元気&HealthのJunchanのblogにご訪問ありがとうございます。医療スタッフのメンタルパートナー かたよし純子です♪今週はかぜに悩まされた私自身が思う素朴な疑問をまとめてみました。前回は、「咳」でした。やっと少し治まってきましたが、解熱後から鼻水が続いています。自己免疫機能なのですが、鼻水対応の一環として、鼻水は何をしているのかということを今回はしっかりとまとめてみたいと思います。鼻がつまると呼吸が苦しく、口呼吸になってしまい、口や喉が乾き、夜も眠れない。花粉症の時期の夜眠れず苦しい思いをした経験が私にもあります。今日のプラスαは、鼻づまり解消法もまとめてみました。今日もぜひ最後までお付き合いください。
1.鼻を知り、鼻水対応を知るためのポイント3つ
1-1 顔の中心に位置する鼻の役割を知る
1-2 鼻水を作りだす鼻のメカニズム
1-3 誰でも思い当たるのでは、鼻水がでる疾患のまとめ
今日のプラスα
2. アレルギー性鼻炎、花粉症と寒暖差アレルギーその違い
3. 五感を大切に!なんとかしたい苦しい鼻詰まり対策法
1.鼻を知り、鼻水対応を知るためのポイント3つ
鼻水がタラタラ、鼻が詰まると口で呼吸をしなければならず、すごく苦しいですよね。うっとうしく感じる鼻水はどうして出てくるのでしょうか。
1-1 顔の中心に位置する鼻の役割を知る
鼻から出て来る鼻水とは何ものなのでしょうか。
鼻水鼻汁(洟 はな)ともいい、鼻から出る流動性、半流動性の液体、鼻水から水分が抜けて固体となったものが鼻くそといいます鼻水は、鼻腔内の鼻腺、胚細胞などから分泌された粘液と、血管からの浸出液などの混合物です。 鼻と口は気道でつながっているため、鼻水をすすると痰となって喉から出てくることもあります。泣いた時に鼻水が出るのは、涙が鼻涙管を経て鼻に流れ込むためです。 ウィキペディアより引用 |
鼻水は、自分自身を保護するために常に分泌されていますが、健康なときは、無意識に飲み込んでいます。鼻から吸った空気に適度な湿り気を与える役割とともに、気道の粘膜を病原菌などの異物から保護してくれています。しかし、かぜをひいたときや、花粉症などの場合には、鼻や喉に付着したウイルスや花粉の殺菌や侵入を防ぐために、大量の鼻水が粘膜から分泌され、鼻水として絶え間なく出ることになります。自分の身体を保護するために戦ってくれているのです。咳と同様に前回のブログでお伝えしたように、感謝して鼻水を体外から排出することが大切です。
鼻水を分泌している「鼻の役割」からまとめていきましょう。
【顔の中心、イメージを創る鼻の役割】
鼻は、人の顔の中心に存在し、その人の印象にも関わる外観的なイメージの演出にも影響しています。メイクをするときには、魅せたい、表現したいイメージを演出するために陰影の用い方でさまざまな印象を創り出すこともできます。鼻筋を上手くコントラストをつけ、目立たせてスッとした美人や美男の代名詞のようなときにも使われますが、陰影を抑え優しい雰囲気にも創れます。
そんな外見をもつ鼻は、身体にとっての機能は、どのような役割を持つのでしょうか。鼻の外見にコンプレックスを持つ人も少なくないのではないでしょうか。でも、身体にとって、健康にとって鼻がどのような役割を持っているのかを再認識してほしいと思います。外見的なコンプレックスを手放すきっかけにつながれば嬉しいです。
<外 鼻>
【鼻粘膜は、自己防衛の最前線:鼻腔のおもな役割】
人は鼻を介して外界から空気を吸い込み呼吸をしています。鼻は、空気の通り道となっています。
吸い込んだ空気の加温、加湿をおこない、細菌や有毒物質などから防御、においを感じる感覚器官としての役割さらに共鳴器として発声のときに音を響かせる役割をはたしています。
〔鼻の構造〕
鼻は、「外鼻」「鼻腔」「副鼻腔」の3つの部分に分けられます。
- 外鼻 :鼻の外観にあたる顔の外に張り出している部分
- 鼻腔 :鼻の穴
- 副鼻腔:鼻腔と交通する、顔面の骨の中にある空洞部分
〔鼻腔のしくみ〕
