元気&HealthのJunchanのblogにご訪問ありがとうございます。医療スタッフのメンタルパートナー かたよし純子です♪ 今週は「熱中症」がテーマです。最近、春と秋が無くなってしまったような季節感、今年はすでに真夏日のような暑さになることもあります。昨年、私が「熱中症」を投稿したのが、6月です。今年は一足早めにお伝えします。前回は、「熱中症」の理解から、2回目の今日は、「予防」です。注意が必要な住まい環境や、日常生活での注意点、子どもと高齢者の予防を中心にまとめていきたいと思います。そしてそろそろ関東地方も梅雨入りとなります、梅雨の時期も熱中症への注意が必要となります。

 

1.日常に潜在する熱中症の危険性と予防対策の3ステップ

1-1 気密性の向上した住まいに潜む危険性とその対応

1-2 日常行動で防げる危険性

1-3 リスク対象者、子どもや高齢者

今日のプラスα

2.労働環境での熱中症の注意事項  

3.こんなときにも注意が必要な熱中症

生理検査アティテュード®からのメッセージ

・検査室温度、自分目線の空調管理をしていませんか?

 

1.日常に潜在する熱中症の危険性と予防対策の3ステップ

1-1 気密性の向上した住まいに潜む危険性とその対応

熱中症は、重症化により生命を脅かすこともありますが、予防法を知っていれば事前に防ぐこともできます。熱中症は、炎天下ばかりではありません。日常の住空間に潜む危険性とその対応方法をまとめていきましょう。

❍気密性の高い住まいの中に潜む危険性

最近の住まいは、気密性が向上しているのではないでしょうか?夏涼しく、冬暖かい、窓のサッシの気密性もかなりのものです。だからこそ、うまく住まう工夫ができるのではないでしょうか。

【住まい環境での危険性を知る】

はじめに、いちばん大切な住まい環境からみていきましょう。温度は結構気にしますが、温熱条件とは、温度・湿度・気流・輻射熱の4つの因子が関わっていることを前回のブログでもお伝えしています。「今日は日差しも無いし、曇っているから大丈夫」そんなことを思うことないでしょうか?湿度は、どうでしょうか?また、まったく風のない無風状態だと部屋の中でも熱中症の危険性があります。できるだけ風が抜けやすい工夫が必要です。

〔家の中での危険性〕
●浴室や洗面所

室内で、湿気や熱気がこもりやすい場所は注意が必要です。お風呂場や洗面所に乾燥機付き洗濯機など使用していませんか。使用中は、うまく換気をしないとかなりの湿度と温度が上昇しています。長時間での作業は危険です。また、入浴でもかなりの水分が失われています。41℃のお湯に15分間の入浴で約800mlとも言われているそうです。喉の渇きを感じなくても入浴前回の水分補給で脱水を予防することができます。

●上階の寝室

家の2階や最上階は、日中 温度上昇しやすい場所になります。その場所に寝室がある場合は注意が必要です、日中上昇した気温や湿度により、熱気がこもっている場合があります。窓を開ける、エアコンをうまく使うなどして、熱気を逃し、睡眠環境も整えることが就寝時の危険性回避につながります。就寝中、人はコップ1杯分くらいの汗をかいていると言われます。その上、温熱条件が悪化すると脱水を起こす危険性が増加します。寝室の環境を整えることや、就寝前の飲水も予防に繋がります。寝室環境を整えることは、質の良い睡眠にもつながります。睡眠不足も熱中症のリスクとなります。

●室温28℃の環境下では、気がつかない水分消失

体重約60kgの人(平熱の状態)の場合で、28℃の環境下、発汗以外にも皮膚や呼気から1日約900mlの水分を失っていると言われています。さらに、体温が1℃上昇すると、約15%の水分消失の増加が起こるとされています。つまり気がつかないうちに水分が失われ、脱水を招いていることがあり得るということです。汗をかいたと思う場合は、もちろんのこと、喉が乾いたと感じなくても、汗をかいていなくてもこまめな水分補給が必要だということです。特に高齢者は、トイレを気にするために水分摂取を控えがちとなるために周囲の人からの対応も大切です。

●お茶やビールで水分補給はできません

お茶やアルコールには、体の水分を外に出す働きを促す、利尿作用があります。お茶にもさまざまな種類があり注意が必要となるものがあります。そのため、水分補給のために飲むものとしては不適切とされます。汗に含まれるミネラルの補給も必要なため水分といっしょに0.1~0.2%くらいの塩分も摂取する必要があります。

【住空間での効果的な方法】

  • 風通しを良くする:対角線方向の窓を開ける、玄関の網戸や、上下の開く扉などの工夫
  • 窓からの直射遮断:ブラインド、遮光カーテン、すだれ、遮断フィルム、グリーンを利用する
  • 空調設備の利用 :エアコン、扇風機の利用
  • 気化熱の利用  :夕方の打ち水
  • 断熱効果の高い素材:熱の断熱、サッシ(窓ガラス)の素材、反射率の高い屋根など

❍「室温28℃」の意味とは?

