『元気の出るJunchanのblog』ご訪問ありがとうございます。医療スタッフのメンタルパートナー かたよし純子です♪

先週に引き続きテーマ『健康』です。今週は、生活習慣病と言われている疾患の詳細をみていきたいと思います。今の時代は、Web上でのさまざまな情報を得ることができます。私が書かなくても多くの情報が得られます。でも、私は30年以上、総合病院でさまざまな患者さまの検査を担当させていただくことができました。だから敢えて、臨床検査技師、超音波検査士での目線からお伝えできたらと思っています。今日は、日本の死亡原因の第1位となる悪性新生物「がん」を中心にお伝えしていきたいと思います。

 

1.いちばん身近な疾患『がん』を理解する3つのポイント

1-1 身近な疾患「がん」を知る

1-2 「がんの原因」を知り、自分でできる予防法を知る

1-3 3大がんの発生部位と症状

 

1-1 身近な疾患「がん」を知る

先週の「健康を考える」の初日に、生活習慣病の定義をお伝えしていますが、日本の主な死因別死亡原因の1位が、悪性新生物と言われており、その悪性新生物にあたる「がん」も生活習慣が原因となります。2014年の厚生労働省の「人口動態統計」によりますと、悪性新生物は、28.9%で第1位です。最新の2015年でも同様に第1位となっています。厚生労働省 人口動態統計2105pdf 平成28年12月5日)

悪性新生物(malignant neoplasm)、悪性腫瘍(malignant tumor)は、がん(癌cancer)、肉腫、その他のものも含みますが、多くは、がんとなります。血液のがんとも呼ばれる白血病は、数値には含まれていません。がんは、もともとは自分自身の細胞が、遺伝子変異によって自律的で制御されない増殖を行うようになった細胞集団(腫瘍)で、周囲の組織への浸潤、転移を起こす腫瘍です。悪性腫瘍のほとんどが無治療のままだと全身に転移し、死に至ると言われています。

発生する細胞の種類により分けられる

  • 癌腫   消化管や呼吸器の粘膜、各臓器の上皮細胞から発生「扁平上皮癌」「腺上皮癌」「未分化癌」
  • 肉腫   骨、軟骨、脂肪、筋肉、血管等といった非上皮性細胞由来の結合組織細胞から発生
  • 造血腫瘍 白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫など、「血液のがん」と呼ばれているもの

芸能人ががんに罹患したとよく聞きます。小林麻央さんの乳がんの闘病は有名ですし、最近、中村獅童さんの肺がんも報道されていました。それほど多くの人が、誰でもかかる病気なのです。そして、「がん=怖い」というイメージを多くの人が持っているのではないでしょうか。どうしてがんは怖いのでしょうか。「不治の病」がんになったら死んでしまう。そんなイメージがあるのかともいます。

早期発見、早期治療をまずは心掛けること、そのためには日常から自分の身体と会話をする必要があると私は持っています。自分の健康の状態、「いつもの状態」を知ることが不可欠になります。そして、メンタルも含めて観察することが必須ですし、自分の健康レベルを知ることからです。自分のいつもの数値、血圧や、脈拍、平熱とかを自分で知っていますか?早期発見には、「いつもの自分」を知っておく必要があります。いつもの自分を知って、自分の生活習慣も意識的に見直すことをお勧めします。そこから何をどのように改善することが必要なのかが見えて来るのではないでしょうか。

がんは、手遅れになると確かに死に繋がる恐れるべき重篤な疾患です。がんは、転移し、他の臓器にまでその機能障害を引き起こし、転移と増殖を繰り返し、正常な部分を乗っ取ってしまい、死に至る場合もあります。

がんの特徴として、
  • 自律性増殖を繰り返す

自律的に無制限に正常の新陳代謝を無視し、自律的に増殖を繰り返す。正常の細胞は、他の組織に接触することで増殖は停止されるが、がん細胞は正常細胞を破壊しながら増殖を繰り返す。

