元気&HealthのJunchanのblogにご訪問ありがとうございます。医療スタッフのメンタルパートナー かたよし純子です♪ 今週は、熱中症がテーマです。初回は、熱中症の重症度、2回目は、熱中症への予防を中心に、熱中症への弱者となる高齢者と幼児との熱中症の違いを中心にお伝えしました。いつもはメカニズにからですが、この熱中症では、とりあえず対策を初めに知って欲しいと思い、メカニズムは最後にいたしました。今日は、人の体温調節機能のメカニズムです。熱中症は、さまざまな要因が重なりあい発症します。熱中症への理解を深めるために温熱中枢のメカニズム、そして、プラスαには「心因性発熱」をまとめました。ぜひ最後までお付き合いください。

1. 生体恒常性:体温調節機能理解のポイント3つ

1-1 人の体温調節に影響する温熱条件とは?

1-2 実際の体温調節、高温のとき寒冷のとき

1-3 身体の水分調節、摂取量と排せつ量のバランスとは?

今日のプラスα

2.人が脱水を起こすと・・・脱水症とは? 

3. 心理的ストレスによる発熱

生理検査アティテュード®からのメッセージ

・自然との共存、体温と自然との関係性

 

1. ホメオスタシス 体温調節機能理解へのアプローチ3つ

人は、歩いているとき、何か作業をしているときに、「暑いなぁと」感じると、その時にできる可能な方法を考え、できる対応していることがあるのではないでしょうか。

1-1 人の体温調節に影響する温熱条件とは?

水曜日の午前中、横浜地方は、雨予報の前のどんよりとした天候でした。湿度が高く、天候の割には蒸し暑いと感じる日でした。5分袖のトップスの上に、冷房対策としてジャケットを着用したスタイリングでスニーカーを履き、かなりのスピードで移動していた私は、かなり暑いと感じていました。電車に乗車したタイミングで、ジャケットを脱ぎ体温調節を行いました。

【日常行動で見る体温調節機能】

私が行ったことは、あたりまえの行動ですが、日常的によくある人の体温調節反応です。室内ならば、窓を開ける、空調を入れることや、温度調節を行うなうこともあります。そして、喉が渇いたと感じたら水分を補給しているのではないでしょうか。私たちは、さほど意識をしないでこのようなことを身に着けているのではないでしょうか。

【体温調節機能とは?】

人は、暑いときには汗腺を開き、熱を放散して体温の上昇を防ぎます。逆に寒いときは立毛筋が収縮して、いわゆる鳥肌と言われる状態となり、皮膚表面の血管を収縮させて熱を外に逃がさないようにするなどの機能となります。乳児や幼児は、まだこの働きが未熟です。寒い環境に置かれると体温は下がり、暑ければ体温は上昇してしまいます。

人が暑さを感じるためのメカニズムとは、空気の存在が関係しています。人は空気がなければ生きていくことができません。この空気の要素を決めているのが、ここまで何度も登場していた、温熱条件です。温熱条件から復習していきましょう。そんな自然に対して、人の身体はどのような反応をしているのでしょうか。外部気温と体温の関係性を見ていきましょう。

〔脳が司る体温調節機能〕

脳の視床下部にある体温調節中枢では、温度刺激(寒い・暑い)に応じて、熱産生・熱放散という反応を起こし、熱のバランスを維持することにより、核心温度(身体の中心部の温度)を一定に維持して体温調節を行っています。

人は、「寒い」「暑い」などの身体感覚を空気から感じています。そしてこの空気は、物理的な要素の影響を受け、変化しています。空気の物理的な温熱条件気温」「湿度」「気流」「輻射熱 ふくしゃねつ」の4つの要素が、人の放熱に影響し、体温調節に関わっています。

【温熱条件:熱産生量と熱放散量のバランス】

人は、この4種類の外部環境からの温度変化に応じて、体内の熱産生量と放散量とのバランスを保ち、体温をほぼ一定に保っています。人が恒温動物であり、ホメオスタシス:生体恒常性を持ち約37℃前後に体温を維持しています。そのため、外気温などの温熱条件とのバランスを保つために、体内で産生される熱量:熱産生量と体外に放出される:熱放散量とのバランス調整とが体内では常におこなわれていることになります。