環境省の情報サイトに「室温28℃」関する情報が掲載されていました。クールビズの推進とともに、冷房温度28℃にということをよく言われたかと私も記憶しています。情報サイト内のコラムを読むと、28℃はあくまでも目安だということです。クールビズで呼びかけている「室温28℃」という設定は、冷房の設定温度ではないとのことです。エアコンの西性能にもさまざま、部屋のその他の条件などでも、設定温度よりも実際の室温が高くなることもあります。そのような場合は設定温度を下げて適切な温度管理をとの内容でした。

冷房中なのに、かなり暑く感じられる公共機関とかもよくあるのではないでしょうか。私自身が冷房の直下がダメなのです。セミナーや講習会などに参加するときは必ず冷房対策として、ストールやカーディガンなどを持参します。直接風が来る場所にも絶対に座りません。席が決められているときは、何らかのお願いをすることもよくあります。同じ室内でも場所により温度環境は、さまざまだということなのです。

〔空調管理のポイント〕

その中に空調設定のポイントというのがありましたのでまとめておきたいと思います。

◯設定温度

温湿度計で、室温環境を見える化して、室温を正しく測定し、必要に応じて対策を行うようにします。冷房使用時の室温28℃を目安として適切な温度となるようする。室温を下げすぎると、外気温との差が大きくなり身体への負担となります。

  • 外出から戻った際に、暑いと感じたら、まずはじめに窓を開け、換気をして空気の入れ替えを行う。
  • 外出時に、直射がキツイ窓の遮断断熱カーテン引いておくのも室温をあげない効果があるとされています。
  • すだれやグリーン(緑:植物)のカーテンによる遮光も室温の上昇を抑えることができます。
◯ 気流
  • 扇風機を用いて空気の流れを工夫も効果があります。
  • エアコンの気流の方向性を考える。冷気が長時間、直接人に当たらない方向に設定する
  • 冷気を上から下への循環となるように、風向ルーバーの方向調節、室内の温度ムラをなくす工夫をする。
  • 少し暑いときは、設定温度よりも、エアコンの風量を強くする。扇風機をうまく用いる
  • 風が気になる場合は、風を壁や天井に当てることで、柔らかい風をつくるようにする
  • エアコン機能低下を防ぐために、フィルターの掃除をこまめに行う。2週間に1度程度
  • 広い空間、エアコンの効きが悪いところでは、人が居る場所にスポットクーラーなどを用いるのも効果的

※扇風機の利用は、気温が体温よりも高い場合、熱風となり、逆効果となるので注意が必要です。

※スポットクーラーからは、後ろから熱風が排出されるため、設置場所に注意が必要です。

◯ 輻射(ふくしゃ)

輻射熱とは、太陽光や地面から照り返しなどの熱のことです。

  • 窓に日射遮断フィルムを貼る、太陽光の侵入をカーテンやすだれなどで遮断する
  • 熱を発生する機器(ガスコンロや湯沸かし器など)から、電子レンジなどの調理器具を用いる

※情報引用サイト 熱中症環境保健マニュアル 2018 環境省

<私事ですが。。。>

以前生活していた家の住空間、

2階建ての、2階部分、クーラーも無い状態でよく寝ていたと感心します。冬は、息が白くなり、夏はおそらく体温よりも高い室温だったかと思う空間です。そんな同じ場所に建て替えをしました。

「3階は暑いよ」と家を建てるときに言われたのです。

私はの希望は、できる限る窓はたくさん、大きく、光ができるだけ入る空間、そして風が流れる空間を造って欲しい、と工務店の方にお伝えしました。3方向全てに窓を設置し、残った1面は、階段がありますので、ここからも空気の流れ作ることが可能、そのため開放部分が前面にある3階は夏でもかなり快適な空間です。バルコニーに出るドアも上下が網戸になるものを選びました。

