元気&HealthのJunchanのblogにご訪問ありがとうございます。医療スタッフのメンタルパートナー かたよし純子です♪ 今週のテーマは「脂肪肝」です。生活習慣病として認識されている割には、自覚されていないように常日頃から感じています。前回は、肝臓のしくみと機能を中心におつたえしました。2回目の今日は、肝臓とアルコールとの関係性「アルコール性脂肪肝」を中心にまとめていきます。私もお酒大好きなのですが、やはりそれなりに健康を意識して考えます(笑)お酒と楽しくつき合うためにもまずは理解することが大切なのではないでしょうか。健康的に楽しむことが出来たら何よりなのではないでしょうか。今日もぜひ、最後までおつきあいください。

 1.肝臓とお酒の関係性、楽しむために理解するポイント3つ  

1-1 アルコールの代謝 解毒と分解、飲めるor飲めないとは?

1-2 アルコールの肝臓への影響知る

1-3 楽しくアルコールを飲むためには?

今日のプラスα

2.その他のアルコールの身体への影響  

3.アルコール、脳へ急性作用「酔」と慢性作用

 

1.肝臓とアルコールの関係性を知るためのポイント3つ 

桜のシーズンも終わり初夏のような季節、仕事の後の冷たいビールは、やはり魅力的ですよねと、私も思います。

1-1 アルコールの代謝 解毒と分解、飲めるor飲めないとは?

アルコールは、肝臓で解毒、分解されて、無害化されたのち体外に排泄されます。やはり、肝臓への負担は否めません。

【肝臓のアルコール解毒と分解】

アルコールは、依存症を引き起こすことや、身体に有害な状況をもたらすことがあることを理解して楽しみたいものです。

〔アルコールは有害であることを理解する〕

アルコールは、肝臓が解毒対象とする薬物であるという認識を持って欲しいと思っています。解毒対象ということは、身体には有害物質だということになります。アルコールは、アルコール依存症や、肝硬変、肝がんなどの肝臓病の原因となるなどさまざまな健康障害を招くこともあります。

体内にアルコールが入ると、肝臓はアルコールがゼロになるまで代謝と分解を行います。

〔アルコールの代謝 解毒と分解〕

アルコールは、胃、十二指腸、小腸などで吸収され、肝臓に送られます。アルコールは、胃で約20%、小腸で約80%が吸収され、その大部分が肝臓で処理されます。肝臓内では、まずアルコール脱水素酵素(ADH)やミクロゾームエタノール酸化系(MEOS)により分解され、有害となるアセトアルデヒドになります。このアセトアルデヒドが、悪酔いや頭痛、動悸の原因にもなります。アセトアルデヒドは、さらにアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)により、無害な酢酸へと分解されます。酢酸は、血液中へ送られ筋肉などに運ばれた結果、炭酸ガスと水に分解され、最終的には尿や汗、呼気から体外に排泄されます。

ミクロゾームエタノール酸化酵素(MEOS)は通常薬剤の分解を行っていますが、アルコール脱水素酵素(ADH)で分解しきれない分をMEOSが酢酸と分解しています。

 

肝臓のアルコールの解毒・分解

<肝臓でのアルコール 解毒・分解> 

 〔アルコール多飲や継続の弊害とは?〕

アルコールの代謝、分解には、栄養素を代謝するときとは異なる変化が肝細胞などに起こるとされています。大量のアルコールを長時間飲むほど、その変化が続くことになります。アルコールの代謝が無くなると変化した細胞はもとに戻りますが、毎日多量のアルコールを飲み続けると細胞の変化が続くことになります。継続的な大量のアルコール摂取は、アルコール脱水素酵素の働きを活性化させ、大量アルコールを飲めるようになります。しかし、細胞の変化はやがて肝細胞の変性、壊死、細胞間質細胞の線維化を招き、肝機能は低下することになります。

一気飲みで急激にアルコールが体内に入ってきても、肝臓が一定時間に処理できるアルコール量は決まっています。そのため、血中のアルコール濃度が急上昇し、急性アルコール中毒を引き起こしてしまうことになりますので、注意が必要です。

