『元気の出るJunchanのblog』ご訪問ありがとうございます。医療スタッフのメンタルパートナー かたよし純子です♪

「仕事力」の2日目です。仕事と言われると「生活の糧」と捉えがちですが、昨日のブログでは、「仕事」を広義で捉えて、そのことばの持つ意味をまとめてみました。仕事の力として、仕事をする上でどのような力が必要なのか?仕事力とは何かをまとめていきたいと思います。職種によって様々な「仕事力」が必要とされますが、仕事の力とは、仕事を成すための力となります。組織の中から、立場で見た時場合、その本質から仕事をする上で必要かつ重要な面から今日は「仕事力」を考えていきましょう♪

 

1. 組織の場から考える「仕事力」の大切な3つのこと

1.1 組織から見て仕事に必要な力とは何か?

1.2 力の相乗効果を引き出すのも仕事力

1.3 自分の中の仕事力

 

1.1 仕事に必要な力とは何か?

「力」とは、ある仕事をする時に助けとなるものです。組織には様々な仕事があります。その組織では個々の持つ力がその組織を支えています。私が好きなことば「餅は餅屋」という諺(ことわざ)があります。「餅は餅屋」とは、何事もそれぞれの専門家にまかせるのが一番良いということのたとえです。上手とは言え素人では専門家にかなわないとという諺です。私も離職しましたが、医療に携わり、ある意味「臨床検査技師」「超音波検査士」という専門職の端くれです。

医療の場では様々な仕事があります。医師、看護師は必須です。医師は、患者様を診察し、患者様の完治を支え、見守るのがことがいちばん問われることだと私は思います。看護職は、患者にとって医療の場でのいちばん身近な存在で有ることが問われるのでしょうか。同じ「医療の場」でもその規模が大きくなればなるほど仕事の種類も多種多様となります。それぞれに求められる技術・能力も様々ですが、ここで「仕事力」との意味合いから見た時に、「共通して大切な仕事力」とは何だと思いますか?

それは、その組織「医療の場」としての「理念」を成す力だと私は思います。共通する理念を持つことが、その場でいちばん大切な「仕事力」ではないでしょうか。

言い換えると、「理念」とは、ひとつのルールです。職業としても、家庭としても1つのシステムの一員としての「ルール」にそった役割を果たすことがいちばん大切な「仕事力」ではないでしょうか。

職業として考えた場合、雇用されている組織の「企業理念」を在り方として自分の持っている能力で最大限の仕事をしていくことが仕事力につながるのだと私は考えます。

 

1.2 力の相乗効果を引き出すのも仕事力

企業理念に沿ったそれぞれの仕事、職場により様々です。個々の能力も異なります。能力の違いとはある意味、私は「個性」だと考えます。多様な個性がその組織のカラーとして、現れていると思います。そのように考えると多彩な個性がその組織の財産でもあります。個人事業主ならば、その人の個性が強みです。そして、組織の力とはその個々の能力=個性をどのようにして「力」として「理念・在り方」として活かすかだと思います。

人と人の相乗効果ということも多分にあります。2人で行う仕事量と3人で行う仕事量が異なるのはあたり前ですが、3人が2人になった時と、2人は1人になった時、同じ欠員1人でも、こなせる仕事量にかなりの差を感じたことがないですか?さらにそれぞれにないものを補う作用ということもあります。1人に0.5でも無い力が加わると、0.5以上の力を発揮することがありますが、人の力のすごいところです。機械だと、出来る仕事量は決まっています。能力以上のノルマをこなすことはできません。

この、個々の能力を見出し、まとめることも組織の力、「仕事力」として問われることだと思います。その場に必要な「力」は、仕事の内容により様々なことを問われます。ここに必要な仕事力がリーダーです。

 

1.3 不在時にいちばん問われるリーダー力

リーダーとはそのまま解釈すると、指導者、統率者となります。その仕事のまとめ役ですが、まとめること、プラスまとめた力で成果を出さないと組織ではリーダーとして、指導者としての能力を問われます。個人のそれぞれの力を最大限に引き出し、その個人の必要な仕事力を活かす仕事をサポートする側に回る、このことも必要だと思います。

トップは、その組織を上手く回すことも大切な仕事です。リーダーが不在のときにこそ、どのように仕事が上手く回っているかも大きく問われると私は思います。兎角、抱え込み過ぎる仕事を分割していくこと、個々の新たな能力を引き出すこともリーダーの仕事力が問われることの一面だと思います。言い換えると、育成もリーダーとしての仕事、育成力を持つことです。個々を育てないとリーダー不在時にこそ、リーダー力が問われている、不在でも円滑に仕事がストップしてしまうことなく、回っていることが大切だということです。リーダー不在時にいちばん問われることがリーダーの仕事力だと思います。

