『元気の出るJunchanのblog』ご訪問ありがとうございます。医療スタッフのメンタルパートナー かたよし純子です♪

夏の健康生活の2回目です。月曜日は、「水」の大切さをお伝えしました。生活習慣病の予防のためには運動習慣も心がけたい、運動の大切さを、先々週からお伝えしてきました。梅雨から夏場にかけて、雨だから、暑いから、熱中症にならないように、何となく運動から疎遠になりがちな方もいるのではないでしょうか。そんな夏場にも体調管理に気をつけて運動を心がけたいものです。運動する際にも注意したい項目をまとめていきたいと思います。プラスの情報は、最近聞く、ロコモティブシンドロームをお伝えいたします。

1.夏の運動で気をつけたい3つの知識

1-1 人生の質を変える、運動のもたらす良い効果を知る 

1-2 運動と水分の関係性、熱中症予防のための基礎知識

1-3 熱中症とはどんな状態? その対応方法

 

1-1 人生の質を変える、運動のもたらす良い効果を知る 

生活習慣病予防に、運動習慣のお勧めをしてきました。はじめに運動効果についてまとめていきましょう。肥満解消や体力増強、心肺機能を高めるなど、生活習慣病予防のためには、適度な運動が大切なことをお伝えしてきました。適度な運動習慣が基礎代謝を高め、筋肉を維持して、心肺機能向上し、若々しい身体を保つ効果があります。無理なく楽しく自分に合った方法を見つけることが課題となるのではないでしょうか。

その一方で、さぁ、今日から頑張ってジョギングしようとか、スポーツジムに申し込んでとか試みるけど長続きしない、逆にどうせできない、ダメだから、ムリとマイナス効果に陥っている方も多いのではないかと思います。では、どうしたら運動が続くのかに、今日はつなげていきましょう!

【運動の効果を知る】

運動を毎日の生活に取り入れることで得られる効果にはさまざまなものがあることが知られています。運動習慣のある人とない人での明らかになってきています。単に平均寿命を伸ばすことだけではなく、健康寿命をを伸ばすことを目的する。運動することで生活習慣病の予防はもちろんのこと、うつなどのメンタル面での効果も得られます。運動効果を簡単に身体面とメンタル面で挙げてみました。

〔身体的効果〕
  • エネルギー代謝の亢進
  • 体力を向上
  • 生理機能の正常化
  • 生活習慣病予防

肥満改善、糖尿病対策、高血圧改善、脂質異常症改善、脳卒中予防、心臓病予防、骨粗しょう症予防など

〔心の健康効果〕
  • 気晴らし、気分転換
  • 健康感の向上、ダイエットへの期待感
  • 毎日の生活への充実感
  • ストレス解消

【身体的効果とは】

健康維持のために軽い運動を継続的行うことが生活習慣病の予防にもつながります。毎日健診で若い人も生活習慣病だと思われる方々に多く出会います。中高年の問題だけでは無いことを自覚して欲しいのです。

実際にどのようにして効果が得られるのかを以下にまとめていきます。

〔心肺機能向上〕

運動時は、身体が酸素を必用とするために、呼吸数が増加し、脈拍もあがります。そのために心臓の心拍出量が増加します。肺でのガス交換量も当然増加し、効率がよくなります。そのため最大酸素摂取量が増加します。最大酸素摂取量とは、Maxでの運動時に体内にどれくらいの酸素を取り込めるかの量です。最大酸素摂取量が高まると、心肺機能が向上したとされます。

運動することで体内に必要な酸素を取り込みはじめます。運動習慣を身につかることで、運動に適応できる身体に機能向上が促されます。身体全体に酸素を供給するために、心臓の機能が活発化され、適応し始めます。特に有酸素運動では、酸素を用いながら運動するために肺の働きを活発化することができます。心臓に加わる刺激は、心筋にも作用し、心臓の血管も増加し、心機能も向上していきます。

逆に運動習慣の無い状態では、急激な運動に対して心機能が追いつかず対応できなくなります。

人の臓器は、使われないと退化し始めます。機械も使われないと錆びついてしまいますよね、人の身体も同じなのです。思い直すと、人類の進化がそのことを物語っているの得はないでしょうか。

