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関東地方は、平年どおり今月7日に梅雨入りを発表しました。あまり梅雨らしくなく、すでに真夏のような暑さの日もあります。本格的に夏入りする前に、日常生活の中で気をつけたいことを今週は、『元気の出るのブログ』でまとめてみたいと思います。題して今週のテーマは「夏の健康生活」です。そして、1回目の今日は、人間は「」が無いと生きていかれません。私たちの体温調節には、水は欠かせません。体温が下がると免疫力も下がると言われています。水が足りなくなるとどうなってしまうのでしょうか?水にまつわるあれこれをまとめていきましょう。

 

1. 身体の水分バランスを知るための3つのポイント

1-1 身体の中での水のお仕事 体内での水の役割 

1-2 人は、生まれながらに自然と共存、体温と自然との関係性

1-3 体温ホメオスタシスが、身体を守る 体温調節機能のしくみ

 

1-1 身体の中での水のお仕事 体内での水の役割  

人の身体は、「」で出来ていると言ってもよいほど、成人は、体重の約55~60%を占めています。乳児では80%、幼児では70%、年齢とともに水分も失われ、高齢者では約50%となります。体内の水分のうち、約70%は細胞内、約30%は、組織や血液中となります。はじめに体内での水の役割を見ていきましょう。

水は、体内を循環しながら重要な役割をしています。

  • 酸素と栄養素を全身の細胞へ与える
  • 体内の老廃物を受け取り、排せつをする
  • 体温調節機能
  • 体内の代謝機能
〔水の摂取量と排泄量〕

これらの内訳、成人の水の摂取量と排泄量は通常同じ量となっています

  • 摂取量 飲料水 1,300ml
  • 食物中      800ml
  • 代謝水      400ml ※栄養素が体内で代謝される際に生じる水のこと
  • 排泄量 尿   1,400ml
  • 汗        600ml
  • 呼吸       400ml
  • 便        100ml

体内の水分、体重の

2% 失うと、強い喉の渇きを感じます

8% 失うと、めまい、呼吸数が増加します

20% 失うと、生命を維持できません

人は、水が一滴もない状態では、5日と生きていかれないのです。

 

水の摂取と排せつ

<水の摂取と排せつ>

 

1-2 人は、生まれながらに自然と共存、体温と自然との関係性

日常、私たちは、自然からさまざまな影響を受けながら生活しています。暑い日には、少しでも涼しく感じることを考え、寒い日には、温かい服装に、温かい食べ物からも暖を取ったり、さまざまな工夫をしながら生活しています。そんな自然に対して、人の身体はどのような反応をしているのでしょうか。外部気温と体温の関係性を見ていきましょう。

脳の体温調節中枢では、温度刺激(寒い・暑い)に応じて、熱放散または熱産生という反応を起こし、熱のバランスを維持することにより、核心温度(身体の中心部の温度)を一定に維持して体温調節を行っています。

人は、「寒い」「暑い」などの身体感覚を空気から感じています。そしてこの空気は、物理的な要素の影響を受け、変化しています。空気の物理的な温熱条件気温」「湿度」「気流」「輻射熱 ふくしゃねつ」の4つの要素が、人の放熱に影響し、体温調節に関わっています。

【温熱条件:熱産生量と熱放散量のバランス】

言い換えると、人は、これら4種類の外部環境からの温度変化に応じて、体内の熱の産生量と放散量とのバランスを保ち恒常性を保っているのです。改めて人の身体の凄さを感じます。

〔気温〕

気温は、人の体温調節にもっとも影響する要因で、人が寒暑感を表す指標となります。気象や地域、季節、昼夜などで常に気温は変化をしています。

〔湿度〕

湿度は空気中の水蒸気の量によって変化します。同じ気温でも湿度により人が感じる温度は異なります。湿度が高いと人は、体熱(体温を維持している熱)の放散を妨げられ、暑いと感じます。逆に湿度が低い時は、蒸発が促されるために冷感が増します。

〔気流〕

気流とは風、空気の流れのことをいいます。同じ気温、湿度でも風を感じると人は、涼しく感じます。

〔輻射熱〕

遠赤外線の熱線によって直接伝わる熱の事をいいます。輻射熱の影響で、人は陽だまりを暖かく感じます。輻射熱とは、太陽の光や高温の物体から放射される熱のことをいいます。薪ストーブの熱も輻射熱、周囲の気温が低い場合でも輻射熱を受けることで人は温かく感じることが出来ます。遠赤外線

〔温熱条件のよる影響〕
  • 気温 18~20℃  高温:熱中症  低温:凍傷
  • 湿度 40~70%  高温多湿:皮膚疾患、熱中症     低温多湿:リウマチ、神経痛
  • 気流 0.6m/秒   気流が強くなるほど体温が低下する

 

