元気&HealthのJunchanのblogにご訪問ありがとうございます。医療スタッフのメンタルパートナー かたよし純子です♪ 今週は、尿潜血「血尿」がテーマです。尿検査で毎年引っかかる「潜血」けっこう気になる人が何気に多いのではないでしょうか。前回のブログでは、潜血陽性が示す意味とその対処方法を中心にまとめていきました。今回と次回で、血尿となる原因疾患を良性・悪性をまとめていきたいと思います。今日は、血尿をもたらす良性疾患です。今年3月に尿路系疾患をいちどまとめていますが、今回は、症状からのアプローチとして「血尿」をまとめていきたいと思います。今日もぜひ最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。

 

1.血尿原因の場所で見る良性疾患3ステップ

1-1 血尿がみられる腎臓の炎症性疾患

1-2 尿をためる役割を担う膀胱からの出血

1-3 尿管・尿道で見られる血尿の原因    

今日のプラスα

2.偶然の発見、無症候性・血尿症候群とは?  

3.生活習慣からみた、血尿の原因!?

生理検査アティテュード®からのメッセージ

・「検体」は身体からのサイン、メッセージです!

 

1.血尿原因の場所で見る良性疾患3ステップ

血尿にもさまざまな原因があり、多くの疾患があります。大きくわけて、尿が作られる「腎臓」、尿をためておく「膀胱」そして、「尿管・尿道」にわけてまとめていきたいと思います。

1-1 血尿がみられる腎臓の炎症性疾患

尿がつくられる仕組みや排尿のメカニズムは、以前のブログまとめましたので、ご確認いただければと思います。血尿がみられる腎臓の炎症性疾患には、大きく分類すると、急性腎炎と徐々に進行していく無症候性が多い慢性腎炎とがあります。

【腎炎の分類】

腎炎とは、尿を作る臓器「腎臓」に炎症が生じた状態をいいます。

〔プロセスによる分類〕

さまざまn方法で腎炎も分類されます。炎症が起きるプロセスにより、原発性と続発性とに分けられます原発性とが腎臓そのものの機能障害が原因となっているもの、続発性とは、腎臓以外の疾患が原因となり腎炎となっているもとなります。

  • 原発性:糸球体腎炎、間質性腎炎など
  • 続発性:糖尿病性腎症、腎硬化症、痛風腎 など

糸球体腎炎は、さらに、急性糸球体腎炎(急性腎炎)と慢性糸球体腎炎(慢性腎炎)とに分類されます。

〔障害部位による分類〕

傷害される部位により、糸球体腎炎や間質性腎炎などがあります。さらに糸球体腎炎は、急性糸球体腎炎と慢性糸球体腎炎とに分けられます。

【急性腎炎と慢性腎炎】

急性の腎臓病は、急性糸球体腎炎に代表され、急激に発症し症状が出現します。時間単位で症状が悪化していきます。慢性腎臓病は、ゆっくりとじわじわ症状が進行していくため目に見えた症状がみられません。腎不全の直前になり自覚症状が現れることも少なくありません。

急性糸球体腎炎は、またたく間に腎機能低下してしまうこともありますが、多くの症例は、適切な治療によって回復します。疾患の早期での発症には、健康診断などでの尿検査が有効となります。

慢性腎臓病とてあげられるのは、慢性糸球体腎炎、糖尿病性腎症、腎硬化症、多発性嚢胞腎などがあります。これらの多くは、徐々に腎機能を失い、腎不全に進行することが多いとされます。

◯急性糸球体腎炎

急性糸球体腎炎とは、腎臓の糸球体の炎症によって、ろ過機能傷害されます。糸球体のろ過機能が低下するためにみられる症状は、浮腫、高血圧、尿中赤血球の検出が特徴とされます。タンパク尿や血尿がみられる疾患の総称です。急性糸球体腎炎は、通常4歳~10歳くらいまでの子どもがほとんどとされます。成人や高齢者でも時々みられますが、ほとんどが完治します。症状として、タンパク尿、血尿、むくみ、高血圧が出現し急性期が経過すると症状は軽快します。

[症状の経過]

通常1~3か月で、タンパク尿や血尿などの症状は陰性化しますが、4~5か月くらいは炎症所見が残っているとされます。その後約半年くらいは、経過観察が必要とされます。

[原 因]