はじめての夏は、3階スペースが暑くなることも覚悟をしていましたが、風が流れる快適空間なのです。2階の方が暑いくらいなのです。屋根材も外壁も材質が昔とは雲泥の差なのでしょう。冬場も2階の室温が10℃を切ることはほとんどありません。

窓ガラスは、2重のものを選択しました。今では、夏の日差しを60%もカットするものまであるようですね。サッシを取り替えるのはかなり費用がかかりますが、建て替えのときなど、検討することも有りなのではないでしょうか。

 

1-2 日常行動で防げる危険性

日常行動の中で多くの熱中症の予防対策が求められます。そのポイントは、前回からもお伝えしているように、温熱条件への対応がポイントとなり、行動にも注意が求められます。脱水予防と、体温の上昇を抑えることが基本となります。

体温の上昇を抑えるためには、服装にもポイントがあります。さらに行動そのものにも気を配ることが大切です。熱を逃しやすいスタイリング、素材の選択から、着こなし方、デザイン性なども関係してきます。特に女性はデザイン性、見た目も気にしたいのではないでしょうか。

【衣服の工夫】

ひと頃話題になった「COOL BIZ (クールビズ)」というものがありました。夏場になると比較的定着してきたように感じます。そして、実際に涼しく過ごせる素材も多く売り出されています。以前に比べて、実際の温度差がある商品が多く売られていますそのような商品をうまく利用することも良い方法です。

〔夏素材をうまく利用する〕

素材から涼しく着られる夏物繊維を用いたものを積極的に取り入れる工夫が大切です。麻や綿素材は、以前からありますが、最近よくある通気性の良い新素材もお勧めです。すでに店頭では夏素材の商品が並んでいます。襟元から風を通しやすくするだけでも体感温度が変わります。

〔見た目の第一印象をUPさせる涼しさを取り込む〕

そして、ビジネスマンへのノーネクタイが推奨されるクールビズです。Yシャツやインナーの素材も重要です。吸水性、吸汗性にすぐれている夏向け素材が用いられたインナーが多く売られています。それらをうまく活用することがお勧めです。スーツも夏素材にするだけでかなり体感温度下がるのです。色も大切なポイント、ビジネススーツの色を変えるだけで気分も変わります。社会人には、見た目の涼しさも、第一印象の上でもとても大切なポイントです。

衣服で直射日光から肌を守ることも大切ですが、ゆったりした服装で、衣服の中や身体の表面に風を通す工夫をすることを心がけましょう。体内から出される汗や体温をできるだけ早く放出できるスタイリングが求まられます。外出時は、日傘や帽子での使用も効果的です。ただ、帽子は熱がこもりやすくなりますので、注意も必要です。

  1. ゆったりとしたスタイリングで、体温調節できる衣服を工夫する
  2. 襟元広いゆるめの風が通るデザイン性、自分に似合うのネックパターンを知ると良いです
  3. 夏素材、吸汗性、速乾性素材を用いたスーツやインナーなど季節商品をうまく活用する
  4. 炎天下での移動のときは、 輻射熱を吸収しやすい黒色系の素材は避けたほうが良い
  5. 日傘や帽子で直射日光を避ける工夫を行う。帽子は通気性に注意
〔色彩からのイメージも大切〕

赤や黒と爽やかな印象の明るく涼し気な色調のブルーやグリーン、どちらが涼しく感じられますか?色のもつイメージも大きく体感温度に思っている異常に影響しますし、体感温度も黒と白では、温度の吸収率が異なります。そのため黒い服と白い服では体感温度も異ります。部屋のメインカラーを変えるだけでも体感温度は変わります。

【日常行動への注意】

暑さから逃れる行動を行うことが求まられます。行動で身体そのものの体温調節を行うこと、皮膚血管拡張を促し、発汗により熱を体外に逃がす、自律神経性の体温調節があります。

●日なたと日陰、道路を歩くときは日陰側を選んで歩く

日なたと日陰では当然温度差があります。検索するとその差が20℃にもなるというデータも出てきました。気流や湿度も当然影響すると思いますので、正確な数値はわかりませんが、夏の時期は日なた歩行は避けたほうが良いことは当然の事実となります。交通量の多い道路の歩道、右左折を考えるとどうしても反対側に渡るのが億劫ですが、暑い時期は我慢しないで、身体の負担を考えた行動が優先してください。

