今日もご訪問ありがとうございます。COVID-19・新型コロナウイルスのワクチン接種を2月下旬を目標としてさまざまな動きが報告されています。昨年12月末に発表されたワクチン接種優先順位の中に「基準(肥満度2 BMI 30.0以上)を満たす肥満の方」とあることをご存知でしょうか。この意味を考えた方いらっしゃいますか。

肥満はコロナ感染のハイリスク!

というように受け取れます。肥満は多くの疾患のリスクとされることをこれまでのブログの中でもまとめてきています。「コロナ太り」と笑っていられない状況になっているのかも知れません。肥満を放置すると肥満症移行してしまいます。肥満症はさまざまな身体症状を発症した状態です。

※情報関連サイト「新型コロナウイルスワクチンの接種順位等について」厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会

1.メカニズムを理解して肥満を解消

1-1 肥満の原因、肥満から肥満症へ

1-2 脂肪細胞が関わる体脂肪量 調整のメカニズム

1-3 MONALIZA仮説って?何

今日のプラスα

2.脂肪細胞 (adipocyte)と内臓脂肪型肥満 

3.「高脂肪食と糖質食」食事と肥満との関係性

生理検査アティテュード®からのメッセージ

・身体は正直にリアクションする

 

1.肥満のメカニズムを理解してスッキリ解消

どうして太るの?なんで体重が増えるの?

そんな悩みを持つ方も少なくないのではないでしょうか。

1-1 肥満の原因、肥満から肥満症へ

肥満の原因はさまざまな要因が関係しています。過去のブログで「肥満から肥満症」という内容でも肥満に関してまとめています。

※関連ブログ「肥満から肥満症

❍肥満の原因は何ですか?

食べすぎ、運動不足、遺伝、食事の偏り、熱産生に関わる(体温の維持や代謝の低下など)障害、自律神経機能の低下などの複数の要因が関係しています。この中でも現代社会では、飽食と運動不足によるところの肥満が多いようです。

肥満状態を放置すると、ほとんどすべての生活習慣病との関連性が高く、糖尿病、高血圧、脂質異常症、脳・心臓血管系などの循環器疾患の温床とされています。そのためにメタボ健診とされる政策が掲げられているのです。肥満からこれらの疾患が発症した場合を「肥満症」と言われています。

❍体重の増加、それだけでは肥満症とはならないけれど…

過去のブログの再掲ですが、

肥満とは?

身体に余分な脂肪がついている状態

肥満症とは?

健康障害を発症、治療が必要な状態

肥満症とは肥満によって、健康障害を発症し、症状がある、内臓脂肪が蓄積した状態となっている、そして、それらに対して何らかの対応や治療が必要不可欠な状態ということになります。

肥満症

<肥満症>

❍肥満症の評価、BMI:ボディ・マス・インデックス

この肥満状態を評価する基準がBMI:Body Mass Index(ボディ・マス・インデックス)です。

BMIの求め方は、ご存知かも知れませんが、再確認すると、

体重と身長から計測

体重を身長(m)の2乗で割って計算

このBMIが25以上、なおかつ肥満による健康への悪影響を認める場合、もしくは「内臓脂肪型肥満」の場合に肥満症とされます。

❍肥満度の分類

BMI 25.0以上を肥満として、さらに肥満は4分類されます。肥満1度は25.0以上30.0未満とされ、肥満3度 35.0以上40.0未満)と肥満4度 40.0以上は、高度肥満と定義されています。すなわち、BMI 35以上が高度肥満となります。

肥満度の分類

<肥満度の分類>

※関連ブログ「肥満も、痩せも…自分の適正体重・身体組成とは?