鼻腔の中央には、鼻中隔といわれる骨と軟骨で、左右に分かれています。鼻腔の入り口部分を、外鼻孔といい、鼻腔内部を鼻前庭といい、鼻毛が生えていて吸い込んだ空気中のゴミの侵入を防いでいます。
鼻前庭から奥は、鼻粘膜で覆われています。鼻腔は、免疫機能の一部として、最前線でウイルスや異物の体内侵入を防御する最前線となっています。
鼻腔の構造は、3つの鼻甲介と呼ばれる骨の隆起がカーテンのうように張り出し、鼻腔の表面積を大きくしています。表面積を拡げることで、粘膜面を拡げ、鼻粘膜表面は、線毛というごく短い毛で覆われ、鼻粘膜の中の鼻腺からは絶えず微量の粘液が分泌されています。鼻腺からは約1~2L/日の粘液が分泌され、粘液は、線毛の動きにより鼻腔の前から後ろへ約1cm/分の速さで動いています。
鼻粘膜の表面で、鼻の中の空気は湿気をおび、粘膜に流れる血液により温められ、適度な湿度と温度をえて、鼻毛により異物を除去され、クリーンな空気となって、気道を経て肺に送られ体内へ酸素供給されています。体にとって大切な役割をもっています。鼻水は、その機能を守るために分泌してくれています。鼻が詰まってしまうとすごく苦しいのではないでしょうか。
〔副鼻腔(ふくびくう)のしくみ〕
人の頭蓋骨、鼻周囲には、さまざまな形状の骨により、空洞が形成され空洞を総称して「副鼻腔」といいます。副鼻腔は、左右一対あり、「上顎洞」「篩骨洞」「前頭洞」「蝶形骨洞」といいます。
- 上顎洞(じょうがくどう) :頬の裏側
- 篩骨洞(しこつどう) :目と目の間
- 前頭洞(ぜんとうどう) :額(ひたい)の裏側
- 蝶形骨洞(ちょうけいこつどう):奥にある空洞
副鼻腔はそれぞれ名前がついていて、それぞれ左右一対あります。
【鼻の大切な仕事:空気の安全を守る嗅覚】
鼻は、五感のうちの「匂い」嗅ぐ仕事、嗅覚の感覚器官です。
空気とともに、匂いの成分を嗅細胞でにおいの情報をキャッチし脳に伝えています。アロマなど自分の好きな香りや安らぐ香りに、人は、ホッとするのではないでしょうか。
また、空気の異常も「異臭」を感じることで身の危険から守ってくれています。空気に含まれる異臭の元、ガスや煙が鼻腔に入ると嗅上皮がその情報をキャッチします。ガスや煙は嗅細胞を刺激し、神経から脳に伝えられます。
【くしゃみは、異物の排除】
2月上旬から春めいてくると、温かい風に思わずくしゃみが!鼻が花粉をキャッチしたアラートですよね。
〔くしゃみは身体が異物をキャッチした証〕
コショウやホコリを吸い込むとくしゃみがでませんか。この反応も鼻粘膜がちゃんと異常をキャッチした際の防御反応です。
くしゃみの反応は、1回から数回の痙攣的な吸気をし、その後強い呼気を発します。コショウの刺激やホコリっぽい空気に接すると、鼻がムズムズしてくしゃみがでます。くしゃみは身体の防御反応です。かなりの勢いで出るのではないでしょうか。鼻粘膜に付着して刺激は、神経を経由して呼吸筋に作用し、筋肉を緊張させます。筋肉の緊張は吸気を促進し、ピークに達することで一気に呼気として排出される「くしゃみ」という運動に変換されます。
1-2 鼻水を作りだす鼻のメカニズム
鼻は、人の身体への侵入を防ぐ役割をしていることは理解できたと思います。鼻のメカニズムを改めてまとめておきましょう。
【1日に作られる鼻水の量とは?】
健康な人の鼻は、1日1~2Lほどの鼻水は作られているそうです。健康な鼻水は、水のようにサラサラで鼻の奥から喉~体内へ流れていき、通常鼻から鼻水が出ることはありません。
【鼻水の役割】
〔異物の殺菌と洗い流し〕
鼻水は、鼻粘膜や喉に付着したウイルスや異物を殺菌し、鼻に堆積された細菌やホコリなどの身体に侵入させたくない異物を押し出し、洗い流すために分泌されています。
〔湿度、温度管理〕
鼻水は、鼻粘膜に潤いを与え、急激な温度変化から身体の体温調節の一端を担っています。冷たいまま空気が肺に侵入すると体温調節にも影響します。鼻腔を通過することで、表面の鼻粘膜で加湿され、鼻粘膜の血流で温められた空気が肺に送られるしくみになっています。冬場、暖かい部屋から急激に冷たい場所に移動し身体が急激な温度変化にさらされた時に鼻水が出るのは、身体の自己防衛機能のためです。呼吸のための空気を一定温度に保つために、鼻水がバランスよく調節してくれているのです。