【アセトアルデヒド脱水素酵素:ALDH】

アルコールを飲める人と飲めない人はどう違うのでしょうか。遺伝によりその程度は異なります。

〔アセトアルデヒド脱水素酵素の有無〕

アセトアルデヒドを分解するアセトアルデヒド脱水素酵素の有無は、遺伝子の有無で決まります。アルコールを分解する酵素は、アセトアルデヒド脱水素酵素の中の、2型ALDH2が主要な酵素となります。2型ALDH2を作りだす遺伝子が、ALHD2-1と、ALDH2-2の2タイプあります。この中のALDH2-1がアルコールの分解に関する体質に関係するとされています。

〔遺伝子によるアルコールが飲めるタイプ・飲めないタイプ〕

2型ALDH2-1の遺伝子をN   2型ALDH2-2の遺伝子をD

  • NN:飲める お酒に強いタイプ
  • ND:多少飲めるがたくさんは飲めない
  • DD:まったく飲めない

アルデヒド脱水素酵素2型を持たない欠損者(DDタイプ)は、通常アルコール性肝障害になることはありません。しかし、NDタイプの多少飲めるタイプの人が、常習的な飲酒習慣を持つようになると、より少ない量でアルコール性肝障害を発症することになります。

 

アルコールの代謝

<アルコールの代謝>

 

1-2 アルコールの肝臓への影響知る

アルコール多飲により、さまざま臓器に影響がみられます。その中でも肝臓への影響がもっとも多く、かつ重篤な疾患へとつながります。

【アルコールの吸収と分解速度】

アルコールは、胃および小腸上部で吸収され消化管内のアルコールは、体内に摂取後1~2時間でほぼ吸収され、それとともに、分解も始まります。分解は、前述のように主に肝臓で行なわれ、その後、筋肉が主体となります。

〔アルコールの分解速度〕

アルコールの分解速度は、アルコールの吸収や分解には多くの要因が関係するため、個人差がかなりありますが、平均値は男性でおよそ1時間に9g、女性で6.5gくらいです。この処理能力を超えると、肝臓から全身にいきわたります。アルコールは、水にはよく溶けるために容易に臓器に拡散していきますが、脂溶性は低く、脂肪組織には極めてゆっくりと拡散していきます。

〔アルコール吸収の影響要因〕

アルコールの吸収に影響する要因は、いろいろとあります。

  • 胃切除後

アルコールは直接小腸に入ります。小腸での吸収速度は早く、そのため一気にアルコールの血中の濃度は上昇します。

  •  空腹時の飲酒

胃に食物が無いために、そのまま小腸に流れ込みます。胃切除後同様にアルコールの吸収が速く、空腹時に濃い酒を飲むと、アルコールの吸収が加速、血中濃度の上昇が促進されます。

これらの状況は、悪酔いの原因となるために気をつけたい要因となります。
逆に、食事やつまみ類とともにゆっくりと飲酒することで、アルコールの胃での停滞時間が延長されるために、吸収もゆっくりとなり、また血中濃度も低値に抑えられることができます。飲酒時は、このような飲み方が推奨されます。

【アルコール性脂肪肝】

アルコールの飲み過ぎにより、はじめに脂肪肝となります。脂肪肝は、中性脂肪が肝細胞内に30%以上蓄積した状態だと、前回のブログでもお伝えしています。アルコール性肝臓病は飲酒量が多いほど、また飲酒期間が長いほど起こりやすくなります。脂肪肝となった肝臓では、血流障害が起き、肝細胞の壊死、肝機能の低下が生じます。また、さらに重篤な症状(肝炎、肝硬変など)へと進んでいくこともあります。

〔アルコール性脂肪肝の症状〕

症状があることはまれで、健診などの腹部超音波検査で初めて指摘される場合が多く見られます。血液検査で高脂血症や、γ‐GTPやAST(GOT)、ALT(GPT)上昇などの異常値で指摘されることも多いようです。まれに、右上腹部鈍痛、食欲不振や吐き気がみられることもあります。

