今日も『元気の出るJunchanのblog』にご訪問ありがとうございます。
医療スタッフのメンタルパートナー かたよし純子です♪
今週は、コミュニケーションをテーマでお伝えしています。
NLPの前提
相手の今の反応がコミュニケーションの成果である。
コミュニケーションの意味は、受け取る反応にある。
今日はNLPの前提を考えて見たいと思います。
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ケース1 解釈の違いと確認ミス
ケース2 感情的な言葉をそのまま受け取ってしまう
《NLPの前提》
言い換えると
コミュニケーションの成果は相手の反応にある
と言うことを意味します。
自分の気持ち、伝えたいことの意味が正しく相手に伝わって、
良好なコミュニケーションが得られたという結果になります。
日常でこんなことよくないですか…
今日は2つの例を考えて見たいと思います。
ケース1 解釈の違い 確認ミス
上司 Aさん 部下 Bさん
A「明日の夕方の勉強会資料まとめてもらえる?出来るだけ早めに仕上げてね」
B「分かりました~!」
翌朝…
A「早めにと頼んだのに、何でやってくれなかったの?」
B「今日の夕方の勉強会の資料ですよね? 今、やっていますけど…」
Aの心の声 昨日か…せめて今朝いちばんだろ! 先に確認したかったんだよ!
Bの心の声 いつまでと言われてないし! 開始時間までで良いと思った。
上司Aさんは、何時までにと正しく伝えていません。自分の意図を正しく伝えましょう
部下Bさんも、何時までですか? というこの確認を怠り、自分都合で解釈している
こんな会話のやりとり、なあなあで仕事していると以外と多くないですか?
上下関係の有る立場なら、上司の査定評価を下げないように、
指示を受けた時に詳細も確認しましょう。
ここで、さらに大切なことは、
相手の言っている意味が理解しにくかったら表現を変えて確認することです。
例えば、勉強会資料作成を依頼されたとします…
A「初心者向けだから、でも楽しく、興味を誘うワクワクイメージでまとめてね」
B 文字ばかりなってしまったが、楽しくと言われたので、多色刷りにしてカラフルな資料を作った
これを見たAさん、「図や表、説明イラストが無いと理解出来ないでしょう…」
みなさんはどのようなものをイメージしましたか?
指示は具体的な情報を伝えます。
その伝え方は、分かりやすく
「視覚情報、聴覚情報、身体感覚情報」をちりばめて指示しましょう。
Aさんは、五感のうち 聴覚優位の言葉で資料作成依頼をしています。
Bさんは、「楽しく」からの自分のイメージでカラフルな資料を作成したのです。
AさんとBさんの「優先感覚」が一致していないのです。
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優先感覚とは
五感は、よく「VAK」と表現します。
- 視覚 Visual
- 聴覚 Auditory
- 身体感覚 Kinesthetic
身体感覚は、触覚、味覚、嗅覚 です。これに、視覚、聴覚で五感
人は、五感すべてを使っていますが、
馴染みがある、優先的に使いやすい 五感がある人もいます。
過去を思い出すときに
視覚的なイメージ情景を思い浮かべるか
音に起因する、音声やリズムやトーンを思い出すか
身体感覚の匂いや味覚、肌触りや温度で思い出すか
この感覚に属する言語表現が多かったりします。
音色を色で表現する・・・「色調」という言葉もあります。
ニュートンは、音楽 オクターブを色で表現しました♪
ゲーテは、友人にあてた手紙のなかで楽器の音色を色でたとえています。
トランペットは、「赤」です♪
人によって、ほんとうに「もの」の表現は様々なのです。
「こんなことも分からないの!」と、思う前に、
Aさんは、自分の言ったことが相手に伝わっているのかどうかを判断する、
非言語をキャッチすることが大切だと私は思っています。
「言った」は「伝えたこと」にはならないのです。
相手が情報をキャッチして初めて伝わったことになるのです。。
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《ケース2》 感情的な言葉をそのまま受け取ってしまうと
電話の人物をCとします。
めちゃめちゃ忙しく、
土曜日で配置はギリギリの数、さらに健診がフル予約、
そんな状態で1人足りない…始業時間をかなりすぎて
「すみません! 寝過ごしてしまいました!」
いきなり、飛び込んで来たのは、こんな1本の電話です。
もう、忙しさのピークも過ぎていました。。。
「何時だと思っるの! もう 来なくていい!!」
そして、電話のCさんは、そのまま来ませんでした…
忙しくてイライラ状態での電話に 2次感情へ直結! 笑
怒りたくて怒鳴ったのです。 今だから分析できます。。。(苦笑)
電話で怒鳴られたCさんは怖かったのでしょうか、出勤しませんでした。
それまでもやる気の無いような態度が見受けられ、
職場放棄とみなされ彼女の退職問題にまで発展しました。
しかしながら、Cさんに「自分の思い」を書くことを促し、その場はおさまりました。
それ以来、Cさんは遅刻しませんでした。
遅れそうになるとタクシーを飛ばしての出勤ですが….笑
このことからCさんは、様々なことを学び取ったようです。
その他の仕事に対する姿勢も変り、素晴らしいスタッフCさんに成長しました。
「怒り」の感情を言葉どおりに受け取ってしまった例を挙げましたが、
この場合は、「電話」という顔が見えない状況でした。
その時のCさんの「感情の推移」を確認したわけではありませが、
どのような「感情」はそこに有ったのでしょうか?
恐れ 落胆 恐怖 焦り 失意 後悔・・・
就職困難と言われた時代の正規採用でした。
いい知れない様々な感情がそこにはきっと有ったことでしょう。
だから、出勤できなかったのかもしれません。
Cさんの中で何らかの心の変化が有ったと見受けられます。
その後の勤務態度に表れているからです。
私が電話を受けたときに
「分かりました」とだけ伝えて切っていたら、
Cさんは、遅刻しても出勤したのかも知れません。
そして、これは結果論ですが、
受け入れたと認識し、遅刻をしても平気だと、
行動を改めることが無かったのかも知れません。
結果、私がCさんへのコミュニケーションは良かったのでしょうか?
長い目で見れば、私の「怒り」がCさんの心に届いたとされますが、
みなさんはどう考えますか?
コミュニケーションの成果は相手の反応にあります
今日のまとめ
- 「言う」と「伝える」の違いが大切
- 相手に伝わって初めてコミュニケーションが成立する
- 感情をそのまま受け取らない
今日も最後までありがとうございました。
また、お目にかかれたら嬉しいです♪
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