元気&HealthのJunchanのblogにご訪問ありがとうございます。医療スタッフのメンタルパートナー かたよし純子です♪ 今週のテーマは「春」、春は気温が上がりウキウキ気分になる一方、さまざまなストレスと向かい合う季節でもあります。前回のブログでは、「春バテ」を中心に、たくさんあるストレッサーへの理解と、プチ対象法をまとめていきましたその中で春バテほ大きな原因が寒暖差だということをお伝えしましたが、原因となる寒暖差がどのように身体へ影響しているのかをもう少し掘り下げてこいきたいと思います。そして、プラスαでは、5月前に理解して欲しい、おなじみの五月病、そして六月病です。今日も最後までぜひお付き合いください。

 

1.春という環境とストレス機序の理解3項目

1-1 ストレスとなる温度差を知る 寒暖差アレルギーとは 

1-2 春の環境の変化への対応、新たな人間関係への対応策

1-3 ホメオスタシスとストレスが身体に及ぼす影響を知る

今日のプラスα

2.5月病とされる、適応障害とうつ病とは

3.5月に続く六月病にも注意が必要と言われます

 

1.春という環境とストレス機序の理解3項目

春先のよくある環境要因とその対応、そしてそれらのストレッサーがどのように人の身体に影響を及ぼしているのかをまとめてきたいと思います。

1-1 ストレスとなる温度差を知る  寒暖差アレルギーとは

今週初回のブログテーマ、科学的といいながら、今ひとつで仕上がったと感じるので、もう少し突っ込んで今回は、寒暖差がどうして体調不良を招くのかを「寒暖差アレルギー」としてトップにまとめましょう

【寒暖差アレルギーとは?】 

この寒暖差アレルギーについては、「疲労を考える §2 自律神経と疲労との関係性」のところでいちどお伝えしています。今日はもう少し突っ込んでまいりましょう!

〔温度に対する自律神経の機能、血管の収縮と拡張〕

前回もお伝えした、体温調節を行うのが自律神経だとお伝えしました。気温の変化は、血管にも影響し、血管は寒いと体温を下げないようにするために収縮し、暑いと熱を拡散しようと拡張します。この体温調節機能は、自律神経が関係しています。あまりに寒暖差が激しいと、血管の収縮が温度変化に対してその環境に追いつけなくなり、自律神経が誤作動を起こし、身体に不調をもたらしてしまうのです。

〔寒暖差アレルギーとは、血管運動性鼻炎のひとつ〕

寒暖差アレルギーとは、鼻粘膜が腫れることで起きる鼻炎とされています。血管運動性鼻炎の1種とされ、鼻アレルギーと同様の症状がみられるが、アレルギー反応を介していないと思われるのが特徴とされています。多くの場合は、1日7℃以上の温度変化大きい時期、秋~冬の急激に寒くなる秋口や、春先、冷房による急激な温度変化でも症状が現れます。特に今年の春は、この温度差が激しく、春バテに代表される寒暖差の症状が見られる人が多いとされています。(※関連ブログ §2 自律神経と疲労との関係性

【寒暖差アレルギーの症状と対応】

鼻炎の症状、透明な鼻水、鼻づまり、くしゃみなど、それ以外にも、咳、頭痛、不眠、イライラ、食欲不振などの症状が見られるようです。温度差の刺激が鼻の粘膜の血管に作用し、拡張、むくみを生じて、鼻水やくしゃみなどの症状を引き起こすものとされます。通常のアレルギーにみられる、発熱やかゆみ、目の充血などはありません。寒暖差アレルギーは、昨日までは暖かな陽気だったのに、翌日は急激に冷え込むなど、温度差7℃以上の寒暖差により多くみられ、調節しようとする自律神経の対応が追いつかずに乱れることで発症します。