〔ひと目で分かる超音波検査〕

確定診断は、生検で肝細胞への脂肪の沈着を確認することとなりますが、通常は、腹部超音波検査やCTなどの画像診断で確認することができます。腹部エコー(腹部超音波検査)では、プローブ(探触子:機器)をあてた瞬間に分かると言っても過言ではありません。

〔アルコールが脂肪肝となる原因〕

肝臓では、有害となるアルコールの処理を優先して行われることになります。そのため、脂肪の代謝を後回しとなるために代謝されない脂肪は、肝細胞に蓄積されることになります。アルコールのカロリーみたことありますか?アルコールは1グラムあたり7.1キロカロリーを生じるとされていますが、アルコールに含まれるカロリーは、糖質、脂質、タンパク質といった他の栄養素と異なり、身体に蓄えられないことからエンプティーカロリーとも言われるそうです。ならば、アルコールでどうして中性脂肪が蓄積されてしまうのでしょうか?

ひとつは、アルコールとともに摂取されるつまみ類のカロリーが問題となるようです。高カロリーのものを長時間飲食することで、肝臓では、アルコールの処理で手一杯、他の栄養素の代謝まで行うことができない状態となります。夜遅くまでの飲食も、時間遺伝子が関係し脂肪を蓄えやすくしています。アルコールは、善玉といわれるHDLコレステロールは増加するとされていますが、アルコールが関係する高脂血症の場合、脂質代謝異常も関係し、さらに重篤な状態となっていくことが懸念されます。

最近ではアルコールを飲まない人、食べすぎによる肥満や糖尿病による脂肪肝も増えています。アルコールが原因での脂肪肝は、やめれば短期間で改善するとされます。自分自身がどのような生活習慣を持っているかを見直すことが大切だと思われます。

【アルコール性肝障害】

アルコール依存症における肝障害は約80%とかなりの高頻度とされています。アルコール性肝疾患の場合は、ウイルス性肝炎とは異なり、自らの意思で重症疾患への過程を予防し、改善できるということにつきます。

〔アルコール性肝炎〕

アルコール性脂肪肝を指摘され、その状態でさらに大量の飲酒を継続することでアルコール性肝炎を発症します。腹痛、発熱、黄疸などの症状を伴うこととなり、重篤な状態となりに死にいたることも場合も懸念されます。アルコール依存症の場合によくみられ、アルコール性肝炎の診断に際しては、断酒が絶対とされます。治療後、飲酒を再開するとやがて肝硬変へと進行します。

〔肝硬変〕

長年アルコールの多量飲酒を継続した場合のアルコール性肝障害の最終段階とされるのが肝硬変です。よく言われる、重篤な症状として、腹水、黄疸、吐血などがみられます。肝硬変とされても、アルコール性肝硬変の場合は、断酒を継続することで改善することもあるとされています。諦めずに断酒を断行することのようです。

人生やめますか?アルコールやめますか?ということのようです。

肝臓は「沈黙の臓器」と言われるくらい、我慢強く根をあげずに頑張ってくれています。症状が出る前に気づいてあげてください。症状がなくても定期的に血液検査を受けるようにしてください。

肝機能としての検査項目はおもに、AST(GOT)、ALT(GPT)、γ‐GTPがありますが、その中でもγ-GTPが、アルコールに相関しています。このγ-GTPが上昇している場合には、アルコールの量を控えるようにすることが大切です。すべての数値が上昇している場合には、肝機能の低下が疑われますので、アルコールは控えるようにすることが懸命かと思われます。健康指導や主治医とよく相談することをお勧めいたします。

 

アルコール性肝障害の経過

<アルコール性肝障害の経過>

1-3 楽しくアルコールを飲むためには?