◯ 気温

気温は、人の体温調節にもっとも影響する要因で、人が寒暑感を表す指標となります。気象や地域、季節、昼夜などで常に気温は変化をしています。

◯ 湿度

湿度とは、空気中に含まれる水蒸気の量、空気のしめり具合を比率であらわした数値となります。同じ気温でも湿度により人が感じる温度は異なります。湿度が高いと人は、身体の熱放散を妨げられ暑いと感じます。逆に湿度が低い時は、蒸発が促されるために冷感が増します。カラッと晴れた日が爽やかに感じられるのは、湿度が低いからなのですよね。

◯ 気流

気流とは風、空気の流れのことをいいます。同じ気温、湿度でも風を感じると人は、涼しく感じます。この気流により、身体の熱放散が促されるためです。風のない日は、室内に空気の流れを作ることで涼しく感じられることがあります。

◯ 輻射熱

太陽の光は、暖かく感じます。冬ならば、陽だまりを暖かく感じますが、夏場には暑いとさえ感じられるのではいでしょうか。自然な暖かさや、ストーブの熱なども輻射熱によるものです。輻射熱とは、太陽光や高温の物体から放射される熱のことをいいます。遠赤外線の熱線によって直接伝わる熱の事をいい、気体の影響を受けること無く、つまり風が無くても伝わります。冬場、ストーブが暖かく感じられるのは、この直接電磁波の形で伝わる輻射熱のおかげなのです。

【人が快適と感じる温熱条件とは?】

●気温 18~20℃
  • 高温: 熱中症など
  • 低温: 凍傷など
●湿度 40~70%
  • 高温多湿: 皮膚疾患、熱中症 など
  • 低温多湿: リウマチ、神経痛など
●気流 0.6m/秒
  • 気流が強くなるほど体温は低下します

【体温調節のメカニズム】

では、この快適な条件を人はどのように受け取っているのでしょうか?人の体温調節中枢は、脳の視床下部にあります。体温調節は、生命維持にとって最も重要な調節機能の1つとされます。体温調節の中枢となる視床下部では、体温を一定に保つために、体外への熱放散を調節し、さらに必要な時には体内で積極的に熱を産生を行っています。感染が起きた時も病原体増殖至適温度よりも体温を上げることで増殖を抑制しています。身体の恒常性を保つ機能、中枢神経システムがここから末梢の器官に出されています。

人の体温調節には、自律性体温調節と行動性体温調節があります。

〔自律性体温調節と行動性体温調節〕

人は、暑いと汗をかいて熱を逃がし、寒いと筋肉を緊張させて熱を作ります。このような反応は、自分の意志とは無関係に自律的に起こる反応です。快適な環境と温度に合わせて衣服を脱ぎ着する行動や、エアコンで室温を調節するなど、自分の意志で行う体温調節行動を、行動性体温調節と呼びます。このような行動は、自分の置かれた環境に対して快適さを求めるというよりも、本能的に自らの身体を守るために、体温を調節するために行われています。このどちらの体温調節も脳の指示があり行動に移されています。

●自律性体温調節

恒温動物では特に重要な体温調節機能、自らの意志とは無関係に、自律的な体温調節機能、発汗(熱放散)、皮膚血管の拡張・収縮(熱放散の調節)、骨格筋の震え(熱の産生)、褐色脂肪組織での代謝熱産生など

●行動性体温調節

随意的に、自分の意志での行動による体温調節です。暑い時に木陰で休息する、衣服での温度調節、空調を用いるなど多様なその場でできる可能な体温調節行動。環境温度に対して、不快さを取り除きたい、心地良い環境にしたいという情動があるとされますが、メカニズムは不明とのことです。

