『元気の出るJunchanのblog』ご訪問ありがとうございます。医療スタッフのメンタルパートナー かたよし純子です♪「持っていたい説明力」の最終回、今までお伝えしたことのまとめです。「理解される説明とは?」ここに焦点をあて総合的にまとめて見たいと思います。今日だけ読んでも分かる説明力UP方法、私の文章説明力が問われるのかも知れませんね…笑 説明のゴールは「理解」です。その理解を得るために構造を組み立て、プラスαの肉付けとなる情報「説明力」をまとめていきたいと思います。私自身が、この5回目をまとめていて、自分の中の点の情報が線になりました。お読み戴いたみなさまも線になることができれば嬉しいです。

1.ゴールまでの表現力が説明力につながる3ステップ 

1.1 始めは、説明の「目的・ゴール」の見せ方

1.2 骨格となる行程は論理的に冒頭で示す

1.3 伝える相手を確実に認識する

 今日のプラスα

2. 説明力を際立たせる個性 

3. ミステリーツアーは、説明には不向き 

 

1.ゴールまでの表現力が説明力につながる3ステップ

1.1 始めは、説明の「目的・ゴール」の見せ方

「説明」とは、聞いている方が理解出来なければ、それは説明にはなりません。今から「〇〇について、大切な△△のことを説明します」この「説明の目的」を明確にすることから始めます。

では、説明の目的とはどうやって決めたらよいのでしょうか、作り方とは何でしょうか?目的を決めるには、自分の中の情報の整理が必要。自分が「どの程度説明しようとすることを理解できていいるのか?」これを自覚していることが大前提、その確認は必須です。自分が未確認の情報も調べて骨格を作ります。その骨格から作り上げて「説明の目的」を決めます。「目的地=ゴール」です

飛行機をイメージしてみてください。説明する人がパイロットで、聞いている人たちが乗客です。理解出来た状態が着地点ゴールです。離陸した飛行機の行き先の分からない飛行機に乗ってしまっている?!こんな不安を聞いている人たちに与えてしまってはダメです。パイロットは、離陸後直ぐにアナウンスして行き先や到着地点の天候や途中予測される情報をちゃんと乗客に伝えています。そして、機内で得られるアナウンスも、目的地に関する情報が多かったり、初めて訪れる場所なら気分はもう現地入り~♪

説明することの知識をまとめて、

  • この説明の骨格(話の中心)は何か?
  • これを見極め、この説明を理解することで何が得られるのか?
  • どうしてこれを理解することが必要なのか?

これがらが目的になります。目的を意識しないと頭の中で整理が出来ません。

「ゴールはここですよ!」これを示すことが伝える方も、聞く方も大切です。

「順番に聞いていればわかりそうだな。。。特に〇〇番めはしっかりチェックする必要がある。。。」

この感覚を初めに持つことで、聞く人の中の情報とマッチングし、疑問、質問につながり、さらに深い理解、知識へと深められます。

 

1.2 骨格となる行程は論理的に冒頭で示す 

目的地・ゴールを見せることが出来たら、次は、ゴールまでをどのように論理的に組立てて行くかです。ゴールに行き着くための経路を考え、聞き手に伝えます。掲げたゴールまでの道筋、経路を示します。パイロットは、「この飛行機は、✕✕の上空を通過して〇〇へ」この説明で行程が明らかになり安心できます。空路地図も座席で確認できたり、今はどの辺りの上空を飛行しているかという情報が得られるとさらに安心できます。これらの行程の情報を話の初めに提供するのです。どうしてこの段階で「説明する必要性」があるのかということをゴールとの関係性、を含めて簡単に説明していきます。

「今日は、〇〇の説明をします。〇〇は、△△のためには大切なスキルです。ポイントは、3つです。この3つのポイントを順を追って説明していきます。」

こんな感じになります。「理解」することがどのように大切なのかの説明です。聞いて戴く人の頭に中に、情報を整理するためのスペースを作ってもらうことにもなります。情報をごちゃごちゃに放り込んでも「混乱」するばかりです。飛行機が乱気流に突入させられたら気分悪いですよね。安心して聞いていられるように行程をきちんと示します。途中の空路、天候説明でこのような情報もあるときがあるのではないでしょうか。説明は、道筋を明確に先に提示して「見せる」その行程通りに論理的にかつ整然と進めることが求められると思います。

ここまで出来たら後は、順番に話すだけです。

What is the destination

<What is the destination?>

着陸のアナウンスも忘れずに、天候、気温、時間の説明「間もなく△△に到着します…」が必要です。

到着後は、「説明内容のポイントのまとめ」をちゃんと伝えてください。

 

1.3 伝える相手を認識する

この時に使いたいのが§2でお伝えした「観察力」を使い、相手のノンバーバルに自分のノンバーバルで会話をする、§4の目線でメッセージを送りながらの観察です。そして、確認しながら、相手が理解できる一般的なことばを用いながら話を進めます。業界用語・専門用語を避けて一般的なことばで説明するということは、§2で説明した内容です。