❍肥満症はサイレントに進行している

さまざまな生活習慣病は症状もなく発症、「無痛・無症状・無自覚」のことがほとんどです。気になる症状となったときには、それなりに症状が進行した状態のことがほとんどです。健康診断などで、何らかの指摘を受けた場合には、必ず何らかの対応をすることをお勧めいたします。

さまざまな要因が関係して肥満となるのですが、、近年の分子生物学の発展、遺伝子レベルでの研究によって、肥満細胞の関わりが指摘されています。

 

1-2 脂肪細胞が関わる体脂肪量調整のメカニズム

悪玉生理活性物質といわれるアディポサイトカインの大量分泌が、肥満に関わっているとの指摘が明らかとなっています。

❍脂肪細胞由来の「アディポサイトカイン」の役割

脂肪細胞由来の生理活性物質:アディポサイトカインは、過去のブログ「非アルコール性脂肪肝」の中でまとめています。多くの生活習慣病が、運動不足と肥満が原因となって引き起こされますが、過剰な脂肪が炎症を招き、脂肪細胞由来の悪玉生理活性物質:アディポサイトカインが過剰分泌されることによって肥満状態となることが知られています。炎症や不要物質の処理を仕切れない状態となりますが、その処理のために酸化ストレスが発生し、さらに炎症が強くなるという悪循環に陥ることになります。

脂肪細胞は通常、体内の余分な栄養を脂肪として蓄えています。この内蔵脂肪組織は、内分泌臓器といわれますが善玉ホルモンといわれているアディポネクチンや、悪玉ホルモンの悪玉アディポカインを分泌しています。

かつて、脂肪細胞は脂肪を蓄えるための貯蔵庫の役割をもつ細胞だとされていました。しかし、最近ではこの脂肪細胞が生体全体のエネルギーの備蓄バランスを行っている、脂肪細胞が中枢に対して、司令を発信していることがあきらかにされています。適度な体脂肪量の管理に関わり、一定の体重を保つために機能しています。

すなわち、肥満とは脂肪細胞のメカニズムが破綻することにっても生じることになります。

アディポサイトカイン(adipocytokine )とは?

「アディポ」=脂肪

「サイトカイン」=生理活性物質

アディポサイトカインとは、脂肪細胞で産生され、

分泌される生理活性タンパク質の総称となります。

※関連ブログ「非アルコール性脂肪肝からの慢性肝炎 」

❍アディポサイトカインの分泌異常

内臓脂肪が蓄積されると脂肪の分泌調節不全をきたすとされますが、脂肪細胞は単に脂肪を貯蔵しているだけとされていました。その理由は、脂肪細胞を顕微鏡で拡大してみると、内部に中性脂肪をたくわえ、核やミトコンドリアなどの重要な小器官が隅に押しやられている様子が伺えます。このための、脂肪細胞はかつて、脂肪をためこんでは必要に応じて分解産物であるFFA(遊離脂肪酸)やグリセロールを放出している「単なるエネルギーの貯蔵庫」だとみなされていました。

脂肪細胞は、身体の機能調節に重要な生理活性物質を活発に産生し、分泌しているといわれ、最大の内分泌臓器であることが今ではあきらかにされています。

❍アディポサイトカインの悪玉物質と善玉物質

アディポサイトカインには悪玉物質と善玉物質があり、悪玉には血栓をつくりやすくするPAI-1、インスリン抵抗性を起こすTNF-α、レジスチン、血圧を上げるアンジオテンシノーゲンなどが、また善玉にはインスリン抵抗性を改善し、動脈硬化を防ぐアディポネクチンがあります。

内臓脂肪の蓄積は、これらのアディポサイトカインの産生や分泌に異常をもたらし、血液中の悪玉物質を増加させ、善玉物質の血中濃度を低下させます。その結果、動脈硬化を直接的に促進することになり、糖尿病などをはじめとする生活習慣病のリスクとなります。

脂肪細胞は上述したように、身体の機能調節に重要な生理活性物質を活発に産生して、分泌している重要な内分泌臓器であることが明らかにされています。

※引用サイト「アディポカイン」e-ヘルスネット

❍自律神経は体重調節にも関わる

白色脂肪組織に脂肪が蓄積すると脂肪細胞からレプチンが分泌されます。レプチンとは肥満遺伝子:OBタンパクとも呼ばれ、ラテン語のLeptos=痩せるが語源となります。