私もお酒が大好きです。けっこう飲んできました。自分で調べて、まとめて再確認することも多々あります。楽しく会話しながら飲むことがやはり、自分にとってプラスになることも多くあります。楽しむための方法をまとめておきましょう。

【アルコールのさまざまな効用とは?】

古くから日本人に親しまれてきたお酒、アルコールを適度に飲むことは健康にもよいと言われています。

〔アルコールの良い効果〕

少量の飲酒は、胃の蠕動運動を刺激し、空腹感が増すことによって、食欲を増進させてくれます。ストレスを和らげる効果、楽しく会話しながら飲むことで、人間関係をスムーズにするなどがあげられます。さらに、少量の飲酒は、血管を拡張させる効果もあります。血液の循環を促し、体温を上昇させ、疲労回復もあるとされています。

【さらに楽しく飲むために】

飲みすぎては、ここまでお伝えした状態がまっています。

〔自分の適量を知る〕

楽しくお酒が飲めるのは、大脳新皮質(後述してあります)までとされる「ほろ酔い期」までです。どの程度がほろ酔いになるかは個人差があります。上記の遺伝子の有無や、「今日のプラスα」での、アルコール換算などから求めてみてください。

〔賢く飲むために〕

アルコール度数の高いお酒は、胃腸への刺激が強く酔が回りやすくなり、血中アルコール濃度が早く上昇するために肝臓へも負担が増します。ウイスキーや焼酎など水で薄めることが肝臓のためには勧められます。お酒そのもの風味や味を楽しみたいということも有るかと思います。ストレートで飲む時は、チェイサーを用いると良いでしょう。ノンアルコールや和らぎ水などを上手く利用することです。

〔いっしょに摂りたい、おつまみとは?〕

胃の粘膜保護には、脂肪分多いチーズなど、牛乳もアルコールの吸収を抑える効果が有るようです。またアルコールにより、ミネラルやビタミンが奪われやすくなりとされるために、塩分を控えた野菜や植物性食品を多く摂ることがよい良いです。アルコールを分解するためにタンパク質も必要となります。タンパク質が豊富なおつまみといっしょに楽しみましょう。飲んだあとは、果物をに含まれる果糖が、アルコールのぶん会を助ける効果があるとされます。グレープフルーツジュースや柑橘系の飲み物を摂ることもオお勧めです。

【どれくらいのアルコール量になるのか?】

日常飲んでいるアルコール量がどれくらいになるのかが分かる計算式です。以前のブログで掲載したものを再掲しておきます。アルコール量の計算式というのを見つけました。  ※引用サイト e-ヘルスネット

〔純アルコール量の計算〕

酒類のラベルに記載されているアルコール度数が記載されていますが、この度数は、体積パーセント(%)で示されています。アルコール度数5%のビールは、100ml中に、純アルコールが5ml含まれているという意味です。

アルコール度数500mlのロング缶ビールに含まれる純アルコール量は、

500ml(酒量)× 0.05(度数)× 0.8(比重)= 20g(純アルコール量)

と計算されます。

〔基準飲酒量(ドリンク)〕

日本では近年の基準飲酒量として、国際的な平均から見直され、

1ドリンク = 10g

この基準量が提案され使用されています。

〔各酒類の1ドリンク〕

基準飲酒量は、自分が飲んだアルコール相当量を把握でます。ついつい飲み過ぎる方へ、自分の健康を考え、参考にすることも身体への労りです。アルコールの場を楽しむことと飲酒量は相関しますか?

下記の表に「e-ヘルスネット」の表を見つけましたので、引用させていただきました。参考として1ドリンクに相当する酒量を確認されてみてください。上記で示した「飲み過ぎ危険100g量」は、この10倍量となります。

 

酒類の1ドリンク量(アルコール=10g量)

<酒類の1ドリンク量:アルコール=10g量> ※e-ヘルスネットより参考作成

 

2.その他の アルコールの身体への影響 

アルコールによる健康障害として、

「急性アルコール中毒、肝臓病、膵臓病、循環器疾患、メタボリックシンドローム、うつ、自殺、認知症、がん、歯科疾患、消化管への影響、アルコール性肝炎と非アルコール脂肪性肝炎、痛風、糖尿病、高脂血症、胎児性アルコール症候群」