1-3 体温ホメオスタシスが、身体を守る 体温調節機能のしくみ  

このようなさまざまな温熱条件から、私たちの身体を守ってくれているのは、ホメオスタシス、体温調節機能があるからです。体温調節中枢しくみをみていきましょう。健康な人は、上記のような温熱条件の元でも一定の体温を保っています。それは、以前にもお伝えした、ホメオスタシス(生体恒常性)があるからです。私たちの身体の体温は、常に代謝機能を円滑に行うための温度、約37℃前後に保たれるように外気温の変化に対して、産生される熱産生量と、熱放散量とのバランス調整をおこなってくれているのです。

人は、身体の皮膚の温度受容体から温度刺激を受け取ると、脳の視床下部の体温調節中枢に温度情報として送られます。視床下部の体温調節中枢では、送られた温度情報の内容に応じて、熱産生または、熱放散を促進または抑制して体温調節をおこないます。この体温調節は、自律神経と内分泌とによって支えられています。(ホメオスタシス)

 

体温調節 ホメオスタシス

<体温調節 ホメオスタシス>

 

  • 高温の時 身体から熱を放散させて体温を保つ

血管を拡張させ、発汗を促す、骨格筋や肝臓の熱産生を抑える。限界を超えると体温上昇が続き熱中症を引き起こします

  • 低温の時 身体から熱を奪われないように保温機能が働き体温を保つ

血管と立毛筋を収縮させ、皮膚からの熱放散を減少させます。筋肉の収縮、肝臓の代謝を促進させ熱産生を増やし体温を維持します。極度の寒冷下ではバランスが取れずに凍死に至ることもあります。直腸温が35°C以下に低下した場合に低体温症と診断され、低体温症による死を凍死といいます。

 

2.脱水と体の異常 

私たちの身体は、常に一定のバランスを保とうと頑張っていてくれていることが理解できたでしょうか。これからの季節は、夏に向かいますます暑くなります。温室効果ガスの増加の影響で地球温暖化の影響が懸念されています。猛暑日も年々増えています。こまめな水分補給を心がけたいです。部屋の中でも熱中症になる場合もありえます。(熱中症の見分け方は、次回21日のブログでまとめます)

【水分不足】

加齢とともに体内の成分は減少していきます。軽度の脱水症状でも体内の代謝が低下し、血液が濃くドロドロになり流れにくく、さまざまな障害をひきおこします。睡眠中には、汗とともに多くの水分も蒸発しています。そのため血液が流れにくくなり、血液循環に関係する疾患、脳梗塞や心筋梗塞の発作を引き起こしやすくなります。朝方に心筋梗塞を起こすのが多いのはこのような理由も関係するようです。

高齢者は特に喉の渇きを感じにくくなっています。そのために日常生活の中では、意識してこまめに水分補給することを心がけて欲しいと思います。入浴時にも多くの水分を奪われますので、入浴前後の水分補給、睡眠前、起床時に意識的に水分補給をしてください。

【疾患と水分調節】

人の代謝には、水は欠かせません。この水分バランスが崩れると、さまざまな疾患を引き寄せてしまいます。水分バランスに関連した疾患をまとめておきましょう。

〔高尿酸血症・痛風〕

高尿酸血症・痛風の場合は、尿酸の排せつを促すために、水分を十分に摂取する必要があります。1日に2L以上の尿量を保つように飲水すると良いといわれています。ただし、腎疾患や心疾患のある場合には、逆に負担を生じるために医師の指示など、注意が必要となります。

〔腎臓病〕

腎機能の低下によりナトリウムの排せつがうまくいかなくなります。そのためナトリウムの過剰摂取は、水分を体内に引き込むためにむくみや高血圧を生じさせます。さらに、腎機能低下により、水分ろ過機能が低下します。水分やカリウム、リンが排せつされにくくなりその結果むくみや高カリウム血症も引き起こします。

このように腎症があるときは、水分の調節は欠かせません。体内の水分の状況に応じて制限も必要ですが、不足しても逆に腎機能の低下につながります。むくみが生じている時は、飲水量だけではなく、食事に含まれる水分も考慮しなければなりません。

〔異様な口渇にも注意です!糖尿病が潜む危険性〕

糖尿病の症状のひとつとして、「口渇」があげられます。(以前糖尿病のブログの説明を)糖尿病の症状の「多飲多尿」という症状があります。糖尿病は、血液中のブドウ糖が異常に増加するために、多くの水分を身体は要求します。そのために異様に喉が乾きます。また、腎臓での再吸収をしきれなくなり、尿中に多くのブドウ糖を排出する際にも多くの水分が必要になります。糖尿病は、体内の水分バランスが崩れた状態でもありえます。もとに戻そうとする身体の生理的反応です。異様なほどの口渇を覚えることがあったら、一度病院での検査をお勧めいたします。糖尿病は、合併症が多い疾患で、早期の対応が必須です。ぜひ、自分の身体の声に耳を澄ましてみてください。