  • 浸潤と転移

<近位への拡がり> 周囲の組織へのしみ込みながら拡がるという浸潤を繰り返す。

<遠隔への拡がり> 他の離れた臓器へ転移し、転移した場所で増殖をする

血行性転移        周囲の血管に浸潤し血液を介して他臓器へ転移

リンパ行性転移      リンパ管に浸潤しリンパ液を介して全身へ転移

播種性転移(はしゅせい) 腹腔などを介してがん細胞が全身にばらまかれる

正常細胞の栄養分も奪ってしまい、全身倦怠、体重減少し衰弱した状態になる

このような特徴から、未治療の場合は、確実に死に至る疾患と考えられるために「がん=死」という方程式が暗黙の不安につながっているのかと思います。がんはふつうに告知されるようになりましたが、未だにさまざまな意見もあるのではないでしょうか。本人自身や家族への告知もさまざまな課題があり、それぞれの立場でのカウンセリングなどのメンタルサポートは必須です。

 

1-2 がんの原因を知り、自分でできる予防法を知る

がん細胞は、もともと自分自身の細胞ですとお伝えしました。感染症は、細菌やウィルスによる外部からの侵入により発病しますが、がんは自分自身の細胞、いわば、自分の分身が反乱を起こした結果、自らの命を奪おうとしているのです。

正常細胞の変異の結果、がん細胞となり、その抑制がきかなくなり、増殖を繰り返し、腫瘍を作るわけですから、そこに何らかの原因があるわけです。その原因が分かれば予防も出来るのです。がん化した異常細胞の細胞分裂に歯止めが効かなくなっている状態を「増殖」と言っています。正常な状態では、自己免疫機能がちゃんと働き、異常細胞の増殖を抑えてくれます。先週月曜日のブログの中でもお伝えした「ホメオスタシス」で恒常性が保たれています。「免疫」「自律神経」「内分泌」この3つの機能バランスよく働き、がん細胞の増殖が抑えられていると考えられます。

<ガン発生のがん遺伝子>

がん細胞はどのようにして作られているのでしょうか。がん細胞は、正常細胞から発生したものです。正常細胞は、けがをした時に皮膚を修復するために細胞分裂を繰り返し、傷を修復し、治れば増殖は停止されます。しかし、がん細胞は、先にのべたように際限なくその増殖を繰り返し、塊を形成します。ます。がん細胞は、正常細胞が何らかの原因により傷つけられて多段階式に誘発され、がん化すると言われています。この段階では、がん抑制遺伝子と呼ばれる遺伝子が働き、がん遺伝子の増殖を抑えていると考えられています。このがん抑制遺伝子に傷がつくと、正常な働きができなくなり、がん遺伝子の抑制ができなくなってしまっていると考えられています。

このように日常の細胞分裂の中では、自分の免疫機能が正常であれば、毎日のようにつくられているがん遺伝子の増殖も、がん抑制遺伝子がちゃんとバランスよくがん細胞の増殖を抑えてくれているのです。

もとの正常遺伝子が傷つけられることにより「がん遺伝子」と呼ばれています。

 

<がん発生のメカニズム> 発がんイニシエーターと発がんプロモーター

人は、現代の便利な生活と引き換えにさまざまなリスクを負うようになってきたのではないでしょうか。がんの発生として、発がんイニシエーター(発がん誘起物質)の存在もよく聞きます。今の時代、さまざまな発がんイニシエーターに囲まれて暮らしていると言っても過言ではありません。発がんイニシエーターは、正常細胞をがん化させます。タバコのタールや排気ガスに含まれる「ベンゾピレン」、ハムやソーセージの発色剤「亜硝酸ナトリウム」と肉に含まれるアミンの反応で作られる「ニトロアミン」、動物性タンパク質の焦げに含まれるTrp-P-1、P-2などの化学物質やウィルス、放射線や紫外線もがん細胞をつくると言われています。