ネット検索で「e-ヘルスネット」のサイトでこれだけの数の健康障害が検出されました。その数の多さに再認識させられました。おもなものをまとめていきたいと思います。

【急性アルコール中毒】

若年者、女性、高齢者などがハイリスクとなります。アルコールで顔が赤くなる場合にも、アルコールの分解速度が遅いとされ、一気飲みなどは非常に危険な行為となります。意識レベルの低下、嘔吐、呼吸状態が悪化するなど、重篤な場合には、死亡にすることもあるために適切な対応が求められます。 (引用サイト 急性アルコール中毒 

【膵臓病】

以前のブログでもまとめましたが、膵臓病には急性膵炎と慢性膵炎があり、さらに慢性膵炎から起こる糖尿病があります。膵炎を引き起こすリスクには、アルコールは、トップに挙げられます。アルコールを飲む人がすべて膵炎になるということではありませんが、慢性膵炎の場合は、アルコール依存症を併発している場合が多く見られるようです。慢性膵炎から急性膵炎を招くこともありますので、飲酒制限が必要となることもあります。(引用サイト アルコールとすい臓病 

【循環器疾患】

適度の飲酒は、循環器疾患には効果があるされていますが、「過ぎたるは及ばざるが如し」といわれるように、過度の飲酒は、逆に循環器疾患のリスク因子となります。循環器疾患関連の死亡を増加さえ、他の疾患のリスクも上昇させます。 (引用サイト 循環器疾患 

【メタボリックシンドローム】

過去のブログでも何度もお伝えしていますメタボリックの原因には、高血圧、脂質異常症、高血糖プラスアルコール多飲が関与している場合が多くみられます。予防には、適度な量と、週2日間は「休肝日」が必要とされています。(引用サイト メタボリックシンドローム 

【うつ病・自殺】

うつ病や依存症も以前の膵臓のテーマブログでもまとめています。うつ病とアルコール依存症との合併頻度も高率にみられるとされています。うつ病と依存症と、どちらが先の場合もあるようで、アルコール依存症から自殺との関係性も指摘されています。身近な人に見られたら、早めの対応に心がけて欲しいと思います。 (引用サイト うつ、自殺 

【認知症】

アルコール量が増えるほど、脳萎縮するという報告がありますが、断酒することで、改善することも知られていますが、萎縮以外にも、アルコールが加齢による記憶や学力低下を促進するということも言われ、アルコールの大量摂取は、認知症のリスク上昇が示されています。その一方で、少量ないし、中等量の飲酒は、認知症の原因とはならずに、認知症の予防効果があるとされています。 (引用サイト 認知症

【がん】

世界保健機関(WHO)では、アルコールは、消化器がん(口腔、咽頭、喉頭、食道、肝臓、大腸など)と女性の乳がんの原因とされています。アルコールそのものに発がん性があり、2型のアセトアルデヒド脱水素酵素の働きが弱い人では、アルコールの代謝産物であるアセトアルデヒドが食道がんの原因となることが示されているようです。 (引用サイト がん

【歯科疾患】

アルコールの過剰摂取により、身体機能が低下することに伴い、口腔衛生の低下や唾液分泌の異常が起こりやすくなることで歯科疾患が増加すると考えられます。口腔環境の悪化は、歯科疾患のリスクが向上し、食機能の低下へとつながります。高齢者のオーラルフレイル(関連ブログ)はとても大切です。 (引用サイト 歯科疾患

【消化管への影響】

アルコールはすべての消化管に影響を与えるために常に適量摂取が大切です。アルコールが原因となる消化器疾患には、「胃食道逆流症」「マロリーワイス症候群」「急性胃粘膜病変(AGML)」「門脈圧亢進性胃炎」「下痢」「吸収障害」「痔核」などのさまざまな疾患や症状の原因となるとされています。 (引用サイト 消化管への影響