【起きると苦しい鼻づまり】
鼻がつまると口が乾くし、非常に苦しい思いをします。かぜを引くとウイルスを排出しようと鼻水も大量にでます。いくら鼻をかんでもすぐに出て、テッシュペーパーがなかなか手離せません。鼻腔で炎症が起きている場合は、粘稠度の高いドロっとした鼻水が出てきます。粘稠度が高いので、鼻づまりをまねくこともしばしばあります。花粉症も炎症がひどくなると鼻づまりをおこします。
過度のストレスや疲労が蓄積して免疫力が低下しても鼻粘膜の抵抗力が低下し、かぜや花粉症などの症状も重症化しやすくなります。休養と栄養は、欠かせないということになります。
今日のプラスαで鼻づまり解消法をまとめてありますのでご参考になればと思います。
1-3 誰でも思い当たるのでは、鼻水がでる疾患のまとめ
かぜの熱が下がったと思ったら鼻水に悩まされました。かぜ以外、アレルギー性鼻炎でも鼻水はよく出るようです。鼻水がでる疾患をまとめておきたいと思います。
【かぜ】
鼻にかぜの原因ウイルスが侵入すると、鼻粘膜から大量の鼻水が分泌されます。
かぜの初期は、比較的サラッとした透明な鼻水ですが、数日すると粘稠度の高いドロっとした鼻水に変わってきます。通常は、1週間くらいで治まるのが一般的です。鼻水、鼻づまり以外にも他のかぜ症状(発熱、頭痛、頭重感など)を伴います。
初期の段階では、鼻水を体外に排出することに心がけましょう。うっとうしくて鼻をすすりがちになりますが、鼻水とウイルスを体外に排出しようとする身体の反応です。出来る限り鼻をかんで、体外にウイルスを除去することが正しい行動です。
【副鼻腔炎:蓄膿症】
かぜの延長で、副鼻腔炎になることがあります。いつまでも粘り気のある鼻水が長引くときは、副鼻腔の細菌感染が疑われます。細菌感染による膿が副鼻腔にたまり、悪臭を伴う粘稠度の高い鼻水が排出されます。副鼻腔に炎症が起き、膿がたまり粘稠度が高く、悪臭を持つ黄色の膿性鼻水が持続します。頭痛、顔面痛、痰の絡んだ咳などのかぜに似た症状や嗅覚障害なども見られることがあります。2~3ヶ月以上続くような場合慢性化することもあるので、耳鼻咽喉科などの専門医の適切な診断が求められます。
【アレルギー性鼻炎】
アレルギー性鼻炎は、水のような透明な鼻水が止まらなくなります。日本人の5人に1人がアレルギー性鼻炎を持つとも言われています。
アレルギー反応を示す主なアレルゲンに、スギ花粉に代表される花粉症もアレルギー性鼻炎とされます。スギ花粉以外にも、続けてヒノキやハウスダスト、ダニ、ペットの毛、羊毛、ブタクサ、ヨモギなどがよく知られています。身体がこれらの特定物質に反応して、鼻粘膜が反応します。アレルゲンが鼻から侵入すると、鼻のムズムズ感、くしゃみや鼻水などのアレルギー反応を示します。スギ花粉に代表される季節性アレルギー性鼻炎とハウスダストなどによる通年性アレルギー性鼻炎があります。
【寒暖差アレルギー】
気温の変化は、血管にも影響します。血管は、寒いと体温を下げないようにするために収縮し、暑いと熱を拡散しようと拡張します。この体温調節機能は、自律神経が関係しています。血管は寒いと縮み、暑いと広がります。寒暖差が激しいと、血管の収縮が環境に追いつけなくなり、自律神経が誤作動を起こし、体に不調をもたらしてしまうのです。
寒暖差アレルギーとは、鼻粘膜が腫れることで起きる鼻炎とされています。血管運動性鼻炎の1種とされ、多くの場合は、秋~冬、1日7℃以上の温度変化大きい時期や、冷房による急激な温度変化でも症状が現れ、透明な鼻水、鼻づまり、くしゃみ、鼻水以外にも、咳、頭痛、不眠、イライラ、食欲不振などの症状が見られるようです。おもに成人女性に多く、筋肉量が少なく熱を作りにくい体質の人に多く見られるといわれています。服装で寒暖差を調節し、ショウガなどの食品を摂り、入浴などで入りリラックスすると良いようです。