炎天下の駐車、当然、日陰に停車したくなります。車内は当然かなりの高温になります。JAFの調査によると、炎天下は、日陰での駐車も要注意とのことです。日なたでも日陰とでの温度差は、わずか7℃だという調査結果、どちらもかなりの高温状態となり、日陰なら子どもを車内に置き去りにしても大丈夫だということにはなりません。

炎天下の車内環境

<これでも車内に置き去りにできますか?>

クーラーを入れておけば大丈夫だということにはなりません。車のエンジンをかけたまま、車を離れたことが原因で発生したとされています。暑い場所での駐車は、オーバーヒートを起こし エンジンは停止してしまい、車内はすくに高温となります。 これからの時期、車内に置き去りにされた子どもが亡くなるというようなニュースを聞くことがありますが、絶対に避けてください

●人の身体が体温調節できる皮膚温度は35℃

皮膚表面での温度の上昇には適応できる温度(せいぜい35℃まで)があります。高温環境では汗による体温調節に対する依存率が高くなるとされ、汗のもとになる身体の水分量を維持することが重要とされます。周囲の温度が35℃以上になると、皮膚は、熱を逃せなくなり、逆に熱が体内の入ってきてしまいます。エアコンを使用するなどの対策が求められます。水浴びも効果があります。夏場、外出後にシャワーを浴びるなどもスッキリします。

体温以上になる35℃以上の猛暑日と言われる時の外出は当然注意が必要となります。35℃以上の猛暑日を記録すると予想された場合に出される注意報です。

  • 夏日  最高気温 25℃以上の日
  • 真夏日 最高気温が30度以上の日
  • 猛暑日 最高気温が35度以上の日
  • 熱帯夜 夜間の最低気温が25度以上
〔日常の生活行動で予防のために気をつけたいこと〕
日常生活での注意事項
  1. 暑さを避ける行動を工夫する 住環境、可能ならば活動時間を考える工夫
  2. 衣服の工夫、素材、デザイン性、色も無関係ではない、日射避ける工夫(日傘や帽子)
  3. こまめな水分補給
  4. 急激な温度変化、暑さに身体がなれていない状況など
  5. 日常から体力向上のために運動、涼しい季節から身体を動かすことで暑さに慣れる
  6. 体調に見合う行動、暑いときの無理な行動や運動を避ける

※高齢者のいる家庭では、居室などに対して、特に注意が必要となります。

●日常行動の工夫のポイント
  • 暑い日は、無理のない行動を
  • 日陰を選んで歩く
  • 気分が悪いときはすぐに涼しい場所に避難する
  • 適宜休憩する、頑張らない、無理をし ない
  • 行動予定を組むときに、可能ならば天気予報も参考に、日時も考える

 

1-3 熱中症のリスク対象者、子どもや高齢者

前回のブログで高齢者が脱水症を起こしやすい理由と対策を簡単にまとめています。高齢者も含めて、熱中症のリスク対象者への注意と対応を再度まとめておきたいと思います。

【高齢者の熱中症が増えている現状】

人の生活環境は、私が子どもの頃と比較してもかなりの快適空間となっています。夏場の冷房は、どこもかもがあたりまえの時代です。熱中症の増加は、人の体温調節機能が低下していることも一因であり、さらに地球温暖化やヒートアイランド現象による最高気温の変化も影響があるようです。子どもの頃の暑さと、現在の暑さの質がことなるように私には感じられます。都会に緑が減少したことも原因の一つのように思います。

このような状況下での、温熱条件を理解し、熱中症ハイリスクグループとされる高齢者や子どもの体温調節能力を正しく周囲で受け止めて、年齢に応じた熱中症予防策を日常からおこなうことが必要となるのではないでしょうか。

●体温調節の鈍化

人の水分調節、体温調節機能は次回詳しくまとめていきたいと思いますのでここでは簡単にお伝えします。人の温熱中枢は、脳の視床下部にあります。「暑い」という情報が、皮膚の血管拡張を促し汗腺からの発汗量を増やし体温の上昇を防いでいます。暑いという情報が、衣服の調節や冷房を入れるなどの自らの行動を促しています。

高齢者の特徴として、皮膚の温度センサーの感度の鈍化があげられます。暑さを感知しにくくなると言われています。さらに自律神経への体温調節の司令も加齢により若い頃よりも遅延します。この身体感覚の鈍化が体内に熱を貯め込む原因となり、熱中症の発生への連鎖につながります。また、高齢者の居室は、通常よりも2℃くらい高く、高温多湿の中で生活している人が多いとの報告があるようです。部屋に温湿度計を置くことで、高齢者自身で部屋の暑さを認識できるようにすることも必要です。生活環境を適切に整えるよう、空調管理をすることが熱中症予防につながります。