『レプチンとは?』

食欲の抑制とエネルギー代謝の調節に

関与するペプチドホルモン

脂肪細胞で作られる、アディポサイトカインの代表

大脳の視床下部にある満腹中枢(交感神経)の神経細胞膜に存在するレプチン受容体の結合して細胞を活性化させます。交感神経活性の上昇は、摂食中枢(副交感神経)を抑制して、摂食を抑えるとともに、β3アドレナリン受容体を介して白色脂肪組織、その中の脂肪滴から脂肪を動員し、褐色脂肪組織からの熱の放散を促進させることによって、脂肪の過剰蓄積を抑制していると考えられています。

このように自律神経は、食欲やエネルギー代謝の調節にも関わりを持っています。そして、体重を一定に保つためにも重要な役割を果たしています。

❍レプチン抵抗性

レプチンは脂肪細胞から分泌されるホルモンです。脳内の摂食中枢に作用し、摂食行動を抑制する働きがあります。脂肪の増加に伴い、レプチンが放出される量も増加することが知られています。正常な体内ではこのメカニズムによって摂食行動のバランスが保たれていますが、肥満状態では必ずしも正常な状態が保たれていないこともあります。すなわち「レプチン抵抗性」レプチンが効きにくい状態になるという現象が生じていることがあります。

「レプチン抵抗性」では、肥満が進むことでレプチンの分泌量が相対的に減少し、レプチンの働きが低下してしまう状態となります。肥満に伴い摂食中枢において、PTPRJという酵素分子がレプチンの受容体の活性化を抑制していることが発見されています。

※情報関連サイト「肥満をつかさどる脳内メカニズムを発見」 基礎生物学研究所

❍レプチン受容体遺伝子異常の肥満

脂肪細胞から分泌されるレプチンは、このように食欲の抑制やエネルギー代謝の亢進を介して体脂肪量の調節をおこなうことや、飢餓への適応などまで関与しているホルモンです。

レプチン遺伝子(ob遺伝子)は、遺伝性肥満マウス(ob/obマウス)の病因遺伝子として発見されている脂肪組織に発現する遺伝子とされ、この遺伝子産物のレプチンは、主に視床下部に存在するレプチン受容体を介して、食欲制御を行うと考えられています。

レプチンやレプチン受容体遺伝子異常に起因する肥満の例も、稀ではあるがヒトでの報告もあるとのことです。

レプチンとは?

遺伝性肥満マウスの原因遺伝子の研究過程で、1994年に発見されました。

レプチンはインスリンの刺激によって作られます。視床下部の満腹中枢に作用し、食欲を抑えてくれています。さらに交感神経を活性化させ、脂肪を燃焼、エネルギーの消費を促進することで肥満抑制する働きがあります。さらに交感神経を活性化させるために、血圧を上昇させる作用や、他にも免疫調節機能などさまざまな働きがあります。

※情報サイト「レプチン」e-ヘルスネット

 

1-3 MONALIZA(モナリザ)仮説

MONALIZA・モナリザと言われると、モナリザの微笑みで有名なイタリアの美術家レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた油彩画「モナ・リザ」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

❍MONALIZA仮説とは?

日本に多いメタボリック症候群や肥満症への対策を考えるうえで有用とされている仮説にモナリザ・MONALIZA仮説という考え方があります。

名画では当然なく…

『MONALIZA仮説』

Most Obesities kNown Are Low In Sympathetic Activity

大部分の肥満は

交感神経の活動低下によるという説

「MONALIZA仮説」は、1991年に米国のジョージ・ブレイがに提唱した仮説です。

長期間の運動不足やそれに伴う骨格筋の萎縮によって、交感神経活動が低下することでエネルギー消費機構や脂質代謝に影響を及ぼしている。その結果として、肥満の発症や進展につながるのだという考え方です。