〔血管・血圧の運動による変化〕

運動することで通常は、血液循環がよくなり、血圧は一時的に上昇します。しかし、軽い運動ではさほどの血圧上昇をきたしません。そのため軽度の運動を継続的に行うことで、血圧を下げる効果をもたらします。運動をすることで、血液中のタウリンという物質が活性化されます。タウリンは、血圧の抑制に関わる働きをしています。さらに、動脈硬化の防ぐ役割をもつ善玉コレステロール、HDLコレステロールの上昇を促すことにもつながります。

〔骨代謝の改善効果〕

骨に運動することで負荷をかけることがカルシウム量の減少を抑えます。軽い運動でも、カルシウムを骨に定着させ、骨の形成を活性化させることができます。逆に運動量が減少すると、骨量も減少してしまいます。

〔筋肉量の増加が基礎代謝を高める〕

基礎代謝とは、人が生命を維持していくために生理的に必要なエネルギー量です。基礎代謝が上がることで、脂肪燃焼の効率が上がります。ことばを変えると、痩せやすくなるということです。筋肉量が上がることで、この基礎代謝量があがります。また、筋肉を鍛えることで、心臓への負担も軽減されます。筋肉のを鍛えると適度な刺激が骨にも伝わり、相乗効果で転倒による骨折防止に繋がります。

骨折は、高齢者にとって寝たきり状態に繋がる、重篤な危機を招くことになりかねません。数日間動かないことで、筋力も骨量も低下します。高齢者は、入院など環境変化は、認知症への引き金にも繋がりかねません。

〔糖代謝の改善効果〕

運動することで、糖代謝も促進されます。筋肉でのブドウ糖や脂肪の利用が促進され、肥満防止に繋がります。運動を初めて初期には、筋肉に蓄積されたグリコーゲンが消費されますが、引き続きブドウ糖が消費されるようになります。さらに継続的な運動効果により、ブドウ糖の次に、脂肪も徐々に利用されるようになります。15~20分以上の運動の継続で、内臓脂肪や皮下脂肪が消費されるようになります。筋肉中の脂肪利用効果は、トレーニングの継続により増加していきます。

運動効果によりインスリン感受性も高まります。インスリン感受性が高まることで、ブドウ糖の利用が促進され、血糖値を下げる効果が得られます。(インスリンは膵臓から分泌され、インスリン感受性とは、ブドウ糖の代謝効率のことです)

【心の健康効果とは】

運動をすることで、心理的緊張感もやわらげることが出来ます。日々のストレス解消や、悩みの解消など、心因性の欲求不満などにも効果を得ることができます。爽快感や意欲向上、不快感解消など心理的にもよい面が多く得られます。

〔運動による心理的効果〕
  • 神経系への運動効果

運動することにより、認知機能を向上させ、ストレスを解消し、鬱への予防にも役に立ちます。記憶、イメージ判断力などの思考力にも影響を及ぼします。

  • エンドルフィン効果

持久的運動により、エンドルフィンの分泌が促されます。モルヒネのような陶酔効果を持ち、心理的な爽快感が得られます。

  • カタルシス効果

心の浄化作用、カタルシス効果と同じような効果が得られます。緊張や不安、イライラなどネガティブな感情を解消させ、不快な感情を浄化させます。

  • 自己概念への効果

体力増強を得ることで、自分自身へのボディイメージの改善効果、自己達成感を得ることができます。

  • 運動することで親和感を得ることが出来、情緒面へのプラス効果
  • 運動後の爽快感

身体組織が活性化されることで爽快感が得られます。

 

このように、運動することで、心理面にもさまざまな効果を得ることがあります。運動は単にストレスを解消や耐性ばかりではなく、抗うつ作用や抗不安作用への効果も実証されています。

【運動の自覚的効果】

運動を行うことで、効果を実際に自覚することも良い効果が得られます。運動により、さまざまなストレス解消や、疾患予防に効果をもたらしていることが実証されています。ダイエット効果での体重減少や、スリーサイズの変化は、視覚的にも実感でき、達成感、満足感を味わうことが出来ます。出来たという感情が自己肯定感の向上にも繋がります。日常生活にもさまざまなプラス効果として現れ、仕事面への良い効果や、人間関係の改善にも繋がることがあります。運動効果のこのような視覚的効果は、自己のメンタル向上にも、更なる持続効果にも期待できます。人生の質を変えることにも繋がります。

