今日もご訪問ありがとうございます。2月のスタート、振り返るとさまざまな活動を一旦停止して約1年、我が街の大黒埠頭に停泊したクルーズ船からの感染報告があった後、即座に活動をクローズしその後、オンラインのみとしています。自分に質問してみることで

何が変わり、そこにどんな感情があるのか?

自分の行動の本質が見えてくることがあります。自分の新たな側面から、この先に続く未知を見出すこと、自分のことを知ることから関係する人の心を考えることにもつながる。私が心理学から学んだことでいちばん良かったと思うことは、人間関係に悩むときは、自分自身の悩みがその根底にあるのでは…?そのことに気づいたことです。

1.人の悩みは人間関係、だから心理学をススメたい

1-1 始めは自分を知ることから

1-2 分からなければ好きになれない

1-3 自己を認めて、相手も認められる

今日のプラスα

2.過去を振り返ることから、そこから得ることは大きい

3.階層の質問「ニューロロジカルレベル」

生理検査アティテュード®からのメッセージ

・次回より不定期投稿と致します

 

1.人の悩みは人間関係、だから心理学をススメたい

ベストセラー「嫌われる勇気」で紹介されている、アドラー心理学では「人の悩みはすべて対人関係」とも言われますが…

1-1 始めは自分を知ることから

自分を知ることの大切さをこのブログでも何度かお伝えしていますが…

❍何も考えていなかった自分に…

12年前に始めて出会った心の世界…

すでに、人生半分折り返してしまったのに…

自分のことが何も分かっていないことに…

愕然…

『私は今まで何を考えて生きていたのか?』

この「何を考えて生きていたのか?」という思いは、12年の春、実践心理学と言われる講座の初日、最終ワークの時だったと記憶しています。朝10時からスタートした講座に「初めての場所で、講師も、いっしょに学ぶ人も初めての人」という緊張感の中で始まりました。自己紹介にドキドキしたこと、今まで医療の場で出会う人しか知らない世界から、足を踏み出した瞬間でした。

この場に来なければ決して出会うことが無かった人々です。そんな空間で聞く言葉は、すごく新鮮でもあり、そうそう!あるある!といった、日常的によくある瞬間の例としてすごく、あたりまえの「心」だったと記憶しています。

心理学とは日常生活の中での

自分の心の動きを観察することから

そして、その日の夕方最後のワーク「ニューロロジカルレベル」

10代の頃…宇宙から見た自分をイメージしていたこともあった、

人間を宇宙から見たら、どんな存在?何だろうか?すごくちっぽけな存在でしか無い?じゃん…

❍自分こと、ほんとうの自分?

周囲からあれこれ言われて、

自分のことは自分がいちばん知っている!

と言いたいところですが、自分のこと理解できている人などいないと思うのです。意識している部分はごくわずか、だと私は思っています。その理由は、無意識の部分には膨大な情報が隠されていることは、よくご存知かと思います。その中には、忘却している過去の経験に基づく記憶、記憶には経験したときの感情が伴っています。その感情は、普段表面化されていないさまざまな感情だということです。誕生前の胎内記憶からだと私は思っています。

受精卵から胎内でさまざまな感覚器官が育まれていますが、その時から既に、胎内でさまざまな体験を行って脳は学習していると考えます。五感は感覚器官ごとに成長はことなりますが、母親の胎内ですでにさまざまな経験をしていると考えられています。

その経験のすべては、記憶の奥底に人格形成の土台としてあると、私は考えています。誕生後の経験も同様、誕生から、乳幼児期にどのように育てられたか、どのような両親や養育者のもとで、環境下で育ってきているのかはその後の人格形成に重要なキーワードとなっていることは、過去のブログ「乳幼児のアタッチメント・愛着理論」のところでもまとめています。

※関連ブログ「乳児の心発達 アタッチメント

興味、関心などの指向性は、膨大な蓄積されてる経験から形成されているのではないでしょうか。言い換えれば、この先の将来、より多くの経験を積み重ねることも、新たな才能への開花につなげることも出来るのではないでしょうか。

好きこそものの上手なれ

このことわざが意味するように、好きなことに無心となって取り組むことでも人は大成できるのだと私は思っています。

❍自分自身に興味を持つこと

人は誰でも多くの可能性を持っていると私は思っています。高齢になってもです。結晶性知能はいくつになっても成長出来るということが証明されています。

流動性知能と結晶性知能

右は過去のブログ「目標達成のための記憶の理解」で紹介した図です。努力は必要ですが、自分で自分の可能性を信じることが前提です。

そして、そのためには自分自身に興味を持つことです。知らない自分はまだまだ膨大な記憶とともに眠っているのです。その可能性を引き出すのは自分自身です。好きだな、気になるなというような、自分の興味・関心を持つこと、惹かれることをやってみることから、新たな可能性につながるのではないでしょうか。