〔鼻炎の症状〕

炎症では無いので透明な鼻水がみられます。くしゃみ、鼻づまりなど、花粉症やカゼと間違えられそうな症状が特徴です。

〔頭痛〕

鼻づまりがひどくなることで頭痛を起すこともあるようです。その他、めまいや吐き気などともに頭痛を起こすこもあるようです。

〔じんましん〕

暖かい部屋から急激に寒い場所への移動で、じんましんが出ることもあり、ひどい場合は、かゆみを伴う

〔イライラ、不眠、肩こり〕

自律神経の不調から、理由もなくイライラする、不眠や肩こりなどの症状とともにみられます。

〔食欲不振〕

自律神経は、胃腸機能にも関連しているために、食欲不振など、胃腸症状も発症します。また、鼻づまりは、嗅覚に影響するために食欲が減退することにもつながります。

【寒暖差アレルギーの見分け方】

〔症状がみられるタイミング〕

急激な気温や環境の温度変化が生じたとき症状がみられる(気温差が7℃以上)、朝晩の気温差が激しい時期、空調設備など室内外の温度差が激しい時

〔鼻水の状態〕

寒暖差アレルギーは、炎症では無いため透明な鼻水がみられます。健康な人でも冬場など急激に室内に入り、鼻水がでることがあるかと思います。それは、鼻粘膜が温度に対して反応しているためです。炎症反応はみられませんので、透明でサラサラな鼻水がみらるのではないでしょうか。寒暖差アレルギーはその状況と同じような鼻水です。カゼの場合は、ウイルスや細菌などに対して、白血球が反応しているために、黄色っぽい、粘り気のある鼻水になります。

〔その他の炎症に関わる症状は見られない〕
  • 発熱は伴わない
  • 咳、喉の痛みなどの症状もほとんどない
  • 眼の充血などの症状も無い
  • アレルギー検査での異常が無い

【寒暖差アレルギーへの対応】

〔体温調節機能へのサポート〕

予防には、服装で寒暖差を感じにくくすることが大切です。リスクがあると思われる人は、毎日の気温予想のチェックは欠かせません。こまめに着るもの寒暖差に対応することがアレルギー症状を起こしにくくするポイントとなります。頚部、足首、手首などを温める工夫をするスタイリングを取り入れる。腹部を温める保温効果のあるインナー、腹巻き、靴下などを用いる、夏場の冷房対策へのひざ掛けやカーディガンなどで温度差への対策を行う。

寒い日は、身体が感じる温度差が少なくなるようにひざ掛けやスリッパを使う、外出時は、マスクするなどを心がけるようにすることも効果的です。

〔筋肉をつける〕

筋肉量が少ないことも原因のひとつです。そのために、女性や高齢者に多くみられるとされます。毎日できる簡単な運動、ウォーキングなど意識的に行うように心がけ、血行を改善し、筋肉量を増やす努力、基礎代謝を上昇させるように運動習慣を取り入れることも大切です。

〔食生活の見直し〕

食物繊維や果物の不足、暴飲暴食が自律神経にも影響します。疲労回復効果のあるビタミンB群、ビタミンC、各種ミネラルなどを意識的に摂るようにすることも大切です。血行を良くするショウガなどの食品を取り入れることも良いとされます。

〔生活習慣を見直す〕

生活リズムを整えること、規則正しい生活パターンを取り入れることも、自律神経のバランスを整えるためには効果的です。質の良い睡眠を取ることが、副交感神経を優位にしてくれます。毎日のストレスをため込まないよう、意識的にその日の内にリセットすることを習慣化することをお勧めいたします。さらに入浴もお勧めできます。温めのお湯に浸かり、リラックスすることで副交感神経が優位になり、身体の緊張がほぐされます。

自分の体調管理を意識的に行うことで春のストレスと上手くつき合っていきましょう。

※関連ブログ:ストレスリセット方法のブログはこちらから 「健康は、3つの習慣改善で

 

1-2 春の環境の変化への対応、新たな人間関係への対応策

人の悩みは人間関係

春は、変化の季節、長年の仕事の中でも何らかの変化がある時期なのではないでしょうか。新旧交代により、多くの歓送迎会がそのことを物語っているようにも思います。

【自分と自分を取り囲む変化】

考えられる変化を自分なりに挙げてみるとその多さに驚くかも知れません。

〔自分自身の変化〕

新社会人、新入学はもちろんのこと、自分の環境が大きく変化する。はじめての場所、はじめての人間関係、初めてに囲まれる期待感と不安感、感じ方は人それぞれ、通勤、通学への方法の変化、慣れない交通機関、新たな生活空間で始めた人は、生活空間からの変化、はじめての土地、地域習慣などなど数えきれない