【運動不足病が引き起こす心と体の問題】

日常生活の中で、生活の利便性が、身体を使わなくなった。

便利になった世の中は、動かなくてよい状況を生み出しています。そのこともますます運動不足を招く原因となっているとも考えられるのではないでしょうか。駅の階段もエスカレーターしかないところも多く、確かに大きな荷物があるときや、ベビーカーや高齢者にとっては利便性も向上しています。だからなおさら考えなくてならないこともあるように感じています。

家での家事も便利になっています。お掃除ロボ、欲しいのですがまだうちにはありません(笑)最近では窓拭きをするお掃除ロボも、介護ロボまで登場していますが。家事も利便性が向上し、日常の中で、身体を動かすことが確かに減っています。「運動不足病」そんな名称まである時代なのです。生活習慣病=運動不足病だとのことです。

考えられる影響              運動不足病で引き起こされる疾患 
  • 脂肪の蓄積     ⇨ 肥満、高血圧、脂質異常症
  • 心肺機能低下    ⇨ 息切れ、頻脈
  • 筋肉の萎縮     ⇨  腰痛、膝痛
  • 起立調節障害    ⇨ めまい、脳貧血
  • 糖代謝機能低下   ⇨ 糖尿病
  • 骨密度低下           ⇨  骨折、骨粗しょう症
  • ストレス耐性力低下 ⇨   情緒不安定

いかがでしょうか。実際に、自分の中の問題解決に役に立つヒントが身体を動かすことで、得られるということがよくあるのです。私自身が、日常生活の中でもよく体験することです。運動が思考を活性化させ、自己の中の問題解決に繋がるのです。行き詰ったら、身体を動かす。思考も動きます。

運動をすることで、どのような健康生活を手に入れたいのか、運動効果を得ることで、毎日の生活をどのようなものにしていきたいのか、手に入れたい生活をしっかりと描くことが大切です。さあ、いつから習慣運動を始めますか?

 

1-2 運動と水分の関係性、熱中症予防のための予備知識 

運動するときの注意点として、体温調節と水分補給をとの関係性をまとめておきましょう。人が温熱条件によって体温調節中枢で一定に保たれていることは前回月曜日のブログでお伝えしました。人は恒温動物で、エネルギー代謝よる熱発生と体表面からの熱放散とで恒常性を保っています。そのために運動の際には、エネルギー代謝により、体内では熱を産生することになります。その熱の発生は、発汗で水分を蒸発させることで熱を下げ、体温調節をしています。この仕組がバランスを崩すと熱中症を引き起こします。

運動をする際には、水分補給をする必要があり、その量は、運動の時間と強度、さらに運動時の気温と湿度により調節しなければなりません。夏場や梅雨の湿度が上昇する時期は、運動による体内の熱産生にプラスして、外気による温熱調整もさらに必要となることは言うまでもなく理解できるのではないでしょうか。

水分補給をしないと、細胞外液の濃度が高まることで、筋肉に必要な栄養補給が滞って老廃物を排出しにくくなってしまいます。運動中、水分は汗となって体外に出ていくために補給しなければ身体は、脱水状態になり、そのまま続けていると、体温が上昇し、熱中症となってしまいます。さらに、発汗によって水分とともに塩分も奪われると筋肉のけいれんや、気分が悪くなります。運動前の水分補給、運動中は喉が乾いていなくても水分を取る必要性があるのです。

水を摂るタイミングは、一般的に400~600mlくらいの量を運動の30分前に補給し、運動中は15分おきに100~200mlくらいがよいと言われています。状況に応じて調整する必要性があります。気温や湿度により状況は変わります。これからの季節は特に、気温や湿度により状況も大きく変化します。大量の汗をかく時は、水分も多めに摂る必要性があります。真水よりも塩分をプラスした0.1~0.2%くらいの食塩水が適しています。1リットルの水に対して1~2gの食塩をプラスします。