※関連ブログ「自分の強み・才能」「可能性を拡大させる自信

心を知ることから

<自分の心を知ることから>

1-2 自分のことを分かろうとすること

私の心理学への興味は、振り返ると自分を他の人に語ることから始まっていました。

❍居場所を見出すために

自分の「恥」と思っていたことを、他者に語り始めたことで、圧縮されていた鬱憤が一気に心から流れ出される…そんなこともかつて経験していたことも1つのきっかけとなり、そこから前に進もうとしたときに、目の前の渡ろうとしていた橋を外された…そんな経験もきっかけです。

自分はもう必要の無い人間だ…

かつて、そんなことを考えたことがありました。けれども、そこから新しい道開かれたのかも知れないと、過去を眺めると思うこともできます。

それでも、それは自己否定ではなかった

かろうじて、両親が健在で仕事があったことが私には幸いしたのです。そして、それなりに評価してもらえる仕事があったことも幸いしていたのだと思っています。それでも完全否定しそうになる自分に対して、新しいことを始めることの必要性を強く感じたことがそもそものきっかけでした。ある日、新聞広告の文字が目に飛び込んで来たのです。それは、無意識からのサインだったのだと思っています。

どうして?ということを考えることなく、行動することの必要性を強く感じたのです。しかし、始めの1歩には大きなエネルギー・勇気が必要されることを今では理解できます。背中を押してくれる人がいれば、それもよし。しかし、誰もいない場合は?

自分を客観視してみること

これをお勧めいたします。もし、前に進まないとどう思うか?進んでみるとどうなるのか?何を得ることが出来るのか?その時の自分はどのような気持ちになることができるのか?などなど、選択した場合と、選択しないときと両方の未来を想像してみるのです。これが自己対話です。

やろうとしている

私は思うのです。誰にでも必ず心の支えになってくれる人を見出すことができる、そう思うのです。ただ、そのことに気づいていないのです。それだけ、心が疲弊しているのだということだと思うのです。だから、そんな時は新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込み、身体を休めること、好きなものを食べ、眠ることです。そして、心に浮かぶ人に心を開いて見てください。

自分が安らげる居場所に気づくことも大切なことです。ひとりではなく、他者と共に、お互いで成長できる人がベストです。

❍安心で安全な場所での自分とのコミュニケーション

安心して、心を開ける場所を見出すことでゆっくりと自分自身と会話をすることが大切です。自分との会話が少ないのでは無いでしょうか。

どうしてこれを選んだのか?選んだ基準は何か?ということを考えてみてください。

❍自分のその行動に伴う感情は何か

何となくという答えが浮かんだら、何となくのその先にある感情を見出すことです。

日常会話の中で、自分の心の動きを考えてみることも大切です。

「どうして彼女(彼)の言葉や態度にイラッとしたのか?」

「彼女(彼)は、どうしてあのようなことを言うのか?行動をするのか?」

「自分と彼女(彼)との会話を周囲はどのような関係性に見えているのか?うけとめているのか?」

❍自問自答のその先の、自分とのコミュニケーション

自問自答のみならず、自分に質問する時には客観視して行うことを意識してください。あたかも他人のことを誰かに伝えるかのようにです。もうひとりの自分自身と向き合い会話をしてみることです。

自分を知るための

<自分を知るために>

 

1-3 自己を認めて、相手も認められる

私は常にこのように思っています。

自己受容

<自己受容>

心を学び始めて、自分のことをいろいろ考え初めて「自分とはこういう人間なのか」ということです。

❍心を学ぶことは、自分の生き方につながる

自分は何を望み、どんなことを期待し、自分が生きていく中でどんなことが幸せだと感じ、そんなことを楽しみ、そして人生で何を成し遂げたいのかということも含まれます。

人の行動のエネルギーは、感情です。心が動かないと身体は動きません。だから自分の心を知ることが大切なのではないでしょうか。私はそのように考えます。

そして、他者との円滑なコミュニケーションを願うのなら、自分のことを知ること、自分を認めることです。

自分を認めることが出来ない人は、

他者も認めることが出来ない

❍自分のこと、好きですか?

鏡に写した自分の姿をみてどのように感じるか?

老けたなぁ、シワ…嫌だなぁ、シミが気になる、白髪が増えた、ほうれい線が、肌色がよくない、まぶたが、眼が、かさつきが…あぁ…自分の顔が…

挙げたらキリが無いのでは、私もよく思うのですが、でも鏡の中の自分に

「ニコっ」と微笑んでみてください

そして…

頑張ってるね!