※関連ブログ §2 自律神経と疲労との関係性
【ストレス】
鼻水やくしゃみは、自律神経で調節されています。そのため長期に過度なストレスがかかることにより、自律神経のバランスを失い、疾患とともに鼻水やくしゃみが止まらなくなることもあるようです。
そのため、感染症の既往がないにもかかわらず鼻水がとまらなくなることもあるようです。朝は特に目覚めてからの症状「モーニングアタック」とも呼ばれ、寒暖差も加わりしゃみや鼻水が止まらなくなることも多いようです
【鼻血の原因】
鼻腔を左右に分けている部分、鼻中隔は、動脈枝が集中し、血管壁が薄くわずかな刺激で血管が切れやすい部分です。40歳以上、高血圧症、動脈硬化、肝機能障害がある場合は、鼻出血のリスクが高いとされます。他の疾患が隠れている場合もあります。正しく止血し、リスクとなる疾患を見極めましょう。
〔脳出血なら死に至ったかも〕
私の知人が夜、鼻血が止まらなくなり受診したことがあります。原因は、高血圧でした。たかが鼻血と思いますが、鼻血で良かったと言われました。もし、脳血管に脆弱な血管があったらと思うと、命にかかわっていたことも否定できません。後遺症が残るような脳出血を起こしていたかも知れないのです。
〔20分以上止まらない場合は病院へGo!〕
よく鼻腔にテッシュペーパーをつめる場合がありますがNGです。前かがみで小鼻をつまみ20分程度の圧迫止血、座位で静かに過ごしましょう。それでも出血が止まらない場合は、耳鼻科受診をしてください。頚の後ろを叩くことや、仰向けに寝かせるのはNGです。喉に血液が回ります。
肝機能障害のある人や、経口抗凝固剤(血液サラサラの薬)、アレルギー鼻炎のある方は、すみやかに専門医への受診し、止血してもらうことが必須です。
〔夜間でも探して受診してください〕
突然の鼻血で、なおかつなかなか止まらない場合は、さまざまな内科疾患が原因かもしれません。医師による適切な処置が必要なこともあります。
私の遭遇した知人の鼻血は、私が勤務していた病院のその日の当直担当医が、幸い耳鼻科医師でしたので受診することができました。鼻出血も止血をしないと止まらないことがあります。夜間診療を行っている救急施設を受診することをお勧めいたします。
【鼻水の種類】
- 水っぽくサラサラ透明 :鼻かぜ初期、アレルギー性鼻炎(ハウスダスト、ダニ、花粉など)
- 粘りっぽい黄色 :かぜ(細菌増殖により黄色っぽく、粘稠度が増す)
- ドロっとした黄色~緑色:慢性副鼻腔炎(蓄膿症)
2. アレルギー性鼻炎、花粉症と寒暖差アレルギーその違い
もうすぐ近づく花粉症のシーズンがやってきます。今年は、昨シーズンの1.5倍といわれています。花粉症で無い人が貴重な時代に、ちょっと大げさですが、現代病ともいわれるほどに多く見られる花粉症です。
【アレルギー性鼻炎、かぜの予防法】
アレルゲンやウイルスに負けない身体づくり、自律神経を整え、抵抗力をつけることがキーポイントです。
鼻水は、体内に侵入した異物に対して免疫機能により排除しようとする働きによります。鼻粘膜は、白血球やリンパ球などの免疫細胞が戦う最前線です。十分な睡眠と、バランスの取れた食生活、適度な運動を含めて、免疫機能を高める規則正しい生活習慣で交感神経、副交感神経のバランスにも心がけることが大切です。正しい手洗い、うがい、マスクの着用など、アレルゲンやウイルスへの対応を心がけることが大切です。鼻水も自律神経でコントロールされています。無理をして自律神経の調子が崩れないように気をつけてください。
【温度差は身体には大きなストレスに】
寒暖差アレルギーではなくても、温度差は身体にとっては過大なストレスになります。寒いからと着すぎて、日中の気温の上昇や、建物や交通機関ではしっかりと暖房がきき、かなりの温度差となっていることもあります。脱ぎ着しやすい服装やストールで首回りの調節など、こまめに体温調節をサポートすることも心がけたいです。寒い季節は、マスクをすることで、冷気が体内に入ることを防いでくれますのでとても効果的です。かぜの予防をかねて、外出時は意識的にマスクをすることをお勧めします。