●熱放散能力の低下

健常者の場合、自律神経による体温調節中枢が暑いと認識されると、皮膚血流量や発汗量を増加して熱放散が促進されます。しかし、加齢による変化は、この皮膚血流量と発汗量の増加が促される反応も遅れが生じ、さらに体温の上昇にともなう反応の程度も減少します。そのため、高齢者は、若年者よりも熱放散能力が低いとされます。体内に熱をためやすく、深部体温がより上昇しやすくなるとされます。

気温の上昇で暑くなると、皮膚への血流量は増加し、心臓に戻る血液量は減少します。その状況を補うために心拍数が増加し、循環器系への負担が増大します。循環器疾患があることや、心機能が低下している場合にこのような状況になると熱中症へのリスクはさらに増強することになります。

●体液量の低下

前回もお伝えしましたが、高齢者の体液量の減少が、熱放散反応の低下もつながります。脱水を起こさない注意が必要です。

●体温調節能力の改善効果

日常的に運動することにより、体力向上させることで若年者に劣らない発汗能力を持つことができるということがあきらかにされています。日常的に運動習慣を持つことで、高齢になっても体温調節能力の老化を予防するということができるということです。1日1回汗をかく運動をして、体力作りすることが勧められるということです。

〔高齢者で考えられる熱中症のリスク〕
  • 暑さを感じにくくなる
  • 喉の渇きを感じにくくなる
  • 行動性体温調節への行動性が鈍くなる
  •  発汗量への影響:皮膚血流量の増加に遅れ、皮膚血流量の減少
  •  体内水分量の減少する
〔高齢者介護での熱中症予防のポイント〕
  • 体調   :元気があるか、食欲、発熱、腋窩や口腔内の乾燥状態
  • 身体サイン:体重、血圧、心拍数、体温
  • 生活環境 :室内の温度、湿度、風通し、換気、日当たり ※輻射熱、直射に注意

高齢者は自分自身で暑さを感じにくくなっています。喉の乾きにも気づきにくく、脱水を起こしやすい状況にあることを意識しながら、体調のチェックを心がけ、早めの対策や予防につなげるような配慮が必要です。とくに脱水症は、症状が進行しないと気づきにくい事もあり、高齢者は特に注意が必要です。高齢者が脱水状態となると、腎機能が低下していることに起因し、回復しにくいとされます。日常から水分補給を意識的におこない、習慣化することが大切です。

【脱水を防ぐために出来る日常での方法】

  1. 温度計・湿度計を置き、測定する

    体温調節機能が低下するために、暑さを自覚しにくくなっています。温湿度計や熱中症計などを利用して、実際の生活環境の危険度を知るようにする

  2. 室内を調整する

    日差しが無い室内でも、高温多湿で無風状態は、熱中症の危険が高まります。冷房や除湿機、扇風機など上手く利用して気温、湿度を調節して、風通しが良く、涼しい環境で生活するようにする

  3. 水分を計画的に摂取する

    高齢者は、上記に示したように、水分量が減少して脱水を起こしやすい状態となっている場合は多く、さらに気づくにくいという状況が重なります。喉の乾きを覚える前に定期的に飲水することを習慣化することが求められます。水分の多い食品を摂ることも効果的です。

  4. 入浴前後、就寝時の水分補給

    入浴や就寝中にも身体の水分は失われ、気がつかないうちに熱中症にかかることもあるとされます。入浴前後の水分補給、寝るときにも気をつける必要があります。

  5. 外出時の体調管理にも注意が必要

    暑い時期の外出は、身体への負担が多く、発汗や日差しなどの影響を多く受けます。体温調節への服装や水分補給、休憩をとるように配慮することが大切です。

  6. 周囲の人の注意も必要

 

【子どもの熱中症を予防のための注意事項】 

子どもは、大人に比べて暑さに弱く、熱中症にかかりやすいために、周囲の大人による注意が必要となります。

●子どもは、熱放散能力が未発達です

思春期前の子ども(乳幼児・幼児)は、汗腺や体温調節機能が未発達のために、高齢者同様に熱中症の危険リスクが高まります。温熱ストレスの増大に対して、特に汗をかく機能が未発達なために、熱が体内にこもりやすく、体温上昇を引き起こしやすくなります。