※引用サイト:名古屋大学関連サイトより

〔熱産生と熱放散〕

体温調節中枢には、熱産生中枢と熱放散中枢の2つがありることはお伝えしました。

  • 熱産生:体温を上昇させる働き 皮膚血管を収縮、筋肉の収縮、緊張や震え、立毛筋に働きかけ体温上昇
  • 熱放散:皮膚の血管を拡張させ、発汗を促すことで、体温の上昇を防ぐ働き

ちなみに、発熱時に用いる解熱薬は、脳の体温調節中枢に働きかけることで体温を下げるとされています。

〔情報を伝える受容器:深部体温受容器と皮膚温受容器〕

視床下部が体温調節を行うためには、身体の温熱情報を伝えなければなりません。そのための受容器として、深部体温受容器と皮膚温受容器があります。

●深部体温受容器

深部体温受容器とは、身体の中心部の体温をモニタリング機能です。人の神経伝達の核となり、視床下部から延髄、脊髄の深部に存在しています。

●皮膚温受容器

皮膚温受容器は、皮膚にある、皮膚温や周囲の物の温度を感知してモニタリングしています。この温度情報は、ニューロンを通じて視床下部へ届けられ体温調節が行われます。

 

1-2 実際の体温調節:高温のとき寒冷のとき

このように温熱刺激は、皮膚にある皮膚温受容器から温熱中枢の視床下部へ伝えられ、視床下部で受け取った情報をもとに、熱産生と熱放散システムに基づき、促進または抑制して体温調節を行っています。この温熱調節には、自律神経と内分泌が関与しています。

【高温時 身体の反応】

暑熱環境では、身体から熱を放散させ、体内では体温の上昇を抑えるための機構が働きます。

  • 皮膚血管  :拡張 ⇨ 皮膚温度上昇⇨ 発汗を促す ⇨ 熱放散
  • 骨格筋・肝臓:熱産生を減少 ⇨ 体温上昇を抑制させる

この反応で、体温上昇の抑えきれなくなると、限界を超え熱放散できなくなり、体温上昇が持続し熱中症を発症してしまうことになります。

身体が高体温になると、意識障害に陥ることもあります。発汗による脱水症状が、脳の血流量の低下をもたらし、その結果、頭痛やめまい失神、重症化すれば、やはり意識障害を引き起こしますので、初日のブログでまとめています、症状に即した対応方法で早めに対処することが求められます。

【寒冷時 身体の反応】

寒冷時では、体熱の放散が抑制され、身体から熱を奪われないよう熱産生が惹起されます。

  • 皮膚血管・立毛筋:収縮 ⇨ 熱放散下げる
  • 筋肉      :収縮 ⇨ 熱産生を増やす
  • 肝臓の代謝   :亢進させる ⇨  熱産生を増やす

極度の寒冷下では、熱産生量とのバランスが取り切れずに凍死に至ることもあり得ます。

体温調節 ホメオスタシス

<体温調節 ホメオスタシス>

◯極寒状態、凍傷を引き起こすと・・・

熱暑に対して人は、熱中症を引き起こしますが、極寒状態では凍傷や凍死に至ります。

人の身体が寒冷にさらされると手足など末梢体温は、身体の中心体温に比較し大きく低下します。体内での熱産生量を増加させるために酸素消費量を増大させ熱産生を行おうと身体は、機能します。深い呼吸、呼吸数の増加、心拍出量の増大、最高血圧の上昇、最低血圧、脈拍数は上昇します。筋肉は震え、熱産生を上昇さるように働きます。

〔寒冷障害とは?〕

寒冷障害としてあげられるのが、凍傷です。

凍傷とは、組織は凍ってしまうことで、細胞が破壊されてしまう状態です。もしくは、血流が悪化し、低酸素状態となり、組織が壊死してしまう状態をいいます。皮膚温の低下により激痛を伴い、短時間で感覚が無くなる状態、知覚鈍麻に陥ります。凍傷は、手足の指、鼻、耳、頬など寒冷な空気にさらされる、露出した部位の血流障害を起こしやすい末梢にみられます。