【運動中気をつけたい諸症状】

〔動悸、息切れ〕

服を緩め、安静を保つ

〔呼吸困難〕 

呼吸が楽にできる体位を確保する、膝を曲げてゆっくりと座るなど、安静にして、頭を動かさないように寝かせる。呼吸数に注意をする

〔肉離れ〕

急激な運動により、筋肉の結合組織が断裂した状態、痛みがある場所を挙げ、伸縮包帯やサポーターで圧迫固定する。固定後、患部を氷のうなどでよく冷やす。そのまま受診をしてください。

〔こむらがえり〕

足がつった状態、血行を促し温めるなど、軽くマッサージをする、水分不足によって引き起こされるため、水分・塩分を補給する。

〔めまい〕

すぐに運動停止、脳貧血を起こしているため、足を高くして横になる。運動前に医師の診断を勧めます。

〔吐き気〕

運動の強度をゆるめ、クーリングダウンをゆっくりと行う。酸素不足により生じていると考えられます。

 

1-3 熱中症とはどんな状態? その対応方法

月曜日にお伝えした、温熱条件(温度・湿度・気流・輻射熱)の変化により条件が悪くなると身体へ負担しきれなくなるほどの状態になると、熱中症を起こします。人は、暑さを感じると発汗により、体温を一定に保とうとします。さらに高温に近づくと発汗作用は限界に達し、高温のままから下げられなくなってしまいます。脈拍も上昇し、体内温度が上昇し続け、温熱条件に生体反応が対応しきれなくなります。

このような状態に陥ると、多量の発汗に伴い、水分、塩分の著しく失うことになり、脱水により脳や身体の血液循環に異常をきたします。この状態が熱中症です。血液循環機能を失うと、顔色は蒼白となり、皮膚の赤みも失われます。

そして、さらに体温が上昇し続けると生命が危険に晒されます。この状態で。体温は40℃を超え、顔面が紅潮し、皮膚は脱水のために乾燥した状態、緊急の救急要請が必須です。以下、簡単に熱中症を段階ごとに追ってまとめていきましょう。

【熱中症の症状】

40℃以上の高熱、大量の発汗、めまい、失神、筋肉痛、筋肉の硬直、けいれん、頭痛、吐き気、倦怠感、意識障害

【Ⅰ度 熱けいれん】

体温を下げるために発汗が起こります。汗には、水分と塩分も含まれています。高温多湿の環境では、運動や作業による多量の発汗作用が起こります。失われた水分と塩分をバランスよく補わなかった状態です。水分のみが補われた結果、熱けいれんを起こします。塩分が不足するとナトリウム欠乏症による脱水症状を起こします。筋肉が興奮し、手足に筋肉の痛みを伴うけいれんが引き起こされます。

熱けいれん、熱疲労の場合は、体温を下げるために血管が、拡張します。そのため血圧が下がり脳貧血状態となるために、頭は、低くして、足を高くして脳に血液が回るようにします。

〔熱けいれん症状〕
  • 発汗、吐き気、めまい、口渇、腹痛を起こす
  • 体温は平常、または軽度上昇する
  • 皮膚、表情は青白く、ベトベトしている
  • 脈が弱く早くなり、血圧低下
〔熱けいれん 手当て〕
  • 風通しよく、涼しい場所に移動、足を高くし、横向きに寝かせる(吐いたものを詰まらせないように)
  • 塩分を含む飲みものを飲ませる ※ 食塩水、スポーツドリンクなど

【Ⅱ度 熱疲労】

Ⅰ度よりも思い中等度の状態です。多量の発汗、体内から水分と塩分が失われ、ともに補われなかった結果、水分、血液量が減り、疲労感、吐き気、めまいなどがおこる

〔熱疲労 症状〕
  • 疲労感、脱力感
  • 意識低下し、もうろうとした状態、呼びかけに対して僅かな反応のみ
  • 頭痛、めまい、吐き気
  • 皮膚、表情は青白く、やや冷感
  • 体温は、平温または若干の上昇のみ
〔熱疲労 手当て〕
  • 風通しよく、涼しい場所に移動、下半身を高くし、安静に寝かせる
  • 衣類を緩める、塩類を含む、スポーツドリンクなどの水分補給をする