【アルコール性肝炎と非アルコール脂肪性肝炎】

アルコール性肝障害については、本日ここまでお伝えしました、非アルコール性肝障害は、次回しっかりとまとめていきたいと思います。両者とも進行すると肝硬変や肝がんにいたることもあるといわれています。アルコール性肝炎は、常習的な飲酒習慣で大量飲酒後に発症するとされています。アルコール依存症が背景にある場合は、断酒を行える環境下での専門治療が必要となります。非アルコール性脂肪性肝炎は、過食、運動不足、肥満、糖尿病、脂質異常症などに伴う脂肪肝として発症しています。 (引用サイト アルコール性肝炎と非アルコール脂肪性肝炎

【痛風】

痛風とは、高尿酸血症に発症する関節炎です。アルコール摂取により体内での尿酸量が増大し、時に痛風発作となって現れます。メタボリックシンドロームとの関連も多く、アルコールの飲み方に注意が必要となります。(引用サイト 痛風

 

3.アルコール、脳へ急性作用「酔」と慢性作用

人の身体にとって、アルコールは解毒の対象です。つまりは、有害ということです。

【アルコールの急性作用】

アルコールは、正しくはエチルアルコール、またはエタノールのことです。エタノールは脳細胞の活動に強く抑制作用を持ちます。すなわち酩酊、酔っ払った状態です。これがアルコールの急性作用となります。

〔酔いの段階〕
  1. ほろ酔い状態:アルコールの抑制作用が大脳新皮質に限られている
  2. 酩酊    :アルコールの抑制作用が大脳辺縁系や小脳に及ぶ
  3. 泥酔    :アルコールの抑制作用が脳幹部に及び始める
  4. 昏睡    :アルコールの抑制作用が脳全体を覆う
1.ほろ酔い状態

大脳皮質に対するよく抑制が生じます。脳の表面 大脳新皮質は、理性的な判断をしています。脳の中心、輝度哀楽などの感情のような本能的な部分に対して抑制しています。アルコールはこの大脳新皮質に作用しますので、感情のままの発言や行動がみられたりすることがあります。好意的に理解すると、緊張がほぐされリラックスした状態ともいえ、社会的には許される範囲とされると考えられます。

2.酩酊

アルコールの影響が大脳新皮質を越え、大脳辺縁系まで抑制された状態です。激しい感情の表出、同じ言語を繰り返す、周囲の人絡むなどの影響が現れたりします。小脳にまで影響が及ぶために、呂律が回らない、千鳥足になるなどふらついて歩けなくなるような状態になります。アルコールが分解されて、アセトアルデヒドが生じ、そのため悪心や嘔吐を生じるという症状があらわれます。

3.泥酔

さらにアルコールを飲み続けると、抑制作用が大脳全体に及びます。脳幹部や脊髄にも影響が現れます。泥酔状態となります。この状態では、吐物で喉を詰まらせることも否定できません。放置することは危険ですので、周囲の人は見守る必要があります。

4.昏睡

脳幹部には、呼吸中枢、体温調節などの生命活動を司る中枢となります。アルコールによる抑制作用がさらに強くなることで、昏睡状態となり死に至ることもあります。痛覚刺激に対して反応がない場合は、救急搬送することが必要となります。

【アルコールの慢性作用】

長年アルコールの大量摂取を続けることで、アルコールの慢性的な有害作用が現れることがあります。中性脂肪の合成が亢進され、肝臓に中性脂肪が蓄積されることになり、その結果、脂肪肝となります。さらに、上記の線維化により、肝線維症、肝硬変、肝細胞の破壊によりアルコール性肝炎になることもあります。