●大人より暑さに弱い

大人と比較し、身体が小さく、全身に占める水分割合が高いために外気温の影響をうけやすいとされます。全身に占める水分の割合が大人より高いため、外気温の影響を受けやすくなっています。つまり、熱放散反応は体格にも影響され、子どもは大人より熱しやすく冷めやすい体格特性を持つという理由があります。温熱ストレスの増大により、子どもは、頭部や躯幹部の皮膚血流量を著明に増加させます。体内に熱がこもりやすく、体温が上昇しやすくなり、気温が体表温度より高くなると熱を逃がすことができなくなります。

●体温よりも高温環境にさらされると

気温が皮膚温度よりも皮膚温度よりも低い場合は、正常な温度調節を行うことができますが、発汗が唯一の熱放散手段となる環境下となる場合は、熱しやすい体格特性は、熱を獲得するように作用し、未発達な発汗機能が影響し、未発達 な発汗能力が大きく影響し、子どもの深部体温は大人より大きく上昇してしまうこととなり、熱中症リスク高まります。高温となる炎天下や、輻射熱の影響も受け、熱失神を起こしやすくなります。子どもの熱放散特性と未発達の血圧調節も熱中症発症のリスクとなります。

●こまめな水分補給

子どもも喉が乾きます。運動時や活動時、発汗量に見合う水分量を補給する必要があります。子どもが口渇を訴えたときは、かなりの水分が体内から失われていることが考えられます。活動時には、喉が渇く前に少量ずつ水分と塩分を補給するように促すことが大切とされます。日常から、ポットやペットボトルを持ち歩かせ、自由に飲水する習慣をつけさせることが大切だとされます。

幼少時は、自分で体調の変化を訴えることができないことがあります。遊びに夢中になると屋外で、長時間過ごし、体調の変化にも気がつかないことがあります。周囲の大人が、気を付ける必要があります。

●肥満の影響

学校のデータとして、肥満体型が熱中症死亡例に影響しているとの指摘があるそうです。運動時の深部体温は、肥満度が高い者ほど深部体温が高くなることが裏付けられているということです。肥満傾向の子どもの場合、暑熱下での長時間運動には注意が必要となります。

●照り返しの影響を受けやすい
小さな子どもと散歩をする際に気をつけたいことは、炎天下の道路表面の温度です。晴天時の路面は、地面に近いほど、気温が高くなっています。
幼少期の子どもは大人よりも身長が低い為、地面からの照り返しの影響を強くうけます。このため、大人が暑いと感じているとき、子どもはさらに高温の環境下にいることになります。
たとえば大人の顔の高さで32℃の時、子どもの顔の高さでは35℃程度の感覚です。
通常、測定される気温は地面から約150cmの高さで計測されているそうです。しかし、幼児が影響を受ける気温は、地面から約50cmくらいの高さとなります。3~5℃は、温度が高い状況となっていることが予測されます。大人が暑いと感じている状況では、幼児がいる環境は、さらに高温下の状態にあることを知っていて欲しいと思います。
ベビーカーを長時間、日なたに置くこともやめましょう。

 

高さによる路面温度の違い

<高さによる路面温度の違い>

【子どもの熱中症予防】

  • 顔色や発汗状態に注意する

顔色が異常に赤い、ひどく汗をかいているような状況のときは、深部体温が上昇しているサインです。涼しい場所で十分に休息をさせる必要があります。

  • 適切な飲水行動を学習させる

喉が乾いたら飲水する習慣を身に着けさせる。適度な飲水が自由にできるようにする。

  • 暑さに慣れさせる

暑熱順化(暑さに慣れること)を促進させるために、日常から外遊びを行うようにさせる

  • 適切な服装を選ぶ

幼少時は、服の選択や脱ぎ着に関する知識が身につくまでは、気温や環境条件に即した適切な衣服を選んであげることが求められます。

【子どもは熱中症になりやすい】

このように子どもは環境の温度変化に対して、大人以上に大きく影響を受けやすく、熱中症になりやすいリスクを抱えています。予防とともに、体調変化に早めに気付くことが重要とされます。

熱中症予防に大切なこと

大人と同じこととなりますが、保護者や近くにいる大人が注意してあげることが必要です。

  • 空調の温度管理、窓からの直射を遮る
  • 35℃を超える場合は運動中止とする
  • 水分、塩分をこまめに補給する
  • 風通しのいい服装をさせる
  • 外出の際は、帽子着用
  • 体調不良のときは、休ませる
症状を伝えられない…サインを見逃さない