溶血性連鎖球菌などの他の部位への身体への細菌感染が原因とされます。扁桃腺炎などの炎症が治癒したのち、急性糸球体腎炎の症状がみられるようになります。身体への初期感染から1~2週間後に血尿やタンパク尿、浮腫、高血圧などの腎炎の症状が出現するとされます。重症化すると、尿量が減少し(尿が出なくなる)、浮腫が生じるというような症状があり、肺水腫を引き起こすと呼吸困難となることもあるようです。

◯慢性糸球体腎炎

慢性糸球体腎炎は、炎症が持続的に起きている状態で、タンパク尿や血尿が1年以上継続する症状がみられます。腎疾患の中でも最も多く、慢性糸球体腎炎は、さまざまな疾患の総称とされます。徐々に病状が進行し、その症状に気づかないことが多く、腎不全へと移行してしまうケースも少なくありません。

慢性糸球体腎炎の多くの原因が、IgA腎症や膜性増殖性糸球体腎炎など、急性糸球体腎炎から発症するとされています。急性糸球体腎炎が慢性化してしまうこともあるとされています。遺伝性腎炎が原因で引き起こされることもあるとされています。

  • 原因 :免疫反応の異常によるものが多いとされている
  • 症状 :血尿、タンパク尿、高血圧、めまい、肩こり、浮腫、頭痛、倦怠感
◯急速進行性糸球体腎炎

高齢者で増加している糸球体腎炎です。非常に短期間で腎不全に至るとされ、中高年から高齢者に多く見られます。数週~数か月とい期間で腎機能障害が進行し、大半の腎糸球体が破壊されてしまい末期腎不全になるとされています。

・原因

根本的な原因は不明とのことです。何らかの免疫学的異常が示唆されているとのことです。

・症状

多くが顕微鏡的血尿で、まれに肉眼的血尿を呈し、タンパク尿が見られる。全身倦怠感、体重減少、微熱、食欲不振、尿量減少、浮腫など、さらに進行すると、吐き気、息苦しさ、痰や便に血液が混じる、皮膚の出血、意識の低下などの症状とされています。

・対応

原因がはっきりしないための早めの腎生検にて、確定診断が勧められるようです。

その他にも多くの腎炎があります。血尿をしてきされたら、専門診療科に早めの受診をすることをお勧めいたします。

※関連ブログ:「排尿のメカニズム

腎臓の位置と構造

 

1-2 尿をためる役割を担う膀胱からの出血 

膀胱出血の原因としては、出血性膀胱炎があげられます。

【出血を伴う膀胱炎とは】

膀胱炎とは、膀胱の壁が炎症を起こし、症状としてその炎症に伴う出血が見られます。

〔出血性膀胱炎〕

出血性膀胱炎は膀胱の広汎性の炎症で、膀胱粘膜全体から出血を起こしている状態となります。症状として排尿障害、血尿、出血を引き起こすとされています。頻尿や、排尿時の痛み、残尿感もみられます。血尿の程度はさまざまで、凝血塊(血の塊)が見られるようなあきらかな血尿、肉眼的血尿のような重度のものから、見た目は通常の尿の色調と変わらないこともあるために見た目では判断できません。

◯出血性膀胱炎の原因
・ウイルス感染

子どもに発症がみられた場合は、出血性膀胱炎の原因として、ウイルスが多いとされ、そのため自然治癒が基本となります。排尿時痛があり、真っ赤な血尿を認めます。

・投薬された薬剤

疾患の治療に使われる薬剤が原因とされる出血性膀胱炎です。原因となる薬剤には主に、抗がん剤、免疫抑制剤、抗アレルギー剤などとのことです。抗生物質や漢方薬などが原因となこともあるとされています。

・放射線治療による原因

がん治療などで受ける放射線治療の後遺症としてもみられます。過去の放射線治療の経歴の有無を確認し、原因が判断されることもあるなす。

◯日常の症状にも注意が必要

日常からの自覚症状にも注意が必要です。

症状があてはまる場合には、出血性の急性膀胱炎の可能性があります。もちろん、これらにあてはまるからといって出血性膀胱炎であるとは一概には言えませんが、症状が軽いと感じたとしても念のために医療機関での診断をおすすめします。

