復時や網膜症による虚血、関節リウマチによる炎症、がん細胞の増殖時などにつくり出される血管です。

 

【血管新生のしくみ】

血管新生の形成には、血管新生促進因子が産生される必要性があり、これが引き金になります。

血管新生促進因子の中には、血管の内側、血管内皮細胞を増殖させ、血管形成を促す働きを持つものが多く、最も強力な因子が、VEGF:血管内皮細胞増殖因子です。

VEGFは、VEGFR:血管内皮細胞の受容体に作用すると血管内皮細胞は、MMP:マトリックスメタロプロテアーゼと呼ばれる物質を分泌します。MMPは、血管の基底膜を分解することで、血管壁の細胞間の隙間を広げ、その部分に内皮細胞が増殖することにより新しい管腔が形成され、その周囲に周皮細胞が発生することにより安定した血管となります。

  1. 細胞の増殖、炎症にともなう低酸素状態、血液循環、栄養状態の悪化、炎症などにより、血管新生促進因子のVEGFの産生が起こる
  2. MMPによる基底膜の崩壊、血管内皮細胞の増殖が始まる
  3. 基底膜、周皮細胞による管腔の形成により新しい血管が形成される

 

3.自然治癒力、「整形は日にち薬」その再生力を感じた時

整形は、「日にち薬」という言葉を聞いたことありませんか?階段から落ちた時、足や身体を強打した時など、レントゲンを撮り、大きな骨折がなければ湿布くらいで特別の処置はありません。肋骨骨折や足の骨のヒビなど、固定でおわりではないでしょうか。自然に骨が修復するのを待つ、神経も同じです。

「自分の身体が求めているもの」

以前勤務していた病院で、筋電図検査に来ていただいていたかっこいい女医先生が、「整形は日にち薬だから~」と、よく言っていたことを思い出します。神経が伸びる速さは、1日1mm、時間かかるけどそのうちちゃんと治るから~と、言われていました。まさしく自然治癒力です。

私は、ひととき漢方薬を飲んでいたこともあり、かなり以前、ビタミンE入りの某社、コエンザイムQ10が良いと聞き、飲んだこともありました。でも、何だか効果もよくわからない、お金の無駄!今は、サプリメントも、薬も余程のことがない限り用いません。花粉症でしたが、花粉症も辞めました(笑)。自分の回復力を信じて、自然治癒力を最優先に考え、日常を過ごしています。

人に勧められたサプリは、いかがなものでしょうか。それぞれ、人により不足しているもの、必要なものは異なります。自分の状態を認知せずにあれが良い、これがお勧め、そのことばだけでサプリメントを用いるは、黙々と頑張っている自分自身の身体の声に即していないように思います。身体の声に耳を傾けること、自然治癒力を高めるために何が必要なのかを、まずは、はじめに考えることが大切なように私は思います。

 

「身体の症状は自己センサー」

私自身、撓骨神経麻痺、腰椎ヘルニア、腱鞘炎などなど体験しています。腰痛や肩こりも、もちろんあります(笑)。すべて不自然な姿勢や、関節などへの過剰な酷使から起こったことです。身体の姿勢を正常に保つようにすること、身体への余分な負担を減らすことで改善されてきます。神経圧迫により生じていたしびれ感や、脱力感は、正常位に戻すことで自然に回復されてきます。

このような症状は、私自身のセンサーになっています。腰痛は、骨盤の位置、姿勢の悪さや、身体への荷重負荷、オーバーワークになっている時に現れます。ヘルニアの症状は、足のしびれに現れますので、身体の重心が傾いていることへのセンサー、撓骨神経麻痺は、右腕の使いすぎです。同じような症状が現れると自分の日常生活を反芻します。言い換えると健康のバロメーターです。

ストレスのときは、背中から肩への凝りに現れます。

ストレスの症状は、人によりさまざまです。その人の弱い部分に現れます。身体のどの部分に症状がでるかは人により異なります。自分のボディチェックをすることで分かることもあります。長引く原因不明の症状がそのことを教えてくれることもあります。

自分の身体を心でスキャンニングしてみてください。次回の「精神力」でその方法もお伝えしていきたいと思います。

 

今日のまとめ

  • 常に新陳代謝される生理的再生と失われた組織を回復する病理的再生
  • 生命維持に関わる組織の再生力こそ自然治癒力の底力、組織幹細胞の存在
  • すべての組織再生には、血管新生も深く関与している

 

お知らせ

先日、介護職のサポートサイトに「Pure Medical attitude」のブログをご紹介戴けました。こちらのブログで紹介ブログをUP致しました。介護される方のストレス解消法です。よろしければ、「きらッコノート」もぜひお読みください。

 

『今週テーマのblog』

「守る力と治す力 自然治癒力」 2017.111~

・§1 生まれながらに持つ力   2017.11.1

・§2生まれながら持つ免疫力   2017.11.3

 

『過去のブログ』

「疲労を考える」 2017.10.23~2017.10.27

・§1 どうして疲れちゃうの?その原因とは?    2017.10.23

・§2 自律神経と疲労との関係性                 2017.10.25

・§3 疲労回復予防につながる食事、睡眠、姿勢 2017.10.17

 

「摂食嚥下障害」 2017.10.16~2017.10.20

・§1 最近、むせることがある!? 誤嚥のサイン   2017.10.16

・§2 自分でできる発見法                          2017.10.18

・§3 予防しよう!いつまでも食事を楽しむために  2019.10.20

 

「人の不思議 体内時計」 2017.10.9~

・§1 身体に大切なリズム調節「体内時計」 2017.10.9

・§2 朝食の大切さを知る体内時計      2017.10.11

・§3女性こそは、ホルモンと体内時計       2017.10.13

 

「高齢者が抱える問題」  2017.10.2~2017.10.6

・§1 理解のための問題を知る       2017.10.2

・§2 骨粗しょう症が引き起こす問題         2017.10.4

・§3 高齢期物忘れ 認知症        2017.10.6

 

「呼吸を整える」    2017.9.25~2017.9.29

・§1「肺」唯一意識で調節出来る臓器      2017.9.25

・§2心の安定のための呼吸と脳の関係性     2017.9.27

・§3自分らしい呼吸リズムをつくる      2017.929

 

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今日も最後までありがとうございました。

 

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代表 かたよし純子 Junchan♪  ※自己紹介はこちらから

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