【Ⅲ度 熱射病】

いちばん重篤な状態です。熱けいれんや熱疲労の状態が放置されると、さらに重篤な状態へと移行します。脳の中枢機能がダメージを受け、破壊されます。長時間の高熱にさらされることで、体温調節が異常となり、発汗が停止、体温が下がらなくなってしまい熱射病となってしまいます。

〔熱射病の症状〕 
  • 発症初期は、著しい発汗、しだいに口渇、頭痛、嘔吐、全身倦怠、
  • 体温40℃を超える(場合により、42~43℃にまで達する)
  • 意識低下、昏睡、けいれんなどおこす
  • 皮膚、顔面は赤みをおび、熱っぽい状態、極度の脱水により、乾燥状態
〔熱射病の手当て〕
  • 風通しよく、涼しい場所に移動し、安静を保てる場所に移動させる
  • 体位は、水平または、血圧の上昇を抑えるために頭を高くして、顔は横向きにする(吐瀉物の誤飲を防ぐ)
  • 衣類を緩める、身体は冷却する。腋窩(わきの下)、頸動脈(首)、鼠径部(足のつけね)など効果的な場所をできれば氷で冷やす。
  • 意識がしっかりしている場合は、水分補給を行う
  • 意識消失時や、吐き気などを伴う場合は、救急搬送を行う。

以下に表にまとめました。

<熱中症の程度と対応>

程度 症状 原因 発汗
Ⅰ度 熱けいれん 軽度 筋肉のけいれん 痛み 水分・塩分の不足 存続
Ⅱ度 熱疲労 中等度 頭痛、吐き気、めまい頻脈、失神 水分・塩分の不足 存続
Ⅲ度 熱射病 重篤な状態 高温の体温上昇、意識喪失 体温調節機能の不全 停止

3段階に大きく分かれますが、判断のポイントは、ちょっとおかしいなと感じた時の顔色です。気分の悪さを訴えている人の顔色で初期対応しましょう。青白かったら、血液循環が失われています。涼しい場所に移動して、頭を低くして、脳に血液を送ります。顔色が真っ赤なら、体温が上昇しています。頭を高くして顔は横にして涼しい場所で休ませます。意識が怪しい状態ならば、救急要請をしましょう。

自分自身でも、強い陽射しの中で歩いていて気分が悪くなったら、日陰で休息をとり、水分・塩分を補給するように心がけましょう。

熱中症は、このように身体が温熱条件に対して体温調節中枢が働かなくなった状態です。身体が夏の気候に慣れていないこの時期、急激な気候の変化についていけなくても起こりえます。日常から、軽い運動を心掛けることも、きちんと視床下部の体温調節中枢に刺激を送り、発汗機能を促進することにも繋がります。快適な温度条件の場所でばかり生活をしていると、急激な温熱条件に身体も対応しきれなくなるのではないのでしょうか。汗をかくことも必要なのです。

日常から、自然を感じながら生活をすることも大切なのだと思います。

 

熱中症

<熱中症>

 

2. 最近良く聞くロコモティブシンドローム とは?

ロコモティブシンドロームということばを聞いたことがあるでしょうか。運動器症候群とも言われます。

運動器の障害や、衰えにより、歩行困難など要介護になるリスクが高まる状態のことをいいます。運動器機能不全のこと、日本整形外科学会が2007年に提唱した呼び名です。厚生労働省が、健康21の中で認知度を高めることにより、要介護への予防啓発や、高齢者の健康維持のために推進しています。

運動器とは、骨、関節、筋肉、神経など、人の運動に関わる器官の総称です。これらの運動器が連携して機能することで、人は運動できるのです。これらのうちの1つでも機能低下が起こると運動障害を引き起こし、複数の運動器が障害を受けることもありえます。このように運動器全体を見ることをロコモティブシンドロームの考え方と言えます。

ロコモティブシンドロームのチェックは以下の方法でおこなってみてください。

  • 片足で靴下がはけない
  • 家の中でつまずいたり、滑ったりする
  • 階段を登るのに手すりが必要である
  • 横断歩道を青信号で渡りきれない
  • 15分くらいを続けて歩けない
  • 2kg程度の買い物をして持ち帰るのが困難(2kg:牛乳パック2個程度)
  • 家の中や重い仕事が困難(重い仕事:掃除機の使用、布団の上げ下げ)

以上のうち、1つでも当てはまればロコモティブシンドロームの可能性があります。若い人でも、ぜひチェックしてみてください。特に、たったまま、靴下を履くこと出来ますか?

