元気&HealthのJunchanのblogにご訪問ありがとうございます。医療スタッフのメンタルパートナー かたよし純子です♪今週は、医療・介護者を表題としていますが、ストレスを解消したいには、ぜひともお読み戴きたい内容かと思います。現代はストレス時代とも言えます。そのストレスのおもな理由は人間関係なのではないでしょうか。周囲の人と上手く関係性が保てないためにさまざまな問題が生じていることも少なくありません。嫌われる勇気で有名になったアルフレッド・アドラーは。人の悩みはすべて人間関係だと言っているほどです。医療者や介護者が対象とするのは、人です。悩みが生じないわけがありません。そして医療は、命が関係しているのです。

 

1.ストレス解消からモチベーションUPへのキーワード3つ  

1-1 パートの役割からストレスの原因を考える必要性

1-2 バランスが偏ることの弊害とは?  

1-3 自分のモチベーションの原点はどこか?

今日のプラスα  

2. 学ぶこと、考えることの大切さを知ること   

3. 常に考え、どんな場合にも柔軟な対応が必要とされる

 

1.ストレス解消からモチベーションUPへのキーワード3つ

自分自身の持つ最大のストレスは何でしょうか?このような質問に即座に「あの人さえいなければすべてうまくいく」と、答えた方、本当にそうだと思いますか?

1-1 パートの役割からストレスの原因を考える必要性 

前回のブログでもお伝えしましたが、人間関係の数だけストレスも生じるということです。人はさまざまな役割を持ち、また持たなければならないこともあります。年を重ねるごとに周囲との関連性は増えていきます。

【年齢による人間関係の変化】

その人間関係は、年齢によっても様々に変化していきます。幼少期初めての社会との関わりが、幼稚園や保育園でしょうか。さらに学齢期になると、学校での友人関係以外にも、塾や習い事などでの人との関わり、子どもは、子どもなりに多くのストレスを抱えているものです。そして、そのストレスを感じながらも親や周囲の大人などの環境からの価値観の刷り込みがなされ、気づかないうちにその後のネガティブな信念を形成していることも少なくありません。

成人し社会人となるとますます人間関係は複雑化していきます。最小単位の家族から、地域社会、結婚した後の親類縁者となった新たな人間関係、そして、もっとも1日長く関わる職場の人間関係です。職場のストレスが重視されるのは、関係する時間がもっとも長いからなのかもしれません。

私自身何十年も総合病院で勤務してきましたが、プライベートのストレスの方が、ウエイトが高かったように感じています。

子どもの保育園や学校での役員、地域の子ども会での役員、掃除当番のゴミネットの片付けなど、さまざまな人との対応で、「仕事しているからは理由にならない」と毎回言われていました。その中で出来ることを模索したいと提案しても却下されたことも何度もありました。地域社会とも縁は切れません。まして、古くからの土地の住人に新たに加わったような住宅地の場合は、なおさらです。古い基準で物事が決められているため、合わせる方は辟易した記憶があります。持ち回りの役員に対して会合に参加したものの中身がほとんど内容な会合も。いるだけで時間がもったいなく、ストレスに感じたこともありました。人は親元を離れて、社会の中自立し始めるとそれだけ多くのストレスにさらされるのではないでしょうか。

【自分の立場と人間関係を表す】

社会の中での自分を客観視してみることをお勧めします。

自分の役割(パート)を書き示してみてください。いくつのパートを持っていますか?

  • 家族の中での役割
  • 親類縁者での役割
  • 地域社会での役割
  • 所属するサークルなど
  • 子ども関係での役割
  • 仕事での役割  etc

まだまだ多くの関係性があると思います。

そのパートそれぞれでの人間関係を考えてみてください。自分を中心に考え、距離感を考えます。そして自分の日常生活でのウエイト、ストレスの荷重を数値で表してみてください。

紙の中心に自分を位置し、それぞれのパートを付箋に記して、そのパートの役割にかかるストレス度を位置関係に示してみてください。自分の中のストレスのウエイトが大きいほど近い位置に配置してみてください。自分の中のパートが閉める役割が見えてくるかと思います。

パートの視覚化

<パートの視覚化>

 

1-2 バランスが偏ることの弊害とは?  