俯瞰する力を持ち、点(個人)を線にし動力(チーム)とし、他の組織(システム)との面を創る力が真のリーダー力だと私は考えます。

 

2.資格というものの意味

個人も仕事力としての「資格」。世の中様々な資格が溢れている。国家資格から認定資格まで、でもその資格を活かせているか否かで「資格の意味」は全く異なるということをまで考えなければなりません。資格を得た段階では、専門職への道が開けたとうことです。言い換えれば、専門職、プロフェッショナルへのライセンスだということです。

資格が合っても専門職・プロフェッショナルへのステップが有ると思うのです。言い換えると、資格を活かす能力を有して専門職といえるのだと思うのです。資格を取った時点では、「専門職への初めの1歩」の位置に立ったということなのです。リーダーは、そのチームのいくつもの彩りのある個性豊かな複数の階段の最上階に位置し、必要に応じて必要な時に階段を降りていく、そしてそれぞれに対するいわばサポート役にもなる。登り方を教えることも大切なのです。階段というよりもボルダリングのイメージでしょうか、登り方も様々、横に立つことも、一番下からアドバイスをすることも有るのではないでしょうか。有資格者が専門家になるためのステップを伝えることも必要だということです。

達人への道は、経験と個性です。同じ資格を同じように使うのでは、機械の仕事と同じです。「ライセンス+個性」が人としての専門職となるのではないでしょうか。

私は、専門職の方の本を読み学ぶことも好きですが、やはりその道のプロフェッショナルの「講義」「セミナー」として人から直に学ぶことが好きです。そこには、その講師やファシリテーターの人としてのリアルな感性が有るからです。ただ、以前、某公共施設のキャリアの講座でしたが…レジュメの音読という講座、そこには、感性力0、「あなたのキャリアの話を伝えて。。。」眠りがお友だち。。。これは、いささか御免被りたい(笑)

 

Steps to professionals

<Steps to professionals>

 

3.営業マンから見える社風(理念)と思える様々な対応

病院にも様々な営業の方がみえます。社風…ありますよね。

検査技師としてさまざまな医療機器、診断装置を使ってきました。そのメンテナンスも検査技師の大切な仕事1つです。それぞれの器機が正しく機能して、正しい検査結果が得られます。いわば診断装置がないと検査ができないのです。機械は、機械ですから故障もあります。トラブルでストップすることをいちばん恐れていると言っても過言ではありません。そのことを本当に理解してくれているメーカーさんと私はお付き合いしたいと常に考えていました。

新たな機器購入の際に思ったこと、この時代、医療機器の性能はさほど変わりない、いちばん真摯にトラブル時に対応してもらえる「」がいるメーカーの診断装置を導入したいという姿勢を崩しませんでした。機器よりもそれをサポートしてくれる「人」なのです。

機械に使われるのではなく、機械を使う人になることが、若い検査技師や検査技師のたまごたちに私がいちばん伝えたいことです。

夢にまで出るほど私がブチ切れた某医療メーカーのある営業さんがいましたが、それから何年経っても同じような対応をされる営業の方々…社風でしょうか(悲)みなさん、変に憎めない性格なのですが、私には「機器有りきで、検査が優先」です、そんな社風の方とのお付きあいは御免被りたいのです。

そして、院内で白衣を着たら「病院の人」このことばを実習生にも伝えていました。組織のスタッフは、その「組織の顔」です。実習生も同様に見られます。病院実習に毎年訪れる「検査技師のたまごたち」専門学校からの実習生は、ほとんどが将来、検査技師希望が多く、社会巣立つ前の貴重な実習期間です。私は、実際の検査技師としての姿、「在り方」を知って欲しいと思い指導していました。そんな意味も込めて、「白衣を着たら病院の人だよ」と伝えました。名札を付けていますから見れば実習生だと分かるのですが、病院は高齢者が多い場所、人は、外見=ユニフォームで 初めに判断します。白衣を見れば、「病院の人」と思うのです。「レントゲン室はどこですか?」病院の道案内(簡単な院内配置)はもちろん、立ち居振る舞いも自覚することを初めに伝えていました。

学生にとっては、未来の技師像をリアルに描く初めての「場」です。「医療者」としての自覚を初めて身につける場が実習病院なのです。

自分の働く職場の「企業理念」を意識していますか?企業理念を遂行できる「仕事力」がまずありきだと私は思います。

 

今日のまとめ

  • 組織の沿った自分なりの仕事をこなす力が仕事力
  • 個人の能力は、個性、組織のカラーとなり力になる
  • 個人の力を引き出し活かすことがリーダー力

 

<関連blog>

今週のblog 「仕事力を身につける」

「§1 仕事の意味からみえること」                 2017.4.24

・リーダー「リーダーなんて無理~~! ほんとうに無理ですか?」 2017.1.11

 

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今日も最後までありがとうございました。

 

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