鏡の中の自分が今の自分です。歳も受け入れ、自分が自分のいちばんのファンでいること、その自分にエールを送ってあげてください。

❍心を学ぶことをおすすめ致します

いろいろ書きましたが、今日お伝えしたいことは、心を知るためには、心を学ぶことです。人間関係、対人関係に悩むのであるならば なおさらです。そして、心を学びはじめたら、

いちばん初めに学ぶのは、

自分自身の心です♡

自分の心にスポットライトをあててみること、客観的に観察してみること、心の動き、感情の流れを自分の心で感じてみてください。そして、そこから、エネルギーの流れる方向性を見極めていくことです。

自分の心を理解することから、周囲の人の心を理解しようという、エネルギーが、気持ちが生じてくると私は、思っています。

心のスポットライト

<心のスポットライト>

 

2.過去を振り返ることから、得ることは大きい

自分の進路を決める際に、どのように決めてきたのか?ということを振り返ることも大切です。そして、トラウマとなっていることと対峙することも大切な、けれども大きな第1歩です。

❍自分の軌跡に在るものとは

これまで生きてきた過去を振り返るとき、多くのイベントがあったのではないでしょうか。楽しいことばかりではなく、思い出したくもない過去もたくさんあったことでしょう。でも、それはすべて、過去の事実であり、今、起こっていることではありません。

人は心的外傷後成長を持つということを過去のブログでもまとめています。人の持つ心のレジリエンスです。どんなに辛いトラウマを抱えていても、必ずそこから立ち直ることが出来るのです。簡単では無いかもしれないけれども、その力を誰でも、持っているのです。

❍今の自分は成長後の自分自身

そのトラウマからの離脱には、たくさんのリソースが込めっれています。そのリソースがこれからの自己成長にも大きく役立つ時が必ずあります。そこから立ち直ることが出来たこと、そこから成長出来た自分が今の自分だということだし、いま現在の自分自身がその証です。

始めのプロセスは、今、ここにいる自分自身を受け入れることです。そのままの自分を「良し」することからです。

そして今日よりも明日は何をプラス出来るかということに意識を向ける。行動できる自分を時に鼓舞し、褒めること、出来なかったときは、その言い訳ではなく、理由を考えること、そして明日は何が出来るかを考え、その意志をきちんと受け止め受け入れることが大切です。

今日は頑張りすぎたから、明日は身体を休めよう、心を休めよう、休む自分も受け入れることも必要です。

※関連ブログ「変容へのアプローチ

 

3.階層の質問「ニューロロジカルレベル」

今日、冒頭でお伝えしている「ニューロロジカルレベル」をまとめておきましょう。

❍脳は与えられた質問・課題をいつも考えている

思い出せない人の名前…

「あの人、あの…あれ!…なんだったっかなぁ…名前が…」

顔はイメージとしてしっかりと浮かんでいるのに、その人から連想をされるさまざまなことは思い出せているのに、名前が…

こんな経験とか、誰にでもあるのではないでしょうか。

そして、考えるという意識的な行動から離れたとき、数時間後緊張がほぐれたときなど「ポンっと」名前を思い出し、スッキリ~するという流れではないでしょうか。

与えられた質問に対して

「意識」が手放しても「無意識」は、

ずう~っと考えていてくれる

そんな自分にとって忠実な存在でもあるのです。

だから、自分にとって良い質問となる「プラスの質問」をすることをお勧めしたいのです。

❍自分のことを自分に質問する

日常の中で自分に自分のことを問うこと、ありますか?

ニューロロジカルレベルのご紹介です。

【ニューロロジカルレベル】

それぞれの階層の質問に答えていきます。

ニューロロジカルレベル

①いちばん最下層から上層階へと順番に上がって行きます。自己認識まで行き着き、さらにその自分が、社会とどのように関わることができるのかということを考えます。

②その答えを持って、上層階から再び戻ってきます。

  1. 環境
  2. 能力
  3. 行動
  4. 信念・価値観
  5. 自己認識
  6. 社会貢献

それぞれのレベルでは、次のような質問をして答えてみてください。

1.環境レベル…自分を取り巻く環境、場所

今、どこにいるのか?周りには何がありますか?そこでイメージ出来る周囲の状況、人、モノ、見える景色、聞こえる音、そのトーンや音色、音量、感じられる身体感覚や感情、見えるものから受ける印象、人ならばその人の表情や伝わってくる感情 など

2.行動レベル…常日頃やっている行動

自分はどんなことをしているのか?どのような振る舞いをしているのか?その行動にともなう感情や受ける印象など、視覚情報や聴覚情報などをしっかりとイメージしてみる。

3.能力レベル…行動を行うためにどういう能力を発揮しているか?

今、既に持っているスキル・能力とは何か?発揮している自分自身を客観的な視点で評価してみる。自分から受け取ることが出来る印象、イメージ、周囲への影響力、周囲からの評価などは?