上記の簡易ワークで自分を中心とした均一な円が描ければよいのですが、なかなかそうはいかないのではないでしょうか。時間単価でみたら大した時間を割いてもいないのに大きな心の荷重になっていたりしていませんか。

【ストレスとなるパートの分析】

そのパートでどの部分にストレスを感じているのでしょうか?劣悪な環境の場合もあるかも知れませんし、やはりある特定の人間の場合もあるのかも知れません。とはいえ、いちばん注意してほしいことは、あれも嫌だ、これも問題だなど次から次へと問題にしてしまうことです。1つが気になるとすべて一括りにしてしまうことは避けましょう。

「どこが問題なのですか?」この質問に対して、

「すべて、全部ダメだから」との答えが戻ってくることがよくあります。

このような「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」ということばのようにです。ストレッサーは、1つなのにもかかわらず、それに関わるすべてのものがストレスに思えてしまうということです。通常のメンタルベースでは笑って見過ごせるような些細なことでも、イライラする状況では、さらにイライラを助長してしまうということです。

問題は小さな1点に過ぎないのに、大きくしてしまっている。そのために周囲にまで過大な問題を発生させてしまっているというような場面にもよく出会います。問題の本質以外の周囲の方が大きな問題となり、収集がつかなくなり、結果多くの退職者を余儀なくさせてしまっているのではないでしょうか。

自分の中で冷静に、分析することです。人間関係ならばどの人に対して、どのような部分でストレスを感じてしまうのかという分析です。何となくではなく、きちんとことばにしてみてください。

  • 〇〇さんの表情が怖くてストレスを感じる
  • △△さんの声の調子が怖い
  • ##さんのことばがいじめられている、嫌がらせを受けている

ことばにしたそれ以外の部分ではどのように感じているのかもことばにします。

以外に、相手に一面しか見ていないこともあるものです。嫌いな人が着ている服まで嫌うことはないのではないでしょうか。

【バランスを整える】

1つのパートとの関係性を分析していき、ストレスとなる部分のみにしてみて位置関係を調節してみてください。ここで大切なのが、自分の判断基準をあてはめないということです。人はそれぞれ持つものさしが異なります。食べ物に好き嫌いがあるのと同じようにです。

好き嫌いは、ひとさまざまな理由があるのかと思います。香りや味に独特のクセのある野菜が苦手だという人は、セロリや春菊、うど、パクチーなどが苦手だというのかもしれませんが、大好きという人はこれらの野菜がクセになるとよくいいます。人の好みはそれぞれです。人間の性格にも得意、不得意が合っても良いと私は思っています。ただ、1つの場面のみで偏見を持って判断していないかどうかを見直してみてください。坊主憎けりゃ袈裟まで憎いは、自分自身の人生に中では大損をすることにも繫がりかねないのではいでしょうか。

人と食べ物を一緒くたにすることはいかがなものかと思われるかもしれませんが、人の場合。多面性があるということを見直してみて欲しいのです。あらゆる多面性を受けとめてその人の人間性として自分との関係を見直してほしいと思います。見直したのちに、再度、関係性のサイクルの位置関係を調整してみてください。

以前に人間関係のポジショニングを書いたことがあります。よろしければ合わせてお読みください

※関連ブログ「平行線から考える人間関係

 

1-3 自分のモチベーションの原点はどこか? 

ストレスに対応出来る強いメンタルを持つことが望まれます、そのためのモチベーションはどうした良いでしょうか。

【病気になった時に感じる健康のありがたさ】

2018年颯爽とスタート切り3連休も終わりました。そう、今年も颯爽とのはずだったのですが、何と3連休完璧に寝込むという結果に終わりました。4年ぶりくらいの鬼の撹乱、丈夫が取り柄のような私、風邪は引かないことになっていると豪語するほどの元気な私が珍しく寝込みました。そして、痛みに滅法弱いのです。緊張性の頭痛がひときわ激しく、ひたすら改善を望むばかり。とうぜんモチベーションを持つどころか、ひたすら眠り続けました(笑)