そして、増殖させていくのが、発がんプロモーターの存在です。発がんプロモーターは、それ自体では発がんを促すことはありませんが、がん細胞の増殖を促進させるのです。食事の際の、塩分、脂質、糖質、アルコールなどの過剰摂取も発がんプロモーターの一種といわれています。タバコは、双方の作用を持つといわれています。さらに性ホルモンや胆汁に含まれる胆汁酸や、人工甘味料のサッカリン、農薬のDDTや、断熱材のPCBなども発がんプロモーターだといわれています。

 

1-3 がん発生部位と症状 

がん予防のためにも3段階の予防が大切です。

1次予防 健康増進 発病予防 

生活環境の改善、食生活の改善、禁煙、禁酒、予防接種

2次予防 早期発見 早期治療

健康診断、がん検診、スクリーニング検査

3次予防 リハビリテーション 病気の再発予防

リハビリテーション、褥瘡予防、音楽療法など、介護へのサポート、社会復帰

がんは全身病ともいわれますが、さまざまな臓器に機能障害を起こします。平成27年の厚生労働省 人口動態統計で日本人の部位別罹患数の全体の第1位は、「大腸がん」です。男性の第1位は、「前立腺がん」、女性の第1位は、「乳がん」です。

死亡数では、全体では、「肺がん」が第1位、男性は肺がん、女性は大腸がんがそれぞれ第1位です。「肺がん」「大腸がん」「胃がんが3大がんと言われています。死亡率と罹患数に差があるということは、前立腺がん、乳がんは、治癒率が高いといえます。がんは、早期発見、早期治療で完治する病気なのです。

3大がんといわれる「肺がん」「大腸がん」「胃がん」を簡単に見ていきましょう。

【肺がん】

肺がんは比較的進行が早く、早期の自覚症状もあまりありません。細胞形態により、小細胞がんと非小細胞がんに分け、さらに非小細胞がんを扁平上皮がん、腺がん、大細胞がんに分類されます。

<小細胞がん>  中心部に位置する肺門部に多い、転移しやすく悪性度が高い
<非小細胞がん>
  • 扁平上皮がん 肺門部(中心部)に多い 気管支壁に多い
  • 腺がん    末梢部に位置する肺野部に多い、最も発生頻度が多い
  • 大細胞がん  末梢部に位置する肺野部に多い、増殖が早い

喫煙が原因の大きな理由とされている、喫煙者は、非喫煙者の4~5倍リスクが上がるといわれています。

《ハイリスクグループ》
  • 50歳以上の人
  • 喫煙指数(1日の喫煙数×喫煙年数)600以上の人
  • がん罹患者
  • 家族にがん患者がいる人
  • 日常的に排気ガス、有害物質にさらされる生活を送っている人
《肺がんの検査と診断》
  • 50歳を過ぎたら定期検査を心がけ、早期発見が最も大切。
  • 肺がん検診、問診(咳や痰の有無、喫煙歴、家族歴)胸部X線検査、喀痰細胞診、
  • 何らかの疑いが有る場合は、CT断層撮影、気管支鏡検査による組織診、細胞診

 

肺がん

<肺がん>

【大腸がん】

40歳代以降で増加、大腸がんの発生部位で結腸がん、直腸がんに分けられます。右下腹部の位置で小腸(回腸)から大腸へ「盲腸」ここから時計回りで上に向かい「上行結腸」「横行結腸」「下行結腸」「S状結腸」「直腸」と繋がります。

《大腸がんの原因》

大腸の内容物は、水分を多く含み、蠕動運動で大腸内を送られていきます。その間の移行中に水分の吸収が行なわれます。腸内の内容物の中には、発がん物質も多く含まれます。排便直前の直腸とS状結腸に便として蓄えられていますが、発がん物質を含くむ便のため、腸管壁と発がん物質が接している時間がこの部位が最も長くなり、このS状結腸と直腸にがんが出来やすくなるといわれています。