❍交感神経反応の低下と生理機能の低下との関係性

交感神経反応性の低下、特に交感神経のエネルギー代謝調節に関する生理的機能の低下が、肥満の形成を促進する1つの要因になるということが考えられています。

モナリザ仮説で示されているように、身体的活動が不活発な生活を継続することによって、身体の筋萎縮や自律神経機能の活動が減弱してしまう、その結果、基礎代謝や熱産生が低下することも、エネルギー消費量の減少に関わっていると考えられます。肥満やメタボリック症候群では、日常での身体活動量の低下に加えて、自律的なエネルギー調節機構に関わる自律神経系の活動レベルの低下や、機能不全が関与している可能性があると考えられています。その良い例が、近年指摘されている中年以降の肥満傾向に表れているとされています。

MONALIZA仮説

<MONALIZA仮説>

この「MONALIZA仮説」は、先日受講したテキストにまとめられていましたが、何気に難しく書かれています。

簡単にその内容を解釈すると…

  1. 使わない機能は低下する…交感神経が使われないために、機能低下する
  2. 交感神経の機能低下によって、身体のエネルギー燃焼が低下する
  3. 食べるが使われないエネルギーが蓄積される
  4. ゆえに…肥満
●中年以降のサイクル

活動量低下→交感神経機能低下→エネルギー燃焼量低下備蓄増加→肥満

ということのようです。

 

2.脂肪細胞 (adipocyte)と内臓脂肪型肥満

脂肪細胞とは、細胞質の内部に「脂肪滴」を有する細胞です。

❍2種類の脂肪細胞

この脂肪細胞は2種類あり、「白色脂肪細胞」と「褐色脂肪細胞」とがあります。脂肪細胞のほとんどは白色脂肪細胞ですが、身体の部分によって2種類の脂肪細胞の分布が異なり、褐色脂肪細胞は頸部や肩甲骨の周囲など身体のごく一部のみにみられます。

脂肪組織は邪魔者扱いされてきていましたが、この脂肪組織には多くの脂肪幹細胞が見出されています。そして、再生医療のでは、脂肪幹細胞移植など再生医療のセルソース(細胞源)としてその価値に注目されています。

〔白色脂肪細胞〕単胞性脂肪細胞

白色脂肪細胞は、大きな脂肪滴がひとつ存在し、脂肪をたくわえる役割をもつ貯蔵型の細胞です。細胞内部は、脂肪滴が大型のために核や細胞小器官などは、押しやられるように辺縁に圧迫されているようにみられます。

〔褐色脂肪細胞〕多胞性脂肪細胞

褐色脂肪細胞は、大小多数の脂肪滴が存在し、細胞小器官の発達がみられる代謝型の細胞で、脂肪を燃焼することで熱の産生を行っています。

この褐色脂肪細胞は乳幼児に比較的多くみらえますが、成長とともに減少していくとされています。

❍内臓脂肪型の肥満は「脂肪細胞の肥大化」そのメカニズム

肥満には「内臓脂肪型」と「皮下脂肪型」とに分けられていることを過去のブログでもまとめていますが、おもに男性に多く、生活習慣病のリスクとなる内臓脂肪型肥満は、この脂肪細胞が関与しています。

脂肪細胞は多彩な生理活性物質・アディポサイトカインを分泌しています。過剰に摂取された脂肪は、白色脂肪細胞の内部に溜め込まれます。肥満に伴い、白色脂肪細胞の大型化がさらに進むことによって、脂肪細胞は機能不全に陥ることになります。その結果、善玉のアディポネクチンの分泌が低下、悪玉アディポサイトカインの分泌が亢進するという悪循環が生じてしまうことによって、さまざまな生活習慣病の発症リスクとなっていきます。

内臓脂肪型肥満の多くは、このようなメカニズムによって、脂肪細胞そのものが肥大化することが分かっています。

※関連ブログ「肥満から肥満症

❍内臓脂肪型肥満はメタボ診断の上位概念

脂肪細胞の肥大化がおもな原因とされる、内臓脂肪型肥満はメタボリックシンドロームの概念のトップに上げられています。メタボリックシンドロームはさまざまな生活習慣病の温床とされ、内臓脂肪量を適正化することは健康管理を行う上で必須となります。