このブログのテーマタイトルを決めたとき、「モチベーションUP」に対して何を書こうと思ったのか、私の場合には根底に怒りがあります。でも、痛みや健康を害した場合では、怒りもわきません。つまりは、モチベーションUPのためには、常に健康であることが必須なのです。もちろん「心と身体双方向での健康」です。

そのためには、自律神経バランスです。交感神経と副交感神経とのバランスです。今まで自ら学んで来たことが頭の中をぐるぐると回っていました。自分の自己免疫を信じ、体温調節機能を考え、水分補給、必要栄養素など、しかしながら終日36~38℃の熱のアップダウンに流石に消耗、連休最終日に危機感を感じ、娘にヘルプを出したら病院へ行けと言われ、タクシーを拾ってもらいました。

休日診療所へ、生まれて初めて行きました。3連休中の休日診療所は、戦場のようなありさまです。でもね、比較的丁寧にスタップさんは対応されていました。イライラしても仕方がない。受付のときに2時間は待ちますよと念を押されていましたが、誰もやむをえないと思うのでしょう。問診票への記載漏れを1つずつ丁寧に聞き取り、記載していく、「まだですか?」「後どれくらいですか?」何度も同じことを聞かれる。内科、小児科、耳鼻科と3診行うごった返した診療所で働く皆様に頭がさがります。

投薬1日分を処方してもらい、自己免疫をサポートしてもらいやっと平熱にもどり、ブログが書けている状態です(苦笑)健康の大切さを再認識です。しかし、宿主に似てかなりしぶといウイルスだったようです(インフルエンザではありません)

【人のためだからではモチベーションは保てない】

休日診療所のようなやや特殊なケースかと思います。しかしあの繁忙さは、半端なモチベーションではこなせません。以前の職場での年末年始の当直勤務を思い出しました。インフルエンザの検査や通常の緊急検査、内科と外科との2診で行っていましたが、通常の検体と同じくらいの数の検査をこなすこともありました。それプラス、生理検査室だった私を含めた検査スタッフが担当の場合は超音波の依頼を受けることもあり24時間フル稼働でした。医師や看護師さんは、日勤と夜勤と担当が変わりますが、コメディカルスタッフはそのまま24時間勤務です。

どうして頑張れたのか、休日に苦しむ様子に頑張るしかないのも事実ですが、折れないタフな神経とスタミナは欠かせません。健康であることがモチベーションを保ついちばんの特効薬です。健康な心は健康な身体にやどります。あの多忙で煩雑かつ間違えることが許されない勤務そのものがかなりのストレスです。プライベートでも問題を抱えるような閾値の低いメンタル状態では、すぐに折れてしまいます。人のためになる仕事だからという理由のみで、けっして続くものではありません。医療に限らずすべての職種に言えるのではないでしょうか。

健康こそがモチベーションUPに繋がる

社会人の健康に携わり、常に瞬時の判断を求められることも生じる職域です。

心も身体も健康でいるから最高の医療・介護サービスが提供できるのだと私は考えています。

 

2.  学ぶこと、考えることの大切さを知ること  

私自身、今学ぶことが楽しくてさまざまなことに興味関心が拡がっています。そして、昨年暮れにも書きましたが、心理学というよりも、哲学だということです。人の知識は、人により偏りがあります。そしてその知識の幅も人それぞれ。1つの物事に対して、多くの考察が合っても良い、あるのが普通だと私は思っています。

【マニュアル化の弊害】

先日、医師の書いた哲学の本を手にしました。最近の医者は考えない。学んだことをそのまま治療に移行するだけだ、そのようなことが冒頭に書かれていました。マニュアル化されているというわけです。マニュアル化の弊害を時々受けることありませんか。よくあるのが下手なクレーム対応です。マニュアル通りに受け答えされけっこう、ムッとすることがあります。

  • クレームAの対応にはA’
  • クレームBの対応にはB’

というように、マニュアルに記載されその通りに機械的にことばを返されるからムッとするのです。機械的なことばを人間が話しているからムッとするのかもしれません。言葉をかわしている相手の感情が

0だからムッとするのです。「申し訳ありません」という単語が、楽しそうに、または、迷惑なんだよね、そっちが悪いのよ、私には関係ないし、とも言われているように感じることもあることが。