職場は変わらなくても、人間関係の変化、新人や移動による人間関係の変化、トップや上司の人事による体制の変化など。体制の変化は、かなりのストレスになります。今までの当たり前があたりまでは無くなることもある。新たな問題が起こったり、新体制を提案されたり、強要に近い形式で支持されたり、気が滅入ることもあるのではないでしょうか。特に直属の上司が外部からの既往だと職場の空気感も一転してしまうことを私自身も体験しています。

場の空気感を産み出すのは「人」

前回のブログの生理検査アティテュードの欄も空気感の私の思いをお伝えしていますが、その空間に居心地の良さを創るのは、そこの場にいる人たちだと私は思っています。言い換えると、トップの変化は、空気が変わる、別の職場になったとも言えるのではないでしょうか。

〔身近な人の環境変化〕

自分自身に対して、親しい関係性であればあるほど関係する人自身の変化が、心意的に自分にも影響していることがあります。

例えば、「子どものことを考えると夜も眠れない」こんなことをよく私自身も母に言われた記憶があります。子どもを持つ親ならば、子どもが新たな社会に巣立つ時、その子どもに対してどの様な感情を持っているでしょうか。社会に巣立った今日までのさまざまな思いと感情が入り交ざり、喜びと不安と心配などなど、子どもに対する親の心をひと言で表すことは難しく、人によりさまざまです。思いがあればあるほど、見守るだけの立場としては、自分でも実感しきれていない感情へ思いがストレスになっていることもあるかも知れません。そして、私の母は、孫のことまで心配し、私に不安な気持ちを言っていたことが今でも思い出されます。

さらに、自分のパートナーの変化も大きいのではないでしょうか。新しい環境でのストレスが思わぬ展開となり、喧嘩したり、疎遠になったり。パートナーの変化を思うあまり、疲労や不安や苛立ちを共有してしまったりしていませんか。家族間でも同じ様なことがよくあります。個々の変化を上手く、受け入れることができないと、それもストレスになることがあります。家族への気持ちが強ければ強いほど、その感情が空回りして、「私がこんなに心配しているのにどうしてわからないの」こんな感情がどこかにあるのではないでしょうか。その「感情・思い」の空回りもストレスになります。

【変化への対応策】

よくありがちの例を挙げましたが、この状況、意外に多いのではないでしょうか?

では、どうしたら良いのでしょうか。いちばん大切なのは、ストレスの原因となっているネガティブな感情を知ることからです。ネガティブな感情を意識すること、意外に意識されいない本心に気づいていなことがあるということです。そんなことは無い!と思われる方もいるかも知れません。

〔ステップ1:自分のストレスの意図を知る〕

自分の感情を切り離して、「変化することのない事実」を受け入れることからです。同じ事実に対しても、ストレスになる人と、ならない人がいます。その事実に対する受けとめ方が、セットになっている感情が異なるからです。その理由は、その人にしかわからことであり、その人自身にしか変えることはできません。

Question:「どうして自分はこんなにイライラしているのだろうか?」

この質問を自分にしてみてください。人は、その感情を得るために行動しているということです。そこに、自分に対する利得があるからイライラしているのです。

〔ステップ2:自己を客観的に他人事のように見る習慣〕

イライラや不安など、をどのように処理するのかということが必要になります。上記のステップ1での自分の感情を客観的に受け入れること、そして自分と周囲との見方、考え方は異なるということを意識し、受け入れることからです。自分の価値観と異なる事実がその「ストレス」にあるのではないでしょうか。この場合のストレスは、外因性ストレッサー人間関係などから生じた内因的部分、心理的なストレッサーにより生じるストレスです。環境の変化は、変えることが困難な場合がありますが、人間関係に対するストレスは、ある程度マネジメントすることも可能です。

いわゆる、苦手な相手とのコミュニケーションといわれている部分です。自分と周囲の人との思い描く頭の中のイメージは、違っていて当たり前だということを、分かっているようで分かっていないということです。そのためにも、自分を客観視することに慣れることからです。意外に自分のフィルターで人は見聞きし、判断しているということに気づいていないとも言えます。その手始めとして、自分の行動を他人事のように感じて見ることです。