さらにここでプラスする情報として、NLP的な感覚言語・優先感覚も意識できればさらに共感してもらえます。感覚言語とは、V視覚 A聴覚 K身体感覚 の情報を相手に合わせます。多人数に伝える場合は、バランスよくVAKを散りばめた表現方法やユニバーサル・ワードとかもお勧めします。ユニバーサル・ワードとは、「普遍的な言葉」という意味でVAKにとらわれず、受け取る側がそれぞれの感覚で解釈できるワードです。愛、夢、素晴らしい、すてきなど。。。そして、聞いて戴く人の背景に合わせて事例を説明する際に用いることも大切です。この場合の背景とは、年齢、性別、興味関心です。男性ばかりの場にファッションの話をしてもあまり興味は無かったり。。その場の人たちに合わせた話題のニュースネタなどを例に用います。

私の中の「説明力」の目標です。意識すると難しいです(笑)ここまでくると、私もかなり怪しいです。私のトライでもあります。

最後に「見せ方」、外見力のスタイリングは、§4でお伝えしましたが、1人に対する説明のときは、その人にすべてを合わせればOKですが、多人数のときはいかがでしょうか?場の空間をしっかりと使ってください。どんな話をするのか?で、決めてみてはいががでしょうか。

 

2. 説明力を際立たせる個性 

同じことを説明されても、分かる人と、わからない人といます。ちゃんと理論的に説明してもらっているのによく分からない…こんな経験ないですか?この理由は何となく、今までの説明で理解していただけたでしょうか。「使っていることばの意味がわからない」「表現方法がしっくりこない」後は、性格的に自分に合うか合わないか、この違いも大きく作用すると思います。説明者側に立つ時、「自分の強み」は何なのかを意識して自分なりの表現法をセレクトすれば良いと思います。

この今週のメインテーマ「説明力」をネット検索すると、感情はいらないと書かれたものもありました。私はそのコラムを読んで自問自答してみました。説明が求められているその場の状況と説明するものの内容、時と場合によると思うのです。場に応じた足し算引き算は必要だと思います。その場に応じた感情移入、表現も必要だと考えます。淡々と話されても眠くなるばかりではないでしょうか。。。

そして、話し手の性格、個性、表現の方法(言葉の使い方)です。その人の人となりが現れます。マイナス部分を補う努力は必要ですが、個性をのばすのも1つの才能だと思います。人は、みな異なる個性を持っています。個性は才能です。自分が好きなことは「個性」を自分なりの表現方法で練習を重ねて伸ばしていくことが才能の発掘につながります。自分なりの「説明」が生まれます。本筋をきちんと整えながら、ステップごとに新たな風景を見せてゴールに導くのです♪自分なりの風景でゴールへの旅に彩りをプラスしてみてください。素敵な「説明力」がきっと出来上がります。(以前の「才能」ブログはこちらから)

 

3. ミステリーツアーは、説明には不向き 

最後になりました。「ミステリーツアー」若い時のスキーツアーで行ったことがあります。あちこちのスキー場に行っていたので、どこでも良いかという発想でした。おもしろそう~と思い参加。行き先不明のミステリーツアー、空いたバスに乗せられるので安価なのですが、行き先も、宿泊先も着くまで不明。不安も無きにしもあらず、時と場合によるのです。夜行バスのツアーで大体行くのですが、わからないから楽しみということもありますけど、それなりの場合と、お買い得の場合と、それなりです(笑)福袋と同じような感覚でしょうか?

でも、明確な目標・目的が有る場合には、行程がわからないだけでもかなりのストレスになるのです。「説明」がミステリーツアーでは、ストレスにしかなりません。コーチングを受けていて、「ミステリーツアー」では困りますよね。同じことです。説明をする人はきちんとガイド役も請け負わなくてはなりません。

自分の目的探しの旅行ならばミステリーツアーそれも有りです。どっぷりと自分の問題の迷路に落ち込んでいる時、むしろ乱気流も楽しめます。その時のガイド役と明確なゴールがあるガイド役とはガイド方法が異なるということです。ちょっと分かりにくい説明だったかもしれませんね。NLPトレーナーという立場で「説明力」これをまとめていて自分自身がいちばん明確に頭の中の整理が出来たように思います。

説明するということは、聞いて戴いている人に予めゴールを与えることが必須。人が行動するためには行き先がわからないと行き着けません。目標ばかり作って、達成出来ないのと同じです。「これ、教えてあげるよ~」でも、「何に使うの?」これが明確化していないと興味の無いことは意識の外へとスルーされてしまいます。目標達成には、目的を明確化することが必須ですよね。私がよく言う「より超えた効果」メタアウトカムです。この説明を聞くことで自分にどのようなプラス効果が得られるのか?この「着地点・ゴール」を話の初めに明確にしてあげないと聞いている人は、混乱するばかりです。

ミステリーツアーだと分かっていればそれも楽しめますが、日常の仕事ではストレスになるばかりではないでしょうか。

話し手の混乱は、聞いている人へも混乱が伝わります。

明快な「着地点・ゴールの見せ方」がみなさまの「説明力」のゴールです。

今週も5日間ありがとうございました。また、来週お目にかかれることを楽しみにしています。

 

今日のまとめ

  • 理解するためのゴールを初めに明確に
  • その次は、道順の説明も明確に
  • きちんとゴールまでガイドしましょう!

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『持っていたい説明力5日間』
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今日も最後までありがとうございました。

 

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