  • 排尿時に痛みを感じる
  • 一日に何度もトイレに行きたくなる
  • 尿に血がまじっている
  • 残尿感がある

急性膀胱炎かな?と思ったら、まずは問診や検査をしっかりすることです。正確な診断で、その原因を明確になれば、効果のある治療が可能です。薬剤による出血性膀胱炎が疑われる場合には、診察時に服用している薬剤の種類や服用期間をメモしておいて、医師に伝えておきましょう。

 

出血性膀胱炎

<出血性膀胱炎>

 

【その他の血尿が見られる膀胱炎】

膀胱粘膜への細菌感染、急性単純性膀胱炎で、3大主徴として、①頻尿、②排尿時の痛み、③尿の混濁があげられます。その他、残尿感や下腹部痛など多く、血尿が出ることもあります。この膀胱炎は、細菌感染が原因となって引き起こされる炎症で、急性膀胱炎、慢性膀胱炎、間質性膀胱炎に分けられます。慢性膀胱炎は急性膀胱炎が慢性化したもの、間質性膀胱炎は原因がはっきりとわかっていないとのことです。原因がはっきりしない膀胱炎では、アレルギーが関与しているとのことですが治りにくいとされています。

〔膀胱炎の悪化によりみられる血尿の症状〕

膀胱炎の悪化に伴い、血尿がみられることがあります。見た目には正常な色調の淡黄褐色~黄褐色のものから、場合のより肉眼的血尿が見られることもさまざまです。尿沈渣を見ると、白血球や赤血球が見られます。膀胱粘膜は、非常に柔らかく、尿道などからの細菌が侵入し、粘膜に定着してしまい感染を引き起こします。感染が拡大すると、膀胱粘膜がただれたような状態となり出血を引き起こします。言い換えると、血液が混在する膀胱炎は、炎症の程度が重症化していることを示しています。早めの対応が望まれます。

〔急性膀胱炎の原因〕

急性膀胱炎は、細菌などが尿道から膀胱内に侵入し感染、炎症を起こした状態です。原因菌は、ほとんどが大腸菌で、肛門や外陰部などから尿道口へさらに尿道から膀胱内に侵入するとされています。

通常、健康な膀胱では、膀胱の免疫機能により細菌が侵入しても炎症を起すことは無く、膀胱粘膜の防御機能により尿とともに排泄されています。疲労やストレスにより自己免疫力が低下し抵抗力の低下がみられると、原因菌の増殖、感染となり急性膀胱炎を発症となります。女性は、男性と比較し、尿道が短いために細菌が膀胱内に侵入しやすい状態にために男性より膀胱炎が多く見られるということになります。急性膀胱炎は、多くは細菌感染が原因となりますが、細菌以外によるものもあり、ウイルス感染や薬剤によるものもあります。

〔急性膀胱炎とは?〕

膀胱炎になるとトイレが近くなり、排尿時の痛み、尿のにごりや血尿などの症状があらわれます。圧倒的に女性に多く、再発しやすく慢性化すると尿が溜まるだけで痛みが生じます。

〔急性膀胱炎の症状〕
  • 突然の排尿時の痛み、排尿の終わりに痛み
  • 残尿感
  • 頻尿
  • 尿の混濁
  • 血尿 顕微鏡的血尿~肉眼的血尿までさまざま

その他、下腹部の重苦しい痛み、鈍痛や腹部違和感、尿の臭いが強くなるような症状もみられ、熱はみられても微熱程度とされます。高熱の時は、腎盂腎炎の発症が疑われます。

以前のブログ詳しくまとめていますので合わせてお読み戴けたらと思います。

※関連ブログ「尿路系に発症する疾患

1-3 尿管・尿道で見られる血尿の原因

尿管や尿道が傷つけられることが原因となり血尿がみられることがあります。尿路結石が腎臓に作られることや、留まっている分には、症状はみられませんが、腎層から尿管に移動する際や尿管の中で動くと、激しい痛みと血尿などの症状としてみられることがあります。

【尿管結石】

腎臓と膀胱をつなぐ尿が流れる管を尿管といいます。この尿管に結晶となった結石が尿管結石となります。結石が尿管を塞ぐために、脇腹、下腹部、腰などに激しい痛みや出血、また尿路感染や閉塞の原因となることもありなかなか悩ましい存在です。結石が小さく、動かない場合は、症状がみられませんが、大きな結石や細い尿管の内部で動くと、吐き気や嘔吐と、肉眼で確認できるほどの血尿が見られることもあります。