食生活の変化も大腸がんが増加した理由だといわれています。動物性脂質やタンパク質の摂取量の増加の割に、野菜や穀類の食物繊維の摂取量の減少が便の停滞時間の延長に繫がっているともいわれます。さらに家族性大腸腺腫症遺伝性非ポリポーシス性大腸がんもリスク要因とされています。

《大腸がんの症状》

血便、排便異常、腹痛など。初期症状は、ほとんどないががんが大きくなると、大腸の内腔が狭くなり便の通過障害が引き起こされ、便が細くなる、残便感、水分吸収がうまくいかず、便秘と下痢を繰り返す。便に血液が混ざることがあるが、痔との鑑別が必要です。

《大腸がんに検査と診断》

集団検診でよく行われる便潜血検査です。消化管出血のふるい分け検査となり、胃や大腸からの出血、また直腸からの出血も陽性となりますので、精密検査で、胃内視鏡、大腸内視鏡、直腸診、注腸造影検査を受けて出血の原因検索を行う必要があります。

内視鏡検査では、病変部の観察と組織を採取し、細胞診等での確定診断を行うことが出来ます。

がんと診断された次の段階では、周囲への浸潤、転移などの進行具合を見るためにCT、MRI、超音波診断などの画像診断をおこないます。

直腸がんの場合、手術での切除で直腸を残せない場合が生じることもあります。その際は、人工肛門(stomaストーマ、ストマ)を腹部に造設することになります。ストマに関しては、ネット検索すると様々なものがあります。

 

大腸がん

<大腸がん>

 

【胃がん】

胃がんは、かつて日本の死亡原因第1位のがんでした。早期発見・早期治療により、完治する割合も増えてきました。40歳以降に増加し、男性>女性の割合2:1でみられます。

胃がんの中でもスキルス胃がん(硬がん)は、悪性度が高く、胃壁の中を浸潤して拡がるため、発見が遅れる。進行も早く、腹膜転移を起こしやすく、比較的若年層に多く見られます。

《胃がんの原因》

塩分過剰摂取、植物性食品やビタミン摂取不足、熱い・辛いなどの刺激物など。その他、喫煙による有害物質の胃粘膜刺激も原因となっています。

近年ヘリコバクター・ピロリの胃粘膜の生息が、胃潰瘍や胃炎の原因となり胃壁の障害につながることが知られている。胃がん予防のためにも除菌療法が推奨されています。

《胃がんの症状》

早期胃がんの症状は、自覚症状がなく、他の消化管症状と同じように、腹痛、腹部不快感、食欲不振、吐き気などで、他の胃腸病の症状でもみられるものです。健康診断やがん検診などでの早期発見されるケースが増えてきました。

胃がんの進行により、腹痛や腹部不快感、食欲不振などの症状が強く現れ、体重も減少していきます。さらに進行するとしこりとして触れることもあり、腹水の貯留、吐血や血便などの症状、激しい痛みなども出現します。全身衰弱、多臓器(肝・肺・骨・脳など)への転移し、さまざまな症状が現れます。

《胃がんの検査と診断》

健診でよく行われる胃X線検査(バリウム)、胃内視鏡検査などが比較的簡単に行われています。最近では、超音波内視鏡検査も内視鏡で観察不十分な部分を補うために行われるようになりました。胃壁への浸潤の程度や、外部からの圧迫、周囲へのリンパ節転移などの観察も可能となってきています。

CT検査は、胃がんが疑われる際に、多臓器への転移の確認ために行われます。

ここで、検査技師からのアドバイスですが、健診で胃X線検査を受けた際にバリウム飲みます。検査後下剤を必ず渡されるかと思いますが、必ずバリウムを体外に排出するために服用することをお勧めします。バリウムをそのままにしておくと、腸管内部で固まり腸閉塞の原因になり、最悪は開腹手術が必要になってしまうこともあります。水分も多めに摂るように心がけましょう。