4.価値観・信念…自分が大切にしていること、自己のもつ判断基準

自分が信じていること、大切にしていること、能力を発揮しているその行動に対する判断基準、自分はどうあるべきか、日常的に大切にしていることは何か?

5.自己認識…自分は何者か、アイデンティティとは?どんな役割をもっているか

家庭、会社、社会で人はいくつもの自己認識をもっていますが、自分のミッションは何か?自分の役割は何か?

6.社会貢献…社会での役割、関わり方は何だろうか?

自分のもつ能力をどのように社会の中で活かせるのか?何ができるのか?自己の中の可能性を見出す。

いかがでしょうか?文章をみて自問自答するよりも、可能ならば他の人の質問してもらうことをおすすめいたします。そして、メモしてもらってください。自分で目で見て書くと、左脳で考えてしまうことが多く、他者から質問されると、聴覚情報で脳にインプットされ、イメージ・右脳から浮かぶことが多いからです。

❍その時の自分の心の在り方を知る

答えはその時の状況によって異なる答えになることもよくあります。その時の心の在り様というこです。思いつくままで行うことが大切です。自分の頭に浮かぶことを否定せずそのまま、言葉にしてみてください。行き①と、帰り②と異なることが浮かんでくることもよくあります。

「さっきは、確か○○と言ったよなぁ・・」

この、頭の中の意識的な会話ではなく、聞いて頭に浮かんだイメージを言葉にしてください。

自分自身との会話「私とは?」ということから、自己の真意や意外性に気づくきっかにもなります。そして、その自分をそのまま受け入れることが自己肯定感=このままの自分を受け入れることにつながります。

良いところも、できれば直したいなぁということにもつながるのではないでしょうか。

 

Pure Medical attitude

かたよし 純子

 

生理検査アティテュード®からのメッセージ

・次回より不定期投稿と致します

このHealth attitude blogですが、週2回(月、木)の投稿としていましたが、しばらくは、不定期投稿とさせて戴きます。(*予定では半年間です)

しばらくぶりに、期間限定で臨床検査技師としてのご縁を戴くことになり、そちらに集中したいと思います。このブログは、自分なりに学びを深めるとともに、理解して自分の言葉で文章を綴っています。1回分書くためには相当の時間を要していることもあり、その時間を確保する困難さが予想されるためです。

ブログ投稿ということに、他のルーティングワークをやめることや、睡眠時間を削るなど無理することは今の自分には、負担が大きいこと、コロナ禍ということもあり、休息をとることの大切さをこの数年実感しているということも理由の1つです。

人に与えられた時間は限られています。ライフワークバランスを考えることがもっとも必要なことで、健康維持のためには考えることが大切です。あと、10年若かければと思いますが、それはそれ、身の丈にあったライフワークバランスというものもあると考えました。

時間の余裕のあるときに、その時に思いつくテーマで、文章をまとめていくことができればとも思っています。しばらくは、過去の投稿を再編集してということも考えております。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

かもめ
Pure Medical attitude

生理検査アティテュード®

Junko Katayoshi

今日のまとめ

  • 知っているようで本当は分かっていない自分自身
  • 自分とのコミュニケーションを日常的に行う習慣を
  • 自分を知ること、受け入れることが出来て、他者を受け入れることが出来る
  • 人間関係に悩むのなら心理学を学ぶことをおススメ致します

 

『Pure Medical attitudeからのお知らせ』

『 オンライン』で 未来を描く、パーソナルセッション

気になる…だけど…

話してみたい…けれどもタメライ

自分の心の内をためらい、爆発寸前にまで圧縮された感情…

涙がとまらない日々…

振り返ると我が身にもあったそんな過去…だから

オンラインでもつながることが出来ます

オンラインでの会話の経験を何度も重ねたのち…

画面の中からでも、感情を受けとることは出来る、

そう、確信できたから、

ディスプレイからいっしょに未来ビジョンを描きます

話せることだけで大丈夫…

言葉にも「ことだま」を宿すことが出来ます。

非言語にもこころ模様が描かれています…

そのことを私自身が実感したこともある…

『 オンライン』で パーソナルセッション

Pure Medical attitude

かたよし 純子

『Pure Medical attitude』過去のブログ

●今日のテーマの関連ブログ
●最近のブログ
Pure Medical attitude 生理検査アティテュード®

かたよし純子 Junchan♪  ※自己紹介はこちらから

臨床検査技師/超音波検査士/健康管理士一般指導員/健康管理能力検定1級/介護予防運動指導員/米国NLP協会認定NLPトレーナー/臨床心理学 および 基礎エキスパート取得

今日も最後までありがとうございました。