尿路結石は、結石のある場所で、その位置により腎結石、尿管結石、膀胱結石などと呼ばれます。尿路結石が血尿の原因となる場合は、この尿管がいちばん多くみられます。以前のブログでもまとめていますので合わせてお読みいただけたらと思います。

〔結石の存在部位による分類〕 ※ほとんどが上部尿路結石とされます。
  • 上部尿路結石:腎結石、尿管結石、
  • 下部尿路結石:膀胱結石、尿道結石
〔尿路結石の診断と対応〕

中年以上の成人および男性で比較的多くみられます。尿路結石が疑われる場合は、尿検査とレントゲン検査、CT、腹部超音波などの画像検査とが通常行われます。超音波検査では、拡張した腎盂や尿管の描出で診断されます。拡張した尿管が確認できれば下部尿路、膀胱まで結石の場所を確認するためにスキャンニングしていきます。診断装置の画質も非常に向上している現在では、かなりの確率で尿管結石を描出できるようになっています。

結石が膀胱まで落下がみられれば、腰痛などの激しい痛みがとりあえず消失されます。体外への自然排石が望めない場合は、砕石術や内視鏡治療によって取り除かれることもあります。結石の形成の原因は、食事にも大きく影響します。水分摂取量を増やすことも予防につながることがありますので、医師の診断の上、適切な対応が求められます。

 

尿管結石

<尿管結石>

〔結石の構成成分の種類による分類〕

シュウ酸カルシウム結石、リン酸カルシウム結石、尿酸結石とこれらが混在するものが多くみられます。他に、尿路感染によるリン酸マグネシウムアンモニウム結石、遺伝性に発生するシスチン結石がります。

〔尿路結石に気をつけたい食材〕
・動物性タンパクの過剰摂取

シュウ酸、尿酸結石の原因物質が増えるために、肉類中心となる食生活の改善が求められます。

・プリン体の多い食材

プリン体は尿酸値を上昇させ、痛風だけでなく結石も発症しやすくなります。プリン体が多い食材、レバー、えび、たらこ、うに、あんこうなどの食べ過ぎに注意。

・シュウ酸が多い食物

シュウ酸にも気をつけなければなりません。ほうれん草などの葉物野菜、ナッツ類、チョコレート、紅茶、緑茶、コーヒー、コーラ、グレープフルーツジュースなどに多く含まれます。

・塩分過剰摂取

塩分含まれるナトリウムは、カルシウムの排出を促す作用があり、結石を作るリスクが上昇します。

〔尿路結石ができにくい食材〕

カリウムの多い食材を中心に、野菜や果物の食事を心がける。カリウムは結石を予防し、さらに野菜と果物に含まれる食物繊維やマグネシウム、クエン酸、フィチン酸、抗酸化物質も結石の予防に役立ちます。レモンやオレンジなどの果物に含まれるクエン酸も予防があります。炭水化物となる穀物にも、マグネシウムや食物繊維が豊富に含まれています。カルシウムにも結石予防効果があり、牛乳や小魚、豆類、緑黄色野菜などもバランスよく摂取することが望まれます。

逆に、ほうれん草やたけのこ、さつまいも、レタスなどのシュウ酸の多い野菜には注意が必要です。シュウ酸は、カルシウムいっしょに摂ることで、吸収が抑えられます。牛乳やヨーグルトといっしょに摂取するようにすると気にせずバランス良く摂取することができます。

〔メタボと尿管結石〕

生活習慣との関連性も無視できません。動脈硬化と類似の発症とされ、メタボリックシンドロームとの関連性も示唆され、予防にも多くの共通点があります。水分を多くとる、肥満防止、食生活改善が基本とされ、動物性タンパク質、茶、紅茶、アルコール、とくにビールを減らす、ホウレンソウなどシュウ酸の豊富な野菜に気をつけること、カルシウムを適量とることなどとされています。

※関連ブログ:尿路結石の詳細は、こちらから「尿路系に発症する疾患

【尿道からの出血】

尿道が出血の原因となるものに、尿道炎や尿道外傷、また前立腺炎などがあげられます。女性の尿道炎は、膀胱炎を併発することが多く、膀胱からの出血もみられます。症状としては、排尿痛や頻尿、尿意切迫などが主なものとなります。

男性は、前立腺炎で血尿がみられることがあります。前立腺炎は、細菌感染が原因とされ、前立腺が腫れることのより、排尿時の痛み、頻尿、排尿困難、発熱や悪寒、血尿などの症状がみられます。膿瘍を生じると、精巣上体炎を起こすこともあるようです。

その他、膀胱結石が尿道へ移動する際に頻尿や残尿感などを伴い、尿道結石として見られ、体外へ排泄されるまで、痛みや血尿を生じることがあります。

2.偶然の発見、無症候性・血尿症候群とは?