運動器は、筋肉や関節、骨、神経が関連して私たちが生活の中での必用な行動ができるための器官です。それぞれが私たちの内臓もそれぞれの臓器が関係、連携しあって身体を維持している生命を維持しています。そして、運動器は、内臓器官で作られたエネルギーをもとに動いています。食べたものが運動器を作っているのです。

【ロコモティブシンドロームの原因】

  • 加齢や運動不足による筋力の低下、バランス能力の低下
  • 肥満による膝、腰などへの負担増加
  • 低栄養による痩せすぎから引き起こされる骨量低下、筋肉量の減少 ※サルコペニア
  • 運動器疾患 骨粗しょう症、変形性関節症、脊柱管狭窄

これらの疾患により、自立度が低下し寝たきりや、要介護へのリスクが増します。

【ロコモティブシンドロームの予防】

〔適度な運動〕

ウォーキング、スクワット、ラジオ体操など筋力やバランス能力を保つための軽い運動を日常的に行うことを心掛ける。

〔習慣的な運動〕

通勤時を利用した簡単できることから習慣化する努力。一駅歩く、階段を極力利用するなど誰にでもすぐにできることから運動能力を高めていく。

〔食生活改善〕
  • エネルギーの不足に注意

低栄養は、筋力を低下させ、基礎代謝を下げてしまいます。エネルギーが不足すると、身体の構成成分であるタンパク質が使われ分解されてしまいます。筋力量の低下つながります。

  • 骨を強くする栄養素を摂取するように心がけます。

カルシウム  乳製品に多く含まれる

ビタミンD  カルシウムを骨に定着させる働き

マグネシウム カルシウム1に対して、マグネシウム2の割り合いです

タンパク質  骨を作るためにタンパク質(コラーゲン)も大切です。

  • タンパク質をバランスよく摂取

筋肉量の低下を防ぎ、筋肉を作ります。肉類の摂取も大切です。

【サルコペニアとは?】

加齢に伴う筋力の減少、老人に伴う筋肉量の減少をいいます。骨格筋量の減少は必須、それ以外に筋力、運動機能の低下のいずれか認められる状態です。

〔サルコペニア診断〕
  • 筋力量減少
  • 筋力低下 ※握力などの低下
  • 身体機能の低下 歩行速度など

※ ①は、必須、その他に② or ③の両方またはどちらかがある場合、サルコペニアとなります。

 

3. 身体の声を聴きながら、美しい姿勢を保つと

運動習慣に関してさまざまなことをまとめてみました。しかし、私自身が、運動に関してはあまり褒められたものではないところもありますから…笑

でも、歩くこと、エレベーター、エスカレーターは出来得る限り使わない、階段利用。近くの駅は、極力早めのスピードで歩くことを心がけ、ちょっとしたストレッチや週1回のヨガは必ず行く。この程度は実践しています。

今日常でいちばん気をつけているのは、姿勢です。骨盤を起こすことなのです。骨盤がゆがむと姿勢が悪くなります、身体を支える骨格、脊椎の位置にも影響します。脊柱は、ゆるくS字を描いています。実によく考えられていますよね。まっすぐでは、さまざまな動きに対しても対応出来ないのではないでしょうか。美しいS字をきちんと維持させていかなければならないと私は思いました。S字で重たい頭を支えてくれているのです。骨盤を立てて、きれいなS字カーブの背骨の上にちゃんと頭をのせてバランスを保てるように生まれてきているのです。そんな美しい姿勢が崩れると、さまざまな問題が身体に生じてくるのです。

長年、超音波検査を行ってきて背骨が右側に傾き、左足にしびれが出たことがありました。MRI検査で軽度のヘルニアだと診断、それからは、エコーをするときの姿勢に気を配っています。