早めに気づくことが大切です。小さなサインを見逃さないようにしましょう

  • 汗をかかなくなる
  • 元気がない
  • ふらふらしている
  • 顔色にも注意、異様に赤い、逆に青くなる

❍その他の子どもに対する、夏場の注意

夏に悪化するあせもや皮膚炎
  • あせも :多量の発汗による皮膚トラブル 汗をかいた後はふき取るなどして清潔に保ちましょう。
  • 虫刺され:掻くとブドウ球菌の感染を起こし、とびひ発症を起こすことがあります。皮膚や手指を清潔に。
  • アトピー性皮膚炎:夏はかゆみがひどくなり悪化しやすい季節です。皮膚を清潔に保つことが大切です。
紫外線は子どもにも大敵です

幼少時に紫外線を多く浴びるほど、大人になって皮膚がん、シミやシワになりやすいといわれているようです。

外遊びは、日陰で時間を選び、帽子をかぶる

真夏の炎天下での外遊びを避ける必要があります。必ず帽子をかぶり、日陰で遊ぶことが大切です。

 

2. 労働環境での熱中症の注意事項  

職場環境でも熱中症を発症しやすい環境が多くあります。ハイリスクの環境と予防方法をまとめておきましょう。

【 熱中症を起こしやすい職場】

職場で熱中症を発症しやすい環境は、高温となる場所での作業です。身体を動かす作業時間が長くなること、さらに体調に合わせた休憩を取りにくいことも要因となります。室内作業の場合は、冷房設備での調整も可能ですが、屋外の作業では天候により注意が必要です。特に体温が上昇しやすい時間帯、午後2 ~5時に熱中症死亡者数のピークがあるとされます。

建設作業、交通警備、農業、林業などの屋外での作業者の発症が多くみられます。身体が暑さになれていない作業開始の初日に多いとされています。

【仕事環境や熱中症を起こさないための注意事項】

熱中症予防には、熱中症を生じやすい環境、作業、人の3つに分けて対応するとよいとされています。

●環境の要因

高温、多湿、発熱体からの輻射熱、無風状態があげられます。特に、湿度の高い環境では、汗が蒸発しにく以上状況となるために、体温の調節には無効とされる発汗が増え、そのため脱水を引き起こしやす状況となります。室内の太陽光を遮る工夫や、風通しが得られるよう工夫することが求められます。

●作業時の要因

暑さに慣れていない時期での、身体への負担を軽減させることが求められます。長時間、休憩の少ない作業を見直す。さらに作業着への配慮も大切です。通気性が悪く、防護用の着用が必要な場合、汗を発汗させることができずに体温が上昇しやすい状態となります。梅雨明けなどの季節の変わり目、急に暑くなった時期は、注意が必要です。連続作業をできるだけ減らして休憩の頻度を増やすことが大切です。

医療現場でもこの状況が意外にあります。X線予防の防護衣を付けて、感染予防のガウンをつける、結構ハードな状況です。医療の場では待ったが効かない時が多いために、日頃からの体調管理に気を配ることが大切です。寝不足など体調の悪いときには避けたい仕事となります。体温を正常化して、脱水予防の飲水をこまめに行うことが大切です。

●体調や健康状態の要因

熱中症の発症に大きく影響します。身体が暑さ慣れるには、数日から1週間程度かかり、それまでは体温上昇しやすいため要注意時期とされます。睡眠不足などでの仕事は、不適切とされます。脱水状態や食事抜きのまま仕事をすることは、非常に危険とされます。体調が悪いときには、周囲に伝えやすい雰囲気を作りも大切です。

血糖値が高い状態では、血管拡張が妨げられますので、尿量が増えるために当然、脱水状態を起こしやすくなります。体型によるリスクも関与します。皮下脂肪が厚い人は、体表面から熱を放散しにくい体質です。高血圧や精神疾患などに処方される薬には、利尿作用がある場合もあるために、発汗しにくくなるものもあり、熱中症を生じやすくなることもあります。かぜなどの発熱、下痢などの脱水でも熱中症の要因となることもあります。何らかの投薬時や、慢性疾患をなどがある場合、暑熱作業などの過酷な仕事への対応の可否は、必ず主治医への確認が必要かと思います。