無症候性タンパク尿・血尿症候群というものがあります。

【無症候性タンパク尿・血尿症候群】

無症候性タンパク尿・血尿症候群とは、慢性腎炎の大半を占める潜在型慢性腎炎とされます。

以前、慢性腎炎された疾患のうち、持続的なタンパク尿や血尿、その両方の症状が見られるものの中で、はっきりとして症状が無いもの、腎機能に異常が見られないものを潜在型の慢性腎炎を無症候性タンパク尿・血尿症候群としていたものです。

通常慢性腎炎とされるものは、徐々タンパク尿や血尿に加え、むくみや高血圧などの症状が見られるようになり、腎機能が低下していくとされている進行型の慢性腎炎です。その慢性腎炎と比較し、無症候性タンパク尿・血尿症候群では、タンパク尿や血尿などの症状は見られるものの、10年以上経過して症状が変わらず、タンパク尿と血尿のみで、むくみや高血圧など腎機能障害を疑わせるような症状がみられないとされます。

【無症候性タンパク尿・血尿症候群の原因とは?】

健診で時々見られるものにこの「無症候性タンパク尿・血尿」が含まれます。糸球体からの尿中に血液のやタンパク尿が漏れだされると、尿沈渣検査で、赤血球円柱や異常形状をした赤血球がみられることがあります。

健診の尿検査において、症状が何もみられない人の尿中に少量のタンパク尿や血尿が検出されることがあります。尿中に赤血球の尿円柱(赤血球が凝集したもの)や異常な形状をした赤血球が認められれば、尿中で検出された血液は糸球体から漏れ出たものであることが疑われます。

不顕性的に発生したばかりで、診断されていない腎炎からの回復期に尿円柱やタンパク尿が認められることもあります。このような状況が疑われる場合は、その後、症状が解消されるまで、数週間から数カ月間、個人差はありますが症状の解消されるまでフォローが勧められています。この、無症候性タンパク尿・赤血球症候群の症状、赤血球(尿円柱)やタンパク尿が場合には、下記の疾患が原因とされているようです。

●IgA(免疫グロブリンA)腎症

腎糸球体に、IgA(免疫グロブリン)が沈着して発症する腎炎です。原因ははっきりしていません

●遺伝性腎炎(アルポート症候群)

遺伝性進行性腎炎とされ、感音性難聴や視覚障害を併発することがあり、重症化して腎不全に進展することもあるようです。

●菲薄基底膜病(良性家族性血尿)

遺伝性疾患で、基底膜と呼ばれる糸球体の一部分が薄くなることによって発症します。

無症候性タンパク尿・血尿症候群の場合、通常、年に1~2回の尿検査を含めた受診が勧められます。尿中タンパク質の量や血液量が際立つような変化や特定の疾患の発症を疑わせる症状がないことを確認にしていくことが勧められます。

尿円柱とは?

尿円柱とは、ムコタンパク質とアルブミンが凝固して作られ遠位尿細管または、集合管で作られるものです。円柱が尿沈渣で多数確認されると、タンパク質の混在が示唆され、腎疾患が疑われます。円柱の中に普入されているもので、硝子円柱、上皮円柱、蝋様円柱、顆粒円柱、脂肪円柱、赤血球円柱、白血球円柱血色素円柱などに分類されます。

 

3.生活習慣からみた、血尿の原因!?