そして座りながらの検査なので腰を後ろに倒した状態が長かったのでしょう、骨盤が後ろに倒れた状態になりがち、写真を撮った時にやや前かがみになり、貧相な雰囲気に見えます。プロフィール写真を撮る時すごく注意されて苦労したものです。身体の筋肉も左右バランスよく使わないとどこかに歪みが現れます。

そして、日常の中で、身体の声を聴く時間を作ることをお勧めします。どこかに痛みはないか?肩が凝っていないか、自分の腕や足の状態、関節や筋肉の張りや痛みがないかなど、意識していますか?自分の身体は、自分のために毎日頑張ってくれています。人は、身体も脳もいちばん大切にしなければならない資本ですよね。心と身体のバランスを保つことが大切なのです。ゆっくりと自分の身体と会話をすることです。身体のサインをキャッチすることをお勧めします。

私の場合は、心が疲れてくる、ストレスがたまってくると肩から頸が凝ってきて、ひどくなると緊張性の頭痛が現れます。体力的な疲れは、腰が痛くなります。心の疲れ、ストレスはその人の身体の弱い部分に現れがちです。検査をしてもデーターに出てこない。そんな方々の検査を担当させて戴くこともよくあります。心のサインが身体に現れて、休息をさせてくれているのですね。

自分の身体の声を聴き、感謝ししましょう。毎日歩いてくれてありがとう。ご飯を食べさせてくれてありがとう。毎日いろいろ考えてくれてありがとう。自分を守ってくれてありがとう。ちゃんと自分自身に感謝をしたいですね。

人間は、本来運動する力を持ち、生まれてきています。その能力は、使わないとドンドン衰えてしまいます。人間としての本来の能力が退化していきます。使われない能力は、脳は必要ないと判断します。必要のないものにエネルギーが投資されないのは当然のこと、逆に、「代償性」に機能を補うことを私たちの脳は考え始めます。身体もちゃんとその反応を示し始めます。

代償性ということ。。。

腎臓は本来2つありますが、生まれつき1つしかない状態や、片側を失ってしまった場合は、1つの腎臓がやや通常よりも大きくなり、残されている1つの腎臓で自分の身体での腎臓の機能を果たそうとしてくれます。この状態を代償性肥大ということばを用いて表現しています。また必要な通常の血管が閉塞されたりした場合は、必要な血流を臓器に送るため、機能を果たすために、別の血管が太くなり、本来果たすべき血管の代わりのその機能を補ってくれるようになります。この状態も、側副血行路といい、そのような状態に検査で出会う時、ほんとうに心から人間の身体の素晴らしさを実感する瞬間です。

運動しないで必要無い、不要と無意識に脳が感じた機能が、ドンドン退化してしまうことになったらどうしますか?

 

今日のまとめ 

  • 運動習慣は、身体にも心にも良い効果をもたらします
  • うつの予防、認知機能の向上、ストレス解消、自己認識の向上もよく知られる効果です
  • 運動には、適切な水分・塩分補給で熱中症も予防。熱中症は、顔色で処置を判断をする。

 

今週のblog 

『夏の健康生活』

・§1 身体に大切な水の代謝のおはなし     2017.6.19

 

<関連blog>

『健康を考える』

・§1  自分の健康を意識していますか      2017.5.29

・§2 よく聞くけど生活習慣病とは        2017.5.31

・§3  毎日、健康生活を過ごすためのポイント  2017.6.2 (有酸素運動)

『身近な疾患 生活習慣病

・§1  死因の第1位の「がん」を知る      2017.6.5

・§3  循環器疾患のリスクを知る         2017.6.7 (血液循環)

・§2  合併症がこわい糖尿病               2017.6.9

『将来に影響する生活習慣』

・§1 メタボリックシンドローム        2017.6.12 (有酸素運動)

・§2 コレステロールを知る          2107.6.14

・§3 肥満が招く肝臓病、脂肪肝        2107.6.16

 

<関連サイト> 

・熱中症関連サイト   環境省熱中症予防情報サイト

 

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今日も最後までありがとうございました。

 

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