Question:自分に対して、「あの人は、どのようなことに対して、イライラしているのだろうか?」

自分がどのように見えるかをあたかも他人のように観察してみてください。自分に質問してみても良いかもしれません。

〔ステップ3:他人のフィルターを借りてみる〕

そして、その次に、自分自身の感性を脇に置き、周囲の人のフィルターを借りて見るのです。そんなことはあり得ないと思うようなことに対しても、ひとまず受け入れてみることです。私自身も含めてですが、この発想が意外と出来ないのかも知れません。ダメなものは、ダメだという思い込みを外してみることが大切なこともあります。人はなにかと食わず嫌いとなっていることが多いのではないでしょうか。いつもの自分と、異なることへチャレンジすることは意外になかなか出来ないものです。頭の中で初めにイメージトレーニングしてみることです。

Action:他人のフィルターを通して体験してみる、周囲の人の立場で考えてみる

クリエイティブな発想をしたかったら、これはすごく大切なことなのではないでしょうか。自分の中の選択肢を増やすことなのです。「お~!それは、良いアイデアだ!!」このことばを習慣化してみてください。自分のフィルターが変わるかも知れません。

※関連ブログ 「実現チャレンジへのステップ

 

1-3 ホメオスタシスとストレスが身体に及ぼす影響を知る

人の身体は、「自律神経」「内分泌」「免疫」この3つの機能は、バランスを保っていて初めて健康に過ごすことができます。ホメオスタシスの機能は、これまでも何度はお伝えしてきたことがありますが、ストレスに対する恒常性維持という機能から改めてまとめておきたいと思います。

【ホメオスタシス:生体の恒常性を司る】

  • 自律神経 身体の働きを調性する
  • 内分泌  ホルモンの分泌
  • 免疫   外部から侵入に対する防衛機能

Homeostasis 生体恒常性

<Homeostasis 生体恒常性>

人に加わったストレス情報は、大脳皮質がキャッチし、視床下部へと伝えられます。健康な状態での視床下部では、ストレス状態に対応するために自律神経や免疫機能に対して、司令塔的役割をしています。しかし、過剰にストレッサーを受け続けると、視床下部はオーバーワークとなり、司令塔としての機能が低下し、内分泌、免疫とのバランスを失ってしまうことになります。

身体に何らかの異常が発生しても、3つのバランスが崩れそれぞれが機能しなくなり身体は不調を感じることになります。その身体の不調がさらに脳に対してのダメージにつながり、視床下部へのダメージとしてさらに加えられ、ますます全身の不調が増す結果になってしまいます。

免疫機能の低下は、身体の身体的攻撃に対しても、抵抗力を失うことになります。内分泌の機能低下は、ホルモンバランスを低下させ、身体を正常に保つ働きを奪います。新陳代謝の低下や、内臓機能の低下を引き起こすし、体調不良の状態に陥ることになります。

 

視床下部ダメージの影響

<視床下部ダメージの影響>

 

【自律神経バランス】

身体を多くのストレスから守るために私たちの心と身体は「自律神経」で守られています。脳がストレスを感じると自らの意思とは無関係に、自律神経は、各器官に指示出しをして、身体のバランスと取り、正常に保とうとするために働いてくれています。この働きがホメオスタシスです。

自律神経がどのような働きをしてくれるのかをまとめておきましょう。

〔交感神経と副交感神経〕

自律神経は、さまざまなストレスに対して反応して、24時間、眠っている間も生命維持のために働いてくれています。呼吸、心拍、血圧、体温、発汗など直接身体の機能に関するさまざまな情報に対応するために、必要な各器官に必要な指示命令を出しています。自律神経には、刺激に対抗する交感神経と、興奮状態を元に戻す副交感神経とがあります。

[交感神経]