直接的に血尿の原因とするには、ちょっとこじつけのようにも思うのですが、やはり血尿はさまざまな身体のサインなのです。

【日常生活の中で気をつけたいこととは?】

・やはり身体を作る食べ物も大切!食の改善

肉類や塩分、アルコールの過剰摂取は酸性尿の原因となり、尿路結石作る原因となります。食べた物が尿中成分として反映されます。動物性脂肪の過剰は、尿中のシュウ酸濃度が上昇し結石を作りやすくします。アルコールは脱水を招き、尿酸の排せつを妨げ、尿酸結石の原因となります。水分とともに摂ることが大切です。

・忙しくてトイレに行かれない、我慢してしまう。。。

トイレを我慢し続けると膀胱炎を引き起こしやすくなります。結果、血尿がみられるようにもなります。トイレが我慢することなく、尿意もうまくコントロールすることも大切です。  ※関連ブログ:「排尿のメカニズム

・やはりストレスは大敵です

過度なストレスがあると排尿にも影響があることも否めません。ストレスは身体の抵抗力、免疫力に大きく影響します。膀胱の細菌感染、膀胱炎をおこしやすくなり、症状として血尿もみられます。排尿のメカニズム、尿意などの情報伝達も、自律神経が関わっています。緊張するとトイレに行きたくなるのがそのよい例です。ストレスは、排尿障害をもたらします。細菌感染の原因にもつながることもあります。2次的な血尿の原因にもなると言うことが考えられます。ストレスマネジメントをうまく行うように心がけたいものです。

がそのよい例です。ストレスは、排尿障害をもたらします。細菌感染の原因にもつながることもあります。2次的な血尿の原因にもなると言うことが考えられます。ストレスマネジメントをうまく行うように心がけたいものです。

 

生理検査アティテュード®からのメッセージ

・「検体」は身体からのサイン、メッセージです!

検体に対する臨床検査技師の attitude (アティテュード:在り方)を少々、臨床検査を行う上で、

検体は被検者の分身、身体からの大切なメッセージ

「検体」とは、医療用語なのでしょうか、検査技師はふつうに使っていますが、一般的には聞き慣れないことばなのかも知れません。

検体とは、検査をする材料です。尿はもちろん、血液、分泌液、髄液、組織一部や細胞など排泄されたものや採取したものが対象となります。その採取方法には、痛みを伴わないものから、やや痛みを伴うけれども我慢できる範囲、そして、かなりの苦痛を伴い採取したものや手術で摘出されたものなどさまざまな対象物があります。

この「検体」は、提供いただいた方の、疾患の原因や病状を知るためにとても貴重ないわば身体の分身です。尿が分身!?と、思われる方もいるのでしょうか。でも、身体のその時の状態を知る上では、非常に貴重な検体だということを少なくても検査技師は、認識していることと私は信じています。

今の時代は、1滴の血液で非常に多くの身体の情報が分析できる便利な時代です。なおさらその大切だということを意識して欲しい。人間の検体は、人間の身体から生み出された遺伝子情報を備え持った貴重な分身です。

 そのまま流してしまうにはもったいない情報源

腎疾患の多くは、血尿とともにタンパクも陽性になるものが多くみられます。前回でもお伝えしたように、視覚的に見た目には、通常の淡黄色~淡黄褐色の色調で、尿潜血反応と、タンパク陽性となった場合は、腎疾患がいちばん多く疑われるために、腎臓内科への受診が勧められることは、前回のプラス情報でもお伝えしました。

その他の症状もなく、潜血陽性の場合は、尿検査だけでも再検査をすることをお勧めします。そして、再度尿潜血陽性の場合は、尿沈渣で尿の中にどんなものが混在しているか否かを確認することも必要です。尿は、非常に多くの体の情報を自分に伝えてくれています。

採血は痛いけど、尿は苦痛なく採取できる!そんなすぐれものの尿にもちゃんとありがとうと言ってあげてくださいね。便も同様です。便から腸の状態がしっかりと把握できる時代です。

何気にトイレに入っていませんか?

もし、排尿時に症状を伴うのならば、それも尿路疾患の知らせる身体のサインです。排尿痛の原因となる主な疾患にもさまざまなものがあります。前立腺炎、尿道炎、淋菌感染症、性器クラミジア感染症、急性膀胱炎、尿管結石、腎盂腎炎、尿道狭窄など多くの疾患が隠されていることがあります。このあたりは、次回のプラスαでまとめて行く予定ですので、次回、合わせてお読み戴けたらと思います。

 

今日のまとめ

  • 急性糸球体腎炎は、糸球体の細菌感染が原因、高齢者の増えているのが、急速進行性糸球体腎炎です
  • 出血性膀胱炎は、ウイルス感染が原因で子どもに多く、成人に多いのは、急性膀胱炎
  • 尿管結石は、食事との関係性も深い、激しい痛みと、肉眼的血尿を伴うことが多い

 

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