そして、もし、健診などで超音波検査も受けられる場合は、超音波検査を済ませてから胃X線検査を受けてください。その理由は、超音波検査では胃に内容物が入ると胃の運動(蠕動運動)の影響などでの消化管ガスの発生や、内容物の影響などで超音波での観察条件が悪くなる場合が多くなってしまうからです。本来は、医療関係者側が注意しなければならないことなのですが、やはり人間です。健診の案内される方が誤って先にX線検査に案内してしまうことも無くもないのが検査を長年してきた経験からありえなくもないのです。この時期、新人さんが案内をする場合も少なくありません。知らないよりは、受診される側も知っておいていただけると良いミニ知識かと思います。

 

2.がんを知る検査 

3大がんといわれる「肺がん」「大腸がん」「胃がん」を簡単にまとめました。疑われたら確定診断のために初めにセレクトされるのが画像診断です。CTスキャン、MRI、超音波検査(エコー検査)などです。超音波検査(エコー検査)は、非侵襲性検査のひとつといわれています。簡便な割には得られる情報が多いのが特徴です。最近の超音波診断装置の向上性は、数ミリの評価も可能にし、周囲のへの浸潤や近位のリンパ節転移なども確定基準の1つとして注意深く観察したい部分の1つです。また、その腫瘍の進行(ステージ)の判断基準のひとつになることもあります。がんが見つかった時には、術前検査の全身検索のスクリーニング検査のひとつとして、超音波検査もよくおこなわれる検査です。

また、治療の際にも超音波が重要な役割をすることもあります。胃がんのところでお伝えした、超音波内視鏡検査もその1つです。手術中に直接臓器に超音波をあてて、切除対象の腫瘍の周囲への伸展を確認する「術中エコー」。穿刺細胞診の際に穿刺部位を安全に確保するために、エコーで観察しながら穿刺を行うエコーガイド下での「穿刺細胞診組織診検査」。閉塞性黄疸の際に黄疸を軽減させるためにおこなう、「経皮経肝胆道ドレナージPTCD」とは、胆汁を持続的に体外に排出する治療法ですが、エコーガイド下で穿刺をおこないます。

エコーで身体の内部を確認しながら、大切な血管などを避けて安全なアプローチの方向を見つけて、穿刺を行う事ができるのです。エコー下穿刺では、穿刺後のカテーテル(管)を確実な位置に挿入するためにもちろんレントゲンも使用されます。臨床検査技師もレントゲン技師も医療現場にはなくてはならないコメディカルスタッフなのです。そして、それぞれがプロ意識を持って勤務しています。

レントゲンも超音波もそれぞれの検査特性があります。数ミリの細かな部分は超音波が優れていると私は、超音波を行う技師なのでそのように思っています(笑)でも、大きな病変には、オリエンテーションしかねることもありますのでレントゲン検査が良いこともあります。画像診断には、さまざまな種類がありますが、私はやはりその特性から得られる結果が異なり、さまざまな方向から疾患をみるということをお勧めしたいです。

ここで、お伝えしたいことは、超音波検査は、術者の技術による差があるということです。診断装置の解像度にもよりますが、検者による差、「技師の技術の差」が超音波診断にいちばん影響があるということは否めません。長年、臨床検査技師・超音波検査士として検査をおこなってきた立場から思うこと、後継者を育成することは医療者として必須であるということをそれぞれが自覚して欲しいと切に願います。その場所を作ることが私の目標の1つです。

検査データーをきちんと読み解き、疾患を熟知して検査を行うことが出来るのが臨床検査技師です。そして何よりも大切なことは、医療者は、人の健康に関わっているということ、社会の人の人生に関わっているということをしっかりと自覚する必要があるということが前提にあるということです。

 