交感神経は、主に身体を活動状態に保ちます。さまざまな刺激に対して生命維持活動するための活発な生体反応を起こします。初めに生命維持のための呼吸反応、さらに循環反応脳と心臓への血流増加を促します。心拍数、心拍出量は増加し、酸素の確保、各臓器の代謝を促進させます。脳と心臓の血管は拡張し、頭は緊張状態になります。血圧は上昇、体温の上昇、発汗を促し、血糖値の上昇、筋肉中の熱産生亢進し、脂肪の分解、消化機能は抑制されます。いわゆる、活動モードで、戦闘状態、ハイテンションになります。

[副交感神経]

これに対して、副交感神経は、リラックスした状態を取り戻す作用をしています。その際に胃酸や唾液の分泌は亢進し、末梢血管は拡張させて手足の温度を高めます。リラックス状態を取り戻しますので、脳は、安心感を得ることができます。血圧や体温は下がり安定して、消化機能が亢進し、脂肪が蓄積されます。リンパ球が増加し、免疫力が高まります。お腹の腸管の蠕動運動が亢進してグルグルいい始めるのは、リラックスしている状態だということです。

人は、誰に教わったわけでもなく「ホメオスタシス」恒常性を保つ力をその遺伝子の中に組み込まれて生まれてきています。そのことをもっと理解し、意識することが大切なのではないでしょうか。身体の恒常性は、「自律神経」「内分泌」「免疫」のバランスを取るために脳から支持されています。そのバランス調整は、常に無意識に行われているということを知ることで、毎日の生活習慣にも変化があると良いと私は思っています。

 

自律神経のおもな働き

<自律神経のおもな働き>

【内分泌機能】

内分泌機能が低下すると、全身のホルモンバランスが乱れることになります。ホルモンには非常に多くの種類があり、今現在分かっているものだけでも70種類以上あるとされています。ホルモンは、身体の機能調節や、制御作用を持ち、生命や生殖にも関わる大切な化学物質となります。

心臓や脳にはもちろん、消化器臓器、脂肪組織、血管内皮細胞など全身の臓器で作られています。脳の下垂体や甲状腺、副甲状腺、副腎、膵臓、卵巣、精巣などの内分泌からさまざまなホルモンが分泌されています。

この身体の恒常性を維持するために関わっているホルモン機能が低下しバランスを失うと、身体にさまざまな不調となって現れることとなります。ストレスや食生活の偏りからも起こるホルモン異常がいろいろな形で体調不良となり出現することになります。

【ストレスの伝わり方】

人の脳神経細胞は、さまざまな情報を伝えています。その情報伝達は、脳神経から放出された化学物質、神経伝達物質がその役割を担っています。よく聞く神経伝達物質として、アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミン、ギャバ、タウリン、セロトニンなどは聞き覚えのあるものなのではないでしょうか。

〔神経伝達物質の働き〕

これらの神経伝達物質は、精神活動に深く関わりを持っています。人は何らかの刺激を受けると、特定の神経伝達物質が分泌されます。そして、刺激が神経ネットワークを経て脳へ伝えられ、感情が引こ起こされます。アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミンは、集中力、やる気や快感など脳を興奮させる伝達物質となり、アクセル的機能を持ち、ストレスへの対処反応が惹起されます。

逆の作用には、ギャバとタウリンが知られています。心を鎮める物質で、ストレスで生じた緊張を解きほぐし脳のブレーキのような役割を持ちます。セロトニンは、幸せホルモンとも呼ばれる物質で、抑うつ気分を改善させる働きを持ちます。

強いストレスにさらさせると、これらの神経伝達物質は分泌異常が起こり、ネガティブな感情が引こ起こされ、心の疾患の原因にもなります。

【免疫機能とは】

免疫機能とは、身体に侵入してきた、細菌やウイルスなどの異物の侵入を防ぎ、体内での起こる有害な細胞などを排除する自己防衛機能のことをいいます。

外部からの侵入を防ぐために、眼や鼻、皮膚は、涙、鼻水、体毛で異物や、病原体の侵入を防ぐ働きをしています。防ぎ切れずに病原体が侵入してしまった場合には、免疫細胞が機能し、侵入してきた病原体を攻撃し排除する機能をもちます。免疫を司る細胞が白血球です。この、免疫機能には「自然免疫」と「獲得免疫」があります。