◯凍傷としもやけ(凍瘡:とうそう)とは異なります

凍傷は、一定時間以上、0度以下の寒冷に皮膚がさらされることにより発症するとのことです。凍傷は、細胞や組織の壊死ですが、しもやけは、血流障害で起こります。

しもやけは、別名:凍瘡(とうそう)の原因は、寒さによる血行障害で、外気と接する手足の指に発症しやすく、中でも頬や鼻先、耳などに起こしやすとされます。冷気にさらされた直後、動脈と静脈は、とうぜん収縮しています。その後、動脈の方が早く拡張しますが、静脈が収縮したまま動脈の拡張が起きるので、組織内に滲出液などの炎症性物質が漏れ出てむくみが生じるとされているようです。

 

1-3 身体の水分調節、摂取量と排せつ量のバランスとは?

熱中症と水分は密接な関係性があることがここまででご理解いただけたのではないかと思います。身体の中での水分バランスをまとめておきたいと思います。

【身体の中での水分量】

人の身体は、「」で出来ていると言ってもよいほど、成人は、体重の約55~60%を占めています。乳児では80%、幼児では70%、年齢とともに水分も失われ、高齢者では約50%となります。

身体の水分量身体の化学組成

<  身体の水分量  ・  身体の化学組成  >

体内の水分のうち、約70%は細胞内、約30%は、組織や血液中となります。はじめに体内での水の役割を見ていきましょう。

水は、体内を循環しながら重要な役割をしています。

  • 酸素と栄養素を全身の細胞へ与える
  • 体内の老廃物を受け取り、排せつをする
  • 体温調節機能
  • 体内の代謝機能
〔水の摂取量と排泄量〕

これらの内訳、成人の水の摂取量と排泄量は通常同じ量となっています

摂取量  2,500ml
  • 飲料水 1,300ml
  • 食物中  800ml
  • 代謝水  400ml

※代謝水とは、栄養素が体内で代謝される際に生じる水のこと

排泄量  2,500ml
  • 尿   1,400ml
  • 汗    600ml
  • 呼吸   400ml
  • 便    100ml

水の摂取量と排泄量

<水の摂取量と排泄量>

人は、体内の水分、体重の

  • 2%   失うと、強い喉の渇きを感じます
  • 8%   失うと、めまい、呼吸数が増加します
  • 20% 失うと、生命を維持できません

人は、水が一滴もない状態では、5日と生きていかれません。。。

※関連ブログ 「身体に大切な水の代謝のおはなし

 

2.人が脱水を起こすと・・・脱水症とは?

脱水症とは、体内の水分量が不足している状態を言います。

【脱水になると・・・】

人が水分を失う原因として、炎天下など熱暑環境での大量発汗以外に、嘔吐や下痢でも水分を失います。そのほか、利尿剤の使用時も尿量が増え、脱水を起こすことがあります。脱水を引き起こすと、喉の渇きを感じ、発汗や排尿も抑えられますが、さらに脱水がひどくなると、錯乱やめまいを感じるようになり何らかの対応が必要となります。飲水により水分補給、場合によっては、静脈からの水分投与することが必要となります。水分とともに失われたナトリウムやカリウムなどの電解質も補給する必要があります。

◯摂取量と排せつ量のバランスを失う〕

脱水は、摂取する水分よりも排泄されてしまう水分量、失う水分が多い場合に起こります。病的な状態、嘔吐、下痢、などの場合は注意が必要です。利尿薬の使用による尿量の増加や長時間の激しい運動のときの多量の発汗などの場合、水分摂取が減少する脱水を引き起こします。

◯脱水を起こしやすい人とは

高齢者は、口渇に対する機能が低下していることが多く、喉が渇いたと感じられることが少なくなります。その結果、飲水するタイミングが遅くなり、脱水状態になっていても気がつかない場合が多くみられます。