急激に冷たい空気にさらされ刺激となり鼻水が止まらなくなったときは、暖かい蒸しタオルなどを用いて湯気の立つ水蒸気を吸い込むことで改善されることもあります。
寒暖差アレルギーは、7℃以上の寒暖差により自律神経が乱れることが原因とされ、アレルゲン、ウイルスなどの異物は関係ありません。急激な日内温度差で自律神経がついていかれずにバランスが崩れ、症状が起きやすいとされています。
〔寒暖差アレルギーの予防策とは〕
寒暖差アレルギーの予防は、体を冷やさないことが基本です。外出にはマスク、室内でのスリッパやひざ掛けなどで身体が温度差を感じることがないように過ごすことを心がけ、血流をよくするように心がけることも予防対策につながります。
バランスのよい食生活を心掛けることも大切です。エネルギー源になるタンパク質や、ビタミン、ミネラルなどのバランスが大切です。生姜など身体を温める食材も摂ることを心がけたいです。季節の変わり目などは特に気をつけたい季節ですが、今週のような、朝晩と日中の気温差が大きい日も身体にはかなりのストレスです。日常から体調管理を配慮し、体力をつけるようにしたいものです。
【鼻水チェックも大切です】
粘稠度のある黄色鼻水の場合は、かぜや花粉症を疑いますが、寒暖差アレルギーでは、水っぽい鼻水が見られます。
鼻をかんだ後の、鼻水の状態をチェックすることも自分の健康状態を知りためには大切です。意識して観察することをお勧めいたします。
3.五感を大切に!なんとかしたい苦しい鼻詰まり対策法
鼻が詰まって呼吸が苦しい、夜眠れない、こんな経験みなさんありますよね。鼻水の対策法をまとめてみました。
【鼻水をとめる方法】
薬を飲むと眠くなるということをよく聞きます。以前が花粉症に悩まされたときに夜就寝前に1日1錠飲む薬を飲んでいたこともあります。(今は飲んでいません)できれば飲みたくないという方もいるのではないでしょうか。
〔鼻のつぼ〕
以前未病サポーターの関連イベントに参加したときに、養命酒の展示があり「ツボ押し豆ブック」とツボ押し棒を戴きました。この中に首から上の不調に利くツボがあり、鼻や眼精疲労に利くツボがありました。
※情報サイト 元気通信Yomeishu
- 睛明(せいめい):鼻の付け根の両わき、目頭と鼻柱の間のくぼみ
- 迎香(げいこう) :左右の小鼻のくぼみにあるツボ
- 攅竹(さんちく):眉毛の内側にある凹んだ部分
上記以外に、手の甲にある、親指と人差指の間のツボ「合谷(ごうこく)」も万能ツボとのことです。押すのはただです。TVみながらでもぜひ、試してみてくださいね。
〔嘘っぽい、試してみてください!〕
ツボ以外に出てきた方法のなかに、水を口に含んだ状態でキープ、飲み込まずに鼻水が口に誘導されるのを待ち、唾液と混ざった状態で飲み込むそうです。こんな方法もありましたが、私はやったことがありません。良かったら試してみてください。
〔鼻うがい〕
塩水で左右片側ずつ鼻うがいをするそうです。ちょっと苦しそうですがよかったら試してみてください。
〔市販薬への注意〕
市販薬への注意もよく聞きます。耳鼻科に行く時間がないから、市販薬をと思う方も。とくにこれからの花粉症の時期には多いのではないでしょうか。ドライノーズなどさまざまな弊害も聞きます。鼻水にも出る理由がお分かりいただけたのなら、使いすぎには注意が必要です。耳鼻咽喉科など専門医を受診し正しい対応をすることをお勧めいたします。
【鼻水をすするのは、副鼻腔炎の原因】
鼻水が垂れ流したら恥ずかしい…と思い、すすってしまいがちですが、副鼻腔炎の原因になります。できる限り鼻をかむようにすることをお勧めいたします。
〔やさしくそっとかみましょう〕
スッキリしたいために思いっきり鼻をかんでしまうことないですか。鼓膜を痛めてしまうことや、鼻出血の原因にもなりますので注意が必要です。片側ずつやさしくそっとかみましょう。鼻づまりを放置すると口呼吸になり、のどが乾燥しやすくなり炎症の原因になります。さらには睡眠にも関係します。