 

3.身体からの排せつ 尿と便の水分 

人は、身体の構成を維持するために、飲料水や食物を毎日摂取しています。食物にも水分が含まれます。体内で必要な栄養分や水分を吸収されますが、血液中の余分な水分や老廃物は、尿として体外に、体内に摂取された食物は、消化・吸収されなかったものは、体外に便として排せつされます。

【尿の排せつ】

さまざまな食物は、摂取ご体内で消化・吸収された後に、余剰なものや不要な老廃物は、血液を介して腎臓へ運ばれます。血液は、99%が腎臓の毛細血管の集合体である糸球体でろ過され再吸収されます。1%が老廃物として尿と一緒に体外へ排出されます。尿は、90%が水分、残りは、尿素、ナトリウム、アンモニア、余剰となった水溶性ビタミンやミネラルも含まれます。

通常の尿は、淡黄色の透明です。尿の色素は、ウロビリノーゲンが酸化された黄色い色素ウロビリンです。ウロビリノーゲンとは、ビリルビンが腸で加水分解されとなって排せつされたもので、無色です。さらに尿の濃さで排尿時の色は変わります。水分量が多いと、薄く、脱水などで尿が少なくなると、黄色みが強く濃い色になります。体内の水分の状態により、色も変わります

また、血液の混在や、ビタミン剤服用時などは、鮮やかな黄色い尿になります。血液は微量だと尿の色は変わりませんが、見た目が赤い時は、診療機関で検査を受けましょう。尿管結石や膀胱がんなども原因となります。閉塞性黄疸のときは、腸管に流れなくなったビリルビンが血液中に増えるために、尿中から排せつされ尿は黄染します。

尿が混濁しているときも、さまざまな原因が隠されている場合もありますので、排尿時に観察することをお勧めします。

【便の排せつ】

腸管の長さは、小腸約6~7m、大腸約1.5mの長さがあります。食物は、小腸から大腸へと運ばれ、消化・吸収されなかった老廃物は、大腸を移動中、徐々に水分が吸収され固形化されていきます。腸は、蠕動運動で腸管内容物を移動させます。蠕動運動が亢進すると、大腸の中での内容物の移動が早く、適切な水分吸収されない状態で排せつにいたると柔らかな便、すなわち下痢となります。逆に、蠕動運動が弱くなると大腸内に内容物が溜まりやすく、便秘となります。

以前のブログ中で「大腸がん」をまとめたところでも簡単にお伝えしましたが、便には、消化・吸収されなかった老廃物が含まれます。食品添加物などの身体に有害物質も、排除するために便の中に含まれています。しかし、便秘の状態、硬い便、腸管内での滞在時間が長くなります。長くなることで、その部分の腸管は、有害物質に長い時間接することもがん発生の原因となります。S状結腸と直腸に宿便として滞在時間が長くなることが、大腸がんの好発部位となる理由です。

この蠕動運動は、自律神経で調節されています。

便の成分は、消化されなかった食物残渣、水分、腸内細菌、ビリルビンその他、コレステロール、マグネシウム、鉄など余分となった栄養分も含まれています。タンパク質は、一部、未消化で大腸に送られますが、腸内細菌によって分解されます。便の色は、ビリルビンの色素の色になります。もし、便の色が白っぽかったら、ビリルビンが腸管へ排泄されていないことになります。便が赤くなった時は、血液が混ざっていることになります。消化管出血や痔が疑われますので、診療機関への受診をしてください。

このように、便の状態や尿の状態を観察することは自己の健康管理につながります。

 

今日のまとめ

  • 自律神経、内分泌と相互的に体温調節中枢が働き体温は一定に保たれている。
  • 当たり前だけど、気温、湿度、風、太陽の日差しなどからの体温調節、自然の中で人は生きています。
  • 必要な時の1杯の水不足が、命を救うのかもしれません。朝晩の1杯、入浴前後の1杯
  • 排泄物の観察は、いちばん身近な健康のチェック

 

《関連blog》

『健康を考える』

・§1  自分の健康を意識していますか      2017.5.29 ※ホメオスタシス

・§2 よく聞くけど生活習慣病とは       2017.5.31

・§3  毎日、健康生活を過ごすためのポイント 2017.6.2

『身近な疾患 生活習慣病』

・§1  死因の第1位の「がん」を知る    2017.6.5

・§3  循環器疾患のリスクを知る       2017.6.7

・§2 合併症がこわい糖尿病             2017.6.9

『将来に影響する生活習慣』

メタボリックシンドローム        2017.6.12

コレステロールを知る          2107.6.14

肥満が招く肝臓病、脂肪肝        2107.6.16

 

《関連サイト》

・温室効果ガス   Wikipedia

 

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今日も最後までありがとうございました。

 

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