また、尿の排泄量が増加する疾患(糖尿病、尿崩症、アジソン病など)も脱水を招きやすく注意が必要です。

前回のブログでもお伝えしたように乳児や幼児の脱水にも注意が必要です。成人などと比較し、下痢や嘔吐を引き起こすと、身体から失なわれる水分の割合比が大きいためです。

【脱水症状とは?】

脱水状態になると、脳の口渇中枢が刺激さえ、喉の渇きを強く感じます。水分摂取が、失われる水分量に追いつけない場合、さらに脱水症状は進みます。発汗が抑えられ、尿の排出量が減少します。身体は、必要な血液量と血圧を維持するために、組織の細胞から血液中に水分を移動させます。そのため、組織の水分を失うために機能しなくなります。

・軽度~中等度の脱水の症状
  • のどの渇き
  • 発汗の減少
  • 皮膚の水分消失にともない乾燥、弾力性の低下
  • 尿の産生量の減少
  • 口腔内の乾燥
・重度の脱水
  • 喉の渇きの減少
  • 血圧低下
  • ふらつきや失神
  • 重度の血圧低下によるショック状態
  • 腎臓、肝臓、脳などの重度の臓器損傷
  • さらに、脳細胞のへの影響による錯乱~昏睡
〔高齢者への注意〕

高齢者は、体脂肪の割合が少なく、水分量も減少していることが多くみられます。さらに、飲水量が少なく脱水を引込しやすい状態にあります。ひとりでの水分補給が困難な場合もあり、注意が必要となります。

また水分過剰も起こしやすいために、水分バランスには注意が必要です。高齢者は、腎機能の低下により、余分な水分を排せつする能力も低下していることがあります。そのために、若い人より水分過剰を起こしやすいとされています。むくみは、体内に過剰な水分がある状態を示しています。

【脱水を起こしたら・・・】

脱水状態になると通常、血液中のナトリウム濃度が上昇します。多量の発汗、嘔吐、下痢などの場合は、水分とともに電解質も失われますが、電解質異常に水分が消失しています。そのため、軽度の脱水では、水分摂取での対応で改善されます。ドラッグストアなどで販売されている、経口補水液は、軽度の脱水に有効とされます。特に小児の嘔吐や下痢で発生した脱水に効果的があるといわれています。

・中程度~重度の脱水の場合は、水分とともに、電解質も排泄されていますので、失われた電解質、特にナトリウムやカリウムを補うためにことが大切です。吐き気や下痢などの症状により、脱水となっている場合は、医師に指示による対応をお勧めいたします。嘔吐や下痢などへの投薬も必要となるかと思います。

・重度の脱水があると思われる場合は、点滴などの補液が必要となります。早めに診療機関への受診をすることが必要となります。

暑い日や長時間の運動中や運動後には、多めに水分を補いことが予防に繋がります。天候や運動量のより必要な水分量は異なります。激しい運動の際は、電解質も補う必要があります。ただ、市販されているスポーツドリンクには、糖質もかなり含まれているために含有成分は必ず確認することをお勧めいたします。

 

3. 解熱剤が効かない心因性発熱とは?

人の体温調節機能では、強いストレスにより発熱することがあります。体温調節機能には、自律神経とホルモンが関わっています。心身症のひとつ、心因性発熱の原因と症状も、ここでいっしょにまとめていおきたいと思います。

【心理ストレスによる体温上昇とは】

ストレスに対して、体温が上昇するという身体反応は、哺乳類が本来持つ生理反応の一つです。いわゆる、交感神経が優位となる戦闘態勢です。野生動物が天敵に狙われたとき、中枢神経系や筋肉の温度を上昇させ、直面した危機に対して切り抜けるための身体反応と考えられています。ストレス社会となった現代、慢性的なストレスにより体温した体温が下がらない心因性発熱という症状をもたらすとされます。そして、解熱剤が効かない発熱とされています。

〔解熱剤の効かない心身症〕

心因性発熱とは、通常の感染症とは異なり、精神的なストレスや重圧感などが原因とされ、心身症とされています。37℃前後の微熱から38℃以上の高熱を発することもあり、発熱の高さにより原因が分けられるとされています。