内臓脂肪型肥満

腹部がポッコリと出っ張ったリンゴ型、男性に多い傾向

皮下脂肪型肥満

下半身に脂肪がついたナシ型肥満、女性に多い

内臓脂肪型 皮下脂肪型

<内臓脂肪型と皮下脂肪型>

3.「高脂肪食と糖質食」食事と肥満との関係性

日本は、食の脂肪化が肥満を促進させていると考えられています。

❍高脂肪食と糖質食の影響の違い

戦後の日本は、急速に日本食から「高脂肪食」への変化し、近年の肥満につながっているとされています。その状態から、再び日本食が見直さて、健康志向へと変わりつつあるのが現状でしょうか。

『高脂肪食』と『糖質食』

どちらが太りにくいのか?

高脂肪食は満腹感は得られにくく、食べすぎてしまう傾向があること、糖質食は太りにくいとされています。ひと頃、糖質制限ダイエットなるものが提唱されていたことがあります。

すなわち、お米などの炭水化物食べることを減らして、体重を落すということを推奨するものでした。

❍脳のエネルギー源は「糖質」

摂食行動のコントロールは、脳の視床下部にある満腹中枢と摂食中枢で行われています。

体内の血糖値が糖質によって一定のレベルに到達しないと、視床下部にある満腹中枢が満たされません。満腹中枢が満たされないと、摂食行動は抑制されません。すなわち糖質による血糖値が上昇することで「お腹いっぱい」だと感じることが出来ない状態では、満腹感が得られないために、満腹にならないのです。

高脂肪食で血糖値の上昇がなかなか得られないために、食べすぎてしまう、さらに脂肪に合成されやすく太りやすい食事」といことになります。

一方で、糖質・炭水化物は、血糖値上昇とともに、満腹中枢が刺激され食べすぎることなく満腹感が得られるために「太りにくい食事」となります。

※関連ブログ「生理的欲求「食欲」とは?

❍糖質を制限すると体重は減る

肥満の解消のために減らすべきものは「体重」ではなく「内臓脂肪」です。

糖質制限によって体重は減少しますが、減少したものは、「脂肪」ではなく、筋肉や肝臓に蓄積されていた糖質の燃料となるグリコーゲンと水分です。

糖質は身体の大切なエネルギー源であり、摂取された糖質の約70%は筋肉が消費しています。身体を動かすためには糖質は大切なエネルギー源となっています。そして、脳は大量の糖質をエネルギー源として必要としていますが、肝臓に貯蔵されているグリコーゲンは、脳の非常食となっています。

❍糖質は身体活動にとって大切なエネルギー源

身体を正常に機能させるために欠かせない糖質が不足するとどうなるのか、脳にエネルギー供給するためにグリコーゲンが分解され、消費され、それに伴い水分も消費され、身体は脱水状態になり、見かけ上体重は減少します。

❍食事と体脂肪率の関係

次のようなことが実験で分かっています。

  • 余剰タンパク質や糖質は、摂取された当日に代謝されてしまうが、脂質は蓄積される
  • 糖質を脂肪に合成するためには、約25%のエネルギー消費が必要とされる
  • 中性脂肪はエネルギー消費せずに体脂肪に合成される
  • 高糖質食を摂取しても脂肪合成は1日10gを超えることはない

さらに、和食の中心の食事は、栄養素、ミネラルなどのバランスが良く、肥満予防、メタボリック症候群の予防に非常に適していると考えられます。

運動することで空腹感が増しても、エネルギー摂取量が増えるということにはならないようです。先にまとめたように運動不足による自律神経活動の低下の方が食欲抑制ホルモン反応の低下を招き、肥満が助長されることになると考えられます。

 

次回は、肥満がもたらすリスクについてまとめていきます。

 

生理検査アティテュード®からのメッセージ

・身体は実に正直にリアクションする

❍何を食べたのか?