とくに小さなお子さんは、うまく鼻をかむことが出来ないこともあります。鼻と耳はつながっています。中耳炎の原因にもなりますので専門医に相談しましょう。
【五感を司る感覚器官を大切にしたい】
耳鼻科は混んでいるというイメージがあるかと思いますが、鼻も耳も大切な感覚器官です。気になったら受診をお勧めいたします。
鼻は嗅覚を感じ、味覚にも影響してきます。鼻がつまってしまっては食事の美味しさも半減してしまうのでないでしょうか。耳は、聴覚機能、聞こえに関係します。聞こえはコミュニケーションには欠かすことができません。
その他、頭部にある眼は、視覚を司ります。頭部の炎症は、さまざまな影響を身体に与えます。頭部の器官の炎症や不都合は、私たちのメンタルにもストレスになります。ものが見えにくい、聞こえにくい、聞き取りづらい、味がわからない、歯の痛みや、口内炎でもストレスに感じませんか。
においがわからないなどは、異臭が判別できないなどに繫がり、身体に迫る危険管理にも影響をします。五感の健康は、私たちの生活とは切り離すことができません。毎日の生活の中でほんの少し「五感:視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚」を意識してみてください。きっと、生活に彩りが加わるのではないでしょうか。
次回金曜日最終回は「熱」です。次回もお待ちしております。
今日のまとめ
- 人の第一印象の中心の顔の中心の「鼻」は、その機能もすごかった。
- 健康なときも鼻水1日1Lで身体を守ってくれている
- 鼻粘膜はすごくデリケート、鼻水も鼻血もやさしくそっと対応してください
<関連サイト>
- 鼻水 Wikipedia
- 鼻のしくみとはたらき コトバンク
- 鼻のつぼ 元気通信Yomeishu 養命酒株式会社
<Pure Medical attitude のblog>
今週のテーマblog 2018.1.15~
「かぜウイルスの自己免疫反応」
- §1 咳のメカニズム 2018.1.15
『関連ブログ』
- 自律神経 体温調節 §2 自律神経と疲労との関係性 2017.10.25
- 正しい手洗い §1 冬の感染性胃腸炎、ノロウイルスを知る 2017. 12.11
『最近のブログ』
「医療・介護者の在り方」
- §1 医療者のストレスを考える 2018.1.8
- §2 医療者のモチベーションUPとは 2018.1.10
- §3 健康は、3つの習慣改善で 2018.1.12
「年末年始のメッセージ」
- 2018年 新年の目標設定のポイント&落とし穴!? 2018.1.3
- 2017年 ありがとうございました♪ 2018.12.31
- 「人は考える葦」心理学からの自分哲学! 今年最大の気づき 2017.12.25
「2018年へのメッセージ」 2107.12.18~2017.12.22
- §1 健康の基本「身体・歩く・呼吸」 2017.12.18
- §2 個から集 仲間 社会 2017.12.20
- §3 在り方を考え、未来に生きる 2017.12.22
「冬のウイルス感染症」2017.12.11~2017.12.15
- §1 冬の感染性胃腸炎、ノロウイルスを知る 2017.12.11
- §2 インフルエンザ流行期突入! 2017.12.13
- §3 予防を知ってシャットアウト! 2017.12.15
「循環器を知る」 2017.12.4~2017.12.8
- §1 心機能を正しく知って身体をいたわる 2017.12.4
- §2 よく聞きませんか!? 心不全とは? 2017.12.6
- §3 循環器疾患の原因と発症予防 2017.12.8
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代表 かたよし純子 Junchan♪ ※自己紹介はこちらから
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