3.がんとメンタル 心理臨床

今日の最後に、もし自分ががん告知をされたら、大切な人ががん告知されたら、どんな気持ちになるでしょうか。そのことを考えてみていきたいと思います。

医療者として、家族として私もさまざまな経験をしました。幸い自分自身は、がん告知をされたことはありませんが、両親が告知を受けたことがあります。2年前に亡くなった母は、亡くなる10年以上前に大腸がんで手術を受けました。昨年末に亡くなった父は、母よりかなり以前に肺がんの疑いで検査を受けました。そのときは、私もやはりかなりの心の動揺があったことを記憶しています。私は、兄弟3人の一番下ですが、医療の知識があるため、また病院勤務のため、すべて病院関係の話は私が窓口でした。

自分の家のことよりも父や母のことがまず優先されていたことを思いだします。仕事をしながら、母親として娘としてさまざまな役割をこなさないとなりませんでした。そのことにプラスして、「がん告知」です。父の時は、最悪のことまで考えてしまい、診断された医師の説明を聞いたときには、手が震えていた事をよく覚えています。幸い肺炎だと確定診断されたときには、どれほど安堵したことか…母は、治癒率の高い大腸がんであったことや、自分の病院のよく知る、以前から信頼している医師に直接治療をお願いできたことなど、さまざまな状況で心意的にはかなり安心できる部分が多かったことが幸いでした。

医療者との信頼関係なのです。お世話になる看護師さんや看護助手さんは、入院中いちばん身近な存在です。父は、病院で最後を迎えましたが、亡くなるまでさまざまな看護師さん、看護助手さんお世話になりました。帰巣本能の高い父が、病院生活に満足していた様子、それが何よりでした。私は、ほとんど毎日のように病院に行っていましたが、看護の様子に安心することができたことがどれほど救われたかも語り尽くせません。父は私に亡くなる半年間、患者家族としてさまざまな医療施設を見せてくれました。ほんとうにいろんな対応があり、思うこともさまざまです。

病気を看てもらいこと以上に、心を支えてもらうことも大切さを心から感じた体験でした。自分自身が医療者と名乗るのならば、自分自身のメンタルを整えることは必須です。病院勤務も他の職種と同様さまざまなストレスを抱え、毎日多忙な時間との戦いです。だからこそ医療者スタッフのメンタルパートナーで私はいたいのです。私は、たかが臨床検査技師ですが、心を学び、今もさらにさまざまな方面で心の学びを続けています。30年以上病院で働いてきて病院でさまざまな検査をさせて戴きました。そのほとんどが生理検査を通して多くの患者さまや病院スタッフと接して来ました。だから何か出来ないか、私ならでは出来ること、私にしか出来ないことが必ずあるはずだと思い今、行動しています。

ひとりでも検査技師の心と技術を向上させること目的としています。そして、患者さま、患者家族さまはもちろんのこと、医療者のストレス軽減をいちばんに、心から願っています。

健康な心と身体が社会を笑顔にしていくと私は信じています。

 

今日のまとめ

  • 死亡原因第1位は、身近な病気「悪性新生物」は、生活習慣改善から意識を変える
  • がん細胞は、自分のからだのSOSサインです
  • 初期のがんは、自覚症状がありません、早期発見のために健診は必須です

 

《関連blog》

『健康を考える』

・§1 自分の健康を意識していますか     2017.5.29

・§2 よく聞くけど生活習慣病とは       2017.5.31

・§3 毎日、健康生活を過ごすためのポイント  2017.6.2

 

《関連サイト》

・悪性新生物  Wikipedia

・2015年資料 厚生労働省 人口動態統計2105pdf(平成28年12月5日)

・肉腫     Wikipedia

・悪液質    Wikipedia

・がん化する仕組み  国立がん研究センター がん情報サービス

・家族性大腸腺腫症  Wikipedia

・遺伝性非ポリポーシス性大腸がん  Wikipedia

 

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今日も最後までありがとうございました。

 

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