詳しい機能は、過去の関連ブログでご確認ください

※関連ブログ 生まれながら持つ免疫力

〔免疫機能と自律神経の関係性〕

交感神経優位な状態が長く続くとアドレナリンの過剰分泌となります。アドレナリンは、顆粒球を活性させ、活性酸素を発生させます。異常な顆粒球の増加は、体内の活性酸素の増加につながり、正常な体内の組織破壊となり免疫機能の低下となり生活習慣や神経痛などの機能障害を招くことにもなります。

逆に、副交感神経優位状態が継続すると、アセチルコリンが過剰分泌され、リンパ球の増加を促します。リンパ球の異常増加は、無害な刺激や異物に対しても過剰に反応しアレルギー反応を示すことになります。

2.よく聞く5月病とは? 適応障害とうつ病 

連休開けの頃よく聞く「五月病」も気になる疾患なのではないでしょうか。五月病もまとめておきましょう。

【五月病とは】

4月から新しい生活を始めた、新入社員や新入生などにみられる、環境適応障害です。やる気があるにもかかわらず、その環境に適応できないでいることに対して、ゴールデンウィークに突入し、一気に疲労感に襲われ、休みが開けても復帰が出来ずに理由不明の身体の不良や気分が落ち込むみうつ病に似たような状況に陥る。ゴールデンウィーク明け頃からよくみられることがあるために五月病と呼ばれています。

正式名称は、「適応障害」あるいは「うつ病」と診断されます。五月病の症状としては、焦りやストレスを感じ、気持が落ち込むようなうつ状態がみられ、下痢や吐き気などの消化器症状となる場合もあるようです。

【適応障害とは?】

適応障害の定義とは、

「ストレス因子により引きおこされる情緒面や行動面での症状で社会的機能が著しく障害されている状態」とされています。

社会環境に適応できずにさまざまな心身症状があらわれ、社会生活に支障をきたす障害をいいます。同じ苦労でも苦痛と感じる人とそうでない人がいます。上手く変化や行動についていけなくなり、重大なこととして、抑うつ的な気分となり、不安や、心配が強く正常の範囲を越えて過剰に反応してしまうのが特徴とされます。女性に多く見られ、特に独身の女性に多いとされます。

  1. はっきりとした心理、社会的ストレスに対する反応となり、3ヶ月以内に発症する
  2. ストレスに対する反応が正常な反応としての予測を越えた過剰な反応となる
  3. 社会的、職業上の機能障害
  4. 不適応反応はストレスが解消されれば6ヶ月以上は持続しない
  5. 他の精神障害がない

適応障害は、ストレス因子が確認できること、著しい苦痛や機能障害が生じているが、そのストレス因子が除去されれば症状が消失することが特徴となります。

【うつ病】

うつ病とは、気分障害の一種で、抑うつ気分、意欲や興味、精神活動の低下、焦燥、食欲低下、不眠、持続する悲しみや不安などを症状とする精神障害です。心身のエネルギーが低下することにより引き起こされ、日常生活に支障を来した状態をいいます。

〔うつ病の精神症状〕

表情変化が乏しくり、動作や話し方が緩慢になり周囲が気づくこともあるようですが、叱咤激励は禁物とされています。怠けていると非難されることや、頑張れと励まされることで、無力感や劣等感、焦燥感が募り、追い込まれる感覚に陥り、症状が悪化することや、自殺願望を抱くこともあるためです。

1.抑うつ感

憂うつ感と不安感が混在した状態。気分がふさぐ、気が滅入る、将来への不安感、絶望感、悲哀感などを抱えている状態、現実感が失われ悲観的な状態に陥っている。何となく、漠然とした不安、ささいなことで腹を立てるなど。

2.思考障害

思考停止、思考制止の状態となり、考えがうまくまとまらず、ささいなことなのにも関わらず、決断に過度の時間がかかる。注意力や集中力が低下し、同じことをグルグルといつまでも考えている。

3.意欲障害

ものごとに対する興味、関心が低下する。行動力がなくなり、動作が緩慢、口数が減る。趣味に興味がなくなる、オシャレな人が服装、髪型を気にしなくなる。着替え、入浴などが面倒、部屋に引きこもる、人を避けるようになる。