〔アルコール性肝障害〕
  • アルコール性脂肪肝
  • アルコール性肝線維症
  • アルコール性肝炎
  • アルコール性肝硬変

※上記ご参照ください

【アルコールの精神疾患】

以前のブログでもお伝えしていますが、アルコール依存症の問題も除外できません。

〔アルコール依存症とは?〕

こアルコールは、上記に示したように脳細胞を抑制し始めます。

アルコール依存は、心理的な依存をコントロールできなくなってしまう状態です。飲みたいという感情をコントロールができなくなる状態、この根底に「否認」という現象が存在しています。飲酒をしている状態を認めようとしない、飲酒をしていても自分は、他の人には迷惑をかけていないという否認です。そして、さらに身体的依存もあらわれます。アルコールなしでは身体的コントロールができなくなってしまうことです。手指振戦、けいれん、アルコール幻覚、振戦朦朧などの症状が現れます。

飲酒は、適量を守ることが大切です。自分の脳をきちんとコントロールできる状態で愉しむことが求められます。健康被害を招く前、悪習慣、依存症となる前にやめる選択をすることを心からお勧めいたします。

※関連ブログ 「健康阻害因子を知る必要性

 

【腹部エコーでいちばんうれしい瞬間とは?!】

生理検査アティテュード®からのメッセージ

健診などでは毎日何十人という人の腹部エコーを行います。その中で、ほとんど半分が脂肪肝というときもよくあります。健診の超音波検査のときは、血液検査まで確認できないのではっきりとは確認していませんが、アルコール性脂肪肝だと思われる人もかなりの人数いるのが現状です。女性は、外見上は、痩せているのに真っ白という肝臓の方もいます。

そんな毎日の超音波検査の中で私が嬉しい瞬間とは…

前回とまったく異なる肝臓に出会ったときです。

脂肪肝に関しては、数字で出るわけではなく、施設内の「基準に基づき、見た目で脂肪肝を判断します。軽度の脂肪肝か高度の脂肪肝か、いくつかの判断基準(超音波所見)ポイントで超音波所見として診断医に報告しています。

〔超音波での脂肪肝の判断は主観、だけれども…〕

脂肪肝か否かは、つまり担当技師の主観で判断されます。そのため、個人差が無いと言えばウソになりますが、同一施設内では、技師間での差が無いようにある程度、施設内でも基準を決めて統一するように努力されています。先に立つものが、新人を指導し、判断基準を指導して統一化しています。

そして、主観ではありますが、超音波医学会での診断基準に準拠して行っていますのでご安心ください。

話を戻しますと、前回と比較して、脂肪肝が改善していたときに出会った時、ほんとうに嬉しいのです。

「昨年と比べて体重とかいかがですか?」この質問に、

「はい、頑張りました!」この瞬間です(^^)

健診で見えられる方には、毎年同じ施設で受診していただくと前回値がありますので、画像も比較することができます。そして、前回の所見と照らし合わせながら超音波検査も勧めていきます。計測したサイズが変化無いかどうか、見え方に変化の有無や、数が増えていないかなど、項目ごと、臓器毎に確認しています。ですから、同じ施設での受診がお勧めしますよ。

 

20日の最終回は、非アルコール性脂肪肝を予定しています。またぜひご訪問ください。

 

 

今日のまとめ

  • アルコールは、肝臓で最優先となる解毒対象となる有害物質です
  • アルコール多飲を継続し続けることで確実に、肝硬変へと移行するが、断酒すれば戻ることもある
  • 自分に合った飲み方を知ろう、適量でアルコールも健康に楽しむことができます

※引用サイト

アルコール 計算式 e-ヘルスネット 飲酒 e-ヘルスネット

 

いよいよスタートしました!

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今週のテーマの関連ブログ

今週テーマブログ

「肝臓の話 脂肪肝」

最近のブログ

『春の体調を理解する』

「大腸の悩ましい疾患を知る」2018.4.2~

「尿と膀胱のきになるあれこれ」 2018.3.26 ~2018.3.30

「胃への気づかい」2018.3.19~

「膵臓の声を聴く」2018.3.12~

 

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代表 かたよし純子 Junchan♪  ※自己紹介はこちらから

臨床検査技師/超音波検査士/健康管理士一般指導員/健康管理能力検定1級

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共同代表 Junko Katayoshi

今日も最後までありがとうございました。

 

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