●37℃前後の微熱

37℃前後の微熱の場合、慢性的ストレスや精神的重圧などが複数、長期間持続することが原因となっています

●38℃以上の発熱

38℃を越える高熱の場合、ストレス要因が明確な場合が多いとされます。個人的な対象に対して、限定された事象に対するストレスなどが原因の場合に発熱するとされています。固定人物からのトラブル、苦手な営業職、仕事上での特定作業などが考えられます。

〔心因性発熱の症状〕

自分の平熱よりも高温となるため、微熱でも、高熱でも倦怠感を訴えることが多くいます。その他。下痢や嘔吐などの消化器症状や腹痛などを合併することがあります。

●子どもと大人との心因性発熱の違い

心因性発熱は、年齢や性差には関係なく発症します。子どもの場合、大人に比較し、体温調節機能が未発達な場合が多く、大人に比較し高熱となりやすい場合が多いとされています。子どもの場合は、ストレスの原因がはっきりとしている場合が多く見られ、登校前になると、高熱や腹痛、頭痛なども引き起こし、学校への欠席連絡をした後になると平熱に戻り、症状も治まるという場合があります。

【心因性発熱のリスクとなる性格特性】

  • 完璧で几帳面な性格
  • ストレスをためこみやすい性格
  • 周囲に対して気を使い過ぎる性格
  • 義務感が強すぎる性格

【心因性発熱への対応方法】

心因性発熱が持続している場合は、睡眠と休息は必須です。仕事を押し込めない、心に余裕をもたで、身体を休めることです。ストレスとなる原因が明確な場合は、その原因を取り除くことがもとめられますが、物事も受け止め方を見直すことが大切だと私は思います。

発熱は主訴となるために、内科を受診することが多く、原因がはっきりしないためにストレスが原因だと判断されます。その後、心療内科や精神科への受診となり、心理療法や、カウンセリングなどが行われます。心因性発熱には解熱剤は、まったく効果はありません。

 

生理検査アティテュード®からのメッセージ

自然との共存、体温と自然との関係性

日常、私たちは、自然からさまざまな影響を受けながら生活しています。それは元来、自然の恵みを受けながらも抗うことができないのだと私は感じています。

そんな毎日の生活の中で、暑い日には、少しでも涼しくなるような涼感を生活の知恵として取り入れることを考え、寒い日には、温かい服装に、温かい食べ物からも暖を取ったり、さまざまな工夫をしながら生活しています。今日説明した、「自律性体温調節と行動性体温調節」を通常自発的に行っています。

前回のブログ、幼児の熱中症対策のところで、幼少期から学習させることが大切だとお伝えしました。昔と比較し、住環境が整っている現代社会では、温熱中枢の機能、人の適応能力が低下してきていることも指摘されています。その反面、地球温暖化などの影響もあり、自然環境に適応できない人が増えているように感じます。その結果、熱中症の発症率も増加してきているのではないでしょうか。だからこそ、幼少期からの体温調節機能を助けるためのノウハウを学習などと指摘されるのだと私は思います。

❍自分に使う言葉だけでも人は変われます

戦闘態勢を解除するのも自分自身です。決して投薬では治りません。そのことだけでも理解して戴けたらと思います。

私は、4月に入ってから予定している「健康講座」その中では、実践をおこないます。身体の不調の原因、メカニズムを理解して、その対処方法まで組み込んだ他には無い、実践までの健康講座です。手前味噌の宣伝になってしまいますが、元気でいて欲しい、その願のみです。

※よろしければこちらのサイトから

今日のまとめ

  • 温熱中枢は、脳の視床下部が担い、熱産生と熱放散のバランスを保っている
  • 熱射状態では、皮膚血管を拡張させ、発汗により熱放散を高め、熱産生が抑えられる、寒冷時にはその逆となる
  • 水分摂取量と排せつ量のバランスが脱水に関与している、脱水を起こすと、熱中症を発症しやすくなる。

 

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