【マニュアルの行間を読むこと】

また、マニュアル通りに対応してもうまくいかないことも日常ではさまざまあります。人のきめ細やかな対応力はマニュアル化し尽くせないことが多くあります。マニュアルがいらないということではありません。マニュアルの行間をどのように読み取るかが大切なのではないでしょうか。マニュアルを超えたメタマニュアルです。基本のマニュアルをベースとして、プラス情報として、さまざま場合を頭に中でシュミレーションしておくことです。拡大解釈というよりも、骨格となる基本理念を基準にマニュアルに沿って解釈することの大切さです。

【その時の最善の対応はいつも同じではない】

同じように説明をしても理解して貰える人と理解できていない人がいます。それは相手が悪いのではありません。理解する時の脳の使い方のクセが違うだけだからです。説明する側は、他種多様に相手の様子を見ながら(理解度)説明することが大切です。とくに医療者の説明は、健康に関わる内容がほとんどですよね。相手の理解を確認しながら、ことばや表現方法を変えながら説明することは必須だと思っています。説明は、相手が理解出来て説明はできたとされます。理解できていなければ説明したことにはなりません。

語彙をたくさん持ちたいです。そして、多くの表現力を持ちたいです。1つの問題に対して、数学の答えは1つですが、哲学では1つではありません。だから、高校生のときの私は、哲学が苦手だったのですが、人は変われます。変わることができるのです。

 

3.常に考え、どんな場合にも柔軟な対応が必要とされる

日本の心、おもてなしの心です。「おもてなし」の語源には、表裏なしという意味、表裏のない「心」でお客様をお迎えすることとあります。所作に心を添えることが、「おもてなし」ともとれるのでしょうか。

【相手の眼を見ていますか?】

忙しい職場は、心を亡くした職場と書きます。しかし、ひとりひとりがきちんと心を失うこと無く対応していくことを常とする。忙しいときこそ意識して、相手の眼を見て、心を見て、丁寧に行うことが大切だと私は思っています。眼には感情が現れています、眼は唯一ひとの感覚細胞が表現されている臓器です。目線の動きや微妙な感情の動きが現されることが多いのです。会話をするときは、相手の眼をしっかりと見て、心の動きをキャッチして上げてください。人の感情は眼に現れます。

【100人いたら100通り以上の対応が必要】

そして、どのような対応を望んでいるのか、言えていないことは無いのか。などきめ細やかな対応が求められることもあります。

100人居たら100通りの方法ではきっと足りません。ひとりの人への対応もいつも同じでよいわけではないと思います。身体の状態により心の状況も変化があります。その時によりきめ細やかな対応が求まられるのが医療や介護・福祉の場ではないでしょうか。その時の患者さんクライアントの様子を観察しその場に即した言葉かけを常に考えて対応されることが必須とされると私は思います。常にその場の状況をキャッチし対応することが求められる職域だと私は思っています。

NLPの関連で知り合った友人が「学ぶことが好きなんだよね」と私に言ったことがあります。その時は、「そうなんだぁ」としか思わなかったのですが、あれから6~7年経つでしょうか。学ぶことが楽しいと思える自分がいます。その友人から「いつも何かを考えているよね」と言われたことがあります。そうかなと言われたときはそう思いました。人は、いつでも変わりたいと思うときには、変わることができます。

 

今日のまとめ 

  • モチベーションの原点は健康な心と身体から
  • 自分のパートでの役割を意識して人間関係を見直す
  • ストレスとなる対象の何が原因(本質)なのかを見極めること

<Pure Medical attitude のblog>

 

今週のテーマblog  2018.1.8~

「医療・介護者の在り方」
「関連ブログ」
「持っていたい説明力」
『最近のブログ』
「医療・介護者の在り方」
「年末年始メッセージ」
「2018年へのメッセージ」  2107.12.18~2017.12.22
「冬のウイルス感染症」2017.12.11~2017.12.15
「循環器を知る」 2017.12.4~2017.12.8

 

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今日も最後までありがとうございました。

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Pure Medical attitude 

代表 かたよし純子 Junchan♪  ※自己紹介はこちらから

臨床検査技師/超音波検査士/健康管理士一般指導員/健康管理能力検定1級

 

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