毎日同じような時間に体重測定を行っています。

自己管理には、体重と体脂肪測定を日々確認していますが、その数字を眺めながら思うこと…

『何を食べた?』

体重はリアルに変化する

そんなことを感じています。

❍リアルに変動するようなる中年期以降の体重管理

体重の変化だけを見ていると、糖質を減らすだけで簡単に体重は減少します。

若いときから食べる量は多いと思っていますし、何よりアルコールが好きなのですよね。夏になると水のかわりにビール飲んで、いささか体重増加、けれどもさほど体重も気にしていない、その割には太らないという理由もありました。

いちばん体重が増えた年代は、高校生時代だったかと、その後は±5Kgくらいに収まっています。第1子の妊娠中に13Kg増加が最高記録で、その当時の言い方で「妊娠中毒症」今でいうところの「妊娠高血圧症候群」を指摘されています。しかし、出産後は、一気に体重は戻っています。第2子は、7Kgの増加に抑え、それ以降は現在の体重とほとんど変化なしです。

比較的気にしなくても管理されていた体重がリアルに変わるよなぁ…そんなことをこの数年感じられるようになっています。すなわち、油断して高資質なものを食べ過ぎる、高カロリーのものを食べ過ぎると…

❍好きなものは高カロリー、高脂質

かつて、朝食はパンでした。菓子パンではなく、チーズやナッツのは入ったもの、好んで食べていました。クリームチーズにフランスパン、カンパーニュ、フォカッチャ、生ハム、ワインにソーセージなどなど大好きなのです。これらはすべて、高カロリーで高脂質、塩分も豊富ですよね。

HDLコレステロールは高いのですが、アルコール好きのためか総コレステロールもかつてより、上限で推移しているという内容です。特に女性は一気に上昇します…コレステロールが、過去のブログでも書いていますが「LDLコレステロール」高めとされ、脂肪食削減を心がけていますが、糖質も気にしないとなのです。

先日、冬になると暖まるために甘酒も飲みたくなります。砂糖をほとんど入れずに作るのですが…酒粕は、栄養価が高いことでも知られていますが、カロリーも高いのです。そりゃあそうだよね、お米が原料だしなぁ…(笑)それ以外のもちょっと食べすぎていて、想像以上に摂取カロリーが多かったようです。簡単に体重1Kg増となります。

年明け、2日ににごり酒・日本酒をめずらしく購入、かつて、よく飲んでいたもので、店頭で出会い、懐かしくて衝動買いしてしまった一品、久しぶりに美味しく戴きましたがこれも高カロリー…笑

まぁ、嗜好品はほどほどに、自己管理しないとですね。

Pure Medical attitude

生理検査アティテュード®

Junko Katayoshi

五郎八

今日のまとめ

  • 肥満状態が持続され、症状がみられるようになると肥満症となる
  • 肥満は体重のみならず、脂肪細胞が大きく関与、肥大化させるな!
  • 活動の低下、自律神経の低下が肥満をもたらす

 

『Pure Medical attitudeからのお知らせ』

『 オンライン』で 未来を描く、パーソナルセッション

気になる…だけど…

話してみたい…けれどもタメライ

自分の心の内をためらい、爆発寸前にまで圧縮された感情…

涙がとまらない日々…

振り返ると我が身にもあったそんな過去…だから

オンラインでもつながることが出来ます

オンラインでの会話の経験を何度も重ねたのち…

画面の中からでも、感情を受けとることは出来る、

そう、確信できたから、

ディスプレイからいっしょに未来ビジョンを描きます

話せることだけで大丈夫…

言葉にも「ことだま」を宿すことが出来ます。

非言語にもこころ模様が描かれています…

そのことを私自身が実感したこともある…

『 オンライン』で パーソナルセッション

Pure Medical attitude

かたよし 純子

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Pure Medical attitude 生理検査アティテュード®

かたよし純子 Junchan♪  ※自己紹介はこちらから

臨床検査技師/超音波検査士/健康管理士一般指導員/健康管理能力検定1級/介護予防運動指導員/米国NLP協会認定NLPトレーナー/臨床心理学 および 基礎エキスパート取得

今日も最後までありがとうございました。