【うつ病の身体症状】

うつ病の90%に睡眠障害がみられます。

睡眠障害とは、なかなか眠れない、熟睡できない、何度も目が覚める、目覚めが悪いために朝起きられない、気力がでない。いろいろなことを考えてしまい不安で眠れなくなる、暗い内に目覚めてしまい眠れなくなる早朝覚醒。現実からの逃避行動とも考えられる、寝すぎてしまう状態の過眠、などがみられるようです。そのほか、食欲不振、便秘、めまい、頭痛、口渇、心悸亢進(自分の鼓動を感じてしまう)体重減少、性欲減退、月経異常など、個人差はありますが複数の症状があらわれることが多いようです。

このような身体症状が強く現れ、うつ病だと気づかない場合もあり、症状を悪化させてしまうこともあります。このように、身体症状が強くでることタイプを仮面うつ病といいます。うつ病のこのような症状は、朝方に強く出ることが多く、夜になると症状が和らいでいくことがうつ病の特徴で、日内変動と呼び、日常的な憂うつ感と区別するポイントとなります。

 

3.5月に続く六月病にも注意が必要と言われます 

五月病を調べていくと、六月病も出てきた(笑)何れも俗名となるようです。正式には五月病同様に適応障害やうつ病です。

【六月病の五月病同様の適応障害】

五月病は、当初は、5月のゴールデンウィーク開け頃から、大学の新入生の間で見られることから名付けられた心身の不調で、その後新入社員などにも多く見られることで知られるようになりました。社会人では5月よりも6月に同様の症状を訴える人が多く見られることが多くなり六月病と呼ばれるようになったとのことです。

【六月病の原因とは】

新しい職場での仕事に慣れるために懸命となり、疲れやストレスを無意識にため込む。慣れ始めた6月頃、仕事の厳しさへ直面して、失望感を味わう、人間関係についていけないなど、さまざまな状況に一気に直面することになることもある。ひと通り仕事を覚えた6月頃、たまった疲れが一気に表出し、タガが外れる。6月の天候不順も不安定な気候が重苦しい印象を与え、心身の重苦しさを後押ししてしまうことにつながります。心もお天気もどんより気分になってしまうという、外因性要因も加わることにつながります。この様なことが関係し、最近の新社会人は5月よりも6月の体調不良が増えているようです。

【天候も影響する梅雨という季節】

4月は、新しい環境に慣れることに一生懸命、一種の緊張状態が持続し、ストレスもストレスと感じることが出来ないというのが現状のように思います。そんな4月は、一気に終わり、ゴールデンウィークでホッとひといき。5月は、仕事に集中し始め、何となく慣れてきたと感じる時期です。この時、自分の疲れを意識するようにすることや、職場内で気になる人を見かけたら、休みを促すなど早めの対応が望まれます。

心がどんよりしてしまうのは、ジメジメした6月のお天気も無関係ではありません。梅雨の時期は、気圧が低く、不安定です。日照時間の減少は、体内時計のリセットを妨げ、自律神経にも影響を与えます。

【六月病の症状】

身体の不調として、便秘、下痢、腹痛などの腹部症状、めまいや吐き気、肩こり、頭痛、疲労感、だるさ、睡眠障害、食欲不振など。また、心の不調としては、気分が落ち込む、不安、焦り、イライラ、やる気が起きない無気力感、面倒でおっくう、判断力低下、思考がまとまらないなど、適応障害、気分障害と同様の特徴的な症状がみられます。

適応障害とは、急激な環境の変化についていけずに、心や身体が悲鳴をあげている状態です。新人のみならず、転職や、職場内での配置転換やなどでも同様の状況がみられることもあります。6月に祝日がないことも、精神的な負担を増すといわれています。新入社員だけではありません。無断欠勤や暴飲暴食、無謀運転などの日常行動に現れることもあり、情緒不安や神経過敏、身体の不調が出現します。