3.こんなときにも注意が必要な熱中症

熱中症は、真夏日や猛暑日の多く発生することは当然かと思います。

❍冷夏でも発生する熱中症

冷夏と言われる年でも多くの熱中症が発生することがあります。その理由は、ここまで何度も説明してきたのでおわかりかと思いますが、冷夏の時の急激な気温の上昇です。比較的涼しい夏場に、身体が暑さになれない状況で、猛暑日がやってきために、体温調節がうまくできずに熱中症を発症してしまいます。人の身体もウォーミングアップが必要だということです。

❍これから始まる梅雨時の熱中症

関東地方もそろそろ梅雨入りがささやかれています。梅雨の時期も熱中症の好発条件が揃います。梅雨の晴れ間の高温多湿の環境下、梅雨明けの蒸し暑くなった時期にも注意が必要です。身体が慣れていない時期です。身体を慣れさせる熱暑順化させることが大切です。

❍こんな日や場所でも注意をしてください

  • 気温が高い日は、脱水に注意
  • 暑くなり始めは、身体が慣れない
  • 湿度が高い日は、無駄に汗をかき脱水を起こしやすい
  • 風が弱い、風が無い日は、熱気がこもりやすい
  • 日差しが強い日は、皮膚温度よりも気温が上昇する
  • 熱帯夜の翌日、早朝から気温が上がる、寝不足などの体調不良
  • 照り返しが強い場所での運動や活動
  • 熱いものが近くにある場所、輻射熱に注意
  • 急に暑くなった日は身体が慣れていない

 

生理検査アティテュード®からのメッセージ

・検査室温度、自分目線の空調管理をしていませんか?

超音波検査室の室温何度に設定していますか?超音波診断装置は、かなり熱を発します。いいかえると室温管理が難しいとも言えます。私が考える丁度良いと思われる室温とは「私たち検者が暑いと感じる、汗をかくぐらい」なのだと思っています。真夏でも、真冬でも半袖ケーシースタイルで検査を実施しているときに、ちょっと暑いなあ、汗が出る、そんな検査環境です。

❍体感温度は人それぞれ

その理由は、検査の多くが、

超音波検査の多くは「胸や腹部を露出させた状態で行っている」

当然例外もあります。頸部や手首、足首など部分的な検査の場合は例外です。通常心臓や腹部エコーの場合は、不必要な部分はタオルで覆いますが、肌を出していただかないと検査ができません。その被検者に対して、私たちは、当然ながら服を着ています。同じ温度調節では体感温度は異なるのではないでしょうか。

発熱しているときなど、悪寒により寒さを訴えることや、高齢者の場合はかなりの室温があっても、寒い寒いを連呼される方もいたりします。ものすごく発汗している状態でも寒いと訴えることもあり、心理的な不安感からだということも有りえますが、寒いという方に対して冷房はあり得ないと思うのです。そのような方々に胸部や腹部を出して戴くことに協力して貰っているということを認識して欲しいのです。検査をやらせてもらっている自分とは、体感温度が異なっているということを、まず初めに考えて欲しいのです。

相手の身体状況を考えること、そこから検査にも協力して貰えるのではないでしょうか。

人によって体感温度は様々です。とくに身体に不調がある方の検査を行う場合はなおさらです。私は必ず検査を開始する前にお声掛けします。

「空調に関して、暑い寒いがありましたら、遠慮なくいってください」

始める前にひとこと伝えるだけで、検査を受ける側の緊張の糸がほんのちょっと緩むのではないでしょうか。

❍ストレートに伝えられる人は少ないのではないですか?

今だから言います。以前、ある病院で隣のエコー室に入ってびっくりしたことがありました。ちょっとみて貰えますか?と言われて部屋に入ったら、ガンガンに冷やされたエコー室、思わず被検者の方に「寒くないですか?」と聞いてしまったほどの室温。どうやら遠慮されていたようです。

寒かったら言えばいい、そう思う人もいるのではないでしょうか。検査の主役は、受ける側です。私たち検査技師は、検査の指示を受けて検査を担当させて貰っているだけです。指示が無ければ「傷害罪」になることもあると言われました。物を持って、グイグイ押し付けているのですから、被検者の身体に圧を加えていることになります。被検者から見れば検査をしてもらっているのだから我慢しないと…

このブログを読まれている方、ぜひ自分の気持を伝えてください。言われないとわからないこともあるのかと思うのです。

今日のまとめ

  • 家の中にある危険な場所や状況あることを知る。そのための温度湿度管理は重要
  • 炎天下での温度特性を、日なたと日陰での温度差は20℃違う、それでも日なたを歩きますか?
  • 高齢者と子どもの温度に対する特性を知ること、子どもは汗をかきやすいのでは無い

 

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