【梅雨を過ぎれば症状は治まる?】

六月病は、適応障害とされる急性疾患となります。原因があきらかなため、原因を取り除くことで症状も改善されます。しかし、ストレス状態が慢性化すると、うつ病を発症します。適応障害が慢性化させないように、ストレッサーを除外することが求められます。適応障害と診断されたのちの40%が5年後にうつ病を発症しているという数値もあるようです。ストレスを抱え込みやすい性格だという認識が大切だと思います。

【気が滅入る6月の天気】

生理検査アティテュード®からのメッセージ

梅雨時は気分が落ち込む、健康な人でも何となく憂鬱な気分になるものです。去年の梅雨の時期も何日もうつうつとした天候で、気分が落ち込むときが合ったことを記憶しています。そんなときには、曇っていても空を見上げるのです。姿勢も気分を変えることが出来るからです。

太陽光が必要なこと、体内時計のリセットがそのことを物語っています。「冬季うつ」といわれるこころの疾患もあるのですよね。冬場の日照時間が少ない地方は、太陽光が少なく、うつ病も多いとされるのです。

私自身が、朝太陽の光を浴びないと何となくシャキッとしないことがよくあります。人は、朝目覚、太陽の光をしっかりとあびることで、主時計がリセットされます。主時計とは、脳の視床下部の視交叉上核に存在し、末梢時計の働きを統合する司令塔とされます。視交叉上核は、眼球の奥、目からの視神経が交差する部分にあり、朝「太陽の光」を浴びることで体内時計をリセットし、全身の細胞や、臓器に司令を出しています。

太陽の光が現れない、雨の日や曇の日が何日も続くと、気分が落ち込む理由がそこにあるのです。1日の始まりを太陽の光で認識されるのです。そして、ホルモンの分泌が促され、副交感神経から交感神経へと切り替えられます。このシステムにより、およそ24時間周期で体内時計が刻まれています。もし、日照が不足するようなことがある場合には、抹消時計としての機能を食事が担っています。毎日規則的に3食食事を摂ることでもリセットできるようになっているのです。人の身体のしくみのすごいところだと思いませんか。動物にもこの機能があるそうですよ。

五月病や六月病のような症状が現れた場合には、食生活も大切なのです。忙しさに心を奪われてしまい、睡眠時間が削られ、食事時間がバラバラ、栄養も偏る、などの生活習慣の乱れも、適応障害にも大きく影響するということなのです。そして、新人技師を受け入れるほうも、きちんとチェックして戴けたらと思います。そしていちばん大切なことは、前回も生理検査アティテュードでお伝えした、何でも聞ける空気感ですね。

次回は、ストレス反応と対処方法の予定です。ぜひ次回もご訪問ください。

 

今日のまとめ

  • 春の季節特有の寒暖差は、意識的に対応することで自らの自律神経を助けること
  • 新年度、誰もが人間関係の変化はつきもの、自分を客観視してみることから新たな視点が見えてくる
  • ホメオスタシス(自律神経、免疫、内分泌のバランス)を理解してストレスため込まない努力

 

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健診結果がよくわからない、異常値を直したい、何となく健康に不安がある、運動したいけど時間がないなど、さまざまな健康に関する不安は、日常のストレスからきていることも少なくありません。その原因をしっかりと探し出し、メンタルも合わせて改善していきます。NLPトレーナー、NLPカウンセリング、NLPコーチングのスキルを合わせて持ち、大学でも心理学を学んでいます。

お申込みは ⇨ Healthパーソナルセッション

 

Pure Medical attitude 

生理検査アティテュード®

代表 かたよし純子 Junchan♪  ※自己紹介はこちらから

臨床検査技師/超音波検査士/健康管理士一般指導員/健康管理能力検定1級

THINK YOUR LIFE -ミドルエイジとともに-side by side-
共同代表 Junko Katayoshi

今日も最後までありがとうございました。

☆Relieve Space おしゃべり解放空間♪再開します!☆

昨年5月から仕事の関係で中座しておりました「だべり場空間」が戻ってきました!

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☆アンコモンセラピー読書会☆

毎月、大崎ゲートシティ スターバックスコーヒーで開催しています。ミルトン・エリクソンの戦略的手法を紹介されている名書「アンコモンセラピー」この読書会を毎月開催しています。次回は、4月23日(月)となります。HPイベントFacebookイベントからお申し込みください。